JPH06129345A - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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Publication number
JPH06129345A
JPH06129345A JP4272817A JP27281792A JPH06129345A JP H06129345 A JPH06129345 A JP H06129345A JP 4272817 A JP4272817 A JP 4272817A JP 27281792 A JP27281792 A JP 27281792A JP H06129345 A JPH06129345 A JP H06129345A
Authority
JP
Japan
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plunger
block
pump
insertion hole
valve block
Prior art date
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Pending
Application number
JP4272817A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ogawa
健二 小川
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Neuberg Co Ltd
Original Assignee
Neuberg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Neuberg Co Ltd filed Critical Neuberg Co Ltd
Priority to JP4272817A priority Critical patent/JPH06129345A/ja
Publication of JPH06129345A publication Critical patent/JPH06129345A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な液体の吸入及び吐出を行え、耐久性
も高く、かつ取扱いも容易なプランジャポンプを提供す
ること。 【構成】 吸入、吐出ポート21,22 側の連通孔31,32 を
備えるバルブブロック30と、プランジャ45が挿入された
プランジャ挿入孔42を備えるポンプブロック40とをそれ
ぞれアルミナセラミック等の硬質材で形成する。液漏れ
を防止するシールのために皿ばね51で付勢して各ブロッ
ク30,40 の摺接面33,41 を圧接しても、硬質材なので破
損せず、耐久性が高い。また、付勢力を細かく制御しな
くてよいので取扱いが容易である。さらに、硬質材は変
形しないのでプランジャ挿入孔42及びバルブブロック30
で液量を高精度に計量できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プランジャの往復動を
利用して液体を吸入、吐出するプランジャポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ポンプとして種々の形式の
ものが知られているが、この種ポンプの例として実開平
2-78773号に記載されたものがある。このポンプは、吸
入ポートおよび吐出ポートに連通する連通孔が開口され
た摺接面を有するバルブブロックと、このバルブブロッ
クの摺接面に一端の摺接面を当接された状態でボディに
回転自在に支持されるとともに、前記バルブブロックの
連通孔の開口に連通可能にされた状態で軸方向に穿設さ
れた複数のプランジャ挿入孔を有するポンプブロックと
を備え、ポンプブロックをバルブブロック側に付勢しな
がら回転駆動してプランジャ挿入孔を順次連通孔に連通
させるとともに、プランジャ挿入孔内のプランジャを軸
方向にそれぞれ駆動して液体の吸引および吐出を順次繰
り返すものである。
【0003】そして、前記ポンプではバルブブロックお
よびポンプブロックのいずれか一方をステンレス等の硬
質材で形成し、他方をテフロン、ポリプロピレン等の弾
性を有する樹脂で形成し、硬質材のブロックを弾性樹脂
のブロックに押しつけて樹脂を僅かに変形させることで
回転摺接するバルブブロック及びポンプブロックの摺接
面からの液体の漏れを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ポンプ
