JPH06121565A - リレー装置 - Google Patents

リレー装置

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Publication number
JPH06121565A
JPH06121565A JP4289315A JP28931592A JPH06121565A JP H06121565 A JPH06121565 A JP H06121565A JP 4289315 A JP4289315 A JP 4289315A JP 28931592 A JP28931592 A JP 28931592A JP H06121565 A JPH06121565 A JP H06121565A
Authority
JP
Japan
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temperature coefficient
positive temperature
thermistor
coefficient thermistor
relay device
Prior art date
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Application number
JP4289315A
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English (en)
Inventor
Michikazu Takeuchi
通一 竹内
Hiroshi Nohara
洋 野原
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Priority to US08/130,463 priority patent/US5428493A/en
Publication of JPH06121565A publication Critical patent/JPH06121565A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/16Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/42Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H61/00Electrothermal relays
    • H01H61/002Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H61/00Electrothermal relays
    • H01H61/002Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
    • H01H2061/004PTC resistor in series with start winding, e.g. adapted for being switched off after starting for limiting power dissipation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】初期抵抗値を低い値に保つことができると共
に、熱平衡時の消費電力を著しく小さくできるリレー装
置を提供する。 【構成】第1の正特性サーミスタ1は、一端が外部接続
用端子4に接続され、他端が第2の正特性サーミスタ2
の一端に接続されている。第2の正特性サーミスタ2は
他端が他の外部接続用端子5に接続されている。熱応動
スイッチ3は、第1の正特性サーミスタ1及び第2の正
特性サーミスタ2に熱結合され、第2の正特性サーミス
タ2に並列に接続され、非加熱時は閉状態に保たれ、第
1の正特性サーミスタ1または第2の正特性サーミスタ
2から与えられる熱に応動して開となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リレー装置に関し、更
に詳しくは、正特性サーミスタの抵抗温度特性を利用し
てリレー動作をさせるリレー装置の改良に係る。
【0002】
【従来の技術】正特性サーミスタの抵抗温度特性を利用
してリレー動作をさせるリレー装置は、例えばモータ起
動用として従来よりよく知られている。モータ起動用リ
レー装置はコンデンサ起動型または分相起動型のモータ
の起動回路を開閉する手段として用いられるもので、一
種のオフ.ディレイ型リレーとして動作する。公知文献
としては、実公昭58ー34722号、特公昭63ー1
8817号公報、実開平2ー2802号公報等がある。
これらの公知文献に記載されるごとく、従来のリレー装
置は1個の正特性サーミスタを用いている。分相起動型
単相モータの場合、正特性サーミスタは、モータの補助
巻線に接続される。正特性サーミスタは電源投入直後の
起動時に低抵抗素子として動作する。この低抵抗値及び
補助巻線のインダクタンス値によって定まる補助巻線側
回路インピーダンスと、主巻線のインダクタンスに基づ
