JPH06139853A - ケーブル製造方法 - Google Patents
ケーブル製造方法Info
- Publication number
- JPH06139853A JPH06139853A JP20120691A JP20120691A JPH06139853A JP H06139853 A JPH06139853 A JP H06139853A JP 20120691 A JP20120691 A JP 20120691A JP 20120691 A JP20120691 A JP 20120691A JP H06139853 A JPH06139853 A JP H06139853A
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- JP
- Japan
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- cable
- wire
- sheath
- shield
- wire shield
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バードゲージの発生しないワイヤシールド横
巻タイプの充実押出しシース構造のＣＶケーブルの改良
された製造方法を提供する。 【構成】 ワイヤシールド機とシース押出機をタンデム
ラインに設置し、しかもワイヤシールドがケーブルに巻
きつけられるポイントがシース押出機のクロスヘッドに
ワイヤシールドの１ピッチ以内に接近させるケーブルの
製造方法である。
巻タイプの充実押出しシース構造のＣＶケーブルの改良
された製造方法を提供する。 【構成】 ワイヤシールド機とシース押出機をタンデム
ラインに設置し、しかもワイヤシールドがケーブルに巻
きつけられるポイントがシース押出機のクロスヘッドに
ワイヤシールドの１ピッチ以内に接近させるケーブルの
製造方法である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電力ケーブル、特に架
橋ポリエチレン（以下、ＣＶケーブルという）に関する
もので、ワイヤシールドを施し、かつ充実押出方式によ
りシースを押出被覆するケーブルの製造方法に関する。
橋ポリエチレン（以下、ＣＶケーブルという）に関する
もので、ワイヤシールドを施し、かつ充実押出方式によ
りシースを押出被覆するケーブルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＣＶケーブルでワイヤシールド方式を採
用する場合、ワイヤシールド上にはバインダーとして銅
テープをスパイラル状に巻き付けたり、あるいはテープ
類でおさえ巻きをし、この上にシースを押出被覆して製
造するのが一般的である。
用する場合、ワイヤシールド上にはバインダーとして銅
テープをスパイラル状に巻き付けたり、あるいはテープ
類でおさえ巻きをし、この上にシースを押出被覆して製
造するのが一般的である。
【０００３】しかし、顧客によってはワイヤシールドが
横巻きのみで直接ポリエチレンやポリ塩化ビニルを充実
押出しする構造のものを要望することもある。
横巻きのみで直接ポリエチレンやポリ塩化ビニルを充実
押出しする構造のものを要望することもある。
【０００４】この発明は、後者のポリエチレンやポリ塩
化ビニルを充実押出被覆する構造のケーブル製造方法で
ある。即ち、ワイヤシールドを横巻きしたケーブルにポ
リエチレンやポリ塩化ビニルを直接充実押出しを施す場
合、次のような方法等が考えられる。
化ビニルを充実押出被覆する構造のケーブル製造方法で
ある。即ち、ワイヤシールドを横巻きしたケーブルにポ
リエチレンやポリ塩化ビニルを直接充実押出しを施す場
合、次のような方法等が考えられる。
【０００５】（１）横巻ワイヤシールドを予め別工程に
より施し、この後押出ラインでポリエチレン等を充実押
出被覆を行う。
より施し、この後押出ラインでポリエチレン等を充実押
出被覆を行う。
【０００６】（２）横巻ワイヤシールドの上にバインダ
ーテープを巻き付け、押出ラインでバインダーテープを
除去しながらポリエチレン等を充実押出被覆を行う。
ーテープを巻き付け、押出ラインでバインダーテープを
除去しながらポリエチレン等を充実押出被覆を行う。
【０００７】（３）横巻ワイヤシールドの上にシース材
料と同質のバインダーテープを施し、次の押出ラインで
そのままポリエチレン等を充実押出被覆を行い、同材質
のテープを押出時の熱により一体化させてしまう。
料と同質のバインダーテープを施し、次の押出ラインで
そのままポリエチレン等を充実押出被覆を行い、同材質
のテープを押出時の熱により一体化させてしまう。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来技術において、横巻ワイヤシールドケーブルを
押出し作業を実施したところ、横巻ワイヤシールド作業
後のドラム巻取時の僅かな伸びや、充実押出し時の熱に
よりシールドワイヤが僅かにケーブル外部導電層にくい
込み、その分若干シールドワイヤが余ってくる現象が発
生する。この現象が長尺押出作業を行うと順次後方に送
られ、横巻シールドがふくらんでくる。即ち、バードケ
ージ状になってしまう不具合が生じる。
うな従来技術において、横巻ワイヤシールドケーブルを
押出し作業を実施したところ、横巻ワイヤシールド作業
後のドラム巻取時の僅かな伸びや、充実押出し時の熱に
よりシールドワイヤが僅かにケーブル外部導電層にくい
込み、その分若干シールドワイヤが余ってくる現象が発
生する。この現象が長尺押出作業を行うと順次後方に送
られ、横巻シールドがふくらんでくる。即ち、バードケ
