JPH06131004A - エネルギー供給システム - Google Patents

エネルギー供給システム

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JPH06131004A
JPH06131004A JP27900392A JP27900392A JPH06131004A JP H06131004 A JPH06131004 A JP H06131004A JP 27900392 A JP27900392 A JP 27900392A JP 27900392 A JP27900392 A JP 27900392A JP H06131004 A JPH06131004 A JP H06131004A
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JP
Japan
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energy
amount
supply means
energy supply
equation
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Application number
JP27900392A
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English (en)
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Yuji Nakamura
裕司 中村
Hiroshi Fujimoto
洋 藤本
Koji Okuda
浩二 奥田
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector
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    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設備費の無駄が少なくでき、エネルギーの無
駄も少なくできるエネルギー供給システムを提供するこ
と。 【構成】 中央指令所4が、エネルギー供給手段A2,B2に
入力される一次エネルギー1の合計入力量が最小になる
ように、線形計画法を用いて、各エネルギー供給手段A
2,B2に入力される一次エネルギー1の各量と、エネルギ
ー輸送手段3により融通し合うエネルギー量を算出し、
その算出結果に基づいてエネルギー供給手段A2,B2及び
エネルギー輸送手段3を制御し、エネルギー供給手段A2,
B2及びエネルギー輸送手段3によって、エネルギー消費
地域A5,B5で消費されるべきエネルギーを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力、電力発生時の排
熱を利用する複数のコジェネレーション設備等における
エネルギー供給システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年例えば、図7に示すように、一定の
地域内に工場、オフィスビル、ショッピングセンター等
の様々なエネルギー消費地域である施設A,B,C,
D,Eが点在し、それらの施設A,B,C,D,Eに
は、それぞれ照明、機械運転、給湯、冷暖房などを行う
ために、外部から電力、ガス等を引き込み、あるいは
又、コジェネレーション等の電力及び排熱を発生させる
エネルギー供給手段が設置されている。更に、それら施
設A,B,C,D,E間は、ガス配管、電力線、給湯管
等のエネルギー輸送手段3により連結され、それぞれガ
ス、電力、給湯などを融通できるようにエネルギー供給
システムが構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エネルギー供給システムでは、各施設A,B,C,D,
Eに設置されるエネルギー供給手段は、他の施設とは無
関係に自らの施設のエネルギー需要に合わせて運転され
るため、設備費に無駄を生じたり、省エネルギーの面か
らも無駄を生じるという課題がある。
【0004】これは例えば、図6(a)及び(b)に示
すように、給湯負荷と電力負荷のピークに差がある場
合、コジェネレーション設備を電力負荷に合わせて運転
し、そのときの排熱により給湯を行おうとすれば、8時
