JPH061273Y2 - 脱硫排水処理装置 - Google Patents
脱硫排水処理装置Info
- Publication number
- JPH061273Y2 JPH061273Y2 JP18061487U JP18061487U JPH061273Y2 JP H061273 Y2 JPH061273 Y2 JP H061273Y2 JP 18061487 U JP18061487 U JP 18061487U JP 18061487 U JP18061487 U JP 18061487U JP H061273 Y2 JPH061273 Y2 JP H061273Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt conveyor
- desulfurization wastewater
- duct
- wastewater treatment
- desulfurization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は脱硫排水処理装置に係り、特にボイラ等の燃焼
排ガス中の硫黄酸化物を除去する湿式排煙脱硫装置の脱
硫排水の処理装置に関する。
排ガス中の硫黄酸化物を除去する湿式排煙脱硫装置の脱
硫排水の処理装置に関する。
第４図は、従来技術のスプレードライヤー方式による湿
式石灰石−石膏法排煙脱硫装置の脱硫排水処理装置の断
面図である。
式石灰石−石膏法排煙脱硫装置の脱硫排水処理装置の断
面図である。
この装置は、排ガスが流れるダクトケーシング１と、ダ
クトケーシング１の途中に設けられ、脱硫排水がスプレ
ーノズル１２により微細液滴にスプレーされるスプレー
室１３とからなる。該スプレー室１３でスプレーされた
脱硫排水中の水分は、排ガスの熱によって蒸発され、排
水中に含まれる溶質が微細固形粉末としてスプレー室１
３で回収される。
クトケーシング１の途中に設けられ、脱硫排水がスプレ
ーノズル１２により微細液滴にスプレーされるスプレー
室１３とからなる。該スプレー室１３でスプレーされた
脱硫排水中の水分は、排ガスの熱によって蒸発され、排
水中に含まれる溶質が微細固形粉末としてスプレー室１
３で回収される。
しかしながら、このような従来技術では、スプレー室１
３の周壁に付着したスプレー液滴が壁面で乾燥して壁面
にスケール１０が成長し、ガス流路抵抗が増大する欠点
がある。
３の周壁に付着したスプレー液滴が壁面で乾燥して壁面
にスケール１０が成長し、ガス流路抵抗が増大する欠点
がある。
本考案の目的は、前記従来技術の欠点を除き、気流また
はボイラ排ガス中で脱硫排水中の水分を蒸発させる脱硫
排水処理装置において、ガス流路抵抗の増大を防止した
脱硫排水処理装置を提供することにある。
はボイラ排ガス中で脱硫排水中の水分を蒸発させる脱硫
排水処理装置において、ガス流路抵抗の増大を防止した
脱硫排水処理装置を提供することにある。
本考案は、ダクト内で脱硫排水の水分を蒸発させる脱硫
排水処理装置において、ダクトのガス流路内に、ガス流
路に沿ってベルトコンベアを装置し、該ベルトコンベア
の始端部エンドローラの上部に脱硫排水供給設備を設
け、さらに該ベルトコンベアの他方の末端部エンドロー
ラの下部のダクト底面にホッパを設けたことを特徴とす
る。
排水処理装置において、ダクトのガス流路内に、ガス流
路に沿ってベルトコンベアを装置し、該ベルトコンベア
の始端部エンドローラの上部に脱硫排水供給設備を設
け、さらに該ベルトコンベアの他方の末端部エンドロー
ラの下部のダクト底面にホッパを設けたことを特徴とす
る。
本考案に用いられるベルトコンベアの材質および構造
は、ダクトケーシング内の雰囲気に耐える物質で、可撓
性のあるベルトを有するものであれば特に限定はされな
い。
は、ダクトケーシング内の雰囲気に耐える物質で、可撓
性のあるベルトを有するものであれば特に限定はされな
い。
本考案の装置では、気流または排ガスダクト内に設けら
れたベルトコンベアのベルト搬送面を、脱硫排水の蒸発
面として機能させ、ベルトコンベアの末端エンドローラ
部のベルトの撓みにより、ベルトコンベア上に生成した
スケール状の固形分（水分が蒸発した後に残った排液中
の溶質）を、ベルトコンベアから剥離させる。
れたベルトコンベアのベルト搬送面を、脱硫排水の蒸発
面として機能させ、ベルトコンベアの末端エンドローラ
部のベルトの撓みにより、ベルトコンベア上に生成した
スケール状の固形分（水分が蒸発した後に残った排液中
の溶質）を、ベルトコンベアから剥離させる。
