JPH0614520Y2 - 表示機能付選択呼出受信機 - Google Patents

表示機能付選択呼出受信機

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JPH0614520Y2
JPH0614520Y2 JP1987149383U JP14938387U JPH0614520Y2 JP H0614520 Y2 JPH0614520 Y2 JP H0614520Y2 JP 1987149383 U JP1987149383 U JP 1987149383U JP 14938387 U JP14938387 U JP 14938387U JP H0614520 Y2 JPH0614520 Y2 JP H0614520Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、個別選択呼出無線通信システムに使用され
る表示機能付選択呼出受信機に関する。
[従来技術とその問題点] 個別選択呼出無線通信システムにおいては、複数のメッ
セージ情報を記憶するためのメモリを有し、呼出し時
に、受信したメッセージ情報を表示部で表示すると共
に、その受信したメッセージ情報を前記メモリに記憶さ
せておき、後のスイッチ操作で再表示できる表示機能付
選択呼出受信機が使用されている。この種の受信機で
は、メモリ容量が一杯となった場合、その後の着信毎に
メモリに記憶されているメッセージ情報をその古い順に
自動消去するようになっており、このため、長期間に亙
って保持しておきたい重要なメッセージ情報であっても
自動消去されてしまうという問題があった。
そこで、最近では、上記の様なメッセージ情報はそのメ
ッセージ情報がメモリ内で最古のメッセージ情報となっ
た場合にも自動消去されない、所謂、メッセージ保護機
能を備えた受信機も開発されている。
しかし、メッセージ保護機能を備えた従来の受信機は、
保護するメッセージ情報或いはその管理情報を自動消去
される通常のメッセージ情報或いはその管理情報とは別
のメモリエリアに記憶する構成となっており、メモリの
使用効率が悪いという問題があった。
[考案の目的] この考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
メッセージ保護機能を備えたものでありながらメモリの
使用効率の良い表示機能付選択呼出受信機を提供するこ
とを目的とする。
[考案の要点] この考案は、受信したメッセージ情報を記憶するための
複数のメッセージ情報記憶手段の各々に対応して、各対
応するメッセージ情報記憶手段に記憶されているメッセ
ージ情報が保護すべきものであるか否かの識別情報を記
憶する識別情報記憶手段を設け、この識別情報記憶手段
に記憶されている識別情報に基づいてメッセージ情報の
自動消去を制御する構成にして、メッセージ情報の保護
制御のために必要なメモリ容量をメッセージ情報記憶手
段1つに付き1ビットに抑えるとともに、表示中のメッ
セージ情報を保護メッセージ情報とするための特定のキ
ーが操作されたとき、既に保護されているメッセージ情
報の数が所定数と成っていた場合には、上記表示中のメ
ッセージ情報が記憶されているメッセージ情報記憶手段
に対応する識別情報記憶手段への、当該メッセージ情報
が保護すべきものである旨の情報の記憶を禁止する禁止
手段を設け、識別情報記憶手段を各メッセージ情報記憶
手段に対応させて設けたことにより生じ得る不都合、す
なわち総てのメッセージ記憶手段に記憶されているメッ
セージ情報が保護メッセージ情報となっていて新たな着
信メッセージ情報を記憶することができない等の不都合
を防止するようにしたものである。
[考案の実施例] 以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
まず第1図によりその回路構成を示す。11はアンテナで
あり、このアンテナ11で受信されたメッセージを含む呼
出しの電波は無線部12に送られる。この無線部12は、デ
コーダ部13の駆動により間欠受信を行なうもので、受信
電波を増幅、復調してデコーダ部13に送出する。デコー
ダ部13では、呼出された番号が自己の認識番号と一致す
るか否かを判断し、一致した場合には呼出検出信号と共
に呼出された番号が自己のどの認識番号であったのか、
あるいは呼出し番号に付加された呼出しの種別が何であ
ったのかを表わす呼出種別情報と、呼出番号に引続いて
受信されるメッセージ情報とをCPU14に送る。CPU
14は、デコーダ部13からの信号及びスイッチ入力部15か
らの入力信号に応じて他の回路全体の動作制御を行なう
もので、各種制御プログラムを記憶したROMやタイマ
ー、演算レジスタ等から構成される。スイッチ入力部15
には、電源のオン/オフを制御するメインスイッチ16、
放音あるいはメッセージ表示の途中解除を指示するリセ
ットスイッチ17、メッセージ情報の保護を行なうプロテ
クトモードやメッセージデータの消去を行なうデリート
モード、記憶したメッセージ情報の印字出力を行なうプ
リントアウトモード等のモード選択を行なうモード選択
スイッチ18、各モードで動作の実行を指示する実行スイ
ッチ19、記憶されたメッセージ情報の順次表示を指示す
るメモリバンクスイッチ20、プリントアウトモード時の
印字内容を選択する印刷モード選択スイッチ21及び呼出
し音の音量調節を行なう音量スイッチ22等が接続され、
その操作に応じた信号を上記CPU14に送出する。CP
U14は、計時動作を行なう時計部23、複数のメッセージ
データや制御データを記憶するRAM24と接続され、受
信したメッセージ情報等を時刻データと共にRAM24に
記憶する一方、アンプ25を介してスピーカ26に放音信号
を、アンプ27を介してLED28に点灯信号をそれぞれ送
出して呼出しのあったことを報知させる。そして、CP
U14は、液晶表示素子で構成される表示部29にメッセー
ジ情報等の表示データを出力して表示させ、また、外部
端子30を介して接続されるプリンタ31に印字データを出
力し、印字出力させる。
上記メインスイッチ16をオフとした場合、CPU14、ス
イッチ入力部15、時計部23及びRAM24以外の回路はす
べて電源供給がストップされる。
上記表示部29は、例えば第2図に示すような表示パター
ンとなる。同図において表示部29には、英数・カナ・平
仮名・漢字によりメッセージ情報を表示するメッセージ
表示部29aの他に、プロテクトモードに入ったことを知
