JPH0614979Y2 - 成型用金型 - Google Patents

成型用金型

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JPH0614979Y2
JPH0614979Y2 JP1989122127U JP12212789U JPH0614979Y2 JP H0614979 Y2 JPH0614979 Y2 JP H0614979Y2 JP 1989122127 U JP1989122127 U JP 1989122127U JP 12212789 U JP12212789 U JP 12212789U JP H0614979 Y2 JPH0614979 Y2 JP H0614979Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は成型用金型に関し、更に詳細には内壁面に螺部
分を有する成型品を成型する成型用金型に関する。
(従来技術) ビン蓋等の内部壁面に螺部分を有する成型品を溶融成型
する場合、成型品の螺部分は金型のコアの螺部形成部と
螺合した状態で成型される。
ところで成型機に通常装備されている成型品突出装置
は、第6図に示す様なものである。
第6図は、固定盤200と可動盤210との間に設けら
れているベースブロック220に金型230が入子とし
て取り付けられている。
この入子金型230はコア232を有する可動型23
4、及び前記型234と組み合わされてキャビティ部
(成形品形成部)を構成する固定型236から成る。
かかる金型にノズル250から溶融樹脂をキャビティ部
に注入し冷却後、可動型234と固定型236との間を
開き、次いで成型機本体から突出する突出ピン212に
よって成型品突出ピン260が突出し成型品240を可
動型234のコア232から取り外す。
尚、成型機本体の突出ピン212が元に復帰したとき、
スプリング262によって成型品突出ピン260も元に
復帰する。
この様に成型機に通常装備されている成型品突出装置は
成型品を回転させることなく金型から突き出すためのも
のであるため、かかる成型品突出装置では内部壁面に螺
部分を有する成型品を成型する際には、表面に螺形成部
を有するコアから成型品を取り出すことができない。
このため、例えば成型品を固定しておき、コアを回転さ
せて成型品をコアから離脱させる等の手段がとられてい
る。
かかるコアを回転させるための手段としては、金型の外
部に設けられているモータでチェーンを介してコアを回
転させたり、シリンダ装置でラックを直線運動させ、そ
のラックに噛合するピニオンでコアを回転させる等の手
段が用いられている。
しかし、入子式の金型において、前記手段と同様な手段
でコアを回転させようとすると、コアは入子金型に設け
られており回転手段との連結機構が複雑になる等の欠点
がある。
この様な従来の金型の欠点を解消すべく、先に本考案者
等の一人は実願昭63−138751号明細書におい
て、第5図に示す成型用金型を提案した。
即ち、第5図の成型用金型において、成型機本体の突出
装置(図示せず)に連結されている突出ピン32、34
が突出装置の駆動に伴い突出板40、42を押し出すこ
とによって、突出背板10に一端が回転可能に取り付け
られているボールネジ50が突出板40、42に固定さ
れている固定ナット48に因り回転する。
かかるボールネジ50の他端にはピニオンギア(図示せ
ず)が連結されており、前ピニンギアは中間ギア70と
噛合い、中間ギア70は連結ギア84、86と噛合って
いる。
更に、この連結ギア84、86にはコア軸106、10
8がその一端に設けられている係合片110、112に
よって係合され、前記コア軸106、108の他端は入
子金型81、82に入子として配されている、表面に螺
部形成部102有するコア98、100に連結されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) この様な第5図に示す成型用金型のボールネジ50の回
転力は、ピニオンギア、中間ギア70、連結ギア84、
86、コア軸106、108を介してコア98、100
に伝達され、金型の外部に回転手段を設けることなく金
型内に入子として設けられているコア98、100を回
転させることができるのである。
しかも、かかる成型用金型においては、連結ギア84、
86からコア軸106、108がコア98、100と共
に装脱ができるため、金型の切替えも可能である。
唯、第5図に示す成型用金型においては、コア98、1
00を交換せんとする際に、コア軸106、108を共
に交換せざるを得ないこと、更には交換を容易にするた
めに、コア軸106、108を通過させることができる
スリットをベースブロックの一部にも設けること、及び
前記ベースブロック内に回転機構を設けることを要し、
通常のベースブロックをそのまま使用することができ
ず、汎用性が不足することが判明した。
