JPH06149188A - 液晶表示装置の出力バッファ回路 - Google Patents

液晶表示装置の出力バッファ回路

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JPH06149188A
JPH06149188A JP30400992A JP30400992A JPH06149188A JP H06149188 A JPH06149188 A JP H06149188A JP 30400992 A JP30400992 A JP 30400992A JP 30400992 A JP30400992 A JP 30400992A JP H06149188 A JPH06149188 A JP H06149188A
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buffer circuit
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liquid crystal
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JP30400992A
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Inventor
Masashi Itokazu
昌史 糸数
Takayuki Hoshiya
隆之 星屋
Hiroshi Murakami
浩 村上
Kenichi Nakabayashi
謙一 中林
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブマトリクス型液晶表示装置におけ
るデータドライバの出力バッファ回路に関し、液晶表示
装置におけるデータのサンプリング時間を短縮すると共
に、消費電力を低減することを目的とする。 【構成】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の出力
バッファ回路であって、差動増幅回路を構成する入力部
1と、該入力部1からの出力により動作する出力部2
と、該出力部2に供給するバイアス電圧を選択するバイ
アス電圧選択部4,5と、前記出力部2の入出力間に接
続され、位相補償を行う位相補償部3とを具備し、該出
力バッファ回路を使用しないときには前記バイアス電圧
選択部4,5により前記出力部2を流れる電流を止める
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の出力バッ
ファ回路に関し、特に、アクティブマトリクス型液晶表
示装置におけるデータドライバの出力バッファ回路に関
する。近年、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
小型, 軽量, 低消費電力であることからポケットTVと
して普及して来ており、さらに、ラップトップ型やノー
ト型のパーソナルコンピュータ(パソコン)およびワー
ドプロセッサ等の情報端末の表示装置としても期待され
ている。特に、ノート型パソコンは携帯性に優れてお
り、電池での長時間使用が望まれているため、液晶表示
装置の出力バッファ回路に対しても、より一層の低消費
電力化が要望されている。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の液晶表示装置のデータドラ
イバ部を示すブロック回路図であり、アナログ信号の画
像データと各制御信号の入力で液晶パネルのデータバス
を駆動するアナログデータドライバの一例を示すもので
ある。図6において、参照符号100 は液晶パネル,101は
シフトレジスタ,102および104 はサンプリングホールド
回路,103および105 は出力バッファ, そして,106はゲー
トドライバを示している。
【0003】液晶パネル100 は、マトリクス状の複数の
液晶セルを備え、各液晶セルは薄膜トランジスタ(TF
T)により書き込み制御が行われるようになっている。
シフトレジスタ101 は、複数のフリップフロップで構成
され、入力される画像データのアナログ信号(R,G,
B)をサンプリングホールド回路102 の1水平走査ライ
ン(1走査ライン)のどの位置にサンプリングするかを
制御している。すなわち、サンプリングホールド回路10
2 は、シリアルで入力されるアナログ信号の画像データ
をシフトレジスタ101 の出力によりアナログスイッチの
制御を行ってサンプリングホールドし、1走査ライン分
の画像データを揃えてパラレルで画像データを出力する
ようになっている。
【0004】出力バッファ103 は複数の差動増幅回路
(オペアンプ:出力バッファ回路)OPo を備え、サン
