JPH06123348A - Vベルト式無段変速機におけるシーブアクチュエータ駆動モータの制御方法 - Google Patents

Vベルト式無段変速機におけるシーブアクチュエータ駆動モータの制御方法

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JPH06123348A
JPH06123348A JP29808292A JP29808292A JPH06123348A JP H06123348 A JPH06123348 A JP H06123348A JP 29808292 A JP29808292 A JP 29808292A JP 29808292 A JP29808292 A JP 29808292A JP H06123348 A JPH06123348 A JP H06123348A
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JP
Japan
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sheave
input
output
shaft
actuator
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JP29808292A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Morishita
秋吉 森下
Toshitaka Tsuji
俊孝 辻
Sadao Yamada
定生 山田
Masazumi Kito
正純 鬼頭
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Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーモードにおける制御に最適なシーブア
クチュエータ駆動モータの制御方法の提供。 【構成】 エンジンEにより駆動される入力シーブ軸1
8に取付けられた入力シーブ52と、出力シーブ軸44
に取付けられた出力シーブ58と、これらの間に巻掛け
られたVベルト60とを有し、入力シーブ52はアクチ
ュエータ42によりシーブ間隔を可変なVベルト式無段
変速機における、アクチュエータ42を駆動するための
駆動モータの制御装置104は、ノーマルモードからパ
ワーモードに切り換えた場合における駆動モータの制御
を、目標変速比と実際の変速比との差に応じて通電率を
適宜変化させることにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Vベルト式無段変速
機におけるシーブアクチュエータ駆動用モータの制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のVベルト式無段変速機に
おいては、エンジンにより駆動される入力シーブ軸に取
付けられた入力シーブと、出力シーブ軸に取付けられた
出力シーブと、入力シーブと前記出力シーブとの間に巻
掛けられたVベルトとを有し、入力シーブもしくは出力
シーブの少なくとも一方(通常は入力シーブ)のシーブ
の間隔を可変に構成されている。このような可変側のシ
ーブは一般に固定シーブと可動シーブとからなり、この
可動シーブは駆動モータによりアクチュエータを介して
固定シーブに対し移動可能に構成されており、アクチュ
エータ駆動モータは運転状況に応じて電子制御装置にて
制御されている。制御方法は通常予め決められた目標レ
シオと実際の変速比との差と実際の変速比に応じた通電
率を適宜予め決められたMAP(マップ)よりルックア
ップして行っている。なお、図4は本制御と通常制御時
の変速要求値の一例を示す線図である。また、図5はモ
ーターの特性の一例を示す線図であり、図6は通電率
(デューティー)とモーター電圧の特性の一例を示す線
図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スポー
ツ走行時などで素速く強いエンジンブレーキを効かせる
ため、通常の走行モード(ノーマルモード)からパワー
モードに切り換えて変速比をLow 側に戻すように変速さ
せるような運転操作を行った場合に、通常の変速スピー
ドより高いため、通常の通電率では変速が遅く、そのた
め急なエンジンブレーキが得られないという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のVベルト式無段変速機におけるシーブアク
チュエータ駆動モータの制御方法は、エンジンにより駆
動される入力シーブ軸に取付けられた入力シーブと、出
力シーブ軸に取付けられた出力シーブと、前記入力シー
ブと前記出力シーブとの間に巻掛けられたVベルトとを
有し、前記入力シーブもしくは前記出力シーブの少なく
とも一方のシーブの間隔を可変に構成し、前記少なくと
も一方のシーブを構成するシーブ部を相対移動させるた
めのアクチュエータを備えたVベルト式無段変速機にお
ける、前記アクチュエータを駆動するための駆動モータ
の制御方法であって、車両のコースティング運転中にノ
ーマルモードからパワーモードに切り換えて素速く強い
エンジンブレーキを効かせるため、変速比を素速くHigh
状態からLow 側へ変速するように前記駆動モータの制御
を、目標変速比と実際の変速比との差に応じて通電率を
適宜変化させることにより行う構成を有する。
【0005】
