JPH06141291A - 画像信号の走査線数変換装置 - Google Patents

画像信号の走査線数変換装置

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JPH06141291A
JPH06141291A JP4286154A JP28615492A JPH06141291A JP H06141291 A JPH06141291 A JP H06141291A JP 4286154 A JP4286154 A JP 4286154A JP 28615492 A JP28615492 A JP 28615492A JP H06141291 A JPH06141291 A JP H06141291A
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Taishirou Kurita
泰市郎 栗田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査線数変換装置において、動画に対する変
換画質を向上させること。 【構成】 インタレース走査の入力画像信号における画
像の動き量を動ベクトルとして出力する動ベクトル発生
回路3と、入力画像信号の遅延量を、動ベクトルに従い
動き補償した動き補償メモリ10〜12と、入力画像信
号を遅延する1Hディレイ13〜15と、1Hディレイ
13〜15の出力信号と動き補償メモリ10〜12の出
力信号とに対し加重平均を行う加重平均回路16と、動
ベクトルに従い遅延量を動き補償した動き補償フレーム
間差信号に基づいて加重平均回路内の重みを決定する補
間選択判定回路9と、加重平均回路16から走査線数を
変換して画像信号を取り出すバッファメモリ17とを具
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号の走査線数変換
装置に関する。
【0002】
【発明の概要】この発明は、例えば2:1インタレース
走査のテレビジョン画像信号を走査変換し、走査線数の
異なるテレビジョン画像信号を出力する走査線数変換装
置において、仮想的に動き補償型の順次走査変換を行っ
てから走査線数を変換することにより、動画における不
要な折り返し妨害を除去して、動画に対する変換画質を
向上させるものである。
【0003】
【従来の技術】従来の走査線数変換装置としては、例え
ば以下に記す(1)、および(1)の装置を動き適応型
にした(2)がある。
【0004】(1)「走査線数変換方式」 特願昭58
−174325号 (出願人:日本放送協会,発明者:田中,西澤) (2)「走査線数・順次走査変換方式」 特願昭61−
71225号 (出願人:日本放送協会,発明者:田中,大村,栗田,
二宮,西澤)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の走査線数変換装
置においては、静止画に対しては充分な変換画質を有す
るが、後に詳しく述べるように、入力信号の2:1イン
タレース走査に基づく折り返しが原因となって、動画に
対しては不自然な折り返し信号成分を発生してしまう。
そのため動画に対する変換画質は必ずしも充分とは言え
なかった。
【0006】すなわち、図2に従来の走査線数変換法の
原理を説明する。図2は時間(t)−垂直(y)の座標
系で画像の走査の状況を見たものである。図2中の白丸
が走査線の存在する位置を示している。走査線に付され
た1,2,3,…の番号は入力信号における走査線番号
であり、1′,2′,3′,…の番号は出力信号におけ
る走査線番号である。またD.C.(=Don’t C
are)はその走査線の信号内容は無効であることを示
している。なお、走査線数の変換比は5:3であるとし
ている(例えば1125本から675本への変換)。
【0007】走査線数変換は以下のようにして行われ
る。まず図2の左側の入力信号から垂直方向の補間フィ
ルタにより走査線を補間し、出力信号用の走査線
(1′,2′,3′,4′)を作成する。このとき走査
線1′,2′,3′を作成するフィルタは各々周波数特
性は同一であるが標本化位相の異なるフィルタであり、
それを実現する回路は従来例である文献(1),(2)
に詳しく述べられている。さて、図2において、出力信
号用の走査線1′,2′,3′,4′ではまだ走査その
ものは入力信号と同一であるため、バッファメモリ等に