プリングホールド回路102 に保持された1走査ライン分
の画像データを該オペアンプOPo の電圧フォロワによ
り出力するものである。サンプリングホールド回路104
は、複数の容量Co およびアナログスイッチSo を備
え、外部からの信号により各アナログスイッチSo を制
御してサンプリングホールド回路102 からパラレルで入
力される画像データをサンプリング・ホールドするよう
になっている。
【0005】出力バッファ105 は、複数の差動増幅回路
(オペアンプ:出力バッファ回路)OPooを備え、サン
プリングホールド回路104 に保持された1走査ライン分
の画像データをオペアンプOPooの電圧フォロワにより
液晶パネル100 のデータバス(データ電極)へ出力する
ものである。ここで、参照符号CH は、出力バッファ回
路OPooの出力に接続される、例えば、データバス等の
容量を示している。
【0006】以上のように、図6に示す液晶表示装置の
データドライバは、シリアルで入力されるアナログ信号
(画像データ)R,G,Bを1走査ライン分のパラレル
出力の信号に変換して第1のサンプリングホールド回路
102 から第2のサンプリングホールド回路104 へ第1の
出力バッファ103 を介して1度に出力するようになって
いる。ここで、第1のサンプリングホールド回路102 に
よるアナログスイッチの制御で入力された画像データの
サンプリング並びにホールドを行って1走査ライン分の
画像データを揃える間、第2のサンプリングホールド回
路104 は1走査ライン前の画像データを保持しており、
その電圧を第2の出力バッファ105 を介して液晶パネル
100 へ供給するようになっている。
【0007】ここで、ゲートドライバ106 は、液晶パネ
ル100 のゲートバス(走査電極)を順次選択し、そのバ
スに接続されるTFTをオン状態(導通状態)にして、
出力バッファ105 を介して供給される1走査ライン分の
データを選択されたゲートバスの1走査ライン分の液晶
セルへ順次書き込むためのものである。図7は従来の液
晶表示装置の出力バッファ回路の一例を示す回路図であ
り、図6に示す出力バッファ103 および105 における出
力バッファ回路(差動増幅回路OPo,OPoo)を示すも
のである。図7において、参照符号1は入力部, 2は出
力部, 30は位相補償部, 40および6はバイアス電圧供給
部を示している。
【0008】図7に示されるように、入力部1は、Pチ
ャネル型MOSトランジスタT2,T3 およびNチャネル
型MOSトランジスタT4,T5 を有する差動増幅回路お
よびPチャネル型MOSトランジスタT1 で構成され、
該トランジスタT1 のゲートには、Pチャネル型MOS
トランジスタT61および抵抗R61で構成されたバイアス
電圧供給部6の出力が供給されている。これにより、ト
ランジスタT1 は常にオン状態となり、入力部1におい
ては、常に、所定の電流が流れるようになっている。
【0009】出力部2は、Pチャネル型MOSトランジ
スタT6 およびNチャネル型MOSトランジスタT7 を
有し、入力部1の出力の電圧変化を増幅するようになっ
ている。トランジスタT6 のゲートには、Pチャネル型
MOSトランジスタT44および抵抗R42で構成されたバ
イアス電圧供給部40の出力が供給されている。これによ
り、トランジスタT6 は常にオン状態となり、出力部2
においては、常に、所定の電流が流れるようになってい
る。ここで、トランジスタT7 のゲートには、入力部1
の出力が供給されている。尚、位相補償部30は、コンデ
ンサCF および抵抗RF で構成され、入力部1および出
力部2による発振を抑えて位相補償を行うためのもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置の
出力バッファ回路において、例えば、図6における第1
の出力バッファ103 の出力バッファ回路(差動増幅回路
OPo)として使用する場合、第2のサンプリングホール
ド回路104 におけるアナログスイッチSo を介して容量
Co への充放電を行うために、アナログスイッチSo の
オン抵抗と容量Co の容量値による時定数がサンプリン
グ時間の短縮を妨げることになっていた。また、例え
ば、図6における第2の出力バッファ105 の出力バッフ
ァ回路(差動増幅回路OPoo) として使用する場合に
も、データバス等の容量CH 等による影響があった。さ
らに、第1の出力バッファ103 の使用時間は断続的であ
り、出力動作が不要な間でも、常に、所定の電力を消費
することになっていた。同様に、第2の出力バッファ10
5 に関しても、データバスに寄生的に存在する分布容量
への充放電が終了すれば、出力バッファ105 とデータバ
ス間での電流の流れは殆ど無く、無駄な電力を消費する
ことになっていた。