【作用】本発明のVベルト式無段変速機におけるシーブ
アクチュエータ駆動用モータの制御方法では、車両のコ
ースティング運転中にノーマルモードからパワーモード
に切り換えて素速く強いエンジンブレーキを効かせるた
め、変速比を素速くHigh状態からLow 側へ変速させる駆
動モータの制御を、目標変速比と実際の変速比との差に
応じて通電率を適宜変化させることにより行うものであ
り、例えば、予め目標変速比と実際の変速比との差に応
じて、Vベルトの滑り或いはエンジンブレーキ感を良好
に効かせるモータ通電率を予め求めておき、そのマップ
に基づいて駆動モータの制御を行わせることができる。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を参照して説明
すると、図1に示したVベルト式無段変速機において、
エンジンン等の原動機Eの出力軸10はクラッチ12を
介して同軸のメインドライブシャフト14に連結されて
いる。メインドライブシャフト14の前方には軸受16
を介して入力シーブ軸18がさらに同軸で配置されてい
る。
【0007】メインドライブシャフト14及び入力シー
ブ軸18の側部には前進後退切替用のシンクロカップリ
ング20のシャフト22が平行に設置されており、シャ
フト22に固定されたカウンタードリブンギヤ24はメ
インドライブシャフト14に固定されたメインドライブ
ギヤ26と噛み合っている。シンクロカップリング20
のシャフト22には前進側への切替時及び後退側への切
替時においてそれぞれシャフト22の回転が伝達される
前進用カウンターギヤ28と後退用カウンターギャ30
が遊嵌されており、前進用カウンターギヤ28は入力シ
ーブ軸ギヤ32と噛み合う一方、後退用カウンターギヤ
30は入力シーブ軸18の中間部に固定された第2シー
ブ軸ギヤ34と噛合するアイドラギヤ36と噛み合って
いる。
【0008】入力シーブ軸18の前部には該入力シーブ
軸18に固定された入力固定シーブ38と、入力シーブ
軸18に対し軸方向に摺動可能に取付けられた入力可動
シー40と、この入力シーブ40の軸方向位置を調節す
るためのアクチュエータ42が設けられている。
【0009】一方、入力シーブ軸18の側部には該入力
シーブ軸18と平行に出力シーブ軸44が配置されてお
り、出力シーブ軸44には該出力シーブ軸44に固定さ
れた出力固定シーブ46と、出力シーブ軸44に対し軸
方向に摺動可能に取り付けられた出力可動シーブ48と
が設けられている。
【0010】上記入力固定シーブ38と入力可動シーブ
40は対面する側が円錐面状をなして、相互間にV字溝
50を形成し、両者で入力シーブ52を構成している。
同様に、出力固定シーブ46と出力可動シーブ48は対
面する側が円錐面状をなして、相互間にV字溝56を形
成し、両者で出力シーブ58を構成している。入力シー
ブ52と出力シーブ58との間にはVベルト60が巻掛
けられており、上記アクチュエータ42により入力可動
シーブ40の位置を調節することにより、V字溝50の
幅を変えることで、入力シーブ軸18の回転に対する出
力シーブ軸44の回転の変速比を無段に可変となってい
る。
【0011】入力シーブ軸18と出力シーブ軸44との
間には中間軸86が配置されており、この中間軸86に
は2方向差動クラッチ88が取付けられている。この2
方向差動クラッチ88は入力シーブ軸18の入力シーブ
軸ギヤ32と噛み合うインプットギヤ90と、出力シー
ブ軸44に固定されたドリブンギヤ92と噛み合うアウ
トプットギヤ94とを有しており、アウトプットギヤ9
4の回転がインプットギヤ90の回転よりも速い場合に
は空転してトルク伝達を行わず、アウトプットギヤ94
の回転がインプットギヤ90の回転よりも遅い場合に
は、インプットギヤ90の回転を中間軸86を介してア
ウトプットギヤ94に伝達するように構成されている。
なお、このような差動クラッチ88自体の構成は周知で
あり、詳しい説明を省略する。
【0012】また、出力シーブ軸44にはさらにデフピ
ニオン96が固定されており、このデフピニオン96は
デフアイドラギヤ98に噛み合い、デフアイドラギヤ9
8はさらにディファレンシャル装置100のデフギヤ1
02と噛み合っている。
【0013】104はマイクロプロセッサからなる制御
装置で、入力シーブ52の回転速度を検出する入力シー
ブ回転速度センサ106、出力シーブ58の回転速度を
検出する出力シーブ回転速度センサ108、入力シーブ
52の入力可動シーブ40の位置を検出するシーブ位置
検出センサ110、及びセレクタ112のシフト位置セ
ンサ(図示しない)、車速センサ(図示しない)等から
の信号が入力されており、これらの信号に基づいて入力
可動シーブ40を動かすアクチュエータ42の駆動モー
タを制御し、変速比を運転状況に見合った目標値に制御
するものである。
【0014】ここで、本実施例の制御装置104は、上
記各センサからの信号に基づく入力可動シーブ40用駆
動モータの通常の制御(以下単に通常制御という)に加
えて、車両のコースティング運転中にノーマルモードか
らパワーモードに切り換えて素速く強いエンジンブレー
キを効かせるため、変速比を素速くHigh状態からLow側
へ変速するような特別な制御を行う構成となっており、
このような制御を図2に示したフローチャートに基づい
て以下に説明する。
【0015】まず、ステップS0にて車両がコースティ
ング状態、即ちアクセルスイッチがOFFであるかを判
別し、OFFであればステップS1へ進み、ONであれ