く主巻線側回路インピーダンスとの相違によって、補助
巻線に流れる電流とモータの主巻線に流れる電流との間
に位相差が発生し、位相差に基づく回転磁界が生じる。
この回転磁界により、モータの電機子が回転し始め起動
する。起動後は、正特性サーミスタは時間経過とともに
自己発熱動作によって抵抗値が著しく高くなる。このた
め、正特性サーミスタの接続されている補助巻線が実質
的に切り離された状態になり、定常運転に入る。従っ
て、正特性サーミスタは、抵抗値の低い起動抵抗として
動作すると共に、補助巻線を実質的に切り離す高抵抗体
として機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のリレー装置は、正特性サーミスタが起動抵抗補助巻線
を実質的に切り離す高抵抗体として用いられているの
で、定常運転状態では常時発熱動作を継続して高抵抗値
を維持しなければならない。このため、正特性サーミス
タの電力消費が3〜4Wにも達するという問題点があっ
た。しかも、正特性サーミスタは、レリー動作のために
要求される高抵抗値とともに、低い起動抵抗値の要求を
満たす必要もある。このため、1この正特性サーミスタ
を用いる従来技術では、正特性サーミスタに要求される
抵抗温度特性が自と定まってしまい、消費電力を低減す
ることが困難である。
【0004】そこで、本発明の課題は、初期抵抗値を低
い値に保つことができると共に、熱平衡時の消費電力を
著しく小さくできるリレー装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、少なくとも2つの正特性サーミスタと、
熱応動スイッチとを含むリレー装置であって、第1の正
特性サーミスタは、一端が外部接続用端子に接続され、
他端が第2の正特性サーミスタの一端に接続されてお
り、第2の正特性サーミスタは、他端が他の外部接続用
端子に接続されており、前記熱応動スイッチは、前記第
1の正特性サーミスタ及び前記第2の正特性サーミスタ
に熱結合され、前記第2の正特性サーミスタに並列に接
続され、非加熱時は閉状態に保たれ、前記第1の正特性
サーミスタまたは前記第2の正特性サーミスタから与え
られる熱に応動して開となる。
【0006】
【作用】第1の正特性サーミスタは一端が外部接続用端
子に接続され他端が第2の正特性サーミスタの一端に接
続されており、第2の正特性サーミスタは他端が他の外
部接続用端子に接続されており、熱応動スイッチは第2
の正特性サーミスタに並列に接続され、非加熱時は閉状
態に保たれているから、外部接続用端子間に電圧が印加
された場合、電圧印加の直後は第2の正特性サーミスタ
が熱応動スイッチによってバイパスされ、全電圧が第1
の正特性サーミスタに印加され、第1の正特性サーミス
タが発熱動作をする。このときの初期抵抗値は第1の正
特性サーミスタによって定まるから、第1の正特性サー
ミスタの常温抵抗値を低い値に設定することにより、初
期抵抗値を低い値に保つことができる。
【0007】熱応動スイッチは第1の正特性サーミスタ
に熱結合され、第1の正特性サーミスタから与えられる
熱に応動して開となるから、第1の正特性サーミスタの
発熱温度が時間経過により熱応動スイッチの動作温度に
到達すると、熱応動スイッチが、第1の正特性サーミス
タから与えられる熱によって閉から開となる。
【0008】熱応動スイッチは第2の正特性サーミスタ
に並列に接続されているから、熱応動スイッチが開にな
ると、第1の正特性サーミスタ及び第2の正特性サーミ
スタの直列回路が構成され、第1の外部接続端子及び第
2の外部接続端子間に接続された電圧が、第1の正特性
サーミスタ及び第2の正特性サーミスタの直列回路の両
端に印加され、第2の正特性サーミスタも発熱を開始す
る。
【0009】熱応動スイッチは、第2の正特性サーミス
タに熱結合され、第2の正特性サーミスタから与えられ
る熱に応動して開となるから、第1の正特性サーミスタ
から与えられる熱によって閉から開にスイッチ動作をし
た後は、主として第2の正特性サーミスタから与えられ
る熱によって開状態を維持することができる。
【0010】この場合、回路の消費電力は第1の正特性
サーミスタの消費電力と、第2の正特性サーミスタの消
費との和となる。従って、熱平衡時の全体の消費電力が
第1の正特性サーミスタの単独の場合の消費電力よりも
小さくなるように設計することにより、消費電力を減少
させることができる。このため、電源投入直後の初期抵
抗値を必要な小さな値に設定すると共に、熱平衡時の消
費電力を著しく小さくできる。第1の正特性サーミスタ
及び第2の正特性サーミスタの抵抗値、体積等の電気
的、熱的な関係を調整することにより、第1の正特性サ
ーミスタと第2の正特性サーミスタとの間で適切な回路
電圧分担を設定し、第2の正特性サーミスタの発熱動作
を開始させ、進行させることができる。一般的には、熱
応動スイッチが開になる時点では、第1の正特性サーミ
スタは高抵抗に達しているので、第2の正特性サーミス
タが電圧分担により容易に熱応動スイッチに対する熱供
給を反転させるよう、第2の正特性サーミスタは小型で
高抵抗のものを使用することが望ましい。また、第2の
