JPH06119144A - 文書読み上げ装置 - Google Patents

文書読み上げ装置

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JPH06119144A
JPH06119144A JP4263985A JP26398592A JPH06119144A JP H06119144 A JPH06119144 A JP H06119144A JP 4263985 A JP4263985 A JP 4263985A JP 26398592 A JP26398592 A JP 26398592A JP H06119144 A JPH06119144 A JP H06119144A
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JP
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word
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japanese
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JP4263985A
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English (en)
Inventor
Hiromi Saito
裕美 斎藤
Kenichiro Kobayashi
賢一郎 小林
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、同字異音語を場合により読み分け
て、常に適切な文書データの読み上げを行うことを目的
としている。 【構成】 本発明において、日本語解析部4は文書デー
タファイル1内の読み上げ文書データを単語辞書6を参
照して日本語解析するが、複数の読みを持つ単語につい
ては各読みに対する共起情報を単語辞書6から読み出し
て、これを共起情報検索部8に与える。共起情報検索部
8は与えられた共起情報に基づいて前記単語の前後の文
書データから共起する単語を検索し、検索された単語と
共起関係にある読みの優先順位を第1位として、これを
共起情報使用記憶部9に保存すると共に日本語解析部4
に渡す。日本語解析部4は優先順位第1位の読みを解析
結果として解析結果バッファ7に格納する。前記解析結
果は音声データ生成部10により音声データに変換され
た後、音声合成装置13を介して音声出力部14から音
声となって出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は日本語の文書データを解
析し、この解析結果を音声データにした後に、この音声
データに音声合成処理を施して前記文書データの内容を
音声にして出力する文書読み上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の音声読み上げ装置では、ワ
ードプロセッサ等で作成された文書データを単語辞書等
を参照して日本語解析し、この解析結果を音声データ生
成部により音声データに変換し、この音声データを音声
合成装置によって音声信号に変換して、これをスピーカ
等から出力する構成を有している。しかし、上記音声デ
ータの日本語解析では、読みが複数ある単語について
は、その代表的な読みを予め決められた規則に従って出
力していたため、文章の内容やその前後関係に従って、
読みを変更することができないという欠点があった。例
えば、前記文書データの中に「市場」という漢字があっ
た場合、前記「市場」で魚等を売っている場合は、「い
ちば」と読み上げるのが正しく、株等が売買されている
場合は、「しじょう」と読み上げるのが正しいが、従来
はこのように場合によって同字異音語を読み分けること
ができないという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように計算機上
で処理できる形で表された文書データを音声にして読み
上げる従来の文書読み上げ装置では、市場(いちば又
は、しじょう)等の同字異音語を文書中の前後関係や文
章の意味によって読み分けることができないという欠点
があった。このため、場合によってはその文章中ではふ
さわしくない読み上げを行って聞き手に違和感を与える
という欠点があった。
【0004】そこで本発明は上記の欠点を除去し、同字
異音語を場合により読み分けて、常に適切な文書データ
の読み上げを行うことができる文書読み上げ装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は文書データを日
本語解析して音声データを得、この音声データを音声合
成装置により電気的な音声信号に変換し、これを音声出
力装置により音声にして出力する文書読み上げ装置にお
いて、複数の読みがある見出し語の前記各読みに対する
共起情報を収集した単語辞書と、日本語解析対象の単語
に複数の読みがあると、前記単語辞書から前記各読みに
対する共起情報を読み出す共起情報読出手段と、この共
起情報読出手段により読み出された共起情報に基づいて
前記日本語解析対象の単語の前後の文書データ内に共起
