JPH0613904U - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH0613904U
JPH0613904U JP5360892U JP5360892U JPH0613904U JP H0613904 U JPH0613904 U JP H0613904U JP 5360892 U JP5360892 U JP 5360892U JP 5360892 U JP5360892 U JP 5360892U JP H0613904 U JPH0613904 U JP H0613904U
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JP
Japan
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buttress
pattern
effect
tire
recess
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Withdrawn
Application number
JP5360892U
Other languages
English (en)
Inventor
信夫 脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP5360892U priority Critical patent/JPH0613904U/ja
Publication of JPH0613904U publication Critical patent/JPH0613904U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気入りタイヤのバットレスパターンにおい
て、浅溝等による装飾用の凹部によるシャドー効果やハ
イライト効果を高め、視覚的に立体感があって優れた意
匠効果を発揮できるようにする。 【構成】 タイヤTのショルダー部3からサイド部4略
中央にかけてのバットレス部5において、トレッドパタ
ーンから連続しているバットレスパターンにおける浅溝
等の凹部10の底面を、比較的細かな凹凸面11に形成
し、シャドー効果を発現させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ショルダー部からサイド部略中央にかけてのバットレス部に、トレ ッドパターンから連続したバットレスパターンを有する空気入りタイヤに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、タイヤ(T)のトレッド部(1)の外周面には、図6および図7に示 すように、周方向の溝(2)や幅方向の溝、スリットあるいはブロック等により パターン化された凹凸模様、すなわちトレッドパターンを有し、トレッド部(1 )両端のショルダー部(3)からサイド部(4)の略中央にかけての所謂バット レス部(5)にも、トレッドパターンから連続した溝(2a)やブロック(7) 等によるパターン(バットレスパターン)を有している。このバットレスパター ンは、通常、サイド部のデコレーションライン(6)もしくはその近傍で終端し ている。
【0003】 特に、図7のように前記バットレスパターンの意匠効果を高める目的で、バッ トレスパターンのブロック(7)内の部分に、浅溝等による装飾用の凹部(8) を形成して意匠化することも行なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記のバットレスパターンのデザインは、前記のように装飾用の凹 部(8)を形成しても、なお、視覚的にはトレッド部(1)に比してきわめてシ ンプルな印象を受け、意匠効果に欠けるきらいがある。
【0005】 すなわち、タイヤのバットレス部(5)は、この部分の肉厚が比較的薄く、し かもタイヤの撓みによる応力集中を受け易いことから、例えばグルーブクラック やトルククラック等の故障要因になり易いために、前記の溝等の凹部(8)を比 較的浅いものにせざるを得ず、それゆえ、前記凹部(8)によるシャドー効果や ハイライト効果が欠如し、立体感に乏しいものとなるのである。
【0006】 本考案は、上記に鑑みてなしたもので、タイヤ性能の保持上、深くすることの できないバットレスパターンにおいて、浅溝等による装飾用の凹部によるシャド ー効果やハイライト効果を高め、視覚的に立体感があって優れた意匠効果を発揮 できるようにした空気入りタイヤを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案の空気入りタイヤは、タイヤのショルダー部から サイド部略中央にかけてのバットレス部において、トレッドパターンから連続し ているバットレスパターンにおける浅溝等の凹部底面を、比較的細かな凹凸面に 形成してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成のタイヤであれば、バットレスパターンにおける浅溝等の凹部底面が 細かな凹凸面に形成されているため、この凹部が比較的浅いものであっても、該 底面の乱反射によりシャドー効果が発現して、その周辺の凸部面に対するコント ラストが明確になり、そのために凹部の深みが強調され、視覚的な立体感が増す ことになる。
