JPH06124171A - 二重化ディスク制御装置 - Google Patents

二重化ディスク制御装置

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JPH06124171A
JPH06124171A JP4274351A JP27435192A JPH06124171A JP H06124171 A JPH06124171 A JP H06124171A JP 4274351 A JP4274351 A JP 4274351A JP 27435192 A JP27435192 A JP 27435192A JP H06124171 A JPH06124171 A JP H06124171A
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JP
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disk device
disk
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Application number
JP4274351A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Nishimura
尚幸 西村
Hiroshi Sakurai
博 桜井
Shigeru Hashimoto
繁 橋本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 二重化ディスク制御装置で副ディスクを正常
に維持するため、正ディスクの正常動作中や休止中に副
ディスクの正常性を確認、修復するものを提供。 【構成】 二重化ディスク制御装置は、正ディスク装置
4aと副ディスク装置4bとが接続され、書き込み指令
に応じて外部からのデータを正ディスク装置4aと副デ
ィスク装置4bの双方に書込み、読出し指令に応じて前
記正ディスク装置から読出したデータを外部に送出する
二重化ディスク装置において、読出し指令が与えられた
際に、正ディスク装置と副ディスク装置双方からデータ
を読出し、副ディスク装置から読出したデータの外部へ
の送出を抑止する制御手段1と、該手段1により読出し
た前記副ディスク装置4bからの正常性を検査する検査
手段2とにより構成される。処理装置(CPU)3がプ
ログラムに従って所定の処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融の端末機と
して使用される二重化ディスク制御装置に関する。
【0002】近年、コンピュータシステムの高性能化、
高信頼性化が求められているが、蓄積された大量のデー
タを記憶する記憶装置の信頼性の向上に対する要望は特
に高い。
【0003】かかる要求に応えるべく業務に使用する正
ディスク装置と予備装置としての副ディスク装置とを備
えた二重化ディスク制御装置を構成し、正ディスク装置
に障害が発生した場合に副ディスク装置に切り替えて業
務を継続することにより信頼性を向上させたシステムが
実用に供されている。
【0004】しかし、正ディスク装置の稼働中における
副ディスク装置自体の信頼性のチェックに対する配慮は
乏しかった。
【0005】そこで副ディスク装置自体の信頼性を向上
させ、システム全体として信頼性を高めることができる
ものが求められている。
【0006】
【従来の技術】従来の二重化ディスク制御装置は、ライ
ト時には同一のデータを正副2台のディスク装置に書き
込み、リードのときには1台の正ディスク装置からデー
タを読み出して処理に使用していた。従って、副ディス
ク装置にはデータの書き込みのみが行われており、正デ
ィスク装置の正常動作中は副ディスク装置のデータ読み
出して正常性をチェックすることはなかった。
【0007】このため、正ディスク装置が正常に動作し
ている間は、副ディスク装置に異常が発生しても気付か
ずに運用を継続し、正ディスク装置に障害が発生し副デ
ィスク装置に切替えた時に初めて副ディスク装置の異常
が発見されるという状況であった。
【0008】従って、副ディスク装置の異常の発見は不
意で、対処する方法が無く、異常発生時の業務処理への
影響や顧客の信頼性に対する影響は非常に大きかった。
