JPH0611719Y2 - 溝付ベアリングの組付装置 - Google Patents

溝付ベアリングの組付装置

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JPH0611719Y2
JPH0611719Y2 JP11049988U JP11049988U JPH0611719Y2 JP H0611719 Y2 JPH0611719 Y2 JP H0611719Y2 JP 11049988 U JP11049988 U JP 11049988U JP 11049988 U JP11049988 U JP 11049988U JP H0611719 Y2 JPH0611719 Y2 JP H0611719Y2
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JP
Japan
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bearing
press
set ring
grooved
fitting hole
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JP11049988U
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義則 小泉
宗央 後藤
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、溝付ベアリングをワークのベアリング嵌装孔
に圧入してセットリングで固定するための組付装置に関
する。
(2)従来の技術 従来、ミッションケースに形成した、切欠開口部を有す
るベアリング嵌装孔に溝付ベアリングを自動的に組付け
る装置として、ベアリング嵌装孔に装着したセットリン
グの内部に下方より上昇した爪を位置させるとともに、
上方から溝付ベアリングを保持したテーパー状の治具を
下降させて前記セットリングを拡開し、セットリングの
内径がベアリング嵌装孔の内径に一致した時に溝付ベア
リングを圧入するようにしたものが知られている。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の装置では、溝付ベアリングを圧
入する際に、この溝付ベアリングとの干渉を避けるため
に爪を微妙なタイミングで下方に離脱させる必要があっ
た。このとき、爪を離脱させるタイミングが早すぎる
と、溝付ベアリングが圧入される以前にセットリングが
閉じてしまい、無理に圧入された溝付ベアリングによっ
てセットリングが折損するというトラブルが発生する場
合があった。また、逆に爪を離脱させるタイミングが遅
すぎると、溝付ベアリングとの干渉によって爪が折損す
るというトラブラルも発生していた。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもので、従来の
装置のように微妙なタイミングの調整を必要とせずに、
溝付ベアリングを確実にワークのベアリング嵌装孔に圧
入して固定することが可能な溝付ベアリングの組付装置
を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案は、ワークに形成し
たベアリング嵌装孔に圧入ポンチで溝付ベアリングを圧
入し、この溝付ベアリングを前記ベアリング嵌装孔に装
着したセットリングで固定する溝付ベアリングの組付装
置において; 前記圧入ポンチに、溝付ベアリングを保持するホルダー
と、セットリングの開口部の外側に係合して該開口部を
位置決めする案内部材と、上記位置決めされたセットリ
ングの開口部の内側に挿入されるテーパー部材とを装着
し、 このテーパー部材によってセットリングを拡開した後、
溝付ベアリングをベアリング嵌装孔に圧入することを特
徴とする。
(2)作用 前述の構成を備えた本考案の溝付ベアリングの組付装置
によれば、ホルダーに溝付ベアリングを保持した圧入ポ
ンチをワークのベアリング嵌装孔に接近させると、先
ず、案内部材がベアリング嵌装孔に装着したセットリン
グの開口部に当接して該開口部を位置決めする。続い
て、位置決めされたセットリングの開口部にテーパー部
材が挿入され、該開口部をベアリング嵌装孔の内径まで
拡開する。この状態から、ホルダーに保持された溝付ベ
アリングが圧入ポンチに押圧されてベアリング嵌装孔に
圧入される。そして、圧入ポンチと共にテーパー部材が
離脱すると、セットリングは収縮して溝付ベアリングを
ベアリング嵌装孔内に固定する。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1〜3図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
その全体側面図、第2図は圧入機構の側面図、第3図は
同じく正面図である。
第1図に示すように、基台1の両側に立設したガイドシ
ャフト2に摺動自在に案内されるガイド筒3にはスライ
ドベース4が支持されており、このスライドベース4は
図示せぬシリンダに接続するシリンダロッド5によって
上下方向に駆動されるようになっている。
基台1の中央にはワークであるミッションケースWを支
持する受けプレート6が支柱7を介して取り付けられて
おり、この基台1から上記受けプレート6に形成した開
口6aを通って立設したガイド部材8の内部には、上端
に受け座9を備えたスライド軸10が上下摺動自在に装
着されている。そして、このスライド軸10は長孔10
aに係合するボルト11によって廻り止めが施された状
態でスプリング12によって上方に付勢されており、そ
の上端に固着した受け座9がミッションケースWに形成
したベアリング嵌装孔Hの下面に当接するようになって
いる。
一方、前記スライドベース4の下面から垂下するガイド
軸13の外周にはスライド部材14がスプリング15で
下方に付勢された状態で上下摺動自在に装着されてお
り、このスライド部材14の下端にはミッションケース
Wの上面に当接可能な押圧プレート16が固着されてい
る。
更に、スライドベース4に固着した支持台17の下面に
は、前記ミッションケースWのベアリング嵌装孔Hに対
向して圧入機構18が装着されている。第2図及び第3
図に詳細に示すように、この圧入機構18は溝付ベアリ
ングBを挿入するための圧入ポンチ19を備えており、
その下端には溝付ベアリングBを保持する円柱状のホル
ダー20が突設されている。このホルダー20の内部に
はスプリング21で突出する方向に付勢されたシュー2
2が装着されており、このシュー22の先端と内輪との
