JPH06139182A - 情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム - Google Patents

情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム

Info

Publication number
JPH06139182A
JPH06139182A JP4311449A JP31144992A JPH06139182A JP H06139182 A JPH06139182 A JP H06139182A JP 4311449 A JP4311449 A JP 4311449A JP 31144992 A JP31144992 A JP 31144992A JP H06139182 A JPH06139182 A JP H06139182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address space
expansion
board
address
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4311449A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Kurihara
謙 栗原
Hiroshi Tezuka
宏史 手塚
Hiroyuki Kobayashi
広幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4311449A priority Critical patent/JPH06139182A/ja
Publication of JPH06139182A publication Critical patent/JPH06139182A/ja
Priority to US08/541,979 priority patent/US5737542A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4204Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus
    • G06F13/4221Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being an input/output bus, e.g. ISA bus, EISA bus, PCI bus, SCSI bus
    • G06F13/423Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being an input/output bus, e.g. ISA bus, EISA bus, PCI bus, SCSI bus with synchronous protocol

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡張基板が占有するアドレス空間を適応的に
割り当てる。 【構成】 スロット100,110、または120に装
着される拡張基板が占有するアドレス空間の大きさが認
識され、その認識結果に基づいて、コンピュータ1のア
ドレスと、スロット100,110、または120のい
ずれかを選択するためのスロット選択信号との対応関係
がマッピングテーブル50に設定される(書き込まれ
る)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジニアリン
グワークステーションなどの情報処理装置、そのスロッ
トに装着される拡張基板、並びにそのスロットを拡張す
る拡張筐体システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のコンピュータシステムの
構成の一例を示すブロック図であり、図2は、その斜視
図である。コンピュータ500は、装置全体を制御する
とともに、ROM502に記憶された、例えばシステム
プログラムデータや、RAM503に記憶された、例え
ばユーザプログラムデータを読み出して実行するCPU
501、システムプログラムデータを記憶しているRO
M502、およびユーザプログラムデータや装置の動作
上必要なデータを記憶するRAM503より構成されて
いる。
【0003】さらに、このコンピュータ500において
は、例えばグラフィックディスプレイやネットワークな
どと接続するためのインターフェイスボードや、画像処
理を行う画像処理ボード、音声処理を行う音声処理ボー
ドなどの拡張基板510,511、または512を装着
することのできる、例えば3つの拡張スロット(以下、
スロットと記載する)524a乃至524cからなるス
ロット部524(図9)が設けられており、CPU50
1が、装着された拡張基板510,511、または51
2にアクセスすると、各拡張基板510,511、また
は512で所定の処理が行われる。
【0004】なお、拡張基板510(511,512)
は、図9に示すように、スロット524a乃至524c
の両サイドにそれぞれ設けられたレール521乃至52
3のいずれかに沿って、そのコネクタ520と、スロッ
ト部524の内部に設けられたコネクタ(図中、斜線を
付してある部分)とが嵌り合うまで挿入されることによ
り、コンピュータ500に装着される。
【0005】ところで、コンピュータ500において
は、それに装着された拡張基板510,511,512
や、それを構成するROM502,RAM503などに
アクセスする場合、CPU501から出力されるアドレ
スによって、アクセスする対象が選択されるようになっ
ている。
【0006】従って、コンピュータ500(CPU50
1)が有する全アドレス空間は有限であるから、拡張基
板510,511,512,ROM502、またはRA
M503それぞれには、アドレス空間を有効に割り当て
る必要がある。
【0007】従来、コンピュータ500に装着される拡
張基板510,511,512においては、次のように
してアドレス空間の割り当てが行われていた。
【0008】即ち、例えば図10に示すように、拡張基
板510に、その種類に対応した固定のアドレス空間を
割り当てておき、その本来の処理を行う処理回路510
bの他、CPU501より供給されるアドレスを解読す
るデコーダ510aを設けておく。
【0009】この場合、拡張基板510の種類に対応し
た固定のアドレスがCPU501より供給されることに
より拡張基板510が選択され、アクセスすることがで
きるようになる。
【0010】しかしながら、この場合、コンピュータ5
00に同一種類の拡張基板を装着すると、アドレスが重
複して割り当てられしまう課題があった。
【0011】さらに、この場合、コンピュータ500に
装着する拡張基板の種類が増加すると、使用することの
できるアドレス空間がなくなる課題があった。
【0012】そこで、図10に示す拡張基板511のよ
うに、CPU501より供給されるアドレスを解読する
デコーダ511a、およびその本来の処理を行う処理回
路511bの他、拡張基板511が占有するアドレス空
間(アドレス空間の、例えば先頭アドレス)を設定する
スイッチ511cを設け、割り当てられるアドレス空間
を可変にするものがある。
【0013】しかしながら、この場合、使用者がスイッ
チ511cを設定しなければならず、使用者にわずらわ
しさを感じさせる課題があった。
【0014】さらに、この場合、スイッチ511cが誤
設定されると、上述したように拡張基板の占有するアド
レスが重複するときがあり、これにより装置が誤動作す
る課題があった。
【0015】また、たとえスイッチ511cが正しく設
定されたとしても、それによりコンピュータ500上で
実行させるプログラム(ソフトウェア)を変更しなけれ
ばならない場合があり、使用者には装置に関する専門の
知識が要求される課題があった。
【0016】そこで、図11に示すように、拡張基板5
10または511を、その本来の処理を行う処理回路5
10bまたは511b(図11においては、図示せず)
のみで構成し、CPU501より出力されるアドレスを
デコードしてスロット選択信号を生成するデコーダをコ
ンピュータ500に設けたものがある。
【0017】さらに、この場合においては、コンピュー
タ500のスロット524a乃至524c(図9)自体
にそれぞれ固定のアドレス空間が割り当てられ、コンピ
ュータ500に装着された拡張基板510乃至512
は、スロット選択信号に応答して動作するようになって
いる。
【0018】このように構成される装置では、スロット
選択信号によりスロット524a乃至524cのいずれ
か、即ち拡張基板510乃至512のいずれかが選択さ
れるので、拡張基板510乃至512がそれぞれ占有す
るアドレスが重複することがなく、それらが、例えば同
一種類の拡張基板であったとしても同時に使用すること
ができる。
【0019】さらに、スロット524a乃至524c
(図9)自体には、それぞれ固定のアドレス空間があら
かじめ割り当てられているので、使用者がアドレスの設
定をする必要がなく、従って使用者にわずらわしさを感
じさせることを防止することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、スロット524a乃至524cそれぞれに割り当て
ることのできるアドレス空間の大きさが制限されてお
り、その大きさよりも大きいアドレス空間を占有する拡
張基板を使用することができない課題があった。
【0021】そこで、スロット524a乃至524cそ
れぞれに割り当てるアドレス空間の大きさをより大きく
する方法があるが、これらのアドレス空間の合計(コン
ピュータ500のI/Oアドレス空間)は所定の大きさ
に制限されているから、装置に設けることのできるスロ
ットの数が少なくなる課題があった。
【0022】また、多数の拡張基板が必要である場合、
コンピュータ500のスロット524a乃至524cだ
けでは足りず、図12に示すように、コンピュータ50
0のスロットを拡張するための拡張筐体システムを用い
ることがある。
【0023】拡張筐体システムは、複数のスロットから
なるスロット部620が設けられた拡張筐体600、コ
ンピュータ500とのインターフェイスとしてのアダプ
タ基板610、およびアダプタ基板610と拡張筐体6
00とを接続するケーブル601から構成される。
【0024】拡張筐体600とケーブル601で接続さ
れたアダプタ基板610が、他の拡張基板540と同様
にコンピュータ500のスロット部524のスロット
(スロット524a乃至524cのいずれか)に装着さ
れると、コンピュータ500においては、拡張筐体60
0のスロット部620の各スロットが、コンピュータ5
00のスロット524a乃至524cそれぞれと同様に
扱われるようになっている。
【0025】即ち、図12に示す拡張筐体システムを用
いることにより、コンピュータ500のスロット部52
4、あるいは拡張筐体600のスロット部620のどち
らにも拡張基板602や603を装着することができる
ようになり、従ってコンピュータ500のスロット数を
実質的に増加することができる。
【0026】しかしながら、この拡張筐体システムを、
例えば図11に示すデコーダ530を内蔵するコンピュ
ータ500に用いる場合、アダプタ基板610を装着し
たスロット(図12においては、スロット524b)に
割り当てられたアドレス空間を、拡張筐体600の有す
る複数のスロットで分割して使用することになるため、
拡張筐体600の各スロットに割り当てられるアドレス
空間が狭くなる課題があった。
【0027】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、拡張基板が占有するアドレス空間を適応
的に割り当てることができるようにするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の拡張基
板は、例えばコンピュータ1などの情報処理装置に装着
され、所定の処理を行う、着脱可能な拡張基板におい
て、拡張基板の占有するアドレス空間の大きさをあらか
じめ記憶している記憶手段としてのID−ROM220
を備え、ID−ROM220に記憶されている大きさの
アドレス空間が、コンピュータ1のアドレス空間上に適
応的に割り当てられることを特徴とする。
【0029】請求項2に記載の拡張基板は、ID−RO
M220が、読み出し専用のメモリであることを特徴と
する。
【0030】請求項3に記載の情報処理装置は、例えば
拡張基板2などの拡張基板を装着するための、例えばス
ロット100,110、または120などの複数のスロ
ットを設けた情報処理装置において、スロット100,
110、または120に装着された拡張基板2が占有す
るアドレス空間の大きさを認識する認識手段としてのプ
ログラムの処理ステップS2乃至S7,S24乃至S2
9、またはS44乃至S47と、プログラムの処理ステ
ップS2乃至S7,S24乃至S29、またはS44乃
至S47の認識結果に基づいて、情報処理装置のアドレ
スと、スロット100,110、または120のうちの
いずれかを選択するためのスロット選択信号との対応関
係を設定するスロット対応関係設定手段としてのマッピ
ングテーブル50とを備えることを特徴とする。
【0031】請求項4に記載の拡張筐体システムは、例
えばコンピュータ1などの情報処理装置のスロットを拡
張するための拡張筐体システムにおいて、例えば拡張基
板2などの拡張基板を装着するための、例えばサブスロ
ット360,370、または380などの複数のサブス
ロットを設けた拡張筐体としての拡張筐体4と、コンピ
ュータ1のスロット100,110、または120に装
着され、拡張筐体4に設けられたサブスロット360,
370、または380に装着された拡張基板2などが占
有するアドレス空間の大きさに基づいて、コンピュータ
1から供給されるアドレスと、拡張筐体4に設けられた
サブスロット360,370、または380のいずれか
を選択するためのサブスロット選択信号との対応関係を
設定するアダプタ手段としてのアダプタ基板3とを備え
ることを特徴とする。
【0032】請求項5に記載の拡張筐体システムは、複
数の拡張筐体システムを備え、複数の拡張筐体システム
を階層的に縦接続したことを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明の拡張基板においては、ID−ROM2
20に、占有するアドレス空間の大きさがあらかじめ記
憶されており、その大きさのアドレス空間が、コンピュ
ータ1のアドレス空間上に適応的に割り当てられる。従
って、拡張基板に割り当てるアドレスを設定するための
操作をする必要がなく、使用者にわずらわしさを感じさ
せることが防止される。
【0034】本発明の情報処理装置においては、スロッ
ト100,110、または120に装着された拡張基板
2などが占有するアドレス空間の大きさが認識され、そ
の認識結果に基づいて、情報処理装置のアドレスと、ス
ロット100,110、または120のいずれかを選択
するためのスロット選択信号との対応関係がマッピング