【0009】
【実施例】
次の本考案の実施例を図1〜図5に基いて説明する。
【0010】 図1および図2は、図6および図7と同様のタイヤ(T)のバットレスパター ンにおいて本考案を実施した例を示している。
【0011】 この実施例において、トレッド部(1)両端のショルダー部(3)からサイド 部(4)の略中央に至るバットレス部(5)の凹凸模様のパターン、すなわちト レッドパターンから連続した溝(2a)やブロック(7)によるバットレスパタ ーンにおける凸部分であるブロック(7)内に、浅溝等からなる装飾用の凹部( 10)を設けるとともに、この凹部(10)の底面を、シボ加工による比較的細 かな凹凸面(11)に形成している。図3は凹部(10)の底部を拡大した断面 を示す。
【0012】 前記の細かな凹凸面(11)を形成するには、例えばローレットやエッチング による加工その他の細かな凹凸面にできる種々の加工手段を利用でき、その凹凸 は、1方向もしくは交叉する2方向の凹凸条によるもののほか、微小凸部や微小 凹部を梨地条に散設したもの、あるいは掻き起し手段による凹凸粗面であっても よい。
【0013】 そして、タイヤ加硫後の仕上げ段階において、凹部(10)の底面に前記手段 で細かな凹凸面にすることも、また加硫金型の前記凹部底面に相当する面に、前 記同様の手段により細かな凹凸を形成しておいて、加硫されるタイヤの凹部底面 を細かな凹凸面にすることもできる。
【0014】 なお、バットレスパターンにおける装飾用の凹部(10)の形状としては、図 1および図2のものに限らず、図4や図5に例示する溝形その他の種々の溝形状 が考えられる。また溝以外の装飾用凹部をブロック(7)内に形成して実施する 場合もあり、この場合も該凹部の底面を細かな凹凸面に形成して実施できる。
【0015】 上記のように、バットレスパターンにおける溝等の凹部(10)の底面が細か な凹凸粗面(11)に形成されていると、この凹部(10)が比較的浅いもので あっても、前記凹凸面(11)による乱反射のために他の表面に比して光を反射 し憎くなってシャドー効果が発現し、その周辺のブロック(7)表面等に対する コントラストが明瞭になり、そのため凹部(10)の深みが強調され、視覚的な 立体感が増し、優れた装飾効果を発揮できる。
【0016】 さらに、トレッドパターンの部分から連続する溝(2a)についても、その浅 い部分の底面を細かな凹凸面に形成しておくことにより、このバットレスパター ンの意匠効果をさらに高めることができる。
【0017】
【考案の効果】
上記したように本考案によれば、タイヤ性能の保持上、深くすることのできな いバットレスパターンにおいて、浅溝等の装飾用の凹部底面を比較的細かな凹凸 面に形成したことにより、そのシャドー効果やハイライト効果で、該パターンの 視覚的な立体感を高め得て、優れた意匠効果を発揮でき、この部分のパターンデ ザインの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示すタイヤ一部の斜視図で
ある。
【図2】バットレスパターンの一つのブロックの拡大正
面図である。
【図3】凹凸面による凹部底面部分の拡大断面図であ
る。
【図4】他のバットレスパターンを例示する一つのブロ
ックの拡大正面図である。
【図5】更に他のバットレスパターンを例示する一つの
ブロックの拡大正面図である。
【図6】一般のタイヤの略示断面図である。
【図7】同上タイヤ一部の側面図である。
【符号の説明】
(T) タイヤ (1) トレッド部 (2) 溝 (3) ショルダー部 (4) サイド部 (5) バットレス部 (7) ブロック (10) 装飾用の凹部 (11) 細い凹凸面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤのショルダー部からサイド部略中
    央にかけてのバットレス部において、トレッドパターン
    から連続しているバットレスパターンにおける浅溝等の
    凹部底面を、比較的細かな凹凸面に形成してなることを
    特徴とする空気入りタイヤ。
JP5360892U 1992-07-30 1992-07-30 空気入りタイヤ Withdrawn JPH0613904U (ja)

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JPH0613904U true JPH0613904U (ja) 1994-02-22

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