より走査線の間引きと垂直走査の変換を行い、出力信号
を作成している。このとき、文献(2)からも明らかな
ように、出力信号は2:1インタレース走査であっても
順次走査であっても以上の動作に大きな変更はない。
【0008】従来の走査線数変換では、上記の補間を行
う際に、動画についてはフィールド内の走査線(図2で
は図左側のt=0のフィールド内の走査線)から行って
いた。しかし、入力信号が2:1インタレース走査であ
り、垂直方向の情報がフレーム画像の1/2しかなく、
このため、このフィールド内補間では垂直解像度の高い
補間が行えず、静止画においてのみ図2中の点線に示す
ようにフィールドメモリにより前フィールドの走査線を
用いて仮想的に順次走査に変換してから走査線数のため
の補間を行っていた。しかし、これはあくまで静止画に
限られていた。
【0009】そこで本発明はこの点を改善し、動画に対
しても充分な変換画質が得られる画像信号の走査線数変
換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明はインタレース走査の入力画像信号における画像
の動き量を動ベクトルとして出力する動ベクトル発生回
路と、前記入力画像信号の遅延量を、前記動ベクトルに
従い動き補償した動き補償フィールド遅延回路と、前記
入力画像信号を遅延する遅延回路と、該遅延回路の出力
信号と前記動き補償フィールド遅延回路の出力信号とに
対し加重平均を行う加重平均回路と、前記動ベクトルに
従い遅延量を動き補償した動き補償フレーム間差信号に
基づいて前記加重平均回路内の重みを決定する回路と、
前記加重平均回路から走査線数を変換して画像信号を取
り出す回路とを具えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、インタレース走査の入力画像
に対して仮想的に動き補償型の順次走査変換を行ってか
ら走査線数を変換する。これによって、動画における不
要な折り返し妨害を除去して、動画に対する変換画質を
向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1に本発明の実施例である走査線数変換
装置の構成を示す。
【0014】図1において、本装置の入力信号は走査線
数1125本/フィールド周波数60Hz/インタレー
ス比2:1の画像信号であり、出力信号は525本/フ
ィールド周波数60Hz/インタレース比2:1の画像
信号である。すなわち、本装置は画像信号の基本的な走
査パラメータのうち走査線数のみを変換するものであ
り、その変換比は1125:525=15:7である。
【0015】本装置の入力信号は、まず動ベクトル検出
回路1に入力させる。この動ベクトル検出回路1では入
力信号の画像の動き量を動ベクトルV0 として検出す
る。この検出にはすでに種々提案されている動ベクトル
検出技術をそのまま使用できる。また、動ベクトルが外
部から与えられる場合はそれを受信してもよい。V0
動ベクトル値修正回路2に入力され、その値が若干修正
されて、図1の他の回路で使用される動ベクトルV(V
x ,Vy )として出力される。修正の内容および意味に
ついては後に述べる。ここでVは実際はVx ,Vy の2
つの信号からなる。Vx は動きの水平方向の成分を表わ
し、単位は(画素/フィールド)とする。Vy は動きの
垂直方向の成分を表わし、単位は((フレーム内)走査
線/フィールド)とする。Vは画素毎、あるいはある大
きさの画素ブロック毎、あるいはフィールド毎のいずれ
の単位でその値が更新されても本装置は動作可能であ
る。これら回路1,2が全体として動ベクトル発生回路
3を構成している。
【0016】入力信号はまた、各々(565H+V),
(564H+V),(563H+V)のディレイ量を持
つ動き補償メモリ10,11,12に入力される。ここ
でHはフィールド内の1ラインを表わす。またVは前記
動ベクトルである。例えば(563H+V)のディレイ
量は画素数で表わすと以下のようになる。1ラインの画
素数をNとして
【0017】
【数1】
【0018】となる。他のディレイ量についても同様に
求められる。ここでVx ,Vy の極性は、時間とともに
画像が右上に移動するときVx >0,Vy >0としてい
る。メモリ10の出力を信号x-2 、メモリ11の出力
をx0 、メモリ12の出力をx2 とする。これらは加重
平均回路16に入力される。
