JPH06147231A - 電気絶縁軸受 - Google Patents

電気絶縁軸受

Info

Publication number
JPH06147231A
JPH06147231A JP4254404A JP25440492A JPH06147231A JP H06147231 A JPH06147231 A JP H06147231A JP 4254404 A JP4254404 A JP 4254404A JP 25440492 A JP25440492 A JP 25440492A JP H06147231 A JPH06147231 A JP H06147231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
bearing
thin film
insulating
insulating thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4254404A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyoshi Yoshikawa
元祥 吉川
Hisao Fukunaga
久雄 福永
Yoshiya Fuse
芳哉 布施
Asaki Watanabe
朝紀 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
NSK Ltd
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
NSK Ltd
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd, NSK Ltd, Railway Technical Research Institute filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP4254404A priority Critical patent/JPH06147231A/ja
Publication of JPH06147231A publication Critical patent/JPH06147231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/07Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element
    • F16C35/077Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element between housing and outer race ring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法安定性および耐衝撃性に優れ、取付けが
容易で絶縁性が評価しやすく且つ絶縁材料が損傷しにく
い構造の電気絶縁軸受を提供する。 【構成】 外輪3と内輪5との間に転動体6が介装され
た電気絶縁軸受であって、上記外輪3は、転動体6が転
動する軌道11aを有する金属製の外輪本体11と、こ
の外輪本体11のハウジング2に取り付けられる部位を
被覆するポリアミドとポリフェニレンサルファイドとの
アロイ化材料よりなる0.1〜2.0mm厚みの絶縁性薄
膜12と、この絶縁性薄膜の外面に設けられた薄肉金属
板13とが一体に成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気絶縁性に優れた軸受
に関する。
【0002】
【従来の技術】軸受として、外輪と内輪との間に転動体
が介装されたものは一般に知られている。回転電機にお
いては、主電動機の回転軸受が電気的に絶縁遮蔽されて
いない場合、金属製の軸受を介して主電動機枠から電機
子軸との間にて軸電流が流れ、軸受を損傷または焼損し
やすくなる。そのため、この軸電流を遮蔽して主電動機
軸受部の損傷を防止するための技術として、軸受にセラ
ミック加工を施したもの(実開昭60−161721号
公報、特開昭59−103023号公報、特願昭53−
81459号公報、実開昭59−173467号公報参
照)や高分子絶縁材料を軸受外輪に介装したもの(実開
昭54−105408号公報、実開昭58−33820
号公報参照)が提案されている。
【0003】また、ガラス繊維入りポリフェニレンサル
ファイド(PPS)またはガラス繊維入りナイロンから
なる絶縁被膜を有する絶縁軸受(特開平3−27781
8号公報、実開平3−121222号公報参照)が提案
されている。
【0004】さらに、外輪本体と、この外輪本体の外周
部を覆う絶縁性薄膜と、この絶縁性薄膜の外面に設けら
れた薄肉金属板とを一体的に成形した電気絶縁軸受(特
開平3−103615号公報参照)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に主電動機の軸受