また、第5図に示す金型において、成型品114、11
6をコア98、100を回転させつつ取り出す際に、成
型品114、116の共回りを防止すべく、ストリッパ
プレート134、136の面に成型品114、116の
端末面の凹部に嵌合する突起138を設けているため、
成型品114、116がコア98、100からねじ抜き
されても、ストリッパプレート134、136の突起1
38に係着して容易に落下しないものがあることも判明
した。
そこで、本考案の目的は、コアを単独で交換することが
でき、且つ通常のベースブロックをそのまま使用するこ
とができる汎用性の高い成型用金型、及び前記成型用金
型において、成型品が金型から容易に落下することがで
きる成型用金型を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案者等は、前記目的を達成すべく検討した結果、コ
ア軸の先端とコアとを螺着することによってコア軸を交
換するすることなくコアを単独で交換することができる
ことを見出し、本考案に到達した。
即ち、本考案は、内側壁面に螺部分を有する成形品を成
形する一対の型を含む金型において、該金型の一方の型
であって、表面に螺部形成部が形成され且つ成形品を離
脱させるため回転可能に設けられているコアを有する型
と、前記コアの本体に一端が連結されているコア軸と、
前記金型本体に設けられた突出装置を構成する突出板の
成形品の突出方向への直線運動によって軸線を中心とし
て回転され、前記成形品がコアから離脱する方向に前記
コア軸を直線又は伝達機構を介して回転させるためのボ
ールネジ機構とが具備され、該コアの本体とコア軸の先
端とが螺合によって連結されていることを特徴とする成
形用金型にある。
また、本発明は、少なくとも樹脂注入口から固定側型
板、成形品端末と接触するストリッパプレート、可動側
型板、及び突出板の順序で構成され、且つ前記ストリッ
パープレートと固定側型板とに亘って、表面に螺部形成
部が形成されている型が、内側壁面に螺部分を有する成
形品を離脱させるために回転可能に装着された、前記成
形金型であって、成形品末端の嵌合孔に嵌合しコアの回
転に伴う成形品の回転を係止する突起が形成されている
ストリッパプレートと、突出板及び可動側型板を貫通し
て先端がストリッパプレートと成形品端末面との接触面
近傍に至り且つ突出板に固着されている筒状体の内径と
略等しい鍔状体を有する成形品突出ピンとが具備されて
おり、前記成形品突出ピンの移動距離を制限するために
筒状体中に前記鍔状体が挿入されていることを特徴とす
る成形用金型にある。
かかる構成を有する本考案において、複数個のコアが前
記コアの夫々と接続する伝達機構を介してボールネジ機
構によって回転可能に設けられていることが、複数個の
成形品を同時に成形することができ、成形作業の効率を
向上することができる。
また、金型を構成する一対の型が夫々成型機本体又はベ
ースブロックに装脱可能に取り付けられる入子型である
ことが、型の交換を容易に行うことができ、多品種の成
形を効率よく行うことができる。
(作用) 本考案の成型用金型によれば、コアがコア軸に螺着され
ているため、コア交換の際にコア軸を交換することなく
コアを単独で交換することができ、更に金型内に回転機
構が設けられているため、回転機構を内部に有する特別
のベースブロックを必要としないので通常のベースブロ
ックを用いて内壁部に螺部分を有する成型品を成型する
ことができる。
更に、成型品の種類、大きさ等を変更する際にも、コア
を有する可動型及び固定型を交換するだけで目的の成型
品を得ることができる。
また、コアからねじ抜きされた成型品を成型品突出ピン
によって突き落とすため、成型品の取り出しを確実にす
ることができる。
しかも、コアを回転する回転手段として、金型の型開き
の際に、金型本体に設けられた突出装置を構成する突出
板の成形品の突出方向への直線運動を回転運動を変換す
るボールネジ機構を採用でき、成形金型外にコアを回転
させるモーター等の駆動装置の新たな設置及びチェーン
等の設置を要せず、成形金型を小型化できる。
(実施例) 本考案を実施例によって更に詳細に説明する。
第1図(a)は、本考案の成型用金型の断面図を示す。か
かる成型用金型は、第6図に示す金型230が入子とし
て挿入されている入子部に装着可能な入子金型である。
かかる第1図(a)に示す入子金型は、溶融樹脂を金型に
注入する樹脂注入口91から固定側背板1、固定側型板
2、ストリッパプレート3、ベアリングスペーサ4、可
動側型板6、可動側背板7、突出板42、40、突出背
板10によって構成されている。
突出背板10と可動側背板7とはサポートピン8によっ
て互いに支持されており、突出板40、42はサポート
ピン8に軸通されている。
この突出板40、42には、ボールネジ50が螺合して
いる固定ナット48が固着されており、ボールネジ50
の端部の一方にはコア軸106の端部が螺着され、更に