は、安価に提供できて一般的な使用においては問題ない
が、性能的に高度のものを求められる場合には対応でき
ないこともあった。すなわち、前記ポンプは、樹脂を僅
かに変形させて摺接面のシール性能を高めているが、こ
の変形度合いによってプランジャ挿入孔内に吸引された
液体量に僅かな誤差が生じ、きわめて高精度な吐出量を
要求される場合には対応できないこともあった。
【0005】また、樹脂製及び硬質材の各ブロックの一
方を他方に付勢して回転摺接させているが、この付勢力
が大きくなると樹脂が削られて耐久性能が悪化し、付勢
力が小さいと摺接面のシール性が悪化するため付勢力の
調整が難しいという問題もあった。さらに、付勢力を適
正に調整しても、樹脂製のブロックは僅かながら徐々に
削られるため、長期間使用する場合には樹脂製のブロッ
クを交換しなければならず、耐久性があまり高くないと
いう問題もあった。
【0006】本発明の目的は、高精度な液体の吸入及び
吐出を行えるとともに、耐久性も高く、かつ取扱いも容
易なプランジャポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対的に回転
摺接する各部材をセラミック等の硬質材で形成し、両者
を所定の圧力で当接させれば、一方を弾性樹脂にしなく
てもシール可能なことを見出してなされたものである。
具体的には、ボディと、このボディに取付けられるとと
もに、吸入ポート及び吐出ポートにそれぞれ連通する連
通孔が開口された摺接面を有するバルブブロックと、こ
のバルブブロックの摺接面に一端の摺接面を当接された
状態で前記ボディに回転自在に支持されるとともに、前
記バルブブロックの連通孔の開口に連通可能にされた状
態で軸方向に穿設されたプランジャ挿入孔を有するポン
プブロックと、このポンプブロックをバルブブロック側
に付勢する付勢手段と、前記ポンプブロックを回転駆動
する回転駆動手段と、前記ポンプブロックのプランジャ
挿入孔に軸方向摺動自在に挿入されたプランジャと、こ
のプランジャを軸方向にそれぞれ駆動するとともに、ポ
ンプブロックのプランジャ挿入孔が前記連通孔を介して
吸入ポートに連通された状態で当該プランジャを吸入方
向に駆動し、かつ、プランジャ挿入孔が前記連通孔を介
して吐出ポートに連通された状態で当該プランジャを吐
出方向に駆動するプランジャ進退駆動手段と、前記プラ
ンジャとポンプブロックのプランジャ挿入孔とのシール
を行うプランジャシール機構とを備え、前記バルブブロ
ックとポンプブロックとはそれぞれ硬質材で形成された
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明において、硬質材としては、セラミ
ックや超硬合金等が用いられる。また、前記バルブブロ
ックの摺接面の少なくとも中心部には凹部が形成されて
いることが好ましい。さらに、プランジャポンプには、
バルブブロック及びポンプブロックの摺接面とプランジ
ャシール機構とで構成される1次シールの他に、この1
次シールから漏洩した液体があった場合に、その液が各
駆動手段側に漏洩することを防止する2次シールを備え
ていることが好ましい。また、前記プランジャ挿入孔お
よびプランジャは1つづつ設けられていてもよいし、2
つ以上の複数設けられていてもよい。
【0009】
【作用】本発明において、回転駆動手段により回転され
るポンプブロックは、ボディに取り付けられたバルブブ
ロックに付勢手段により所定の圧力で当接される。この
ポンプブロックの回転状態において、プランジャは、プ
ランジャ駆動手段により吸入ポートに連通する位置で吸
引方向すなわちバルブブロックから離れる方向に移動さ
れ、吸入ポートから所定の液体を吸引する。
【0010】この吸引状態のまま、ポンプブロックが回
転し、プランジャ挿入孔が吐出ポートに連通する位置に
くると、プランジャは前記プランジャ駆動手段により吐
出方向、すなわち、バルブブロックに近接する方向に移
動され、吸引していた液体を吐出ポートから吐出するこ
ととなる。この後、吐出状態を維持したまま、再び吸入
ポート側に回転され、この吸入ポート側で前述と同様に
吸引方向への移動をされ、以下同様にして順次吸引及び
吐出を繰返す。
【0011】この吸引、吐出動作に当たり、ポンプブロ
ックとバルブブロックとはセラミック等の硬質材で形成
されているので、比較的大きな付勢力で圧接することが
可能となり、各ブロックの摺接面は密着され、この部分
での吸入ポート側と吐出ポート側との液体の漏洩はな
く、完全なシールが行われている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。プランジャポンプ1は、図1に示すように、