テーブル50に設定される。従って、スロット100,
110、または120に装着される拡張基板2などのア
ドレス空間が、相互に重複しないように、情報処理装置
のアドレス空間上に適応的に割り当てられる。さらに、
これにより、拡張基板2などに割り当てるアドレスを設
定するための操作をする必要がなく、使用者にわずらわ
しさを感じさせることが防止される。
【0035】本発明の拡張筐体システムにおいては、サ
ブスロット360,370、または380に装着された
拡張基板2などが占有するアドレス空間の大きさに基づ
いて、コンピュータ1から供給されるアドレスと、拡張
基板2などが装着された拡張筐体4のサブスロット36
0,370、または380のいずれかを選択するための
サブスロット選択信号との対応関係が設定される。従っ
て、サブスロット360,370、または380に装着
される拡張基板2などのアドレス空間が、相互に重複し
ないように、コンピュータ1のアドレス空間上に必要な
だけ割り当てられ、これにより拡張基板2に割り当てら
れるアドレス空間が少なくて動作不能になることが防止
される。
【0036】さらに、この拡張筐体システムにおいて
は、階層的に縦接続することができるので、多くの拡張
基板を使用することができる。
【0037】
【実施例】図1は、本発明の情報処理装置を応用したコ
ンピュータの一実施例の構成を示すブロック図である。
CPU10は、そのアドレス端子(A)、データ端子
(D)、リード信号端子(RD)、ライト信号端子(W
R)、または応答信号端子(ACK)に、例えば28ビ
ット(A27乃至A0)のアドレス線11、例えば32
ビット(D31乃至D0)、即ち4バイトのデータ線1
2、リード信号線13、ライト信号線14、データ応答
信号線15がそれぞれ接続されており、アドレスA27
乃至A0、データD31乃至D0、リード信号、または
ライト信号をアドレス線11、データ線12、リード信
号線13、またはライト信号線14にそれぞれ出力す
る。さらに、CPU10は、データ線12またはデータ
応答信号線15からのデータD31乃至D0またはデー
タ応答信号をそれぞれ受信する。
【0038】ここで、CPU10には、28ビット(A
27乃至A0)のアドレス線11が接続されているの
で、即ちCPU10は、28ビット(2の28乗)のア
ドレスを指定することができるので、このコンピュータ
1(CPU10)のアドレス空間は、256MBであ
り、これが、例えば次のように分割されているものとす
る。
【0039】即ち、マッピングテーブル(RAM)5
0,RAM80,ROM90、またはスロット100乃
至120(100,110,120)に、32MB,1
28MB,32MB、または64MBのアドレス空間が
それぞれ割り当てられており、A27=0であるとき、
RAM80、A27=1、且つA26=1であるとき、
スロット100乃至120、A27=1,A26=0、
且つA25=0であるとき、ROM90、A27=1,
A26=0、且つA25=1であるとき、マッピングテ
ーブル(RAM)50が、それぞれアクセスの対象にな
るようになっている。
【0040】なお、アドレスA27乃至A0またはデー
タD31乃至D0においては、アドレスA0またはデー
タD0が最下位ビットをそれぞれ意味し、アドレスA2
7またはデータD31が最上位ビットをそれぞれ意味す
るものとする。
【0041】また、スロット100乃至120に割り当
てられた64MBのアドレス空間を、以下I/Oアドレ
ス空間と記載する。
【0042】セレクタ40には、その一方の入力端子ま
たは他方の入力端子に、アドレス線11のうちの、アド
レス線11aまたは11bがそれぞれ接続され、これに
よりアドレスA25乃至A20またはアドレスA7乃至
A2がそれぞれ供給されるようになっている。そして、
セレクタ40は、制御回路20より制御信号線21を介
して供給される制御信号に対応して、アドレスA25乃
至A20またはアドレスA7乃至A2のいずれかを、ア
ドレス線41を介してマッピングテーブル50に供給す
る。
【0043】RAM80には、そのアドレス端子
(A)、データ端子(D)、リード信号端子(RD)、
またはライト信号端子(WR)に、アドレス線11、デ
ータ線12、リード信号線28、またはライト信号線2
9がそれぞれ接続されており、制御回路20よりリード
信号線28またはライト信号線29を介して供給される
リード信号またはライト信号に基づいて、CPU10よ
りアドレス線11を介して供給されるアドレスに対し、
データやユーザプログラムなどの読み出しまたは書き込
みが行われるようになっている。
【0044】ROM90には、そのアドレス端子
(A)、データ端子(D)、またはリード信号端子(R
D)に、アドレス線11、データ線12、またはリード
信号線27がそれぞれ接続され、例えばシステムプログ
ラムデータ(システムプログラムとそのプログラムで使
用されるデータ)や、スロット100,110、または
120に装着された基板に適応的にアドレス空間を割り
当てるプログラムデータ(I/Oアドレス空間の割り当
てプログラムとそのプログラムで使用されるデータ)な
どが記憶されている。そして、制御回路20よりリード
信号線27を介して供給されるリード信号に基づいて、
CPU10よりアドレス線11を介して供給されるアド
レスに記憶されているデータやプログラムが読み出さ
れ、データ線12を介してCPU10に供給されるよう
になっている。
【0045】マッピングテーブル50は、RAMにより
構成され、そのアドレス端子(A)、データ端子
(D)、リード信号端子(RD)、またはライト信号端
子(WR)に、アドレス線41、データ線51、リード
信号線22、またはライト信号線23がそれぞれ接続さ
れている。マッピングテーブル50は、CPU10がス
ロット100乃至120のいずれかにアクセスするとき
に出力するアドレスと、ANDゲート60a乃至60c
よりスロット選択信号線61a乃至61cを介してスロ
ット100乃至120の選択信号端子(SEL)のいず
れかに出力されるスロット選択信号との対応関係を設定
(記憶)しておくためのものである。
【0046】即ち、I/Oアドレス空間(スロット10
0乃至120に割り当てられたすべてのアドレス空間)
64MBを、1セグメントが例えば1MBからなる64
セグメントに分割して管理を行うものとすると、マッピ
ングテーブル50は、コンピュータ1のスロット100
乃至120の数としての3ビットを1エントリとして、
これをセグメントの数だけ有するように構成される。つ
まり、マッピングテーブル50は、64エントリから構
成される。
【0047】なお、例えば上位ビットからビットB2,
B1、およびB0の3ビットで構成される各エントリに
おいて、そのビットB0が、0および1のうちの、例え
ば1である場合、そのエントリが管理するセグメントと
しての1MBのアドレス空間が、スロット100に割り
当てられ、さらにビットB1が、0および1のうちの、
例えば1である場合、そのエントリが管理するセグメン
トとしての1MBのアドレス空間が、スロット110に
割り当てられ、またビットB2が、0および1のうち
の、例えば1である場合、そのエントリが管理するセグ
メントとしての1MBのアドレス空間が、スロット12
0に割り当てられていることを示すものとする。
【0048】従って、同一エントリでビットB2乃至B
0のうちの2つ以上が1になることはない。
【0049】また、このコンピュータ1においては、マ
ッピングテーブル50自体(各エントリのビットB2乃
至B0)に対する読み書きが行われる場合、マッピング
テーブル50の64エントリすべてにアクセスできるよ
うに、例えばアドレスA7乃至A2の6ビットが、各エ
ントリのインデックス(アドレス)として用いられると
ともに、スロット100乃至120にアクセスするため
に、マッピングテーブル50のエントリ(エントリのビ
ットB2乃至B0)が読み出される場合、例えばアドレ
スA25乃至A20の6ビットが、各エントリのインデ
ックス(アドレス)として用いられるようになってい
る。
【0050】制御回路20には、アドレス線11のう
ち、アドレス線11cが接続されており、これによりC
PU10から、アドレスA27乃至A25が供給される
ようになっている。制御回路20は、CPU10からア
ドレス線11および11cを介して供給されるアドレス
A27乃至A25のうち、A27が0である場合、上述
したようにアクセス対象がRAM80であると判断し
て、CPU10よりリード信号線13またはライト信号
線14を介して供給されるリード信号またはライト信号
を、リード信号線28またはライト信号線29を介して
RAM80のリード信号端子(RD)またはライト信号
端子(WR)に出力する。そして、RAM80へのアク
セスが完了すると、データ応答信号線30、ORゲート
130、およびデータ応答信号線15を介してCPU1
0にデータ応答信号を出力する。
【0051】さらに、制御回路20は、CPU10から
アドレス線11および11cを介して供給されるアドレ
スA27乃至A25が、それぞれ1,0、または0であ
る場合、上述したようにアクセス対象がROM90であ
ると判断して、CPU10よりリード信号線13を介し
て供給されるリード信号を、リード信号線27を介して
ROM90のリード信号端子(RD)に出力する。そし
て、ROM90へのアクセスが完了すると、データ応答
信号線30、ORゲート130、およびデータ応答信号
線15を介してCPU10にデータ応答信号を出力す
る。
【0052】また、制御回路20は、CPU10からア
ドレス線11および11cを介して供給されたアドレス
A27乃至A25が、それぞれ1,0、または1である
場合、上述したようにアクセス対象がマッピングテーブ
ル50であると判断して、CPU10よりリード信号線
13またはライト信号線14を介して供給されるリード
信号またはライト信号を、リード信号線22またはライ
ト信号線23を介してマッピングテーブル50のリード
信号端子(RD)またはライト信号端子(WR)に出力
する。
【0053】同時に、制御回路20は、セレクタ40に
対し、そこにCPU10からアドレス線11および11
a、またはアドレス線11および11bを介してそれぞ
れ入力されるアドレスA25乃至A20、またはアドレ
スA7乃至A2のうちのアドレスA7乃至A2を選択
し、アドレス線41を介してマッピングテーブル50に
出力するように、制御信号線21を介して制御信号を出
力するとともに、バッファゲート70に対し、制御信号
線25を介してイネーブル信号を出力する。
【0054】ここで、バッファゲート70は、マッピン
グテーブル50からのデータ線51とCPU10からの
データ線12との間に配置されており、通常、データ線
51とデータ線12とを分離している(電気的に接続さ
れていない状態にしている)が、そのイネーブル端子
(EN)に、制御回路20から制御信号線25を介して
イネーブル信号が供給されると、データ線51とデータ
線12とを接続する(電気的に接続された状態にする)
ようになっている。
【0055】従って、制御回路20から制御信号線25
を介してバッファゲート70にイネーブル信号が出力さ
れると、CPU10から、データ線12、バッファゲー
ト70、およびデータ線51を介してマッピングテーブ
ル50へのアクセスを行うことができるようになること
になる。
【0056】そして、CPU10のマッピングテーブル
50へのアクセスが完了すると、制御回路20は、デー
タ応答信号線30、ORゲート130、およびデータ応
答信号線15を介してCPU10にデータ応答信号を出
力する。
【0057】さらに、制御回路20は、CPU10から
アドレス線11および11cを介して供給されたアドレ
スA27乃至A25のうち、A27、またはA26が、
それぞれ1、または1である場合、上述したようにアク
セス対象がスロット100乃至120(正確には、そこ
に装着された基板)であると判断し、まずリード信号線
22を介してマッピングテーブル50のリード信号端子
(RD)にリード信号を出力するとともに、CPU10
よりリード信号線13またはライト信号線14を介して
供給されるリード信号またはライト信号に対応して、リ
ードライト識別信号の値を1または0(例えば、リード
信号が供給された場合には1、ライト信号が供給された
場合には0)にし、リードライト識別信号線26を介し
てスロット100乃至120のリードライト識別信号端
子(R/W-1(図1においては、Wにバー(−)を付し
てある))に出力する。
【0058】そして、制御回路20は、セレクタ40に
対し、そこにCPU10からアドレス線11および11
a、またはアドレス線11および11bを介してそれぞ
れ入力されるアドレスA25乃至A20、またはアドレ
スA7乃至A2のうちのアドレスA25乃至A20を選
択し、アドレス線41を介してマッピングテーブル50
に出力するように、制御信号線21を介して制御信号を
出力する。
【0059】すると、セレクタ40から、アドレス線4
1を介してマッピングテーブル50にアドレスA25乃
至A20が出力され、マッピングテーブル50からこの
アドレスA25乃至A20をインデックスとするエント
リのビットB0乃至B2が、3ビットのデータ線51お
よびそれを構成する1ビットのデータ線51a乃至51
cを介して、ANDゲート60a乃至60cの各一方の
入力端子にそれぞれ出力される。
【0060】ここで、ANDゲート60a乃至60cに
は、その一方の入力端子に、データ線51のうちのデー
タ線51a乃至51cがそれぞれ接続され、その他方の
入力端子すべてに制御信号線24が接続されているとと
もに、その出力端子に、スロット選択信号線61a乃至
61cがそれぞれ接続されている。
【0061】上述したように、セレクタ40より出力さ
れたアドレスA25乃至A20をインデックスとするエ
ントリが管理するアドレス空間が、スロット100乃至
120のうちのいずれかに割り当てられていれば、その
ビットB0乃至B2のいずれかが1になっているので、
この場合、ANDゲート60a乃至60cのうちにいず
れかの一方の入力は1となる。
【0062】同時に、制御回路20は、制御信号線24
を介してANDゲート60a乃至60cの各他方の入力
端子にイネーブル信号(値が1の信号)を出力する。
【0063】これにより、ANDゲート60a乃至60
cの各他方の入力はすべて1となる。
【0064】従って、ANDゲート60a乃至60cの
うちのいずれかの出力が1となり、これが、スロット選
択信号線61a乃至61cのいずれかを介してスロット
100乃至120のいずれかの選択信号端子(SEL)
に出力される。
【0065】つまり、以上によりスロット100乃至1
20のうちのいずれかが選択され、CPU10から、ス
ロット100乃至120のうちのいずれかへのアクセス
が可能となる。
【0066】スロット100乃至120は、その選択信
号端子(SEL)、リードライト識別信号端子(R/W
-1(図1においては、Wにバー(−)を付してあ
る))、アドレス端子(A)、データ端子(D)、また
は応答信号端子(ACK)に、スロット選択信号線61
a乃至61c、リードライト識別信号線26、アドレス
線11、データ線12、またはデータ応答信号線10
