JPH06150017A - 三次元図形表示装置 - Google Patents

三次元図形表示装置

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JPH06150017A
JPH06150017A JP30407792A JP30407792A JPH06150017A JP H06150017 A JPH06150017 A JP H06150017A JP 30407792 A JP30407792 A JP 30407792A JP 30407792 A JP30407792 A JP 30407792A JP H06150017 A JPH06150017 A JP H06150017A
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Application number
JP30407792A
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English (en)
Inventor
Tooru Sakaihara
徹 酒井原
Toshiharu Kawasaki
敏治 川崎
Toshiyuki Kuwana
利幸 桑名
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】三次元図形表示において、影付き表示や形状の
論理演算表示など表示図形の相互位置関係による表示上
の効果がついた表示を比較的小規模なハ−ドウェアで高
速に実現する。 【構成】CPU1により、表示図形を視点以外の光源の
方向からみた時の位置関係の情報を生成し、この情報を
レンダリングプロセッサ7により拡張Zバッファ11に
格納する。実際に本来の視点からの表示を行う場合に
は、レンダリングプロセッサ7のアドレス生成手段を用
いて、描画画素に対応する拡張Zバッファのアドレスを
求め、このアドレスに格納された情報を読みだす。レン
ダリングプロセッサ7は、この情報に基づいて描画方法
を制御して、影付き表示や形状の論理演算表示を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三次元図形の表示に係わ
り、特に、影付き表示や形状の論理演算付き表示など、
図形相互の位置関係を考慮した表示を高速に実現する図
形表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来例として、ジェイ、チャ−ル
ズ、ホ−ケイド他著、”アルゴリズムフォ アンチエイ
リアスト キャスト シャドウズ” コンピュ−タ&グ
ラフィックス 第9巻 3号( J.CHARLES HOURCADE,"A
LGORITHMS FOR ANTI-ALIASEDCAST SHADOWS",Computer
&Graphics Vol.9 No.3)に記述されているように、光源
と描画の視点とが異なる場合に、まず、光源を視点とし
て、隠面消去を施して描画した画像を作り、この結果の
画像を参照しながら描画の視点からの描画処理を行うこ
とにより、影を表示する方法が提案されている。
【0003】これは次の原理で影を表示しようとするも
のである。図10に示すように、光源100から見た時
の表示図形(図形101,102)同志の前後関係を調
べ、図形102の全体あるいは一部が図形101の影の
中に入るかを決める。図10に示す例では、図形102
の前に図形101があり、図形102の一部は図形10
1の影の中に入る。
【0004】表示処理手順としては、第1の処理(パス
1)で、光源100から見た時の図形101,102の
前後関係により、図形102が図形101の影に入るか
否かを決定する。光源100を視点として描画した時、
隠面消去されずに描画された部分が、光源100からの
光が直接当たり、影に入っていない部分となる。この
際、通常の表示のように図形の色を、表示画像のデータ
を記憶するフレ−ムバッファに書き込む代わりに、図形
の識別情報をフレ−ムバッファとは別のプライオリティ
バッファ(P-buffer)に記憶しておく。
【0005】次に第2の処理(パス2)で、本来の視点
103からの表示処理を行なう。この時には、表示図形
の各画素に対応する、上記プライオリティバッファに記
憶されている図形の識別情報を取りだし、描画処理中の
図形と一致しているかを判定することにより、影の中に
入っているかどうかが分かる。影の中に入っている場合
は、輝度を低くして描画すれば良い。
【0006】しかし、この論文においては、上記の処理
をソフトウェアで実現することを前提とし、方法の提案
がなされているのみであり、表示に時間がかかるという
問題がある。また、表示画素に対応するプライオリティ
バッファのアドレスの具体的な計算方法についても議論
されていない。
【0007】一方、第2の従来例として、特開昭63−
80377号公報記載の断面図描画装置のような技術が
ある。この断面図描画装置は、表示対象範囲の奥行き座
標値、すなわちZ座標値を記憶しておくセクショニング
バッファを設け、三次元図形表示における通常の隠面消
去法であるZバッファによる隠面消去法を用いて表示処
理を行なう時に、セクショニングバッファを参照するこ
とにより、描画対象画素のZ座標値が所定の範囲に入っ
ているかを判定し、入っている場合のみ、実際の描画を
行う。このようにして、所望の奥行き範囲の三次元図形
を表示することを可能とし、結果として、断面を表示す
る装置が考案されている。
【0008】また、第3の従来例として、特開平1−2
00489号公報記載の三次元図形の処理装置のような
技術がある。この処理装置は、Zバッファを拡張するこ
とにより、図形の断面表示、アニメ−ション表示、ピッ
クおよび干渉チェックを可能にしている。
【0009】これらの装置は、表示画面に対応した下記
(1)〜(3)の情報、 (1)Z座標すなわち奥行き座標値 (2)Z座標を含む図のイメ−ジ情報 (3)図形の識別情報 と、これらの情報を記憶する拡張Zバッファと呼ぶべき
バッファを設け、このバッファに記憶している情報を用
いることより、上記機能を有する表示を可能としてい
る。
【0010】さらに、第4の従来例として、高木 伸滋
著、“ビジュアリゼ−ションに性能を発揮するPOWE
RVISONの新技術”(日経CG1990年8月号、
146〜157ペ−ジ)に記述されているような技術が
ある。この技術は、Zバッファよりも優先度の高いステ
ンシルプレ−ンを設けることにより、表示上の乱れを防
止している。すなわち、描画処理におけるZ座標値の補
間の誤差により、いわば台紙となる多角形面上に別の多
角形を表示する際に、台紙上に表示されるべき、多角形
の一部あるいは全部が台紙に隠れてしまうという問題を