【0009】このための対策としては、日によって、又
は曜日によって正副のディスク装置を交換して使う等の
処置がなされているに過ぎず、対策としては不十分であ
った。
【0010】また、従来の正ディスク装置の稼働中にお
ける副ディスク装置への書込みは、正ディスク装置と同
一アドレス・同一のレングスであるので、使用頻度の高
い部分の書込み更新しか行われておらず、ディスク装置
の各セクタ全般にわたるチェックが行われないという問
題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では正ディスク装置の稼働間における副ディスク装置の
正常性を確認する手段がない。または書込みは使用頻度
の多い部分に限定されるためディスク全般にわたる書込
み更新は行われない等の問題点があり改善が望まれてい
る。
【0012】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものである。
【0013】その目的は、副ディスク装置を常に正常な
状態に維持するため、正ディスク装置の正常動作中や正
ディスク装置の休止間に副ディスク装置の正常性を確
認、修復し、信頼性の高い二重化ディスク制御装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明にかかる二
重化ディスク制御装置の原理説明図である。
【0015】本発明の二重化ディスク制御装置は、上記
目的を達成するため、正ディスク装置4aと副ディスク
装置4bとが接続され、書き込み指令に応じて外部から
のデータを前記正ディスク装置4a及び副ディスク装置
4bの双方に書き込み、読み出し指令に応じて前記正デ
ィスク装置4aから読み出したデータを外部に送出する
二重化ディスク制御装置において、前記読み出し指令が
与えられた際に、前記正ディスク装置4aと前記副ディ
スク装置4bの双方からデータを読み出し、該副ディス
ク装置4bから読み出したデータの外部への送出を抑止
する制御手段1と、該制御手段1により読み出した前記
副ディスク装置4bからのデータの正常性を検査する検
査手段2とにより構成される。
【0016】また、同様の目的で、請求項2の発明は、
正ディスク装置4aと副ディスク装置4bとが接続さ
れ、書き込み指令に応じて外部からのデータを前記正デ
ィスク装置4a及び副ディスク装置4bの双方に書き込
み、読み出し指令に応じて前記正ディスク装置4aから
読み出したデータを外部に送出する二重化ディスク制御
装置において、当該制御装置へのアクセスが行われてい
ないときに、前記副ディスク装置4bからデータを読み
出し、該読み出したデータの外部への送出を抑止する制
御手段1と、該制御手段1により読み出した前記副ディ
スク装置4bからのデータの正常性を検査する検査手段
2とにより構成される。
【0017】さらに、請求項3の発明は、上記請求項1
乃至2の発明において、前記検査手段2によって副ディ
スク装置4bの異常を検出した場合、制御手段1によっ
て正ディスク装置4aのデータを副ディスク装置4bへ
データ転送を行い、内容の修復を行うように構成され
る。
【0018】
【作用】本発明は、正ディスク装置4aと、正ディスク
装置4aに異常が発生した際に正ディスク装置4aに代
わって処理を継続する副ディスク装置4bを併設した二
重化ディスク制御装置おいて、書込み時には常に正副デ
ィスク装置4a,4bに同一のデータを書込み、読み出
し時には正ディスク装置4aの読み出しに併行して副デ
ィスク装置4bからも同一データの読出しを行い、制御
手段2により該副ディスク装置4bから読み出したデー
タの転送を抑止するとともに、検査手段2により読み出
したデータのチェックを行い、副ディスク装置4bの正
常性を確認するものである。
【0019】これにより、待機中の副ディスク装置4b
も正ディスク装置4aと同一のデータのチェックが行わ
れ、正ディスク装置4aの稼働間、常に正ディスク装置
4aと同一の状態が確認できるので、異常の発生した際
は速やかに対処可能であり、信頼性の高い二重化ディス
ク制御装置が提供できる。
【0020】また、請求項2の発明は、制御手段1が、
正ディスク装置4a に対するリード/ライトを行ってい
ない間に、副ディスク装置4b に対する診断コマンドを
発し、読み出したデータの外部への送出を抑止するとと