には高い寸法精度が要求されるが、絶縁部材を施した軸
受は、軸受そのものの寸法精度が得られず、主電動機ハ
ウジングへの組付けにより組付寸法精度が低くなる。こ
の寸法精度が悪くなる欠点を改良したのが、上記したセ
ラミック加工を施した軸受であるが、セラミック自身の
脆さは拭いきれず、また、組付けた後でなければ、主電
動機ハウジングと軸受との間の絶縁性を評価することが
できない。また、高分子絶縁材料を用いる場合、この高
分子部材自体の寸法精度が低い。さらに、軸負荷時の歪
み量を小さくする観点から薄肉にされるが、そのため、
取付け時あるいは取外し時にセラミック材または高分子
材が損傷することがある。また、ナイロンは吸湿により
寸法変化しやすく、PPSは振動などの外力が加わった
場合の耐衝撃性に欠けるという欠点がある。さらに、単
に外輪本体と絶縁性薄膜と薄肉金属板とを一体に成形し
ただけのものでは、寸法安定性に優れた電気絶縁軸受を
得ることはできない。本発明は従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的
は、寸法安定性および耐衝撃性に優れ、取付けが容易で
絶縁性が評価しやすく且つ絶縁材料が損傷しにくい構造
の電気絶縁軸受を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨は、外輪と内輪との間に転動体が介装さ
れた電気絶縁軸受であって、上記外輪は、転動体が転動
する軌道を有する金属製の外輪本体と、この外輪本体の
ハウジングに取り付けられる部位を被覆するポリアミド
とPPSとのアロイ化材料よりなる0.1〜2.0mm厚
みの絶縁性薄膜と、この絶縁性薄膜の外面に設けられた
薄肉金属板とが一体に成形されてなることを特徴とする
電気絶縁軸受にある。
【0007】
【作用】本発明に係る軸受においては、外輪が外輪本体
と絶縁性薄膜と薄肉金属板とを一体に成形しているた
め、外輪自体がハウジング側と電気的に絶縁するための
絶縁性を有するものであり、軸受をハウジングに組付け
る前に外輪本体と薄肉金属板との間の電気抵抗を測定す
ることによって、その絶縁性を評価することができる。
そして、軸受とハウジングとの間に電気的絶縁を図るた
めの余分な介装物を設ける必要がないから、軸受の組付
けが容易であると共に、軸受部の寸法精度を高くするこ
とが容易である。この場合、絶縁性薄膜はそれ自体の厚
さが薄いため、負荷による歪み量が小さく、寸法精度へ
の影響を無視することができる。また、薄肉金属板の加
工によって外輪の寸法を容易に調整することができる。
さらに、薄肉金属板はハウジングへの取付け時において
絶縁性薄膜に外傷を生じないようこれを保護すると共
に、使用時の負荷によって絶縁性薄膜が破壊することを
防止する。そして、絶縁性薄膜がポリアミドとPPSか
らなるので、寸法安定性および耐衝撃性に優れている。
また、この薄膜の厚みを0.1mm以上とすることにより
所望の電気絶縁性を得ることができ、この厚さを2.0
mm以下とすることにより使用時の負荷による歪み量を抑
制することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、主電動機ハウジング2に取付けられる
電気絶縁軸受1が示されている。この電気絶縁軸受1
は、ハウジング2に固定される外輪3と、電機子軸4が
嵌められる内輪5との間に複数の転動体6を介装したも
のである。外輪3は、図2に拡大して示すように、外輪
本体11と、この外輪本体11の外周部を覆う絶縁性薄
膜12と、この絶縁性薄膜12の外面に設けられた薄肉
金属板13とを一体に成形したものである。すなわち、
外輪本体11は、金属製であって導電性を有するもので
あり、その内周部に転動体6の軌道11aを有する。絶
縁性薄膜12は、外輪本体11とハウジング2とを電気
的に絶縁するためのものであって、ナイロンMXD6と
PPSとのアロイ化樹脂100重量部とガラス繊維50
重量部からなる高分子弾性材料である。この絶縁性薄膜
は、外輪本体11の外周面11bから側面11cに亘る
部分を覆っている。また、薄肉金属板13は、外輪本体
11に直接触れないように、絶縁性薄膜12の外面に固
着されている。外輪3の外径が170mm程度である場
合、絶縁性薄膜12の厚さは0.1〜2.0mm、電気抵
抗は100MΩ以上、薄肉金属板の厚さは1.0mm程度
が好ましい。
【0009】一方、内輪5はその外周部に転動体6の軌
道5aを有し、転動体6は保持器7に保持されている。
これら内輪5と転動体6と保持器7はいずれも金属製で
あり、導電性を有する。
【0010】次に、外輪3の製法を説明する。この場
合、図3に示す金型を用いる。同図において、15は外
輪本体11が外嵌される下型、16は外輪本体11の上
に被せる上型、17は薄肉金属板用部材13Aを外輪本
体11に位置決めすると共に下型15と相まって絶縁性
薄膜12を成形するためのキャビティ19を形成する外