らせるプロテクトモード表示体29b、デリートモードに
入ったことを知らせるデリートモード表示体29c、プリ
ントアウトモードに入ったことを知らせるプリントアウ
トモード表示体29d、時刻調整モードに入ったことを知
らせる時刻調整モード表示体29e、まだ一度も表示して
いないメッセージ情報があり、したがって、まだ確認し
ていないメッセージ情報があることを知らせる未確認
(未表示)表示体29f、表示されているメッセージ情報
が保護メッセージ情報があることを知らせるプロテクト
メッセージ表示体29g、電源となる電池が消耗している
ことを知らせる電圧低下表示体29h、現在音量スイッチ
22どの位置にあるのかを知らせる音量表示体29i、表示
されているメッセージ情報のNOとその呼出しの種別情報
を表示するメッセージNo及び呼出し種別表示部29jが
配設される。上記メッセージ表示部29aとメッセージN
o及び呼出し種別表示部29jは、共にドットマトリクス
で構成されるもので、メッセージ表示部29aは全角文字
で12文字×2行、メッセージNo及び呼出し種別表示
部29jは同3文字の表示が可能となる。
上記RAM24内には、第3図(A)に示す管理データメ
モリ24aや第3図(B)に示すメッセージメモリ24b及
びバンクカウンタ、未表示フラグカウンタ、フラッシン
グフラグレジスタ、モードカウンタ、印刷モードカウン
タ、処理済フラグレジスタ、初期状態フラグレジスタ等
が設けられるものである。
第3図(A)に示すように管理データメモリ24aは、メ
ッセージ情報を管理するための管理データを記憶するも
のである。管理データは、そのメッセージ情報を保護す
るか否かを示すプロテクトフラグ、そのメッセージが未
だ表示されていないか否かを示す未表示フラグ、放音の
途中で放音の停止を指示する上記リセットスイッチ17が
操作されたか否かを示すリセットフラグ、呼出しの種別
を示す情報、メッセージメモリ24bにおけるメッセージ
情報の記憶エリアを示すバンクNo、着信時の日時が1
組として構成されるもので、複数組、例えば30組の管
理データがこの管理データメモリ12aにLIFO方式で
読み出し可能に記憶される。
一方、第3図(B)に示す如くメッセージメモリ24b
は、実際に受信されたメッセージ情報を、メッセージ情
報のどのブロックにエラーがあったかを示すエラー情報
と組にしてページ管理で複数組、例えば30組記憶する
ものである。
ここで、アンテナ11で受信され、無線部12で復調される
選択呼出信号の構成について述べておく。例えば、国際
標準となっているPOCSAG方式の選択呼出信号は、
プリアンプルというビット単位の同期を取るためのヘッ
ダー部と、1個以上N個連続するバッチというデータ部
分からなる。このバッチ1個は、同期コードワードとそ
れに続く8個のフレームからなり、1フレームは2つの
コードワードからなる。コードワードには、アドレス
(ID−番号)コードワードとメッセージコードワード
の2種類があり、共に32ビットで構成されている。
アドレスコードワードは、呼出番号(アドレス)のため
のコードワードで、第1ビットが“0”に設定された1
1ビットからなるアドレスビットと、これに2ビットの
ファンクションビット及び11ビットのパリティビット
が付加されて構成されている。前記ファンクションビッ
トは呼出番号に付加された呼出種別情報であり、このビ
ットによりマルチアドレスコールと呼ばれる4種類の区
別ができ、1つのIDに対して異なった4種の鳴音及び
表示(記号「A」〜「D」で表示する)ができるように
なっている。
一方、メッセージコードワードはメッセージ情報のため
のコードワードで、第1ビットが“1”に設定された2
1ビットからなるメッセージビットと、11ビットのパ
リティビットからなり、メッセージがある場合にはアド
レスコードワードに続けて送信されるものである。
次に上記実施例の動作について説明する。
いま、メインスイッチ16をオンとすると、その操作信号
かスイッチ入力部15からCPU14に送られ、無線部12、
デコーダ部13、アンプ25、スピーカ26、アンプ27、LE
D28及び表示部29への電源の供給が開始されると共に、
CPU14によって第4図に示す処理が開始される。
第4図では、まず、ステップA01に示すように各回路を
初期化する。ここでは、表示部29の表示内容、CPU14
内部のタイマー、RAM24内のバンクカウンタ等が初期
設定される。次いでステップA02に進み、スイッチ入力
部15からの入力信号を読込んで、リセットスイッチ17、
モード選択スイッチ18、実行スイッチ19、メモリバンク
スイッチ20、印刷モード選択スイッチ及び音量スイッチ
22のいずれかが操作されたか否かを判断する。その後、
ステップA03で着信があるか否か判断する。ないと判断
した場合は次にステップA04に至り、上記ステップA02
の操作スイッチの読込みの結果に応じてメモリバンクス
イッチ20が操作されたか否かを判断する。ここでメモリ
バンクスイッチ20も操作されなかったと判断した場合に
は、次にステップA05で今度はモード選択スイッチ18が
操作されたか否かを判断する。そして、モード選択スイ
ッチ18も操作されなかったと判断した場合には、再び上
記ステップA02に戻る。すなわち、通常の待機状態では
適宜時間間隔を取ってステップA02〜A05の処理を繰返
し実行するものである。
上記ステップA03で着信ありと判断された場合は、次に
ステップA06に進んで着信処理を行なう。この着信処理
は、アンテナ11で受信され、無線部12で復調された後、
デコーダ部13でデコードされた着信データと、その時点
での時計部23の計時による日時とを、所定時間、例えば
60秒以内に送信されたリピートコールによる2度目の
データではないことを確認した上で、RAM24に記憶す
る。この場合、着信データとしては、前述した呼出しの
種別情報、メッセージコードワードが有る場合にメッセ
ージ内容を示すメッセージ情報とそのエラー情報が記憶
される。着信データのメッセージ情報及びそのエラー情
報はメッセージメモリ24bの空きバンクに記憶される
が、呼出しの種別情報及び着信日時は、管理データメモ
リ24aに記憶済みの着信データを1バンク分ずつシフト
処理してメッセージを記憶したメッセージメモリ24bの
バンクNoと共に第1バンクに記憶される。そして、こ
れと同時に、第1バンクの未表示フラグレジスタに、後
述する読出処理でメッセージが表示された時にリセット