解決している。また、形状の論理演算を実行しながら表
示することも可能としている。
【0011】これらの第2の実施例から第4の実施例に
おいては、いずれも、表示画面と上記拡張Zバッファと
はそのままのイメ−ジで対応していることを想定してい
る。すなわち、表示画面上のあるアドレスの画素に対応
する拡張Zバッファ上の画素は、拡張Zバッファ上の同
一アドレスとなることを想定している。しかし、先に説
明した影付け表示用のプライオリティバッファとして拡
張Zバッファを使用しようとしても、表示画面と拡張Z
バッファとのアドレス対応が固定であるので、使用でき
ない。
【0012】また、第5の従来例として、マ−クシ−ガ
ル他、“ファ−スト シャドウズ アンド ライティング
イフェクト ユ−ジング テクスチャ マッピング”(コ
ンピュ−タグラフィックス第26巻2号、1992年7
月(Mark Segal, " FastShadows and Lighting Effects
Using Texture Mapping ", Computer Graphics,Vol.2
6, No.2, July 1992 ))に記載されているようにテクス
チャマッピング機能を用いて、影付け、スポットライト
表現およびスライドの映写表現を実現する装置が考案さ
れている。テクスチャマッピングの基本は、表示画素の
輝度に対して、対応するテクスチャデ−タ値により変化
を加える処理を行うことである。
【0013】一方、拡張Zバッファを用いる方法では、
対応する拡張Zバッファ上の値により、描画対象画素の
描画を止めることも可能であり、形状の論理演算付き表
示のために、図形に所望の穴を開けて、表示することも
出来る。このように、テクスチャマッピング機能を用い
る場合、拡張Zバッファを用いる方法に比較して可能な
表示機能の範囲が狭いという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような第1の従
来例においては、影付け表示をソフトウェアにより実現
しているため、表示に時間がかかるという問題がある。
一方、第2から第4の従来例においては、表示画面と拡
張Zバッファとのアドレス対応が固定で、影付けには用
いられないという問題がある。また、第5の従来例にお
いては、形状の論理演算付き表示が実現できず、機能の
幅が狭いという問題がある。
【0015】また、断面表示や影付けなど、様々な表現
を可能とする三次元図形表示装置を実現するためには、
拡張Zバッファやプライオリティバッファを別々に設け
たとしても、ハ−ドウェアの規模が増大するという問題
がある。
【0016】本発明の目的は、上記拡張Zバッファ機能
とプライオリティバッファ機能を統合し、コンパクトな
ハ−ドウェアにより、従来の断面表示に加えて高速な影
付け表示および形状の論理演算付き表示を可能とする三
次元図形表示装置を実現することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】表示図形に関する形状の
幾何学的情報、位置情報、前記表示図形に関する表面の
色、輝度、模様を示す表示属性情報、光源の位置情報、
および、光源の位置を視点として前記表示図形を表示す
る場合の光源からの位置関係を規定するための位置関係
情報を含む表示図形情報を与えられて記憶する記憶装置
を備え、さらに、視点の位置情報を与えられて、与えら
れた視点からみた表示図形に関する情報を、前記表示図
形情報に対して座標変換および投影処理を行なって算出
する算出手段により求め、算出された情報に基づいて前
記表示図形を描画するための描画手段とを備える三次元
図形表示装置において、光源からの位置関係情報を格納
するバッファを備え、描画手段は、与えられた視点にお
ける各描画画素に対応する、前記バッファにおけるアド
レスを生成するためのアドレス生成手段と、各描画画素
に対し、前記バッファの対応するアドレスに記憶された
情報と、算出手段により算出された情報とに基づいて、
この画素への描画を制御するための描画情報を生成し、
この情報に基づいて描画を制御する画素描画制御手段と
を備えることができる。
【0018】また、表示図形は少なくとも2以上で、各
々の図形を示す識別情報を有し、前記バッファは、光源
からの位置関係情報として、光源の位置からみた場合に
一番手前に見える表示図形の識別情報を格納し、算出手
段は各描画画素に描画すべき表示図形の識別情報を算出
し、画素描画制御手段は、各描画画素毎に、前記バッフ
ァに記憶された図形の識別情報と、算出手段により算出
された識別情報とを比較する比較回路と、この比較回路
により一致していないと判定された場合には画素を影と
して描画し、一致していると判定された場合には画素を
光源からの光線が当たっているとして描画する影付け表
示手段とを備えることもできる。
【0019】さらに、表示図形は少なくとも2以上で、
少なくとも2以上の表示図形は、図形の一部が他の図形
の一部と接合される図形であって、画素描画制御手段
は、影付け表示手段に替えて、比較回路により一致して
いないと判定された場合には、画素上には立体図形が存
在しないように描画し、一致していると判定された場合
には、画素上に図形を描画する接合図形表示手段を備え
ることもできる。
【0020】さらに、前記バッファは二次元のアドレス
空間であり、アドレス生成手段は、算出手段により変換
された座標を入力し線形補間する補間手段と、補間手段
により補間された座標を二次元のアドレスに投影する投
影手段とを備えることもできる。
【0021】
【作用】パス1で、先に述べたように拡張Zバッファに
図形が影の中に入っているか否かを示す情報を作成す
る。すなわち、光源を視点として、拡張Zバッファへ図
形を描画する。この時、Zバッファ法による隠面消去を
行ない、光源からみて手前にある図形の図形識別情報を
書き込む。
【0022】パス2で、本来の視点から見た、図形、す
なわち多角形の描画を行う。この時、この多角形の頂点
に対応する拡張Zバッファの同次座標系での座標を計算
する。多角形内の画素描画処理において、前記拡張Zバ
ッファアドレス生成機構を用いて、描画対象画素の拡張
Zバッファの同次座標系上座標を前記頂点の値から補間
で求め、求めた同次座標系の値を、パ−スペクティブ
デバイド処理により、拡張Zバッファの二次元のアドレ
ス、拡張Zバッファアドレスに変換する。この画素に対
応する拡張Zバッファの内容が自多角形を示していれ
ば、光源からの光がこの多角形に直接照っていることを
示しており、影となっていない場合の輝度で描画する。
拡張Zバッファの内容が自多角形と異なっている場合に
は、他の多角形の影になっており、影の輝度で描画す
る。このような手順で影付の表示が可能となる。
【0023】また、形状の論理演算付き表示としては、