もに、検査手段2によって読み出したデータのチェック
を行い、該ディスク装置4b の正常性を確認するもので
ある。
【0021】これにより、正ディスク装置4a に対する
ディスクアクセスが行われていない間に副ディスク装置
4b のチェックが可能となる。しかもデータのチェック
範囲は正ディスク装置4aから読み出されるデータの範
囲に限定されることがないので、副ディスク装置4b の
信頼性は更に向上する。
【0022】さらに、請求項3の発明は、上記請求項1
乃至2の発明において、前記検査手段2によって副ディ
スク装置4bの異常を検出した場合、制御手段1によっ
て正ディスク装置4aのデータを副ディスク装置4bへ
データ転送を行い、内容の修復を行うものである。
【0023】これにより、副ディスク装置4bのデータ
に異常が発生した際の対処が可能となり、二重化ディス
ク制御装置の操用性が更に向上する。
【0024】このほか、本発明によれば、各ディスク装
置を診断する機能を制御手段1に集約できるので、ディ
スク制御装置本体の制御機構を簡略化でき、制御手段1
と各ディスク装置4a、4bとのインタフェースが共通
化できるので、構造が簡単になり低価格のディスク制御
装置が提供できる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。なお、図1と同一または相当部分には
同一符号を付して説明する。
【0026】図2は、本発明の一実施例にかかるシステ
ム全体の概略構成を示すブロック図である。
【0027】本システムは、プログラムに従って所定の
処理を行うCPU3、プログラムその他のデータを格納
するメモリ21、各種装置とのインタフェースを取るデ
ィスク制御チャネル1、データを記憶するディスク装置
4、ディスクの異常を表示し警報を発する警告表示器2
3、及びその他のチャネル22から構成され、各構成要
素はそれぞれシステム・バスに接続されている。
【0028】CPU3は、例えば各プログラムに従って
システム全体を制御するものである。ディスク装置4に
対するアクセスや診断に関するディスク制御情報は該C
PU3で生成され、メモリ21に格納されている。ディ
スク制御情報が格納されているアドレスはCPU3によ
りシステム・バスを介してディスク制御チャネル部1へ
通知される。
【0029】ディスク制御チャネル部1は本発明の特徴
である制御手段1及び検査手段2の機能を果たす部分で
あり、CPU3からの起動により、ディスク装置4の制
御を司る。即ち、ディスク制御チャネル部1はディスク
制御情報に基づき、ディスク装置4に対するリード/ラ
イトや診断に関する指令を生成してディスク装置4に通
知し、診断を行う。また、ディスク装置4から送られた
ディスク装置4の状態に関するステータス情報を受け取
り、CPU3に報告する。
【0030】さらに、当該ディスク制御チャネル部1
は、ディスク装置4とメモリ21との間のデータ転送を
制御する。
【0031】21はメモリであり、例えばROM又はR
AMで構成されている。該メモリ21はプログラムデー
タやCPU3、ディスク装置4、その他の入出力装置等
から入力される情報、又はこれらに出力する情報を記憶
するために使用される。ディスク装置4を制御するため
のコマンドやディスク制御情報も当該メモリ21に記憶
される。
【0032】ディスク装置4のディスク制御部4c 、4
d は正副ディスク装置4a 、4b のディスクにに対する
アクセスを制御する部分である。ディスク制御チャネル
1から発行されたコマンドに基づき、各ディスク装置4
a 、4b に対してリード・ライト等の各種制御を行う周
知のものである。
【0033】該ディスク制御部4c 、4d からディスク
制御チャネル1に送られるステータス情報には、ディス
ク装置4の動作状態(処理中、処理終了)を示す情報の
ほか、ディスク装置の診断結果に関する情報が含まれ
る。
【0034】これらの情報はディスク制御チャネル1を
介してメモリ21に送られて記憶される。
【0035】正副ディスク装置4a 、4b は所要のデー
タを記憶する周知のものであり、ディスク制御部4c 、
4d の制御の下にディスクに記録される。
【0036】23は警告表示器であり、異常が発生した
際に、その状況を表示するとともに、ランプ又はブザー
で警報を発する周知のものである。
【0037】その他のチャネル22には、ディスプレ
