JPH0614082U - 液体押出し容器 - Google Patents

液体押出し容器

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JPH0614082U
JPH0614082U JP5324892U JP5324892U JPH0614082U JP H0614082 U JPH0614082 U JP H0614082U JP 5324892 U JP5324892 U JP 5324892U JP 5324892 U JP5324892 U JP 5324892U JP H0614082 U JPH0614082 U JP H0614082U
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JP
Japan
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bellows
liquid
container body
cap
container
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Pending
Application number
JP5324892U
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English (en)
Inventor
栄西 林
Original Assignee
立名産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品数が少なく構成が簡単であって、製造コ
ストが安く、故障も少ない液体押出し容器を提供する。 【構成】 容器本体20の上壁20a上に、上面壁に通
気小孔21aを形成した伸縮可能な蛇腹状ふいご21
と、口部22とを突出させ、口部22に着脱可能に装着
したキャップ23に液出し管25を気密に挿通し、液出
し管25の下端部を容器本体20内の下端部に連通させ
た。 【作用】 手による前記ふいご21を下方に押圧して圧
縮と、指による通気小孔21aの閉塞とにより、容器本
体20内の上部を高圧とし、容器本体20内の液体を液
出し管25によって外部に押出した後、ふいご21の押
圧を解き、通気小孔21aを開く操作を繰返し、容器本
体20の液体を断続的に押出し、ふいご21のみによっ
てポンプ機能をもたせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、容器本体内の液体を分配して所定量ずつ供給するための液体押出 し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から瓶などの容器本体の上部に形成した口部に着脱可能にキャップを設け 、このキャップに装着した定量供給ポンプを手動操作し、前記容器本体内の液体 をその外に断続的に押出して分配することが行われている。 図4について、従来の液体押出し用ポンプの一例を説明する。このポンプ10 は、容器本体11の口部11aにねじ嵌合するキャップ12を備え、このキャッ プ12上に配置したノズルヘッド13の下方にパイプ状シャフト14を連結し、 このシャフト14を軸方向に摺動可能にキャップ12に挿通支持させ、シャフト 14の下端部にピストン15を連結させてある。
【0003】 前記キャップ12はシャフト14およびピストン15と同心に下方に延びる円 管16を有し、円管16の内周面にピストン15を支持させてあり、ピストン1 5を円管16内の下部に設けたスプリング17によって上方には附勢し、円管1 6内の下端部にボール弁18を開閉可能に支持させてある。さらに、円管16の 下方に延びる液管19の上端を前記ボール弁18を介しシャフト14に連通させ 、シャフト14をノズルヘッド13内に形成した液出し通路13aと連通させ、 図示省略したが液管19の下端部を容器本体11内の下端部に開口させてある。
【0004】 前述のように構成した従来のポンプ10の使用について説明する。キャップ1 2を容器本体11の口部11aに締付け、また容器本体11内の液体がピストン 15とボール弁18との間の円管16内下部に溜まっている状態で、ノズルヘッ ド13を図4の鎖線位置から実線位置まで押下げると、シャフト14およびピス トン15もスプリング17を圧縮して下降し、円管16内下部に溜まっている液 体に圧力がかかると共に、ボール弁18が円管16の下端部に押付けられて閉じ る。そして、円管16内下部の液体は、シャフト14内およびノズルヘッド13 の液出し通路13aを経てその先端から流出する。
