JPH06141293A - 直流オフセット除去テレビジョン信号処理回路 - Google Patents

直流オフセット除去テレビジョン信号処理回路

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JPH06141293A
JPH06141293A JP4288930A JP28893092A JPH06141293A JP H06141293 A JPH06141293 A JP H06141293A JP 4288930 A JP4288930 A JP 4288930A JP 28893092 A JP28893092 A JP 28893092A JP H06141293 A JPH06141293 A JP H06141293A
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JP
Japan
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signal
vertical
processing circuit
scanning lines
circuit
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JP4288930A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Kawai
清幸 川井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レターボックス方式の信号の上下無画部へ多重
される信号を受信側で再生するにあたり直流オフセット
による影響を除去するようにする。 【構成】送信側ではレターボックス方式における画面上
下部で伝送すべき補助信号は、4→2変換器14、垂直シ
フト回路20、加算器21、1H遅延器22、非線形圧縮器2
3、時間圧縮器15、並び替え回路16の系路で、垂直空間
周波数で低域をブーストするエンファシス回路を通して
画面上下部で伝送され、補助信号が垂直直流成分を持た
ない場合、そのままエンファシス回路を通して非線形振
幅圧縮を受け画面上下部で伝送される。受信側では送信
側と逆特性の非線形振幅伸張回路及びディエンファシス
回路を通し垂直周波数シフトされている場合受信側でも
垂直周波数シフトを行い、されていない場合は非線形振
幅伸張回路およびディエンファシス回路のみを通す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】現行受信機との両立性をもつ横長
画面テレビジョン信号を伝送する送信側エンコーダ、受
信側デコーダに用いられる直流オフセット除去テレビジ
ョン信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号は画面を走査して得ら
れてる。例えば、NTSC方式では有効走査線が約48
0[本/フレーム]で1画面が構成されている。
【0003】アスペクト比16:9の横長画面カメラで
撮像し、アスペクト比4:3のディスプレイに表示する
と真円率が保たれなくなり円形の被写体が縦長の楕円形
になってしまう。すなわち、このままでは横長画面放送
の現行受信機との両立性が得られない。横長画面を欠損
させる事無くアスペクト比4:3のディスプレイで円を
円として表示させるには垂直方向に3/4に圧縮処理を
行わなければならない。このように横長画面のカメラ信
号をアスペクト比4:3の現行受信機で真円率を保って
表示するエンコード手法は、ディスプレイの上下に無画
部を伴う(画面上下に黒みのバーがあり、画面中央部に
画像が表示される)ことから、レターボックス方式と呼
ばれる。レターボックス方式では、元の画像の有効走査
線数が480[本/フレーム]であれば360[本/フ
レーム]に走査線数変換することで、垂直に3/4に圧
縮し上下の120[本/フレーム]を無画部とする処理
である。一方、レターボックス方式の信号をカメラと同
じ横長のアスペクト比16:9のディスプレイでそのま
ま表示すると、円の被写体が横長の楕円形になってしま
う。従って、現行受信機と両立性を持つ信号として伝送
される信号を元の横長画面の信号にデコードする必要が
ある。このためには伝送されてきた信号を、垂直方向に
4/3の伸張処理を行い480[本/フレーム]に変換
することが必要になる。
【0004】上記したようにレターボックス方式におい
ては、垂直方向の圧縮/伸張が必要であり、走査線変換