される未表示フラグ“1”がセットされ、且つ、未確認
表示体29fの点灯制御に用いられる未表示フラグカウン
タのカウント値が「+1」される。また、この時、管理
データメモリ24aに既に30組のデータが記憶されてい
た場合は、シフト処理により古いものから順次消去され
るが、未表示フラグ及びプロテクトフラグそれぞれに
“1”のデータと“0”のデータとが混在する場合は、
未表示フラグ及びプロテクトフラグが“0”のデータ、
すなわち、メッセージ情報が確認済みであり、且つ、保
護されていないデータ、次にプロテクトフラグが“0”
のデータ、すなわち、メッセージ情報が未確認ではある
が保護されていないデータの順に消去する形でシフト処
理を行なう。ここでは、30組のデータのうち、プロテ
クトフラグを“1”として保護することのできるメッセ
ージデータの数を例えば20組までと規定する。これ
は、30組のデータ総てを保護可能とした場合の不都
合、すなわち30組のデータ総てのプロテクトフラグが
“1”にセットされていて新たな着信データを記憶する
ことができなかったり、或いは殆どのプロテクトフラグ
が“1”にセットされていて記憶済みの非保護着信デー
タが短時間のうちに自動消去されるという不都合を防止
するためである。管理データメモリ24aに既に30組の
データが記憶されており、且つ、それらのうちの20組
にプロテクトフラグ“1”がセットされている場合は、
残りの10組の古いものから順次消去する形でシフト処
理されることとなる。RAM24への記憶の後、呼出しが
あったことを示すためにアンプ25を介してスピーカ26を
駆動し、鳴音(放音)を開始する。この場合、鳴音は前
記呼出しの種別情報に応じて相異なるものとなる。これ
と同時にアンプ27を介してLED28の点滅、表示部29の
未確認(未表示)表示体29fの点灯、メッセージ表示部
29aでの「着信有りました」の文字の表示等、着信に応
じた表示処理を行なうと共に、この表示時間を計時する
タイマーをスタートさせる。そして、リセットスイッチ
17が操作されるか、所定時間、例えば「8」秒間が経過
するまで表示を行ない、リセットスイッチ17が操作され
るか、タイマの計時時間が所定の「8」秒となり、タイ
ムアップとなると、表示部29及びLED28での表示をオ
フとし、この着信処理を終了する。
上記のようにして着信処理が行なわれ、鳴音及び表示の
処理が行なわれると共に、RAM24に着信データが記憶
される。このRAM24に記憶された着信データは、上記
第3図のステップA04でメモリバンクスイッチ20が操作
されたと判断された場合に、続くステップA07において
読出処理される。
読出処理によるデータ読出時には、メモリバンクスイッ
チ20を一回操作する毎に順次着信データを表示する通常
モードと、一旦メモリバンクスイッチ20を2秒間以上連
続して操作することによりモードを設定し、RAM24に
記憶されている着信データのうち未表示の着信データを
検索して表示させるサーチデータモードとがある。処理
当初には、まずCPU14内のメモリバンクスイッチ20の
操作時間を計時する2秒タイマーとデータの表示時間を
計時する30秒タイマーの計時を開始させ、バンクカウ
ンタに初期値「1」をセットした後、通常のモードとし
てバンクカウンタのカウント値に従って着信データを読
出し、その着信データ、すなわち、呼出しの種別情報、
メッセージ情報を着信日時の情報と共に表示部29に表示
する。ここで、もしそのメッセージ情報が未表示のメッ
セージ情報であった場合、すなわち、バンクカウンタの
カウント値で指定される管理データメモリの対応するバ
ンクの未表示フラグレジスタにフラグ“1”がセットさ
れていた場合には、このフラグをリセットし、且つ、未
表示フラグカウンタのカウント値を「−1」すると共
に、表示部29jに表示されているメッセージNo及び呼
び種別記号をフラッシングさせる。また、表示されるメ
ッセージ情報がエラーのあるメッセージ情報であった場
合には、このメッセージ情報に対応してメッセージメモ
リ24bに記憶されていたエラー情報により指定される表
示桁部が反転表示されることとなる。データ表示後、表
示の中止を指示するリセットスイッチ17あるいは、次の
着信データの表示を指示するメモリバンクスイッチ20が
操作されるか、30秒タイマー、2秒タイマーがタイム
アップするまで表示を続行する。30秒タイマーがタイ
ムアップした場合には、所定時間の表示を終えたことと
なるので、その表示をオフすると共にサーチモードが設
定されていた場合はそのモード設定をもオフし、以上で
この読出し処理を終了する。
また、表示途中でリセットスイッチ17が操作されたと判
断された場合も、そのリセットスイッチ17の操作に従
い、表示をオフすると共にサーチモードのモード設定を
オフし、読出し処理を終了する。
2秒タイマーがタイムアップした場合は、メモリバンク
スイッチ18が連続して2秒以上操作され、未表示のサー
チモードの設定が指示されたことになるので、そのサー
チモードのセットを行なった後、バンクカウンタのカウ
ント値を「+1」更新設定し、それから次の着信データ
が未表示データであることを確認した上で上記データ表
示からの動作を繰返す。
また、データ表示途中でメモリバンクスイッチ20が新た
にオンされた場合は、次のバンクの着信データの表示を
促す指示であるので、これに従い、未表示データサーチ
モードをリセットすると共に、2秒タイマーと30秒タ
イマーの計時動作を再スタートさせた後、バンクカウン
タのカウント値を「+1」更新設定し、そのカウント値
に応じて次の着信データすなわち表示中の着信データよ
りも1つ前に着信した着信データの表示を行なう。
このように、通常のモードにおいてはメモリバンクスイ
ッチ20が1回操作される毎に、また、サーチモードにお
いては未表示の着信データのみをRAM24から選択して
表示させることができる。
以上は通常のモードでの着信処理及び読出処理を示した
ものであるが、上記第4図のステップA05でモードの切
換を指示するモード選択スイッチ18が操作されたと判断
されると、次いでステップA08に進み、モードの切換選
択処理を行なう。このモード選択処理は、RAM24内部
に備えられるモードカウンタのカウント値を更新設定す
る。モードカウンタは、通常モードとプロテクトモー
ド、デリートモード、プリントアウトモード及び時刻調
整モードの5つのモード状態を示す5進カウンタで構成