の時刻において施設Aでは給湯のための熱量が不足し、
施設Bでは排熱が余るという現象を生じる。
【0005】本発明は、従来のこのようなエネルギー供
給システムの課題を考慮し、設備費の無駄が少なくで
き、エネルギーの無駄も少なくできるエネルギー供給シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一次エネルギ
ーを入力し、それを直接又は他のエネルギーに変換し、
複数個のエネルギー消費地域に供給する複数個のエネル
ギー供給手段と、そのエネルギー供給手段間に接続さ
れ、複数個のエネルギー消費地域で消費されるエネルギ
ーを融通し合うためにエネルギーの輸送を行うエネルギ
ー輸送手段と、複数個のエネルギー消費地域で消費され
るべきエネルギーを供給し、且つ、複数個のエネルギー
供給手段に入力される一次エネルギーの合計入力量又は
一次エネルギーの合計コストが最小になるように、線形
計画法を用いて、各エネルギー供給手段に入力される一
次エネルギーの各量と、エネルギー輸送手段により融通
し合うエネルギー量を算出し、その算出結果に基づいて
複数個のエネルギー供給手段及びエネルギー輸送手段を
制御する演算制御手段とを備えたエネルギー供給システ
ムである。
【0007】
【作用】本発明は、演算制御手段が、複数個のエネルギ
ー供給手段に入力される一次エネルギーの合計入力量又
は一次エネルギーの合計コストが最小になるように、線
形計画法を用いて、各エネルギー供給手段に入力される
一次エネルギーの各量と、エネルギー輸送手段により融
通し合うエネルギー量を算出し、その算出結果に基づい
て複数個のエネルギー供給手段及びエネルギー輸送手段
を制御し、複数個のエネルギー供給手段及びエネルギー
輸送手段によって、複数個のエネルギー消費地域で消費
されるべきエネルギーを供給する。
【0008】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0009】図1は、本発明にかかる一実施例のエネル
ギー供給システムの構成を示す模式図である。すなわ
ち、オフィスビル等の電力、冷温熱などのエネルギーを
消費するエネルギー消費地域A5,B5があり、それら
エネルギー消費地域A5,B5には、エネルギーを供給
するためのエネルギー供給手段A2,B2がそれぞれ設
けられている。それらエネルギー供給手段A2,B2に
はエネルギー源(例えば電力、ガスなど)となる一次エ
ネルギー1がそれぞれ入力され、又、エネルギー供給手
段A2,B2間は、電力、冷温熱などのエネルギーを地
域間で融通し合うために、エネルギー輸送手段3により
連結されている。更に、エネルギー供給手段A2,B2
の運転を制御したり、エネルギー輸送手段3のエネルギ
ー輸送量を制御するために、中央指令所4が設けられ、
エネルギー供給手段A2,B2のそれぞれに通信線6に
より接続されている。前述の中央指令所4は、例えば、
混合型整数計画法を用いて、エネルギー消費地域A5,
B5で必要とする各エネルギーの供給を満足させるとと
もに、入力される一次エネルギーの合計量又は一次エネ
ルギーの合計コストを最小にするように、各エネルギー
供給手段A2,B2に入力される一次エネルギーの各量
と、エネルギー輸送手段3により融通し合うエネルギー
量を算出し、その算出結果に基づいて、エネルギー供給
手段A2,B2及びエネルギー輸送手段3を制御する演
算制御手段の機能を有する。
【0010】図2は、図1のエネルギー供給システムの
エネルギー供給手段を具体的に示す構成図である。図2
では中央指令所4を省略している。図2のNo.1の設
備には、電力及び排熱を利用するためにガスエンジン1
4が設置され、そのガスエンジン14には発電機13が
接続され、又、排熱を回収するために熱交換器19が設
けられている。入力される一次エネルギーとしてはガス
11及び電力(買電)12が用いられ、電力(買電)1
2は発電機13で発生した電力と共に電力需要Q1に供
給される。又、他にガス11を利用したガス吸収式冷凍
機15及びガスボイラ16、ガスエンジン14の排熱を
利用した吸収式冷凍機17及び給湯加熱器18が設けら
れ、ガス吸収式冷凍機15、吸収式冷凍機17の冷熱は
冷房需要Q3に供給され、ガスボイラ16、給湯加熱器
18の給湯は給湯需要Q5に供給される。
【0011】No.2の設備も基本的には、No.1の