正特性サーミスタが電圧分担により容易に熱応動スイッ
チに対する熱供給を反転させるための手段として、第1
の正特性サーミスタによって第2の正特性サーミスタを
予熱する構成も有効である。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係るリレー装置の回路図であ
る。図において、1及び2は正特性サーミスタ、3は熱
応動スイッチである。正特性サーミスタ1及び2は少な
くとも2つ備えられていればよい。第1の正特性サーミ
スタ1は、一端が外部接続用端子4に接続され、他端が
第2の正特性サーミスタ2の一端に接続されており、
第2の正特性サーミスタ2は、他端が他の外部接続用端
子5に接続されている。即ち 、第1の正特性サーミス
タ1及び第2の正特性サーミスタ2は互いに直列に接続
されている。
【0012】熱応動スイッチ3は第1の正特性サーミス
タ1及び第2の正特性サーミスタ2に熱結合されると共
に、第2の正特性サーミスタ2に並列に接続されてい
る。熱応動スイッチ3は非加熱時は閉状態に保たれてい
る。
【0013】上述のように、第1の正特性サーミスタ1
及び第2の正特性サーミスタ2は互いに直列に接続され
ており、熱応動スイッチ3は第2の正特性サーミスタ2
に並列に接続され、非加熱時は閉状態に保たれているか
ら、外部接続用端子4、5間に電圧Vが印加された場
合、電圧印加の直後は第2の正特性サーミスタ2が熱応
動スイッチ3によってバイパスされ、全電圧Vが第1の
正特性サーミスタ1に印加され、第1の正特性サーミス
タ1が発熱動作をする。このときの初期抵抗値は第1の
正特性サーミスタ1によって定まるから、第1の正特性
サーミスタ1の常温抵抗値を低い値に設定することによ
り、初期抵抗値を低い値に保つことができる。
【0014】熱応動スイッチ3は第1の正特性サーミス
タ1に熱結合され、第1の正特性サーミスタ1から与え
られる熱に応動して開となるから、第1の正特性サーミ
スタ1の発熱温度が時間経過により熱応動スイッチ3の
動作温度に到達すると、図2に示すように、熱応動スイ
ッチ3が、第1の正特性サーミスタ1から与えられる熱
によって閉から開となる。
【0015】熱応動スイッチ3は第2の正特性サーミス
タ2に並列に接続されているから、熱応動スイッチ3が
開になると、第1の正特性サーミスタ1及び第2の正特
性サーミスタの直列回路が構成され、電圧Vが第1の正
特性サーミスタ1及び第2の正特性サーミスタ2の直列
回路の両端に印加され、第2の正特性サーミスタ2も発
熱を開始する。この場合、回路の消費電力Pは第1の正
特性サーミスタ1の消費電力P1と、第2の正特性サー
ミスタ2の消費電力P2との和となる。従って、熱平衡
時の全体の消費電力Pが第1の正特性サーミスタ1の単
独の場合の消費電力P0よりも小さくなるように設計す
ることにより、消費電力P を減少させることができ
る。
【0016】熱応動スイッチ3は、第2の正特性サーミ
スタ2に熱結合され、第2の正特性サーミスタ2から与
えられる熱に応動して開となるから、熱応動スイッチ3
は、第1の正特性サーミスタ1から与えられる熱によっ
て閉から開にスイッチ動作をした後は、主として第2の
正特性サーミスタ2から与えられる熱によって開状態を
維持することができる。
【0017】図3は正特性サーミスタの抵抗温度特性を
示す図である。曲線L1は第1の正特性サーミスタ1の
特性、曲線L2は第2の正特性サーミスタ2の特性を示
している。 発熱温度T11を熱平衡温度とした場合、
第1の正特性サーミスタ1及び第2の正特性サーミスタ
2の直列回路における熱平衡時の合成抵抗値(R11+
R21)が、第1の正特性サーミスタ1単独の場合の熱
平衡時抵抗値R01(熱平衡温度T01)よりも大きく
なるように設定し、回路電流を絞り込み、消費電力を減
少させることができる。ここで、第1の正特性サーミス
タ1のみならず、第2の正特性サーミスタ2をも備える
ので、必要な初期抵抗値は第1の正特性サーミスタ2に
よって満たし、合成抵抗値(R11+R21)は、主と
して、第1の正特性サーミスタ1に対する第2の正特性
サーミスタ2の特性選択によって設定できる。このた
め、電源投入直後の初期抵抗値を必要な小さな値に設定
すると共に、熱平衡時の消費電力を著しく小さくでき
る。
【0018】第2の正特性サーミスタ2は、同一温度T
11に対する抵抗値R21が第1の正特性サーミスタ1
の抵抗値R11よりも高い。このような関係に設定する
と、熱応動スイッチ3が開動作をした後、第2の正特性
サーミスタ2の電圧分担が、第1の正特性サーミスタ1
よりも大きくなるので、第2の正特性サーミスタ2の発
熱動作を確実に進行させることができる。
【0019】図3の場合、第1の正特性サーミスタ1及
び第2の正特性サーミスタ2は、キュリー点TS1が互
いにほぼ等しい。これとは異なって、図4に示すよう
に、第2の正特性サーミスタ2のキュリー点TS2が第
1の正特性サーミスタ1のキュリー点TS1よりも低く
なるように設定することもできる。このような関係に設
定することにより、熱応動スイッチ3が第1の正特性サ
ーミスタ1から与えられる熱に応動して開となった後、