1,111、もしくは121がそれぞれ接続されてお
り、拡張基板2またはアダプタ基板3(いずれも後述す
る)を装着するためのスロットである。
【0067】ORゲート130は、その入力端子にデー
タ応答信号線30,101,111、および121が接
続され、その出力端子にデータ応答線15が接続されて
おり、制御回路20、またはスロット100乃至120
(正確には、スロット100乃至120に装着された基
板)からデータ応答信号が出力されると、CPU10に
そのデータ応答信号を供給する。
【0068】次に、スロット100乃至120に装着さ
れる拡張基板は、例えば図2に示すように構成される。
この拡張基板2は、図1のコンピュータ1のスロット1
00乃至120のいずれかに装着されると、装着された
スロット100乃至120のいずれかの選択信号端子
(SEL)、アドレス端子(A)、リードライト識別信
号端子(R/W-1(図1においては、Wにバー(−)を
付してある))、データ端子(D)、または応答信号端
子(ACK)に、スロット選択信号線201、アドレス
線202、リードライト識別信号線203、データ線2
04、またはデータ応答信号線205がそれぞれ接続さ
れるようになっている。
【0069】ID−ROM220はROMであり、その
アドレス端子(A)、データ端子(D)、またはリード
信号端子(RD)に、アドレス線202、データ線20
4、またはリード信号線207がそれぞれ接続され、そ
こには、拡張基板2が占有するアドレス空間(アドレス
空間の大きさ)が記憶されている(例えば、その先頭の
1ワードに、拡張基板2が占有するアドレス空間(アド
レス空間の大きさ)があらかじめ書き込まれている)。
【0070】なお、このID−ROM220自身が占有
するアドレス空間は、拡張基板2が占有するアドレス空
間の、例えば先頭に配置される。
【0071】デコーダ200は、スロット選択信号線2
01を介してスロット選択信号が供給された場合にの
み、アドレス線202を介して供給されるアドレスA2
7乃至A0の一部または全部をデコードし、そのデコー
ド結果に基づいて、選択信号線206を介して信号処理
回路230の選択信号端子(SEL)に選択信号を出力
するか、リード信号線207を介してID−ROM22
0のリード信号端子(RD)にリード信号を出力する。
【0072】なお、デコーダ200は、ID−ROM2
20にリード信号を出力する場合には、リードライト識
別信号線203を介して供給されるリードライト識別信
号のタイミングでリード信号を出力する。さらに、この
後、コンピュータ1(図1)からのID−ROM220
へのアクセスが完了すると、データ応答信号線208,
ORゲート210、およびデータ応答信号線205を介
してデータ応答信号を出力する。
【0073】ここで、この拡張基板2において、自身が
占有するアドレス空間を分類するには、そのアドレス空
間に対応するアドレスビット以下を使用する必要があ
る。
【0074】即ち、拡張基板2が、例えば1MBのアド
レス空間を占有する場合、アドレスA27乃至A0のう
ちの、下位20ビットとしてのアドレスA19乃至A0
が自身が占有するアドレス空間を分類するために使用さ
れる。
【0075】さらに、この場合、拡張基板2が占有する
1MBのアドレス空間のうちの、例えば先頭から128
KBがID−ROM220のアドレス空間で、残りの8
96KBが信号処理回路230が占有するアドレス空間
であるとすると、そのうちのアドレス空間の少ないID
−ROM220のアドレス空間を分類するためには、1
7ビットのアドレスが必要になることになる。
【0076】従って、デコーダ200は、拡張基板2の
アドレス空間を分類するのに必要な20ビットのアドレ
スA19乃至A0の下位ビットから、ID−ROM22
0のアドレス空間を分類するためのアドレスビット数と
しての17ビットを除いた、3ビットのアドレスA19
乃至A17をデコードすればよいことになる。
【0077】つまり、この場合、デコーダ200は、例
えばA19=0,A18=0、且つA17=0である場
合、アクセス対象がID−ROMであると判断して、I
D−ROM220にリード信号を出力し、それ以外の場
合、即ちA19=0,A18=0、且つA17=1、A
19=0,A18=1、且つA17=0、A19=0,
A18=1、且つA17=1、A19=1,A18=
0、且つA17=0、A19=1,A18=0、且つA
17=1、A19=1,A18=1、且つA17=0、
またはA19=1,A18=1、且つA17=1である
場合、アクセス対象が信号処理回路230であると判断
して、信号処理回路230に選択信号を出力するように
なっている。
【0078】以上から、拡張基板2のアドレス空間は、
自身が占有するアドレス空間の大きさ(正確には、自身
が占有するアドレス空間の大きさが2のベキ乗となるよ
うに切り上げた大きさ)を単位として、I/Oアドレス
空間の任意の位置に配置するようにすることができるこ
とになる。
【0079】信号処理回路230は、その選択信号端子
(SEL)、アドレス端子(A)、リードライト識別信
号端子(R/W-1(図2においては、Wにバー(−)を
付してある))、データ端子(D)、または応答信号端
子(ACK)に、選択信号線206、アドレス線20
2、リードライト識別信号線203、データ線204、
またはデータ応答信号線209が接続されており、所定
の処理を行う。
【0080】ORゲート210は、その一方の入力端
子、または他方の入力端子にデータ応答信号線208、
または209がそれぞれ接続され、その出力端子にデー
タ応答線205が接続されており、デコーダ200また
は信号処理回路230よりデータ応答信号が出力される
と、それをデータ応答信号線205を介して出力する。
【0081】以上のように構成される拡張基板2、また
は拡張基板2と同様に構成される基板が、コンピュータ
1(図1)のスロット100乃至120に装着され、コ
ンピュータ1が起動されると、CPU10において、R
OM90に記憶されている、I/Oアドレス空間の割り
当てプログラムが読み出され、図3のフローチャートに
示すような処理が行われる。
【0082】ここで、スロット100乃至120に装着
される基板(例えば拡張基板2やそれと同様に構成され
る基板)それぞれが占有するアドレス空間は、I/Oア
ドレス空間の大きさ以下、即ち本実施例においては、6
4MB以下であるとする。
【0083】まず最初にステップS1において、マッピ
ングテーブル50のすべてのエントリがクリアされる
(各エントリのビットB2乃至B0がすべて0にされ
る)。そして、ステップS2において、ステップS1で
クリアされたマッピングテーブル50の仮設定が行わ
れ、ステップS3に進み、スロット100乃至120の
うちの、例えばスロット100に装着された、例えば拡
張基板2が占有するアドレス空間の大きさが、ID−R
OM220(図2)から読み出される。
【0084】ここで、ステップS3において、スロット
100に装着された拡張基板2が占有するアドレス空間
の大きさを、ID−ROM220(図2)から読み出す
場合、即ちスロット100に装着された拡張基板2にア
クセスする場合、前述したようにマッピングテーブル5
0(図1)のエントリ(ビットB2乃至B0)の設定値
に基づいて、ANDゲート60aからスロット選択信号
が拡張基板2の装着されたスロット100に出力される
ようになっている。
【0085】従って、装置が起動され、上述したように
ステップS1でマッピングテーブル50のすべてのエン
トリがすべてクリアされた状態では、ANDゲート60
aからスロット選択信号が出力されず、スロット100
に装着された拡張基板2にアクセスすることができない
ことになる。
【0086】そこで、ステップS2において、I/Oア
ドレス空間の1セグメントを、拡張基板2のアドレス空
間として一時的に割り当てる、マッピングテーブル50
の仮設定が行われるようになっている。
【0087】即ち、拡張基板2のID−ROM220の
アドレス空間は、前述したように拡張基板2の占有する
アドレス空間の先頭に割り当てられているので、ステッ
プS2においては、拡張基板2のアドレス空間の先頭部
分(ID−ROM220のアドレス空間)に、64MB
のI/Oアドレス空間のうちの、いわば最も切りの良い
(最も大きな2のベキ乗の境界となる)アドレスを有す
るセグメント、即ち先頭のセグメントが割り当てられる
ように、I/Oアドレス空間の先頭のセグメントを管理
するマッピングテーブル50のエントリ(第1のエント
リ)の設定(仮設定)(書き込み)が行われるようにな
っている。
【0088】なお、以下、I/Oアドレス空間の各セグ
メントを、その先頭のセグメントから0,1,・・・,
63番目のセグメントとカウントする。即ち、例えば先
頭のセグメントは、先頭から0番目のセグメントとカウ
ントする(実際には、先頭のセグメントは、先頭から1
番目のセグメントであるが、後述するように、エントリ
番号との対応を分かりやすくするために、上記のように
セグメントをカウントする)。
【0089】これにより、拡張基板2が占有するアドレ
ス空間の大きさ(上述したように64MB以下であるこ
とが条件であるが)に関わらず、そのID−ROM22
0にアクセスすることができるようになる。
【0090】以上のような、ステップS2の処理の後、
ステップS3でID−ROM220から拡張基板2が占
有するアドレス空間の大きさが読み出され、ステップS
4に進み、ステップS3で読み出されたアドレス空間の
大きさから、スロット100に装着されている基板(今
現在は、拡張基板2が装着されているものと仮定して説
明している)が、例えば図4に示すようなアダプタ基板
3(後述する)であるか否かが判定される。
【0091】ステップS4において、スロット100に
装着されている基板が、アダプタ基板3であると判定さ
れた場合、ステップS5に進み、サブスロット処理(後
述する)が行われ、ステップS6に進む。
【0092】ステップS4において、スロット100に
装着されている基板が、アダプタ基板3でないと判定さ
れた場合、ステップS5をスキップしてステップS6に
進み、スロット100に装着されている拡張基板2のI
D−ROM220から読み出された、それが占有するア
ドレス空間の大きさ(要求サイズ)が、コンピュータ1
のRAM80に一時記憶される。
【0093】そして、ステップS7に進み、スロット1
00乃至120について、それらが占有するアドレス空
間(正確には、スロット100乃至120に装着された
基板のアドレス空間)の認識(読み出し)が完了したか
否かが判定される。ステップS7において、スロット1
00乃至120が占有するアドレス空間の認識がまだす
べて完了していないと判定された場合、ステップS2に
戻り、ステップS7でスロット100乃至120が占有
するアドレス空間の認識がすべて完了したと判定される
まで、ステップS2乃至S7の処理を繰り返す。
【0094】ステップS7において、スロット100乃
至120が占有するアドレス空間の認識がすべて完了し
たと判定された場合、ステップS8に進み、RAM80
に記憶されたスロット100乃至120に装着された基
板が占有するアドレス空間が大きい順に並べ変えられて
ステップS9に進む。
【0095】ステップS9において、RAM80に大き
い順に記憶されている基板の占有するアドレス空間のう
ち、一番大きいものがそこから読み出され、それが、1
セグメント(1MB)以下であるか否かが判定される。
ステップS9において、RAM80に大きい順に記憶さ
れている基板の占有するアドレス空間のうち、一番大き
いものが、1セグメント(1MB)より大きいと判定さ
れた場合、ステップS11乃至S13に順次進み、その
基板に、I/0アドレス空間の、連続する複数のセグメ
ントが割り当てられるように、そのセグメントを管理す
るマッピングテーブル50のエントリの設定(書き込
み)が行われる(エントリのビットB2乃至B0のうち
の、基板が装着されているスロット(スロット100乃
至120のいずれか)に対応するビットが1に設定され
る)。
【0096】なお、この場合、ステップS11におい
て、基板に割り当てるアドレス空間(連続する複数のセ
グメント)の先頭アドレスが、そのアドレス空間の大き
さを下回らない2のベキ乗のアドレスの境界に整合して
いる(アドレスが整合している)か否かが判定される。
ステップS11において、基板に割り当てるアドレス空
間(連続する複数のセグメント)の先頭アドレスが整合
していないと判定された場合、ステップS12に進み、
基板に割り当てるアドレス空間(連続する複数のセグメ
ント)の先頭アドレスが、そのアドレス空間の大きさを
下回らない2のベキ乗のアドレスの境界に整合するよう
に、エントリ番号(エントリのアドレスとしてのインデ
ックス)が進められ、ステップS13において、そのエ
ントリに対して値の設定が行われる。
【0097】また、ステップS11において、基板に割
り当てるアドレス空間(連続する複数のセグメント)の
先頭アドレスが整合していると判定された場合、ステッ
プS12をスキップしてステップS13に進み、マッピ
ングテーブル50のエントリの設定が行われる。
【0098】一方、ステップS9において、RAM80
に大きい順に記憶されている基板の占有するアドレス空
間のうち、一番大きいものが、1セグメント(1MB)
以下であると判定された場合、ステップS10に進み、
その基板に、I/0アドレス空間の1セグメントが割り
当てられるように、エントリの設定が行われる(エント
リのビットB2乃至B0のうちの、基板が装着されてい
るスロット(スロット100乃至120のいずれか)に
対応するビットが1に設定される)。
【0099】なお、エントリを指すインデックスは、図
3の処理の開始後、I/Oアドレス空間の先頭のセグメ
ント(先頭から0番目のセグメント)を管理するエント
リとしてのエントリ番号0のエントリの位置から順次進
められるようになっている。
【0100】ステップS10またはS13でのマッピン
グテーブル50の設定の処理の後、ステップS14に進
み、RAM80に大きい順に記憶されている基板の占有
するアドレス空間がすべて読み出されたか否かが判定さ
れる。ステップS14において、RAM80に大きい順
に記憶されている基板の占有するアドレス空間がすべて
読み出されていないと判定された場合、ステップS9に
戻り、ステップS14でRAM80に大きい順に記憶さ
れている基板の占有するアドレス空間がすべて読み出さ
れたと判定されるまで、ステップS9乃至S14の処理
を繰り返す。
【0101】ステップS14において、RAM80に大
きい順に記憶されている基板の占有するアドレス空間が
すべて読み出されたと判定された場合、処理を終了す
る。
【0102】以上のようにして、スロット100乃至1
20に装着された基板が必要とするアドレス空間が、そ
れが大きい順に、I/Oアドレス空間の先頭から、相互
に重複することなく自動的に割り当てられ、これにより
使用者にわずらわしさを感じさせることが防止される。
【0103】また、スロット100乃至120に装着さ
れるような基板は、一般的に、それが占有するアドレス
空間が2のベキ乗になるようになっているので、上述し