たとえば、表示対象図形に他の図形が組み合わされ、表
示対象図形が、他の図形の部分により切り取られる場合
が考えられる。たとえば、図12(a)に示すように、
2つの円筒1,2が互いに接合する場合、円筒1から接
合部が切り取られて表示される。図12(c)に示すよ
うに、円筒1においては、円筒2が入る丸い穴110が
作られて表示される。
【0024】この穴110の開いた円筒形を円筒1とし
て定義しなおしても良いが、再定義に時間がかかり、ま
た、図形定義も複雑になるので、この状態の円筒1を、
穴の無い円筒1の図形定義のままで表示することを考え
る。
【0025】ここで、円筒1から切り取られる部分は、
円筒2の断面111を円筒1に投影した部分となる。こ
のように、表示対象図形において切り取られる部分は、
他の図形のある部分を表示対象図形に投影した部分とな
ることが多い。
【0026】切り取られる部分は、図12(b)に示す
ように、仮想的に投影方向からの光線を考えた場合に、
この光線により円筒2の断面の影となる部分となる。こ
のようにして、形状の論理演算を影付けの問題に変換す
ることが出来る。影の部分を描画しなければ、この部分
を切り取った表示が可能である。
【0027】この方法においては、投影される断面の影
となる部分をすべて切り取ると、円筒2が円筒1を貫通
してしまうという問題があるが、円筒1を円筒2とが接
合する可能性のある部分とそうでない部分とに分け、可
能性の有る部分でのみ、上記処理を行い、明らかに接合
しない部分は通常の表示を行えば良い。
【0028】なお、一般的な三次元表示処理手順、Zバ
ッファによる隠面消去、DDA、同次座標系、パ−スペ
クティブデバイドおよび形状の論理演算については、フ
ォリ−他著、コンピュ−タグラフィッックス アディソ
ン−ウェスリ パブリッシング カンパニ 1990年
刊(James D. Foley, "Computer Graphics", Addison-W
esley Publising Company, 1990)を参照されたい。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図13を用
いて説明する。
【0030】図13に、本発明を実現するシステムの全
体構成を示す。
【0031】このシステムは、CPU1、主メモリ・シ
ステムバス制御2、主メモリ3、システムバス4、グラ
フィックバス制御5、グラフィックバス6、レンダリン
グプロセッサ7、フレ−ムバッファ8、Zバッファ9、
テクスチャバッファ10、拡張Zバッファ11、DAC
12、モニタ13、キーボード・マウス等の入力装置1
4から構成される。
【0032】システムバス4には、主メモリ・システム
バス制御2、グラフィックバス制御5、入力装置14が
接続される。バス制御2には、CPU1、主メモリ3が
接続される。バス制御5には、グラフィックバス6を介
して、レンダリングプロセッサ7、バッファ類(フレ−
ムバッファ8、Zバッファ9、テクスチャバッファ1
0、拡張Zバッファ11)、DAC12が接続される。
また、プロセッサ7とバッファ類、バッファ類とDAC
12とが接続され、DAC12にはモニタ13が接続さ
れる。
【0033】CPU1は、三次元図形表示のために、座
標変換、クリッピング、輝度計算などの表示処理や、レ
ンダリングプロセッサ7やフレ−ムバッファ8、Zバッ
ファ9、テクスチャバッファ10、拡張Zバッファ1
1、DAC12(Digital-to-Analog Convertor)の制
御などシステム全体の制御を行う。
【0034】主メモリ・システムバス制御2は、CPU
1の主メモリ3へのアクセスの制御およびシステムバス
4の制御を行う。システムバス4は、CPU1および主
メモリ3とグラフィックバス制御5との間で、デ−タや
制御信号の転送を行う。また、その他の入出力装置(図
示せず)と、CPU1、主メモリ3とを接続する。
【0035】グラフィックバス制御5は、CPU1およ
び主メモリ3間で、デ−タや制御信号の授受を行う他、
グラフィックバス6を制御する。グラフィックバス6
は、グラフィックバス制御5経由して、CPU1、主メ
モリ3とレンダリングプロセッサ7、バッファ類(フレ
−ムバッファ8、Zバッファ9、テクスチャバッファ1
0、拡張Zバッファ11)およびDAC12間で、デ−
タや制御信号を転送する。 レンダリングプロセッサ7
は、CPU1からの指示により、フレ−ムバッファ8に
線分等を描画する。フレ−ムバッファ8は、モニタ13
に表示する画像を記憶する。Zバッファ9は、隠面消去
のために用いられる。テクスチャバッファ10は、テク
スチャマップするテクスチャデ−タを記憶する。拡張Z
バッファ11は、本発明の中核をなすもので、従来技術
に示した拡張Zバッファやプライオリティバッファのよ
うに断面のZ座標値や影付けのための図形の相互位置に
関する情報を記憶する。DAC12は、フレ−ムバッフ
ァ8から所定の周期でフレ−ムバッファ上の画像情報
(ディジタル情報)を読みだし、アナログ情報に変換し
てモニタ13に送り、表示する。
【0036】多角形の影付け表示処理手順を図1,図2
に示す。
【0037】図1に、第1の処理(パス1)、すなわ
ち、拡張Zバッファ11へ、図形が他の図形の影の中に
入っているかを示す情報を作成する処理の手順のフロ−
チャ−トを示す。
【0038】この処理は、大半がCPU1により実行さ
れるが、ステップ203の処理ではCPU1がシステム
バス4、グラフィックバス6を経由してレンダリングプ
ロセッサ7にコマンド処理パラメ−タを送り、レンダリ
ングプロセッサ7にて実際の処理がなされる。
【0039】ステップ200においては、光源位置を視
点とした、多角形の頂点座標の座標変換処理が行われ
る。ステップ201においては、この多角形が表示範囲
の外にあるかどうかを判定し、もし外にあれば、以降の
処理を行なわない。多角形の一部が外にある場合には、
外に出ている部分を切り取る処理(クリッピング処理)
が行われる。ただし、この時、表示範囲の外であって
も、いわゆる前面クリップは行なわず、光源に近い図形
は残し、これらの影が表示範囲内の図形に反映されるよ
うにする。
【0040】ステップ202においては、画面の座標系
変換された多角形を、多角形内の水平線分、すなわち、
スパンに分解する。
【0041】ステップ203においては、このスパンを
拡張Zバッファ11に描画する。この時、Zバッファ1
0を用いて隠面消去を行ない、図形識別番号を描画す
る。
【0042】ステップ204においては、全スパンの描
画を終了したかを判定し、終了していなければ、ステッ
プ203の処理を繰り返す。
【0043】第2の処理(パス2)、すなわち、本来の
視点(描画の視点)から図形の描画を行なう処理の手順
を示すフローチャートを、図2に示す。