ボディ10を備え、このボディ10は、主筒11と、こ
の主筒11の一端にボルト止めされたキャップ12と、
主筒11の他端にカム13を介してボルト止めされた接
続筒14とから構成されている。
【0013】前記ボディ10のキャップ12には、図2
に示すようにつば付きのポートブロック20が挿入さ
れ、図3にも示すようにつば部でキャップ12にボルト
止めされている。また、ポートブロック20は、雌ねじ
が形成された吸入ポート21及び吐出ポート22を備え
ている。
【0014】キャップ12内には、アルミナセラミック
等の硬質材で一体成形されたバルブブロック30が図示
しないピン等によって回り止めされた状態で配置されて
いる。バルブブロック30には、ポートブロック20の
吸入ポート21及び吐出ポート22に連通された連通孔
31及び32が形成され、これらの連通孔31,32は
バルブブロック30の内端面に形成された平滑な摺接面
33にそれぞれ開口されている。
【0015】また、各連通孔31,32の開口部は、図
3,4に示されるように、それぞれ半円状の溝34,3
5とされている。この溝34,35間には、摺接面33
の中心部を通る塵等の排除用の長溝36が形成されてい
る。また、バルブブロック30とキャップ12との接続
部分にはリング状のシール材15が介装されて、シール
がなされている。
【0016】前記キャップ12内には、バルブブロック
30に隣接して円筒状のポンプブロック40が回転可能
に配置されている。このポンプブロック40は、アルミ
ナセラミック等の硬質材で形成され、一端に前記バルブ
ブロック30の摺接面33に摺接する平滑な摺接面41
を有している。この摺接面41とバルブブロック30の
摺接面33とは、一方の面粗さが0.01〜0.15μmRaと
され、他方は0.2〜0.4μmRaとされ、シール性
と摺動性とを共に満足する面粗さとされている。
【0017】また、ポンプブロック40には、ポンプブ
ロック40を貫通して複数、例えば3本のプランジャ挿
入孔42が形成され、このプランジャ挿入孔42の摺接
面41とは反対側の端部は大径部42Aとされている。
【0018】各プランジャ挿入孔42の摺接面41側の
開口は、前記バルブブロック30の2つの溝34,35
に対向可能な位置に形成され、かつ、このプランジャ挿
入孔42と溝34,35とは、各プランジャ挿入孔42
に挿入されるプランジャ45が吸入あるいは吐出動作を
しているとき、すなわちプランジャ45が軸方向に摺動
しているときには溝34,35のいずれかに連通され、
一方、溝34,35からプランジャ挿入孔42が離れて
いるときには吸入もしくは吐出動作が行われないような
大きさ及び位置とされている。
【0019】ポンプブロック40のプランジャ挿入孔4
2の大径部42A内には、プランジャシール機構70で
ある略円錐状の凸シール71が挿入され、この凸シール
71を貫通しているプランジャ45とプランジャ挿入孔
42との隙間から液体が漏れないようにシールしてい
る。この凸シール71と、バルブブロック30及びポン
プブロック40の各摺接面33,41とでプランジャポ
ンプ1の1次シールが構成されている。
【0020】キャップ12内には、ポンプブロック40
に隣接してばねガイドブロック50が配置されている。
このばねガイドブロック50とボディ10の主筒11内
に配置されたベアリング17との間には付勢手段である
皿ばね51が介装されている。この皿ばね51の付勢力
により、ばねガイドブロック50を介してポンプブロッ
ク40はバルブブロック30側に付勢され、バルブブロ
ック30の摺接面33とポンプブロック40の摺接面4
1とが所定の圧力で摺接するようになっている。
【0021】また、ポンプブロック40とばねガイドブ
ロック50とは、ポンプブロック40のブロック50と
の当接面に120度等配間隔で突設された3本の連結ピ
ン43を、ブロック50に連結ピン43に対向して形成
された連通孔52に嵌挿することによって一体回転可能
とされている。
【0022】ばねガイドブロック50のプランジャ45
が配置されるばねガイド孔53内には、凸シール71に
隣接してプランジャ45が進退可能に貫通されたばね受
け54が配置されている。このばね受け54とプランジ
ャ45の図中右端側に嵌合されたばね受け55との間に
は、圧縮コイルばねからなる付勢部材である押圧ばね5
6が介装されている。押圧ばね56は、凸シール71を
所定の圧力で大径部42Aの底部に押圧し、一方、プラ
ンジャ45を突出方向に付勢している。
【0023】さらに、ばねガイド孔53内には、ばね受
け55に隣接してUシール受け72が配置されている。