ばステップS2で通常制御を行う。ステップS1では車
両に備えられたパワーモードを行わせるための図示しな
いパワースイッチがONかどうかを判別し、YESであ
ればステップS3に進み、NOであればステップS2で
通常制御を行う。ステップS3では図示しない車速セン
サからの信号に基づいて車速が所定の速度以上かどうか
を判別し、YESならばステップS5に進み、NOであ
ればステップS2で通常制御を行う。ステップS5では
シフトダウン指示かどうか、すなわち減速制御かどうか
を判別し、YESならばステップS6に進み、NOであ
ればステップS2で通常制御を行う。ステップS6では
目標変速比と実際の変速比の差が所定値以上であるかど
うかを判別し、YESならばステップS7に進み、NO
であればステップS2で通常制御を行う。ステップS7
では目標変速比と実際の変速比の差に応じて、Vベルト
60の滑りあるいはエンジンブレーキ感を良好に効かせ
る駆動モータのデューティー比すなわち通電率を求めた
パワーモード専用の2次元マップ(図3参照)を読み込
み、ステップS8で上記2次元マップによる通電率で駆
動モータに出力する。
【0016】すなわち、本実施例の制御装置104は、
パワースイッチ信号,車速,アクセルスイッチ信号,シ
フト状態、及び目標変速比と実際の変速比の差に基づい
て駆動モータを制御し、しかもその制御を目標変速比と
実際の変速比の差に応じた最適な通電率で行うものであ
り、Vベルト60を滑らさず、かつエンジンブレーキ感
を良好に効かせ、コースティング時のエンジンブレーキ
運転を行うことができるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明のVベルト式無段変速機における
シーブアクチュエータ駆動用モータの制御方法では、V
ベルトを滑らさず、かつエンジンブレーキ感を良好に効
かせ、コースティング時のエンジンブレーキ運転時にお
ける駆動モータの制御を行うことができる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシーブアクチュエータ
駆動用モータ制御装置を備えたVベルト式無段変速機の
全体構成図である。
【図2】図1の制御装置による制御のフローチャートで
ある。
【図3】図2のフローチャートでの制御に利用される目
標変速比と実際の変速比の差に対する駆動モータへの通
電率を示す2次元マップ図である。
【図4】本制御と通常制御時の変速要求値の一例を示す
線図である。
【図5】モーターの特性の一例を示す線図ある。
【図6】通電率(デューティー)とモーター電圧の特性
の一例を示す線図である。
【符号の説明】
E 原動機 18 入力シーブ軸 38 入力固定シーブ 40 入力可動シーブ 42 アクチュエータ 44 出力シーブ軸 52 入力シーブ 58 出力シーブ 60 Vベルト 104 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 正純 名古屋市熱田区南一番町7番22号 愛知機 械工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される入力シーブ軸
    に取付けられた入力シーブと、出力シーブ軸に取付けら
    れた出力シーブと、前記入力シーブと前記出力シーブと
    の間に巻掛けられたVベルトとを有し、前記入力シーブ
    もしくは前記出力シーブの少なくとも一方のシーブの間
    隔を可変に構成し、前記少なくとも一方のシーブを構成
    するシーブ部を相対移動させるためのアクチュエータを
    備えたVベルト式無段変速機における、前記アクチュエ
    ータを駆動するための駆動モータの制御方法であって、
    一般走行モード(ノーマルモード)からスポーツ走行が
    できるモード(パワーモード)に切り換えた場合におけ
    る前記駆動モータの制御を、目標変速比と実際の変速比
    との差に応じて通電率を適宜変化させることにより行う
    ことを特徴とするVベルト式無段変速機におけるシーブ
    アクチュエータ駆動モータの制御方法。
JP29808292A 1992-10-09 1992-10-09 Vベルト式無段変速機におけるシーブアクチュエータ駆動モータの制御方法 Pending JPH06123348A (ja)

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JP29808292A JPH06123348A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 Vベルト式無段変速機におけるシーブアクチュエータ駆動モータの制御方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008506912A (ja) * 2004-07-21 2008-03-06 ルノー・エス・アー・エス 移行規則またはバリオグラム切り換え時のギヤ比の変更の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008506912A (ja) * 2004-07-21 2008-03-06 ルノー・エス・アー・エス 移行規則またはバリオグラム切り換え時のギヤ比の変更の制御方法

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