され、カウント値「0」で通常モードを、カウント値
「1」でプロテクトモードを、カウント値「2」でデリ
ートモードを、カウント値「3」でプリントアウトモー
ドを、そして、カウント値「4」で時刻調整モードをそ
れぞれ表わす。したがって、通常モードでのモードカウ
ンタのカウント値は「0」であり、そこでモード選択ス
イッチ18を1回操作してステップA05からステップ08に
至り、モード選択処理が行なわれると、同モードカウン
タのカウント値は「+1」更新設定されて「1」とな
る。このモードカウンタのカウント値に対応して、続く
ステップA09で選択したモードに応じた処理が行なわ
れ、処理後、再び上記ステップA02からの処理を繰返
す。
いま、ステップA02〜A05の処理を繰返し実行する通常
モードでの受信待機状態であるものとする。この時、表
示部29においては、電力容量に制限のある表示機能付選
択呼出受信機の電力消費を極力避けるため、第5図
(A)に示すように全ての表示体29a〜29jの駆動を停
止している。このような状態でモード選択スイッチ18が
操作されると、これがステップA05で判断され、次いで
ステップA08に至る。ステップA08でRAM24内のモー
ドカウンタのカウント値を「0」から「+1」更新設定
して「1」とし、続くステップA09でこのカウント値
「1」に対応して第6図に示すプロテクトモード処理が
行なわれる。
第6図においては、まずステップB01に示すようにモー
ド表示の最低時間である「8」秒が設定されたCPU14
内部の8秒カウンタの計時をセットし、スタートさせ
る。次いでステップB02で表示部29においてプロテクト
モードにモードが移行したことを表示させる。この場
合、表示部29では、第5図(B)に示すようにメッセー
ジ表示部29aに「プロテクトモード」と文字を表示する
一方、プロテクトモード表示体29bを点灯駆動する。ま
た、これと共にバンクカウンタの内容によりRAM24内
の管理データメモリ24aの第1バンクに記憶されている
最も新しいメッセージ情報の呼出種別情報を読出し、こ
れをメッセージNo及び呼出し種別表示部29jに、例え
ば「01C」というように表示する。
その後、ステップB03で上記8秒タイマーかタイムアツ
プしたか、ステップB04でリセットスイッチ17が操作さ
れたか否か、ステップB05でモード選択スイッチ18が操
作されたか否か、ステップB06で実行スイッチ19が操作
されたか否か、そして、ステップB07でメモリバンクス
イッチ20が操作されたか否かが連続して判断される。こ
れらのいずれにおいてもNOであると判断された場合は
ステップB03に戻り、以下ステップB03〜B07の処理を
繰返しながらスイッチの操作入力を待機する。
上記ステップB03で8秒タイマーがタイムアツプしたと
判断された場合、このプロテクトモードにおけるスイッ
チ操作が8秒間のあいだ行なわれず、同様にこれ以上こ
のプロテクトモードの表示を続行してもスイッチ操作が
なされないものと判断して、次にステップB08に進んで
モードカウンタの内容をリセットして「0」にする等の
リセット処理を行なう。これに応じて表示も第5図
(B)に示すプロテクトモードの表示状態から矢印TU
に示すように第5図(A)の通常モードの待機状態に戻
り、以上でこの処理を終了する。
また、上記ステップB04でリセットスイッチ17が操作さ
れたと判断した場合も、このリセットスイッチ17操作に
従ってプロテクトモードを解除すべく、上記と同様に次
にステップB08に進んでモードカウンタの内容をリセッ
トして「0」とし、これに応じて表示も第5図(B)に
示すプロテクトモードの表示状態から矢印TUに示すよ
うに第5図(A)の通常モードの待機状態に戻り、以上
でこの処理を終了する。
ステップB05においてモード選択スイッチ18が操作され
たと判断した場合は、このステップ操作に応じて続くス
テップB09でモードカウンタのカウト値を「+1」更新
設定し、デリートモードへのモード変換を行なって表示
を第5図(C)に示す表示状態にした後、以上でこの処
理を終了する。
上記ステップB07でメモリバンクスイッチ20が操作され
ていると判断した場合は、次いでステップB10でバンク
カウンタのカウント値を「+1」更新設定した後、ステ
ップB11で更新設定したカウント値がRAM24に記憶さ
れている着信データの数を越えているか否か判断する。
越えていないと判断されると、続くステップB12におい
てメッセージ情報の表示時間を計時する30秒タイマー
をセットし、スタートさせると同時に、ステップB13で
バンクカウンタのカウント値に従ってRAM24から対応
するメッセージ情報等の着信データを読出し、表示部29
のメッセージ表示部29a等に表示させる。その後、ステ
ップB03で今度は上記30秒タイマーがタイムアツプし
たと判断されるか、ステップB03〜B07で各スイッチが
操作されたと判断されるまでこのメッセージ表示を続行
する。なお、上記ステップB11で更新設定したバンクカ
ウンタのカウント値がRAM24に記憶されている着信デ
ータの数を越えていると判断された場合は、続いてステ
ップB14に至り、改めてバンクカウンタに初期値「1」
をセットした後、ステップB12に進む。
上記のようにメモリバンクスイッチ20を操作して保護し
たいメッセージ情報を選択して表示させた後、データプ
ロテクトの処理の実行を指示する実行スイッチ19を操作
すると、これがステップB06で検出されてステップB15
に進み、現在バンクカウンタで指定されている管理デー
タメモリ24aのバンクにプロテクトフラグ“1”がセッ
トされているか否か、すなわち、現在表示中のメッセー
ジがすでにプロテクトされているメッセージであるか否
かを判断する。ステップB15でセットされていないと判
断されると、次にステップB16に進む。ステップB16で
は、指定されたメッセージ情報のプロテクトが可能か否
か、すなわち、すでにRAM24の管理データメモリ24a
に設定してあるプロテクトフラグの数が20個未満であ
るか否かが判断される。プロテクト可能であると判断さ
れた場合は、次いでステップB17に進み、該当するメッ
セージ情報のプロテクトフラグ“1”をセットした後、
ステップB18で8秒タイマーをセットし、スタートさせ
ると同時に、ステップB19でプロテクト完了表示として
表示部29のメッセージ表示部29aに例えば 「メッセージを保護しました。」 なる文字表示を行なう。以後、ステップB03からの処理
