JPH06124636A - マグネットスイッチ - Google Patents

マグネットスイッチ

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JPH06124636A
JPH06124636A JP27190192A JP27190192A JPH06124636A JP H06124636 A JPH06124636 A JP H06124636A JP 27190192 A JP27190192 A JP 27190192A JP 27190192 A JP27190192 A JP 27190192A JP H06124636 A JPH06124636 A JP H06124636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable contact
ground plate
cover
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP27190192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kudo
広昭 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP27190192A priority Critical patent/JPH06124636A/ja
Publication of JPH06124636A publication Critical patent/JPH06124636A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造及び組付け作業の複雑化、部品点数の増大
といった不具合を生じさせることなく、可動接点の回動
規制が可能なマグネットスイッチを提供する。 【構成】可動接点6はプランジャ3に駆動されて、グラ
ンドプレート4に遮蔽されるカバー5の接点室S内を往
復動し、固定接点7に接離して接点開閉を行う。可動接
点6は接点開時にグランドプレート4に近接する位置に
リターンする。グランドプレート4から接点室S側へ立
設されたロッド9は、接点開時に可動接点6の回動を禁
止し、それにより外部からの振動により可動接点6が回
動してカバー5を損耗、破損するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネットスイッチの
改良に関する。本発明のマグネットスイッチは例えば車
両用スタータのマグネットスイッチに適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、スタ−タのマグネットスイッチで
は、コイルボビン内に摺動自在に保持されるプランジャ
の先端に固定された可動接点は樹脂カバーに凹設された
接点室に密閉収容されるが、エンジン振動などによりプ
ランジャ及び可動接点が回動すると、可動接点の側端面
が接点室を区画する樹脂カバーの内壁面に衝接し、これ
により樹脂カバー及び可動接点が損耗し、ついには可動
接点が樹脂カバーの内壁面に引っ掛かり、接点開閉動作
の信頼性を損ずる可能性があった。また、樹脂カバーの
損耗により生じる微小な樹脂粉末による接点導通不良も
予想される。
【0003】本出願人の発行になる日本電装公開技報、
整理番号21−040(発行日1981年1月20日)
は、上記問題の解決のため、カバーとヨークとの間に介
設した弾性体と可動接点との摩擦力により可動接点の回
動を防止することを開示する。同様に本出願人の出願に
なる特開昭61−104519号公報は、上記問題の解
決のため、ヨークの一部を構成するとともに接点室を遮
蔽するグランドプレートとカバーとの間に介設した板ば
ねで前記可動接点の側面を係止し、可動接点の回動を抑
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
公開技報による可動接点回動抑止技術では、弾性体が可
動接点の両端を常時、固定接点方向に付勢するため、可
動接点の中心部に応力が集中して可動接点の耐久性を低
下させる。また、弾性体として実際に使用可能なゴムは
磨耗、破損が大きく、生じた弾性体粉が接点に付着して
接点の導通を阻害する可能性があった。
【0005】一方、上記した公開特許公報による可動接
点回動抑止技術では、グランドプレートとカバーとの間
に介設されて可動接点の側面を係止する板ばねを用いて
いるので、この板ばねを所定の角度位置に保ちつつ、グ
ランドプレートとカバーとの間に介設するという組付け
動作が必要であり、構造及び組付け作業の複雑化、部品
点数の増大といった不具合が生じた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、構造及び組付け作業の複雑化、部品点数の増大と
いった不具合を生じさせることなく、可動接点の回動規
制が可能なマグネットスイッチを提供することを、その
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネットスイ
ッチは、筒状のコイル部の外周に配設されるフレームと
ともにヨークを構成し前記コイル部の一端面側に配設さ
れる輪板状のグランドプレートと、前記グランドプレー
トにより遮蔽される接点室を内部に有し前記グランドプ
レートを挟んで前記コイル部と反対側に位置して前記ヨ
ークに固定される電気絶縁性のカバーと、前記コイル部
の円筒状の孔部に摺動自在に嵌入されるプランジャの先
端部に固定され前記接点室内に位置して接点開時に前記
グランドプレートに近接する可動接点と、前記可動接点
と対向して前記接点室内に固定され前記プランジャの往
動により前記可動接点と当接する固定接点とを備えるマ
グネットスイッチにおいて、前記グランドプレートの前
記接点室側端面から突設され、前記可動接点の回動を規
