JPH0612188Y2 - 内燃機関の消音器 - Google Patents
内燃機関の消音器Info
- Publication number
- JPH0612188Y2 JPH0612188Y2 JP5081888U JP5081888U JPH0612188Y2 JP H0612188 Y2 JPH0612188 Y2 JP H0612188Y2 JP 5081888 U JP5081888 U JP 5081888U JP 5081888 U JP5081888 U JP 5081888U JP H0612188 Y2 JPH0612188 Y2 JP H0612188Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- plate
- silencer
- insertion hole
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の内燃機関の消音器に関する。
この種の消音器は、一般に機関からの排気の凝縮水によ
る内部腐食や、塩害等による外部腐食を考慮して使用す
る材質が選定されるもので、最近は消音器本体を、ステ
ンレス鋼板よりなる内板と、アルミニウムメッキ鋼板よ
りなる外板とで複層に構成したものが多く用いられてい
る。また自動車の下面に取り付ける場合にデザイン上周
囲の色相と揃えるために外板表面に黒色等の塗装を施す
場合も多い。
る内部腐食や、塩害等による外部腐食を考慮して使用す
る材質が選定されるもので、最近は消音器本体を、ステ
ンレス鋼板よりなる内板と、アルミニウムメッキ鋼板よ
りなる外板とで複層に構成したものが多く用いられてい
る。また自動車の下面に取り付ける場合にデザイン上周
囲の色相と揃えるために外板表面に黒色等の塗装を施す
場合も多い。
ところが上記のような消音器においては、消音器本体内
に連通する排気管を、本体の内板と外板とに貫通させ
て、その内外板もしくは外板に溶接固着するのが一般的
であり、前記のように外板にメッキや塗装等の表面処理
を施したものにあっては、溶接性もよくなく、特にＭＩ
Ｇ溶接においては溶接ビード部のみならずその周囲も大
変汚くなる。また消音器本体に形成した排気管挿通穴の
切断面（切り口）や上記溶接箇所の表面処理が変質した
り剥離して外観体裁を損ねると共に、腐食の原因とな
る。そのため、再度メッキや塗装等の表面処理を施さな
ければならない。その場合、上記の溶接工程等が全て終
了してから上記の表面処理をしなければならないため、
重量や大きさ・形状等が嵩み取り扱いが面倒であり作業
に手間どる等の問題があった。
に連通する排気管を、本体の内板と外板とに貫通させ
て、その内外板もしくは外板に溶接固着するのが一般的
であり、前記のように外板にメッキや塗装等の表面処理
を施したものにあっては、溶接性もよくなく、特にＭＩ
Ｇ溶接においては溶接ビード部のみならずその周囲も大
変汚くなる。また消音器本体に形成した排気管挿通穴の
切断面（切り口）や上記溶接箇所の表面処理が変質した
り剥離して外観体裁を損ねると共に、腐食の原因とな
る。そのため、再度メッキや塗装等の表面処理を施さな
ければならない。その場合、上記の溶接工程等が全て終
了してから上記の表面処理をしなければならないため、
重量や大きさ・形状等が嵩み取り扱いが面倒であり作業
に手間どる等の問題があった。
本考案は上記の問題点を解消することを目的とする。
本考案は、消音器本体を、ステンレス鋼板よりなる内板
と、表面処理鋼板よりなる外板とで複層に構成し、その
消音器本体内に連通する排気管を、上記内外板に形成し
た排気管挿通穴に貫通させて設けた内燃機関の消音器に
おいて、上記内板の排気管挿通穴の縁部に、外板の排気
管挿通穴よりも外方に突出する短筒部を形成し、その短
筒部に上記排気管を嵌合して溶接固着したことを特徴と
する。
と、表面処理鋼板よりなる外板とで複層に構成し、その
消音器本体内に連通する排気管を、上記内外板に形成し
た排気管挿通穴に貫通させて設けた内燃機関の消音器に
おいて、上記内板の排気管挿通穴の縁部に、外板の排気
管挿通穴よりも外方に突出する短筒部を形成し、その短
筒部に上記排気管を嵌合して溶接固着したことを特徴と
する。
上記の構成により、排気管を表面処理鋼板よりなる外板
と溶接するこなく、ステンレス鋼板よりなる内板との溶
接のみで固着され、前記のように外板の表面処理が溶接
により変質したり剥離するのが防止される。
と溶接するこなく、ステンレス鋼板よりなる内板との溶
接のみで固着され、前記のように外板の表面処理が溶接
により変質したり剥離するのが防止される。
図示例は消音器本体１を、筒体１ａとその両端部を塞ぐ
端板１ｂとで構成した消音器に適用した例を示す。
端板１ｂとで構成した消音器に適用した例を示す。
その筒体１ａと端板１ｂは、それぞれステンレス鋼板よ
りなる内板１１と、アルミニウムメッキ鋼板よりなる外
板１２とで、二重に形成され、筒体１ａの内外板１１・
１２の端部に端板１ｂの内外板１１・１２の周縁部がか
しめ固着されている。
りなる内板１１と、アルミニウムメッキ鋼板よりなる外
板１２とで、二重に形成され、筒体１ａの内外板１１・
１２の端部に端板１ｂの内外板１１・１２の周縁部がか
しめ固着されている。
上記本体１内に連通する排気管２は、端板１ｂの内外板
１１・１２に形成した挿通穴３・４に貫通させて設けら
れている。
１１・１２に形成した挿通穴３・４に貫通させて設けら
れている。
その内板１１の排気管挿通穴３の縁部にはバーリング加
工等により短筒部３１が形成され、打ち抜き加工等によ
って外板１２に形成した排気管挿通穴４から上記短筒部
３１が外方に突出している。
工等により短筒部３１が形成され、打ち抜き加工等によ
って外板１２に形成した排気管挿通穴４から上記短筒部
３１が外方に突出している。
