JPH0611564Y2 - ケ−スの防水構造 - Google Patents

ケ−スの防水構造

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JPH0611564Y2
JPH0611564Y2 JP13136387U JP13136387U JPH0611564Y2 JP H0611564 Y2 JPH0611564 Y2 JP H0611564Y2 JP 13136387 U JP13136387 U JP 13136387U JP 13136387 U JP13136387 U JP 13136387U JP H0611564 Y2 JPH0611564 Y2 JP H0611564Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
grommet
groove
waterproof
fitted
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13136387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6437090U (ja
Inventor
勝俊 神谷
悦夫 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP13136387U priority Critical patent/JPH0611564Y2/ja
Publication of JPS6437090U publication Critical patent/JPS6437090U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はケースに嵌着されるグロメットとケースとの間
の防水能力を向上するケースの防水構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
ケースを貫通して配索される電線とケースとの隙間を密
封し電線が損傷しないように支持するグロメットと、ケ
ースとの嵌合部の防水構造は第3図及び第4図に示すよ
うになっている。
同図において、ケース1は上端面に蓋2を重合する接合
面3を有し、接合面3に開口するグロメット嵌着部4を
有する。
グロメット嵌着部4は半円形の曲面と此の曲面から接合
面3につながる平面によってU字形状に形成され、U字
形状の内周面4aに周方向に沿って突起5が突設され
る。
一方、グロメット6はゴム状の弾性材より成り、チュー
ブ7、蛇腹部8及び厚肉周壁部9とより構成され、内部
に電線挿通孔10が形成される。
そして、ケース1のグロメット嵌着部4に圧入される厚
肉周壁部9には突起5に嵌合する溝11が刻設される。
以上のように構成されたグロメット6は電線挿通孔10
の内部に電線wが挿通されチューブ7が電線wと共にテ
ープ巻された後に厚肉周壁部9がグロメット嵌着部4に
圧入され、突起5が溝11に嵌入する。
次にケース1の接合面3に蓋2が重ねられ公知の締付手
段で接合面3に締着される。
このとき、蓋3は厚肉周壁部9の上端面を押圧して密着
する。
かくして、電線wとケース1との間はグロメット6によ
って防水密封される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
自動車のエンジンルーム内に、上記のような防水構造を
もったリレーブロック収納ケース等を搭載した場合、自
動車走行中に浸入する雨水のように水圧の高くない水は
ケースの防水構造によって遮断され、ケース内部に水が
浸入することはないが、高圧洗車の水のような圧力水が
ケースに注水されたときに、圧力水を受けたグロメット
に弾性変形を生じて、ケースに弾性力をもって押圧密着
するグロメットの押圧力が減少し、圧力水がケース内部
に浸入することがあった。
ケース内に水が浸入すればケース内部の電気部品にリー
ク電流等の事故が発生する虞れが生ずる。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、グロメットのケース嵌着面周辺に圧力水がか
からない防水構造とするものであり、ケースにはグロメ
ット嵌着部の内周面に外端縁に沿って防水壁を立設し、
該防水壁のケース内側に凹溝を設け、該凹溝の下方位置
に上記ケースの外部に貫通する水抜き孔を設け、上記凹
溝のケース内側に上記内周面の周方向に沿って突起を設
ける。
又、上記内周面に嵌着されるグロメットの厚肉周壁部に
は上記防水壁に密着し且つ上記凹溝に嵌入する鍔部と上
記突起に嵌合する溝を設ける。
〔作用〕
以上のような構成により、高圧洗車の水のような圧力水
がケースに注水されたときに、グロメットのケース嵌着
面周辺は防水壁にカバーされており直接圧力水を受ける
ことはない。
従って、グロメット嵌着面周辺が圧力水の影響を受ける
ことなくケースに対する押圧力が保持される。
グロメットの防水壁にカバーされない部分は圧力水を受
けて変形し、防水壁の先端部とグロメットの間に隙が生
じ、この隙間より溝が漏れ込むことが考えられるが、漏
れ込んだ水は既に圧力を失っておりグロメットのケース
嵌着部を浮き上がらせる力はなく、凹溝の水抜き孔を経
てケース外部に排出される。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
なお、従来例と同一部品には同一符号を付す。
第1図において、ケース1は上端面に蓋2が取付けられ
る接合面3を有し、接合面に開口するグロメット嵌着部
4を有し、グロメット嵌着部4の内周面4aに周方向に
沿って突起5が突設されることは従来例と同様である。
又、グロメット6の厚肉周壁部9に突起5に嵌合する溝
11が設けられることも従来例と同様である。
この突起5と溝11との嵌合はケース1とグロメット6
の嵌着部の防水効果を高めるものであり、これとは逆
に、グロメット6に突起を設けケース1に溝を設けても
防水効果を高めることはできることは言うまでもない。