制する可動接点回動規制突起を備えることを特徴として
いる。
【0008】
【作用】プランジャ先端に固定された可動接点はコイル
部への通電によりプランジャとともにコイル部の軸心に
沿って接点室内を往動して固定接点に接する。フレーム
とともにヨークの一部を構成するグランドプレートはカ
バーに凹設された接点室を遮蔽する。接点開時には例え
ばスプリングなどの付勢により可動接点は復動してグラ
ンドプレートの接点室側端面に近接する。
【0009】グランドプレートの上記接点室側端面から
突設された可動接点回動規制突起は、接点開状態すなわ
ち可動接点がグランドプレートの接点室側端面に近接し
ている状態において可動接点の回動を規制する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマグネット
スイッチは、グランドプレートの接点室側端面に突設さ
れた可動接点回動規制突起を備えているので、接点開時
に可動接点の回動を防止して、カバーの損耗を防止し、
可動接点の作動不良を防止する。更に、部品点数が増加
することもなく、構造及び組付け作業が複雑化すること
もない。
【0011】なお、上記可動接点回動規制突起はグラン
ドプレートの成形工程で同時に加工成形することが容易
であり、工程上の負担増大は容易に回避できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のマグネットスイッチの一実施
例を図1の軸方向断面図を参照して説明する。このマグ
ネットスイッチは、コイル部1と、コイル部1の図1
中、左端面及び外周面を囲覆する軟鋼性のフレーム2
と、コイル部1及びフレーム2に摺動自在に嵌入された
軟鋼性のプランジャ3と、コイル部1の図1中、右端面
に当接する軟鋼性のグランドプレート4と、グランドプ
レート4を挟んでフレーム2に固定され内部に接点室S
を有する樹脂製のカバ−5と、プランジャ3に保持され
接点室Sに収容される可動接点6と、カバ−5に固定さ
れた一対の固定接点7と、リターンスプリング81及び
接点スプリング82を備えている。
【0013】以下、全体構造を更に説明する。コイル部
1は、円筒状の樹脂ボビン11と、樹脂ボビン11に巻
装された励磁コイル12及び保持コイル13からなる。
フレーム2は底の中央部に円孔が貫孔された一端開口の
円筒缶形状を有し、フレーム2内にコイル部1が収納固
定されている。
【0014】グランドプレート4は、中央部に円孔が貫
孔された円盤形状を有しており、コイル部1をフレーム
2内に嵌入後、フレーム2内に圧入固定されている。グ
ランドプレート4の一端面(本発明でいう接点室側端面
と反対側の端面)は樹脂ボビン11の端壁に密着してお
り、またフレーム2の上記円孔を囲んで樹脂ボビン11
の孔に浅く嵌入する円筒突起41を有している。
【0015】プランジャ3は、フレーム2の上記円孔及
び樹脂ボビン11の孔に摺動自在に嵌入されており、プ
ランジャ3の右端面から軸心に沿って右方向に伸びるプ
ランジャロッド31はグランドプレート4の円孔を貫通
して接点室Sに達しており、プランジャロッド31の先
端には可動接点6が摺動自在に嵌着されている。なお図
1は非通電時を示し、プランジャロッド31に巻装され
て一端がグランドプレート4に係止されたリターンスプ
リング81の他端が、プランジャ3を図1中、左方向へ
付勢している。また同様にプランジャロッド31に巻装
されて一端がプランジャ3に係止された接点スプリング
82の他端が、可動接点6を図1中、右方向へ付勢して
いる。
【0016】カバー5は、一端開口の円筒缶形状を有
し、その開口端面はグランドプレート4の接点室側端面
の外周部に当接している。そして、薄肉のフレーム2の
開口端部がカバー5の開口端部の外周にかしめられて、
フレーム2とカバー5とが一体化されている。したがっ
て、カバー5内部の接点室Sはグランドプレート4によ
り遮蔽されている。カバー5の底部には一対のターミナ
ル71が嵌設、固定されており、ターミナル71の頭部
は接点室S内にて可動接点6に対向する固定接点7とな
っている。
【0017】このマグネットスイッチの基本的な動作を
説明する。両コイル12、13に通電すると、プランジ
ャ3がグランドプレート4に吸引され、可動接点6は固
定接点7に接触して接点閉となる。また、通電を遮断す
ると、リターンスプリング81がプランジャ3及び可動
接点6を押し戻し、接点開となる。
【0018】以下、本発明の特徴部分を説明する。本実
施例では、図1に示すように、グランドプレート4の接
点室側端面42から軸方向へ一対のロッド(本発明でい
う可動接点回動規制突起)9が突設されている。ちなみ
に、このロッド9はグランドプレート4の成形時に一体
成形されており、ロッド9付加により製造工程は増加し
ない。
【0019】図2にカバー5取り付け前のグランドプレ
ート4を接点室側端面42側からみた側面図を示す。グ
ランドプレート4の中央部からプランジャロッド31が
覗いており、プランジャロッド31には長方形薄銅板か
らなる可動接点6が摺動自在に絶縁体を間に介して嵌着
されている。ロッド9は可動接点6の右側端面上下に当
接して可動接点6の回動を禁止している。当然、ロッド
9は接点室Sを区画するカバー5の内側面(二点鎖線で
示す)より可動接点6側へわずかに寄っている。グラン
ドプレート4に開口された孔44はコイル端末引き出し
穴である。
【0020】図3にカバー5をグランドプレート4側か
ら見た側面図を示す。角形形状の接点室Sの上部及び下
部には、固定接点7、7が固定されている。更に、角形
形状の接点室Sと連続して、接点室Sに面するカバー5
の内側面を凹設して半円筒形状のロッド室S1が2個、
形成されており、ロッド室S1には図1に示すようにロ
ッド9が収容されている。
【0021】図4はロッド9の周辺を拡大図示する断面
