JPH06115468A - スペアタイヤ自動搭載装置 - Google Patents

スペアタイヤ自動搭載装置

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JPH06115468A
JPH06115468A JP29222492A JP29222492A JPH06115468A JP H06115468 A JPH06115468 A JP H06115468A JP 29222492 A JP29222492 A JP 29222492A JP 29222492 A JP29222492 A JP 29222492A JP H06115468 A JPH06115468 A JP H06115468A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 既存の自動車、組立ライン、設備に応用し得
る省スペース型で構造も簡単なスペアタイヤ自動搭載装
置を提供する。 【構成】 車体搬送コンベヤの所定位置に配設され、搬
送されてくるタイヤを把持し、半回転させてスペアタイ
ヤ取付姿勢に変換させて移載装置15に載置するタイヤ
把持、載置装置と、載置装置から受け取ったタイヤを、
車体のトランクルーム開口位置まで、搬送ハンガーと同
期させて車体搬送方向に移動する往復動自在の同期台車
20、及び該台車上に設けられ、車体のトランクルーム
の開口位置まで、車幅方向に移動する往復動自在のタイ
ヤ投入装置30とからなる移載装置と、投入装置がトラ
ンクルーム開口位置に達した際、タイヤを載置する載置
部を傾動させる機構35、及び載置部をトランクルーム
内に摺動自在に移動させる手段とからなスペアタイヤ自
動搭載装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のトランクルー
ムにスペアタイヤを自動的に搭載する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に車体の組立ラインにおいては、車
体がトロリーコンベヤ等の車体搬送用のコンベヤに備え
られるハンガー等の搬送治具に支持し、搬送しつつ車体
に各種機器、部品を取り付けて各種の艤装を施す作業が
行われる。かかる車両の組立ラインにおいて、車体のト
ランクルームにはスペアタイヤを搭載する作業が行われ
ている。スペアタイヤの車体トランクルームへの自動的
搭載装置としては、実公平4―8074号が開示されて
おり、この技術は、車体搬送ラインの一部にロボットを
設け、ロボットでタイヤを把持し、車体のトランクルー
ム内にタイヤを搭載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は、ロ
ボットを用いてスペアタイヤを自動搭載しているので、
ロボットの旋回スペース、かかるスペースを確保した上
で車体搬送方向へのロボットの移動スペースを確保する
必要があり、大きなスペースを必要とする。従って、既
設の組立ライン、設備中に新たに自動化されたタイヤ自
動搭載装置を導入する場合、スペース的な面で上記した
ロボットによるタイヤ搭載方式の導入には困難性を伴
う。
【0004】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、既設の組立ライン、設
備の制約に柔軟に対応することができ、省スペースが図
れ、既存の組立ライン、設備の周辺スペースを大きく採
ることなく、最少のスペースで組立ライン、設備に直ち
に設置することが可能であり、且つ構造的にも簡素であ
り、又装置外形もコンパクトであるスペアタイヤの自動
搭載装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、車体搬送用コンベヤの搬送ハンガーに支持
されて、連続的に搬送される車体のトランクルーム内
に、スペアタイヤを自動的に搭載する装置であって、前
記車体搬送コンベヤの所定位置に配設され、搬送されて
くるタイヤを把持し、半回転させてスペアタイヤ取付姿
勢に変換させて移載装置に載置するタイヤ把持、載置装
置と、前記タイヤ把持、載置装置と前記搬送コンベヤと
の間に配設され、前記タイヤ把持、載置装置から受け取
ったタイヤを、車体のトランクルーム開口位置まで、搬
送ハンガーと同期させて車体搬送方向に移動する往復動
自在の同期台車、及び該台車上に設けられ、前記車体の
トランクルームの開口位置まで、車幅方向に移動する往
復動自在のタイヤ投入装置とからなる移載装置と、前記
投入装置に設けられ、該投入装置が前記トランクルーム
開口位置に達した際、タイヤを載置する載置部を傾動さ
せる機構、及び載置部をトランクルーム内に摺動自在に
移動させる手段とからなるスペアタイヤ自動搭載装置で
ある。又前記移載装置の同期台車は、昇降自在な基台上
に設けられ、更に、前記タイヤ把持、載置装置は、昇降
自在であり、更に又、前記タイヤ載置部は、投入装置に
一端をヒンジとして傾動自在に設けられ、且つ、タイヤ
載置部のタイヤ載置部分はシリンダで前後動自在とし、
又、前記タイヤ把持、載置装置は下位でタイヤを把持
し、爾後該装置を上昇させ、一方、前記同期台車は下位
にあって、タイヤ把持、載置装置の半回転動でタイヤを
移載装置に受け渡すようにしたスペアタイヤ自動搭載装
置である。
【0006】
【作用】上記手段によれば、タイヤは下位にストック等
されて供給され、把持、載置装置で移載装置に半回転し
て受渡し、移載装置は同期台車で車体搬送と同期して移
動し、台車上の投入装置は車体のトランクルーム方向に
移動し、トランクルーム開口位置でタイヤ載置部が傾動