イ、キーボード、プリンタ等周知の機器を制御するチャ
ネルが含まれる。
【0038】次に、図3は本実施例のディスク制御チャ
ネル部1の要部の構成を示すブロック図である。以下、
図面を参照しながら本実施例のディスク制御チャネル部
1の構成について説明する。
【0039】ディスク制御チャネル部1は、DMA/P
ーMODE制御部32、コマンド解析部31、ディスク
アクセス部33、タイマ34、メモリ( バッファ) 3
5、エラー処理部36、診断フラグ37、診断アドレス
レジスタ38、及びRV/DV(レシーバ/トランシー
バ)39により構成され、それぞれは内部バスにより接
続されている。
【0040】コマンド解析部31は、例えばプロセッサ
を具備し、DMA/PーMODE制御部32を介してデ
ィスク装置4を制御するための情報をCPU3又はメモ
リ21から受け取り、これを解析して正副ディスク装置
4a 、4b のリード/ライトや診断を行うための指令を
生成する部分である。
【0041】即ち、CPU3から発せられた正ディスク
装置4a をリードするための指令に基づいて、副ディス
ク装置4bのリードチェックコマンドを生成するのは該
コマンド解析部31である。
【0042】該コマンド解析部31で解析・生成された
各ディスク装置4a 、4b の制御指令はディスクアクセ
ス部33に送られる。
【0043】DMA/PーMODE制御部32は、CP
U3又はメモリ21とディスク制御チャネル部1との間
のデータ転送の制御を司る部分である。
【0044】CPU3から発せられた起動命令に伴う情
報やメモリ21からのディスク制御情報は該DMA/P
ーMODE制御部32の制御の下に入力され、一旦、メ
モリ( バッファ) 35に蓄えられる。
【0045】また、ディスク制御部4c 、4d からのア
クセス終了通知、及び正副ディスク装置4a 、4b の状
態に関するステータス情報はDMA/PーMODE制御
部32の制御の下でメモリ21に転送される。
【0046】該DMA/PーMODE制御部32の構成
要素であるDMA(ダイレクトメモリアクセス)部はデ
ィスク装置4とメモリ21との間、又は当該ディスク制
御チャネル1とメモリ21との間のデータの入出力を制
御し、PーMODE(プログラムモード)部はCPU3
からの命令に応じてデータの授受を制御する。
【0047】ディスクアクセス部33はコマンド解析部
31で解析・生成したコマンドを受け、ディスク装置4
の状態に応じて、正副ディスク装置4a 、4b の動作を
制御する部分である。
【0048】例えば、コマンド解析部31から伝えられ
るディスク装置4のアクセスに関する命令や診断のため
の指令に基づいて各ディスク装置4a 、4b の行うべき
処理の内容を決定し、処理のタイミングを生成し、各デ
ィスク制御部4c 、4d を制御する。
【0049】タイマ34は副ディスク装置4b の診断の
ための割り込みを発生するものである。ディスク制御部
4d の起動は該タイマ34により行う。
【0050】メモリ( バッファ) 35は、例えばRAM
で構成されており、CPU3又はメモリ21からのディ
スクアクセスに関する命令又はディスク制御情報及びデ
ィスク装置4から入力されるディスク装置4の動作状態
等に関するステータス情報を一時的に記憶するために使
用される。
【0051】例えば、CPU3から送出されたディスク
アクセスのための命令は、DMA/PーMODE制御部
32の制御の下に、当該メモリ( バッファ) 35に一旦
記憶され、コマンド解析部31に送られる。
【0052】また、該メモリ( バッファ) 35に記憶さ
れているデータは、DMA/PーMODE制御部32が
所定の指令に対応する動作を終了し、次の動作の準備が
できた段階で呼び出される。
【0053】エラー処理部36はディスクアクセス時に
検査手段2によって異常が検出された場合、再試行を繰
り返し一時的なノイズ等により読めなくなった場合の対
処を行う。そして、ある所定回数再試行を行っても、デ
ータが読めない場合は、不良セクターとして判断し、交
代セクターをを割り付け、正ディスク装置4aから内容
を複写して修復を図る。
【0054】また、エラーが発生したときの内部の状態
を記録し、警告表示器23に通知する。該エラー処理部
36の構成は図4に示す。
【0055】診断フラグ37は副ディスク装置4b に対