コア軸106の他方の端部120には、コア100が螺
着されている。
このコア100の周面には、螺部形成部102が形成さ
れている。
また、ボールネジ50の他方の端部は、フリーになって
いるため、成型機本体の突出ピン32が突出して突出板
40、42を押し出すとき、固定ナット48が突出板4
0、42と共に押し出されボールネジ50を回転させて
コア100を回転させることができる。
尚、第1図(a)の一点鎖線で示す円内のボールネジ50
とコア軸106との連結部について第1図(b)にも示
す。第1図(b)においては、コア軸106の先端部はナ
ット52によって可動側背板7に回転自在に固着されて
いることを示す。
更に、コア軸106の回転をスムーズにすべく、各背
板、型板等にベアリング20、24、38、44を設け
ている。かかるベアリングのうち、ベアリング20とベ
アリング44とはスラストベアリングである。
本実施例の成型金型は、突出板40に当接し且つ突出板
42、可動側背板7、可動側型板6、ベアリングスペー
サ4、ストリッパプレート3を貫通するリターンピン3
0、及び突出背板10に当接し且つ突出板40、42、
可動側背板7、可動側型板6、ベアリングスペーサ4、
ストリッパプレート3を貫通する成型品突出ピン34が
取り付けられている。
この成型品突出ピン34には鍔状体36が設けられてい
る。
かかる鍔状体36は突出板40に固着されている筒状体
60(以下、カラー60と称することがある)内に挿入
されており、鍔状体36の径はカラー60の内径と略等
しく、成型品突出ピン34の移動距離を制限する。
更に、ストリッパプレート3はスプリング70によって
ベアリングスペーサ4と分離する方向に付勢され、且つ
ストリッパプレート3の成型品端末面と接触する面に
は、成型品90の一部と嵌合する突起62が形成されて
いる。
尚、ベアリングスペーサ4に固着されている頭部に鍔状
体を有するストップボルト5は、ストリッパプレート3
の移動距離を制限するためのものである。
この様な第1図に示す成型用金型の樹脂注入口91から
溶融樹脂を注入し冷却した後、型開して成型品90を取
り出す。かかり成型品の取り出しの様子を第2図に示
す。
第2図(a)は型開して成型品90が現れたところであっ
て、成型機本体の突出ピン32(以下、突出ピン32と
称することがある)が突き出されていない状態である。
第2図(b)は突出ピン32が突き出されて突出板40、
42が押し出されたところであって、突出板40、42
に固定されている固定ナット48によってボールネジ5
0が回転するため、ボールネジ50に連結されているコ
ア軸106及びコア100が共に回転する。
他方、成型品90はストリッパプレート3の突起62に
よってコア100と共に回転することが妨げられている
ため、コア100の表面に形成されている螺部形成部1
02の螺旋に従って成型品90はコア100から抜き出
される。
この際、ストリッパプレート3はスプリング70によっ
て付勢されているため、抜き出される成型品90と共に
ストップボルト5上を移動する。
尚、第2図(b)に至るまではリターンピン30は突出板
40と共に移動するが、成型品突出ピン34は鍔状体3
6がカラー60内を移動できるために型開された時の位
置を保持している。
第2図(b)に示す状態から第2図(c)に示す様に、成型品
90がコア100の螺部形成部102から抜き出された
とき、ストリッパプレート3の移動がストリップボルト
5の鍔状部によって停止する。
その後、鍔状体36がカラー60内を移動できなくなる
ことから成型品突出ピン34が突出板40によって押し
出されストリッパプレート3の端面から突出して成型品
90のストリッパプレート4の突起62からの離脱を確
実にする。
かかる成型品突出ピン34は鍔状体36が突出板40に
当接した後、突出板40と共に移動し成型品90がコア
100の螺部形成部102からねじ抜き出されたとき、
成型品90に当接するように鍔状体36の成型品突出ピ
ン34上に位置等を調節する。
この様に成型品90の取り出しが完了した金型を成型機
本体の型締装置(図示せず)によって型閉する際には、
第1図に示す固定側型板2がリターンピン30に当接し
て突出背板10の方向に押し戻すため、リターンピン3
0も突出板40、42を突出背板10の方向に押し戻
す。この際にボールネジ50は型開のときとは反対の方
向に回転する。
また、ストリッパプレート3は固定側型板2に当接して
ベアリングスペーサ4の方向に押し戻しつつスプリング
70を、ベアリングスペーサ4及び可動側型板6に亘っ
て設けられている収納孔に収納し、第1図に示す状態に
復帰させる。
かかる本実施例の成型用金型においては、コア軸106
の端部120にコア100が螺着されているため、第2
図(c)に示す型開状態でコア100を単独でコア軸10
6の端部120から取り外して他のコアと交換すること
ができる。
この様に本実施例の成型用金型はコアを単独で交換で