を行ない、8秒タイマーがタイムアツプするまでこのプ
ロテクト完了表示を続行する。
また、上記ステップB16でプロテクトが不可能である、
すなわち、すでに20組のメッセージ情報のプロテクト
を行なっていると判断された場合には、ステップB20に
進んでやはり8秒タイマーをセットし、スタートさせる
と同時に、ステップB21でプロテクト不能表示として表
示部29のメッセージ表示部29aに例えば 「保護容量が一杯です」 なる文字表示を行なう。以後、ステップB03からの処理
を行ない、8秒タイマーがタイムアツプするまでこのプ
ロテクト不能表示を続行する。
一方、ステップB15でプロテクトフラグ“1”がセット
されていると判断された場合は、ステップB22に進み、
プロテクトフラグをリセットした後、ステップB23で8
秒タイマーをセットし、スタートさせると同時に、ステ
ップB24でプロテクト解除完了表示として表示部29のメ
ッセージ表示部29aに 「プロテクトを解除しました。」 なる文字表示を行なう。このプロテクト解除処理は、本
来プロテクトの必要のないメッセージを誤ってプロテク
トした場合、あるいはステップB16でプロテクトが不可
能であると判断された場合に行なわれるもので、ステッ
プB24でプロテクト解除完了表示をスタートさせた後は
ステップB03に戻り、8秒タイマーがタイムアツプする
かステップB04からステップB07でスイッチ操作が検出
されるまでこのプロテクト解除完了表示を続行する。
次に上記ステップB09に示したように、プロテクトモー
ドからモード選択スイッチ18を操作し、モードカウンタ
のカウント値を更新設定して「2」とし、デリートモー
ドに切替えた後の、デリートモード処理を第7図を用い
て説明する。
第7図においては、まずステップC01に示すようにモー
ド表示の最低時間である「8」秒が設定されたCPU14
内部の8秒カウンタの計時をセットし、スタートさせ
る。次いでステップC02で表示部29においてデリートモ
ードにモードが移行したことを表示させる。この場合、
表示部29では、第5図(C)に示すようにメッセージ表
示部29aに「デリートモード」の文字を表示する一方、
デリートモード表示体29cを点灯駆動する。また、これ
と共にバンクカウンタの内容によりRAM24内の管理デ
ータメモリ24aの対応するバンクに記憶されているメッ
セージ情報の呼出種別情報を読出し、これをメッセージ
No及び呼出し種別表示部29jに、例えば「01C」と
いうように表示する。
その後、ステップC03で上記8秒タイマーかタイムアツ
プしたか、ステップC04でリセットスイッチ17が操作さ
れたか否か、ステップC05でモード選択スイッチ18が操
作されたか否か、ステップC06で実行スイッチ19が操作
されたか否か、そして、ステップC07でメモリバンクス
イッチ20が操作されたか否かが連続して判断される。こ
れらのいずれにおいてもNOであると判断された場合は
ステップC03に戻り、以下ステップC03〜C07の処理を
繰返しながらスイッチの操作入力を待機する。
上記ステップC03で8秒タイマーがタイムアツプしたと
判断された場合、このデリートモードにおけるスイッチ
操作が8秒間のあいだ行なわれず、同様にこれ以上この
デリートモードの表示を続行してもスイッチ操作がなさ
れないものと判断して、次にステップC08に進んでモー
ドカウンタの内容をリセットして「0」にする等のモー
ドリセット処理を行なう。これに応じて表示も第5図
(C)に示すデリートモードの表示状態から矢印TUに
示すように第5図(A)の通常モードの待機状態に戻
り、以上でこの処理を終了する。
また、上記ステップC04でリセットスイッチ17が操作さ
れたと判断した場合も、このリセットスイッチ17操作に
従ってデリートモードを解除すべく、上記と同様に次に
ステップC08に進んでモードカウンタの内容をリセット
して「0」とし、これに応じて表示も第5図(C)に示
すデリートモードの表示状態から矢印TUに示すように
第5図(A)の通常モードの待機状態に戻り、以上でこ
の処理を終了する。
ステップC05においてモード選択スイッチ18が操作され
たと判断した場合は、このスイッチ操作に応じて続くス
テップC09でモードカウンタのカウント値を「+1」更
新設定し、プリントアウトモードへのモード変換を行な
って表示を第5図(D)に示す表示状態にした後、この
処理を終了する。
上記ステップC07でメモリバンクスイッチ20が操作され
ていると判断した場合は、次いでステップC10でRAM
24内の表示制御用の処理済フラグレジスタにフラグ
“1”がセットしてあるか否か判断する。セットしてあ
ると判断された場合は、その前の時点ですでに着信デー
タのデリートが行なわれていることとなるので、次にス
テップC11に進み、RAM24の管理データメモリ24aに
記憶された着信データのソート処理を行なうと共に、記
憶されている着信データのデータ数を「−1」更新設定
し、上記処理済フラグレジスタをリセットして“0”と
する。また、ステップC10で処理済スラグ“1”がセッ
トされていないと判断された場合はステップC12に進
み、バンクカウンタのカウント値を「+1」更新設定し
する。ステップC11あるいはステップC12の処理後、バ
ンクカウンタのカウント値がRAM24に記憶されている
着信データの数を越えていないか否か判断する。越えて
いないと判断されると、続くステップC14においてメッ
セージ情報の表示時間を計時する30秒タイマーをセッ
トし、スタートさせると同時に、ステップC15でバンク
カウンタのカウント値に従ってRAM24から対応するメ
ッセージ情報等の着信データを読出し、表示部29のメッ
セージ表示部29a等に表示させる。その後、ステップC
03で今度は上記30秒タイマーがタイムアツプしたと判
断されるか、ステップC03〜C07で各スイッチが操作さ
れたと判断されるまでこのメッセージ表示を続行する。
なお、上記ステップC13で、更新設定したバンクカウン
タのカウント値がRAM24に記憶されている着信データ
の数を越えていると判断された場合は、続いてステップ
C16に至り、改めてバンクカウンタに初期値「1」をセ
ットした後、ステップC14に進む。
上記のようにメモリバンクスイッチ20を操作してデリー
トしたいメッセージ情報を選択して表示させた後、デリ
ートの処理の実行を指示する実行スイッチ19を操作する
と、これがステップC06で判断され、次にステップC17
に進む。ステップC17では、実際にRAM24の管理デー
