JPH06121602A - 乾燥土壌改良装置 - Google Patents

乾燥土壌改良装置

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JPH06121602A
JPH06121602A JP30032792A JP30032792A JPH06121602A JP H06121602 A JPH06121602 A JP H06121602A JP 30032792 A JP30032792 A JP 30032792A JP 30032792 A JP30032792 A JP 30032792A JP H06121602 A JPH06121602 A JP H06121602A
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JP
Japan
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water
soil
water retention
bullet
retention agent
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Application number
JP30032792A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Taki
義宏 滝
Sachiyo Taki
幸代 滝
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 土壌中のある深さで高密度に水が保存され、
そこに植物の根が伸び入って水を有効に活用できるよう
に地下の一定の深さの部分に保水剤を注入することがで
きる乾燥土壌改良装置の提供。 【構成】 弾丸(作孔体部)1、弾丸支持板2、保水剤
供給部3およびこれらを牽引する牽引機4よりなること
を特徴とする乾燥土壌改良装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥土壌改良装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】植物の生育に適さない土壌を改良して農
作物や樹木を育てることは古くから試みられている。植
物の生育不良は、乾燥あるいは過湿、養分の欠乏、酸性
あるいはアルカリ性土壌(又はソーダ土壌)等、種々の
要因があり、これらを解決するための方法や資材、装置
が提案されている。近年は都市化による土壌の乾燥、固
結、長年の施設園芸による土壌の乾燥、固結、塩分の蓄
積等が問題になっており、また地球規模での砂漠化も問
題になっているが、従来の改良剤や装置による改良では
必ずしも充分に解決することは出来なかった。最近、乾
燥土壌に保水性を付与するために高吸水性樹脂の使用が
提案されている。吸水性樹脂は水と接触すると自重の数
百倍もの水を吸収することができ、また一旦樹脂に吸着
された水は遊離、放出され難いが植物の根がその水を吸
収することができるので、この性質を利用して乾燥地に
水分を与え、かつそれを有効に利用して植物を育成する
ことが期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保水剤
の代表的なものである高吸水性樹脂は、紫外線により樹
脂が劣化し易いという欠点があるため土壌の表面層に施
すことは好ましいことではなく、また保水剤は高価格で
あることから土壌のある深さ迄全面にわたって施すこと
は経費が多くかかり、また土壌とある比率で混合して施
す必要があり、労力がかかることが難点となっている。
一方、装置として田や畑で溝を掘ったり、それに土壌改
良剤、肥料、暗渠管等を入れ、埋め戻す等、多用途に用
いられるトレンチャーが知られており(財団法人富民協
会発行編、トレンチャー農業入門参照)、それにより溝
を掘り、高吸水性樹脂を混入することも考えられるが、
その場合作業速度は後述する弾丸暗渠施工に比べ遅く、
かつ弾丸暗渠施工に比べ多くの土をかき上げることにな
り、いきおい高吸水性樹脂の散布量が多くなり不経済で
ある。そこで、本発明の目的は、土壌中のある深さで高
密度に水が保存され、そこに植物の根が伸び入って水を
有効に活用できるように地下の一定の深さの部分に保水
剤を注入することができる乾燥土壌改良装置を提供する
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾丸(作孔体
部)、弾丸支持板、保水剤供給部およびこれらを牽引す
る牽引機よりなることを特徴とする乾燥土壌改良装置に
関する。前記乾燥土壌改良装置には、必要に応じて、保
水剤散布部および/またはきれつ作成板を付設すること
ができる。また、前記乾燥土壌改良装置には、保水剤散
布部、その後方に散水部、さらにその後方に掻き寄せ埋
め戻し部を付設することもできる。本発明は、暗渠排水
の技術を発想の転換により、乾燥土壌の改良に利用する
ことを思い付いたのが原点である。暗渠排水について
は、1989年2月10日社団法人農山漁村文化協会発
行、永石義隆著「農家にできる暗渠排水」などに詳述さ
れている。
【0005】本発明を図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、弾丸暗渠を施工し、暗渠内および必要に応じ
てその上辺部に保水剤を供給するための装置であり、弾
丸暗渠を作孔するための弾丸(作孔体)1をとりつけた
弾丸支持板2をアーム部5で固定支持し、このアーム部
3をトラクタのような牽引機4で牽引する。アーム部5
には保水剤供給部3をとりつける。保水剤供給部3が大
きいものであるときは、その下部に台車13をとりつけ
る。保水剤は、保水剤供給部3より任意の手段により弾
丸1と弾丸支持板2により形成された弾丸暗渠20およ
び必要により溝21の一部に供給される。
【0006】アーム部5にとりつける弾丸支持板2と弾
丸1は1対でもよいが、図3(b)に示すように複数対
とりつけることも可能である。また、図2に示すように
弾丸1をとりつけた弾丸支持板2の両サイドに弾丸支持
板2と平行にきれつ作成板6をとりつけることができ
る。きれつ作成板6のとりつけ方は、図2のタイプにか
ぎらず、図3の(b)に示すようにとりつけることがで
きる。弾丸1、弾丸支持板2およびきれつ作成板6の作
用により、土壌には図1の(b)および図4に示すよう
にきれつ22が発生する。このきれつは根がこれに沿っ
て生育する働きをする。
【0007】保水剤については格別の制限はなく、すべ