排水中の水分が蒸発した後にスケールとして残る排水中
の溶質は、硬いが、可撓性を有するベルトコンベアを反
転させ、固着面を撓ますことによりベルトコンベアから
容易に剥離することができる。
の溶質は、硬いが、可撓性を有するベルトコンベアを反
転させ、固着面を撓ますことによりベルトコンベアから
容易に剥離することができる。
以下、本考案を実施例により説明するが、本考案はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
らの実施例に限定されるものではない。
第１図は、本考案の一実施例を示す脱硫排水処理装置の
断面図である。この装置は、ボイラ排ガスが流れるダク
トケーシング１と、該ダクトケーシング１のガス流路に
沿って設けられるベルトコンベア６と、ガス下流側のベ
ルトコンベア上に脱硫排水を供給する排水供給設備９
と、該ベルトコンベア６の末端下部のダクト底面に設け
られるホッパ２とからなる。
断面図である。この装置は、ボイラ排ガスが流れるダク
トケーシング１と、該ダクトケーシング１のガス流路に
沿って設けられるベルトコンベア６と、ガス下流側のベ
ルトコンベア上に脱硫排水を供給する排水供給設備９
と、該ベルトコンベア６の末端下部のダクト底面に設け
られるホッパ２とからなる。
ベルトコンベア６は、ガス流路下流の始端部エンドロー
ラ４およびガス流路上流の末端部エンドローラ５の間を
キャリヤローラ７に支持されて循環移動し、末端部エン
ドローラ５の下側にはベルトクリーナ８が設けられてい
る。さらにベルトコンベア６の回転部、すなわち始端部
エンドローラ４、末端部エンドローラ５、キャリヤロー
ラ７、ベルトクリーナ８は、第２図のダクトケーシング
１の断面図に示すように、ダクトケーシング１に設けら
れた軸受１１によりシールしつつ支持され、ダクトケー
シング１内の排ガスが、ダクト外に漏出しないようにな
っている。ベルトコンベア６の長さＬは、気流またはボ
イラ排ガスの温度などにより、ベルトコンベア上に供給
される排水中の水分が蒸発するのに充分な長さに設定さ
れる。
ラ４およびガス流路上流の末端部エンドローラ５の間を
キャリヤローラ７に支持されて循環移動し、末端部エン
ドローラ５の下側にはベルトクリーナ８が設けられてい
る。さらにベルトコンベア６の回転部、すなわち始端部
エンドローラ４、末端部エンドローラ５、キャリヤロー
ラ７、ベルトクリーナ８は、第２図のダクトケーシング
１の断面図に示すように、ダクトケーシング１に設けら
れた軸受１１によりシールしつつ支持され、ダクトケー
シング１内の排ガスが、ダクト外に漏出しないようにな
っている。ベルトコンベア６の長さＬは、気流またはボ
イラ排ガスの温度などにより、ベルトコンベア上に供給
される排水中の水分が蒸発するのに充分な長さに設定さ
れる。
このような構成において、脱硫排水は、排水供給設備９
からガス流路下流側のベルトコンベア６の上面に供給さ
れ、ダクトケーシング１内のガス上流側の末端部エンド
ローラ５に向かって移動する間に、水分を蒸発させるの
に充分な温度を有する排ガスによって、排水中の水分が
蒸発し、排水中の溶質がベルトコンベア６の上面に析出
し、スケール１０となって固着する。
からガス流路下流側のベルトコンベア６の上面に供給さ
れ、ダクトケーシング１内のガス上流側の末端部エンド
ローラ５に向かって移動する間に、水分を蒸発させるの
に充分な温度を有する排ガスによって、排水中の水分が
蒸発し、排水中の溶質がベルトコンベア６の上面に析出
し、スケール１０となって固着する。
スケール１０が固着したベルトコンベア６は、末端部エ
ンドローラ５に沿って撓み、移動方向が１８０°転換す
るため、スケール１０は末端部エンドローラ５にてベル
トコンベア６から剥離し、ホッパ２内に落下する。末端
部エンドローラ５下側のベルトクリーナ８は、剥離した
スケール１０がベルトコンベア６に再付着するのを防止
する。ホツパ２内に落下したスケール１０は、抜出しバ
ルブ３によりダクトケーシング１の外へ排出される。
ンドローラ５に沿って撓み、移動方向が１８０°転換す
るため、スケール１０は末端部エンドローラ５にてベル
トコンベア６から剥離し、ホッパ２内に落下する。末端
部エンドローラ５下側のベルトクリーナ８は、剥離した
スケール１０がベルトコンベア６に再付着するのを防止
する。ホツパ２内に落下したスケール１０は、抜出しバ
ルブ３によりダクトケーシング１の外へ排出される。
第３図は、本考案の他の実施例を示す脱硫排水処理装置
の断面図である。この装置は、ダクトケーシング１内に
複数台のベルトコンベア６を段違いに設けたものであ