する単語があるか否かを検索する共起情報検索手段と、
この共起情報検索手段により検索された単語と共起関係
にある前記日本語解析対象の単語の読みの優先順位を第
1位とする読み決定手段とを具備し、この読み決定手段
により優先順位第1位となった読みにて音声データを作
成する音声データ作成手段とを具備した構成を有する。
【0006】
【作用】本発明の文書読み上げ装置において、単語辞書
は複数の読みがある見出し語の前記各読みに対する共起
情報を収集してある。共起情報読出手段は日本語解析対
象の単語に複数の読みがあると、前記単語辞書から前記
各読みに対する共起情報を読み出す。共起情報検索手段
は前記共起情報読出手段により読み出された共起情報に
基づいて前記日本語解析対象の単語の前後の文書データ
内に共起する単語があるか否かを検索する。読み決定手
段は前記共起情報検索手段により検索された共起する単
語と共起関係にある前記日本語解析対象の単語の読みの
優先順位を第1位とする。音声データ作成手段は前記読
み決定手段により優先順位第1位となった読みにて音声
データを作成する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の文書読み上げ装置の一実施例を
示したブロック図である。1は計算機上で扱える形の文
書データを格納している文書データファイル、2は読み
上げ時の各種設定データ等を入力する入力装置、3は文
書データを読み上げる際の総合的な制御を行う制御部、
4は読み上げる文書データを単語辞書6を参照して形態
的、構文的及び意味的に解析する日本語解析部、5は読
み上げ時の各種設定データが保存される設定バッファ、
6は文書データを解析するための見出し、品詞、読み、
アクセント、意味、共起情報その他が一覧となって収集
されている単語辞書、7は日本語解析部4による解析結
果を保存する解析結果バッファ、8は日本語解析部4に
より解析される単語の前後の文書データ内から共起する
単語を検索する共起情報検索部、9は前記共起情報検索
部8により決定された読みの優先順位情報が保持されて
いる共起情報使用記憶部、10は日本語解析部4の解析
結果及び共起情報等から対応する音声データを生成する
音声データ生成部、11は前記音声データ生成部10で
音声データを生成する際に参照される音声データ生成規
則を格納している音声データ生成規則ファイル、12は
音声データ生成部10により生成された音声データを保
存する音声データファイル、13は音声データに基づい
て音声信号を合成する音声合成装置、14は音声信号を
出力する音声出力部、15は表示データを保存する表示
データファイル、16は表示装置17に表示する表示デ
ータを音声データから作成する表示データ作成部、17
は表示データを表示する表示装置である。
【0008】次に本実施例の動作について図2のフロー
チャートを参照して説明する。文書データファイル1に
は日本語ワードプロセッサ等により作成された計算機で
処理可能な文書データが予め格納されている。又、この
文書データファイル1に格納された文書データはOCR
等により計算機中に読み込まれた文章等でも良い。この
ような状態で、入力装置2から文書読み上げ指示と、読
み上げ対象となる文書データの範囲がオペレータ2によ
りステップ201で制御部3に入力されると、制御部3
は選択された文書データを読み上げる制御を開始する。
オペレータは前記読み上げ対象文書の範囲を入力した
後、入力装置2から文書を読み上げるための図3に示し
たような設定条件を制御部3にステップ202にて入力
するため、制御部3はこれら条件を設定バッファ5に保
存する。この条件設定作業に関し、オペレータは表示装
置17に出力される設定画面のメニュー等を見ながら各
種設定条件等を入力することができる。この設定できる
条件としては、基本の読み上げ速度、音質、高さ、強
さ、読み上げ終了の設定時間、強調文字の特殊読み上げ
の有無、強調文字の特殊読み上げの変更点、読み上げの
有無、休みの長さ等がある。図3は前記設定バッファ5
に設定される設定条件例を示した図である。設定条件と
して、読み上げ速度、音質、高さ、強さ、終了時間、…
等のデータがあり、これらの諸条件がオペレータによ
り、任意に設定される。
【0009】制御部3は文書データファイル1からオペ
レータにより選択された文書データをその先頭から一
語、一語読み出し、読み出した文を日本語解析部4に渡
す。日本語解析部4はステップ203にて単語の形態情
報、読み情報、アクセント情報、単語間の共起情報等を
収めた図4に示したような内容の単語辞書6を参照し
て、入力された文章の形態的、構文的、意味的な解析を
行って、前記文書データを単語単位に切り分け、この各
単語に関する前記単語辞書6内の情報をまとめた解析結
果を得る。制御部3はこうして得た解析結果を解析結果
バッファ7に書き込む。この時、日本語解析部4は解析
対象単語(同字異音語)に複数の読みがあった場合、こ
の各読みに対する共起情報を単語辞書6から読み出し
て、これら共起情報を共起情報検索部8に渡す。これに
より、共起情報検索部8はステップ204にて現在日本
語解析部4で解析している単語の前後の文に前記渡され
た共起情報に共起する単語があるかないかを検索し、ス