【0011】本発明は、上述した従来の液晶表示装置の
出力バッファ回路が有する課題に鑑み、液晶表示装置に
おけるデータのサンプリング時間を短縮すると共に、消
費電力を低減することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る液晶
表示装置の出力バッファ回路における第1の形態の原理
を示す図である。本発明の第1の形態によれば、アクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置の出力バッファ回路であ
って、差動増幅回路を構成する入力部1と、該入力部1
からの出力により動作する出力部2と、該出力部2に供
給するバイアス電圧を選択するバイアス電圧選択部4,
5と、前記出力部2の入出力間に接続され、位相補償を
行う位相補償部3とを具備し、該出力バッファ回路を使
用しないときには前記バイアス電圧選択部4,5により
前記出力部2を流れる電流を止めるようにしたことを特
徴とする液晶表示装置の出力バッファ回路が提供され
る。
【0013】図2は本発明に係る液晶表示装置の出力バ
ッファ回路における第2の形態の原理を示す図である。
本発明の第2の形態によれば、上記第1の形態の液晶表
示装置の出力バッファ回路に対して、さらに、前記入力
部1に供給するバイアス電圧を選択する第3のバイアス
電圧選択部60が設けられ、該第3のバイアス電圧選択部
60は、該出力バッファ回路を使用しないときに該入力部
1を流れる電流を止めるようになっていることを特徴と
する液晶表示装置の出力バッファ回路が提供される。
【0014】
【作用】図1に示されるように、本発明の半導体装置の
第1の形態によれば、出力部2を構成するPチャネル型
MOSトランジスタT6 およびNチャネル型MOSトラ
ンジスタT7 のゲートには第1および第2のバイアス選
択部4および5の出力が供給され、第1の制御信号OE1
および第2の制御信号OE2 に応じて出力部2のトランジ
スタT6 およびT7 のスイッチングが制御されるように
なっている。そして、出力バッファ回路を使用しないと
き、出力部2のトランジスタT6 およびT7 はオフ状態
とされ、該出力部2を流れる電流を止めるようになって
いる。すなわち、出力バッファ回路を使用するときだ
け、出力部2のトランジスタT6 およびT7 をオン状態
とすることによって、全体として出力部2の消費電力を
低減させることができる。
【0015】さらに、位相補償部3は直列接続された容
量手段CF およびスイッチ手段SFで構成され、該スイ
ッチ手段SF は出力部2が動作状態となる直前にスイッ
チオンされ、出力部2が非動作状態となる直前にスイッ
チオフされるようになっており、これによって、出力バ
ッファ回路と出力先の容量との間に設けるアナログスイ
ッチを不要にすることができ、サンプリングを高速に行
うことができる。
【0016】図2に示されるように、本発明の半導体装
置の第2の形態によれば、第3のバイアス電圧選択部60
により入力部1に供給するバイアス電圧を選択すること
によって、出力バッファ回路を使用しないときには、入
力部1を流れる電流も止めることによって、より一層の
低消費電力化を図ることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る液晶表示
装置の出力バッファ回路の実施例を説明する。図3は本
発明に係る液晶表示装置の出力バッファ回路の第1の形
態の一実施例を示す回路図であり、前述した図7に示す
従来の出力バッファ回路(差動増幅回路)に対応するも
のであり、図5は図3および図4の液晶表示装置の出力
バッファ回路の動作を説明するための波形図である。
【0018】図3において、参照符号1は入力部, 2は
出力部, 3は位相補償部, 4および5はバイアス電圧選
択部, そして, 6はバイアス電圧供給部を示している。
ここで、参照符号Co はサンプリングホールド回路104
の容量を示し、また、CH はデータバス等による容量を
示している。すなわち、容量Co は、本出力バッファ回
路を図6における第1の出力バッファ103 のオペアンプ
OPo として使用した場合に、該オペアンプOPo の出
力端に接続される容量に対応し、また、容量C H は、本
出力バッファ回路を図6における第2の出力バッファ10
5 のオペアンプOPooとして使用した場合に、該オペア
ンプOPooの出力端に接続されるデータバス等の容量に
対応している。尚、入力部1, 出力部2, および, バイ
アス電圧供給部6は、図7に示す従来の出力バッファ回
路における構成と同様である。また、本出力バッファ回
路を図6における第1の出力バッファ103 のオペアンプ
OPo として使用した場合には、第2のサンプリングホ