ージ状になってしまう不具合が生じる。
【０００９】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、バードケージの発生しないワイヤシールド横巻
タイプの充実押出しシース構造のＣＶケーブルを製造す
る改良された製造方法を提供することを目的とする。
もので、バードケージの発生しないワイヤシールド横巻
タイプの充実押出しシース構造のＣＶケーブルを製造す
る改良された製造方法を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明は、架橋ポリエ
チレン電力ケーブル等で遮蔽層とシースの構造がワイヤ
シールド横巻きの遮蔽層にポリエチレンやポリ塩化ビニ
ルを直接充実押出し構成するケーブル製造方法におい
て、ワイヤシールド機とシース押出機をタンデムライン
に設置し、しかもワイヤシールドがケーブルに巻き付け
られるポイントが押出機のクロスヘッドにワイヤシール
ドの１ピッチ以内に近接させたことを特徴とするケーブ
ル製造方法である。
チレン電力ケーブル等で遮蔽層とシースの構造がワイヤ
シールド横巻きの遮蔽層にポリエチレンやポリ塩化ビニ
ルを直接充実押出し構成するケーブル製造方法におい
て、ワイヤシールド機とシース押出機をタンデムライン
に設置し、しかもワイヤシールドがケーブルに巻き付け
られるポイントが押出機のクロスヘッドにワイヤシール
ドの１ピッチ以内に近接させたことを特徴とするケーブ
ル製造方法である。
【００１１】
【作用】シース押出機と横巻ワイヤシールド機をタンデ
ムに配置して同時作業を行い、シース押出時の熱でシー
ルドワイヤが外部導電層にくい込んで僅かに余ってくる
現象を発生させることなく、長尺で均一な構造のケーブ
ルが製造可能となる。
ムに配置して同時作業を行い、シース押出時の熱でシー
ルドワイヤが外部導電層にくい込んで僅かに余ってくる
現象を発生させることなく、長尺で均一な構造のケーブ
ルが製造可能となる。
【００１２】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図２にワイヤシールド充実押出タイプのＣＶケー
ブルの横断面図を示す。即ち、中央のケーブル導体１０
の外周に内部半導電層１１，絶縁体１２および外部導電
層１３を被覆してケーブルコアが形成されている。そし
て、このように形成されたケーブルコアにワイヤシール
ド機によりワイヤシールド１４が横巻きに施され、シー
ス押出機によりポリエチレンまたはポリ塩化ビニルが押
出被覆され充実押出シース１５が形成される。
する。図２にワイヤシールド充実押出タイプのＣＶケー
ブルの横断面図を示す。即ち、中央のケーブル導体１０
の外周に内部半導電層１１，絶縁体１２および外部導電
層１３を被覆してケーブルコアが形成されている。そし
て、このように形成されたケーブルコアにワイヤシール
ド機によりワイヤシールド１４が横巻きに施され、シー
ス押出機によりポリエチレンまたはポリ塩化ビニルが押
出被覆され充実押出シース１５が形成される。
【００１３】図１は実施例のワイヤシールド機とシース
（充実）押出機をタンデムに配列した製造ラインの構成
図である。即ち、送り出しコア１からブレーキであるキ
ャタピラ２を介して送られたケーブルコア３は、先ずワ
イヤシールド機４によりワイヤシールド１４がケーブル
コア３に巻き付けられる。続いてシース押出機５のクロ
スヘッド６によりポリエチレンまたはポリ塩化ビニルの
絶縁体がケーブルコア３のワイヤシールド１４の外周に
押出被覆される。
（充実）押出機をタンデムに配列した製造ラインの構成
図である。即ち、送り出しコア１からブレーキであるキ
ャタピラ２を介して送られたケーブルコア３は、先ずワ
イヤシールド機４によりワイヤシールド１４がケーブル
コア３に巻き付けられる。続いてシース押出機５のクロ
スヘッド６によりポリエチレンまたはポリ塩化ビニルの
絶縁体がケーブルコア３のワイヤシールド１４の外周に
押出被覆される。
【００１４】クロスヘッド部を拡大して図３に示す。即
ち、クロスヘッド６は口金１８と心金１７とから構成さ
れ、シース押出機５からのポリエチレンまたはポリ塩化
ビニルの樹脂が横巻きされたワイヤシールド１４上を充
実押出し被覆してシース１５を形成するのである。
ち、クロスヘッド６は口金１８と心金１７とから構成さ
れ、シース押出機５からのポリエチレンまたはポリ塩化
ビニルの樹脂が横巻きされたワイヤシールド１４上を充
実押出し被覆してシース１５を形成するのである。
【００１５】このとき、シース押出機５のクロスヘッド
６はワイヤシールド１４がケーブルコア３に巻き付けら
れるポイントに極めて近いことが条件となり、理想的に
は１ピッチ以内とする。これにより、一本一本のシール
ドワイヤ１４がボビンのブレーキによるワイヤ引出張力
により緩んだワイヤが後に送られ、バードゲージが発生
しなくなる。もし、これを近接させないと巻付部で引出
張力の及ばない部分でバードゲージが発生してしまうこ
とになる。
６はワイヤシールド１４がケーブルコア３に巻き付けら
れるポイントに極めて近いことが条件となり、理想的に
は１ピッチ以内とする。これにより、一本一本のシール
ドワイヤ１４がボビンのブレーキによるワイヤ引出張力
により緩んだワイヤが後に送られ、バードゲージが発生
しなくなる。もし、これを近接させないと巻付部で引出
張力の及ばない部分でバードゲージが発生してしまうこ
とになる。
【００１６】シース押出機５のクロスヘッド６とワイヤ
シールド巻き付け部の距離はシールドワイヤ１４のバッ
クテンションにより変化するが、これは近ければ近い程