テップ205にて共起する単語が検索されない場合はス
テップ213へ進み、検索された場合はステップ206
へ進む。ステップ206へ進んだ場合、共起情報検索部
8は検索された単語と共起関係にある読みの優先順位を
変更し、得られた優先順位情報をステップ207にて共
起情報使用記憶部9に保存すると共に、日本語解析部4
に渡す。その後、ステップ208にて日本語解析部4は
前記文書データに関する構文や意味の解析を行って得ら
れた最終的な解析結果と共に、前記共起情報検索部8か
ら渡された優先順位情報を解析結果バッファ7に格納し
た後、ステップ209へ進む。
【0010】一方、ステップ213へ進んだ場合、共起
情報使用記憶部9に優先順位情報が保存されているか否
かを判定し、保存されている場合はステップ214へ進
み、保存されていない場合はステップ215へ進む。ス
テップ215へ進んだ場合、日本語解析部4により解析
された同字異音語の読みの優先順位を初期設定の順位の
ままとして、ステップ208へ進む。ステップ214へ
進んだ場合、日本語解析部4により解析された同字異音
語の読みの優先順位を初期設定から共起情報使用記憶部
9に記憶されている読みの優先順位に変更した後、ステ
ップ208へ進む。
【0011】制御部3は読み上げ対象となった文書デー
タの解析終了を日本語解析部4から知らされると、ステ
ップ209にて音声データ生成部10を起動して、音声
データの生成を行う。音声データ生成部10は解析結果
バッファ7に保存されている前記音声データの解析結果
から音声データを音声データ生成規則ファイル11に格
納されている生成規則に従って作成し、得られた音声デ
ータを音声データファイル12に格納する。この際、音
声データ生成部10は設定バッファ5に設定されている
読み上げ条件を参照して、この条件に対応した音質や速
度で読み上げるためのデータを前記音声データと共に音
声データファイル12に格納する。音声データ生成部1
0は上記した音声データの作成が終了すると、これを制
御部3に知らせる。制御部3はこの知らせを受けると音
声データファイル12内の音声データを音声合成装置1
3及び表示データ作成部16に送る。
【0012】ステップ210にて、表示データ作成部1
6は入力された音声データを表示データ形式に変換し、
得られた表示データを表示データファイル15に格納す
る。一方、音声合成装置13はステップ211にて音声
データファイル12から入力された音声データを、この
音声データに付加されている速度、音質、高さ、強さ等
の読み上げ条件に従って電気信号に変換し、これを音声
出力部14に出力する。音声出力部14は入力された電
気信号を音声に変換して、これをスピーカ等から出力す
る。これと同時に、制御部3は表示データファイル15
から表示データを読み出して表示装置17に表示すると
共に、文書データファイル1の前記表示データに対応す
る文書データを読み出して、これも表示装置17の同画
面内に表示する。その後、制御部3はステップ212に
て指定された文書データが最後まで読み出されて読み上
げ用の解析が施されたか否かを判定し、解析されていな
い場合はステップ203に戻り、解析されて読み上げが
終了した場合は処理を終了する。
【0013】次に上記本装置の文書データ読み上げ動作
を具体例に従って更に詳述する。例えば、入力装置2か
らオペレータによって読み上げ指定された文書データの
一部に図5に示すような例文があった場合、この例文は
日本語解析部4によって単語辞書6を参照して解析さ
れ、その解析結果は図6に示したようになり、これが解
析結果バッファ7に格納される。この図6にてACS0
はアクセントがないことを示し、ACS1はアクセント
が第1拍目にあることを示している。これによると、
「私(わたし)」はどこにもアクセントがなく、「は」
には第1拍目にアクセントがあることが分かる。
【0014】上記日本語解析部4では、文書データを解
析して読みを導く際に、一つの単語に対して複数の読み
が存在する場合、共起情報検索部8を起動して、単語辞
書6内に記述されている共起情報に基づいて、前記複数
の読みの中で適切なものを選択する。前記共起情報は単
語辞書6内の読みが複数ある単語の各読みに対して図4
に示すように記述されている。ここで、読み上げ対象文
書データに図7に示すような「2月の市場の株価は値を
上げた。」という文章があった時、この文章に対する単
語辞書6の検索結果により、「市場」の読みとして「し
じょう」と「いちば」の2つが存在することが分かり、
図8はこの場合の検索状態を示している。図8では「市
場」に対して「しじょう」 「いちば」の2つの読みが
あり、各読みに対して共起情報(株金融株価…,魚野菜
…)が記述されている。そこで、日本語解析部4はこれ
ら共起情報を共起情報検索部8に渡して、この共起情報
検索部8を起動する。起動された共起情報検索部8は前
記単語(市場)の前方或いは後方に渡された共起情報に
基づいて各読みに共起する単語があるか否かを検索す
る。上記した文例にて、「しじょう」は「株価(かぶ
か)」と共起関係にあるが、「いちば」との共起関係に
ある単語がないことが分かり、共起情報検索部8は「し
じょう」の読みの優先順位を上げ、この優先順位情報を