き、しかも金型内に回転機構を有するため、ベースブロ
ックにコア軸106を交換するためのスリットや回転機
構等を設ける必要がなく、第6図に示す通常のベースブ
ロックを用いることができる。
これまで説明してきた実施例はコアが一個の入子型金型
であったが、複数個のコアが設けられている入子型金型
の例を第3図に示す。
第3図の金型は、周面に螺部形成部が形成されているコ
ア302、303が二個設けられている二個取りの金型
である。
かかる金型において、コア302、303とキャビティ
駒320、321との間に形成される二個のキャビティ
に溶融樹脂通路391を介して溶融樹脂が注入される。
キャビティに注入された溶融樹脂が冷却・固化された
後、成形機本体の型締装置によって可動側型板307及
びストリッパープレート360が図面の左方に動き、キ
ャビティ駒320、321を有する固定側型板312と
ストリッパー駒304、306を有するストリッパープ
レート360との間が開き型開される。
次いで、成形機本体の突出ピン等によって押される突出
板342は、ガイドピン308に沿って図面の右方向に
移動する。
その際に、突出板342にビス止めされているナット部
材355は突出板342と共に図面の右方向に移動し、
ボールネジ350を回転させる。
このボールネジ350の回転は、ボールネジ350に直
結されている主歯車335を介して従歯車336、33
7を回転させ、コア軸325、326を回転させる。
かかるコア軸325、326の回転によってコア30
2、303が回転して二個の成形品の螺部分をコア30
2、303の螺部形成部から外すことができる。
更に、本実施例においては、ストリッパプレート360
は、スプリング370によって図面の右方に制限ピン3
05の鍔で移動が制限されるまで押し出され、可動側型
板307と切り離される。
この際に、ストリッパープレート360中に設けられて
いるストリッパ駒304、306は、コアの螺部形成部
から外されている成形品を押し出し、金型から成形品を
確実に取り出すことができる。
尚、コア軸325、326の回転をスムーズにするた
め、コア軸325、326の周壁面部には複数個のベア
リング340、340・・が設けられている。
また、金型を型閉する際には、成形機本体の型締装置に
よって可動側型板307が図面の右方向に移動し、押し
出されていたストリッパープレート360を元の状態に
押し戻す。
その際に、リターンピン330の端面の一方が固定側型
板312に当接しつつリターンピン330の他方の端面
に当接する突出板342を図面の左方に押し戻す。
尚、突出板342が押し戻される際には、ボールネジ3
50は、突出板342を押し出すときの回転方向とは反
対方向に回転する。
第3図には、二個の成形品を同時に成形することができ
る二個取りの金型を示したが、第3図に示す構成は成形
品を同時に三個以上成形することのできる多数個取りの
金型にも応用することができる。
その場合には、ボールネジ350に直結している主歯車
335に三個以上の従歯車を組み合わせればよい。
多数個取り金型の歯車の組み合わせの一例として、四個
取り金型の場合ついて第4図に示す。
第4図(a)は、主歯車335に4個の従歯車336、3
37、338、339が直接組み合わされている例であ
る。
これら第4図(a)の従歯車は主歯車335の回転方向と
は反対方向に回転するため、従歯車の夫々にコア軸を介
して連結されているコアも主歯車の回転方向とは反対方
向に回転する。
また、第4図(b)は、主歯車335と従歯車336、3
37、338、339との間に中間歯車345、346
が組み合わされている例である。
これら第4図(b)の従歯車は主歯車335の回転方向と
同方向に回転し、従歯車の夫々に連結されているコアも
主歯車の回転方向と同方向である。
この様に従歯車の回転方向は、中間歯車等によって自在
の方向とすることができ、成形する成形品との関係で任
意に選択することができる。
以上の実施例は、入子金型について述べてきたが、本考
案の成型用金型は金型が入子として装着されていない通
常の金型においても使用することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、表面に螺部成型部を有するコアを単独
に交換できるため、大きさ、形状等を異にするコアを容
易に交換することができ、更にコアの交換の際にコア軸
等を抜き出すことを要せず、しかも金型内に回転機構を
内臓しているため、通常のベースブロックを用いること
ができる等、極めて汎用性に富む成型用金型とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の成型用金型の一実施例である一個取り
の入子式金型の断面図、第2図は第1図に示す成型用金
型のコアから内壁面に螺部を有する成型品の抜き出しを
説明する説明図、第3図は本考案の他の実施例である二
個取りの入子式金型の断面図、第4図は四個取りの入子