より確実な作業を行うことができる。一般に理想的には
ワイヤシールド１４の１ピッチ以内の距離であればよ
い。
シールド巻き付け部の距離はシールドワイヤ１４のバッ
クテンションにより変化するが、これは近ければ近い程
より確実な作業を行うことができる。一般に理想的には
ワイヤシールド１４の１ピッチ以内の距離であればよ
い。
【００１７】そして、クロスヘッド６から送出されたケ
ーブルコア３は冷却水槽７を通して引取キャタピラ８に
より巻取機９に巻き取られる。このとき、引取キャタピ
ラ８はワイヤシールド機４と電気的に同調させるため、
同調回路１６を介してがワイヤシールド機４と接続さ
れ、ワイヤ巻付ピッチを正確に保持させる。これは引取
キャタピラ８のスピードを検出し、その信号でワイヤシ
ールド機４の回転数を決めるようにして行うのである。
ーブルコア３は冷却水槽７を通して引取キャタピラ８に
より巻取機９に巻き取られる。このとき、引取キャタピ
ラ８はワイヤシールド機４と電気的に同調させるため、
同調回路１６を介してがワイヤシールド機４と接続さ
れ、ワイヤ巻付ピッチを正確に保持させる。これは引取
キャタピラ８のスピードを検出し、その信号でワイヤシ
ールド機４の回転数を決めるようにして行うのである。
【００１８】
【発明の効果】ＣＶケーブル等でワイヤシールド横巻の
みで直接ポリエチレンやポリ塩化ビニル等を充実押出し
で被覆する構造のケーブル製造方法では、一般にバード
ゲージと呼ばれるワイヤシールドの余り現象を発生する
が、この発明のケーブル製造方法によれば、このような
バードゲージを生じることなく長尺で均一な構造のケー
ブルを製造することが可能になった。
みで直接ポリエチレンやポリ塩化ビニル等を充実押出し
で被覆する構造のケーブル製造方法では、一般にバード
ゲージと呼ばれるワイヤシールドの余り現象を発生する
が、この発明のケーブル製造方法によれば、このような
バードゲージを生じることなく長尺で均一な構造のケー
ブルを製造することが可能になった。
【図１】この発明のケーブル製造方法の実施例を示すワ
イヤシールド押出機とシース押出機の製造ライン構成
図、
イヤシールド押出機とシース押出機の製造ライン構成
図、
【図２】この発明のケーブル製造方法で製造されたＣＶ
ケーブルの横断面図、
ケーブルの横断面図、
【図３】クロスヘッド部の詳細を示す断面図である。
３ ケーブルコア ４ ワイヤシールド機 ５ シース押出機 ６ クロスヘッド １０ ケーブル導体 １１ 内部半導電層 １２ 絶縁体 １３ 外部半導電層 １４ ワイヤシールド １５ 充実押出シース １７ 心金 １８ 口金
フロントページの続き (72)発明者 吉本 光夫 茨城県日立市日高町５丁目１番１号「日立 電線株式会社日高工場内」
Claims (1)
- 【請求項１】 架橋ポリエチレン電力ケーブル等で遮蔽
層とシースの構造がワイヤシールド横巻きの遮蔽層にポ
リエチレンやポリ塩化ビニルを直接充実押出しするケー
ブル製造方法において、ワイヤシールド機とシース押出
機をタンデムラインに設置し、しかもワイヤシールドが
ケーブルに巻き付けられるポイントがシース押出機のク
ロスヘッドにワイヤシールドの１ピッチ以内に近接させ
たことを特徴とするケーブル製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20120691A JPH06139853A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ケーブル製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20120691A JPH06139853A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ケーブル製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06139853A true JPH06139853A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=16437111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20120691A Pending JPH06139853A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ケーブル製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06139853A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114957835A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-30 | 南京中蓝智能科技有限公司 | 一种表面疏水的纳米陶瓷树脂复合材料、制备方法及应用 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP20120691A patent/JPH06139853A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114957835A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-30 | 南京中蓝智能科技有限公司 | 一种表面疏水的纳米陶瓷树脂复合材料、制备方法及应用 |
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