【0044】図2(a)に、パス2のうちの、影の中に
入っていない部分の描画処理(パス2−1)の手順を示
す。この処理は、パス1と同様に、大半がCPU1にて
処理されるが、ステップ215の処理では、CPU1が
レンダリングプロセッサ7にコマンド処理パラメ−タを
送り、レンダリングプロセッサ7にて実際の処理がなさ
れる。
【0045】ステップ210においては、本来の視点位
置での多角形の頂点座標および頂点法線ベクトルの座標
変換処理が行われる。ステップ211においては、光源
情報、すなわち、光源からの光と、光源以外のバックグ
ランドからの光である周囲光の色と強度、反射係数およ
び法線ベクトルを用いて、光の反射式による輝度計算が
行われる。
【0046】ステップ212においては、前記多角形の
頂点に対応する、拡張Zバッファ11の同次座標系の座
標値が計算される。これは、パス1での座標変換とパス
2−1での座標変換とから求めることができる。この詳
細は後に説明する。
【0047】ステップ213においては、前記多角形に
おいて表示範囲の外に出た部分を切り取る処理(クリッ
ピング処理)が行われる。
【0048】ステップ214においては、先に述べたよ
うに多角形をスパンに分解する。描画すべきスパンの端
点の情報、すなわち、両端点のフレ−ムバッファの座
標、拡張Zバッファの座標、テクスチャマッピングを行
なう場合はテクスチャバッファの座標および光の反射よ
るRGB輝度を、それぞれの頂点の値から線形補間で求
める。
【0049】またDDAのためのRGB輝度増分、Z座
標増分、拡張Zバッファ座標増分およびテクスチャ座標
増分を求める。
【0050】ステップ215においては、これらスパン
に関する情報と、描画対象図形識別番号および、影の中
の場合に描画しないモ−ドであることをレンダリングプ
ロセッサ7に設定し後、スパン描画を行なう。すなわ
ち、スパンのうち、影の中でない部分は光源からの光が
当たった輝度で描画され、影の部分は描画されない。
【0051】ステップ216においては、全スパンの描
画が終了したかを判定し、終了していない場合は、ステ
ップ215へ戻り、処理を繰り返す。
【0052】このように、多角形の描画画素毎に、拡張
Zバッファ11に記憶されている図形識別番号と描画中
の図形識別番号とを比較し、一致しないとき、すなわ
ち、影の中の場合は、描画されないことになる。
【0053】図2(b)に、パス2のうちの、影の中に
入っている部分の描画処理(パス2−2)の手順を示
す。
【0054】パス2−1の処理手順とほぼ同一である
が、ステップの輝度計算では、影の中の場合の輝度を計
算する。即ち、光源からの光は考慮せず、バックグラン
ドの光であるいわゆる周囲光だけで輝度を計算する。
【0055】また、ステップ225においては、影に入
っている場合、すなわち、前記多角形の図形識別番号
と、拡張Zバッファ11の該当するアドレスに記憶され
ている値とが異なっている場合に、その画素を描画する
モ−ドをレンダリングプロセッサ7に設定して、スパン
描画を行なうようにする。
【0056】このようにすることにより、影の中に入っ
ている場合は周囲光だけの輝度で、影の中に入っていな
い場合は光源と周囲光と両方による輝度で、描画するこ
とが可能になる。
【0057】これらの処理、すなわち、座標変換、クリ
ッピング処理、シェ−ディング処理、多角形をスパンに
分解して描画すること、Zバッファによる隠面消去に関
しては、三次元図形表示処理では広く一般的に行われて
いることであり、詳細に関しては、前記フォ−リ他によ
る著書を参照されたい。
【0058】次に、多角形頂点および描画画素に対応す
る拡張Zバッファアドレスの計算方法について、図10
を用いて説明する。
【0059】まず、本来の視点での表示における座標変
換は、次の手順で行われる。モデリング座標系MCで定
義された図形は、世界座標系WC、ビュ−イング座標系
VRC、正規化投影座標系NPC、スクリ−ン座標系S
Cに変換され、最後にパ−スペクティブデバイド(Pers
pective Divide)により表示画面に対応するデバイス座
標系DCに変換される。デバイス座標系に変換されるま
では、同次座標系で変換処理がなされる。
【0060】一方、光源を視点とする場合は、モデリン
グ座標系MCで定義された図形は、世界座標系WC、照
明座標系LC、正規化投影照明座標系NPLC、拡張Z
バッファ座標系EZCに変換され、最後にパ−スペクテ
ィブデバイド(PerspectiveDivide)により拡張Zバッ
ファに対応する拡張デバイス座標系EDCに変換され
る。本来の視点による表示と同様に、拡張デバイス座標
系EDCに変換されるまでは、同次座標系で変換処理が
なされる。
【0061】ここで、スクリ−ン座標系SCから拡張Z
バッファ座標系EZCへの変換を考えると、スクリ−ン
座標系SCから世界座標系WCへ逆変換し、その後、世
界座標系WCから拡張デバイス座標系EDCに変換すれ
ばよい。この変換は、4x4のマトリクスMszにより表
される。すなわち、スクリ−ン座標系SCの点(xs
s,zs,ws)はマトリクスMszにより拡張Zバッフ
ァ座標系EZC(xez,yez,zez,wez)に変換され
る。
【0062】 [xez,yez,zez,wez]=[xs,ys,zs,ws]*Msz …式(1 ) ここで、デバイス座標系DC(Xd,Yd,Zd)は、ス
クリ−ン座標系SC(xs,ys,zs,ws)より次のよ
うに求められる。
【0063】Xd=xs/ws …式(2) Yd=ys/ws …式(3) Zd=zs/ws …式(4) ここで、ws=1に固定すると、式(1)はつぎの式
(5)のようになり、 [xez,yez,zez,wez]=[Xd,Yd,Zd,1]*Msz …式(5) すなわち、デバイス座標系DC(Xd,Yd,Zd)から
拡張Zバッファ座標系EZC(xez,yez,zez
ez)に線形に変換される。
【0064】すなわち、デバイス座標系DC上のスパン
上の画素が一画素ずれた場合、画素の位置によらず、一
定の値だけ拡張Zバッファ座標系EZCがずれることに
なり、DDAによりスパン上の画素に対応する拡張Zバ
ッファ座標が計算できることになる。先に述べたように
この拡張Zバッファ座標系EZCに、パ−スペクティブ
デバイド(Perspective Divide)を施すことにより、拡
張デバイス座標系EDC(U,V,W)に変換される。
【0065】U=xez/wez …式(6) V=yez/wez …式(7) W=zez/wez …式(8) 従って、上記の図2(a)のステップ212、および、
図2(b)のステップ222においては、多角形の頂点
に対応する、拡張Zバッファ座標(EZC座標)を計算
すれば良い。
【0066】以下、レンダリングプロセッサ7における
線分描画処理について詳細に説明する。
