JPH0614769U - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH0614769U JPH0614769U JP5487091U JP5487091U JPH0614769U JP H0614769 U JPH0614769 U JP H0614769U JP 5487091 U JP5487091 U JP 5487091U JP 5487091 U JP5487091 U JP 5487091U JP H0614769 U JPH0614769 U JP H0614769U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fin
- heat exchanger
- heat
- heat absorbing
- fins
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- Pending
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- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィンチューブ型の熱交換器1における各種
熱応力により生じる破損を防止する。 【構成】 フィンチューブ型の熱交換器1のフィン2
(20)に形成された吸熱管4の通孔22(220)の
ほぼ中間位置に少なくとも一箇所以上に一定の長さの切
り欠き溝24(240)を形成してなる。
熱応力により生じる破損を防止する。 【構成】 フィンチューブ型の熱交換器1のフィン2
(20)に形成された吸熱管4の通孔22(220)の
ほぼ中間位置に少なくとも一箇所以上に一定の長さの切
り欠き溝24(240)を形成してなる。
Description
【0001】
各種の給湯機に用いられる多数重ね合わせられたフィンに吸熱パイプが貫通挿 入固定されるフィンチューブ型の熱交換器に関するものである。
【0002】
この種熱交換器では吸熱パイプ4は多数重ね合わせられたフィン2(20)に 左右或いは左右上下に複数本がろう付け等にて接着され、且つ内胴5に嵌入固定 されて吸熱パイプ4とフィン2(20)とがお互いに拘束し合った状態となって いる。それ故、フィン2(20)ないし吸熱パイプ4の昇温、降温の熱的変化に より発生する熱応力が各部に発生し、ろう付け部分の亀裂を生じしめる等の熱応 力による破損事故を引き起こす欠点があった。
【0003】
上記熱応力を緩和させ、ないしは殆ど解除させて上記亀裂等の事故を防止する ことを目的とする。
【0004】
以下に本考案の実施例を示す第1、2図に基づいて本考案に係わる熱交換器に ついて説明する。 フィンチューブ型の熱交換器1における多数の吸熱フィン2(20)に形成さ れたパイプ挿通孔22(220)の中間に少なくとも一箇所以上ほぼ直角方向に 一定長さの切り欠き溝24(240)を穿ってなるものである。
【0005】
フィン2(20)は切り欠き溝24(240)の縁辺部25、25(250、 250)の存在により拘束状態からフリー状態となり得る。従ってフィン2(2 0)自身の熱応力は勿論、吸熱管4の捩れ力や伸縮力等、各種の熱応力は縁辺部 25、25(250、250)の変形にて殆ど吸収されて解除される。
【0006】
以下本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明する。
【0007】 1はフィンチューブ型の熱交換器で、多数並行に吸熱フィン2がバーナ3の燃 焼廃気が充分流通する一定間隙を保って折り曲げ部を介して多数重合され、かつ 一連の吸熱パイプ4が平行に複数本吸熱フィン2に貫通して挿入されて吸熱フィ ン2と吸熱パイプ4とは後記のバーリング部23においてろう付け等により強固 に接着されている。そして全体が箱体となった状態で内胴5の上部に嵌入固定さ れている。吸熱フィン2は第1図において吸熱パイプ4を挿入するバーリング部 23を有する通孔22が横一列に形成されており、通孔22、22の中間にほぼ 直角に伸びる切り欠き溝24が設けられている。第2図において同じく吸熱パイ プ4を挿入する通孔220が上下に三個ずつ二列に、その中間に二個一列に配置 されたもので、通孔220、220の上下列と中間列の通孔220、220を結 ぶ直線に直交する一定の長さの斜の切り欠き溝240が設けられたものである。 図中符号25(250)は切り欠き溝22の縁辺部を示す。
【0008】 而してろう付け作業時の加熱、冷却における熱応力や給水加熱における繰り返 し加熱にて生じる吸熱フィン2(20)を湾曲させる等の熱応力ないしは吸熱パ イプ4を捩じるか或いは屈曲或いは伸縮させる等の応力か或いはそれらの合成力 にて生じる捩り力、曲げ力或いは剪断力等が切り欠き溝24(240)の縁辺部 25(250)を充分変形させ得て、これら応力は吸収開放される故、フィン2 (20)と吸熱管4とのろう付け部等に亀裂を生ぜしめたり、破壊等に至る事故 が防止される。
【0009】
以上述べた如く、本考案に係わるフィンチューブ型熱交換器フィンに吸熱管の 中間部にそれらを隔てる如く切り欠き溝を形成する簡単な構成で、吸熱管とフィ ン部間に加わる熱応力は切り欠き溝にて解除されるので、各種応力破壊は防止さ れ、殊に吸熱管とフィン部間に加わる応力にてろう付け部の亀裂の発生が防止さ れて該部における過度な加熱損傷に至る問題が解消される有効なものである。