技術が不可欠である。走査線変換技術は、内挿フィルタ
を用いたサンプル点変換技術の応用として公知である。
【0005】しかし走査線変換技術においても、一般に
広く使用されている飛び越し走査のテレビジョン信号を
扱う場合には重要な問題が発生する。飛び越し走査信号
では、1枚の画像(以下フレームと言う)が2枚のフィ
ールド画像で構成されている。フィールド画像は、フレ
ーム画像の1/2の走査線で構成され、連続するフィー
ルド間では互いにオフセットな走査線位置関係を持って
いる。現在、飛び越し走査のカメラではフィールド蓄積
型が主に使用されている。即ち、実際にはフィールド毎
に時間方向にサンプリングされた撮像が行われている。
従って、静止画では第1及び第2の連続する2フィール
ドを重ね合わせると正しいフレーム画像が得られるが、
動画の場合には画像のずれが発生するために正しいフレ
ーム画像が得られない。
【0006】このような問題点を解決するために、飛び
越し走査信号を入力とする走査線変換技術では、静止画
では(フィールド間)として処理し、動画の場合は画像
のずれが発生しないフィールド内で信号処理を行う動き
適応処理技術が採用されている。しかし、本件発明者は
上記動き適応処理技術をレターボックス方式に採用した
場合は、さらに問題があることに注目している。
【0007】即ち、フィールド内処理ではフィールドを
構成する走査線がフレームの1/2しかないために原理
的にフレーム処理(フィールド間処理)に比べ1/2の
垂直解像度しか実現できない。同時に、表現可能な垂直
解像度を越える垂直高域成分が入力信号に含まれている
と折り返し歪みとなって画質を著しく劣化させる。
【0008】レターボックス方式では垂直圧縮処理によ
り走査線数がさらに少なくなるために、飛び越し走査の
解像度低下と折り返し歪みによる原理的な画質劣化がさ
らに顕著となって現れる。特に現行のNTSC方式をベ
ースにシステムを構築する場合、フィールド内240本
を180本(あるいは180本を240本)に変換する
必要があるが、視覚特性上非常に都合の悪いことに丁度
劣化が最も検知されやすい領域である。例えば1125
[本/フレーム]のHDTVではフィールド内の有効走
査線数がNTSCの約2倍あるためにさほど深刻な劣化
とはならないのに比べ、NTSC方式では動画のフィー
ルド内処理では240本の走査線から180本の走査線
に変換することになるので、垂直解像度は180[本/
画面高]以下しか実現できないことになる。また同時に
入力信号の180[本/画面高]以上の垂直高域成分が
折り返し歪みになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、レタ
ーボックス方式において、順次走査信号に対応できるエ
ンコーダ及びデコーダは性能的に満足されるものが得ら
れているが、飛び越し走査信号に対応できるエンコーダ
及びデコーダは実現されていない。
【0010】そこで本件発明者は、飛び越し走査信号が
入力してもこれをフレーム合成して順次走査信号に予め
変換した後、走査線数をレターボックス方式に適合する
ように変換するようにして、現行受像機側での解像度の
改善及び折り返し歪みの軽減を得るシステムを提案する
ものである。
【0011】さらにこの場合、レターボックス方式にお
いては送信側で垂直方向の圧縮を行い360[本/フレ
ーム]の信号が伝送され、受信側では垂直伸張を行うの
であるが、このままでは原理的に360[本/画面高]
以上の垂直解像度は得られない。従って、NTSC方式
の有効走査線数約480[本/フレーム]の内、レター
ボックス主画面として360[本/フレーム]を使用
し、残る画面上下部の120[本/フレーム]を垂直解
像度を改善するための補助信号の多重領域として利用す
る。ここで画面上下部で多重伝送される信号は、低域成
分に重要な情報を持っている。しかしながら、一般に直
流成分までは完全に伝送できないので、現実的には受信
側において直流再生回路を用い、直流成分を再生した
後、デコード処理を行っている。
【0012】ところが、直流再生回路は、回路のオフセ
ットや信号の平均輝度レベルの変動の影響あるいはサグ
特性の影響を受けるために何らかの不完全さを除去でき
ない。この不完全さは程度問題であり、通常のテレビジ
ョン画像を再生するには充分な特性が得られている。し
かしながら、前記レターボックス方式の受信機を構成す
る場合には問題になる。画面上下部で伝送される信号は
補助信号であり、主画面信号に較べて遥かに小さなレベ
ルで伝送される。したがって、直流再生回路のもつ不完