図である。ここで重要なことは、ロッド9は、可動接点
6の回動禁止を行うとともに、カバー5をフレーム2に
組付ける際の位置決めロッドとしての機能を果たすこと
である。したがって、両ロッド室S1と両ロッド9との
間のクリアランスは接点室Sと可動接点6とのあいだの
許容クリアランスの範囲内に設定される。なお54はカ
バー5に開口されたコイル端末引き出し穴である。
【0022】以下、このマグネットスイッチの組付け順
序を説明する。まず、カバ−2及び固定接点7を除く部
分がソレノイドとして組まれ、該ソレノイド部へ固定接
点7を固定したカバ−2を組付けて、フレーム2をかし
めて完了する。このように構成した本発明のマグネット
スイッチは、以下の実施例効果を奏する。
【0023】可動接点6は、非通電時すなわち接点開時
にロッド9により回動を禁止されるので、車両の振動に
より可動接点6が接点室Sを区画するカバー5の内側面
に衝設してそれを損耗することがない。また、カバー5
の破片および摩耗粉が接点不良を生じさせることもな
い。ロッド9はグランドプレート4と一体成形されるの
で、製造工程の延長は回避される。もちろん、例えばロ
ッド9をグランドプレート4の孔に打ち込んで固定する
といった構成も可能である。
【0024】組付けに際して、従来のようにグランドプ
レート4と別体の可動接点回動禁止部品を所定位置に動
かさないように保持しつつカバー5を組付け、カバー5
とソレノイドとによりこの可動接点回動禁止部品を回動
禁止可能に挟持するといった構成上、組付け上の複雑さ
を回避できる。ロッド9によりカバー5の組付け角度を
位置決めできるので、組付け工程を更に簡単とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネットスイッチの一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1のグランドプレートの側面図である。
【図3】図1のグランドプレートの側面図である。
【図4】 可動接点回動禁止用のロッドの周辺を拡大図
示する断面図である。
【符号の説明】
1…‥コイル部、2…‥フレーム、3…‥プランジャ、
4…‥グランドプレート4、5…‥カバー、S…‥接点
室、6…‥可動接点、7…‥固定接点、9…‥ロッド
(可動接点回動規制突起)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のコイル部の外周に配設されるフレー
    ムとともにヨークを構成し前記コイル部の一端面側に配
    設される輪板状のグランドプレートと、前記グランドプ
    レートにより遮蔽される接点室を内部に有し前記グラン
    ドプレートを挟んで前記コイル部と反対側に位置して前
    記ヨークに固定される電気絶縁性のカバーと、前記コイ
    ル部の円筒状の孔部に摺動自在に嵌入されるプランジャ
    の先端部に固定され前記接点室内に位置して接点開時に
    前記グランドプレートに近接する可動接点と、前記可動
    接点と対向して前記接点室内に固定され前記プランジャ
    の往動により前記可動接点と当接する固定接点とを備え
    るマグネットスイッチにおいて、 前記グランドプレートの前記接点室側端面から突設さ
    れ、前記可動接点の回動を規制する可動接点回動規制突
    起を備えることを特徴とするマグネットスイッチ。
JP27190192A 1992-10-09 1992-10-09 マグネットスイッチ Pending JPH06124636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27190192A JPH06124636A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 マグネットスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27190192A JPH06124636A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 マグネットスイッチ

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Publication Number Publication Date
JPH06124636A true JPH06124636A (ja) 1994-05-06

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ID=17506473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27190192A Pending JPH06124636A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 マグネットスイッチ

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JP (1) JPH06124636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9330873B2 (en) 2013-02-18 2016-05-03 Lsis Co., Ltd. Electromagnetic switching device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9330873B2 (en) 2013-02-18 2016-05-03 Lsis Co., Ltd. Electromagnetic switching device

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