ールド回路104 におけるアナログスイッチSo が不要と
なる。
【0019】また、図5において、参照符号HSは水平
同期信号、SIはシフトレジスタの入力信号、CLKは
クロック信号、R, G, Bは画像データを示している。
シフトレジスタの入力信号SIは、図6に示すシフトレ
ジスタ101 の初段のD−フリップフロップのデータ入力
に供給され、第1のサンプリングホールド回路102 のア
ナログスイッチに対してクロック信号CLKに応じた制
御信号を供給して、順次、画像データR, G, Bをサン
プリングホールドさせるようになっている。さらに、参
照符号OE1,OE2,OE3,OE4 は、それぞれ第1〜第4の制御
信号を示している。
【0020】図3に示されるように、入力部1は、Pチ
ャネル型MOSトランジスタT2,T3 およびNチャネル
型MOSトランジスタT4,T5 を有する差動増幅回路お
よびPチャネル型MOSトランジスタT1 で構成され、
該トランジスタT1 のゲートには、Pチャネル型MOS
トランジスタT61および抵抗R61で構成されたバイアス
電圧供給部6の出力が供給されている。
【0021】出力部2は、Pチャネル型MOSトランジ
スタT6 およびNチャネル型MOSトランジスタT7 を
有し、トランジスタT6 のゲートには第1のバイアス電
圧選択部4の出力が供給され、また、トランジスタT7
のゲートには第2のバイアス電圧選択部5の出力が供給
されている。第1のバイアス電圧選択部4は、Pチャネ
ル型MOSトランジスタT41, T42, T43および抵抗R
41で構成され、トランジスタT43のゲートには第1の制
御信号の真信号(第1の制御信号)OE1が供給され、ま
た、トランジスタT42のゲートには第1の制御信号の補
信号/OE1が供給されている。そして、第1の制御信号OE
1 が高レベル“H”のとき、トランジスタT43およびT
41はオフでトランジスタT42はオンとなり、高電位のバ
イアス電圧が出力部2のトランジスタT6 のゲートに印
加されて、該トランジスタT6 はオフとなる。逆に、第
1の制御信号OE1が低レベル“L”のとき、トランジス
タT43およびT41はオンでトランジスタT42はオフとな
り、低電位のバイアス電圧が出力部2のトランジスタT
6 のゲートに印加されて、該トランジスタT6 はオンと
なる。このように、第1のバイアス電圧選択部4は、第
1の制御信号OE1,/OE1に応じて選択されたバイアス電圧
をトランジスタT6 のゲートに印加して該トランジスタ
T6 のスイッチングを制御するようになっている。
【0022】第2のバイアス電圧選択部5は、Nチャネ
ル型MOSトランジスタT51で構成され、該トランジス
タT51のゲートには第2の制御信号OE2 が供給されてい
る。そして、第2の制御信号OE2 が高レベル“H”のと
き、トランジスタT51はオンとなり、低電位のバイアス
電圧が出力部2のトランジスタT7 のゲートに印加され
て、該トランジスタT7 はオフとなる。逆に、第2の制
御信号OE2 が低レベル“L”のとき、トランジスタT51
はオフとなり、高電位のバイアス電圧が出力部2のトラ
ンジスタT7 のゲートに印加されて、該トランジスタT
7 はオンとなる。このように、第2のバイアス電圧選択
部5は、第2の制御信号OE2 に応じて選択されたバイア
ス電圧をトランジスタT7 のゲートに印加して該トラン
ジスタT7 のスイッチングを制御するようになってい
る。
【0023】ここで、図5に示されるように、第1の制
御信号OE1 および第2の制御信号OE2 は、同じタイミン
グで変化するようになっており、第1および第2の制御
信号OE1,OE2 が共に高レベル“H”のとき、トランジス
タT6,T7 はオフとなって出力バッファ回路(オペアン
プ)は非動作状態となり、逆に、第1および第2の制御
信号OE1,OE2 が共に低レベル“L”のとき、トランジス
タT6,T7 はオンとなって出力バッファ回路(オペアン
プ)は動作状態となる。
【0024】位相補償部3は、直列接続された容量CF
およびNチャネル型MOSトランジスタT31, T32で構
成され、トランジスタT31のゲートには第3の制御信号
の真信号(第3の制御信号)OE3が供給され、また、トラ
ンジスタT32のゲートには第3の制御信号の補信号/OE3
が供給されている。そして、第3の制御信号OE3 が高レ
ベル“H”のとき、トランジスタT31はオンとなって入
力部1からの出力を出力部2へ供給するようになってい
る。ここで、トランジスタT31のオン抵抗は、図7に示
す従来の出力バッファ回路の位相補償部30の抵抗RF
同じ役目とし、コンデンサCF と共に、入力部1および
出力部2による発振を抑えて位相補償を行うようになっ
ている。尚、ゲートに第3の制御信号の補信号/OE3が供