第2の正特性サーミスタ2の発熱動作を確実に進行させ
ることができる。
【0020】第2の正特性サーミスタ2は、体積が第1
の正特性サーミスタ1の体積よりも小さいことが望まし
い。このような構造であると、熱応動スイッチ3が開動
作をした後、より少ない電力により、第2の正特性サー
ミスタ2の発熱動作をはやめることができる。
【0021】熱応動スイッチ3は、熱応動片31を有
し、熱応動片31が第1の正特性サーミスタ1側に接続
されていることが望ましい。このような構造であると、
第1の正特性サーミスタ1からの熱を、熱応動片31に
速やかに伝え、第2の正特性サーミスタ2の発熱動作を
早めることができる。32は接点である。熱応動スイッ
チ3は、バイメタル、形状記憶合金等を用いて構成で
き、第1のサーミスタ1及び第2の正特性サーミスタ2
に直接にまたは間接に熱結合させる。接点が開となる時
点では、第1の正特性サーミスタ1によって、電流が充
分に絞られているので、熱応動片31に備えられた接点
及び固定片32に備えられた接点を構成する材料の選択
は容易である。
【0022】図5は本発明に係るリレー装置をモータ起
動回路に用いた回路図を示している。6は単相モータ、
61は主巻線、62は補助巻線である。7は本発明に係
るリレー装置、8は電源、9は電源投入スイッチであ
る。リレー装置7は外部接続用端子4が補助巻線62に
接続され、他の外部接続用端子5が電源ラインに接続さ
れている。
【0023】電源投入スイッチ9が閉になると、電源投
入直後の起動時に第1の正特性サーミスタ1が低抵抗素
子として動作する。この低抵抗値及び補助巻線61のイ
ンダクタンス値によって定まる補助巻線側回路インピー
ダンスと、主巻線61のインダクタンスに基づく主巻線
側回路インピーダンスとの相違によって、補助巻線62
に流れる電流I2と、主巻線61に流れる電流I1との
間に位相差が発生し、位相差に基づく回転磁界が生じ
る。この回転磁界により、モータ6の電機子(図示しな
い)が回転し始め起動する。
【0024】起動後、第1の正特性サーミスタ1の発熱
温度が熱応動スイッチ3の動作温度に到達すると、熱応
動スイッチ3が、第1の正特性サーミスタ1から与えら
れる熱によって閉から開となる(図6参照)。
【0025】熱応動スイッチ3は第2の正特性サーミス
タ2に並列に接続されているから、熱応動スイッチ3が
開になると、第1の正特性サーミスタ1及び第2の正特
性サーミスタの直列回路が構成され、外部接続端子4、
5間に印加された電圧が、第1の正特性サーミスタ1及
び第2の正特性サーミスタ2の直列回路の両端に印加さ
れ、第2の正特性サーミスタ2も発熱を開始する。
【0026】熱応動スイッチ3は、第2の正特性サーミ
スタ2に熱結合され、第2の正特性サーミスタ2から与
えられる熱に応動して開となるから、第1の正特性サー
ミスタ1から与えられる熱によって閉から開にスイッチ
動作をした後は、主として第2の正特性サーミスタ2か
ら与えられる熱によって開状態を維持することができ
る。これにより、定常運転時の消費電力を低減させたモ
ータ起動用リレー装置が得られる。
【0027】図7〜図9はモータ起動回路を示してい
る。図において、図5と同一の参照符号は同一性ある構
成部分を示している。何れもコンデンサ起動型単相モー
タに本発明に係るリレー装置を用いた例を示している。
10、11は起動用コンデンサである。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (a)第1の正特性サーミスタは一端が外部接続用端子
に接続され他端が第2の正特性サーミスタの一端に接続
されており、第2の正特性サーミスタは他端が他の外部
接続用端子に接続されており、熱応動スイッチは第2の
正特性サーミスタに並列に接続され、非加熱時は閉状態
に保たれているから、第1の正特性サーミスタによって
定まるから、第1の正特性サーミスタの常温抵抗値を低
い値に設定することにより、初期抵抗値を第1の正特性
サーミスタの常温抵抗値によって定まる低い値に保ち得
るリレー装置を提供できる。 (b)熱応動スイッチは、第1の正特性サーミスタ及び
第2の正特性サーミスタに熱結合され、第2の正特性サ
ーミスタに並列に接続され、非加熱時は閉状態に保た
れ、第1の正特性サーミスタまたは第2の正特性サーミ
スタから与えられる熱に応動して開となるから、電源投
入直後の初期抵抗値を必要な小さな値に設定すると共
に、熱平衡時の消費電力を著しく小さくし得るリレー装
置を提供できる。 (c)熱応動スイッチは、第2の正特性サーミスタに熱
結合され、第2の正特性サーミスタから与えられる熱に
応動して開となるから、第1の正特性サーミスタから与
えられる熱によって閉から開にスイッチ動作をした後
は、主として第2の正特性サーミスタから与えられる熱
によって開状態を安定に維持し得るリレー装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリレー装置の回路図である。
【図2】図1に示したリレー装置の動作状態の回路図で
ある。
【図3】本発明に係るリレー装置を構成するのに適した
正特性サーミスタの抵抗温度特性を示す図である。