間に作用する摩擦力によって溝付ベアリングBを保持す
るようになっている。
前記圧入ポンチ19の側面にはブラケット23が固着さ
れており、このブラケット23の両側には、く字状に屈
曲した線材よりなる案内部材としての一対のガイドバー
24が固着されている。更に、ブラケット23の上記一
対のガイドバー24間には、下方に向けて先細に形成さ
れたテーパー突起25が固着されている。
次に、前述の構成を備えた本考案による溝付ベアリング
の組付装置の一実施例の作用について説明する。
第1図に示すように、先ず、ベアリング嵌装孔Hが受け
座9の上面に当接するようにミッションケースWを受け
プレート6上に位置決めし、第4図(A)に示すよう
に、溝付ベアリングBを圧入機構18のホルダー20に
保持させておく。このとき、第3図(B)に示すよう
に、ベアリング嵌装孔Hの内面に形成したセットリング
溝Eには予めC字形のセットリングRが装着されてお
り、その開口端Rはベアリング嵌装孔Hの膨出部H
の矢印Aで示す範囲内に位置している。即ち、このセッ
トリングRの開口端Rは、第7図(A)に(イ)
(ロ)で示すように、一対のガイドバー24の拡開した
下端の間の範囲内に位置している。
この状態からシリンダロッド5を駆動してスライドベー
ス4を下降させると、押圧プレート16によって上方か
ら押さえられたミッションケースWは受けプレート6に
圧接され、同時に圧入機構18が上方からベアリング嵌
装孔Hに接近する。すると、第5図(A)(B)に示す
ように、開口端Rの外側がガイドバー24に当接して
案内されることによってセットリングRはセットリング
溝E内で回転し、この開口端Rはテーパー突起25の
先端に対向する(第7図(B)(ハ)参照)。更に圧入
機構18が下降すると、第6図(A)(B)に示すよう
に、ガイドバー24から離れた開口部Rの内側にテー
パー突起25が挿入され、拡開したセットリングRはセ
ットリング溝Eの内部に完全に押し込まれる(第7図
(C)(ニ)参照)。この状態から更に圧入機構18が
下降すると、圧入ポンチ19に押圧された溝付ベアリン
グBはセットリングRと干渉することなくベアリング嵌
装孔Hに圧入され、その下面が受け座9に当接する位置
で停止する。続いて圧入機構18を上昇させると、溝付
ベアリングBはホルダー20から離れてベアリング嵌装
孔Hの内部に残留する。同時にセットリングRはテーパ
ー突起25に開口部Rを案内されながら自己の弾発力
によって縮径し、溝付ベアリングBの外周に形成された
固定溝Bに自動的に嵌合する。
以上、本考案による溝付ベアリングの組付装置の実施例
を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案
を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可
能である。
例えば、ホルダー20に溝付ベアリングBを保持する際
に、シュー22による摩擦力に代えてマグネットによる
吸着力を利用してもよい。また、セットリングRの案内
部材として線材によって形成したガイドバー24を用い
る代りに、板材等によって形成したカムを用いてもよ
い。
C.考案の効果 前述の本考案の溝付ベアリングの組付装置によれば、溝
付ベアリングをワークのベアリング嵌装孔に圧入する圧
入ポンチに、溝付ベアリングを保持するホルダーと、セ
ットリングを位置決めする案内部材と、セットリングを
拡開するテーパー部材とを装着したので、セットリング
が完全に拡開した状態で溝付ベアリングの圧入が行わ
れ、この溝付ベアリングは他部材と干渉することなく確
実にベアリング嵌装孔に圧入される。
また、上記案内部材とテーパー部材は圧入ポンチに取り
付けられて一体で駆動されるので、従来の圧入ポンチと
爪をタイミングを合わせながら駆動するものと比べて、
駆動源が簡略化されるだけでなく、面倒なタイミング調
整の必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による溝付ベアリングの組付
装置の全体側面図、第2図は圧入機構の側面図、第3図
はその正面図、第4図(A)、第5図(A)、第6図
(A)は本考案の作用を示す圧入機構の側面図、第4図
(B)、第5図(B)、第6図(B)は同じく本考案の
作用を示すベアリング嵌装孔部分の平面図、第7図
(A)(B)(C)は同じく本考案の作用を示す圧入機
構の正面図である。 19……圧入ポンチ、20……ホルダー、24……ガイ
ドバー(案内部材)、25……テーパー部材、W……ミ
ッションケース(ワーク)、H……ベアリング嵌装孔、
B……溝付ベアリング、R……セットリング、R……
開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク(W)に形成したベアリング嵌装孔
    (H)に圧入ポンチ(19)で溝付ベアリング(B)を
    圧入し、この溝付ベアリング(B)を前記ベアリング嵌
    装孔(H)に装着したセットリング(R)で固定する溝
    付ベアリングの組付装置において; 前記圧入ポンチ(19)に、溝付ベアリング(B)を保
    持するホルダー(20)と、セットリング(R)の開口
    部(R)の外側に係合して該開口部(R)を位置決
    めする案内部材(24)と、上記位置決めされたセット
    リング(R)の開口部(R)の内側に挿入されるテー
    パー部材(25)とを装着し、 このテーパー部材(25)によってセットリング(R)
    を拡開した後、溝付ベアリング(B)をベアリング嵌装
    孔(H)に圧入することを特徴とする、溝付ベアリング
    の組付装置。
JP11049988U 1988-08-23 1988-08-23 溝付ベアリングの組付装置 Expired - Lifetime JPH0611719Y2 (ja)

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JPH0231629U JPH0231629U (ja) 1990-02-28
JPH0611719Y2 true JPH0611719Y2 (ja) 1994-03-30

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CN112372555B (zh) * 2020-10-06 2022-05-31 东风博泽汽车***有限公司 一种用于微型电机介子装配用的夹具

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