タメモリ24a、メッセージメモリ24bにおける指定され
たメッセージ情報、その他対応するデータの消去処理を
行なう。その後、ステップC18で、処理済フラグ“1”
をセットした後、ステップC19で30秒タイマーをセッ
トし、スタートさせると同時に、ステップC20でデリー
ト完了表示として表示部29のメッセージ表示部29aに例
えば 「メッセージを消去しました。」 なる文字表示を行なう。以後、ステップB03からの処理
を行ない、30秒タイマーがタイムアツプするまでこの
デリート完了表示を続行する。
次いで、上記ステップC09に示したようにデリートモー
ドからモード選択スイッチ18を操作し、モードカウンタ
のカウント値を更新設定して「3」とし、プリントアウ
トモードに切替えた後の、プリントアウトモード処理を
第8図を用いて説明する。このとき、外部端子30には確
実にプリンタ31を接続しておく。
第8図においては、まずステップD01に示すように部分
印刷モード、プロテクト文印刷モード、全文印刷モード
と3つの印刷モードの中から部分印刷モード、すなわ
ち、表示されているメッセージデータのみを印刷する印
刷モードを設定する。これと共にRAM24内に備えられ
る初期状態フラグレジスタにフラグ“1”を設定する。
この初期状態フラグレジスタは、上記3つの印刷モード
内からの選択動作をプリントアウトモードを設計した当
初のみに限定するためのものである。その後、ステップ
D20でCPU14内部の8秒カウンタの計時をセットし、
スタートさせる。次いでステップD03で表示部29におい
てプリントアウトモードにモードが移行したことを表示
させる。この場合、表示部29では、第5図(D)に示す
ようにメッセージ表示部29aに「プリントアウトモー
ド」の文字と、「部分」「プロテクト文」「全文」の3
つの印刷モードを示す文字それぞれとを表示する。この
場合、印刷モードとしては「部分印刷」が初期設定され
るので、「部分」の文字のみ反転表示されるものとす
る。また、これと共に、プリントアウトモード表示体29
dを点灯駆動する。さらに、バンクカウンタの内容によ
りRAM24内の管理データメモリ24aの対応するバンク
に記憶されているメッセージ情報の呼出種別情報を読出
し、これをメッセージNo及び呼出し種別表示部29j
に、例えば「01C」というように表示する。
その後、ステップD04で上記8秒タイマーかタイムアツ
プしたか、ステップD05でリセットスイッチ17が操作さ
れたか否か、ステップD06でモード選択スイッチ18が操
作されたか否か、ステップD07で印刷モード選択スイッ
チ21が操作されたか否か、ステップD08で実行スイッチ
19が操作されたか否か、そして、ステップD09でメモリ
バンクスイッチ20が操作されたか否かが連続して判断さ
れる。これらのいずれにおいてもNOあると判断された
場合はステップD04に戻り、以下ステップD04〜D09の
処理を繰返しながらスイッチの操作入力を待機する。
上記ステップD04で8秒タイマーがタイムアツプしたと
判断された場合、このプリントアウトモードにおけるス
イッチ操作が8秒間のあいだ行なわれず、同様にこれ以
上このプリントアウトモードの表示を続行してもスイッ
チ操作がなされないものと判断して、次にステップD10
に進んでモードカウンタの内容をリセットして「0」に
する等のリセット処理を行なう。これに応じて表示を第
5図(D)に示すプリントアウトモードの表示状態から
矢印TUに示すように第5図(A)の通常モードの待機
状態に戻り、以上でこの処理を終了する。
また、上記ステップD05でリセットスイッチ17が操作さ
れたと判断した場合も、このリセットスイッチ17操作に
従ってプリントアウトモードを解除すべく、上記と同様
に次にステップD10に進んでモードカウンタの内容をリ
セットして「0」とし、これに応じて表示も第5図
(D)に示すプリントアウトモードの表示状態から矢印
TUに示すように第5図(A)の通常モードの待機状態
に戻り、以上でこの処理を終了する。
ステップC06においてモード選択スイッチ18が操作され
たと判断した場合は、このスイッチ操作に応じて続くス
テップC11でモードカウンタのカウント値を「+1」更
新設定し、時刻調整モードへのモード変換を行なって表
示を第5図(E)に示す状態にした後この処理を終了す
る。
上記ステップC07で印刷モード選択スイッチ21が操作さ
れていると判断した場合は、次いでステップC12でRA
M24の初期状態フラグレジスタにフラグ“1”がセット
されているか否かを判断する。セットされていないと判
断された場合は、上記ステップD01で同フラグ“1”の
セット後に実行スイッチ19あるいはメモリバンクスイッ
チ20が操作されたことになるので、印刷モード選択スイ
ッチ21操作を無効とし、上記ステップD04からの処理に
戻るが、セットされていると判断された場合は、次にス
テップD13で印刷モードカウンタのカウント値を更新設
定し、部分印刷モードからプロテクト文印刷モードへ、
プロテクト文印刷モードから全文印刷モードへ、あるい
は全文印刷モードから部分印刷モードへ、印刷モードの
切替処理を行ない、該当するメッセージ表示部29aの文
字を反転表示させる。その後ステップD14に進み、この
切替えられた印刷モードの表示を所定時間続行すべく3
0秒タイマーをセットしてスタートさせ、以後上記ステ
ップD04からの処理に至る。
特定のメッセージデータを選択して印字させるべく、メ
モリバンクスイッチ20を操作すると、これが上記ステッ
プD09で判断され、次にステップD15に至る。ステップ
D15では、印刷モードカウンタの内容により、現在の印
刷モードが部分印刷モードであるか否か判断される。こ
こで部分印刷モードではないと判断された場合は、上記
メモリバンクスイッチ20の操作は無効となり、再びステ
ップD04からの処理に戻るが、部分印刷モードであると
判断されると、次にステップD16に進み、モード選択ス
イッチ18の操作に対応してバンクカウンタのカウント値
を「+1」更新設定すると共に、上記初期状態フラグレ
ジスタをリセットする。次いでステップD17において、
この更新設定したバンクカウンタのカウント値がRAM
24に記憶されている着信データの数を越えているか否か
判断する。越えていないと判断されると、続くステップ
D18で30秒タイマーをセットし、スタートさせると同
時に、ステップD19でバンクカウンタのカウント値に従