たように、それが占有するアドレス空間が大きい順に、
I/Oアドレス空間の先頭から割り当てるようにするこ
とにより、そのアドレス空間の大きさを無視してI/O
アドレス空間に割り当てる場合に比較して、アドレスが
整合しなくなる場合が少なくなる。
【0104】即ち、例えばスロット100乃至120
に、占有するアドレス空間が4MB,16MB、または
32MBの基板がそれぞれ装着されている場合、占有す
るアドレス空間を大きい順に並べると、32MB,16
MB,4MBとなり、この順にI/Oアドレス空間に割
り当てると、各基板の先頭アドレスが、I/Oアドレス
空間の先頭アドレスからそれぞれ0MB目、32MB
目、48(=32+16)MB目となり、すべて整合す
る。
【0105】従って、ステップS12でエントリ番号
(エントリのアドレスとしてのインデックス)が進めら
れることが少なくなるので(上述の例では、アドレスが
整合せずに、エントリ番号が進められることがないの
で)、即ち使用されずにスキップされるI/Oアドレス
空間が少なくなるので、I/Oアドレス空間を有効に利
用することができる。
【0106】なお、上述の場合におけるアドレス空間の
割り当て結果は下記のようになる。
【0107】 割り当てられた 対応する アドレス空間 セグメント(エントリ番号) スロット120に装着された基板 32MB 0乃至31 スロット110に装着された基板 16MB 32乃至47 スロット100に装着された基板 4MB 48乃至51 未使用領域 12MB 52乃至63
【0108】次に、図4は、コンピュータ1に設けられ
たスロット数より多くの基板を装着する必要が生じた場
合に使用する拡張筐体システムの一実施例の構成を示す
ブロック図である。この拡張筐体システムは、コンピュ
ータ1(図1)のスロット100乃至120のいずれか
に装着されるアダプタ基板3、例えば3つのサブスロッ
ト360乃至380(サブスロット360,370,3
80)が設けられた拡張筐体4、アダプタ基板3と拡張
筐体4の各サブスロット360乃至380を接続するケ
ーブル420から構成されている。
【0109】アダプタ基板3は、制御回路300、マッ
ピングテーブル310、バッファゲート320,AND
ゲート320a乃至320c、レジスタ330、ID−
ROM340、セレクタ350,ORゲート390、お
よびANDゲート410より構成され、図1のコンピュ
ータ1のスロット100乃至120のいずれかに装着さ
れると、装着されたスロット100乃至120のいずれ
かの選択信号端子(SEL)、リードライト識別信号端
子(R/W-1(図1においては、Wにバー(−)を付し
てある))、アドレス端子(A)、データ端子(D)、
または応答信号端子(ACK)に、スロット選択信号線
401、リードライト識別信号線402、アドレス線4
03、データ線404、またはデータ応答信号線405
がそれぞれ接続されるようになっている。
【0110】ここで、アダプタ基板3が装着されたスロ
ット(スロット100乃至120のうちのいずれか)に
割り当てられるアドレス空間のうち、先頭の1セグメン
ト(1MB)は、アダプタ基板3が使用するようになっ
ており、これが、例えば次のように分割されているもの
とする。
【0111】即ち、アダプタ基板3のID−ROM34
0、レジスタ330、またはマッピングテーブル310
に対する読み書きには、1MBのアドレス空間のうち、
その先頭から例えば512KB,256KB、または2
56KBがそれぞれ割り当てられている。
【0112】レジスタ330は、6ビットのレジスタ
で、図4の拡張筐体システムがコンピュータ1に要求す
るアドレス空間の大きさ(占有サイズ)に基づいて、次
のように値が設定される。
【0113】
【0114】なお、占有サイズ1MB,2MB,4M
B,8MB,16MB,32MB、または64MBと
は、拡張筐体システムがコンピュータ1に要求するアド
レス空間の大きさが、それぞれ1MB以下、1MBより
大きく2MB以下、2MBより大きく4MB以下、4M
Bより大きく8MB以下、8MBより大きく16MB以
下、16MBより大きく32MB以下、または32MB
より大きく64MB以下であることを意味する。
【0115】レジスタ330への値の設定(書き込み)
は、コンピュータ1からデータ線404を介して行わ
れ、その設定値は、6ビットのゲート信号線331を介
してANDゲート410の一方の入力端子に入力される
ようになっている。
【0116】ANDゲート410は、その他方の入力端
子に、アドレス線403のうち、アドレス線403aが
接続されており、コンピュータ1から、アドレスA25
乃至A20が供給されるようになっている。さらに、A
NDゲート410は、その出力端子がアドレス線411
を介してセレクタ350の一方の入力端子、および制御
回路300に接続されており、レジスタ330の設定値
でアドレスA25乃至A20をマスクして、セレクタ3
50および制御回路300に出力する。
【0117】セレクタ350は、その他方の入力端子
に、アドレス線403のうちの、アドレス線403bが
接続されており、これにより、他方の入力端子には、ア
ドレスA7乃至A2が供給されるようになっている。そ
して、制御回路300より制御信号線301を介して供
給される制御信号に対応して、一方の入力端子に入力さ
れているアドレスA25乃至A20、および他方の入力
端子に入力されているアドレスA7乃至A2のうちのい
ずれかを、アドレス線351を介して、マッピングテー
ブル310のアドレス端子(A)に出力するようになっ
ている。
【0118】マッピングテーブル310は、RAMによ
り構成され、そのアドレス端子(A)、データ端子
(D)、リード信号端子(RD)、またはライト信号端
子(WR)には、アドレス線351、データ線311、
リード信号線302、またはライト信号線303がそれ
ぞれ接続されている。マッピングテーブル310は、コ
ンピュータ1(CPU10)がサブスロット360乃至
380のいずれかにアクセスするときに出力するアドレ
スと、ANDゲート320a乃至320cよりサブスロ
ット選択信号線321a乃至321cを介してサブスロ
ット360乃至380の選択信号端子(SEL)のいず
れかに出力されるサブスロット選択信号との対応関係を
設定(記憶)しておくためのものである。
【0119】即ち、マッピングテーブル310は、図4
の拡張筐体システムがコンピュータ1に要求することの
できる、最大のアドレス空間64MBを、図1のマッピ
ングテーブル50における場合と同様に、1セグメント
が1MBからなる64セグメントに分割して管理する。
【0120】また、コンピュータ1により、マッピング
テーブル310自体(各エントリのビットB2乃至B
0)に対する読み書きが行われる場合、マッピングテー
ブル310の64エントリすべてにアクセスできるよう
に、例えばアドレスA7乃至A2の6ビットが、各エン
トリのインデックス(アドレス)として用いられるとと
もに、サブスロット360乃至380にアクセスするた
めに、マッピングテーブル310のエントリ(エントリ
のビットB2乃至B0)が読み出される場合、例えばア
ドレスA25乃至A20の6ビットが、各エントリのイ
ンデックス(アドレス)として用いられるようになって
いる。
【0121】なお、上述したように、アダプタ基板3が
使用するアドレス空間1MBが、この拡張筐体システム
が占有するアドレス空間の先頭におかれるので、コンピ
ュータ1がサブスロット360乃至380にアクセスす
る場合には、マッピングテーブル310の先頭のエント
リ(エントリ番号0のエントリ)は無視される(使用す
ることができない)。
【0122】さらに、この場合、マッピングテーブル3
10のエントリを指定するために用いられるインデック
スとしてのアドレスは、上述したようにアドレスA25
乃至A20の6ビットが用いられるが、これは、AND
ゲート410において、レジスタ330の設定値でマス
クされ、アドレス線411、セレクタ350、およびア
ドレス線351を介してマッピングテーブル310に供
給されるようになっているので、有効なエントリの下限
と上限は次のようになる。
【0123】 占有サイズ レジスタ330の設定値 エントリの下限 エントリの上限 1MB 000000 − − 2MB 000001 1 1 4MB 000011 1 3 8MB 000111 1 7 16MB 001111 1 15 32MB 011111 1 31 64MB 111111 1 63
【0124】なお、エントリの下限、およびエントリの
上限における数字は、マッピングテーブル310の先頭
を0番目のエントリとしたときのエントリ番号である。
【0125】ID−ROM340はROMであり、その
アドレス端子(A)、データ端子(D)、またはリード
信号端子(RD)に、アドレス線403、データ線40
4、またはリード信号線306がそれぞれ接続され、そ
こには、アダプタ基板3がアダプタ基板であることを示
す情報が記憶されている(図2の拡張基板2のID−R
OM220には、その先頭の1ワードに、拡張基板2が
占有するアドレス空間(アドレス空間の大きさ)を書き
込んでおくようにしたが、このID−ROM340に
は、その先頭の1ワードに、例えば0をあらかじめ書き
込んでおくようにする)。
【0126】なお、このID−ROM340自身が占有
するアドレス空間は、図2のID−ROM220におけ
る場合と同様に、アダプタ基板3が占有するアドレス空
間の先頭に配置される。
【0127】制御回路300には、スロット選択信号線
401が接続されており、コンピュータ1からスロット
選択信号が供給された場合のみ動作する。さらに制御回
路300には、アドレス線403のうち、ANDゲート
410およびアドレス線411を介してアドレス線40
3a、またはアドレス線403cがそれぞれ接続されて
おり、これによりコンピュータ1(CPU10)から、
アドレスA25乃至A20(正確には、前述したように
ANDゲート410でレジスタ330の設定値でマスク
されたアドレスA25乃至A20)(以下、マスクアド
レスA25乃至A20と記載する)、またはアドレスA
19およびA18がそれぞれ供給されるようになってい
る。
【0128】制御回路300は、コンピュータ1からス
ロット選択信号が供給された場合、マスクアドレスA2
5乃至A20、またはアドレスA19およびA18に基
づいて、コンピュータ1のアクセス対象を判断し、次の
ような処理を行う。
【0129】即ち、制御回路300は、例えばマスクア
ドレスA25乃至A20がすべて0であり、且つアドレ
スA19が0である場合、アクセス対象がID−ROM
340であると判断して、コンピュータ1よりリードラ
イト識別信号線402を介して供給されるリードライト
識別信号のタイミングで、リード信号をリード信号線3
06を介してID−ROM340のリード信号端子(R
D)に出力する。そして、ID−ROM340へのアク
セスが完了すると、データ応答信号線308、ORゲー
ト390、およびデータ応答信号線405を介してコン
ピュータ1にデータ応答信号を出力する。
【0130】さらに、制御回路300は、例えばマスク
アドレスA25乃至A20がすべて0で、且つアドレス
A19、またはA18が、それぞれ1、または0である
場合、アクセス対象がレジスタ330であると判断し
て、コンピュータ1よりリードライト識別信号線402
を介して供給されるリードライト識別信号のタイミング
で、ライト信号をライト信号線307を介してレジスタ
330に出力する。そして、レジスタ330へのアクセ
スが完了すると、データ応答信号線308、ORゲート
390、およびデータ応答信号線405を介してコンピ
ュータ1にデータ応答信号を出力する。
【0131】また、制御回路300は、例えばマスクア
ドレスA25乃至A20がすべて0で、且つアドレスA
19およびA18がいずれも1である場合、アクセス対
象がマッピングテーブル310であると判断して、コン
ピュータ1よりリードライト識別信号線402を介して
供給されるリードライト識別信号に基づいて、リード信
号またはライト信号を生成し、リード信号線302また
はライト信号線303を介してマッピングテーブル31
0のリード信号端子(RD)またはライト信号端子(W
R)にそれぞれ出力する。
【0132】同時に、制御回路300は、セレクタ35
0に対し、そこに入力されるマスクアドレスA25乃至
A20、またはアドレスA7乃至A2のうちのアドレス
A7乃至A2を選択し、アドレス線351を介してマッ
ピングテーブル310に出力するように、制御信号線3
01を介して制御信号を出力するとともに、バッファゲ
ート320に対し、制御信号線305を介してイネーブ
ル信号を出力する。
【0133】ここで、バッファゲート320は、マッピ
ングテーブル310からのデータ線311と、コンピュ
ータ1のデータ線12と接続されるデータ線404との
間に配置されており、図1のバッファゲート70と同様
に、通常、データ線311とデータ線404とを分離し
ている(電気的に接続されていない状態にしている)
が、そのイネーブル端子(EN)に、制御回路300か
ら制御信号線305を介してイネーブル信号が供給され
ると、データ線311とデータ線404とを接続する
(電気的に接続された状態にする)ようになっている。
【0134】従って、制御回路300からバッファゲー
ト320にイネーブル信号が出力されると、コンピュー
タ1から、マッピングテーブル310へのアクセスを行
うことができるようになることになる。
【0135】そして、マッピングテーブル310へのア
クセスが完了すると、制御回路300は、データ応答信
号線308、ORゲート390、およびデータ応答信号
線405を介してコンピュータ1にデータ応答信号を出
力する。
【0136】さらに、制御回路300は、マスクアドレ
スA25乃至A20がすべて0でない場合、アクセス対
象がスロット360乃至380(正確には、そこに装着
された基板)であると判断し、まずリード信号線302
を介してマッピングテーブル310のリード信号端子
(RD)にリード信号を出力する。
【0137】同時に、コンピュータ1からは、リードラ
イト識別信号が、リードライト識別信号線402を介し
てスロット360乃至380のリードライト識別信号端
子(R/W-1(図4においては、Wにバー(−)を付し
てある))に出力される。
【0138】そして、制御回路300は、セレクタ35
0に対し、そこに入力されるマスクアドレスA25乃至
A20、またはアドレスA7乃至A2のうちのマスクア
ドレスA25乃至A20を選択し、アドレス線351を
介してマッピングテーブル310に出力するように、制
御信号線301を介して制御信号を出力する。
【0139】すると、セレクタ40から、アドレス線3
51を介してマッピングテーブル310にマスクアドレ
スA25乃至A20が出力され、このマスクアドレスA
25乃至A20をインデックスとするエントリのビット
B0乃至B2が、3ビットのデータ線311およびそれ
を構成する1ビットのデータ線311a乃至311cを
介して、ANDゲート320a乃至320cの各一方の
入力端子にそれぞれ出力される。
【0140】ここで、ANDゲート320a乃至320