共起情報使用記憶部9に書き込むと共に、日本語解析部
4に渡す。
【0015】同様に上記した文例中の「値」に対しても
「ね」と「あたい」の2つの読みがあるが、「株価(か
ぶか)」との共起関係により、共起情報検索部8は読み
として「ね」を選択して、この読みの優先順位を上げ
る。ここで、前記図7に示した例文の後半に出てくる
「そして市場は大変賑わった」という文に関しては、
「市場」の読みである「しじょう」にも「いちば」にも
共起関係にある単語が存在しない。その場合、先ほど共
起関係により優先された「しじょう」読みの優先順位
を、日本語解析部4は共起情報使用記憶部9から読み出
して、これを採用する。
【0016】又、図9に示すように読み上げる文書デー
タ中に「2月の市場は魚が大量に入った。そして市場は
大変賑わった。」という文章があった時、「2月の市場
は魚が大量にはいった。」という文章に関しては単語辞
書6の検索結果により、上記の文例と同様に「市場」に
対しては「しじょう」と「いちば」の2つの読みが存在
することが分かる。そこで、共起情報検索部8は前記各
読みに対する共起情報に基づいて、前記単語の前後に共
起する単語があるか否かを検索すると、「市場」と
「魚」が共起関係にあることが分かり、この文の場合は
「いちば」の読みの優先順位を上げる。その後出てくる
「そして市場は大変賑わった。」という文に関しては、
「市場」の読みである「しじょう」にも「いちば」にも
共起関係がある単語が存在しないが、この場合には、先
程共起関係により優先順位が上がった「いちば」の読み
が採用される。即ち、図7、図9に示した2つの例文の
前文は異なるが、それに続く後半の文は「そして市場は
大変賑わった。」で共通している。しかし、前文に共起
関係にある単語があった場合には、図7と図9の各例文
中の「市場」という単語を「しじょう」と「いちば」と
いうように異なった読みで読み分けることが行われる。
ここで、図10は前記した図7の例文を日本語解析部4
により解析した解析結果を示しており、特に右端の欄は
優先順位情報を共起情報使用記憶部9に記憶したか否か
を示す情報である。同様に、図11は前記した図9の例
文を日本語解析部4により解析した解析結果を示してい
る。
【0017】制御部3は上記した日本語解析部4の文書
の解析終了を知ると、音声データ生成部10を起動す
る。音声データ生成部10は解析結果バッファ7の内容
を元に、音声データ生成規則ファイル11内の規則を参
照しながら音声データを作成して、これを音声データフ
ァイル12に格納する。図12は前記した音声データ生
成規則の一部を示した図である。このような音声データ
生成規則に基づいて音声データ生成部10が作成した音
声データは図13に示すようになる。ここで、前記図1
2で示した規則は、5段動詞でアクセントの形が0型で
ない場合で、その活用形が未然形の時はそのアクセント
の形を0型にするという例である。図13は音声データ
ファイル12に格納されている音声データのフォーマッ
ト例を示している。この図13の中でかたかな文字列は
音声データを示し、「^」はアクセントの位置を示し、
「.」は設定バッファ5に設定されている長さの休みを
示している。音声データファイル12は解析結果バッフ
ァ7の全ての内容に対して処理が終了すると、制御部3
に音声データが作成できたことを知らせる。この知らせ
を受けた制御部3は設定バッファ5の内容を参照しなが
ら、音声データファイル12内の音声データを音声合成
装置13に出力する。
【0018】音声合成装置13は音韻列と各種制御コー
ドからなるデータを受けることにより、これらを電気的
な音声信号に変換する装置であり、前記データは図13
に示した音声データと同じ形式である。音声合成装置1
3は図13に示したようなフォーマットの音声データの
文字列を入力すると、音声の規則合成を行える装置であ
り、指定された速度、音質、高さ、強さにより、これら
情報に続いて送られてくる文字列に対して規則合成を行
うことができる。その結果、音声合成装置13は前記音
声データを電気的な合成音声信号に変換し、この電気信
号をスピーカ等を備えた音声出力部14に出力して、実
際の音声として周囲に出力する。
【0019】一方、制御部3は音声データファイル12
内の音声データを音声合成装置13に送るのと同時に、
前記音声データを表示データ作成部16にも送る。表示
データ作成部16は送られてきた音声データをアクセン
トや読みが分かり易くなるような表示データに作成し直
す。このようにして作成された表示データは制御部3に
よって一旦表示データファイル15に格納されるが、そ
の後、表示装置17に送られ、ここで、対応する文書デ
ータと一緒に表示される。図14はこの時の表示装置1
7の表示画面例を示した図である。この図において、読
みに対する「^」のマークは発声を行う際に、その拍に
対してアクセントがあることを示している。この際、制
御部3は音声合成装置13に前記音声データを送るのと
同時に、表示装置17に表示している文書データとそれ
に対応した音声データに対して、音声の発生と同じタイ
ミングで文字の着色、反転、下線の付加等の文字修飾を
施して、現在どこを読み上げているかを、オペレータに
分かるようにする。図15はこのような表示画面例を示