その短筒部３１に上記排気管２を嵌合して溶接固着Ｗし
たもので、図の場合は上記短筒部３１に、消音器本体１
内に配設した連通管６を介して上記排気管２を嵌合し、
その両管２・６と短筒部３１とをＭＩＧ溶接した例を示
す。なお、上記管２・６はステンレス鋼板製のものが用
いられ、ＭＩＧ溶接する際の溶加棒もステンレスが用い
られている。
たもので、図の場合は上記短筒部３１に、消音器本体１
内に配設した連通管６を介して上記排気管２を嵌合し、
その両管２・６と短筒部３１とをＭＩＧ溶接した例を示
す。なお、上記管２・６はステンレス鋼板製のものが用
いられ、ＭＩＧ溶接する際の溶加棒もステンレスが用い
られている。
第２図は外板２２に形成した排気管挿通穴４の縁部４１
を内板２１側に折り返して切り口が外部に露出しないよ
うにすると共に、端板１ｂの内板２１と外板２２との間
に空間Ｓを形成して空気断熱層とした例を示すもので、
他の構成は前記第１図例の場合と同様である。
を内板２１側に折り返して切り口が外部に露出しないよ
うにすると共に、端板１ｂの内板２１と外板２２との間
に空間Ｓを形成して空気断熱層とした例を示すもので、
他の構成は前記第１図例の場合と同様である。
なお、上記空気断熱層は筒体１ａの内外板１１・１２間
にも設けることがある。
にも設けることがある。
また本考案は筒体１ａおよび端板１ｂの内外板１１・１
２間に断熱材や吸音材等を介在させて３層以上に構成し
たものにも適用可能であり、さらに筒形の消音器に限ら
ず消音器本体を２つ割に構成したもの等にも適用でき
る。
２間に断熱材や吸音材等を介在させて３層以上に構成し
たものにも適用可能であり、さらに筒形の消音器に限ら
ず消音器本体を２つ割に構成したもの等にも適用でき
る。
以上説明したように本考案は、ステンレス鋼板よりなる
内板の排気管挿通穴の縁部に、外板の排気管挿通穴より
も外方に突出する短筒部を形成して、その短筒部に排気
管を溶接固着したから、前記従来のように表面処理鋼板
よりなる外板に排気管を溶接する場合のように表面処理
が変質したり剥離したりすることがなく外観体裁よく、
しかも確実に溶接固着できる。又その溶接箇所に再度表
面処理を施すことが不要となり、生産性を向上させるこ
とができる。さらに外板には上記のように溶接を施さな
いので、極力薄い板を使用することが可能となり、軽量
化を図ることができる等の効果がある。
内板の排気管挿通穴の縁部に、外板の排気管挿通穴より
も外方に突出する短筒部を形成して、その短筒部に排気
管を溶接固着したから、前記従来のように表面処理鋼板
よりなる外板に排気管を溶接する場合のように表面処理
が変質したり剥離したりすることがなく外観体裁よく、
しかも確実に溶接固着できる。又その溶接箇所に再度表
面処理を施すことが不要となり、生産性を向上させるこ
とができる。さらに外板には上記のように溶接を施さな
いので、極力薄い板を使用することが可能となり、軽量
化を図ることができる等の効果がある。
第１図は本考案の一実施例を示す内燃機関の消音器の一
部縦断正面図、第２図は変形例の同上図である。 １は消音器本体、１ａは筒体、１ｂは端板、１１は内
板、１２は外板、２は排気管、３・４は排気管挿通穴。
部縦断正面図、第２図は変形例の同上図である。 １は消音器本体、１ａは筒体、１ｂは端板、１１は内
板、１２は外板、２は排気管、３・４は排気管挿通穴。
Claims (1)
- 【請求項１】消音器本体を、ステンレス鋼板よりなる内
板と、表面処理鋼板よりなる外板とで複層に構成し、そ
の消音器本体内に連通する排気管を、上記内外板に形成
した排気管挿通穴に貫通させて設けた内燃機関の消音器
において、上記内板の排気管挿通穴の縁部に、外板の排
気管挿通穴よりも外方に突出する短筒部を形成し、その
短筒部に上記排気管を嵌合して溶接固着したことを特徴
とする内燃機関の消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5081888U JPH0612188Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 内燃機関の消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5081888U JPH0612188Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 内燃機関の消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01158514U JPH01158514U (ja) | 1989-11-01 |
| JPH0612188Y2 true JPH0612188Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31276851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5081888U Expired - Lifetime JPH0612188Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 内燃機関の消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612188Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP5081888U patent/JPH0612188Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01158514U (ja) | 1989-11-01 |
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