JPH0613688Y2 - 電気手術器 - Google Patents

電気手術器

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JPH0613688Y2
JPH0613688Y2 JP1989122616U JP12261689U JPH0613688Y2 JP H0613688 Y2 JPH0613688 Y2 JP H0613688Y2 JP 1989122616 U JP1989122616 U JP 1989122616U JP 12261689 U JP12261689 U JP 12261689U JP H0613688 Y2 JPH0613688 Y2 JP H0613688Y2
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JP
Japan
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active electrode
switch
handpiece
pump
pipe
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JP1989122616U
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直樹 大友
鎮男 二宮
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、能動電極と能動電極を保持するハンドピース
とを備える電気メス等の電気手術器に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、能動電極と能動電極を保持するハンドピースとを
備える電気手術器が知られているが、電気手術器10a
は、第8図に示すように、高周波出力を発生する増幅器
12を有し、かつ増幅器12の電力を生体組織20に導
く能動電極14と対極板16とを備えており、能動電極
14はハンドピース18により保持されている。
次に動作について説明する。
高周波出力を発生する増幅器12の電力は能動電極14
と対極板16とにより生体組織20に導かれ、生体組織
20と狭い面積で接触する能動電極14側では大きな電
流密度となり、多量のエネルギーが消費され、急激な温
度上昇が生じて切開・凝固作用が生じる。
そして、オペレータはハンドピース18を用いて切開ま
たは凝固を行う。
[考案が解決しようとする課題] 従来の電気手術器10aは、以上のように構成されてい
るので、能動電極14の先端部に発生する高熱により、
生体組織20が過度に脱水することがあり、これにより
能動電極14と生体組織20との膠着がしばしば発生す
る。
切開時において、能動電極14と生体組織20との膠着
は、能動電極14の引っ掛かりとなり、能動電極14が
引っ掛かったまま無理に切開を続行すると、過剰な切開
痕の形成を生じるという課題があった。
また、凝固時においては、能動電極14の移動量が少な
いため、能動電極14と生体組織20との膠着がより一
層発生しやすく、オペレータが目的部位の止血処理を終
了した後において、ハンドピース18を目的部位から離
したときに、著しい膠着が生じていると、止血処理を施
した部位の表層部を剥離してしまい再出血が発生すると
いう課題があった。
この考案は、係る課題を解消するためになされたもので
あり、能動電極と生体組織との膠着を防止する電気手術
器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係る電気手術器は、高周波出力を出力する能
動電極と、前記能動電極を先端に保持し、外周囲面に長
溝が形成されたハンドピースと、前記能動電極へ向けて
液体を送出するための細管であって、前記長溝に離脱可
能に入れられる少なくとも1つのディスポーザブルパイ
プと、を有することを特徴とする。
また、ハンドピースには、前記長溝に入れられたディス
ポーザブルパイプを固定するための円環状クリップが装
着されることを特徴とする。
[作用] この考案による電気手術器によれば、高周波出力を出力
する能動電極へ向けてディスポーザブルパイプから液体
を送出して、能動電極を冷却できる。それと共に、能動
電極へ向けて送出された液体により目的部位を湿潤させ
て電気インピーダンスを低下させ、かつ能動電極と生体
組織との膠着を防止できる。
ハンドピースには、長溝が形成され、その長溝内にディ
スポーザブルパイプが配設される。従って、使用時に
は、ディスポーザブルパイプは長溝内に収納されている
ため、電気手術器の操作性の低下が防止される。
ディスポーザブルパイプは、長溝に対して離脱可能であ
るので、電気手術器使用後において、必要であればディ
スポーザブルパイプを取り外して新たなものを装着する
ことも容易である。
また、ディスポーザブルパイプの固定を円環状のクリッ
プで行うことによって、極めて簡易な構成で容易にディ
スポーザブルパイプを長溝内に固定でき、また簡単な取
扱いによってディスポーザブルパイプを離脱させること
ができる。
[実施例] 以下、図面に沿って、この考案の一実施例について説明
する。
なお、前述従来例と同じ部分には同一符号を付して説明
を省略する。
電気手術器10は、第1図に示すように、高周波出力を
発生させる増幅器12及び制御部22を備えている。
そして、制御部22には、増幅器12、各スイッチ及び
開閉器の動作設定を行う設定部24、各スイッチ及び開
閉器の動作設定を入力する操作パネル26、液体送出装
置を構成する2個のポンプ28a,28bが接続されて