給されたトランジスタT32は、直接回路動作に関係する
ことはないが、ゲートに第3の制御信号の正信号OE3 が
供給されたトランジスタT31との整合を取って動作を確
実に行わせるためのものである。すなわち、動作補償用
のトランジスタT32のゲート幅は、スイッチング用のト
ランジスタT31のゲート幅の半分になるようにして形成
され、該スイッチング用のトランジスタT31のゲート−
ソース間またはゲート−ドレイン間の寄生容量による影
響を前記動作補償用のトランジスタT32により打ち消し
てスイッチング動作を補償するようになっている。
【0025】ここで、図5に示されるように、第3の制
御信号OE3 が変化するタイミングは、第1および第2の
制御信号OE1,OE2 が高レベル“H”から低レベル“L”
へ変化する直前に低レベル“L”から高レベル“H”へ
変化し、また、第1および第2の制御信号OE1,OE2 が低
レベル“L”から高レベル“H”へ変化する直前に高レ
ベル“H”から低レベル“L”へ変化する。すなわち、
位相補償部3におけるトランジスタT31は、出力部2が
動作状態になる直前にスイッチオンとされ、出力部2が
非動作状態になる直前にスイッチオフされるようになっ
ている。これにより、出力端子に接続される容量Co(C
H ) に対する電圧印加(書き込み)を無駄なく行うと共
に、容量Co(CH ) に蓄積された(書き込まれた)電荷
が放電するのを防止するようになっている。尚、本出力
バッファ回路を図6における第1の出力バッファ103 の
オペアンプOPo として使用した場合には、オペアンプ
OPo 自体がスイッチの働きをするので、第2のサンプ
リングホールド回路104 におけるアナログスイッチSo
を無くして高速動作を可能とすることができる。
【0026】図4は本発明に係る液晶表示装置の出力バ
ッファ回路の第2の形態の一実施例を示す回路図であ
り、図5は図3および図4の液晶表示装置の出力バッフ
ァ回路の動作を説明するための波形図である。図4に示
す出力バッファ回路は、前述した図3に示す出力バッフ
ァ回路におけるバイアス電圧供給部6を第1のバイアス
電圧選択部4と同様な構成を有する第3のバイアス電圧
選択部60として構成したものであり、他の構成は図3に
示す出力バッファ回路と同様である。
【0027】図4に示されるように、第3のバイアス電
圧選択部60は、Pチャネル型MOSトランジスタT62,
T63, T64および抵抗R62で構成され、トランジスタT
64のゲートには第4の制御信号の真信号(第4の制御信
号)OE4が供給され、また、トランジスタT63のゲートに
は第4の制御信号の補信号/OE4が供給されている。そし
て、第4の制御信号OE4 が高レベル“H”のとき、トラ
ンジスタT64およびT62はオフでトランジスタT63はオ
ンとなり、高電位のバイアス電圧が入力部1のトランジ
スタT1 のゲートに印加されて、該トランジスタT1 は
オフとなる。逆に、第4の制御信号OE4 が低レベル
“L”のとき、トランジスタT64およびT62はオンでト
ランジスタT63はオフとなり、低電位のバイアス電圧が
入力部1のトランジスタT1 のゲートに印加されて、該
トランジスタT1 はオンとなる。このように、第3のバ
イアス電圧選択部60は、第4の制御信号OE4,/OE4に応じ
て選択されたバイアス電圧をトランジスタT1 のゲート
に印加して該トランジスタT1のスイッチングを制御す
るようになっている。
【0028】ここで、図5に示されるように、第4の制
御信号OE4 は、第1および第2の制御信号OE1,OE2 の変
化と同じタイミングで変化するようになっており、出力
部2が非動作状態の時には、入力部1も非動作状態とす
ることによって、該入力部1の消費電力も低減するよう
になっている。上述したように、本発明に係る液晶表示
装置の出力バッファ回路の第1の形態によれば、オペア
ンプの動作が不要な間はトランジスタT6とT7のバイ
アス電圧を選択することにより、それぞれのソース電極
とドレイン電極間を非導通状態とし、また位相補償回路
のアナログスイッチを非導通状態とすることにより、オ
ペアンプの出力端を高インピーダンスとすることができ
る。さらに、例えば、本出力バッファ回路を図6におけ
る第1の出力バッファ103 のオペアンプOPo として使
用した場合には、オペアンプOPo 自体がスイッチの働
きをするので、第2のサンプリングホールド回路104 に
おけるアナログスイッチSo を設けなくとも、容量Co
への電荷の充放電および電荷の保持を制御することがで
きる。これによって、出力バッファ回路の省電力化およ
びサンプリングの高速化を図ることができる。
【0029】また、本発明に係る液晶表示装置の出力バ
ッファ回路の第2の形態によれば、出力バッファ回路の
出力端が高インピーダンスの状態において、入力部にお
