JPH0612180A - 電子計算機の入力装置 - Google Patents
電子計算機の入力装置Info
- Publication number
- JPH0612180A JPH0612180A JP4167278A JP16727892A JPH0612180A JP H0612180 A JPH0612180 A JP H0612180A JP 4167278 A JP4167278 A JP 4167278A JP 16727892 A JP16727892 A JP 16727892A JP H0612180 A JPH0612180 A JP H0612180A
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- Japan
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- movement amount
- moving
- mouse
- amounts
- amount detecting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電子計算機に対して移動量を指示する入力装置
において、移動量情報を平滑化する。また、入力装置の
向きに関する情報も指示できるようにするものである。 【構成】本発明は、1つの移動量入力装置上に複数個の
移動量検出機構を備え、その検出機構の各々の検出する
移動量の(i)最大値を報告する、(ii)平均値を報告
する、等の処理を行った後に、その処理後の値を上位の
電子計算機に報告する。また、同一入力装置上の異なる
位置に複数個の移動量検出機構をもうけ、その各々の移
動量データを、すべて上位電子計算機に報告する。 【効果】(1)入力装置の報告する移動量に関する情報
の平滑化により操作性,使用感が向上する。(2)入力
装置の向きに関する情報を上位電子計算機にて利用でき
るようになる。
において、移動量情報を平滑化する。また、入力装置の
向きに関する情報も指示できるようにするものである。 【構成】本発明は、1つの移動量入力装置上に複数個の
移動量検出機構を備え、その検出機構の各々の検出する
移動量の(i)最大値を報告する、(ii)平均値を報告
する、等の処理を行った後に、その処理後の値を上位の
電子計算機に報告する。また、同一入力装置上の異なる
位置に複数個の移動量検出機構をもうけ、その各々の移
動量データを、すべて上位電子計算機に報告する。 【効果】(1)入力装置の報告する移動量に関する情報
の平滑化により操作性,使用感が向上する。(2)入力
装置の向きに関する情報を上位電子計算機にて利用でき
るようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子計算機の入力装置に
係るものであり、特にマウス,トラックボール等の移動
量の情報を電子計算機に報告するポインティングデバイ
スの移動量の検出機構及び移動量の報告方式に関するも
のである。
係るものであり、特にマウス,トラックボール等の移動
量の情報を電子計算機に報告するポインティングデバイ
スの移動量の検出機構及び移動量の報告方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動量検出機構を有する電子計算
機の入力装置のうち最も一般的なマウスを用いて説明す
る。
機の入力装置のうち最も一般的なマウスを用いて説明す
る。
【0003】マウスの構成については、例えばApple Co
mputer Inc.編集の“Guide to theMacintosh Family H
ardware”(1990年5月第1刷発行 Addison-Wesly
Publishing Company Inc)の第300頁乃至第303頁
に示されている。
mputer Inc.編集の“Guide to theMacintosh Family H
ardware”(1990年5月第1刷発行 Addison-Wesly
Publishing Company Inc)の第300頁乃至第303頁
に示されている。
【0004】マウスは通常、移動量検出機構としてのボ
ールと、スイッチの役目をはたすボタンを1〜3個程度
備えている。マウスは机上を移動させると、その低面に
あるボールが回転し、それによって検出された移動量を
X,Y方向のカウンタ値として、上位電子計算機に報告
する。上位計算機では、このX,Y方向の移動量データ
を画面上のポインティングカーソルの移動のデータとし
て使う。また、マウスボタンの押下についての情報も上
位電子計算機に伝えられ、上位電子計算機上では、ある
動作のきっかけとしてそのボタン押下情報が使用され
る。
ールと、スイッチの役目をはたすボタンを1〜3個程度
備えている。マウスは机上を移動させると、その低面に
あるボールが回転し、それによって検出された移動量を
X,Y方向のカウンタ値として、上位電子計算機に報告
する。上位計算機では、このX,Y方向の移動量データ
を画面上のポインティングカーソルの移動のデータとし
て使う。また、マウスボタンの押下についての情報も上
位電子計算機に伝えられ、上位電子計算機上では、ある
動作のきっかけとしてそのボタン押下情報が使用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、移動
量検出機構を1つしか備えていないために、この検出機
構が故障した場合、あるいは何らかの要因で一時的に正
常動作しなかった場合に適切な移動量データを上位の電
子計算機に報告できないという問題点があった。また、
上記従来技術においては、報告できる情報は入力装置の
X,Y方向の移動量のみであり、その入力装置の向きを
示す情報(回転データ)は報告されず、上位電子計算機
側で向きの情報を利用した処理ができなかった。
量検出機構を1つしか備えていないために、この検出機
構が故障した場合、あるいは何らかの要因で一時的に正
常動作しなかった場合に適切な移動量データを上位の電
子計算機に報告できないという問題点があった。また、
上記従来技術においては、報告できる情報は入力装置の
X,Y方向の移動量のみであり、その入力装置の向きを
示す情報(回転データ)は報告されず、上位電子計算機