式金型における歯車の組み合わせ、第5図は本考案者の
一人が先に提案した入子式金型の断面図、第6図は汎用
されている入子式金型の断面図を夫々示す。 図において 1……固定側背板、2……固定側型板、 3……ストリッパプレート、 4……ベアリングスペーサ、 6……可動側型板、7……可動側背板、 40、42……突出板、 10……突出背板、30……リターンピン、 32……成型機本体の突出ピン、 34……成型品突出ピン、 36……成型品突出ピン34の鍔状体、 48……固定ナット、50……ボールネジ、 60……筒状体(カラー)、 70……スプリング、90……成型品、 100……コア、102……螺部成型部、 106……コア軸、 120……コア軸106とコア100との螺合部、 220……ベースブロック、 230……入子金型。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−36254(JP,A) 特開 昭57−27323(JP,A) 特開 昭52−152962(JP,A) 実開 昭55−93524(JP,U) 実開 平2−59907(JP,U) 実開 昭57−56844(JP,U) 実公 昭59−1773(JP,Y2)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側壁面に螺部分を有する成形品を成形す
    る一対の型を含む金型において、 該金型の一方の型であって、表面に螺部形成部が形成さ
    れ且つ成形品を離脱させるため回転可能に設けられてい
    るコアを有する型と、 前記コアの本体に一端が連結されているコア軸と、 前記金型本体に設けられた突出装置を構成する突出板の
    成形品の突出方向への直線運動によって軸線を中心にし
    て回転され、前記成形品がコアから離脱する方向に前記
    コア軸を直接又は伝達機構を介して回転させるためのボ
    ールネジ機構とが具備され、 該コアの本体とコア軸の先端とが螺合によって連結され
    ていることを特徴とする成形用金型。
  2. 【請求項2】少なくとも樹脂注入口から固定側型板、成
    形品端末と接触するストリッパプレート、可動側型板、
    及び突出板の順序で構成され、 且つ前記ストリッパープレートと固定側型板とに亘っ
    て、表面に螺部形成部が形成されている型が、内側壁面
    に螺部分を有する成形品を離脱させるために回転可能に
    装着された、請求項1記載の成形金型であって、 成形品末端の嵌合孔に嵌合しコアの回転に伴う成形品の
    回転を係止する突起が形成されているストリッパプレー
    トと、 突出板及び可動側型板を貫通して先端がストリッパプレ
    ートと成形品端末面との接触面近傍に至り且つ突出板に
    固着されている筒状体の内径と略等しい鍔状体を有する
    成形品突出ピンとが具備されており、 前記成形品突出ピンの移動距離を制限するために筒状体
    中に前記鍔状体が挿入されていることを特徴とする成形
    用金型。
  3. 【請求項3】複数個のコアが前記コアの夫々と接続する
    伝達機構を介してボールネジ機構によって回転可能に設
    けられている請求項第1項又は第2項記載の成形用金
    型。
  4. 【請求項4】金型を構成する一対の型が夫々成形機本体
    又はベースブロックに装脱可能に取り付けられる入子型
    である請求項1〜3項いずれか1項記載の成形用金型。
JP1989122127U 1989-02-10 1989-10-18 成型用金型 Expired - Lifetime JPH0614979Y2 (ja)

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JP1989122127U JPH0614979Y2 (ja) 1989-02-10 1989-10-18 成型用金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1512589 1989-02-10
JP1-15125 1989-02-10
JP1989122127U JPH0614979Y2 (ja) 1989-02-10 1989-10-18 成型用金型

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DE2145042B1 (de) * 1971-09-09 1972-07-06 HASCO-Normalien Hasenclever & Co, 5880 Lüdenscheid Vorrichtung zur Herstellung von Spritzguß artikeln , wie Schraubverschlußkappen od.dgl

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