【0067】図1に示したレンダリングプロセッサ7の
全体ブロック図を、図3に示す。
【0068】グラフィックバスインタフェ−ス71は、
グラフィックバス6とレンダリングプロセッサ7とを結
合する。シ−ケンサ72は、DDA部73で発生する画
素の数の管理などを行ない、レンダリングプロセッサ7
の動作を制御する。
【0069】DDA部73は以下の値を計算する。 (1)該当スパン上の画素のデバイス座標系DC
(Xd,Yd,Zd)座標値。 (2)輝度(R,G,B,α、すなわち、RGB輝度お
よび不透明度を示すα)。 (3)拡張デバイス座標(U,V,W)、ここではU,
Vのみを使用し、これらを拡張Zバッファアドレス
(U,V)と呼ぶこととする。 (4)テクスチャ座標(s,t)。
【0070】ソ−スバッファ75には、テクスチャバッ
ファ10および拡張Zバッファ11の該当アドレスの値
が取り込まれる。
【0071】輝度ブレンド部74は、DDA部73から
のRGB輝度とソ−スバッファ75に取り込まれている
該当テクスチャデ−タを混合する。この結果は、該当デ
ィスティネ−ションバッファ76、フレ−ムバッファイ
ンタ−フェ−ス77経由でフレ−ムバッファ8の該当ア
ドレスに書き込まれる。また、輝度ブレンド部74は、
Zバッファ9および拡張Zバッファ11の更新値を生成
し、それぞれに書き込む。
【0072】また、輝度ブレンド部74は、拡張Zバッ
ファ11に記憶されている値と指定された値とを比較し
て、この結果により、描画を抑止したり、RGB輝度を
減衰させたりすることができる。例えば、拡張Zバッフ
ァ11に記憶されている図形識別番号と描画中の図形の
識別番号とを比較し、一致したら描画を行い、不一致な
らば描画を行わない制御を行うことができる。この比較
方法、および比較結果による処理の選択および拡張Zバ
ッファ11の更新処理について、図7から図9の表に示
す。詳細は後に説明する。
【0073】また、必要ならば、混合により得られた値
と、フレ−ムバッファ8の書き込み箇所の書き込み前の
値とを加算するなどの演算を施して書き込むこともでき
る。
【0074】ディスティネ−ションバッファ76は、輝
度ブレンド部74の出力をフレ−ムバッファ8、Zバッ
ファ9、拡張Zバッファ11へ書き込むためのバッファ
として使用される。この他、描画対象画素の書き込み前
のフレ−ムバッファ8やZバッファ9の値を保持する。
【0075】フレ−ムバッファインタフェ−ス77は、
DDA部73から画素座標(Xd,Yd,Zd)により、
フレ−ムバッファ8およびZバッファ9の該当する箇所
の値を、ディスティネ−ションバッファ76に取り込
む。また、デスティネ−ションバッファ76内の輝度あ
るいはZ座標を、フレ−ムバッファ8あるいはZバッフ
ァ9の該当箇所に書き込む。
【0076】また、フレ−ムバッファインタフェ−ス7
7は、DDA部73から出力されるテクスチャ座標
(s,t)によりテクスチャバッファ10の該当アドレ
スの値、拡張Zバッファアドレス(U,V)により拡張
Zバッファ11の値を読みだし、ソ−スバッファ75に
取り込む。
【0077】以降に、レンダリンプロセッサ7の各部の
詳細構成を説明する。
【0078】図4に、DDA部73のブロック図を示
す。
【0079】DDA部73は、(1)Xdd用DDA7
31、(2)st用DDA732、(3)Zd用DDA
733、(4)RGBα用DDA734、(5)xez
ez用DDA735、(6)wez用DDA736、(7)
乗算器737および(8)逆数演算器738からなる。
これらはそれぞれ、(a)発生画素座標計算のため、
(b)マッピングするテクスチャのテクスチャ座標発生
のため、(c)発生画素のZ座標発生のため、(d)R
GBα(RGB輝度および透明度示すα値)計算のた
め、(e)上記xezez用DDA735から逆数演算器
738は拡張Zバッファアドレス、すなわちUV座標計
算のために用いられる。ここで、上記xezez用DDA
735から逆数演算器738が、先に述べた拡張Zバッ
ファアドレス生成機構の一実現例にあたる。
【0080】ここで、特にUV座標の計算において、拡
張Zバッファ座標系EZC(xez,yez,zez,wez
のうちのxez,yez,wezがDDAにより線形補間で求
められ、発生画素毎に除算を実行して拡張Zバッファア
ドレスUVを計算するため、透視変換の非線形性による
誤差を生じないことに注意されたい。
【0081】このようにして、スパン描画に必要となる
各画素に関する各種座標および輝度情報が生成されるこ
とが分かる。
【0082】図5に、輝度ブレンド部74のブロック図
を示す。
【0083】輝度ブレンド部74は、テクスチャ合成部
741、αブレンド部742、ラスタオペレ−ション部
743、Z比較部744および拡張Z判定部745から
なる。
【0084】テクスチャ合成部741では、ソ−スバッ
ファ75(図3参照)からのテクスチャデ−タと、DD
A部73(図3参照)からのRGBα輝度を所定の方法
により混合し、αブレンド部742に送る。
【0085】αブレンド部742では、いわゆるαブレ
ンドを行う。すなわち、書き込もうとするRGBα輝度
と、フレ−ムバッファ8(図13参照)に記憶されてい
たRGBα輝度とを、α値により定まる割合で混合す
る。また、影の中にある部分を暗く表示するための他、
拡張Zバッファのサンプリングによるエイリアス(不自
然なギザギザ状の表示)を軽減するためのフィルタリン
グ機能を実現するため、拡張Z判定部745の指示によ
り、輝度を減衰させる。このフィルタリング機能につい
ては後に説明する。
【0086】ラスタオペレ−ション部743は、いわゆ
るラスタオペレ−ション処理を行う。また、隠面消去の
ためにZ比較器744の出力を、影付けなど拡張Zバッ
ファ11を用いた処理のために拡張Z判定部745の出
力を用いて、画素の書き込みを止める処理を行う。
【0087】Z比較器744は、DDA部73で生成さ
れたZ座標値とZバッファ9(図13参照)に記憶され
ているZ座標とを比較し、所定の条件が満足されない場
合は、ラスタオペレ−ション部743に画素の書き込み
の抑止を指示する。
【0088】拡張Z判定部745は、CPU1(図13
参照)より設定された指定拡張Z値(図形識別番号)と
拡張Zバッファ11(図13参照)の値を比較し、この
結果により、ラスタオペレ−ション部743に画素の書
き込みの抑止を指示したり、αブレンド部742に輝度
の減衰を指示する。
【0089】図6に、拡張Z判定部745の詳細構成を
示す。拡張Z判定部745は、指定拡張Z値と拡張Zバ
ッファ11上の値(すなわち拡張Z値)とを比較する拡
張Z値比較部7453、この比較結果をフィルタリング
(後に詳述する)する比較結果フィルタ7452、およ
び、フィタリングされた比較結果によりラスタオペレ−