Uシール受け72は、途中に全周溝が形成され、この全
周溝には断面U字状のリングからなるUシール73が介
装されている。また、ばねガイドブロック50の外周面
とボディ10のキャップ12の内周面との間にはリング
状のシール16が介装されている。これらの各シール1
6,73によって2次シールが構成され、仮に1次シー
ルである各摺接面33,41や凸シール71から吸引・
吐出する液体が漏洩しても駆動部側へ漏洩することを防
止できるとともに、駆動部の油がポンプ内に混入するこ
とも防止できるようにされている。
【0024】なお、1次シールである凸シール71及び
2次シールであるUシール73、シール16は合成樹脂
やゴム等の適宜な材質のもので形成され、特に直接液体
に接する1次シールは耐薬品性能等を有するとともに、
変形し難くて液体の計量に誤差が生じ難いガラス入の四
フッ化エチレン共重合体(商品名テフロン)等で形成さ
れるのがよい。一方、液体の漏洩のみを防止する2次シ
ールには変形等による精度低下等は不要なため、安価な
ゴム等を用いることも可能である。
【0025】前記ばねガイドブロック50の一端側であ
る図中右端側には、回転体61が主筒11及びカム13
内にベアリング17,18を介して回動自在に配置され
ている。この回転体61のガイドブロック50側の端面
には、120度等配間隔で3本の連結ピン62が突設さ
れ、これらの連結ピン62は、ブロック50の端面に開
口された連結孔57内に挿入され、回転体61の回転が
ブロック50に伝達されるようになっている。
【0026】また、回転体61の図中右端側は、120
度等配位置に3本の連結ピン63が突設され、これらの
連結ピン63は回転体60に隣接配置された連結スリー
ブ64の縦溝64Aにそれぞれ挿入されている。この連
結スリーブ64の縦溝64Aには、モータ65の出力軸
66に固定されたカップリング67に突設された連結ピ
ン68も挿入されている。ここにおいて、モータ65、
カップリング67、連結スリーブ64、回転体61、ば
ねガイドブロック50及び各連結ピン43,62,6
3,68により、ポンプブロック40の回転駆動手段6
0が構成され、モータ65の回転がポンプブロック40
に円滑に伝達されるようになっている。
【0027】前記回転体61の内部には、ポンプブロッ
ク40のプランジャ挿入孔42に挿入された3本のプラ
ンジャ45に対向して同じく120度等配位置に配置さ
れた3本のロッド81が軸受82を介して軸方向摺動自
在に挿入されている。このロッド81の途中には、回転
体61の途中に形成された凹部61B内において、フォ
ロワホルダ83がピン止めされている。
【0028】また、フォロワホルダ83には軸83Bが
それぞれ突設され、これらの各軸83Bには2個のロー
ラからなるカムフォロワ84が回動自在に取付けられて
いる。これらの各カムフォロワ84は、回転体61の周
面に120度等配位置に形成された軸方向のフォロワガ
イド孔61C内に、軸方向移動可能、回転方向移動不可
能に案内されている。
【0029】また、カムフォロワ84は、前記カム13
の端面に形成されたカム面13Aに前記押圧ばね56の
押圧力により当接され、回転体61の回転に伴いカム面
13Aの形状に沿って軸方向に進退し、このカムフォロ
ワ84の進退がフォロワホルダ83を介してロッド81
に伝達され、さらに、プランジャ45に伝達されるよう
になっているここにおいて、ロッド81、フォロワホル
ダ83、カムフォロワ84及びカム13のカム面13A
によりプランジャ進退駆動手段80が構成されている。
【0030】なお、回転体61にはフォロワホルダ83
をロッド81から外す際にピンの取り外し作業を行うた
めの開口85が形成されている。また、キャップ12に
は漏洩液体の排出やポンプ内部の洗浄用に用いられるド
レンポート19が形成されている。
【0031】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例のプランジャポンプ1を作動させる前に、吸入
ポート21にチューブ等を介して移送すべき液体のタン
クを接続するとともに、吐出ポート22に同じくチュー
ブ等を介して移送先の容器を連結する。また、ドレンポ
ート19に同じくチューブ等を介して液回収タンクを連
結する。
【0032】このような状態で、回転駆動手段60のモ
ータ65を駆動すると、出力軸66の回転は、カップリ
ング67、回転体61、ばねガイドブロック50等から
なる回転駆動手段60を介してポンプブロック40に伝
達され、ポンプブロック40をバルブブロック30と摺
接した状態で回転させる。
【0033】この回転に伴い、回転体61内に介装され