型、18は外型17を固定する外枠である。外型17は
周方向に2つ割りになっている。係る構成の金型を用い
て外輪3は以下の順序で製作される。
【0011】 外輪本体11の絶縁性薄膜12が固着
される外周面11bおよび側面11Cにサンドブラスト
処理を施して接着剤を塗布し、室温で乾燥後、323K
×120分の予熱処理を行う。接着剤としては、例え
ば、ロード・ファー・イースト社製ケムロック#218
を用いることができる。 下型15、上型16、外型17および外枠18を3
68Kに予熱しておいて、これに上記外輪本体11およ
び薄肉金属板用部材13Aを図3に示す如く組込む。 上記金型のキャビティ19に上記組成の高分子弾性
材料20を射出成形にて注入する。 所定時間冷却後脱型し、製品を取り出す。 以上のようにして(必要に応じて薄肉金属板用部材
13Aの外面に研磨加工による仕上げ処理を施して)得
られた外輪3と内輪5との間に転動体6を組付けて電気
絶縁軸受1を得る。
【0012】従って、上記軸受1においては、外輪3の
絶縁性薄膜12はポリアミド−PPSアロイ化材料で形
成され、外輪3がこの絶縁性薄膜12によってハウジン
グ2と電気的に絶縁するための絶縁性を有する。よっ
て、この外輪3を作製した段階で、外輪本体11と薄肉
金属板13との間の電気抵抗を測定することによって、
その絶縁性を評価することができる。この場合、上記絶
縁性薄膜12と薄肉金属板13の重合わせ部の各々の厚
さは、0.5mm、1.0mmであり、電気抵抗は100M
Ω以上であった。
【0013】そして、上記軸受1はハウジング2および
電機子軸4に組みつけられる。この組付状態において、
軸受1は上記の如く絶縁性薄膜12に100MΩ以上の
電気抵抗があるため、ハウジング2から電機子軸4への
放電はなく、軸受1の異常摩耗は生じない。この場合、
薄肉金属板13は絶縁性薄膜12の外側に設けられ、外
輪本体11と直接接触しないから、電気絶縁性に悪影響
を及ぼすことはなく、しかも、絶縁性薄膜12が外輪本
体11の外周面11bだけでなく側面11cをも覆って
いるから、電気絶縁性を確実に得ることができる。
【0014】また、上記軸受1の組付けにおいて、上記
の如く外輪3が絶縁性を有するため、軸受1とハウジン
グ2との間に電気絶縁のための余分な介装物を設ける必
要がない。従って、軸受1の組付けが容易である。ま
た、軸受部の寸法精度(軸受1をハウジング2に組付け
た状態でのハウジング2と電機子軸4との間の位置精
度)は、基本的には軸受1の外径、つまり外輪3の外径
で決まることになり、外輪3を製作した段階でその寸法
を調整することにより、軸受部の寸法精度を高くするこ
とができる。つまり、余分な介装物がある場合、それだ
け寸法精度が低下するが、上記軸受1の場合には介装物
が不要であるから、寸法精度を高くすることができる。
さらに、絶縁性薄膜12はそれ自体の厚さが薄いため、
使用時の負荷による歪み量が小さく、寸法精度への影響
を無視することができる。また、薄肉金属板13は、軸
受1を組み立てる際や、軸受1をハウジング2に組みつ
ける際に、絶縁性薄膜12に外傷を与えないようにこれ
を保護すると共に、軸受1をハウジング2に組みつけた
状態での使用時に絶縁性薄膜12が大きな負荷によって
破壊することを防止するものであり、絶縁性薄膜12よ
り厚くするのが好ましい。
【0015】次に、以下の表1に示す本発明に係るポリ
アミド−PPSアロイ化樹脂と比較例に係る樹脂を被覆
した軸受について、吸水による寸法変化と吸油による寸
法変化を測定した。その結果を図7と図8に示す。な
お、寸法変化の測定は、図6に示す形状のもの(図にお
いて、31は樹脂、32はベアリングである)を射出成
形により作製し、水中または白灯油中に400時間浸漬
し、30mm外径部の寸法変化を測定することにより行っ
た。また、表1の本実施例の樹脂と比較例の樹脂につい
て、曲げ弾性率の温度依存性をASTM−D790に準
じて293〜413Kの温度範囲で測定した。その結果
を図9に示す。また、表1の樹脂の基本物性を表2に示
す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】図7〜9および表2より以下の点が明らか
である。 〔吸水性、吸油性〕図7、8より、比較例1であるナイ
ロン66樹脂は、吸湿しやすく、また吸油しやすいこと
が分かる。これに比して、実施例1、実施例2のナイロ
ンMXD6−PPSアロイ化樹脂ならびに比較例2のP
PS樹脂は、吸湿性ならびに吸油性が低く、寸法精度が
安定していることが分かる。 〔曲げ弾性率の温度依存性〕図9より、比較例1、比較
例2に比較して実施例1、実施例2に係るものは高温雰
囲気下でも曲げ弾性率の値が大きく、高温下でも荷重に
よる歪みは小さいことが分かる。 〔温度による寸法変化〕表2より、実施例1、実施例2
に係るものは、比較例1、比較例2に比して線膨張係数
が小さく、温度による寸法変化が少ない特性を有するこ
とが分かる。