いる。
また、第1のポンプ28aにはディスポーザブル材によ
り構成されたパイプ30aが接続されており、パイプ3
0aの先端は中央に能動電極14が挿通されかつディス
ポーザブル材により構成されたパイプ32aに接続され
ており、能動電極14とパイプ32aとは同心円状とな
っている(第4図及び第5図参照)。
更に、第2のポンプ28bにはディスポーザブル材によ
り構成されたパイプ30bが接続されており、パイプ3
0bの先端にはディスポーザブル材により構成されたノ
ズル32bが設けられている。
そして、設定部24には、操作パネル26、ポンプ28
a,28bを駆動制御する2個の開閉器34a,34b
を備える足踏みスイッチ36が接続されており、かつ絶
縁部38を介してハンドピース18に設けられた第1の
ポンプ28aを駆動制御する開閉器40a、第2のポン
プ28bを駆動制御する開閉器40b、高周波出力を制
御する2段スイッチからなり複合動作し得る第2開閉
器、及び2段スイッチからなり複合動作し得る第3開閉
器が接続されている(第2図参照)。
また、パイプ30a,30bは、第2図及び第3図に示
すように、ハンドピースの外周面に軸方向に刻設された
溝18aに嵌入され、クリップ46により保持されてい
る。すなわち、第2図及び第3図から明らかなように、
パイプ30a,30bは、それらの直径とほぼ同じ深さ
を持った溝18a内に並んで収納され、円環状のクリッ
プ46によってハンドピース18に対して確実に固定さ
れている。従って、クリップ46によって、パイプ30
a,30bをハンドピースに対して容易に固定でき、ま
た容易にハンドピースから離脱させることができる。な
お、上述したようにパイプ30a,30bはディスポー
ザブル材によって構成され、電気手術器の使用後におい
ては、必要であれば新たなものがハンドピース18に装
着される。
ついで、本実施例の作用について説明する。
オペレータは予め操作パネル26から各開閉器34a,
34b,40a,40b,42,44の開閉状態でどの
様な動作を行うかを設定部24に入力設定する。
例えば、開閉器34a,40aが閉じられた場合は第1
のポンプ28aを駆動制御するように設定し、開閉器3
4b,40bが閉じられた場合は第2のポンプ28bを
駆動制御するように設定し、第2開閉器42の1段目が
閉じられた場合に切開目的のピュアカット高周波出力が
発生するように設定し、2段目が閉じられた場合に切開
目的のブレンド高周波出力が発生するように設定し、第
3開閉器44の1段目が閉じられた場合に凝固目的の高
周波出力が発生するように設定し、2段目が閉じられた
場合に凝固目的のスプレイ凝固高周波出力が発生するよ
うに設定する。
そして、設定終了後、オペレータはハンドピース18に
設けられている各開閉器40a,40b,42,44及
び足踏みスイッチ36に設けられている2個の開閉器3
4a,34bを操作して手術を行う。
例えば、第2開閉器42の1段目が閉じられた場合、第
2開閉器42の信号を受信する設定部24は、第2開閉
器42の1段目に対して予め設定された動作すなわち切
開目的のピュアカット高周波出力発生信号を制御部22
に出力する。
設定部24からの切開目的のピュアカット高周波出力発
生信号を受信する制御部22は、増幅器12に切開目的
のピュアカット高周波出力を発生するように指示し、増
幅器12はピュアカット高周波出力を出力する。
それから、ピュアカット高周波出力を能動電極14と対
極板16とにより生体組織20に導いて切開手術を行
う。
この際、開閉器40aがONされると、開閉器40aの
ON信号を受信する設定部24は、開閉器40aに対し
て予め設定された動作すなわち第1のポンプ28aの駆
動信号を制御部22に出力する。
設定部24からの第1のポンプ28aの駆動信号を受信
する制御部22は第1のポンプ28aを駆動して液体の
送出を開始する。
そして、第1のポンプ28aから送出された液体は、パ
イプ30aを通ってパイプ32aへ送られ、パイプ32
aの内側かつ能動電極14の外側を通って能動電極14
の先端へ流れて能動電極14を冷却すると共に切開して
いる部位を湿潤させて電気的インピーダンスを低下させ
る。
更に、開閉器40aがOFFされると、開閉器40aの
OFF信号を受信する設定部24は、第1のポンプ28
aの停止信号を制御部22に出力し、設定部24からの
第1のポンプ28aの停止信号を受信する制御部22は
第1のポンプ28aを停止して液体の送出を停止する。
また、開閉器40bがONされると、開閉器40bのO
N信号を受信する設定部24は、開閉器40bに対して
予め設定された動作すなわち第2のポンプ28bの駆動
信号を制御部22に出力する。
設定部24からの第2のポンプ28bの駆動信号を受信
する制御部22は第2のポンプ28bを駆動して液体の
送出を開始する。
そして、第2のポンプ28bから送出された液体は、パ
イプ30bを通ってノズル32bへ送られ、ノズル32
bから能動電極14へ向けて噴射され、ノズル32bか
ら噴射された液体により能動電極14を冷却すると共に
切開している部位を濡らして電気的インピーダンスを低
下させる。
なお、切開に先立ち、ノズル32bから能動電極14へ
向けて液体を噴射するようにすると、切開部位を湿潤な
状態すなわち電気的インピーダンスを低下させてから切
開手術を行える。
また、上述実施例においては、パイプ30aとパイプ3
0bとをハンドピース18の側方に刻設した溝18aに
嵌入していたが、これに限らず、ハンドピース18内を
通しても良い。
更に、上述実施例においては、パイプ30aの先端には