【0019】入力信号はまた、1Hディレイ13,1
4,15の縦続接続回路に入力される。ここでは装置の
入力信号をx-3 、ディレイ13の出力をx-1 、ディ
レイ14の出力をx1 、ディレイ15の出力をx3 とす
る。これらも加重平均回路16に入力される。
【0020】なお、図1の装置では、動ベクトルVに従
ってメモリ10〜12におけるフィールドディレイ量を
動き補償することにより仮想的な順次走査変換の際の動
画における画質劣化を解決している。例えば画像の垂直
方向の動きがVy =2である場合は、図1の動き補償メ
モリ10〜12により図3のa,b,cの走査線をディ
レイさせてx2 ,x0 ,x-2を出力し、加重平均回路1
6に順次走査信号x3〜x-3を入力する。図3の表示法
は図2と同様であり、また、補間以後の動作は従来法と
同様である(詳細は後述)。このように図1の装置では
画像に動きがある場合でも垂直フィルタを用いることな
く順次走査に変換できるので、動画の変換画質が良好で
ある。すなわち、高解像度、高画質が得られる。この状
況は水平方向の動き成分についても同様である。なお、
静止画においてはVx =Vy =0であるので、従来の静
止画に対するフィールド間補間も上記動き補償補間の動
作に含まれている。
【0021】ところで、図3にはVy が偶数の場合のみ
示したが、Vy が奇数の場合は1フィールド前に順次走
査に該当する走査線が存在しないため動き補償補間を行
うことができない。従って、図1の動ベクトル値修正回
路2では以下のアルゴリズムにより垂直方向の動ベクト
ル値を修正する。動ベクトル検出回路で検出された垂
直,水平の動ベクトルを各々Vy0,Vx0とすると、
【0022】
【数2】
【0023】
【数3】 Vx=Vx0 …(3) すなわち、Vy0についてはVy0が奇数の場合はVy0をよ
り絶対値の小さい偶数に丸めている。これは、動き補償
が正確でない場合は、過補償の状態よりも補償不足の状
態の方が一般的に画質が良好であることによるものであ
る。水平方向の動き成分については以上のようなインタ
レース走査に基づく特殊事情がないためVx0を修正する
必要はない。
【0024】加重平均回路16は、7次の補間フィルタ
を構成し、上で述べたxi (iは整数かつ、−3≦i≦
3)に対し、各々に重み(係数)αi を乗じたのち、加
算して出力する。すなわち
【0025】
【外1】
【0026】このとき、係数αi の値は後に述べる信号
K、およびフレーム内あるいはフィールド内での走査線
番号によって変化する。加重平均回路16の出力はバッ
ファメモリ17に入力される。ここでは前記図2の走査
線番号に従って信号をリード/ライトすることにより、
画像における垂直走査の変換を行い、525/60/
2:1の本装置の出力信号を作成する。
【0027】本装置の入力信号はまた、(525H+2
V)のディレイ量の持つ動き補償メモリ4に入力され
る。4の動作は動き補償量が動ベクトルVの2倍となっ
ている他はメモリ10〜12と同様であり、そのディレ
イ量は(1)式と同様にして求められる。減算器5は本
装置の入力信号とメモリ4の出力との差分をとって出力
する。減算器5の出力が動き補償フレーム間差信号であ
る。絶対値回路6は減算器5の出力の絶対値を出力す
る。K決定回路7は絶対値回路6の出力をもとに前記の
信号Kを決定する。ここでKの値は例えば0≦K≦1と
する。また、この範囲内でKの取り得る値の数は前記の
加重平均回路16の条件に依存する。例えば、係数αi
が、Kに対して3種類変化できるものとすれば、Kの取
り得る値は3種であり、例えばKは0または0.5また
は1である。K決定回路7の内容は、単純に絶対値回路
6の出力値が大きければKを大きな値にするという量子
化器のみでも良いし、従来の画像の動き検出法の中に見
られる様々な手法を盛り込んでもよい。K決定回路7の
出力はxi との位相合わせのための1Hディレイ8を経
て、信号Kとして加重平均回路16に入力される。な
お、信号Kの位相は信号x-1に合わせられている。これ
ら各構成4〜8が全体として補間選択判定回路9を構成
している。
【0028】本実施例による走査線数変換は、前述した
ようにメモリ10〜12,1Hディレイ13〜15,動
ベクトル発生回路3,補間選択判定回路9,加重平均回
路16,バッファメモリ17を用いて2:1インタレー
ス走査信号に対して仮想的に動き補償型の順次走査変換
を行ってから走査線数の変換のための補間を行うもので