本考案では、更に、内周面4aのケース外側方向の端縁
にそって防水壁12が立設され、防水壁12のケース内
側方向に凹溝13を設けられ、凹溝13の下方位置にケ
ース1の外部に貫通する水抜き孔14を設けられる。
一方、グロメットには防水壁12に密着し且つ凹溝13
に嵌入する鍔部15が設けられる。
以上のように構成されたケースの防水構造の作用を説明
する。
グロメット6の内部の電線挿通孔10の内部に電線wが
挿通されチューブ7が電線wと共にテープ巻きされた後
に厚肉周壁部9がグロメット嵌着部4に圧入されると、
鍔部15が防水壁12に密着した状態で凹溝13に嵌入
すると共に突起5が溝11に嵌入する。
次に、蓋2が接合面3に締着され、蓋2は厚肉周壁部9
を押圧して密着する。
以上のように組付けられたケースに高圧洗車の水のよう
な圧力水が注水されると、グロメットのケース嵌着面周
辺は防水壁12にカバーされいるため直接圧力水を受け
ることはないので、グロメット6はケース1に押圧密着
した状態に保たれる。
しかし、防水壁12にカバーされていない厚肉周壁部9
は圧力水の圧力により弾性変形し、防水壁12の先端部
と厚肉周壁部9の間に隙を生じ、この隙間より水が漏れ
込むことがあっても、凹溝13と鍔部15は密着してい
るために浸入する水は減圧され、内周面4aに密着する
厚肉周壁部9を押し上げて内周面4aに進入する力はな
く、凹溝13の下部から水抜き孔14を経てケース1の
外部へ排出される。
かくして、ケース1は圧力水に対しても防水される。
〔効果〕
従来のケースの防水構造では圧力水による水の浸入を完
全に遮断することはできなかったが、本考案の防水構造
により水の浸入を完全に防止することができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、 第1図はグロメット及びケース要部の斜視図、 第2図はグロメットを組付けたケースの要部の縦断面
図、 第3図は従来例におけるグロメット及びケース要部の斜
視図、 第4図は従来例におけるグロメットを組付けたケースの
要部の縦断面図である。 1……ケース、2……蓋、3……接合面、4……グロメ
ット嵌着部、4a……内周面、5……突起、6……グロ
メット、9……厚肉周壁部、11……溝、12……防水
壁、13……凹溝、14……水抜き孔、15……鍔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに設けられたグロメット嵌着部の内
    周面に外端縁に沿って防水壁を立設し、該防水壁のケー
    ス内側に凹溝を設け、該凹溝の下方位置に上記ケースの
    外部に貫通する水抜き孔を設け、上記凹溝のケース内側
    に上記内周面の周方向に沿って突起を設けると共に、上
    記内周面に嵌着されるグロメットの厚肉周壁部に上記防
    水壁に密着し且つ上記凹溝に嵌入する鍔部と上設突起に
    嵌合する溝を設けたことを特徴とするケースの防水構
    造。
JP13136387U 1987-08-31 1987-08-31 ケ−スの防水構造 Expired - Lifetime JPH0611564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13136387U JPH0611564Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 ケ−スの防水構造

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JP13136387U JPH0611564Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 ケ−スの防水構造

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Publication Number Publication Date
JPS6437090U JPS6437090U (ja) 1989-03-06
JPH0611564Y2 true JPH0611564Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=31387359

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JP13136387U Expired - Lifetime JPH0611564Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 ケ−スの防水構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7347730B2 (en) 2005-06-02 2008-03-25 Yazaki Corporation Grommet

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2628400B2 (ja) * 1990-06-21 1997-07-09 日本電信電話株式会社 ケーブル導入口電磁シールド装置
US5661840A (en) * 1996-01-19 1997-08-26 Caveney; Jack E. Optical fiber junction box connection
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US7347730B2 (en) 2005-06-02 2008-03-25 Yazaki Corporation Grommet

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JPS6437090U (ja) 1989-03-06

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