設備と同様の構成であり、ガスエンジン24の出力など
の能力が、そのエネルギー消費地域に見合うように設定
されている点が異なっている。ここで、各ガスエンジン
14,24のガス入力と、発電量及び排熱量との関係
は、例えば、図3(a)及び(b)に示すように表さ
れ、ガスエンジン14,24は、ガス入力量が上限と下
限の範囲で運転され、その結果ガス入力量に応じた発電
量、排熱量が出力される。
【0012】更に、No.1の設備とNo.2の設備と
は、温水を送るための温水配管30及び冷水を送るため
の冷水配管31により連結され、又、No.1の設備、
No.2の設備の運転を制御し、及び温水配管30、冷
水配管31により送られる温水、冷水の量を制御する中
央指令所(図示省略)が設けられている。以上の温水配
管30の温水送りの特性、及び冷水配管31の冷水送り
の特性は、例えば図4(a)、(b)に示すように表さ
れ、到着したときのエネルギーは、エネルギー輸送途中
における放熱量の分が、送出するときのエネルギーより
減少する。
【0013】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0014】まず、上述のエネルギー消費地域A5,B
5で必要とするエネルギーの供給を満足させるととも
に、入力される一次エネルギー1の合計量を最小にする
ように、各エネルギー供給手段A2,B2に入力される
一次エネルギー1の各量と、エネルギー輸送手段3によ
り融通し合うエネルギー量を算出する場合の概略につい
て説明する(図1参照)。
【0015】中央指令所4にはコンピュータ(図示省
略)が設けられ、そのコンピュータには、各エネルギー
消費地域A5,B5における負荷パターンの情報、各エ
ネルギー供給手段A2,B2、エネルギー輸送手段3の
特性に関する情報、現在の各エネルギー消費地域A5,
B5の負荷状態、各エネルギー供給手段A2,B2及び
エネルギー輸送手段3の運転状態等の情報が保有、ある
いは入力されている。コンピュータはそれらの情報を用
いて、以下に示す混合型整数計画法により、各エネルギ
ー消費地域A5,B5で必要とされるエネルギー負荷を
満足する制約条件下において、入力される一次エネルギ
ー1の合計量が最小になるように、一次エネルギー1の
各エネルギー供給手段A2,B2への入力量及び、各エ
ネルギー消費地域A5,B5間で融通し合うエネルギー
量を算出する。更に、コンピュータはその算出結果に基
づいて、各エネルギー供給手段A2,B2の運転を制御
し、エネルギー輸送手段3のエネルギー輸送量を制御す
る。
【0016】混合型整数計画法は次の各式により表され
る。
【0017】
【数1】
【0018】上式は各機器の入力と出力の関係を示す。
【0019】
【数2】
【0020】上式は入力の上下限を示す。
【0021】
【数3】
【0022】上式は各機器の出力が熱交換器等で途中変
換された後、最終負荷を満たすことを示す制約条件であ
る。
【0023】
【数4】
【0024】xi:各機器の入力(燃料消費量)であ
り、iで機器の別を区別している。
【0025】yi:各機器の出力。
【0026】aik:係数 bik:係数 δi :0又は1を示すデルタ関数であり、 機器の運転状態は1 機器の停止状態は0である。
【0027】 k :出力の違いを示す。 例:k=2 電力 k=3 排熱 Qj:最終負荷 例:j=1 給湯 j=2 ポンプ駆動、照明等の最終 使用形態としての電
力 j=3 冷房 F :燃料コスト ci:一次エネルギー変換係数 次に、混合型整数計画法を図2を参照しながら説明す
る。
【0028】まず、各ガスエンジン14,24の入力と
出力の関係は次式で表される。 ガスエンジン14の発電量 (数5) y1,2=a121+b12δ1 ガスエンジン14の排熱量 (数6) y1,3=a131+b13δ1 ガスエンジン14の入力の上下限 (数7) x1(下限)δ1≦x1≦x1(上限)δ1 ガスエンジン24の発電量 (数8) y2,2=a222+b22δ2 ガスエンジン24の排熱量 (数9) y2,3=a232+b23δ2 ガスエンジン24の入力の上下限 (数10) x2(下限)δ2≦x2≦x2(上限)δ2 上式のδはエンジンの運転(δ=1)、停止(δ=0)
を表す。従って、例えば、数5ではエンジン運転時、y
1,2=a121+b12、停止時、y1,2=0となる。ここ