あるから、動画に対しても高解像度,高画質な変換を行
うことが可能である。
【0029】図1の実施例を含む走査線数変換の時間−
垂直スペクトルを図4および図5に示す。図4および図
5において、横軸はいずれも時間周波数f(Hz)であ
り、縦軸はいずれも垂直空間周波数ν(cph)であ
る。図4(a)は以下で検討する画像のスペクトルであ
り、
【0030】
【外2】
【0031】
【外3】
【0032】インタレース走査による時空間標本化のキ
ャリアである。図では原スペクトル、およびフィールド
による時間標本化の折り返しスペクトルを実線で、イン
タレース走査による折り返しを点線で示してある。ま
た、同図(b)は同じ画像を走査線525本システムの
カメラで撮像した場合の信号スペクトルである。同図
(a)ではVy =2(1125走査線/フィールド)で
あったが、同図(b)では
【0033】
【数4】
【0034】と考えることができる。
【0035】同図(c)は図2で述べた従来例の静止画
用補間の補間特性である。同図(c)の斜線部は補間フ
ィルタの阻止域であり、この部分の信号スペクトルはカ
ットされる。通過域に残った信号を525/2:1に走
査変換することにより同図(d)のスペクトルが得られ
る。同図(d)を見ると、長さが短くなった(解像度が
低下した)原スペクトル(実線)、およびインタレース
キャリアXからのスペクトル(点線)の他に、−60≦
f≦−30,0≦f≦30の領域に不自然なスペクトル
を生じていることがわかる。これは、同図(c)の通過
域内に残ったインタレースの折り返しスペクトルにより
生じるものである。また、このスペクトルは原画像のν
に関する中域成分が原因で生じている。このスペクトル
のため、従来の変換では画像の垂直解像度が低下するこ
とに加えて、不自然な画質妨害、たとえば画像の水平エ
ッジ等における不自然で目立ちやすいインタラインフリ
ッカ等を生じていた。
【0036】同様に、従来の動画用の補間特性を同図
(e)、それによる走査線数変換の結果を同図(f)に
示す。この場合も、原スペクトルの解像度が低下するこ
とに加えて、やはり不自然な折り返しスペクトルを生じ
ている。ただしこの場合、この不自然なスペクトルは原
画像のν高域成分が原因となっている。すなわち原画像
のν高域成分はνの値が変換されて出力されている。し
かし画質に関しては、解像度の低下とともにやはり不自
然なインタレース妨害を生じ、同様に画質が劣化してい
た。
【0037】これに対し、図1の装置によれば、図5
(g)のような補間特性を実現することができ、同図
(h)に示すような、走査線525システムで直接撮像
した図4(b)と等価な出力信号スペクトルを得ること
が可能である。さらに、図4(b)や図5(h)の画像
でインタレース妨害が目立つ場合は、図5(i)に示す
ように補間特性をνに関して意識的に狭帯域にすること
により、図5(j)に示すように視覚的に目立つν低域
への妨害のない画像を得ることもできる。このように、
本装置によれば、不自然な妨害のない高画質な走査変換
出力を得られることに加えて、特性の選択によっては通
常の走査線525本のカメラよりもさらに妨害の少ない
極めて高画質な画像を得ることも可能である。
【0038】なお、図1の装置における信号Kによる係
数αi の制御は、動ベクトルの誤検出等により動き補償
が誤差を生じる場合に対処するためのものであり、補間
フィルタの特性を例えばK=1の場合は図5(g)の特
性に、K=0の場合は図4(e)の特性に、K=0.5
の場合は図5(g)の特性と図4(eの特性の中間の特
性(例えば両者の平均の特性)にすれば良い。
【0039】本発明の別の実施例を図6に示す。入出力
信号は図1と等しい。また回路構成上図1と異なるの
は、図1の動き補償メモリ10,11,12に代えて図
5で547Hディレイ20、動き補償メモリ21、1H
ディレイ22,23が用いられていることである。他の
部分の回路は内容、動作とも図1に等しい。
【0040】入力信号は547Hディレイ20を経て、
(16H+V)のディレイ量を持つ動き補償メモリ21
で動き補償される。|V|≦16Hであれば547Hデ
ィレイ20,動き補償メモリ21を合わせて図1の動き
補償メモリ12の動作と等価である。これは通常の画像
では|V|≦16Hであることが多いので、動き補償メ
モリ12を547Hディレイ20と動き補償メモリ21
に分割することにより高価な動き補償メモリのディレイ