【0019】〔耐衝撃性〕表2より、実施例1、実施例
2に係るものは、比較例1、比較例2に比して衝撃強度
が高く、耐衝撃性に優れていることが分かる。
【0020】図4および図5は外輪の他の実施例を示す
ものである。図4に示す外輪21は、絶縁性薄膜23の
幅を薄肉金属板24と同幅にして、外輪本体22の側面
全体を外部に露出せしめたものである。一方、図5に示
す外輪25は、絶縁性薄膜27で外輪本体26の側面を
も覆うようにし、且つ絶縁性薄膜27が外輪本体26の
外周面を覆う部分の厚さと側面を覆う部分の厚さとが同
一になるようにしたものである。なお、上記図5の実施
例では、絶縁性薄膜と薄肉金属板とを外輪本体のハウジ
ングに取りつけられる部位にのみ設けたが、先に説明し
た他の実施例においても、絶縁性薄膜と薄肉金属板とを
上記図5の実施例と同様に外輪本体のハウジングに取り
つけられる部位にのみ設けてもよい。また、上記実施例
は、鉄道車両の主電動機の回転軸受に関するが、本発明
は他の機械器具の軸受、さらに車両の車台軸受にまで適
用することが可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る電気絶縁軸受は上記のよう
に構成されているので、以下の効果を奏する。 軸受とハウジングとの間に電気絶縁用の部材を設け
る必要がないから、軸受の組みつけが容易であり、寸法
精度が高く、しかも吸水性・吸油性が低く、温度による
寸法変化も少ないから、極めて寸法精度が安定してい
る。 耐衝撃性に優れているので、機械的ショックに強
い。 軸受単体で電気絶縁性を評価することができる。 薄肉金属板が絶縁性皮膜を保護するので、絶縁寿命
が長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気絶縁軸受の断面図である。
【図2】図1の外輪部分の拡大図である。
【図3】外輪の製造装置を示す断面図である。
【図4】外輪の他の実施例を示す断面図である。
【図5】外輪のさらに他の実施例を示す断面図である。
【図6】吸水性および吸油性を評価するための樹脂を外
装したベアリングの断面図である。
【図7】吸水による軸受の寸法変化を示す図である。
【図8】吸油による軸受の寸法変化を示す図である。
【図9】本実施例に係る樹脂と比較例に係る樹脂の曲げ
弾性率の温度依存性を示す図である。
【符号の説明】
1…電気絶縁軸受 2…ハウジング 3、21、25…外輪 4…電機子軸 5…内輪 5a…軌道 6…転動体 11、22、26…外輪本体 11a…軌道 11b…外周面 11c…側面 12、23、27…絶縁性薄膜 13、24、28…薄肉金属板
フロントページの続き (72)発明者 福永 久雄 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 (72)発明者 布施 芳哉 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 (72)発明者 渡邉 朝紀 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪と内輪との間に転動体が介装された
    電気絶縁軸受であって、上記外輪は、転動体が転動する
    軌道を有する金属製の外輪本体と、この外輪本体のハウ
    ジングに取り付けられる部位を被覆するポリアミドとポ
    リフェニレンサルファイドとのアロイ化材料よりなる
    0.1〜2.0mm厚みの絶縁性薄膜と、この絶縁性薄膜
    の外面に設けられた薄肉金属板とが一体に成形されてな
    ることを特徴とする電気絶縁軸受。
JP4254404A 1992-09-24 1992-09-24 電気絶縁軸受 Pending JPH06147231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4254404A JPH06147231A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 電気絶縁軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4254404A JPH06147231A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 電気絶縁軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06147231A true JPH06147231A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17264508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4254404A Pending JPH06147231A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 電気絶縁軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06147231A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005017251A (ja) * 2003-06-30 2005-01-20 Ntn Corp 絶縁軸受の絶縁抵抗測定治具および測定方法