能動電極14が挿通されたパイプ32aが接続されてい
たが、これに限らず、第6図に示すように、パイプ30
aの先端を能動電極14に沿わせるようにしても同様の
効果が得られる。
なお、上述実施例においては、第1のポンプ28a、第
2のポンプ28b、パイプ30a、パイプ30bを1個
ずつ備えていたが、本考案はその数に限定されるもので
はない。
また、上述実施例においては、第1のポンプ28a、第
2のポンプ28b、パイプ30a、パイプ30bを1個
ずつ備えていたが、これに限らず、第7図に示すよう
に、液体送出装置を1系統とし、ポンプの圧力を調整す
ることにより液体の噴射及び緩やかな送出を行えるよう
にしても良い。
更に、上述実施例においては、開閉器34a,40aが
閉じられた場合は第1のポンプ28aを駆動制御するよ
うに設定し、開閉器34b,40bが閉じられた場合は
第2のポンプ28bを駆動制御するように設定し、第2
開閉器42の1段目が閉じられた場合に切開目的のピュ
アカット高周波出力が発生するように設定し、2段目が
閉じられた場合に切開目的のブレンド高周波出力が発生
するように設定し、第3開閉器44の1段目が閉じられ
た場合に凝固目的の高周波出力が発生するように設定
し、2段目が閉じられた場合に凝固目的のスプレイ凝固
高周波出力が発生するように設定したが、これに限ら
ず、様々な設定が可能であり、例えば第2開閉器42の
1段目が閉じられた場合に切開目的のピュアカット高周
波出力が発生するように設定し、2段目が閉じられた場
合に第2のポンプ28bを駆動制御するように設定し、
第3開閉器44の1段目が閉じられた場合に凝固目的の
高周波出力が発生するように設定し、2段目が閉じられ
た場合に第1のポンプ28aを駆動制御するような設定
もできる。
なお、上述実施例においては、開閉器42,44を2段
スイッチとしたが、これに限らず、開閉器42,44は
1段スイッチでも良い。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、能動電極へ向
けて液体を送出するディスポーザブルパイプがハンドピ
ースに形成された長溝内に配設されているので、そのデ
ィスポーザブルパイプによって液体を能動電極へ供給し
て、能動電極の先端部に発生する熱を冷却して、その熱
により生体組織が過度に脱水することを防止でき、これ
により能動電極と生体組織との膠着を防止することがで
きる。
また、本考案によれば、ディスポーザブルパイプはハン
ドピースの外周囲面に形成された長溝内に入れられるた
め、ディスポーザブルパイプがハンドピース外周囲に不
必要に突出して操作性を低下させることもなく、また電
気手術器の使用後において容易に新たなものに交換する
こともできる。
また、本考案によれば、円環状クリップによってディス
ポーザブルパイプを固定することにより、簡単な構成に
よってディスポーザブルパイプの固定を行え、また容易
にディスポーザブルパイプを取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる電気手術器の構成を示す回路
図、 第2図は、本考案に係わるハンドピースを示す斜視図、 第3図は、第2図のX−X断面図、 第4図は、第2図のY−Y断面図、 第5図は、ハンドピースを示す側断面図、 第6図及び第7図は、本考案の他の実施例を示す図、 第8図は、従来の電気手術器を示す回路図である。 10,10a……電気手術器 14……能動電極 18……ハンドピース 24……設定部 28a,28b……液体送出装置 32a……液体送出路 36……足踏みスイッチ 40a,40b……開閉器 42……第2開閉器 44……第3開閉器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波出力を出力する能動電極と、 前記能動電極を先端に保持し、外周囲面に長溝が形成さ
    れたハンドピースと、 前記能動電極へ向けて液体を送出するための細管であっ
    て、前記長溝に離脱可能に入れられる少なくとも1つの
    ディスポーザブルパイプと、 を有することを特徴とする電気手術器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気手術器において、 前記ハンドピースには、前記長溝に入れられたディスポ
    ーザブルパイプを固定するための円環状クリップが装着
    されることを特徴とする電気手術器。
JP1989122616U 1989-10-18 1989-10-18 電気手術器 Expired - Lifetime JPH0613688Y2 (ja)

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JPH0360908U JPH0360908U (ja) 1991-06-14
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204739A (ja) * 1986-03-03 1987-09-09 オリンパス光学工業株式会社 止血装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204739A (ja) * 1986-03-03 1987-09-09 オリンパス光学工業株式会社 止血装置

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JPH0360908U (ja) 1991-06-14

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