【0005】 次に、ノズルヘッド13の押下げを解除すると、スプリング17が伸長してピ ストン15、シャフト14およびノズルヘッド13を押上げ復帰させる。このた め、円管16内下部が真空近くに減圧されて、ボール弁18が開き、容器本体1 1内の液体が液管19から円管16内下部に入り、この下部を満たす。次に、再 びノズルヘッド13を押下げた後、これを解除する操作を繰返して行うと、容器 本体11内の液体が所定量ずつ断続的に外部に押出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述したような液体押出し用ポンプは、構成部品数が多く、構造が複雑であり 、また精密な部品を必要とし、製造が困難であると共に、部品の寸法に誤差があ ると液体を押出せなくなり、さらに故障も起りやすいという問題点があった。 この考案は、前述した問題点を解決して、部品数が少なく、構造が簡単であり 構造コストが安く、故障が少なく長もちする液体押出し容器を提供することを目 的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の液体押出し容器は、容器本体の上端部外に、弾性変形による伸縮可 能な蛇腹状ふいごと、口部とを突出させ、前記ふいごは基端を前記容器本体内と 連通させ、先端面に通気小孔を形成し、前記口部にキャップを着脱可能に装着し 、このキャップに気密に挿通した液出し管は、下端部を容器本体内の下端部に連 通させ、先端開口を前記キャップ外に突出させたものである。
【0008】
【作用】
この考案による液体押出し容器は、使用者の手で蛇腹状ふいごを軸方向に押圧 して圧縮させると同時に、その手の指で前記ふいごの通気小孔を閉塞することで 、容器本体内の上部の空気を高圧とし、この本体内の液体を液出し管内を経てそ の先端開口から外部に押出し、次に、手による前記ふいごの押圧および指による 通気小孔の閉塞を解除し、容器本体内の圧力を大気圧とし、ふいごをこれ自体の 弾性によって伸長させる。その後、前述した操作を繰返すことで、容易本体内の 液体を所定量ずつ断続的に外部に押出すものである。
【0009】 そして、この考案の液体押出し容器は、容器本体に、ポンプとしての機能を有 し弾性変形による伸縮可能な蛇腹状ふいごを設ければよく、従来例のポンプのよ うにピストン、スプリング、ボール弁などを必要としないので、部品数が少なく 、構造も簡単であり、製造コストが安く、また故障が少なく、長期間にわたって 使用できる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例につき図1,図2を参照して説明する。 図1,図2において、20はポリエチレンなどの軟質プラスチックのブロー成 形品からなる容器本体であり、容器本体20は、上壁20aおよび下壁20bを 有する円筒状に形成してある。容器本体20の上壁20a上には蛇腹状ふいご2 1と口部22とを一体に形成し、これらの中心を上壁20aの同一直径上に配置 することで、容器本体20とふいご21および口部22とを一体にブロー成形す ることを容易にしている。
【0011】 蛇腹状ふいご21は上下方向に伸縮可能に構成してあり、下端が容器本体20 内と連通し、上面壁21bの中央部に小径の通気孔21aを設けてある。なお、 蛇腹状ふいご21は、大径部と小径部とを上下方向に交互に形成したほぼ円筒状 に構成することで、押下げによって容易に圧縮できるようにしてある。
【0012】 また、口部22は、キャップ23が着脱可能にねじ嵌合するねじ部22aを外 周面に設けた円筒状に構成してある。前記キャップ23は、上面壁23aの中央 部に孔23bを形成し、上面壁23aの裏面には弾性材料からなる円板状のガス ケット24を当接させ、ガスケット24の中央部にはキャップ23の孔23bと 同径の孔24aを形成してある。
【0013】 キャップ23およびガスケット24の各孔23b,24aには軟質のプラスチ ックからなる液出し管25を嵌挿し、液出し管25は孔23b,24aの径より 幾分大外径のものとし、キャップ23を口部22に締付けた状態で、口部22や 孔23b,24aから外部に容器本体20内の液体および空気が漏れないように してある。前記液出し管25は、下端部を容器本体20内の下端部に開口させ、 キャップ23上に突出した上端から容器本体20外周側に向けて斜め下方に屈曲 させ、先端開口を容器本体20の外周から若干突出させてある。
【0014】 前述のように構成した実施例の液体押出し容器の使用について説明する。キャ ップ23、ガスケット24および液出し管25を取外した状態で、口部22から 容器本体20内に液体を入れ、液出し管25の下部を容器本体20内に入れて、 キャップ23を口部22に締付ける。なお、図2に示すように、容器本体20内 の上端部には、空気部を若干残しておく。 この状態で、蛇腹状ふいご21を、使用者の手によって押下げ、前記ふいご2 1を圧縮させる。この圧縮操作は、前記ふいご21に設けた通気小孔21aを指 で閉塞して行うことで容器本体20内の圧力が高くなり、容器本体20内の液体 が液出し管25内を通ってその先端開口から外部に流出する。
【0015】 次に通気小孔21aを閉塞している指を離して開き、通気孔小21aによって 容器本体20内を大気と連通させ、外気を容器本体20内に入れ、容器本体20 内の圧力を大気圧とした後、通気小孔21aを指で塞いだ状態で、蛇腹状ふいご 21を再び圧縮させる操作を繰返して行い、容器本体20内の液体を所定量ずつ 断続的に外部に押出す。