たロッド81は、回転体61とともに回転するため、ロ
ッド81にフォロワホルダ83を介して支持されたカム
フォロワ84は、押圧ばね56の作用によりカム面13
Aに当接したまま、カム面13Aの軸方向変位に沿って
進退することとなる。この際、カムフォロワ84は回転
体61のフォロワガイド孔61Cにより軸方向のみに移
動するように案内されているため、ロッド81はスムー
ズにカム面13Aの軸方向変位に沿って進退する。
【0034】ロッド81の進退は、Uシール受け72、
ばね受け55等を介してプランジャ45に伝達され、プ
ランジャ45は、ポンプブロック40のプランジャ挿入
孔42内で軸方向に進退する。このプランジャ45の進
退は、カム面13Aの形状を適宜な形状に設定すること
により、プランジャ45が吸入ポート21に対向してい
る位置では、吸入ポート21側から離れる方向、すなわ
ち、第1図中右方に移動される。このプランジャ45の
右方への移動により、プランジャ挿入孔42の左端側に
形成される空間に負圧が生じ、この負圧により吸入ポー
ト21及び連通孔31、溝34を介して移送すべき液体
が吸入される。
【0035】このプランジャ45の右方への移動が完了
する地点において、プランジャ挿入孔42は、吸入ポー
ト32に連通された溝34の位置から外れ、吐出ポート
22の連通孔32の溝35側に向って移動することとな
る。この移動の途中においては、カム面13Aは軸方向
の変位がないフラットな形状とされているため、プラン
ジャ45は軸方向に進退することなく、そのままの位置
を保った状態で溝35側へと移動する。
【0036】プランジャ挿入孔42が吐出ポート21側
の溝35に連通する位置にくると、カム面13Aの作用
により、プランジャ進退駆動手段80のカムフォロワ8
4は図中左方へ移動され、このカムフォロワ84の移動
に伴い、ロッド81等を介してプランジャ45は同じく
左方へ移動され、前記吸引した液体をプランジャ45の
左端面でプランジャ挿入孔42内から押出し、連通孔3
2を介して吐出ポート22内へと吐出する。
【0037】このプランジャ45による液体の吐出動作
は、プランジャ挿入孔42が半円状の溝35に連通して
いる間に行われ、この溝35からプランジャ挿入孔42
が外れる前に完了し、プランジャ挿入孔42が溝35か
ら外れた位置にくると、プランジャ45の軸方向の移動
は停止される。このプランジャ45の停止状態は、カム
面13Aの作用によりプランジャ挿入孔42が再び吸入
ポート21側の溝34の位置にくるまで保持される。
【0038】このようにして、プランジャ挿入孔42が
再び吸入ポート21の溝34側にくると、前記カム面1
3Aの作用により、プランジャ45は再び右方に移動さ
れ、吸入ポート21から液体を吸入する吸入動作へと移
動し、以下同様の作用を繰り返し、一つのプランジャ挿
入孔42のポンプブロック40の回転に伴う各一回転に
より、液体の吸入、吐出動作が1サイクルづつ行われる
こととなる。
【0039】プランジャ45の進退に伴う吸入、吐出動
作は、各プランジャ挿入孔42毎に同様に行われ、図4
から判るように、隣接する二つのプランジャ挿入孔42
は、その吸入あるいは吐出動作の途中において、溝34
や溝35に同時に二つが連通可能とされているため、各
プランジャ挿入孔42へ吸入され、あるいはプランジャ
挿入孔42から吐出される液体は、連続して吸入あるい
は吐出され、一定の流量を保持するようになっている。
しかも、カム面13Aの形状を適宜に設定することによ
り、各プランジャ挿入孔42に吸入され、あるいは吐出
される液体の合計の流量は常に一定となるようにされて
いるため、脈動のない吸入及び吐出が行える。
【0040】このようなプランジャポンプ1の動作にお
いて、ポンプブロック40は、付勢手段としての皿ばね
51によりばねガイドブロック50を介してバルブブロ
ック30側に付勢され、両摺接面33,41が所定の接
触圧で当接されている。この接触圧により、所定の表面
粗さで形成された両摺接面33,41間のシールが十分
になされている。
【0041】また、特に固化しやすい液体を吸引・吐出
する場合等には、一方のドレンポート19から他方のド
レンポート19に水や溶剤等を流せば、シール部での液
体の固化が防止される。また、シール71等から液体が
漏洩した場合には、ドレンポート19から回収する。
【0042】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、ポートブロック20の吸入ポー
ト21及び吐出ポート22にそれぞれ連通されるバルブ
ブロック30の連通孔31,32は、軸直交方向の端面