ション部743(図5参照)あるいはαブレンド部74
2に指示を出す処理判定部7451から成る。
【0090】拡張Z値比較部7453は、比較方法を定
める比較モ−ドレジスタ7453a,拡張Zバッファの
更新方法を定める更新モ−ドレジスタ7453b,指定
拡張Z値を保持する指定拡張Z値レジスタ7453cを
含む。
【0091】拡張Z値比較部7453の機能の詳細は、
比較モ−ドについては図7の表、更新モ−ドについては
図9の表に示すとうりである。図8の表に判定モ−ドを
示す。
【0092】比較モ−ドにおいては、指定拡張Z値と拡
張Zバッファ上の値との大小関係を調べ、比較モ−ドで
指定した条件が成立しているかを判定する。この結果、
すなわち、条件成立の場合は“1”、不成立の場合
“0”の値を、ここでは条件成立値と呼ぶことにする。
この条件成立値を比較結果フィルタ7452に送る。な
お、比較モ−ドには常には成立および常に不成立モ−ド
も設けてある。
【0093】更新モ−ドにおいては、次の場合毎に拡張
Zバッファの更新処理を定める。(1)拡張Z値比較条
件不成立。(2)拡張Z値比較条件成立かつZバッファ
比較不成立。(3)拡張Z値比較条件成立かつZバッフ
ァ比較条件成立。ここで、Zバッファ比較条件とは、い
わゆる隠面消去のためのもので、描画しようとする画素
のZ値と、Zバッファに記憶されているz値とを比較し
て、描画すべきと判定されたとき成立とする。
【0094】更新モ−ドとしては、そのままの値で残
す、0クリアする、指定拡張Z値とする、1だけ加え
る、1だけ差し引く、および、ビット反転するの6つの
モ−ドを設ける。
【0095】比較結果フィルタ7452は、エイリアス
防止のため、フィルタリングモ−ドレジスタ7452a
に設定されたモ−ドにより、条件成立値のフィルタリン
グ処理を行う。ここでは、フィタリングを行わないモ−
ドと、いわゆるパ−センテ−ジクロ−ザフィルタリング
を行うモ−ドとを設ける。パ−センテ−ジクロ−ザフィ
ルタリング(Percentage closer filtering)は、描画画
素に対応する拡張Zバッファアドレスの近傍の複数個の
拡張Zバッファ画素との比較を繰り返し行い、条件が成
立した割合で処理を判定するものである。
【0096】ここでは、近傍の複数個の拡張Zバッファ
画素での平均、あるいは、拡張Zバッファアドレスと近
傍の拡張Zバッファ画素との中心との距離の近さを重み
とした、条件成立値の加重平均をとっても良い。後者の
詳細を、図11を用いて説明する。ここで、Pは拡張Z
バッファの画素、画素中央の丸は画素中心を示す。Q
(U,V)は、DDA部73(図3参照)から出力され
た拡張Zバッファアドレスが指す点を示している。Q
(U,V)の最隣接画素Pij(の中心)からの偏差をp
(水平方向),q(垂直方向)とし、隣接4画素の条件
成立値をそれぞれ、Iij,Ii,j+1,Ii-1,j,Ii-1,
j+1とすると、フィルタリング結果の条件成立値Iは、
図11の式(9)に示したものとなる。
【0097】パ−センテ−ジクロ−ザフィルタリング
(Percentage closer filtering)についは、ウィリアム
ティ リ−ブス他、”レンダリング アンチエイリア
ストシャドウズ ウィズ デプス マップス”、コンピ
ュ−タ グラフィックス、第21巻、4号、1987年
(William T. Reeves, "Rendering AntialiasedShadows
with Depth Maps",Computer Graphics, Vol.21,No.4,1
987)を参照されたい。
【0098】図6に戻ると、処理判定部7451は、C
PU1により設定された判定モ−ドレジスタ7451a
の内容と、比較結果フィルタ7452の出力の条件成立
値により処理の判定を行う。この判定結果により、αブ
レンド部742(図5参照)に対しては輝度減衰値を、
ラスタオペレ−ション部743(図5参照)に対しては
描画抑止指示を送出する。図8の表に示したとうり、拡
張Z値判定モ−ドとしては、抑止モ−ドと変調モ−ドと
を設ける。
【0099】抑止モ−ドでは、拡張Z値条件比較が不成
立の場合には描画を抑止する。成立時には描画を許す
が、Z比較器744(図5参照)でのZ値比較結果によ
り、描画が抑止されている時は、これに従う。フィルタ
リング有の場合は、フィルタリングして得られた条件成
立値が、判定閾値レジスタ7451bの値より不成功側
にある時、描画を抑止する。
【0100】変調モ−ドでは、フィルタリングなしの場
合、拡張Z値条件比較が成立時には変調値レジスタ74
51cの値が、不成立時には変調レジスタ7451dの
値がαブレンド部742(図5参照)に送られて、これ
らの値により、テクスチャ合成部741の出力輝度が変
調、すなわち、乗じられる。
【0101】フィルタリング有の場合は、フィルタリン
グ出力の条件成立値で変調値レジスタ7451cの値と
変調値レジスタ7451dの値とを混合した値で、輝度
の変調を行う。すなわち、フィルタリング出力の条件成
立値をIf、変調値レジスタ17451cの値αt、変調
レジスタ27451dの値αnとすると、式(10)に
示したα値をαブレンド部742に送り、輝度を変調す
る。 α=If*αt+(1−If)*αn …式(10) ここで、*は乗算を示す。
【0102】以上説明した三次元図形表示装置により、
影付け表示処理が実行されることを、再度図1,図2の
フロチャ−トを用いて説明する。
【0103】図1のフロチャ−トにおいて、パス1の処
理ステップ203においては、レンダリングプロセッサ
7に対して次のようにパラメ−タを設定すれば良い。
【0104】DDA部73(図3参照)には、描画スパ
ンの両端の座標など、先に述べたスパンに関する一連の
パラメ−タを設定する。
【0105】Z比較器744(図5参照)には、隠面消
去指定を設定する。
【0106】拡張Z判定部745には、下記パラメ−タ
を設定すれば良い。 (1)比較モ−ドレジスタ7453(図6参照)に“A
Y”(図7参照)、すなわち、常に成立を設定。 (2)更新モ−ドレジスタ7453bに対して、Zバッ
ファ比較および拡張Zバッファ比較条件が成立の場合は
“replace”、指定拡張Z値を拡張Zバッファに書き込
むモ−ドに、その他の場合は“keep”を設定。 (3)描画対象多角形の図形識別番号を、指定拡張Z値
レジスタ7453cに設定。 (4)フィルタモ−ドレジスタ7452aに“フィルタ
なし”を設定。 (5)判定モ−ドレジスタ7451aに“抑止モ−ド”
を設定。
【0107】以上のようにレンダリングプロセッサ7を
制御することにより、先に述べたように、拡張Zバッフ
ァ11に隠面消去を実行しながら、書き込み値を図形識
別番号として、対象スパンを描画することができる。