サイズを小さくし、装置を経済的に実現しようとするも
のである。動き補償メモリ21の出力は1Hディレイ2
2,23の縦続接続に入力される。動き補償メモリ2
1、1Hディレイ22,23の出力が各々x-2,x0
2 となる。すなわち、各構成20〜22で図1の動き
補償メモリ11を、同各構成20〜23で動き補償メモ
リ12を代用している。これも高価な動き補償メモリを
節約する1つの手段である。
【0041】図7に図6の装置の動作例を示す。図7の
表記法は図3と同様である。図7において図3と異なる
のは、x0 ,x2 を走査線b,cから作成せず、x-2
ら作成していることである。これは、図3に示すごとく
-2,x0 ,x2 を補間するための動ベクトルが等しい
場合は図1の装置の動作と等価である。しかし、ある走
査線とそれに隣接する走査線に対する動ベクトルが異な
る場合は図6の装置の動作は図1と異なり、動き補償の
誤差により画質劣化を生じるおそれがある。しかし、動
ベクトルの発生方法や画像の種類によっては図6の装置
でも画質的に充分である可能性も大きい。そのような場
合は図6の構成により装置を経済的に実現できる。
【0042】本発明は以上述べた例のほか、入出力とも
実施例とは異なる走査線数のシステムにも利用できる。
また、本実施例の1125→525のようにダウン変換
だけでなく、525→1125のようなアップ変換にも
利用できる。また、出力信号は順次走査であってもよ
い。さらに、動き補償は注目信号の1フィールド前後の
信号によって行ってもよいし、さらに、動き補償補間に
おいて間補間信号等の動き補償を行える動ベクトルを増
すようにすることも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、インタレース走査の入
力画像信号に仮想的に動き補償型の順次走査変換を行っ
てから走査線数の変換を行うことにより、動画における
不自然な折り返し妨害の発生を防ぎ、動画に対する変換
画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の走査線数変換装置の動作を示す図であ
る。
【図3】図1の装置の動作例を示す図である。
【図4】図1の装置の動作を説明する時間−垂直スペク
トルを示す図である。
【図5】同じく時間−垂直スペクトルを示す図である。
【図6】本発明の別の実施例を示すブロック図である。
【図7】図6の装置の動作例を示す図である。
【符号の説明】
3 動ベクトル発生回路 9 補間選択判定回路 10,11,12 動き補償メモリ 13,14,15 1Hディレイ 16 加重平均回路 17 バッファメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレース走査の入力画像信号におけ
    る画像の動き量を動ベクトルとして出力する動ベクトル
    発生回路と、 前記入力画像信号の遅延量を、前記動ベクトルに従い動
    き補償した動き補償フィールド遅延回路と、 前記入力画像信号を遅延する遅延回路と、 該遅延回路の出力信号と前記動き補償フィールド遅延回
    路の出力信号とに対し加重平均を行う加重平均回路と、 前記動ベクトルに従い遅延量を動き補償した動き補償フ
    レーム間差信号に基づいて前記加重平均回路内の重みを
    決定する回路と、 前記加重平均回路から走査線数を変換して画像信号を取
    り出す回路とを具えたことを特徴とする画像信号の走査
    線数変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0896301A1 (en) * 1997-08-06 1999-02-10 Victor Company Of Japan, Limited Stereoscopic image interpolating apparatus and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0896301A1 (en) * 1997-08-06 1999-02-10 Victor Company Of Japan, Limited Stereoscopic image interpolating apparatus and method

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