cは、図1におけるANDゲート60a乃至60cにそ
れぞれ対応するもので、セレクタ350より出力された
アドレスA25乃至A20をインデックスとする、マッ
ピングテーブル310のエントリが管理するアドレス空
間が、スロット360乃至380のうちのいずれかに割
り当てられていれば、そのビットB0乃至B2のいずれ
かが1になっているので、この場合、ANDゲート32
0a乃至320cのうちにいずれかの一方の入力は1と
なる。
【0141】同時に、制御回路300は、制御信号線3
04を介してANDゲート320a乃至320cの各他
方の入力端子にイネーブル信号(値が1の信号)を出力
する。
【0142】これにより、ANDゲート320a乃至3
20cの各他方の入力はすべて1となる。
【0143】従って、ANDゲート320a乃至320
cのうちのいずれかの出力が1となり、これが、サブス
ロット選択信号線321a乃至321cのいずれかを介
してスロット360乃至380のいずれかの選択信号端
子(SEL)に出力される。
【0144】つまり、以上によりスロット360乃至3
80のうちのいずれかが選択され、コンピュータ1から
のアクセスが可能となる。
【0145】サブスロット360乃至380は、図1の
スロット100乃至120と同様に構成され(コンピュ
ータ1(図1)のスロット100乃至120と区別する
ために、サブスロットと記載してある)、その選択信号
端子(SEL)、リードライト識別信号端子(R/W-1
(図においては、Wにバー(−)を付してある))、ア
ドレス端子(A)、データ端子(D)、または応答信号
端子(ACK)に、スロット選択信号線321a乃至3
21c、リードライト識別信号線402、アドレス線4
03、データ線404、またはデータ応答信号線36
1,371、もしくは381がそれぞれ接続されてお
り、拡張基板(拡張基板2と同様に構成される基板)ま
たはアダプタ基板(アダプタ基板3と同様に構成される
基板)を装着するためのスロットである。
【0146】ORゲート390は、図1のORゲート1
30に対応するもので、その入力端子にデータ応答信号
線308,361,371、および381が接続され、
その出力端子にデータ応答線405が接続されており、
制御回路300、またはサブスロット360乃至380
(正確には、サブスロット360乃至380に装着され
た基板)からデータ応答信号が出力されると、コンピュ
ータ1にそのデータ応答信号を供給する。
【0147】以上のように構成されるアダプタ基板3
が、コンピュータ1のスロット100乃至120のいず
れかに装着され、これとケーブル420を介して接続さ
れている拡張筐体4のスロット360乃至380に、例
えば拡張基板2と同様に構成される基板やアダプタ基板
3と同様に構成される基板が装着されている場合、図3
のフローチャートのステップS3においては、アダプタ
基板3のID−ROM340から、このアダプタ基板3
が占有するアドレス空間としての0が読み出されること
になる(前述したように、アダプタ基板3が占有するア
ドレス空間は1MBであるが、ID−ROM340には
0が書き込まれているため)。
【0148】コンピュータ1のスロット100乃至12
0のいずれかに装着される基板が占有するアドレス空間
が0であることはありえないので、これによりコンピュ
ータ1は、その基板が拡張筐体4とケーブル420を介
して接続されたアダプタ基板3であると認識する。
【0149】即ち、ステップS3(図3)で、ID−R
OM340から0が読み出された場合には、ステップS
4において、そのID−ROM340を有する基板がア
ダプタ基板であると判定され、ステップS5に進み、サ
ブスロット処理が行われる。
【0150】即ち、ステップS5では、まず図5のステ
ップS21において、レジスタ330(図4)に111
111が設定され、これにより図4の拡張筐体システム
が占有する(コンピュータ1に要求する)アドレス空間
の大きさが64MBとされる。
【0151】なお、アダプタ基板3のアドレス空間は、
図4の拡張筐体システムの占有するアドレス空間の先頭
に割り当てられているので、ステップS21において
は、ステップS3(図3)におけるID−ROM220
(図2)の読み出し処理における場合と同様に、ステッ
プS2(図3)でアダプタ基板(拡張筐体システム)の
アドレス空間の先頭部分に割り当てられた第1のセグメ
ント(コンピュータ1の64MBのI/Oアドレス空間
の先頭のセグメント)を用いて、レジスタ330へのア
クセスが行われるようになっている。
【0152】ステップS21の処理後、ステップS22
に進み、図3のステップS2における場合と同様にし
て、サブスロット360乃至380のいずれかに装着さ
れた基板(拡張基板2やアダプタ基板3と同様に構成さ
れる基板)のアドレス空間の先頭部分に、コンピュータ
(本体)1の64MBのI/Oアドレス空間のうちの、
例えば先頭から32番目のセグメント(実際には、この
セグメントは、先頭から33番目のセグメントである
が、前述したように先頭のセグメントを0番目のセグメ
ントとカウントするようにしたので、先頭から32番目
のセグメントとなる)(第2のセグメント)が割り当て
られるように、I/Oアドレス空間の第2のセグメント
を管理するマッピングテーブル50のエントリ(第2の
エントリ)の設定(仮設定)が行われ、ステップS23
に進む。
【0153】ここで、スロット360乃至380に装着
される基板(例えば拡張基板2やアダプタ基板3と同様
に構成される基板)それぞれが占有するアドレス空間
は、I/Oアドレス空間の大きさの1/2以下、即ち本
実施例においては、32MB以下であるとする。
【0154】ステップS23において、マッピングテー
ブル310のすべてのエントリがクリアされ(各エント
リのビットB2乃至B0がすべて0にされ)、ステップ
S24に進み、図3のステップS2のマッピングテーブ
ル50(図1)の仮設定処理における場合と同様にし
て、マッピングテーブル310の仮設定が行われる。
【0155】即ち、サブスロット360乃至380のい
ずれかに装着された基板(拡張基板2やアダプタ基板3
と同様に構成される基板)にアクセスする場合、前述し
たようにマッピングテーブル310(図4)のエントリ
(ビットB2乃至B0)の設定値に基づいて、サブスロ
ット選択信号がスロット360乃至380のいずれかに
出力されるようになっている。
【0156】従って、装置が起動され、上述したように
ステップS23でマッピングテーブル310のすべての
エントリがすべてクリアされた状態では、サブスロット
360乃至380に装着された基板(拡張基板2やアダ
プタ基板3と同様に構成される基板)にアクセスするこ
とができないことになる。
【0157】そこで、ステップS24では、コンピュー
タ1により、マッピングテーブル50の第1のセグメン
トを用いて、アダプタ基板3のマッピングテーブル31
0へのアクセスが行われ、例えばその32番目のエント
リ(このエントリは、上述したセグメントにおける場合
と同様に、実際には、先頭から33番目のエントリであ
るが、前述したように先頭のエントリを0番目のエント
リ(エントリ番号0のエントリ)とするようにしたの
で、先頭から32番目のエントリとなる)(エントリ番
号32のエントリ)の設定(仮設定)が行われる。
【0158】これにより、サブスロット360乃至38
0に装着された基板(拡張基板2やアダプタ基板3と同
様に構成される基板)が占有するアドレス空間の大きさ
(上述したように32MB以下であることが条件である
が)に関わらず、各基板にアクセスすることができるよ
うになる(ANDゲート320a乃至320cにサブス
ロット選択信号が出力されるようになる)。
【0159】そして、ステップS25において、サブス
ロット360乃至380のうちの、例えば第1のサブス
ロットとしてのサブスロット360に装着された基板
(拡張基板2やアダプタ基板3と同様に構成される基
板)が占有するアドレス空間の大きさが読み出され、ス
テップS26に進み、ステップS25で読み出されたア
ドレス空間の大きさから、サブスロット360に装着さ
れた基板(拡張基板2やアダプタ基板3と同様に構成さ
れる基板)が、アダプタ基板3と同様に構成される基板
であるか否かが判定される。
【0160】ステップS26において、サブスロット3
60に装着されている基板が、アダプタ基板3と同様に
構成される基板であると判定された場合、ステップS2
7に進み、サブサブスロット処理(後述する)が行わ
れ、ステップS28に進む。
【0161】ステップS26において、サブスロット3
60に装着されている基板が、アダプタ基板3と同様に
構成される基板でないと判定された場合、即ちサブスロ
ット360に装着されている基板が、拡張基板2と同様
に構成されるものである場合、ステップS27をスキッ
プしてステップS28に進み、サブスロット360に装
着されている拡張基板2と同様に構成される基板から読
み出された、それが占有するアドレス空間の大きさ(要
求サイズ)が、コンピュータ1のRAM80(図1)に
一時記憶される。
【0162】そして、ステップS29に進み、サブスロ
ット360乃至380について、それらが占有するアド
レス空間(正確には、スロット360乃至380に装着
された基板の占有するアドレス空間)の認識(読み出
し)が完了したか否かが判定される。ステップS29に
おいて、スロット360乃至380が占有するアドレス
空間の認識がまだすべて完了していないと判定された場
合、ステップS24に戻り、再びステップS24からの
処理を繰り返す。
【0163】ステップS29において、スロット360
乃至380が占有するアドレス空間の認識がすべて完了
したと判定された場合、ステップS30に進み、RAM
80に記憶されたスロット360乃至380に装着され
た基板が占有するアドレス空間が、小さい順に並べ変え
られてステップS31に進む。
【0164】ステップS31において、RAM80に小
さい順に記憶されている基板の占有するアドレス空間の
うち、一番小さいものがそこから読み出され、それが、
1セグメント(1MB)以下であるか否かが判定され
る。ステップS31において、RAM80に小さい順に
記憶されている基板の占有するアドレス空間のうち、一
番小さいものが、1セグメント(1MB)より大きいと
判定された場合、ステップS33乃至S35に順次進
み、その基板に、連続する複数のセグメントが割り当て
られるように、そのセグメントを管理するマッピングテ
ーブル310のエントリの設定が行われる(エントリの
ビットB2乃至B0のうちの、基板が装着されているス
ロット(スロット360乃至380のいずれか)に対応
するビットが1に設定される)。
【0165】なお、この場合、ステップS33におい
て、基板に割り当てるアドレス空間(連続する複数のセ
グメント)の先頭アドレスが、そのアドレス空間の大き
さを下回らない2のベキ乗のアドレスの境界に整合して
いるか否かが判定される。ステップS33において、基
板に割り当てるアドレス空間(連続する複数のセグメン
ト)の先頭アドレスが、そのアドレス空間の大きさを下
回らない2のベキ乗のアドレスの境界に整合していない
と判定された場合、ステップS34に進み、基板に割り
当てるアドレス空間(連続する複数のセグメント)の先
頭アドレスが、そのアドレス空間の大きさを下回らない
2のベキ乗のアドレスの境界に整合するように、マッピ
ングテーブル310のエントリ番号(エントリのアドレ
スとしてのインデックス)が進められ、ステップS35
において、上述したようにしてマッピングテーブル31
0の設定が行われる。
【0166】また、ステップS33において、基板に割
り当てるアドレス空間(連続する複数のセグメント)の
先頭アドレスが、そのアドレス空間の大きさを下回らな
い2のベキ乗のアドレスの境界に整合していると判定さ
れた場合、ステップS34をスキップしてステップS3
5に進み、上述したようにしてマッピングテーブル31
0の設定が行われる。
【0167】一方、ステップS31において、RAM8
0に小さい順に記憶されている基板の占有するアドレス
空間のうち、一番小さいものが、1セグメント(1M
B)以下であると判定された場合、ステップS32に進
み、その基板に、1セグメントが割り当てられるよう
に、エントリの設定が行われる(エントリのビットB2
乃至B0のうちの、基板が装着されているサブスロット
(サブスロット360乃至380のいずれか)に対応す
るビットが1に設定される)。
【0168】ステップS32またはS35でのマッピン
グテーブル310の設定の処理の後、ステップS36に
進み、RAM80に小さい順に記憶されている基板の占
有するアドレス空間がすべて読み出されたか否かが判定
される。ステップS36において、RAM80に小さい
順に記憶されている基板の占有するアドレス空間がすべ
て読み出されていないと判定された場合、ステップS3
1に戻り、ステップS36でRAM80に小さい順に記
憶されている基板の占有するアドレス空間がすべて読み
出されたと判定されるまで、ステップS31乃至S36
の処理を繰り返す。
【0169】ここで、図4の拡張筐体システムの占有す
るアドレス空間の先頭の1セグメント(1MB)には、
前述したようにアダプタ基板3の占有するアドレス空間
が配置されるので、図3のフローチャートに示す処理に
おける場合と異なり、拡張筐体4に装着される基板の占
有するアドレス空間が小さい順に、図4の拡張筐体シス
テムの占有するアドレス空間の先頭から割り当てるよう
にすることにより、使用されずにスキップされるアドレ
ス空間(アドレスを整合させるために進められるエント
リ番号)が少なくなり、アドレス空間を有効に利用する
ことができるようになる。
【0170】以上のようにして、マッピングテーブル3
10の設定が行われた後、ステップS37に進み、アダ
プタ基板3の占有するアドレス空間、拡張筐体4に装着
された基板の占有するアドレス空間、およびアドレスを
整合させるためにスキップされたアドレス空間の合計値
が算出され、これが拡張筐体システムの占有するアドレ
ス空間の大きさ(要求サイズ)とされてステップS38
に進む。
【0171】ステップS38において、ステップS37
で算出されたアドレス空間の大きさ(要求サイズ)を下
回らない最小の2のベキ乗の値に基づき、前述したよう
にしてレジスタ330に値が設定され、処理を終了す
る。
【0172】なお、ステップS21乃至S38の終了
後、即ち図3のステップS5の終了後、ステップS37
で算出された要求サイズ(拡張筐体システムの占有する
アドレス空間の大きさ)は、ステップS6(図3)の処
理に引き渡される。
【0173】以上説明した図3および図5に示すフロー
チャートの処理により、例えばコンピュータ(本体)1
の スロット100に、アダプタ基板3 スロット110に、アドレス空間4MBの拡張基板A スロット120に、アドレス空間16MBの拡張基板B
がそれぞれ装着され、アダプタ基板3と接続されている
拡張筐体4の サブスロット360に、アドレス空間8MBの拡張基板
C サブスロット370に、アドレス空間4MBの拡張基板
D サブスロット380に、アドレス空間16MBの拡張基
板E がそれぞれ装着されている場合、次のようにアドレス空