【提出日】平成5年6月21日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【0004】
以下に本考案の実施例を示す第1、2図に基づいて本考案に係わる熱交換器に ついて説明する。 フィンチューブ型の熱交換器1における多数の吸熱フィン2(20)に形成さ れたパイプ挿通孔22(220)の中間に少なくとも一箇所以上ほぼ直角方向に 一定長さの切り欠き溝24(240)を穿ってなるフィンで構成されたものであ る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【0007】 1はフィンチューブ型の熱交換器で、多数並行に吸熱 フィン2がバーナ3の燃焼廃気が充分流通する一定間隙を保って折り曲げ部を介 して多数重合され、かつ一連の吸熱パイプ4が平行に複数本吸熱フィン2に貫通 して挿入されて吸熱フィン2と吸熱パイプ4とは後記のバーリング部23におい てろう付け等により強固に接着されている。そして全体が箱体となった状態で内 胴5の上部に嵌入固定されている。吸熱フィン2には第1図において吸熱パイプ 4を挿入するバーリング部23を有する通孔22が横一列に形成されており、通 孔22、22の中間にほぼ直角に伸びる切り欠き溝24が設けられている。第2 図において同じく吸熱パイプ4を挿入する通孔220が上下に三個ずつ二列に、 その中間に二個一列に配置されたもので、通孔220、220の上下列と中間列 の通孔220、220を結ぶ直線に直交する一定の長さの斜の切り欠き溝240 が設けられたものである。図中符号25(250)は切り欠き溝24(240) の縁辺部を示す。
【図1】本考案に係わる熱交換器の要部の一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本考案に係わる熱交換器の要部の別異の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本考案に係わる熱交換器の適用例を示す概略正
面図である。
面図である。
2 フィン 20 フィン 4 吸熱管 24 切り欠き溝 240 切り欠き溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (1)
- 【請求項1】 フィンチューブ型の熱交換器1のフィン
2に形成された吸熱パイプ4の通孔22、22(22
0、220)のほぼ中間の少なくとも一箇所以上に二つ
の吸熱パイプ4を隔てる如く切り欠き溝24(240)
が形成されてなるフィンチューブ型の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5487091U JPH0614769U (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5487091U JPH0614769U (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614769U true JPH0614769U (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=12982624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5487091U Pending JPH0614769U (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614769U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021063609A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | リンナイ株式会社 | 熱交換器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5021768B2 (ja) * | 1972-12-22 | 1975-07-25 | ||
JPS6312087B2 (ja) * | 1978-06-20 | 1988-03-17 | Sumitomo Chemical Co | |
JPH04136691A (ja) * | 1990-09-26 | 1992-05-11 | Showa Alum Corp | 熱交換器 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP5487091U patent/JPH0614769U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5021768B2 (ja) * | 1972-12-22 | 1975-07-25 | ||
JPS6312087B2 (ja) * | 1978-06-20 | 1988-03-17 | Sumitomo Chemical Co | |
JPH04136691A (ja) * | 1990-09-26 | 1992-05-11 | Showa Alum Corp | 熱交換器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021063609A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | リンナイ株式会社 | 熱交換器 |
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