側で向きの情報を利用した処理ができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つの移動量
入力装置上に複数個の移動量検出機構を備え、その検出
機構の各々の検出する移動量の(i)最大値を報告す
る、(ii)平均値を報告する、等の処理を行った後に、
その処理後の値を上位の電子計算機に報告する。
入力装置上に複数個の移動量検出機構を備え、その検出
機構の各々の検出する移動量の(i)最大値を報告す
る、(ii)平均値を報告する、等の処理を行った後に、
その処理後の値を上位の電子計算機に報告する。
【0007】また、同一入力装置上の異なる位置に複数
個の移動量検出機構をもうけ、その各々の移動量データ
をすべて上位電子計算機に報告する。
個の移動量検出機構をもうけ、その各々の移動量データ
をすべて上位電子計算機に報告する。
【0008】
【作用】複数の移動量検出機構が検出する移動量の最大
値又は平均値をとり、それを上位電子計算機に報告する
ことにより、故障その他の外部要因による移動量の変動
をおさえ、該入力装置の使用感及び操作性を向上する。
値又は平均値をとり、それを上位電子計算機に報告する
ことにより、故障その他の外部要因による移動量の変動
をおさえ、該入力装置の使用感及び操作性を向上する。
【0009】また、複数の移動量検出機構の検出する移
動量をすべて、上位電子計算機に報告する(または、こ
れらのデータから算出した装置の向きの情報を報告す
る)ことにより、上位電子計算機側では、該入力装置が
どちらの向きに向けられたかを検出することができる。
従来のポインティングデバイスでは、X,Y方向の移動
情報のみを使用した処理しか期待できなかったが、本発
明によれば、デバイスの向きに関する情報も期待でき、
これを用いたグラフィックスオブジェクトの回転等の動
作を容易に行わせることができる。
動量をすべて、上位電子計算機に報告する(または、こ
れらのデータから算出した装置の向きの情報を報告す
る)ことにより、上位電子計算機側では、該入力装置が
どちらの向きに向けられたかを検出することができる。
従来のポインティングデバイスでは、X,Y方向の移動
情報のみを使用した処理しか期待できなかったが、本発
明によれば、デバイスの向きに関する情報も期待でき、
これを用いたグラフィックスオブジェクトの回転等の動
作を容易に行わせることができる。
【0010】
【実施例】最も一般的な移動量入力装置であるマウスに
対して、本発明を適用した実施例を示す。
対して、本発明を適用した実施例を示す。
【0011】図1は移動量検出機構(ボール)を2個備
えたマウスを低面側から見た図である。図2は、該マウ
スの図1におけるA−A′断面図である。
えたマウスを低面側から見た図である。図2は、該マウ
スの図1におけるA−A′断面図である。
【0012】まず図3を用いて上位電子計算機に報告す
る移動量の平滑化について説明する。図3において、マ
ウスを位置Aから位置Bに移動した場合、位置Aにおけ
る移動量検出機構1の座標を(xA1,yA1)、移動量検
出機構2の座標を(xA2,yA2)とし、位置Bにおける
移動量検出機構1の座標を(xB1,yB1)、移動量検出
機構2の座標を(xB2,yB2)とする。マウス内部にて
この場合のx,y方向の移動量はそれぞれ
る移動量の平滑化について説明する。図3において、マ
ウスを位置Aから位置Bに移動した場合、位置Aにおけ
る移動量検出機構1の座標を(xA1,yA1)、移動量検
出機構2の座標を(xA2,yA2)とし、位置Bにおける
移動量検出機構1の座標を(xB1,yB1)、移動量検出
機構2の座標を(xB2,yB2)とする。マウス内部にて
この場合のx,y方向の移動量はそれぞれ
【0013】
【数1】 に対応したカウント数として取得される。ここで、マウ
ス内部の処理として、Δx1とΔx2を比較して値の大き
い方をx方向の移動量とし、またΔy1とΔy2を比較し
て値の大きい方をy方向の移動量として、上位電子計算
機に連絡する。これにより、マウスを使用する机上面の
状態により、一方の移動量検出機構が正確な値を検出で
きなかった場合にも他方の移動量検出機構より正確な移
動量が報告され、マウスの操作性及び使用感が向上す
る。
ス内部の処理として、Δx1とΔx2を比較して値の大き
い方をx方向の移動量とし、またΔy1とΔy2を比較し
て値の大きい方をy方向の移動量として、上位電子計算
機に連絡する。これにより、マウスを使用する机上面の
状態により、一方の移動量検出機構が正確な値を検出で
きなかった場合にも他方の移動量検出機構より正確な移
動量が報告され、マウスの操作性及び使用感が向上す
る。
【0014】次に図4を用いて、入力装置の向きに関す
る情報の検出について説明する。図4において、マウス
を位置Aから位置Bに、マウスの向きを変えながら移動
した場合、位置Aにおける移動量検出機構1の座標を
(xA1,yA1)、移動量検出機構2の座標を(xA2,y
A2)とし、位置Bにおける移動量検出機構1の座標を
(xB1,yB1)、移動量検出機構2の座標を(xB2,y
B2)とする。マウス内部にてこの場合のx,y方向の移
動量はそれぞれ
る情報の検出について説明する。図4において、マウス
を位置Aから位置Bに、マウスの向きを変えながら移動
した場合、位置Aにおける移動量検出機構1の座標を
(xA1,yA1)、移動量検出機構2の座標を(xA2,y
A2)とし、位置Bにおける移動量検出機構1の座標を
(xB1,yB1)、移動量検出機構2の座標を(xB2,y
B2)とする。マウス内部にてこの場合のx,y方向の移
動量はそれぞれ
【0015】
【数2】 に対応したカウント数として取得される。ここで、マウ
ス内部の処理として、移動量検出機構1及び2のx,y
方向それぞれの移動量の差分を下記のように計算する。
ス内部の処理として、移動量検出機構1及び2のx,y
方向それぞれの移動量の差分を下記のように計算する。
【0016】
【数3】 この値Δx,Δyはそれぞれx方向、y方向にマウスが
どれだけ傾いたかを示す値となる。この値を上位電子計
算機に報告することにより上位電子計算機はオペレータ
がマウスをどちらの方向にどれだけ向けたかという情報