間が割り当てられる。
【0174】即ち、まずスロット100に装着された基
板が、アダプタ基板3であることが判定され(ステップ
S4)、サブスロット処理(ステップS5)が行われ
る。そして、サブスロット処理により、拡張筐体4に装
着されている拡張基板C,D,Eが、その占有するアド
レス空間の小さい順に、且つアドレスが整合するように
配置され(ステップS30乃至S38)、配置結果が、 アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 3MB 拡張基板Dのアドレス空間 4MB 拡張基板Cのアドレス空間 8MB 拡張基板Eのアドレス空間 16MB のようになり、拡張筐体システムの占有するアドレス空
間は32(=1+3+4+8+16)MBとなる。
【0175】さらに、この拡張筐体システム、拡張基板
A,Bが、その占有するアドレス空間の大きい順に、且
つアドレスが整合するように配置され(ステップS8乃
至S14)、最終的には、 拡張筐体システムのアドレス空間 32MB (アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 3MB 拡張基板Dのアドレス空間 4MB 拡張基板Cのアドレス空間 8MB 拡張基板Eのアドレス空間 16MB) 拡張基板Bのアドレス空間 16MB 拡張基板Aのアドレス空間 4MB 未使用領域 12MB のようにアドレス空間が割り当てられる。
【0176】また、例えばコンピュータ(本体)1の スロット100に、アダプタ基板3 スロット110に、アドレス空間4MBの拡張基板A スロット120に、アドレス空間8MBの拡張基板B がそれぞれ装着され、アダプタ基板3と接続されている
拡張筐体4の サブスロット360に、アドレス空間16MBの拡張基
板C サブスロット370に、アドレス空間16MBの拡張基
板D サブスロット380に、アドレス空間8MBの拡張基板
E がそれぞれ装着されている場合、次のようにアドレス空
間が割り当てられる。
【0177】即ち、まずスロット100に装着された基
板が、アダプタ基板3であることが判定され、サブスロ
ット処理が行われる。そして、サブスロット処理によ
り、拡張筐体4に装着されている拡張基板C,D,E
が、その占有するアドレス空間の小さい順に、且つアド
レスが整合するように配置され、配置結果が、 アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 7MB 拡張基板Eのアドレス空間 8MB 拡張基板Cのアドレス空間 16MB 拡張基板Dのアドレス空間 16MB のようになり、拡張筐体システムの占有するアドレス空
間は48(=1+7+8+16+16)MBとなる。
【0178】さらに、この拡張筐体システム、拡張基板
A,Bが、その占有するアドレス空間の大きい順に、且
つアドレスが制御するように配置され、最終的には、 拡張筐体システムのアドレス空間 48MB (アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 7MB 拡張基板Eのアドレス空間 8MB 拡張基板Cのアドレス空間 16MB 拡張基板Dのアドレス空間 16MB) 拡張基板Bのアドレス空間 8MB 拡張基板Aのアドレス空間 4MB 未使用領域 4MB のようにアドレス空間が割り当てられる。
【0179】なお、この場合、拡張筐体システムには、
48MBのアドレス空間が割り当てられているが、アダ
プタ基板3のレジスタ330には、前述したように(ス
テップS38(図5))、このアドレス空間の大きさを
下回らない最小の2のベキ乗の値、即ち64MBに対応
する値(=111111)が設定される。
【0180】以上のように、図4の拡張筐体システムに
おいては、そのサブスロット360乃至380に装着さ
れた基板が必要とするアドレス空間が、相互に重複する
ことなく自動的に割り当てられるので、そこに装着され
る基板が、占有するアドレス空間の大きいものであって
も、使用することが可能になる。
【0181】さらに、図4に示す拡張筐体システムは、
階層的に縦接続することができる。即ち、例えば図7に
示すように、コンピュータ1の スロット100に、アダプタ基板3(図4) スロット110に、拡張基板2(図2) スロット120に、拡張基板2と同様に構成される拡張
基板2a をそれぞれ装着し、アダプタ基板3とケーブル420を
介して接続されている拡張筐体4の サブスロット360に、拡張基板2と同様に構成される
拡張基板2b サブスロット370に、アダプタ基板3と同様に構成さ
れるアダプタ基板3a サブスロット380に、アダプタ基板3と同様に構成さ
れるアダプタ基板3b をそれぞれ装着するとともに、アダプタ基板3aと、ケ
ーブル420と同様に構成されるケーブル420aを介
して接続されている、拡張筐体4と同様に構成される拡
張筐体4aの サブサブスロット360aに、拡張基板2と同様に構成
される拡張基板2c サブサブスロット370aに、拡張基板2と同様に構成
される拡張基板2d サブサブスロット380aに、拡張基板2と同様に構成
される拡張基板2e をそれぞれ装着し、アダプタ基板3bと、ケーブル42
0と同様に構成されるケーブル420bを介して接続さ
れている、拡張筐体4と同様に構成される拡張筐体4b
の サブサブスロット360bに、拡張基板2と同様に構成
される拡張基板2f サブサブスロット370bに、拡張基板2と同様に構成
される拡張基板2g サブサブスロット380bに、拡張基板2と同様に構成
される拡張基板2h をそれぞれ装着するようにすることができる。
【0182】なお、拡張筐体4(拡張筐体システム)に
縦接続されている拡張筐体4aおよび4bのスロット
は、コンピュータ1のスロット100乃至120または
コンピュータ1に直接接続されている拡張筐体4のサブ
スロット360乃至380と区別するために、サブサブ
スロットと記載してある。また、以下、アダプタ基板3
aまたは3b、ケーブル420aまたは420b、およ
び拡張筐体4aまたは4bからそれぞれ構成される拡張
筐体システムを、拡張筐体システムAまたはBとそれぞ
れ記載する。
【0183】この場合、前述した図5のフローチャート
のステップS26では、サブスロット370(または3
80)に装着されている基板(アダプタ基板3a(また
は3b))が、アダプタ基板であると判定され、ステッ
プS27のサブサブスロット処理が行われることにな
る。
【0184】ここで、拡張筐体システムAまたはBに装
着される各基板の占有するアドレス空間は、I/Oアド
レス空間の大きさの1/4以下、即ち本実施例において
は、16MB以下であるとする。
【0185】ステップS27のサブサブスロット処理
は、図6のフローチャートに示すようにステップS41
乃至S56からなり、図5のステップS21乃至S25
またはS28乃至S38における場合の処理と、それぞ
れ同様の処理が行われ、図7に示すようにコンピュータ
1に、拡張筐体システムが階層的に縦接続されていて
も、コンピュータ1または拡張筐体システムに装着され
た基板が必要とするアドレス空間が、相互に重複するこ
となく自動的に割り当てられる。
【0186】但し、ステップS41乃至S56のうち
の、ステップS41においては、拡張筐体システムA
(またはB)に対して、それが占有するアドレス空間の
大きさが32MBに設定される。
【0187】なお、この場合、ステップS22(図5)
でスロット100乃至120に割り当てられた第2のセ
グメントを用いて、コンピュータ1から拡張筐体システ
ムA(またはB)へのアクセスが行われる。
【0188】また、ステップS42においては、I/O
アドレス空間のうちの、先頭から48番目のセグメント
(第3のセグメント)が拡張筐体システムA(または
B)に割り当てられるように、I/Oアドレス空間の第
3のセグメントを管理するマッピングテーブル50のエ
ントリ(第3のエントリ)、およびマッピングテーブル
310のエントリの設定(仮設定)が行われる。
【0189】さらに、ステップS44では、コンピュー
タ1により、マッピングテーブル50の第2のセグメン
トを用いて、アダプタ基板3、ケーブル420、および
拡張筐体4を介して拡張筐体システムA(またはB)に
おける、マッピングテーブル50または310と同様に
構成されるマッピングテーブルの、例えばその先頭から
16番目のエントリの設定(仮設定)が行われる。
【0190】以下、第3のセグメントを用いて、拡張筐
体システムA(またはB)のマッピングテーブルの先頭
から16番目のエントリが読み出され、これにより拡張
筐体システムA(またはB)に装着された拡張基板(拡
張基板上の、ID−ROM220と同様に構成されるI
D−ROM)へのアクセスが行われる。そして、そのI
D−ROMから、拡張基板が占有するアドレス空間の大
きさが読み出され、そのアドレス空間の大きさに基づい
て、拡張筐体システムA(またはB)のマッピングテー
ブルの設定が行われる。
【0191】以上説明した図3,図5および図6に示す
フローチャートの処理により、コンピュータ1の スロット100に、アダプタ基板3 スロット110に、アドレス空間4MBの拡張基板2 スロット120に、アドレス空間8MBの拡張基板2a がそれぞれ装着され、アダプタ基板3とケーブル420
を介して接続されている拡張筐体4の サブスロット360に、アドレス空間8MBの拡張基板
2b サブスロット370に、アダプタ基板3a サブスロット380に、アダプタ基板3b がそれぞれ装着されているとともに、アダプタ基板3a
とケーブル420aを介して接続されている拡張筐体4
aの サブサブスロット360aに、アドレス空間4MBの拡
張基板2c サブサブスロット370aに、アドレス空間8MBの拡
張基板2d サブサブスロット380aに、アドレス空間2MBの拡
張基板2e がそれぞれ装着され、アダプタ基板3bとケーブル42
0bを介して接続されている拡張筐体4bの サブサブスロット360bに、アドレス空間4MBの拡
張基板2f サブサブスロット370bに、アドレス空間4MBの拡
張基板2g サブサブスロット380bに、アドレス空間4MBの拡
張基板2h がそれぞれ装着されている場合には、次のようにアドレ
ス空間が割り当てられる。
【0192】即ち、まずスロット100に装着された基
板が、アダプタ基板3であることが判定され(ステップ
S4)、サブスロット処理(ステップS5)が行われ
る。そして、サブスロット処理により、拡張筐体4に装
着されている拡張基板2b、アダプタ基板3aまたは3
b(拡張筐体システムAまたはB)が、その占有するア
ドレス空間の小さい順に、且つアドレスが整合するよう
に配置されるが、この場合、拡張筐体4にアダプタ基板
が装着されているので、まずサブサブスロット処理(ス
テップS27)が行われる。
【0193】サブサブスロット処理により、まず拡張筐
体4aに装着されている拡張基板2c,2d,2eが、
その占有するアドレス空間の小さい順に、且つアドレス
が整合するように配置され(ステップS48乃至S5
6)、配置結果が、 アダプタ基板3aのアドレス空間 1MB 未使用領域 1MB 拡張基板2eのアドレス空間 2MB 拡張基板2cのアドレス空間 4MB 拡張基板2dのアドレス空間 8MB のようになり、拡張筐体システムAの占有するアドレス
空間は16(=1+1+2+4+8)MBとなる。
【0194】さらに、サブサブスロット処理により、拡
張筐体4bに装着されている拡張基板2f,2g,2h
が、その占有するアドレス空間の小さい順に、且つアド
レスが整合するように配置され、配置結果が、 アダプタ基板3bのアドレス空間 1MB 未使用領域 3MB 拡張基板2fのアドレス空間 4MB 拡張基板2gのアドレス空間 4MB 拡張基板2hのアドレス空間 4MB のようになり、拡張筐体システムBの占有するアドレス
空間は16(=1+3+4+4+4)MBとなる。
【0195】そして、サブスロット処理により、拡張筐
体4に装着されている拡張基板2b、アダプタ基板3a
または3b(拡張筐体システムAまたはB)が、その占
有するアドレス空間の小さい順に、且つアドレスが整合
するように配置され(ステップS30乃至S38)、配
置結果が、 アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 7MB 拡張基板2bのアドレス空間 8MB 拡張筐体システムAのアドレス空間 16MB (アダプタ基板3aのアドレス空間 1MB 未使用領域 1MB 拡張基板2eのアドレス空間 2MB 拡張基板2cのアドレス空間 4MB 拡張基板2dのアドレス空間 8MB) 拡張筐体システムBのアドレス空間 16MB (アダプタ基板3bのアドレス空間 1MB 未使用領域 3MB 拡張基板2fのアドレス空間 4MB 拡張基板2gのアドレス空間 4MB 拡張基板2hのアドレス空間 4MB) のようになり、拡張筐体4(拡張筐体システム)の占有
するアドレス空間は48(=1+7+8+16+16)
MBとなる。
【0196】さらに、拡張筐体4(拡張筐体システ
ム)、拡張基板2,2aが、その占有するアドレス空間
の大きい順に、且つアドレスが整合するように配置され
(ステップS9乃至S14)、最終的に、 拡張筐体4のアドレス空間 48MB (アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 7MB 拡張基板2bのアドレス空間 8MB 拡張筐体システムAのアドレス空間 16MB (アダプタ基板3aのアドレス空間 1MB 未使用領域 1MB 拡張基板2eのアドレス空間 2MB 拡張基板2cのアドレス空間 4MB 拡張基板2dのアドレス空間 8MB) 拡張筐体システムBのアドレス空間 16MB (アダプタ基板3bのアドレス空間 1MB 未使用領域 3MB 拡張基板2fのアドレス空間 4MB 拡張基板2gのアドレス空間 4MB 拡張基板2hのアドレス空間 4MB)) 拡張基板2aのアドレス空間 8MB 拡張基板2のアドレス空間 4MB 未使用領域 4MB のようにアドレス空間が割り当てられる。
【0197】なお、図7に示す拡張筐体4aまたは4b
に、さらに拡張筐体システムを縦接続することも可能で
ある。この場合、さらに縦接続される拡張筐体システム
の階層数と同じ回数だけ、図5に示すステップS21乃
至S38のサブスロット処理を、同じく図5のステップ
S27のサブサブスロット処理として再帰的に呼び出す
ようにすれば良い。
【0198】
【発明の効果】以上のように、本発明の拡張基板によれ
ば、記憶手段に、占有するアドレス空間の大きさがあら
かじめ記憶されており、その大きさのアドレス空間が、
情報処理装置のアドレス空間上に適応的に割り当てられ
る。従って、拡張基板に割り当てるアドレスを設定する
ための操作をする必要がなく、使用者にわずらわしさを
感じさせることが防止される。
【0199】本発明の情報処理装置によれば、複数のス
ロットに装着された拡張基板が占有するアドレス空間の
大きさが認識され、その認識結果に基づいて、情報処理
装置のアドレスと、複数のスロットのいずれかを選択す
るためのスロット選択信号との対応関係がスロット対応
関係設定手段に設定される。従って、複数のスロットに