する診断の有無を指示するものであり、CPU3が副デ
ィスク装置4b の診断を指示すると、該診断フラグ37
はオンされる。
【0056】診断アドレスレジスタ38は副ディスク装
置4b の診断を開始するディスクアドレスを記憶するも
のであり、1回の診断動作が完了した都度更新される。
【0057】39はレシーバ/ドライバである。レシー
バ/ドライバ39はDMA/PーMODE制御部32の
制御のもとにシステムバスやディスクインタフェースへ
の導通/非導通をコントロールし、バス使用権の確立に
使用される。具体的には、メモリ21へのダイレクトメ
モリアクセスのための切換え等に使用される。
【0058】次に、図2及び図3を参照しながら本発明
の二重化ディスク制御装置の機能の概要を説明する。な
お動作の細部については後述する。
【0059】ディスク制御チャネル部1は副ディスク装
置4b の診断にあたり、診断に関する命令を発するとと
もに、ディスク装置4からは該ディスク装置4の状態に
関するディスク情報を受ける。
【0060】これにもとづき、ディスク制御チャネル部
1は正ディスク装置4a へのライト時には、副ディスク
装置4b にも正ディスク装置4a と同一のアドレス及び
レングスのデータを書き込み、正ディスク装置4a にリ
ードコマンドが発行された際には、副ディスク装置4b
に対しても、データ転送を伴わないリードコマンドを発
行して、同一アドレス、同一レングスのリード動作を行
い、エラー処理部36により該データのチェックを行
い、異常が発生した際には警告表示器23に通知し、警
告表示器23はランプまたはブザーで警報を発する。
【0061】従って、副ディスク装置4b は、正ディス
ク装置4a の稼働中は常に正ディスク装置4a と同一の
状態を維持しているか否かの確認ができる。また、副デ
ィスク装置4b に異常が発生した場合も正ディスク装置
4aの正常動作間に発見できるのでその都度対処可能で
あり、正ディスク装置4a が破損に到った場合でも、副
ディスク装置4b を使用して直ちに継続した業務処理が
可能となる。
【0062】また、正ディスク装置4a に対するリード
/ライトを行っていない間に、ディスク制御チャネル部
1は副ディスク装置4b に対する診断コマンドを発し、
同チャネル部1のエラー処理部36は副ディスク装置4
b から読み出したデータのチェックを行い、該ディスク
装置4b の正常性を確認する。
【0063】これにより、正ディスク装置4a に対する
ディスクアクセスが行われていない間に副ディスク装置
4b のチェックが可能となる。しかも、かかる方法によ
れば副ディスク装置4b の全セクタにわたりムラ無く診
断することが可能であり、副ディスク装置4b の信頼性
は更に向上する。
【0064】さらに、副ディスク装置4bに異常が発生
した場合、エラー処理部36は所定の回数リトライを行
い、データの異常を確認するとディスク制御チャネル部
1は正ディスク装置4aのデータを副ディスク装置4b
へデータ転送を行い、内容の修復を行うものである。
【0065】次に、本実施例の正ディスク装置4aの正
常作動間の副ディスク装置4bの診断、及び正ディスク
装置4aの休止間における副ディスク装置4bの診断動
作につき図5に示したフローチャートを参照しながら説
明する。
【0066】正ディスク装置4aの正常動作間の診断に
あたっては、CPU3は診断を行うディスクの番号と診
断開始アドレスを診断アドレスレジスタ38にセットす
る(ステップS1)。続いて、CPU3は診断フラグ3
7をオンにする(ステップS2)。これにより、タイマ
34が作動開始する。
【0067】次に、CPU3はディスク制御情報をメモ
リ21にセットし、起動命令を発することによりDMA
/PーMODE制御部32を起動する(ステップS
3)。この際、メモリ21上に配置されたディスク制御
情報の配置アドレスがディスク制御チャネル1に転送さ
れ、メモリ35に一時記憶される。また、タイマ34は
停止される。
【0068】起動されたDMA/PーMODE制御部3
2は、配置アドレスに基づきDMAによりメモリ21か
らディスク制御情報を読み込み、コマンド解析部31に
送る。コマンド解析部31は、ディスク制御情報に含ま
れるコマンドの解析を行う(ステップS4)。即ち、コ
マンド解析部31はデータ転送を伴うコマンドか否か、