で摺接する摺接面33,41によりシールされるから、
Oリング等のゴム製品を必要とすることなく、十分にシ
ール可能である。特に、各バルブブロック30及びポン
プブロック40を硬質材であるアルミナセラミックで構
成したので、皿ばね51の付勢力を比較的大きくするこ
とができ、移送流体のシールを完全に行うことができ
る。
【0043】また、各ブロック30,40を硬質材とし
たので、従来のように一方が削られるようなことがな
く、耐久性能が高まり長期間使用することができる。さ
らに、従来は樹脂が削られるために耐久性とシール性と
を考慮してポンプブロック40に加える付勢力を制御す
る必要があったが、本実施例では耐久性が高いので皿ば
ね51の付勢力をあまり厳密に制御する必要がなく、ポ
ンプ1を容易に取扱うことができる。
【0044】また、各ブロック30,40を硬質材とし
たので、樹脂と硬質材とを摺接させる場合に比べて回転
抵抗を減少でき、モータ65を小型化できたり、回転制
御を容易にかつ正確に行うことができる。さらに、各ブ
ロック30,40を硬質材であるアルミナセラミックで
構成しているので従来に比べて耐圧性能を向上できる。
このため、移送流体を高圧で圧送することもでき、従来
困難であった高粘度の液体も移送することができる。
【0045】また、バルブブロック30の中心部を通る
長溝36を設けたので、特にポンプブロック40の不動
部分である中心軸部分に塵等が進入しても、長溝36内
に排出されるため各摺接面33,41の密着性が低下す
ることがなく、確実にシールすることができる。さら
に、この長溝36は、中心軸からの半径がポンプブロッ
ク40の中心軸からプランジャ挿入孔42までの径より
も大きくされているので、各ブロック30,40が相対
的に回転することでプランジャ挿入孔42が描く円軌跡
内の全てをカバーすることができ、中心軸以外の部分に
進入した塵等も溝36内に排出することができ、シール
性をより向上することができる。
【0046】また、2次シールであるUシール受け7
2、Uシール73を1次シール71及びプランジャ45
を付勢する押圧ばね56よりもプランジャ進退駆動手段
80側に設けたので、構造を簡単にでき、製造コストを
低減できる。
【0047】また、凸シール71は押圧ばね56でばね
付勢されるから、十分なシールを行うことができ、この
点からも本実施例の移送流体のシールを完全に行うこと
ができる。
【0048】さらに、バルブブロック30及びポンプブ
ロック40は、それぞれ硬質材であるアルミナセラミッ
ク製とされているので、従来の弾性樹脂を用いた場合の
ように変形することがなく、吐出量を極めて高精度に制
御できる。また、前述のようにOリング等のゴム製品を
使用しないばかりか、バルブブロック30及びポンプブ
ロック40はアルミナセラミック製とされ、接液するの
はこのセラミック製の各ブロック30,40と、耐薬品
性の優れたテフロン等で構成されたポートブロック20
および凸シール71程度なので、耐薬品性に優れたポン
プ1とすることができ、取り扱える移送流体を限定され
ない。
【0049】また、ドレンポート19を介して水や溶剤
を注入すれば、シール部分における移送流体の固化を防
止でき、プランジャ45の動作を常に円滑にできる。
【0050】さらに、プランジャ45は、ロッド81と
別体に形成され、かつ、ポンプブロック40の連結ピン
43はばねガイドブロック50の連結孔52に挿入され
ているだけであるから、ポートブロック20のキャップ
12への取付けボルトを外せば、ポートブロック20と
ともに、バルブブロック30、ポンプブロック40、シ
ール71、プランジャ45、押圧ばね56等をボディ1
0から簡単に分離でき、接液部であるバルブブロック3
0、ポンプブロック40等を容易に取り外すことができ
る。これにより、吸入、吐出ポート21,22等のつま
りや摺接面33,41の状態、プランジャ45の移動状
態等のチェックや、これらの部分の洗浄、メンテナンス
等を容易に行うことができる。
【0051】また、キャップ12を取り外せば、さらに
ばねガイドブロック50も取外すことができ、2次シー
ルであるシール16,73等のチェック、洗浄、メンテ
ナンス等も容易に行うことができる。
【0052】さらに、プランジャ45の進退は、ロッド
81を介したカム13のカム面13Aの形状により一義
的に設定されるから、カム面13Aの形状を適宜に設定
することにより、プランジャ45の動きを正確に制御で
き、脈動のない正確な吐出を行うことができる。また、
プランジャポンプ1は、モータ65の出力軸66の回転
量に比例した量の液体を吸入、吐出するので、このモー