ってRAM24から対応するメッセージ情報等の着信デー
タを読出し、表示部29のメッセージ表示部29a等に表示
させる。その後、ステップD04で今度は上記30秒タイ
マーがタイムアツプしたと判断されるか、ステップD04
〜D09で各スイッチが操作されたと判断されるまでこの
メッセージ表示を続行する。なお、上記ステップD17
で、バンクカウンタのカウント値がRAM24に記憶され
ている着信データの数を越えていると判断された場合
は、続いてステップD20に至り、改めてバンクカウンタ
に初期値「1」をセットした後、ステップD18に進む。
そして、実際に印刷の実行を指示される実行スイッチ19
が操作されるとこの操作入力によりステップD08で実行
スイッチ19がオンであると判断され、次にステップD21
に進む。ステップD21では、表示部29のメッセージ表示
部29aにプリント中であることを示す文字、例えば 「プリント中です。」 を表示させる。次いでステップD23でその時点でのバン
クカウンタの値を一時退避のためにCPU14の内部レジ
スタにメモリした後、ステップD24に進んで印刷処理を
実行する。
第9図はこの印刷処理の詳細を示すサブルーチンであ
る。同図においては、まずステップE01で印刷モードが
部分印刷モードであるか否か判断される。部分印刷モー
ドである場合は、次にステップE02に進み、上記第8図
のステップD19で表示したメッセージデータのみをプリ
ンタ31でプリントアウトさせる。すなわち、プリントア
ウトデータは、メッセージNo(バンクNo)、呼種別
情報、未表示フラグの有無、プロテクトフラグの有無、
着信日時、メッセージ情報等である。なお、メッセージ
情報がエラーのあるメッセージ情報であった場合には、
対応するエラー情報に基づいて表示の場合と同様にその
部分が白黒反転で印字される。以上でこのサブルーチン
処理を終了する。
また、ステップE01で印刷モードが部分印刷モードでは
ないと判断された場合は、次にステップE03でプロテク
ト文印刷モードであるか否か判断される。プロテクト文
印刷モードである場合は、次にステップE04に進み、こ
こで新たにバンクカウンタに初期値「1」を設定した
後、ステップE05以後の処理を行なう。ステップE05で
は、バンクカウンタのカウント値に従ってRAM24内の
管理データメモリ24aの対応するバンクにプロテクトフ
ラグ“1”がセトされているか否か判断する。セットさ
れている場合には、このメッセージデータがプロテクト
メッセージであることになるので、続くステップE06で
最初に 「プロテクトメッセージ」 なる文字を印刷した後、このメッセージデータ等を上記
ステップE02同様プリンタ31でプリントアウトすると共
に、表示部29のメッセージNo及び呼出し種別表示部29
jに現在印刷中のメッセージデータのNo、すなわち、
バンクカウンタのカウント値とそのメッセージデータの
呼出し種別情報とを表示する。上記ステップE05でメッ
セージデータ内の対応するプロテクトフラグ“1”がセ
ットされていない場合には、そのメッセージデータはプ
ロテクトメッセージではないこととなるので、ステップ
E06の処理は行なわない。その後、ステップE08でバン
クカウンタのカウント値を「+1」更新設定した後、ス
テップE08で、この更新設定したカウント値がRAM24
に記憶されている着信データの数を越えたか否か判断す
る。越えていないと判断された場合には、続いて上記ス
テップE05に戻る。こうしてステップE05〜E08の処理
を繰返し実行することにより、RAM24に記憶されてい
るメッセージデータをそのバンクNoの順に検索し、プ
ロテクトフラグがセットしてあるものを順次バンクNo
の表示と共にプリントアウトしていく。プロテクトフラ
グがセットしてあるメッセージデータのプリントアウト
がすべて完了し、バンクカウンタの更新設定が進んでそ
のカウント値がRAM24に記憶している着信データ数を
越えると、これがステップE09で判断され、最後にステ
ップE09で退避させていたバンクカウンタのカウント値
を再設定した後、以上でこのサブルーチンを終了する。
また、上記ステップE03で印刷モードがプロテクト文印
刷モードでもないと判断された場合は、印刷モードは全
文印刷モードであることになるので、次にステップE10
に進み、ここで新たにバンクカウンタに初期値「1」を
設定した後、ステップE11以後の処理を行なう。ステッ
プE11では、最初に 「全メッセージ」 なる文字を印刷した後、バンクカウンタのカウント値に
従ってRAM24からメッセージデータ等を読出し、この
メッセージデータ等を上記ステップE02同様プリンタ31
でプリントアウトすると共に、表示部29のメッセージN
o及び呼出し種別表示部29jにバンクカウンタのカウン
ト値及び呼出し種別情報を表示する。その後、ステップ
E12でバンクカウンタのカウント値を「+1」更新設定
した後、ステップE13で、この更新設定したカウント値
がRAM24に記憶されているメッセージデータの数を越
えたか否か判断する。越えていないと判断された場合に
は、続いて上記ステップE11に戻る。こうしてステップ
E11〜E13の処理を繰返し実行することにより、RAM
24に記憶されているメッセージデータをそのバンクNo
の順に応じてすべて、バンクNoの表示と共にプリント
アウトしていく。記憶しているメッセージデータのプリ
ントアウトがすべて完了し、バンクカウンタのカウント
値がRAM24に記憶しているデータ数を越えると、これ
がステップE13で判断され、最後にステップE14で退避
させていたバンクカウンタのカウント値を再設定した
後、以上でこのサブルーチを終了する。
上記のようにして印刷モードに応じた印刷処理を実行し
た後、第8図のステップD25に示すように30秒タイマ
ーをセットし、スタートさせる。そして、続くステップ
D26において、上記ステップD23で記憶したバンクNo
に対応するメッセージ、すなわち、印刷処理に入った時
の初期メッセージの表示を行ない、一連の処理を終了し
て、上記ステップD04に戻る。
なお、上記プリントアウトモードにおいてモード選択ス
イッチ18を操作すると、ステップD11に示すようにモー
ドが切替えられてプリントアウトモードから時刻調整モ
ードとなるが、この時刻調整モードでの動作は単に時計
部23で計時する現在の時刻データの調整処理だけであ
り、本案とは関係ないので、その説明は省略し、表示部
29の表示状態のみを第5図(E)に示す。