または、副ディスク装置4bが正ディスク装置4aの停
止間に行う診断のためのコマンドか等の判断を行い、解
析結果をディスクアクセス部33に通知する。
【0069】ディスクアクセス部33は送られた指令が
リードコマンドであることを認識するとディスク制御部
4c にリードを指令する(ステップS5)。即ち、ディ
スクアクセス部33は、コマンド解析部31からのアク
セスに関する指令に基づき、読み込みを行うディスク装
置4a の番号、リードを開始するディスクアドレス及び
データレングスを決定し、ディスク制御部4c にデータ
転送を行うべき旨を指令する。
【0070】これにもとづき、正ディスク装置4a のデ
ィスク制御部4c は、上記ディスクアドレスで指定され
た領域からデータを読出し、転送を開始する(ステップ
S6)。読み出されたデータはDMA/PーMODE制
御部32の制御によりメモリ21にダイレクトに転送さ
れる。
【0071】正ディスク装置4a のリードが終了する
と、ディスク制御部4c は終了ステータスをメモリ35
に転送する。DMA/PーMODE制御部32は、メモ
リ35に格納された情報にエラー処理部36の結果を加
味し、メモリ21に返す(ステップS7)。
【0072】続いてディスクアクセス部33はディスク
制御部4d に副ディスク装置4b の診断を指令する(ス
テップS8)。即ち、ディスクアクセス部33は、コマ
ンド解析部31からのアクセスに関する指令に基づき、
診断を行うディスク装置4bの番号、リードを行うべき
データのレングス、診断要領等を決定し、ディスク制御
部4d にデータ転送を伴なわないリードを行うべき旨を
指令する。
【0073】これにもとづき、副ディスク装置4b のデ
ィスク制御部4d は、アドレスレジスタ38により指定
された領域からデータの読出しを開始する(ステップS
9)。読み出されたデータはメモリ35に一時記憶さ
れ、エラー処理部36により、例えばECC処理等が行
われる。
【0074】この際、メモリ35に貯えられたデータの
メモリ21への転送は行われず、エラー処理に供された
後は捨てられる。
【0075】副ディスク装置4b のアクセスが終了する
と、ディスク制御部4d は終了ステータスをメモリ35
に転送する。DMA/PーMODE制御部32は、メモ
リ35に格納された情報にエラー処理部36の結果を加
味し、メモリ21に返す(ステップS10)。この際、
診断アドレスレジスタの更新が行われる。
【0076】DMA/PーMODE制御部32は、上記
処理が終了すると、一連のリード動作が終了した旨をC
PU3に通知する(ステップS11)。即ち、DMA/
PーMODE制御部32は、図示しない割り込み線を駆
動することによりチャネル割込みでCPU3に通知する
ことによりアクセスを終了する。
【0077】以上で正ディスク装置4aの正常動作間の
診断を終了する。続いて正ディスク装置4aの休止間に
おける副ディスク装置4bの診断について説明する。
【0078】DMA/PーMODE制御部32はアクセ
スコマンド終了時からタイマ34を再作動させる(ステ
ップS12)。これは正ディスク装置4a の停止中に副
ディスク装置4b を診断するための準備である。
【0079】タイマ34は正ディスク装置4a へのアク
セスが無い状態で一定時間を経過するとDMA/PーM
ODE制御部32に所定時間が経過したことを通知する
(ステップS13)。
【0080】これにより、DMA/PーMODE制御部
32は診断アドレスレジスタ38の内容をディスクアド
レスとしてディスクアクセス部33に対して起動をかけ
る(ステップS14)。
【0081】即ち、ディスク制御チャネル部1は、診断
フラグ37と診断アドレスレジスタ38を各1個持って
おり、診断フラグ37がオンの状態で正ディスク装置4
a に対するアクセスが一定時間ないと、DMA/PーM
ODE制御部32は、ディスクアクセス部33を起動す
る。
【0082】ディスクアクセス部33はDMA/PーM
ODE制御部32からの通知を受け、ディスク制御部4
d に対して副ディスク装置4b を診断するための指令を
発する(ステップS15)。
【0083】ディスク制御部4d は上述したと同様の動
作で診断アドレスレジスタ38のアドレスからデータリ
ードを開始する(ステップS16)。
【0084】副ディスク装置4b の一定レングスのリー