【0016】 この実施例による液体押出し容器は、容器本体20およびポンプとしての機能 を有する蛇腹状ふいご21とを、プラスチックで一体成形し、前記ふいご21以 外に、ポンプを構成するピストン、スプリング、ボール弁などを必要としないの で、製造が容易であると共に、部品数が少なく、構造が簡易であり、また故障が 少なく長もちする。
【0017】 図3はこの考案の他の実施例を示す。この実施例は、容器本体20の上壁20 aを円錐台形とし、上壁20aの中央上に蛇腹状ふいご21を一体に設けると共 に、容器本体20の上端部外周面からその軸方向と直角に口部22を突出させ、 さらに、液出し管25の上部を水平に屈曲させて容器本体20の口部22、ガス ケット24、キャップ23外に突出させ、先端部を下方に屈曲させた構成が図1 ,図2と相違するだけである。
【0018】 そして、図3に示す実施例は、図1,図2に示すものと同様な効果が得られ、 また図1,図2に示すものに比べ、小径で縦長の容器本体にすることができる。 なお、図3中、図1,図2と同符号は対応する部分を示す。 また、この考案において、図1,図2に示した実施例の液出し管は、図3に示 すものとほぼ同様に屈曲させてもよく、前記実施例のガスケットは省略してもよ い。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案による液体押出し容器は、容器本体の上端部外 に、先端面に通気小孔を形成し弾性変形による伸縮可能な蛇腹状ふいごと、着脱 可能にキャップを装着する口部とを突出させ、前記キャップに気密に挿通した液 出し管の下端部を容器本体内の下端部に連通させ、前記液出し管の先端開口をキ ャップ外に突出させたので、次の効果が得られる。
【0020】 すなわち、この考案による液体押出し容器は、使用者の手で蛇腹状ふいごを軸 方向に押圧して圧縮させると同時に、その手の指で前記ふいごの通気小孔を閉塞 することで、容器本体内の上部の空気を高圧とし、この本体内の液体を液出し管 内を経てその先端開口から外部に押出し、次に、手による前記ふいごの押圧およ び指による通気小孔の閉塞を解除し、容器本体内の圧力を大気圧とし、ふいごを これ自体の弾性によって伸長させる。その後、前述した操作を繰返すことで、容 易本体内の液体を所定量ずつ断続的に外部に押出すものである。
【0021】 そして、この考案の液体押出し容器は、容器本体に、ポンプとしての機能を有 し弾性変形による伸縮可能な蛇腹状ふいごを設ければよく、従来例のポンプのよ うにピストン、スプリング、ボール弁などを必要としないので、部品数が少なく 、構造も簡単であり、製造コストが安く、また故障が少なく、長期間にわたって 使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による液体押出し容器を示
した分解斜視図
【図2】図1の液体押出し容器を示した縦断面図
【図3】この考案の他の実施例による液体押出し容器を
示した縦断面図
【図4】従来例の液体押出し用ポンプの一例を示した縦
断面図
【符号の説明】
20 容器本体 21 蛇腹状ふいご 21a 通気小孔 22 口部 23 キャップ 24 ガスケット 25 液出し管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の上端部外に、弾性変形による
    伸縮可能な蛇腹状ふいごと、口部とを突出させ、前記ふ
    いごは基端を前記容器本体内と連通させ、先端面に通気
    小孔を形成し、前記口部にキャップを着脱可能に装着
    し、このキャップに気密に挿通した液出し管は、下端部
    を容器本体内の下端部に連通させ、先端開口を前記キャ
    ップ外に突出させたことを特徴とする液体押出し容器。
JP5324892U 1992-07-29 1992-07-29 液体押出し容器 Pending JPH0614082U (ja)

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JP5324892U JPH0614082U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 液体押出し容器

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JPH0614082U true JPH0614082U (ja) 1994-02-22

Family

ID=12937496

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JP (1) JPH0614082U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235134A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Kao Corp ポンプ付き薄肉容器

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