【図4】本発明に係るリレー装置を構成するのに適した
他の正特性サーミスタの抵抗温度特性を示す図である。
【図5】図1の本発明に係るリレー装置を用いたモータ
起動回路図である。
【図6】図5に示したモータ起動回路の動作状態を示す
図である。
【図7】図1の本発明に係るリレー装置を用いた他のモ
ータ起動回路図である。
【図8】図1の本発明に係るリレー装置を用いた他のモ
ータ起動回路図である。図である
【図9】図1の本発明に係るリレー装置を用いた他のモ
ータ起動回路図である。
【符号の説明】
1 第1の正特性サーミスタ 2 第2の正特性サーミスタ 3 熱応動スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの正特性サーミスタと、
    熱応動スイッチとを含むリレー装置であって、 第1の正特性サーミスタは、一端が外部接続用端子に接
    続され、他端が第2の正特性サーミスタの一端に接続さ
    れており、 第2の正特性サーミスタは、他端が他の外部接続用端子
    に接続されており、 前記熱応動スイッチは、前記第1の正特性サーミスタ及
    び前記第2の正特性サーミスタに熱結合され、前記第2
    の正特性サーミスタに並列に接続され、非加熱時は閉状
    態に保たれ、前記第1の正特性サーミスタまたは前記第
    2の正特性サーミスタから与えられる熱に応動して開と
    なるリレー装置。
  2. 【請求項2】 前記熱応動スイッチは、前記第1の正特
    性サーミスタから与えられる熱によって閉から開にスイ
    ッチ動作をし、その後は主として前記第2の正特性サー
    ミスタから与えられる熱によって開状態を維持する請求
    項1に記載のリレー装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の正特性サーミスタは、熱平衡
    時の消費電力が前記第1の正特性サーミスタの熱平衡時
    の消費電力よりも小さい請求項1に記載のリレー装置。
  4. 【請求項4】 前記熱応動スイッチが開状態にあるとき
    の前記第1の正特性サーミスタ及び前記第2の正特性サ
    ーミスタの合計消費電力は、前記熱応動スイッチが閉状
    態にある時の前記第1の正特性サーミスタの消費電力よ
    りも小さい請求項1に記載のリレー装置。
  5. 【請求項5】 第2の正特性サーミスタは、同一温度に
    対する抵抗値が前記第1の正特性サーミスタよりも高い
    請求項1に記載のリレー装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の正特性サーミスタは、キュリ
    ー点が前記第1の正特性サーミスタのキュリー点よりも
    低い請求項1に記載のリレー装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の正特性サーミスタは、体積が
    前記第1の正特性サーミスタの体積よりも小さい請求項
    1に記載のリレー装置。
  8. 【請求項8】 前記熱応動スイッチは、熱応動片を有
    し、前記熱応動片が前記第1の正特性サーミスタ側に接
    続されている請求項1に記載のリレー装置。
  9. 【請求項9】 モータ起動に用いられる請求項1乃至
    8に記載のリレー装置。
JP4289315A 1992-10-02 1992-10-02 リレー装置 Pending JPH06121565A (ja)

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JP4289315A JPH06121565A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 リレー装置
EP93115624A EP0590592A1 (en) 1992-10-02 1993-09-28 Motor starting relay device having PTC thermistors
CN93114142A CN1089766A (zh) 1992-10-02 1993-09-30 具有ptc热敏电阻的电动机起动继电器装置
US08/130,463 US5428493A (en) 1992-10-02 1993-10-01 Motor starting relay device having PTC thermistors

Applications Claiming Priority (1)

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JP4289315A JPH06121565A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 リレー装置

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ID=17741600

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