DE102013223677A1 (de) * 2013-11-20 2015-05-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzkörperkranz mit Sandwichblech
DE102019104702A1 (de) * 2019-02-25 2020-08-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lager
US10823229B2 (en) 2017-03-24 2020-11-03 Aktiebolaget Skf Rolling-element bearing including an electrically insulating layer
WO2022092070A1 (ja) * 2020-10-29 2022-05-05 Ntn株式会社 絶縁軸受装置
WO2023002891A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 Ntn株式会社 絶縁転がり軸受

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005017251A (ja) * 2003-06-30 2005-01-20 Ntn Corp 絶縁軸受の絶縁抵抗測定治具および測定方法
DE102013223677A1 (de) * 2013-11-20 2015-05-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzkörperkranz mit Sandwichblech
US10823229B2 (en) 2017-03-24 2020-11-03 Aktiebolaget Skf Rolling-element bearing including an electrically insulating layer
DE102019104702A1 (de) * 2019-02-25 2020-08-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lager
WO2022092070A1 (ja) * 2020-10-29 2022-05-05 Ntn株式会社 絶縁軸受装置
WO2023002891A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 Ntn株式会社 絶縁転がり軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5059041A (en) Electrical insulating bearing
JP4741665B2 (ja) 電気機械のロータのためのスリップリング構成群、スリップリング構成群を備えた電気機械、ならびにスリップリング構成群を製作する方法
CN102575715B (zh) 结合有转速检测装置的车轮用轴承装置
JP2002048145A (ja) 電食防止型転がり軸受
JP6701997B2 (ja) 非空気式タイヤ
EP1148594B1 (en) Rolling bearing unit
JPH06147231A (ja) 電気絶縁軸受
JP2002039334A (ja) 転がり軸受ユニット
JP3747684B2 (ja) 電動モータおよびこれに使用される転がり軸受
JPH0743488Y2 (ja) 電食防止形ころがり軸受
JP4369692B2 (ja) 絶縁軸受の絶縁抵抗測定治具および測定方法
JP4286573B2 (ja) 電食防止軸受
JPH065090B2 (ja) ころがり軸受およびその製造方法
JP2021076227A (ja) 電食防止軸受
JP2007292119A (ja) 軸受、転動部材および転動部材の製造方法
JP2007170673A (ja) 電食防止型転がり軸受
JP2574403Y2 (ja) 電食防止転がり軸受
JP3538487B2 (ja) 樹脂絶縁軸受
JPH0712129A (ja) 電蝕防止型の転がり軸受
WO2023233649A1 (ja) 摺動部材、及び、転がり軸受
JP2000161370A (ja) 電食防止転がり軸受
JPH04357327A (ja) 電気絶縁軸受
US11965560B2 (en) Bearing assembly
KR101117455B1 (ko) 엔코더
WO2023002891A1 (ja) 絶縁転がり軸受