全さが相対的に大きく影響するために、無視できなくな
り、レターボックス方式再生画質の品位劣化の大きな要
因となる。上記のようにレターボックス方式の上下無画
部へ多重される信号を受信側で再生するにあたり、直流
オフセットによる品位劣化が発生する。
【0013】そこで本発明はレターボックス方式におい
て、受信側で不可避的に発生する直流オフセットを除去
する、つまりレターボックス方式の上下無画部へ多重さ
れる信号を受信側で再生するにあたり、直流オフセット
による影響を除去することができるテレビジョン信号処
理回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、送信側では
画面上下部で伝送すべき補助信号が垂直直流成分を持つ
場合には、垂直高域に周波数シフトし、垂直空間周波数
で低域をブーストするエンファシス回路を通した後に画
面上下部で伝送する。画面上下部で伝送すべき補助信号
が垂直直流成分を持たない場合には、そのまま垂直空間
周波数で低域をブーストするエンファシス回路を通し、
非線形振幅圧縮回路を通した後に画面上下部で伝送す
る。
【0015】受信側では送信側と逆特性を持つ非線形振
幅伸張回路およびディエンファシス回路を通し、送信側
で垂直周波数シフトされている場合には受信側でも垂直
周波数シフトを行う。送信側で垂直周波数シフトされて
いない場合には非線形振幅伸張回路およびディエンファ
シス回路のみを通す。
【0016】
【作用】送信側では伝送すべき補助信号に垂直直流成分
が含まれる場合は垂直高域に周波数シフトされるため
に、垂直直流成分が除去される。したがって、垂直低域
をブーストするエンファシスを行っても振幅レベルが無
限大にはならない。また非線形振幅圧縮器で伝送可能な
振幅に抑えられる。
【0017】受信側では非線形伸張を行った後、垂直直
流利得“0”のディエンファシス回路を通す。受信側の
直流再生回路は多少の不完全さをもつものの、隣接する
走査線間での相対的な直流オフセットは殆ど無視できる
程度に少なくする事は可能である。従って、垂直直流利
得“0”のディエンファシス回路として、例えば走査線
間の差分回路を採用すれば、直流オフセットを殆ど完全
に除去できる。送信側でエンファシスの前に垂直周波数
シフトされている場合には受信側でも周波数シフトを行
うことで補助信号を再生できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】代表的な実施例として、飛び越し走査信号
を入力するレターボックス方式のエンコーダの処理ブロ
ック図を図1に示す。また、図3には、動作説明のため
に、実施例の各ノードの信号に関する垂直空間周波数f
v,テンポラル空間周波数ftの2次元スペクトルを図
を示す。
【0020】入力端1に図3(1a)に示されるスペク
トルを持つ有効走査線数480[本/フレーム]、フレ
ーム周波数30[Hz](フィールド周波数60[H
z])の2:1飛び越し走査信号が入力される。図3
(1a)の斜線部A,Bの領域の信号は飛び越し走査に
おける特徴的なものである。垂直高域成分とテンポラル
高域成分は飛び越し走査の折り返しによって重なり合っ
ており信号上区別がつかない。例えば、静止画において
垂直高域成分をもつ絵柄ではインターラインフリッカと
呼ばれるフリッカ、すなわちテンポラル高域成分が折り
返しとして発生する。また垂直低域成分しか持たない絵
柄でもその絵柄が動く場合は垂直高域に折り返しとなっ
て現れる。飛び越し走査では図3(1a)のA,Bの領
域は同一の情報をもっており区別ができない。フレーム
合成回路2で第1、第2フィールドが合成されて図3
(1b)のスペクトルになる。すなわち、フレーム周波
数30[Hz]の順次走査信号に変換される。同一フレ
ーム周波数間の飛び越し走査→順次走査変換はバファメ
モリを用いて第1フィールド内の走査線信号と第2フィ
ールド内の走査線信号とを交互に並べ替えて同一フレー
ム信号として出力すれば容易に実現できる。フレーム合
成回路2の出力は、垂直低域通過フィルタ(V−LP
F)4に入力され、図3(1c)に示すスペクトルに帯
域制限される。さらに4→3走査線変換回路11で36
0[本/フレーム]に変換され、図3(1d)のスペク
トルになる。V−LPF4の入出力信号は減算器5に入
力され差演算されて図3(1g)のスペクトルが得られ
る。この信号は動画のときの動きを表す情報として重要
な意義をもっている。
【0021】減算器5の出力は垂直周波数シフト(V−
シフト)回路6で図3(1h)のスペクトルに変換され