タ65を制御するコントローラを設ければ正確にかつ容
易に吐出量を制御することができる。
【0053】図5には、本発明の第2実施例が示されて
いる。なお、前記第1実施例と同一あるいは相当構成部
分には同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
本実施例のプランジャポンプ100は、プランジャ挿入
孔42およびプランジャ45を1本づつとし、プランジ
ャ進退駆動手段80としてUシール受け72を介して直
接プランジャ45を進退させるリニアアクチュエータ8
6を設け、さらに、回転駆動手段60としてばねガイド
ブロック50の外周に形成された歯58に噛合するギヤ
90を備えるモータ91を設けたものである。
【0054】本実施例では、ポンプブロック40の中心
軸にプランジャ挿入孔42が形成され、この挿入孔42
は摺接面41側の開口がバルブブロック30の連通孔3
1,32に連通可能なように途中で折曲されている。そ
して、モータ91によってばねガイドブロック50を介
してポンプブロック40を回転あるいは所定角度だけ往
復回動させることでプランジャ挿入孔42を連通孔3
1,32を介して吸入、吐出ポート21,22に連通さ
せ、リニアアクチュエータ86でプランジャ45を進退
させて移送液体の吸入、吐出動作を行っている。
【0055】このような本実施例においても前記第1実
施例と同様の作用効果を奏することができるとともに、
プランジャ45を1本とすることで機構が簡易になりよ
り小型化できるという利点もある。なお、本実施例で
は、モータ91の代わりにエアシリンダを設けてポンプ
ブロック40を所定角度だけ往復回動させてもよい。ま
た、プランジャ挿入孔42と各連通孔31,32との連
通を確実とするためにポンプブロック40の回転位置を
測定するセンサを設けることが好ましい。
【0056】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、バ
ルブブロック30、ポンプブロック40は、前記各実施
例のようにアルミナセラミック製のものに限らず、窒化
珪素等の他の材質のセラミックでもよいし、超硬合金等
の金属製でもよい。
【0057】また、プランジャ45の本数は3本あるい
は1本に限らず、2本あるいは4本以上であってもよ
く、要するに、移送液体を吸入、吐出できればよい。ま
た、プランジャ進退駆動手段80としては、前記各実施
例の構成に限らず、プランジャ45の端面を直接カム1
3のカム面13Aに当接して駆動するものでもよく、さ
らには、ポンプブロック40と一体に回転する部分に設
けたシリンダ、サーボモータにより、直接あるいはラッ
ク、ピニオン等を介して駆動される駆動軸等を設けてプ
ランジャ45を進退させものでもよいし、前記第2実施
例のようにポンプブロック40と一体に回転しない部分
に適宜なアクチュエータを設けたもの等でもよく、適宜
な構造のものを用いることができる。
【0058】さらに、ポンプブロック40の回転駆動手
段60は、前記各実施例の構造に限らず、ポンプブロッ
ク40の外周に例えばギヤ等を取付け、このギヤをモー
タ駆動してポンプブロック40を直接回転してもよい。
但し、前記各実施例のように、ポンプブロック40のみ
を回転させずにばねガイドブロック50と共に回転させ
たほうが、プランジャシール機構70である凸シール7
1とプランジャ挿入孔42の大径部42Aが相対的に移
動しないのでシール性がよいという利点がある。また、
ポートブロック20に設けられた吸入ポート21及び吐
出ポート22は、便宜上このように名称を付したもの
で、ポンプブロック40の回転方向を逆にすれば、吸入
ポート21側が吐出ポートとなり、吐出ポート22側が
吸入ポートとなるものであって、その名称で限定される
ものではない。
【0059】また、付勢手段としての皿ばね51も、他
の形式のばねでもよいが、皿ばね51とすれば少ないス
ペースで大きな付勢力を得られるという利点がある。さ
らに、モータ65としては、ステッピングモータ、サー
ボモータ、シンクロナスモータ、DCモータ、インダク
ションモータ、レバーシブルモータ、エアモータ等の種
々のモータを利用することができる。また、これら以外
の部分の形状、構造等も前記実施例に限定されるもので
はなく、種々の変形が可能である。
【0060】なお、本発明のプランジャポンプは、一定
流量を所定時間流し続ける定流量用に用いられるだけで
なく、例えばモータ65を適宜制御して液体を所定パタ
ーンで吐出したり、所定の液体が流れているラインの流
量計測値等に応じて微量の液をライン内に吐出して混合
したり、ラインからサンプリングしたりする場合に利用
できる。