装着される拡張基板などのアドレス空間が、相互に重複
しないように、情報処理装置のアドレス空間上に適応的
に割り当てられ、これにより拡張基板などに割り当てる
アドレスを設定するための操作をする必要がなく、使用
者にわずらわしさを感じさせることが防止される。
【0200】本発明の拡張筐体システムによれば、複数
のサブスロットに装着された拡張基板が占有するアドレ
ス空間の大きさに基づいて、情報処理装置から供給され
るアドレスと、拡張基板が装着された拡張筐体の複数の
サブスロットのいずれかを選択するためのサブスロット
選択信号との対応関係が設定される。従って、複数のサ
ブスロットに装着される拡張基板のアドレス空間が、相
互に重複しないように、情報処理装置のアドレス空間上
に必要なだけ割り当てられ、これにより割り当てられる
アドレス空間が少なくて拡張基板が動作不能になること
が防止される。
【0201】さらに、この拡張筐体システムによれば、
階層的に縦接続することができるので、多くの拡張基板
を使用するようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の拡張基板の一実施例に構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の情報処理装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】本発明の拡張筐体システムの一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図5】図3のフローチャートのステップS5の処理の
より詳細なフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートのステップS27の処理
のより詳細なフローチャートである。
【図7】縦接続した拡張筐体システムを接続した情報処
理装置を示す斜視図である。
【図8】従来のコンピュータシステムの一例の構成を示
すブロック図である。
【図9】図8のコンピュータシステムの斜視図である。
【図10】従来のコンピュータシステムのアドレスの割
り当てを説明するためのブロック図である。
【図11】従来のコンピュータシステムのアドレスの割
り当てを説明するためのブロック図である。
【図12】拡張筐体が接続された従来のコンピュータシ
ステムの斜視図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 拡張基板 3 アダプタ基板 4 拡張筐体 10 CPU 20 制御回路 40 セレクタ 50 マッピングテーブル 70 バッファゲート 80 RAM 90 ROM 100,110,120 スロット 200 デコーダ 220 ID−ROM 230 信号処理回路 300 制御回路 310 マッピングテーブル 320 バッファゲート 330 レジスタ 340 ID−ROM 350 セレクタ 360,370,380 サブスロット 500 コンピュータ 501 CPU 502 ROM 503 RAM 510乃至512 拡張基板 510a乃至511a デコーダ 510b乃至511b 処理回路 511c スイッチ 520 コネクタ 530 デコーダ 600 拡張筐体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のコンピュータシステムの
構成の一例を示すブロック図であり、図は、その斜視
図である。コンピュータ500は、装置全体を制御する
とともに、ROM502に記憶された、例えばシステム
プログラムデータや、RAM503に記憶された、例え
ばユーザプログラムデータを読み出して実行するCPU
501、システムプログラムデータを記憶しているRO
M502、およびユーザプログラムデータや装置の動作
上必要なデータを記憶するRAM503より構成されて
いる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】 そして、ステップS7に進み、スロット
100乃至120について、それらが占有するアドレス
空間の大きさ(正確には、スロット100乃至120に
装着された基板のアドレス空間の大きさ)の認識(読み
出し)が完了したか否かが判定される。ステップS7に
おいて、スロット100乃至120が占有するアドレス
空間の大きさの認識がまだすべて完了していないと判定
された場合、ステップS2に戻り、ステップS7でスロ
ット100乃至120が占有するアドレス空間の大きさ
の認識がすべて完了したと判定されるまで、ステップS
2乃至S7の処理を繰り返す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】 ステップS7において、スロット100
乃至120が占有するアドレス空間の大きさの認識がす
べて完了したと判定された場合、ステップS8に進み、
RAM80に記憶されたスロット100乃至120に装
着された基板が占有するアドレス空間の大きさが大きい
順に並べ変えられてステップS9に進む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】 ステップS9において、RAM80に大
きい順に記憶されている基板の占有するアドレス空間
大きさのうち、一番大きいものがそこから読み出され、
それが、1セグメント(1MB)以下であるか否かが判
定される。ステップS9において、RAM80に大きい
順に記憶されている基板の占有するアドレス空間の大き
のうち、一番大きいものが、1セグメント(1MB)
より大きいと判定された場合、ステップS11乃至S1
3に順次進み、その基板に、I/0アドレス空間の、連
続する複数のセグメントが割り当てられるように、その
セグメントを管理するマッピングテーブル50のエント
リの設定(書き込み)が行われる(エントリのビットB
2乃至B0のうちの、基板が装着されているスロット
(スロット100乃至120のいずれか)に対応するビ
ットが1に設定される)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】 一方、ステップS9において、RAM8
0に大きい順に記憶されている基板の占有するアドレス
空間の大きさのうち、一番大きいものが、1セグメント
(1MB)以下であると判定された場合、ステップS1
0に進み、その基板に、I/0アドレス空間の1セグメ
ントが割り当てられるように、エントリの設定が行われ
る(エントリのビットB2乃至B0のうちの、基板が装
着されているスロット(スロット100乃至120のい
ずれか)に対応するビットが1に設定される)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】 ステップS10またはS13でのマッピ
ングテーブル50の設定の処理の後、ステップS14に
進み、RAM80に大きい順に記憶されている基板の占
有するアドレス空間の大きさがすべて読み出されたか否
かが判定される。ステップS14において、RAM80
に大きい順に記憶されている基板の占有するアドレス空
の大きさがすべて読み出されていないと判定された場
合、ステップS9に戻り、ステップS14でRAM80
に大きい順に記憶されている基板の占有するアドレス空
の大きさがすべて読み出されたと判定されるまで、ス
テップS9乃至S14の処理を繰り返す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】 ステップS14において、RAM80に
大きい順に記憶されている基板の占有するアドレス空間
の大きさがすべて読み出されたと判定された場合、処理
を終了する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正内容】
【0139】 すると、セレクタ350から、アドレス
線351を介してマッピングテーブル310にマスクア
ドレスA25乃至A20が出力され、このマスクアドレ
スA25乃至A20をインデックスとするエントリのビ
ットB0乃至B2が、3ビットのデータ線311および
それを構成する1ビットのデータ線311a乃至311
cを介して、ANDゲート320a乃至320cの各一
方の入力端子にそれぞれ出力される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正内容】
【0147】 以上のように構成されるアダプタ基板3
が、コンピュータ1のスロット100乃至120のいず
れかに装着され、これとケーブル420を介して接続さ
れている拡張筐体4のスロット360乃至380に、例
えば拡張基板2と同様に構成される基板やアダプタ基板
3と同様に構成される基板が装着されている場合、図3
のフローチャートのステップS3においては、アダプタ
基板3のID−ROM340から、このアダプタ基板3
が占有するアドレス空間の大きさとしての0が読み出さ
れることになる(前述したように、アダプタ基板3が占
有するアドレス空間は1MBであるが、ID−ROM3
40には0が書き込まれているため)。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正内容】
【0148】 コンピュータ1のスロット100乃至1
20のいずれかに装着される基板が占有するアドレス空
の大きさが0であることはありえないので、これによ
りコンピュータ1は、その基板が拡張筐体4とケーブル
420を介して接続されたアダプタ基板3であると認識
する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0162
【補正方法】変更
【補正内容】
【0162】 そして、ステップS29に進み、サブス
ロット360乃至380について、それらが占有するア
ドレス空間の大きさ(正確には、スロット360乃至3
80に装着された基板の占有するアドレス空間の大き
)の認識(読み出し)が完了したか否かが判定され
る。ステップS29において、スロット360乃至38
0が占有するアドレス空間の大きさの認識がまだすべて
完了していないと判定された場合、ステップS24に戻
り、再びステップS24からの処理を繰り返す。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0163
【補正方法】変更
【補正内容】
【0163】 ステップS29において、スロット36
0乃至380が占有するアドレス空間の大きさの認識が
すべて完了したと判定された場合、ステップS30に進
み、RAM80に記憶されたスロット360乃至380
に装着された基板が占有するアドレス空間の大きさが、
小さい順に並べ変えられてステップS31に進む。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正内容】
【0164】 ステップS31において、RAM80に
小さい順に記憶されている基板の占有するアドレス空間
の大きさのうち、一番小さいものがそこから読み出さ
れ、それが、1セグメント(1MB)以下であるか否か
が判定される。ステップS31において、RAM80に
小さい順に記憶されている基板の占有するアドレス空間
の大きさのうち、一番小さいものが、1セグメント(1
MB)より大きいと判定された場合、ステップS33乃
至S35に順次進み、その基板に、連続する複数のセグ
メントが割り当てられるように、そのセグメントを管理
するマッピングテーブル310のエントリの設定が行わ
れる(エントリのビットB2乃至B0のうちの、基板が
装着されているスロット(スロット360乃至380の
いずれか)に対応するビットが1に設定される)。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0167
【補正方法】変更
【補正内容】
【0167】 一方、ステップS31において、RAM
80に小さい順に記憶されている基板の占有するアドレ
ス空間の大きさのうち、一番小さいものが、1セグメン
ト(1MB)以下であると判定された場合、ステップS
32に進み、その基板に、1セグメントが割り当てられ
るように、エントリの設定が行われる(エントリのビッ
トB2乃至B0のうちの、基板が装着されているサブス
ロット(サブスロット360乃至380のいずれか)に
対応するビットが1に設定される)。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0168
【補正方法】変更
【補正内容】
【0168】 ステップS32またはS35でのマッピ
ングテーブル310の設定の処理の後、ステップS36
に進み、RAM80に小さい順に記憶されている基板の
占有するアドレス空間の大きさがすべて読み出されたか
否かが判定される。ステップS36において、RAM8
0に小さい順に記憶されている基板の占有するアドレス
空間の大きさがすべて読み出されていないと判定された
場合、ステップS31に戻り、ステップS36でRAM
80に小さい順に記憶されている基板の占有するアドレ
ス空間の大きさがすべて読み出されたと判定されるま
で、ステップS31乃至S36の処理を繰り返す。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正内容】
【0178】 さらに、この拡張筐体システム、拡張基
板A,Bが、その占有するアドレス空間の大きい順に、
且つアドレスが整合するように配置され、最終的には、 拡張筐体システムのアドレス空間 48MB (アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 7MB 拡張基板Eのアドレス空間 8MB 拡張基板Cのアドレス空間 16MB 拡張基板Dのアドレス空間 16MB) 拡張基板Bのアドレス空間 8MB 拡張基板Aのアドレス空間 4MB 未使用領域 4MB のようにアドレス空間が割り当てられる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正内容】
【0196】 さらに、拡張筐体4(拡張筐体システ
ム)、拡張基板2,2aが、その占有するアドレス空間
の大きい順に、且つアドレスが整合するように配置され
(ステップS乃至S14)、最終的に、 拡張筐体4のアドレス空間 48MB (アダプタ基板3のアドレス空間 1MB 未使用領域 7MB 拡張基板2bのアドレス空間 8MB 拡張筐体システムAのアドレス空間 16MB (アダプタ基板3aのアドレス空間 1MB 未使用領域 1MB 拡張基板2eのアドレス空間 2MB 拡張基板2cのアドレス空間 4MB 拡張基板2dのアドレス空間 8MB) 拡張筐体システムBのアドレス空間 16MB (アダプタ基板3bのアドレス空間 1MB 未使用領域 3MB 拡張基板2fのアドレス空間 4MB 拡張基板2gのアドレス空間 4MB 拡張基板2hのアドレス空間 4MB)) 拡張基板2aのアドレス空間 8MB 拡張基板2のアドレス空間 4MB 未使用領域 4MB のようにアドレス空間が割り当てられる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に装着され、所定の処理を
    行う、着脱可能な拡張基板において、 前記拡張基板の占有するアドレス空間の大きさをあらか