また、時刻調整モードにおいて、モード選択スイッチ18
を操作すると時刻調整モードから通常モードとなるが、
この時の通常モードでは、第5図(F)に示すように、
表示部29のメッセージ表示部29aに現在選択されている
バンクのメッセージが表示される。この表示状態は第4
図のステップA07における読出処理時の表示状態と同一
のものである。この通常モードにおいてモード選択スイ
ッチ18を操作すると、第5図に示すようにプロテクトモ
ードに切替わる。なお、これらのモード切替えは、ステ
ップA07の読出処理中においても可能であり、この場合
のモード切替えは、第5図(F)に示す通常モードから
の切換と同様である。
[考案の効果] 以上詳記したようにこの考案によれば、受信したメッセ
ージ情報を記憶するための複数のメッセージ情報記憶手
段の各々に対応して、各対応するメッセージ情報記憶手
段に記憶されているメッセージ情報が保護すべきもので
あるか否かの識別情報を記憶する識別情報記憶手段を設
け、この識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に
基づいてメッセージ情報の自動消去を制御する構成にす
るとともに、表示中のメッセージ情報を保護メッセージ
情報とするための特定のキーが操作されたとき、既に保
護されているメッセージ情報の数が所定数と成っていた
場合には、上記表示中のメッセージ情報が記憶されてい
るメッセージ情報記憶手段に対応する識別情報記憶手段
への、当該メッセージ情報が保護すべきものである旨の
情報の記憶を禁止する禁止手段を設けたので、メッセー
ジ情報の保護制御のために必要なメモリ容量をメッセー
ジ情報記憶手段1つに付き1ビットに抑えることができ
ると同時に、新たな着信メッセージ情報も確実に記憶す
ることができる表示機能付選択呼出受信機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は回路
構成を示すブロック図、第2図は表示部の表示パターン
構成を示す図、第3図はRAM内の管理データメモリ及
びメッセージメモリの構成を示す図、第4図は全体の処
理内容を示すフローチャート、第5図は各動作モードで
の表示内容を示す図、第6図はプロテクトモードでの処
理内容を示すフローチャート、第7図はデリートモード
での処理内容を示すフローチャート、第8図はプリント
アウトモードでの処理内容を示すフローチャート、第9
図は第8図の印刷処理のサブルーチン処理を示すフロー
チャートである。 11……アンテナ、12……無線部、13……デコーダ部、14
……CPU、15……スイッチ入力部、16……メインスイ
ッチ、17……リセットスイッチ、18……モード選択スイ
ッチ、19……実行スイッチ、20……メモリバンクスイッ
チ、21……印刷モード選択スイッチ、22……音量スイッ
チ、23……時計部、24……RAM、24a……管理データ
メモリ、24b……メッセージメモリ、25,27……アン
プ、26……スピーカ、28……LED、29……表示部、29
a……メッセージ表示部、29b……プロテクトモード表
示体、29c……デリートモード表示体、29d……プリン
トアウトモード表示体、29e……時刻調整モード表示
体、29f……未確認(未表示)表示体、29g……プロテ
クトメッセージ表示体、29h……電圧低下表示体、29i
……音量表示体、29j……メッセージNo及び呼出し種
別表示部、30……外部端子、31……プリンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自機指定の選択呼出信号を受信する毎に該
    信号に含まれるメッセージ情報を順次記憶し、且つ記憶
    したメッセージ情報を後刻表示させることができる表示
    機能付選択呼出受信機において、 それぞれ上記メッセージ情報を記憶することができる複
    数のメッセージ情報記憶手段と、 上記複数のメッセージ情報記憶手段の各々に対応して設
    けられ、各対応するメッセージ情報記憶手段に記憶され
    ているメッセージ情報が保護すべきものであるか否かの
    識別情報を記憶する複数の識別情報記憶手段と、 上記複数のメッセージ情報記憶手段に記憶されているメ
    ッセージ情報を択一的に表示させる表示制御手段と、 メッセージ情報が表示されているときの特定キーの操作
    で、当該メッセージ情報が記憶されているメッセージ情
    報記憶手段に対応する識別情報記憶手段に、当該メッセ
    ージ情報が保護すべきものである旨の情報を記憶させる
    保護メッセージ指定手段と、 前記特定のキーが操作されたとき、既に保護されている
    メッセージ情報の数が所定数と成っている場合、表示中
    のメッセージ情報が記憶されているメッセージ情報記憶
    手段に対応する識別情報記憶手段への、当該メッセージ
    情報が保護すべきものである旨の情報の記憶を禁止する
    禁止手段と、 上記識別情報記憶手段に記憶されている保護すべき旨の
    情報、又は当該情報と対応するメッセージ情報記憶手段
    に記憶されている保護対象のメッセージ情報とを選択的
    に消去する消去手段と、 上記複数のメッセージ情報記憶手段の総てにメッセージ
    情報が記憶されるまでは、自機指定の選択呼出信号を受
    信する毎に、当該信号に含まれるメッセージ情報を上記
    複数のメッセージ情報記憶手段に順次記憶し、上記複数
    のメッセージ情報記憶手段の総てにメッセージ情報が記
    憶された後は、自機指定の選択呼出信号を受信する毎
    に、上記識別情報記憶手段に記憶の識別情報に従って上
    記複数のメッセージ情報記憶手段に記憶されているメッ
    セージ情報の内の保護対象となっていないメッセージ情
    報を所定の順序で消去しながら、上記選択呼出信号に含
    まれるメッセージ情報を上記複数のメッセージ情報記憶
    手段に記憶させる記憶制御手段と を具備したことを特徴とする表示機能付選択呼出受信
    機。
JP1987149383U 1987-09-30 1987-09-30 表示機能付選択呼出受信機 Expired - Lifetime JPH0614520Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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