【0061】さらに、所定の液体が流れているラインに
プランジャポンプを介在させてポンプ前後のラインの圧
力等が平衡状態となるようにモータ65を作動させ、そ
の平衡状態のモータ65の回転量やパルス数等から流量
を測定してもよい。特に、本発明のプランジャポンプ
は、極微量の液体を吸引・吐出することに適しているの
で極微量流量計として利用できる。
【0062】
【発明の効果】上述のような本発明によれば、高精度な
液体の吸入及び吐出を行え、耐久性も高く、かつ取扱い
も容易なプランジャポンプを提供できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図3】図2のIII −III 線に沿った側面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,100 プランジャポンプ 10 ボディ 13 カム 16 シール 20 ポートブロック 21 吸入ポート 22 吐出ポート 30 バルブブロック 31,32 連通孔 33,41 摺接面 34,35 溝 36 長溝 40 ポンプブロック 42 プランジャ挿入孔 45 プランジャ 50 ばねガイドブロック 51 付勢手段としての皿ばね 56 付勢部材としての押圧ばね 60 回転駆動手段 61 回転体 70 プランジャシール機構 71 凸シール 72 Uシール受け 73 Uシール 80 プランジャ進退駆動手段 81 ロッド 84 カムフォロワ 86 リニアアクチュエータ 91 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、このボディに取付けられると
    ともに、吸入ポート及び吐出ポートにそれぞれ連通する
    連通孔が開口された摺接面を有するバルブブロックと、
    このバルブブロックの摺接面に一端の摺接面を当接され
    た状態で前記ボディに回転自在に支持されるとともに、
    前記バルブブロックの連通孔の開口に連通可能にされた
    状態で軸方向に穿設されたプランジャ挿入孔を有するポ
    ンプブロックと、このポンプブロックをバルブブロック
    側に付勢する付勢手段と、前記ポンプブロックを回転駆
    動する回転駆動手段と、前記ポンプブロックのプランジ
    ャ挿入孔に軸方向摺動自在に挿入されたプランジャと、
    このプランジャを軸方向にそれぞれ駆動するとともに、
    ポンプブロックのプランジャ挿入孔が前記連通孔を介し
    て吸入ポートに連通された状態で当該プランジャを吸入
    方向に駆動し、かつ、プランジャ挿入孔が前記連通孔を
    介して吐出ポートに連通された状態で当該プランジャを
    吐出方向に駆動するプランジャ進退駆動手段と、前記プ
    ランジャとポンプブロックのプランジャ挿入孔とのシー
    ルを行うプランジャシール機構とを備え、前記バルブブ
    ロックとポンプブロックとはそれぞれ硬質材で形成され
    たことを特徴とするプランジャポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプランジャポンプにおい
    て、前記バルブブロックの摺接面の少なくとも中心部に
    は凹部が形成されていることを特徴とするプランジャポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1および2記載のプランジャポン
    プにおいて、前記バルブブロック及びポンプブロックの
    摺接面と、プランジャシール機構とで構成される1次シ
    ールと、この1次シールから漏れた液体が前記各駆動手
    段側に漏洩することを防止する2次シールとが設けられ
    ていることを特徴とするプランジャポンプ。
JP4272817A 1992-10-12 1992-10-12 プランジャポンプ Pending JPH06129345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004358B2 (en) 2003-04-01 2006-02-28 Neuberg Company Limited Dispenser

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116276A (ja) * 1984-07-04 1986-01-24 Hitachi Ltd アキシアルピストン機械

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Effective date: 19950228