る。垂直周波数シフト回路6では垂直周波数シフトは走
査線毎に極性反転することで容易に実現できる。次に、
水平・垂直低域通過フィルタ(HV−LPF)7で水平
・垂直に帯域制限される。この信号は後述するように最
終的には上下無画部領域に多重伝送されるが、この領域
は主画面360[本/フレーム]の1/3の120[本
/フレーム]の伝送容量しかもっていない。そこで、情
報量を1/3に削減しなければならず、視覚上寄与度の
低い成分はあらかじめ削除しておく。この理由により、
HV−LPF7が挿入されている。この特性の一例を図
3(1i)に示す。
【0022】HV−LPF7の出力は4→3変換器8と
4→2変換器14の2系統に入力される。一方の系統
は、現行受信機で主信号を再現したときに動画の解像度
を改善するためであり、他方の系統は元の信号を再現す
るのに利用するためである。一方の系統の4→3変換器
8は入力信号を360[本/フレーム]の順次走査信号
に変換し、他方の系統の4→2変換器14は入力信号を
240[本/フレーム]の順次走査信号に変換する。
【0023】4→3変換器8により360[本/フレー
ム]の順次走査信号に変換された信号は、垂直周波数シ
フト(V−シフト)回路9で図3(1j)のスペクトル
に変換される。垂直周波数シフト回路9の出力は乗算器
10でK(K=0〜1)倍される。Kは動き検出回路3
の出力で与えられ、静止画のときK=0,動画のときK
=1で定義される。したがって、図3(1j)のスペク
トルをもつ信号が動画のとき加算器12によって4→3
変換回路11の出力である図3(1d)のスペクトルを
もつ信号と加算され、図3(1e)のスペクトルを持つ
信号になる。加算器12の出力は360[本/フレー
ム]のフレーム周波数30[Hz]の順次走査信号であ
るが、順次走査→飛び越し走査変換回路13によりフレ
ーム周波数30[Hz](フィールド周波数60[H
z])の2:1飛び越し走査信号に変換される。前述の
フレーム合成回路2と同様に、同一フレーム周波数間の
順次走査→飛び越し走査変換はバファメモリを用いてフ
レーム内の走査線信号を走査線毎に交互に第1フィール
ド信号と第2フィールド信号として出力すれば容易に実
現できる。順次走査→飛び越し走査変換器13の出力の
スペクトルは図3(1f)に示され、斜線部で示すよう
に動画の動きを表す情報が360[本/フレーム]の飛
び越し走査信号で保存されており、レターボックス方式
の現行受信機との両立性が確保される。
【0024】4→2走査線変換器14の出力は、垂直周
波数シフト(V−シフト)回路20に入力され垂直直流
成分を抑圧される。垂直周波数シフト回路20の出力は
加算器21に入力される。加算器21の他入力端には加
算器21の出力が1ライン遅延器(1HDL)22を通
して入力されており、垂直周波数の低域をブーストする
巡回型フィルタを構成している。加算器21の出力は非
線形振幅(NL)圧縮器23を通して振幅が過大になら
ないように設定される。非線形振幅圧縮器23の出力は
240[本/フレーム]であるが、時間圧縮回路15に
入力され、走査線毎に1/3、2/3に時間圧縮されて
データ並べ替え回路16により120[本/フレーム]
の飛び越し走査形式の信号として変換されて画面上下部
多重信号になる。
【0025】スイッチ17により主画面信号と画面上下
部信号を切り替えられてレターボックス方式の480
[本/フレーム]飛び越し走査信号となり出力端18か
ら出力される。図2に本発明の受信側の実施例を示す。
【0026】入力端50のエンコード信号は、直流再生
回路65で直流再生を受けて、スイッチ51及び動き検
出器64に入力される。スイッチ51は主画面信号をフ
レーム合成回路52に与え、画面上下信号を並べ替え回
路53に与える。フレーム合成回路52により主画面信
号が360[本/フレーム]の飛び越し走査から360
[本/フレーム]のフレーム周波数30[Hz]の順次
走査に変換され、図3(1e)のスペクトルが得られ
る。画面上下部に多重された信号は並べ替え回路53、
時間伸張回路54を通り、図1で述べた時間圧縮回路1
5の出力と同様な信号に戻される。さらに、時間伸張回
路54の出力は非線形伸張器69に入力される。非線形
伸張器69は送信側の非線形圧縮器23と逆特性に設定
される。非線形伸張器69の出力は1ライン遅延器(1
HDL)66と減算器67の一方の入力端に接続され
る。1ライン遅延器66の出力は減算器67の他の入力
端に供給される。従って、減算器67の出力にはライン
間の差分信号が得られ、受信側のディエンファシスが構