ての保水剤が利用できる。保水剤は、デンプン系、セル
ロース系、合成樹脂系に分けられるが、合成樹脂系のも
のがよく使用される。合成樹脂系のものは、ポリアクリ
ル酸系、ポバール系、ポリオキシアルキレン系、アクリ
ルアミド系などがあり、さらに具体的には、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニールアルコー
ル、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体などがあ
る。また、保水剤は、前述のような成分100%のもの
を使用する場合のほか、砂や土との混合物として、ある
いは肥料との混合物として使用することができる。保水
剤と砂や土との混合物を使用するかわりに、弾丸1と弾
丸支持板2により掘り上げられた土(掘削土)上に保水
剤を散布し、土と混合することもできる。
【0008】また、保水剤を供給あるいは散布した後、
保水剤に保有させる水を適用するための手段を付設する
ことができる。図3の(a)と(b)は、掘削土上に保
水剤を散布し、その上に散水し、埋め戻すタイプの装置
を示している。図3の(a)は側面概略図、図3の
(b)は上面概略図である。トラクタのような牽引機4
で牽引されるアーム部5の下部には弾丸1を支持する弾
丸支持板2がとりつけられており、アーム部5の後方に
は保水剤供給部3が設けられており、本ケースの場合
は、保水剤供給部3は台車13で支持されている。保水
剤は散布部8により掘削土上に散布される。保水剤供給
部3の後方には、散水タンク9が、その下方には散水ノ
ズル10が設けられており、散布された保水剤に前記ノ
ズルが水を供給するようになっている。散水タンク9の
後方には掻き寄せ埋め戻し部11を設けた。掻き寄せ埋
め戻し部11は、弾丸1と弾丸支持板により生じた掘削
土およびその上に散布された吸水した保水剤を溝21に
埋め戻す働きをする。さらに必要に応じて掻き寄せ埋め
戻し部11の後方にはローラ等任意の掻きならし部12
を設けることができる。このようにすることにより、弾
丸暗渠20、溝21およびきれつ22が形成され、かつ
弾丸暗渠20と溝21の一部には保水剤23が充填され
る。
【0009】図5は、本発明装置のさらに別の態様を示
すものである。図5では、牽引機と保水剤供給部は図示
を省略してある。この例ではアーム部5の下部にすべり
板7を設けるとともに、3組の弾丸1と弾丸支持板2を
設け、さらに弾丸にきれつ作成板6をV字状にとりつけ
たものである。
【0010】
【効果】本発明により、全く新しいタイプの乾燥土壌改
良装置が提供できた。この装置により、比較的簡単に乾
燥土壌の地中に保水剤を充填するとともに、植物の根の
生育に適した無数のきれつをもつ土壌を形成することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の装置を用いて土壌を改良し
ている状態を示す概略図であり、(b)は、それにより
施工された土壌の断面図である。
【図2】弾丸と弾丸支持板の他にきれつ作成板をとりつ
けたアーム部の構造を示す概略図である。
【図3】図1の本発明乾燥土壌改良装置の別の態様例を
示すものであり、(a)は側面概略図、(b)は上面概
略図である。
【図4】図3の本発明乾燥土壌改良装置により施工され
た土壌の断面図である。
【図5】図1の本発明乾燥土壌改良装置の別の態様例を
示すものであり、(a)は側面概略図、(b)は後面概
略図である。
【符号の説明】
1 弾丸(作孔体) 2 弾丸支持板 3 保水剤供給部 4 牽引機 5 アーム部 6 きれつ作成板 7 すべり板 8 保水剤散布部 9 散水タンク 10 散水ノズル 11 掻き寄せ埋め戻し部 12 掻きならし部 13 台車 20 弾丸暗渠 21 溝 22 きれつ 23 保水剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾丸、弾丸支持板、保水剤供給部および
    これらを牽引する牽引機よりなることを特徴とする乾燥
    土壌改良装置。
  2. 【請求項2】 保水剤散布部を付設した請求項1記載の
    乾燥土壌改良装置。
  3. 【請求項3】 きれつ作成板を付設した請求項1または
    2記載の乾燥土壌改良装置。
  4. 【請求項4】 保水剤散布部、その後方に散水部、さら
    にその後方に掻き寄せ埋め戻し部を付設した請求項1、
    2または3記載の乾燥土壌改良装置。
JP30032792A 1992-10-13 1992-10-13 乾燥土壌改良装置 Pending JPH06121602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30032792A JPH06121602A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 乾燥土壌改良装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30032792A JPH06121602A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 乾燥土壌改良装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06121602A true JPH06121602A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17883442

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30032792A Pending JPH06121602A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 乾燥土壌改良装置

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JP (1) JPH06121602A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002539439A (ja) * 1999-03-15 2002-11-19 財団法人熊本テクノポリス財団 精密農業用の土壌特性測定装置とシステム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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