ドが終わると上述したと同様にアクセスを終了し、ステ
ータスを返す(ステップS17)。
【0085】以上の動作手順で正ディスク装置4a のア
クセスと並行した副ディスク装置4b の診断、及び正デ
ィスク装置4a の停止中における副ディスク装置4b の
診断が行われる。
【0086】なお、上記の実施例は、正ディスク装置4
a が休止している間に副ディスク装置4b を診断するた
めの方法の一例として、一定レングスのリードを行う場
合を示したが、この他の診断を行う方法としては、 (1) 正ディスク装置4a に対して、次のリードコマンド
が発行されるまで、継続して副ディスク装置4b の診断
を行う。
【0087】(2) 診断を開始してから一定時間のリード
が終了するまで副ディスク装置4b の診断を継続する。
【0088】(3) 診断を開始してから一定の周期で副デ
ィスク装置4b の診断を継続する (4) 診断を開始してから、正ディスク装置4a が故障す
るまで継続して副ディスク4b の診断を行う。 等の方法もあり、正ディスク装置4aの休止間における
副ディスク装置4b の検査方法は上記の実施例で開示し
たものに限定されるものでない。
【0089】また、上記実施例では、副ディスク装置4
b のリードはデータ転送を伴わないように構成したが、
CPU3の制御の下、データ転送を伴うリードアクセス
を行うように構成してもよい。
【0090】この場合、ディスクアクセス部33はディ
スク制御部4d に対しデータ転送を伴うアクセスを指令
し、データを転送することにより副ディスク装置4b の
バス制御の動作を確認できる。
【0091】これにより、副ディスク装置4b の本体の
みならずバスの正常性も確認できるので、さらに信頼性
が向上する。
【0092】なお、上記の説明では制御手段1や検査手
段2の機能をディスク制御チャネル部1とCPU3が分
担して行っているが、これらの制御手段1や検査手段2
の機能を当該チャネル部1が果たすように構成してもよ
い。
【0093】次に、副ディスク装置4bの診断を行って
いる際に異常が検出され、正ディスク装置4aのデータ
を副ディスク装置4bに転送する場合の動作について図
6を参照しながら説明する。
【0094】まず、ディスク制御チャネル部1は正ディ
スク装置4aに対して通常の読み込み請求を発生し、正
ディスク装置4aをアクセスする。その際、ディスクア
クセス部33によりデータ転送を伴わない副ディスク装
置4bへのアクセス要求を制御部4dに対してコマンド
要求として出し、副ディスク装置4bよりデータを読み
出す(ステップS31)。
【0095】副ディスク装置4bのディスク制御部4d
により読み出したデータのデータチェックを行いエラー
処理部36へ終了通知するとともに終了結果を返す(ス
テップS32)。
【0096】エラー処理部36はエラー判別部36aよ
り送られた終了結果の異常の有無を調べる(ステップS
33)。この結果正常終了であれば「終了」に分岐す
る。終了結果が異常であることが確認されると再試行部
36bにより再試行を実施し一時的なノイズによる読み
込みエラーか否かの切り分けを行う(ステップS3
4)。
【0097】続いて上記の再試行回数が所定の回数行わ
れたかが調べられる(ステップS35)。試行回数が所
定の回数に達していない場合はステップS33に分岐し
て再度副ディスク装置4bの正常性を確認すし、異常が
あれば再試行を繰り返す。
【0098】ステップ35で所定回数の試行を行った結
果、副ディスク装置4bの異常が確認されると、交代領
域管理部36cは不良セクタを確認し、不良セクタを書
込み不能にするとともに、当該セクタの交代セクタを割
り付けるために空き領域を探す(ステップS36)。
【0099】空きセクターが見つかると、不良セクタに
対し交代セクタを割り付ける(ステップS37)。
【0100】割りつけた交代セクタに対して、正ディス
ク装置4aより情報を複写する(ステップS38)。
【0101】このようにして不良セクタの発生に対して
は自動的に新たなセクタを割りつけ正ディスク装置4a
のデータを転送し、正ディスク装置4aと同一の状態を
保持できる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の制御装置
によれば、正ディスク装置4a の正常動作間に副ディス