成される。直流オフセットのライン間の相対レベルは無
視出来る程に小なので、減算器67出力は直流オフセッ
トの影響が除去できる。直流オフセットを除去された信
号は垂直周波数シフト回路68でもとのスペクトルに戻
され、2→3走査線変換器55と2→4走査線変換器6
0に入力される。2→3走査線変換器55の出力は36
0[本/フレーム]でフレーム周波数30[Hz]の順
次走査に変換され、垂直周波数シフトレジスタ回路56
に入力される。垂直周波数シフト回路56では、その入
力信号が図3(1j)のスペクトルに変換され、乗算器
57に供給される。乗算器57の他の入力端には動き検
出回路64の出力Kが接続され、動画のときK=1が出
力される。従って、動画の時、垂直周波数シフト回路5
6の出力が乗算器57を通って減算器58に加えられ、
360[本/フレーム]の飛び越し走査に含まれていた
垂直・テンポラル折り返し成分が除去されて図3(1
d)のスペクトルになる。
【0027】折り返し成分が除去されてきれいになった
360[本/フレーム]でフレーム周波数30[Hz]
の順次走査信号は3→4走査線変換器59によって48
0[本/フレーム]でフレーム周波数30[Hz]の順
次走査信号に変換され、図3(1c)のスペクトルにな
り、加算器62に送られる。また、2→4走査線変換器
60により480[本/フレーム]でフレーム周波数3
0[Hz]の順次走査信号に変換された信号は、垂直周
波数シフト回路61によって図3(1g)のスペクトル
になり、加算器62に送られる。加算器62により、3
→4走査線変換器59の出力と垂直周波数シフト回路6
1の出力が加算され、図3(1b)のスペクトルにな
る。加算器62の出力は480[本/フレーム]のフレ
ーム周波数30[Hz]の順次走査信号であるが、順次
走査→飛び越し走査変換回路63によりフレーム周波数
30[Hz](フィールド周波数60[Hz])の2:
1飛び越し走査信号に変換される。図1で前述したよう
に、同一フレーム周波数間の順次走査→飛び越し走査変
換はバファメモリを用いてフレーム内の走査線信号を走
査線毎に交互に第1フィールド信号と第2フィールド信
号として出力すれば容易に実現できる。
【0028】上記の実施例では、飛び越し走査信号をレ
ターボックス方式で伝送し、受信側で飛び越し走査信号
に変換する例を説明したが、この発明は飛び越し走査信
号を扱うシステムのみに限定されるものではなく、順次
走査信号を扱うレターボックス方式システムにも適用で
きることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
上下部多重信号に関しては、受信側でライン間差分演算
をおこなうので、直流オフセット成分を除去しておくも
のである。送信側では受信側のライン間差分演算と逆特
性の処理を行っているので、送受総合の周波数特性はフ
ラットになり、所定の信号が受信側で再生される。また
送信側ではあらかじめ垂直直流成分を抑圧した後、垂直
低域をブーストし、さらに非線形振幅圧縮するので振幅
が過大にならず伝送できる最適なレベルに設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における送信側を示す図。
【図2】本発明の一実施例における受信側を示す図。
【図3】この発明の実施例の動作を説明するために示し
た垂直・テンポラル空間周波数領域の2次元スペクトル
図。
【符号の説明】
2…フレーム合成回路、3…動き検出器、4…垂直低域
通過フィルタ、5…減算器、6…垂直シフト回路、7…
水平・垂直低域通過フィルタ、8…4→3変換器、9…
垂直周波数シフト回路、10…乗算器、11…4→3変
換器、12…加算器、13…順次走査→飛び越し走査変
換器、14…4→2変換器、15…時間圧縮回路、16
…並び替え回路、17…スイッチ、20…垂直シフト回
路、21…加算器、22…1H遅延器、23…非線形振
幅圧縮器、51…スイッチ、52…フレーム合成回路、
53…並べ替え回路、54…時間伸張回路、57…乗算
器、58…減算器、59…3→4変換器、60…2→4
変換器、61…垂直シフト回路、62…加算器、63…
順次走査→飛び越し走査変換回路、64…動き検出器、
66…1H遅延器、67…減算器、68…垂直シフト回
路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効走査線数のうち一部走査線を使用し
    た主信号として画像を伝送し、残りの走査線で補助信号
    を伝送するテレビジョン信号処理回路において、 前記補助信号を垂直方向で低域をブーストするエンファ