しており、現在、「今日」という単語の「キョ」という
拍を読み上げている状態を表示している。画面の上側に
表示されている文書データの現在読み上げている単語に
は反転の文字修飾が施され、音声データを元に作成され
た前記画面の下側の表示データの中で、今まで読み上げ
た部分は反転されて強調表示されている。これらの表示
によって音声による読み上げタイミングが表示されてい
る。
【0020】本実施例によれば、読み上げ対象の文字デ
ータを日本語解析する際に参照される単語辞書6には、
見出しに対する複数の各読みに対して共起情報が格納さ
れており、解析対象の単語に複数の読みがあった場合
は、この単語の各読みに対する共起情報を共起情報検索
部8に渡し、この共起情報検索部8により前記単語の前
後に共起する単語があるかないかを検索し、あった場合
は前記単語と共起関係にある読みの優先順位を上げた
後、この優先順位情報と前記日本語解析による解析結果
に基づいて音声データを作成し、この音声データを音声
合成装置13によって音声信号に変換し、これを音声出
力装置4から出力する構成を採っているため、1つの単
語に対して複数の読みがある同字異音語の読み分けを、
この単語が含まれる文書の意味や状況によって適切に読
み分けることができる。
【0021】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の文書読み上げ
装置によれば、同字異音語を場合により読み分けて、常
に適切な文書データの読み上げを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書読み上げ装置の一実施例を示した
ブロック図。
【図2】図1に示した装置の文書読み上げ動作を示した
フローチャート。
【図3】図1に示した設定バッファ内に設定される読み
上げ条件例を示した図。
【図4】図1に示した単語辞書の構成例を示した図。
【図5】図1の装置で読み上げられる文書データ例の一
部を示した図。
【図6】図1に示した解析結果バッファ7内に格納され
る解析結果例を示した図。
【図7】図1の装置で読み上げられる文書データの他の
例の一部を示した図。
【図8】図7に示した「市場」に対する日本語解析結果
例を示した図。
【図9】図1の装置で読み上げられる文書データの他の
例の一部を示した図。
【図10】図7に示した文書に対する日本語解析結果例
を示した図。
【図11】図9に示した文書に対する日本語解析結果例
を示した図。
【図12】図1に示した音声データ生成規則ファイル内
の生成規則例を示した図。
【図13】図1に示した音声データファイルに格納され
る音声データ例を示した図。
【図14】図1に示した表示装置に表示される読み上げ
文書データとこれに対応する音声データの表示例を示し
た図。
【図15】図14に示した表示データ例に読み上げタイ
ミングを表示した場合の画面例を示した図。
【符号の説明】
1…文書データファイル 2…入力装置 3…制御部 4…日本語解析部 5…設定バッファ 6…単語辞書 7…解析結果バッファ 8…共起情報検索
部 9…共起情報使用記憶部 10…音声データ
生成部 11…音声データ生成規則ファイル 12…音声データ
ファイル 13…音声合成装置 14…音声出力部 15…表示データファイル 16…表示データ
作成部 17…表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを日本語解析して音声データ
    を得、この音声データを音声合成装置により電気的な音
    声信号に変換し、これを音声出力装置により音声にして
    出力する文書読み上げ装置において、複数の読みがある
    見出し語の前記各読みに対する共起情報を収集した単語
    辞書と、日本語解析対象の単語に複数の読みがあると、
    前記単語辞書から前記各読みに対する共起情報を読み出
    す共起情報読出手段と、この共起情報読出手段により読
    み出された共起情報に基づいて前記日本語解析対象の単
    語の前後の文書データ内に共起する単語があるか否かを
    検索する共起情報検索手段と、この共起情報検索手段に
    より検索された単語と共起関係にある前記日本語解析対
    象の単語の読みの優先順位を第1位とする読み決定手段
    とを具備し、この読み決定手段により優先順位第1位と
    なった読みにて音声データを作成する音声データ作成手
    段とを具備したことを特徴とする文書読み上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記読み決定手段により優先順位が1位
    となった読みの単語が再度出現した場合に、この単語の
    読みに共起する単語が前記共起情報検索手段により検索
    されない限り、前回決定された優先順位が1位の読みを
    再度採用することを特徴とする請求項1記載の文書読み
    上げ装置。
JP4263985A 1992-10-02 1992-10-02 文書読み上げ装置 Pending JPH06119144A (ja)

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