で、 x3,x4 :各設備の買電量 x5,x6 :各設備の吸収式冷凍機入力(排熱使用
量) y5,5,y6,5 :各設備の吸収式冷凍機出力(冷水出
力) x7,x8 :各設備の給湯加熱器入力(排熱使用
量) y7,4,y8,4 :各設備の給湯加熱器出力(温水出力) x9 :No.2設備からNo.1設備へ送る温
水量(送出量) x10 :No.2設備からNo.1設備へ送る冷
水量(送出量) y9,4 :No.2設備からNo.1設備へ送られ
た温水量(到着量) y10,5 :No.2設備からNo.1設備へ送られ
た冷水量(到着量) Q1〜Q6 :各設備の電力、冷房、給湯需要 x11,x12 :各設備のガスボイラ入力(ガス量 Mca
l/h) y11,4,y12,4:各設備のガスボイラ出力(温水量 Mca
l/h) x13,x14 :各設備のガス吸収式冷凍機入力(ガス
量 Mcal/h) y13,5,y14,5:各設備のガス吸収式冷凍機出力(冷水
量 Mcal/h) とすると、 各設備の吸収式冷凍機17,27の冷水出力は数11,
12で表される。 (数11) y5,5=a5,55+b5,5 (数12) y6,5=a6,56+b6,5 各設備の給湯加熱器18,28の温水出力は数13,1
4で表される。 (数13) y7,4=a7,47+b7,4 (数14) y8,4=a8,48+b8,4 No.2設備からNo.1設備へ送られた温水量は数1
5で表され、 (数15) y9,4=a9,49+b9,4 温水配管30の送水能力は数16で表される。 (数16) x9(下限)δ9≦x9≦x9(上限)δ9 No.2設備からNo.1設備へ送られた冷水量は数1
7で表され、 (数17) y10,5=a10,510+b10,5 冷水配管31の送水能力は数18で表される。 (数18) x10(下限)δ10≦x10≦x10(上限)δ
10 各設備のガスボイラ出力は数19、数21で表され、 (数19) y11,4=a11,411+b11,4δ11 各設備のガスボイラ入力は数20、数22で表される。 (数20) x11(下限)δ11≦x11≦x11(上限)δ
11 (数21) y12,4=a12,412+b12,4δ12 (数22) x12(下限)δ12≦x12≦x12(上限)δ
12 各設備のガス吸収式冷凍機出力は数23、数25で表さ
れ、 (数23) y13,5=a13,513+b13,5δ13 各設備のガス吸収式冷凍機入力は数24、数26で表さ
れる。 (数24) x13(下限)δ13≦x13≦x13(上限)δ
13 (数25) y14,5=a14,514+b14,5δ14 (数26) x14(下限)δ14≦x14≦x14(上限)δ
14 各ガスエンジン14,24の排熱を吸収式冷凍機17,
27、給湯加熱器18,28の熱源に用いる場合は数2
7、数28で表される。 (数27) y1,3−x5−x7≧0 (数28) y2,3−x6−x8≧0 各設備の買電量と発電量とのバランスは数29、数30
で表される。 (数29) Q1−y12−x3=0 (数30) Q2−y22−x4=0 各設備の冷水需要のバランスは数31、数32で表され
る。 (数31) Q3−y5,5−y13,5−y9=0 (数32) Q4−y6,5−y14,5+x9=0 各設備の給湯需要のバランスは数33、数34で表され
る。 (数33) Q5−y7,4−y11,4−y10=0 (数34) Q6−y8,4−y12,4+x10=0 以上の数5〜数34が制約式となり、この制約条件を満
足する範囲で、数35で示すF(全ランニングコスト)
を最小とする負荷分担を決定する。 (数35) F=C1(x3+x4)+C2(x1+x2+x
11+x12+x13+x14) C1:電力料金 C2:ガス料金 以上のようにして決定された負荷分担に応じて、各設備
の買電量、ガスエンジン14,24の出力、ガスボイラ
16,26の出力、ガス吸収式冷凍機15,25の出
力、及び温水、冷水の輸送量を中央指令所から通信線を
介して制御してシステム全体のエネルギーコストを最小
にする。
【0029】なお、上記実施例では、エネルギー供給手
段である設備の個数(又はエネルギー消費地域の数)は
2個の例について説明したが、設備数(エネルギー消費
地域の数)はこれに限定されるものではない。
【0030】また、上記実施例では、各エネルギー供給
手段に入力される一次エネルギーの各量と、エネルギー
輸送手段により融通し合うエネルギー量との算出は、混