ける無駄な電力消費を無くして、より一層消費電力の低
減を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の液晶表
示装置の出力バッファ回路の第1 の形態によれば、出力
バッファ回路を使用しないとき、出力部を流れる電流を
止めるようになっているため、全体としての消費電力を
低減させることができる。また、位相補償部を直列接続
された容量手段およびスイッチ手段で構成するとによっ
て出力端を高インピーダンス化することができ、出力バ
ッファ回路と出力先の容量との間に設けるアナログスイ
ッチを無くすことができ、また、サンプリングを高速に
行うことができる。さらに、本発明の液晶表示装置の出
力バッファ回路の第2の形態によれば、出力バッファ回
路を使用しないとき、入力部を流れる電流を止めるよこ
とによって、より一層の低消費電力化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の出力バッファ回路
における第1の形態の原理を示す図である。
【図2】本発明に係る液晶表示装置の出力バッファ回路
における第2の形態の原理を示す図である。
【図3】本発明に係る液晶表示装置の出力バッファ回路
の第1の形態の一実施例を示す回路図である。
【図4】本発明に係る液晶表示装置の出力バッファ回路
の第2の形態の一実施例を示す回路図である。
【図5】図3および図4の液晶表示装置の出力バッファ
回路の動作を説明するための波形図である。
【図6】従来の液晶表示装置のデータドライバ部を示す
ブロック回路図である。
【図7】従来の液晶表示装置の出力バッファ回路の一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
1…入力部 2…出力部 3…位相補償部 4…第1のバイアス電圧選択部 5…第2のバイアス電圧選択部 6…バイアス電圧供給部 60…第3のバイアス電圧選択部 OE1,/OE1…第1の制御信号 OE2 …第2の制御信号 OE3,/OE3…第3の制御信号 OE4,/OE4…第4の制御信号
フロントページの続き (72)発明者 中林 謙一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の
    出力バッファ回路であって、 差動増幅回路を構成する入力部(1)と、 該入力部(1)からの出力により動作する出力部(2)
    と、 該出力部(2)に供給するバイアス電圧を選択するバイ
    アス電圧選択部(4,5)と、 前記出力部(2)の入出力間に接続され、位相補償を行
    う位相補償部(3)とを具備し、該出力バッファ回路を
    使用しないときには前記バイアス電圧選択部(4,5)
    により前記出力部(2)を流れる電流を止めるようにし
    たことを特徴とする液晶表示装置の出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記出力部(2)は、Pチャネル型MO
    Sトランジスタ(T6)およびNチャネル型MOSトラン
    ジスタ(T7)を具備し、且つ、前記バイアス電圧選択部
    は、該Pチャネル型MOSトランジスタ(T6)のスイッ
    チングを制御する第1のバイアス電圧選択部(4)およ
    び該Nチャネル型MOSトランジスタ(T7)のスイッチ
    ングを制御する第2のバイアス電圧選択部(5)を具備
    することを特徴とする請求項1の液晶表示装置の出力バ
    ッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示装置の出力バッファ回路
    は、さらに、前記入力部(1)に供給するバイアス電圧
    を選択する第3のバイアス電圧選択部(60)を具備し、
    該第3のバイアス電圧選択部(60)は、該出力バッファ
    回路を使用しないときに該入力部(1)を流れる電流を
    止めるようになっていることを特徴とする請求項2の液
    晶表示装置の出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記位相補償部(3)は、直列接続され
    た容量手段(CF )およびスイッチ手段(SF ) を備
    え、前記入力部(1)と前記出力部(2)との接続を制
    御する前記スイッチ手段(SF ) は、前記出力部(2)
    が動作状態になる直前にスイッチオンとされ、該出力部
    (2)が非動作状態になる直前にスイッチオフとされる
    ことを特徴とする請求項1の液晶表示装置の出力バッフ
    ァ回路。
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