ク装置4b の異常が発見でき、しかも正ディスク装置4
aの休止間には副ディスク装置4b の全セクタの診断が
でき、不良セクタの発生に際しては自動的に新たなセク
タを割りつけ正ディスク装置4a よりデータの転送を行
うので、信頼性の高い二重化ディスク制御装置が提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の全体構成図である。
【図3】本発明の実施例のディスク制御チャネルの概略
構成図である。
【図4】本実施例のエラー処理部の概略構成図である。
【図5】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の副ディスク診断時の動作フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 制御手段(ディスク制御チャネル) 2 検査手段(ディスク制御チャネル) 3 処理装置(CPU) 4 ディスク装置 4a 正ディスク装置 4b 副ディスク装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正ディスク装置(4a)と副ディスク装
    置(4b)とが接続され、書き込み指令に応じて外部か
    らのデータを前記正ディスク装置(4a)及び副ディス
    ク装置(4b)の双方に書き込み、読み出し指令に応じ
    て前記正ディスク装置(4a)から読み出したデータを
    外部に送出する二重化ディスク制御装置において、 前記読み出し指令が与えられた際に、前記正ディスク装
    置(4a)と前記副ディスク装置(4b)の双方から同
    一のデータを読み出し、該副ディスク装置(4b)から
    読み出したデータの外部への送出を抑止する制御手段
    (1)と、 該制御手段(1)により読み出した前記副ディスク装置
    (4b)からのデータの正常性を検査する検査手段
    (2)とを具備したことを特徴とする二重化ディスク制
    御装置。
  2. 【請求項2】 正ディスク装置(4a)と副ディスク装
    置(4b)とが接続され、書き込み指令に応じて外部か
    らのデータを前記正ディスク装置(4a)及び副ディス
    ク装置(4b)の双方に書き込み、読み出し指令に応じ
    て前記正ディスク装置(4a)から読み出したデータを
    外部に送出する二重化ディスク制御装置において、 前記正ディスク装置(4a)へのアクセスが行われてい
    ないときに、前記副ディスク装置(4b)からデータを
    読み出し、該読み出したデータの外部への送出を抑止す
    る制御手段(1)と、 該制御手段(1)により読み出された前記副ディスク装
    置(4b)からのデータの正常性を検査する検査手段
    (2)とを具備したことを特徴とする二重化ディスク制
    御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1乃至2において、前記検査
    手段(2)によって副ディスク装置(4b)の異常を検
    出した場合、制御手段(1)によって正ディスク装置
    (4a)のデータを副ディスク装置(4b)へデータ転
    送を行い、内容の修復を行うことを特徴とする二重化デ
    ィスク制御装置。
JP4274351A 1992-10-13 1992-10-13 二重化ディスク制御装置 Pending JPH06124171A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0962461A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Shikoku Nippon Denki Software Kk ディスクアレイ装置における自動データ復旧方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0962461A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Shikoku Nippon Denki Software Kk ディスクアレイ装置における自動データ復旧方法

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