合型整数計画法を用いたが、これに代えて、線形計画法
を用いて行ってもよい。
【0031】また、上記実施例では、エネルギー消費地
域間を接続するエネルギー輸送手段は、温水及び冷水を
輸送する構成としたが、これに限らず、例えば電力など
の他のエネルギーを輸送できる構成としてもよい。この
場合、図5のような輸送系では、数36で表されるから
位相制御を行うことにより可能となる。
【0032】
【数36】
【0033】また、上記実施例では、演算制御手段にコ
ンピュータを用いてソフトウェア的に構成したが、同様
の機能を有する専用のハードウェアにより構成しても勿
論よい。
【0034】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、複数個のエネルギー消費地域で消費されるべき
エネルギーを供給し、且つ、複数個のエネルギー供給手
段に入力される一次エネルギーの合計入力量が最小にな
るように、線形計画法を用いて、各エネルギー供給手段
に入力される一次エネルギーの各量と、エネルギー輸送
手段により融通し合うエネルギー量を算出し、その算出
結果に基づいて複数個のエネルギー供給手段及びエネル
ギー輸送手段を制御する演算制御手段を備えているの
で、設備費の無駄が少なくでき、エネルギーの無駄も少
なくできるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例のエネルギー供給シス
テムの構成を示す模式図である。
【図2】同実施例のエネルギー供給システムのエネルギ
ー供給手段を具体化した構成図である。
【図3】同図(a)は、同実施例のNo.1エンジンの
特性の例を示す図、同図(b)は、同実施例のNo.2
エンジンの特性の例を示す図である。
【図4】同図(a)は、同実施例の温水送りの特性の例
を示す図、同図(b)は、同実施例の冷水送りの特性の
例を示す図である。
【図5】同実施例の電力輸送を説明する概念図である。
【図6】同図(a)は、地域Aにおける負荷パターンを
示す図、同図(b)は、地域Bにおける負荷パターンを
示す図である。
【図7】従来のエネルギー供給システムの構成の一例を
示す概念図である。
【符号の説明】 1 一次エネルギー 2 エネルギー供給手段A,B 3 エネルギー輸送手段 4 中央指令所(演算制御手段) 5 エネルギー消費地域A,B 6 通信線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次エネルギーを入力し、それを直接又は
    他のエネルギーに変換し、複数個のエネルギー消費地域
    に供給する複数個のエネルギー供給手段と、 そのエネルギー供給手段間に接続され、前記複数個のエ
    ネルギー消費地域で消費されるエネルギーを融通し合う
    ためにエネルギーの輸送を行うエネルギー輸送手段と、 前記複数個のエネルギー消費地域で消費されるべきエネ
    ルギーを供給し、且つ、前記複数個のエネルギー供給手
    段に入力される前記一次エネルギーの合計入力量又は前
    記一次エネルギーの合計コストが最小になるように、線
    形計画法を用いて、前記各エネルギー供給手段に入力さ
    れる前記一次エネルギーの各量と、前記エネルギー輸送
    手段により融通し合うエネルギー量を算出し、その算出
    結果に基づいて前記複数個のエネルギー供給手段及び前
    記エネルギー輸送手段を制御する演算制御手段とを備え
    たことを特徴とするエネルギー供給システム。
  2. 【請求項2】 前記線形計画法は、混合型整数計画法で
    あることを特徴とする請求項1記載のエネルギー供給シ
    ステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000045869A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Hitachi Ltd エネルギー供給システム
JP2014056429A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Sekisui Chem Co Ltd エネルギー管理システム、エネルギー管理装置、エネルギー管理方法及びプログラム

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