    じめ記憶している記憶手段を備え、 前記記憶手段に記憶されている大きさのアドレス空間
    が、前記情報処理装置のアドレス空間上に適応的に割り
    当てられることを特徴とする拡張基板。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、読み出し専用のメモリ
    であることを特徴とする請求項1に記載の拡張基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の拡張基板を装
    着するための複数のスロットを設けた情報処理装置にお
    いて、 前記スロットに装着された前記拡張基板が占有するアド
    レス空間の大きさを認識する認識手段と、 前記認識手段の認識結果に基づいて、情報処理装置のア
    ドレスと、前記複数のスロットのうちのいずれかを選択
    するためのスロット選択信号との対応関係を設定するス
    ロット対応関係設定手段とを備えることを特徴とする情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報処理装置のスロッ
    トを拡張するための拡張筐体システムにおいて、 請求項1または2に記載の拡張基板を装着するための複
    数のサブスロットを設けた拡張筐体と、 前記情報処理装置のスロットに装着され、前記拡張筐体
    に設けられた複数のサブスロットに装着された前記拡張
    基板が占有するアドレス空間の大きさに基づいて、前記
    情報処理装置から供給されるアドレスと、前記拡張筐体
    に設けられた複数のサブスロットのいずれかを選択する
    ためのサブスロット選択信号との対応関係を設定するア
    ダプタ手段とを備えることを特徴とする拡張筐体システ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の、請求項4に記載の拡張筐体シス
    テムを備え、 前記複数の拡張筐体システムを階層的に縦接続したこと
    を特徴とする拡張筐体システム。
JP4311449A 1992-10-27 1992-10-27 情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム Withdrawn JPH06139182A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4311449A JPH06139182A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム
US08/541,979 US5737542A (en) 1992-10-27 1995-10-10 Information processing device, expansion board and expanding housing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4311449A JPH06139182A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06139182A true JPH06139182A (ja) 1994-05-20

Family

ID=18017358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4311449A Withdrawn JPH06139182A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5737542A (ja)
JP (1) JPH06139182A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11150912B2 (en) 2018-08-07 2021-10-19 Fujitsu Limited Apparatus, method and program for legacy boot processing

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6640273B1 (en) * 2000-01-05 2003-10-28 Tektronix, Inc. Apparatus for data bus expansion between two instrument chassis
US6898686B1 (en) * 2000-08-24 2005-05-24 International Business Machines Corporation Memory map adjustment to support the need of adapters with large memory requirements
US6915365B2 (en) * 2002-03-22 2005-07-05 Intel Corporation Mechanism for PCI I/O-initiated configuration cycles
US8776049B2 (en) 2004-10-20 2014-07-08 Seagate Technology Llc Address aligned resource set allocation in a memory space
CN1323362C (zh) * 2005-09-21 2007-06-27 杭州华为三康技术有限公司 网络设备及其***器件互连资源的分配方法
US7765512B1 (en) * 2008-03-25 2010-07-27 Xilinx, Inc. Relocatable circuit implemented in a programmable logic device

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4980850A (en) * 1987-05-14 1990-12-25 Digital Equipment Corporation Automatic sizing memory system with multiplexed configuration signals at memory modules
US4951248A (en) * 1988-03-04 1990-08-21 Sun Microsystems, Inc. Self configuring memory system
US5148389A (en) * 1988-04-05 1992-09-15 Convergent Technologies, Inc. Modular expansion bus configuration
US5161102A (en) * 1988-09-09 1992-11-03 Compaq Computer Corporation Computer interface for the configuration of computer system and circuit boards
US5353432A (en) * 1988-09-09 1994-10-04 Compaq Computer Corporation Interactive method for configuration of computer system and circuit boards with user specification of system resources and computer resolution of resource conflicts
GB2226666B (en) * 1988-12-30 1993-07-07 Intel Corp Request/response protocol
US5119486A (en) * 1989-01-17 1992-06-02 Prime Computer Memory board selection method and apparatus
US5129069A (en) * 1989-01-24 1992-07-07 Zenith Data Systems Corporation Method and apparatus for automatic memory configuration by a computer
EP0443876A3 (en) * 1990-02-23 1992-01-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Computer system capable of connecting expansion unit
US5241665A (en) * 1990-08-31 1993-08-31 Advanced Micro Devices, Inc. Memory bank comparator system
US5357621A (en) * 1990-09-04 1994-10-18 Hewlett-Packard Company Serial architecture for memory module control
JPH04155417A (ja) * 1990-10-19 1992-05-28 Toshiba Corp 機能拡張装置
US5265238A (en) * 1991-01-25 1993-11-23 International Business Machines Corporation Automatic device configuration for dockable portable computers
US5293607A (en) * 1991-04-03 1994-03-08 Hewlett-Packard Company Flexible N-way memory interleaving
JPH05225046A (ja) * 1991-11-12 1993-09-03 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 構成可能メモリサブシステム
US5598540A (en) * 1992-09-30 1997-01-28 Texas Instruments Incorporated Memory module including read-write memory and read-only configuration memory accessed only sequentially and computer system using at least one such module

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11150912B2 (en) 2018-08-07 2021-10-19 Fujitsu Limited Apparatus, method and program for legacy boot processing

Also Published As

Publication number Publication date
US5737542A (en) 1998-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4964038A (en) Data processing system having automatic address allocation arrangements for addressing interface cards
US5119486A (en) Memory board selection method and apparatus
RU2215321C2 (ru) Защита доступа к памяти
US4373181A (en) Dynamic device address assignment mechanism for a data processing system
EP0465079B1 (en) Method and device for assigning I/O address in data processing apparatus
JPH05113930A (ja) フレキシブルなn−ウエイ・メモリ・インターリーブ方式
US4870572A (en) Multi-processor system
JPH06139182A (ja) 情報処理装置、拡張基板、および拡張筐体システム
EP0662664A1 (en) Self-describing data processing system
US5448710A (en) Dynamically configurable interface cards with variable memory size
JPH0792782B2 (ja) 処理実行システム
EP1806650A2 (en) Information processing apparatus, controller and file reading method
EP0265575B1 (en) Data processing system having automatic address allocation arrangements for addressing interface cards
US5675718A (en) Method and apparatus for dynamic font availability
EP0419869A2 (en) Personal computer for accessing two types of extended memories having different memory capacities
JPS6112304B2 (ja)
JPH07225735A (ja) 複数のアドレスをコンピュータシステムに結合された周辺デバイスに割当てるための方法、および周辺コントローラ
JP3330719B2 (ja) テキスト音声変換システム
US5860139A (en) BIOS memory address decoder for providing an extended BIOS memory address space by reclaiming a portion of non-BIOS address space
JPH0148570B2 (ja)
US6727997B1 (en) System and method for additional font availability
JPH06187069A (ja) Icカードの増設アダプタ装置及びデータ処理装置
JPS5842545B2 (ja) メモリ−カ−ドのブロック選択方式
EP0366458A2 (en) Data processing system wherein a simple peripheral control arrangement enables a CPU to access an enlarged address area
JPH08339353A (ja) マルチプロセッサ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104