    シス処理手段を持つことを特徴とする直流オフセット除
    去テレビジョン信号処理回路。
  2. 【請求項2】 有効走査線数のうち一部走査線を使用し
    た主信号として画像を伝送し、残りの走査線で補助信号
    を伝送するテレビジョン信号処理回路において、 前記補助信号の垂直低域成分を抑圧する手段と、 垂直方向で低域をブーストするエンファシス処理を行う
    手段とを持つことを特徴とする直流オフセット除去テレ
    ビジョン信号処理回路。
  3. 【請求項3】上記補助信号の垂直低域成分を抑圧する手
    段として垂直周波数シフト手段をさらに持つことを特徴
    とする請求項2記載の直流オフセット除去テレビジョン
    信号処理回路。
  4. 【請求項4】有効走査線数のうち一部走査線を使用した
    主信号として画像を伝送し、残りの走査線で補助信号を
    伝送するテレビジョン信号処理回路において、 前記補助信号の垂直低域成分を抑圧する手段と、 垂直方向で低域をブーストするエンファシス処理を行う
    手段と、 この手段の出力を非線形処理する非線形振幅圧縮手段と
    を持つことを特徴とする直流オフセット除去テレビジョ
    ン信号処理回路。
  5. 【請求項5】有効走査線数のうち一部走査線を使用した
    主信号として画像が含まれ、残りの走査線に補助信号が
    含まれて伝送されてきた信号を受信するテレビジョン処
    理回路において、 前記主信号以外の走査線で伝送される信号に関して垂直
    直流の利得が0となる垂直ディエンファシス手段を持つ
    ことを特徴とする直流オフセット除去テレビジョン信号
    処理回路。
  6. 【請求項6】有効走査線数のうち一部走査線を使用した
    主信号として画像が含まれ、残りの走査線に補助信号が
    含まれて伝送され、かつ前記補助信号はその垂直低域成
    分を抑圧され、さらに垂直周波数シフトされている信号
    を受信するテレビジョン処理回路において、 前記主信号以外の走査線で伝送される信号に関して垂直
    直流の利得が0となる垂直ディエンファシス手段と、 この手段の出力を垂直方向にシフトする垂直周波数シフ
    ト手段とを持つことを特徴とする直流オフセットテレビ
    ジョン信号処理回路。
  7. 【請求項7】有効走査線数のうち一部走査線を使用した
    主信号として画像が含まれ、残りの走査線に補助信号が
    含まれて伝送され、かつ前記補助信号は、その垂直低域
    成分を抑圧され、次に垂直方向に低域をブーストしてエ
    ンファシス処理され、次に非線形振幅圧縮されている信
    号を受信するテレビジョン処理回路において、 前記主信号以外の走査線で伝送される信号に関して非線
    形振幅伸張処理を行う手段と、 この手段の出力の垂直直流の利得が0となるように処理
    する垂直ディエンファシス手段と、 この手段の出力を垂直方向にシフトする垂直周波数シフ
    ト手段とを持つことを特徴とする直流オフセット除去テ
    レビジョン信号処理回路。
JP4288930A 1992-10-27 1992-10-27 直流オフセット除去テレビジョン信号処理回路 Pending JPH06141293A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0716540A2 (en) * 1994-12-07 1996-06-12 Lg Electronics Inc. Direct current offset compensation circuit for pal plus television

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0716540A2 (en) * 1994-12-07 1996-06-12 Lg Electronics Inc. Direct current offset compensation circuit for pal plus television
EP0716540A3 (en) * 1994-12-07 1996-12-18 Lg Electronics Inc DC component offset compensation circuit for pal-plus television

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