を得ることができる。この情報を用いて、例えばグラフ
ィックス ソフトウェア上での図形の回転等の動作がよ
り直接的に行うことができる。
どれだけ傾いたかを示す値となる。この値を上位電子計
算機に報告することにより上位電子計算機はオペレータ
がマウスをどちらの方向にどれだけ向けたかという情報
を得ることができる。この情報を用いて、例えばグラフ
ィックス ソフトウェア上での図形の回転等の動作がよ
り直接的に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、電子計算機に移動量を
報告する入力装置の移動量データの精度を向上させ、入
力装置の操作性,使用感を向上させることができる。
報告する入力装置の移動量データの精度を向上させ、入
力装置の操作性,使用感を向上させることができる。
【0018】また、本発明によれば、入力装置の向きに
関する情報を上位の電子計算機に送ることができ、その
情報を用いてグラフィックスソフトウェアでの図形の回
転等でより直接的な操作が可能となる。
関する情報を上位の電子計算機に送ることができ、その
情報を用いてグラフィックスソフトウェアでの図形の回
転等でより直接的な操作が可能となる。
【図1】移動量検出機構としてボールを2個有するマウ
スの低面から見た外観図である。
スの低面から見た外観図である。
【図2】図1に示したマウスのA−A′断面図である。
【図3】2個の移動量検出機構を有するマウスを移動さ
せた場合の各移動量検出機構の検出する移動量データを
示す図である。
せた場合の各移動量検出機構の検出する移動量データを
示す図である。
【図4】2個の移動量検出機構を有するマウスを、移動
と同時に向きも変えた場合の各移動量検出装置の検出す
る移動量及び向きのデータを示す図である。
と同時に向きも変えた場合の各移動量検出装置の検出す
る移動量及び向きのデータを示す図である。
1…移動量検出機構1、 2…移動量検出機構2、 3…マウス筐体、 4…マウス ボタン。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも2個以上の移動量検出機構を有
し、各移動量検出機構が検出した移動量を上位電子計算
機に報告することを特徴とした電子計算機の入力装置。 - 【請求項2】2個以上の移動量検出機構が検出した移動
量のうちの最大値を移動量として上位電子計算機に報告
することを特徴とした請求項1記載の電子計算機の入力
装置。 - 【請求項3】2個以上の移動量検出機構が検出した移動
量から、入力装置の向きに関するデータを算出し、上位
電子計算機に報告することを特徴とした請求項1記載の
電子計算機の入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4167278A JPH0612180A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 電子計算機の入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4167278A JPH0612180A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 電子計算機の入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612180A true JPH0612180A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15846784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4167278A Pending JPH0612180A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 電子計算機の入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612180A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07334306A (ja) * | 1994-06-14 | 1995-12-22 | Nec Corp | マウス装置 |
JPH0981313A (ja) * | 1995-09-12 | 1997-03-28 | Nec Corp | マルチフットボール式入力装置 |
JPH09171433A (ja) * | 1995-12-20 | 1997-06-30 | Nec Shizuoka Ltd | マウス入力装置 |
US20230398438A1 (en) * | 2022-06-10 | 2023-12-14 | Sony Interactive Entertainment Inc. | Dual sphere foot operated position-based controller |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4167278A patent/JPH0612180A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07334306A (ja) * | 1994-06-14 | 1995-12-22 | Nec Corp | マウス装置 |
JPH0981313A (ja) * | 1995-09-12 | 1997-03-28 | Nec Corp | マルチフットボール式入力装置 |
JPH09171433A (ja) * | 1995-12-20 | 1997-06-30 | Nec Shizuoka Ltd | マウス入力装置 |
US20230398438A1 (en) * | 2022-06-10 | 2023-12-14 | Sony Interactive Entertainment Inc. | Dual sphere foot operated position-based controller |
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