り、処理排水量、処理排水性状、排水温度等の条件か
ら、広い蒸発面が必要とされる場合に好適な装置であ
る。
の断面図である。この装置は、ダクトケーシング１内に
複数台のベルトコンベア６を段違いに設けたものであ
り、処理排水量、処理排水性状、排水温度等の条件か
ら、広い蒸発面が必要とされる場合に好適な装置であ
る。
なお、本考案においては、ベルトコンベアの回転部の軸
支持ならびにシール手段、ベルトコンベアのベルトの移
動方向およびベルトコンベアのダクトケーシングに対す
る向きは、上記実施例に限定されない。
支持ならびにシール手段、ベルトコンベアのベルトの移
動方向およびベルトコンベアのダクトケーシングに対す
る向きは、上記実施例に限定されない。
本考案によれば、気流または排ガスダクト内でスプレー
を行わないため、スプレー液滴がダクト壁に付着してス
ケールを生じることがなく、ガス流路抵抗の増大が発生
しない。従って装置の信頼性を大きく向上させることが
できる。
を行わないため、スプレー液滴がダクト壁に付着してス
ケールを生じることがなく、ガス流路抵抗の増大が発生
しない。従って装置の信頼性を大きく向上させることが
できる。
第１図は、本考案の一実施例を示す脱硫排水処理装置の
断面図、第２図は、本考案におけるダクトの断面図、第
３図は、本考案の他の実施例を示す脱硫排水処理装置の
断面図、第４図は、従来技術の脱硫排水処理装置であ
る。 １…ダクトケーシング、２…ホッパ、３…抜出しバル
ブ、４…始端部エンドローラ、５…末端部エンドロー
ラ、６…ベルトコンベア、７…キャリヤローラ、８…ベ
ルトクリーナ、９…排水供給設備、１０…スケール、１
１…シール軸受、１２…スプレーノズル、１３…スプレ
ー室。
断面図、第２図は、本考案におけるダクトの断面図、第
３図は、本考案の他の実施例を示す脱硫排水処理装置の
断面図、第４図は、従来技術の脱硫排水処理装置であ
る。 １…ダクトケーシング、２…ホッパ、３…抜出しバル
ブ、４…始端部エンドローラ、５…末端部エンドロー
ラ、６…ベルトコンベア、７…キャリヤローラ、８…ベ
ルトクリーナ、９…排水供給設備、１０…スケール、１
１…シール軸受、１２…スプレーノズル、１３…スプレ
ー室。
Claims (1)
- 【請求項１】ダクト内で脱硫排水の水分を蒸発させる脱
硫排水処理装置において、ダクトのガス流路内に、ガス
流路に沿ってベルトコンベアを装置し、該ベルトコンベ
アの始端部エンドローラの上部に脱硫排水供給設備を設
け、さらに該ベルトコンベアの他方の末端部エンドロー
ラの下部のダクト底面にホッパを設けたことを特徴とす
る脱硫排水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18061487U JPH061273Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 脱硫排水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18061487U JPH061273Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 脱硫排水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0184793U JPH0184793U (ja) | 1989-06-06 |
| JPH061273Y2 true JPH061273Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31472126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18061487U Expired - Lifetime JPH061273Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 脱硫排水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061273Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP18061487U patent/JPH061273Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0184793U (ja) | 1989-06-06 |
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