【0108】図2(a)に示すパス2−1においては、
処理ステップ215において、レンダリングプロセッサ
7に対して次のようにパラメ−タを設定すれば良い。
【0109】DDA部73には、描画スパンの両端の座
標や、影でない場合の輝度など、先に述べたスパンに関
する一連のパラメ−タを設定する。
【0110】Z比較器744には、隠面消去指定を設定
する。
【0111】拡張Z判定部745には、次のパラメ−タ
を設定する。 (1)比較モ−ドレジスタ7453aに“EQ”(図7
参照)、すなわち、一致時に成立を設定。 (2)更新モ−ドレジスタ7453bに対して、全ての
場合に”keep”を設定。 (3)描画対象多角形の図形識別番号を指定拡張Z値レ
ジスタ7453cに設定。 (4)フィルタモ−ドレジスタ7452aに、“フィル
タなし”を設定。 (5)判定モ−ドレジスタ7451aに、“抑止モ−
ド”を設定。
【0112】以上のようにレンダリングプロセッサ7を
制御することにより、先に述べたように、フレ−ムバッ
ファ8に隠面消去を実行しながら、影の中に入らない部
分への書き込み値として影でない場合の輝度で、対象ス
パンを描画することができる。
【0113】図2(b)に示すパス2−2においては、
処理ステップ225において、レンダリングプロセッサ
7に対して次のようにパラメ−タを設定すれば良い。
【0114】DDA部73には、描画スパンの両端の座
標や影の中の輝度など、先に述べたスパンに関する一連
のパラメ−タを設定する。
【0115】Z比較器744には、隠面消去指定を設定
する。
【0116】拡張Z判定部745には、次のようにパラ
メ−タを設定すれば良い。 (1)比較モ−ドレジスタ7453に”NE”、不一致
時に成立を設定。 (2)更新モ−ドレジスタ7453bに対して、全ての
場合に”keep”を設定。 (3)描画対象多角形の図形識別番号を指定Z値レジス
タ7453cに設定。 (4)フィルタモ−ドレジスタ7452aに”フィルタ
なし”を設定。 (5)判定モ−ドレジスタ7451aに”抑止モ−ド”
を設定。
【0117】以上のようにレンダリングプロセッサ7を
制御することにより、先に述べたように、フレ−ムバッ
ファ8に隠面消去を実行しながら、影の中の部分への書
き込み値として影の中の場合の輝度で、対象スパンを描
画することができる。
【0118】なお、フィルタリングを行う場合は、フィ
ルタモ−ドレジスタ7452aに“パ−セテ−ジクロ−
ズフィルタ”を指定し、判定モ−ドレジスタ7451a
に“変調モ−ド”を指定し、変調値レジスタ7451c
に“1”、変調レジスタ7451dに“0”を設定し、
パス2−1の描画結果の画像と、パス2−2の結果とを
重ね合わせれば良い。
【0119】また、次のようにすることにより、パス2
−1とパス2−2とを一度に実行し、簡易な影付け表示
を実現することも可能である。すなわち、パス2−1に
おいて、拡張Z値判定部745を次のように設定して実
行する。 (1)比較モ−ドレジスタ7453に“EQ”、すなわ
ち一致時に条件成立を設定する。 (2)更新モ−ドレジスタ7453bに対して、全ての
場合に“keep”を設定する。 (3)描画対象多角形の図形識別番号を、指定拡張Z値
レジスタ7453cに設定する。 (4)フィルタモ−ドレジスタ7452aに、“フィル
タなし”、あるいは、“パ−セテ−ジクロ−ズフィル
タ”を設定する。 (5)判定モ−ドレジスタ7451aに、“変調モ−
ド”を設定する。 (6)変調値レジスタ7451cに“1”を設定する。 (7)変調レジスタ7451dに、影の中の場合の輝度
減衰値、たとえば、“0.3”を設定する。
【0120】ただし、この場合、影の中の輝度は、光源
からの光が当たっているとした輝度を一定の割合で減衰
させたものであり、本来の周囲光だけによるの輝度とは
異なる。
【0121】一方、影付け以外に拡張Zバッファを用い
ることができる。例えば、先にのべたように、円筒形の
胴の部分に別の円筒が組み合わされる穴を明けて表示す
る場合は、図12に示すように、組み合わされる円筒の
長手軸方向からの平行光源による円筒の断面の影の部分
を描画しなければ良い。これは、従来の座標変換機構を
もたない拡張Zバッファにおいては実現できない。従来
の方法で表示しようとすると、いわば、表示画面上でマ
スキングを行うことになり、視点から見えている部分
は、全て、表示されなくなる。すなわち、図12で穴を
開けたことにより、円筒の裏面が見えるようになるが、
従来の方法では、本来見えるはずの裏面も切り取られて
しまう。
【0122】このように、拡張Zバッファアドレス生成
機構をもつ本発明の拡張Zバッファにより、図形相互の
位置的関係を考慮した表示が可能となる。
【0123】なお、拡張Zバッファアドレス生成機構
で、描画画素と相対的に同一のアドレスを生成するよう
にDDA部73に対してパラメ−タを与えるか、フレ−
ムバッファのアドレスをそのまま拡張Zバッファアドレ
スとすれば、従来の拡張Zバッファを用いた表示も可能
である。
【0124】なお、上記実施例では、描画画素に対応す
る拡張Zバッファアドレス、すなわち、拡張デバイス座
標を算出するのに、まず、同次座標系、すなわち、拡張
Zバッファ座標系上でスパンの両端の値から補間により
同座標値を求め、画素毎のパ−スペクティブデバイド処
理により実際の拡張Zバッファアドレスを求めている。
ここで、多角形が充分小さい場合は、同次座標系を用い
て、補間をしなくとも、誤差は僅かであり、スパン両端
の拡張Zバッファアドレスから線形に補間しても良い。
だだし、多角形が大きく、上記誤差が限界以上になって
しまう場合には、多角形を小さい多角形に分割する必要
がある。
【0125】
【発明の効果】本発明により、比較的小規模なハ−ドウ
ェアで、影付けや形状の論理演算などの処理を施した表
示を高速に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】影付き三次元図形表示手順を示すフロ−チャ−
トの図。
【図2】影付き三次元図形表示手順を示すフロ−チャ−
トの図。
【図3】レンダリンプロセッサのブロック図。
【図4】DDA部のブロック図。
【図5】輝度ブレンド部のブロック図。
【図6】拡張Z判定部のブロック図。
【図7】拡張Z値の比較モ−ドを示す表を示す図。
【図8】拡張Z値判定モ−ドを示す表を示す図。
【図9】拡張Zバッファ更新モ−ドを示す表を示す図。
【図10】影付き表示方法の説明図。
【図11】条件成立値の一フィタリングの方法の説明
図。
【図12】形状の論理演算表示の説明図。
【図13】システムの全体ブロック図。
【符号の説明】
1…CPU、2…主メモリ・システムバス制御、3…主
メモリ、4…システムバス、5…グラフィックバス制
御、6…グラフィックバス、7…レンダリングプロセッ
サ、8…フレ−ムバッファ、9…Zバッファ、10…テ
クスチャバッファ、11…拡張Zバッファ、12…DA
C、13…モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑名 利幸 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示図形に関する形状の幾何学的情報、位
    置情報、前記表示図形に関する表面の色、輝度、模様を
    示す表示属性情報、光源の位置情報、および、光源の位
    置を視点として前記表示図形を表示する場合の光源から
    の位置関係を規定するための位置関係情報を含む表示図
    形情報を与えられて記憶する記憶装置を備え、さらに、
    視点の位置情報を与えられて、与えられた視点からみた
    表示図形に関する情報を、前記表示図形情報に対して座
    標変換および投影処理を行なって算出する算出手段と、
    算出された情報に基づいて前記表示図形を描画するため
    の描画手段とを備える三次元図形表示装置において、 前記光源からの位置関係情報を格納するバッファを備
    え、 前記描画手段は、 与えられた視点における各描画画素に対応する、前記バ
    ッファにおけるアドレスを生成するためのアドレス生成
    手段と、 前記各描画画素に対し、前記バッファの対応するアドレ
    スに記憶された情報と、前記算出手段により算出された
    情報とに基づいて、この画素への描画を制御するための
    描画情報を生成し、この情報に基づいて描画を制御する
    画素描画制御手段と、 を備えることを特徴とする三次元図形表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 表示図形は少なくとも2以上で、各々の図形を示す識別
    情報を有し、 前記バッファは、前記光源からの位置関係情報として、
    前記光源の位置からみた場合に一番手前に見える表示図
    形の識別情報を格納し、 前記算出手段は、各描画画素に描画すべき表示図形の識
    別情報を算出し、 前記画素描画制御手段は、 各描画画素毎に、前記バッファに記憶された図形の識別
    情報と、前記算出手段により算出された識別情報とを比
    較する比較回路と、 前記比較回路により一致していないと判定された場合に
    は前記画素を影として描画し、一致していると判定され
    た場合には前記画素を前記光源からの光線が当たってい
    るとして描画する、影付け表示手段と、 を備えることを特徴とする三次元図形表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 表示図形は少なくとも2以上で、前記少なくとも2以上
    の表示図形は、図形の一部が他の図形の一部と接合され
    る図形であって、 前記画素描画制御手段は、前記影付け表示手段に替え
    て、 前記比較回路により一致していないと判定された場合に
    は、前記画素上には前記図形が存在しないように描画
    し、一致していると判定された場合には、前記画素上に
    前記立体図形を描画する接合図形表示手段を備えること
    を特徴とする三次元図形表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記バッファは、二次元のアドレス空間であり、 前記アドレス生成手段は、 前記算出手段により変換された座標を入力し、線形補間
    する補間手段と、 前記補間手段により補間された座標を、二次元のアドレ
    スに投影する投影手段と、 を備えることを特徴とする三次元図形表示装置。
  5. 【請求項5】表示図形に関する形状の幾何学的情報、位
    置情報、前記表示図形に関する表面の色、輝度、模様を
    示す表示属性情報、光源の位置情報、および、光源の位
    置を視点として前記表示図形を表示する場合の光源から
    の位置関係を規定するための位置関係情報を含む表示図
    形情報を与えられて記憶する記憶装置と、視点の位置情
    報を与えられて、与えられた視点からみた表示図形に関
    する情報を、前記表示図形情報に対して座標変換および
    投影処理を行なって算出する算出手段とを備えて、 前記記憶装置および算出手段により構成される制御系
    と、 前記算出手段により算出された情報に基づいて前記表示
    図形を描画するための描画手段とを含む描画系と、 を備える三次元図形表示装置において、 前記描画系は、 前記表示属性情報を格納するための第1のバッファと、 前記位置情報のうちの奥行き情報を格納するための第2
    のバッファと、 前記位置関係情報を格納するための第3のバッファと、 前記算出手段により算出された情報と、前記第1、第
    2、第3のバッファに格納された情報とに基づいて画像
    データを生成するためのレンダリングプロセッサと、 前記レンダリングプロセッサにより生成された画像デー
    タを格納するためのフレームバッファと、 前記フレームバッファに格納された画像データをアナロ
    グデータに変換する変換回路と、 前記アナログデータを出力するモニタとを備え、 前記レンダリングプロセッサは、少なくとも、 前記制御系とのデータの授受を行なうインターフェース
    部と、 前記第1、第2、第3のバッファ、および、前記フレー
    ムバッファとのデータの授受を行なうインターフェース
    部と、 前記算出手段により算出された情報に基づいて、各描画
    画素に対して、前記第1、第2、第3のバッファのアド
    レスを生成するアドレス生成回路と、 前記第1、第2、第3のバッファの前記アドレス生成回
    路により生成されたアドレスに格納された情報に基づき
    画像データを生成する画像データ生成回路と、 を備えることを特徴とする三次元図形表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記アドレス生成回路は、 前記第3のバッファのアドレスを生成するための手段と
    して、 前記算出手段により算出された情報を入力し、補間処理
    を行なう補間回路と、除算器と、 を備え、 前記画像データ生成回路は、 前記算出手段により算出された情報と、前記第3のバッ
    ファに格納された情報とを比較する比較回路と、 前記比較回路による比較結果に基づいて、各描画画素に
    対し、影付け処理を行なうか否か、または、図形を描画
    するか否かを判定する判定回路と、 を備えることを特徴とする三次元図形表示装置。
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