し、且つ前進動してタイヤをトランクルーム内に投入す
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図1は本発明にかかるスペアタイヤ自動
搭載装置の全体側面図、図2は同平面図、図3は同正面
図で図1の矢視3方向の図、図4は図1の要部の拡大図
で、タイヤ把持、載置装置の側面図、図5は図4要部の
平面図、図6は図2要部の拡大図で、タイヤ移載部の拡
大平面図、図7は図6の7―7線断面図、図8は図3の
要部の拡大図で、図6の矢視8方向の図、図9はトラン
クルームへスペアタイヤを投入する状態を示した移載装
置要部の拡大図、図10は図9の要部の拡大説明図、図
11は図1の要部の拡大図で、タイヤ移載装置の側面図
である。
【0008】図1においてHは車体の搬送コンベヤYで
搬送される車体Wの支持ハンガーで、ハンガーHに車体
Wを吊り下げ、支持し、車体に各種機器や部品を組み付
け、ハンガーHは拡開式の吊り下げアームH1、上方を
繋ぐ連結バーH2、同期フックローラH3等を備える。
かかるコンベヤYで構成される搬送路の一部の外方に、
スペアタイヤ自動搭載エリアAを設け、このエリアAに
スペアタイヤ自動搭載装置1を配設し、スペアタイヤ搭
載装置1は、タイヤ把持、載置装置、タイヤ移載装置等
からなる。
【0009】スペアタイヤ自動搭載エリアAの下方に
は、搬送方向に直交するようにローラコンベヤ等からな
るタイヤ供給路2が設けられ、タイヤT…が例えば積層
されて搬送、供給されてくる。かかるタイヤ供給路2の
エリアAに臨む部位には、タイヤ把持、載置装置3が配
設される。タイヤ把持、載置装置3は、図1と同方向の
図4、平面図の図5、図6で詳細に示す如くである。
【0010】タイヤ把持、載置装置3のフレーム4は車
体の搬送方向を向き、左右両端部に把持アーム5,6を
備え、アーム5,6の先端には把持部5a,6aが設け
られ、この間でタイヤTの外周の対称部分を把持する。
把持アーム5,6は、フレーム4に設けたシリンダ7、
及びラック8、ピニオン機構等を内装したギヤボックス
9の作用でシリンダ7の駆動により拡開、縮小動を行
い、アーム5,6の把持部5a,6aでタイヤTを把持
する。又タイヤのサイズ差が図4のTA、TBのように
発生する場合にも、この方法で対応が可能である。とこ
ろで、タイヤTはトランクルームへの取付姿勢とは逆の
姿勢で供給路2により供給される。
【0011】フレーム4は図4で詳細に示すように、床
面に基台10を介して直立設置したシリンダ11、ガイ
ドロッド12等で昇降する基枠13に取付、支持され、
基枠13にはタイヤ半転駆動モータ14が設けられ、半
転モータ14の回転軸に上記フレーム4はブラケット4
aを介して支持されている。従って、シリンダ11でタ
イヤ把持、載置装置3は昇降し、且つモータ14で図4
の想像線で示すように180°回転して姿勢を変換し、
後述する移載装置15にタイヤを受渡し、載置する。
【0012】かかるタイヤ把持、載置装置3の搬送路側
にタイヤ移載装置15を配設する。移載装置15は、床
面に直立した基台16上に設けられ、直立したシリンダ
17、及びガイドロッド18で昇降する支持台19上に
同期台車20が載置されている。同期台車20は下面の
左右、前後に車輪21…を備え、車輪21…は支持台1
9に車体搬送方向に設けられた左右のレール22,22
に係合し、台車20には、搬送路と直交し、搬送方向と
は直角方向に延びる平面視コ字型の基枠23を備え、基
枠23は上記把持、載置装置3方向に開放され、基枠2
3の左右の部材23a,23a間に上記把持、載置装置
3が配設されている。
【0013】同期台車20の車体搬送方向の端部には、
図3に示すようにハンガーHと係合する同期係合部材2
4が設けられ、同期係合部材24は、台車20の前部か
ら起立したポスト24a、前方に延びるアーム24bを
備え、アーム24bの先端部には、ハンガーHのフック
ローラH3と係脱自在に係合する係合部24cを備え
る。アーム24bは、ポスト24aに固設したガイドレ
ール25上に前後動可能に係合され、シリンダ26で前
後動し、係合部24cの位置を前後に調節し、混合ライ
ンにおける異車種に応じハンガーHとの係合位置を調節
することができるように構成されている。
【0014】一方、同期台車20を載置する基台16に
隣接して搬送レール50が設けられ、搬送レール50は
車体搬送方向に延びるように搬送路と平行して設けら
れ、床面から起立した基枠51の上端部に左右に設けら
れ、台車20に設けた車輪21…と係合する。同期台車
20の下部には図4、図10に示すように台車駆動エア
モータ27が設けられ、エアモータ27はチエン、ズプ
ロケット機構28、伝動機構29を介して車輪21…の
所定のもの21aに連結し、車輪21aを駆動する。従
って、台車20は、図3で説明したようにハンガーHの
フックローラH3と係合して基台16から搬送レール5
0にラインと同期してエアモータ27の駆動で移動し、
車体Wと平行してこれと同方向の図3で示す矢印a方向
に搬送され、タイヤのトランクルームへの搭載を行う。
搭載作業が終了した後に、エアモータ27が駆動し、台
車20を基台16上の原位置に復帰させる。
【0015】以上の台車20上には移載枠30を配設
し、移載枠30は図6に示すように平面視コ字型をな
す。移載枠30は図6において横部分30aを左右の部
材23aの一方に前後2ヵ所で揺動自在にピン31,3
1で枢着され、部材23aに設けたブラケット32,3
2に、移載枠30のスティ30b,30bがピン31,
31で枢着されている。移載枠30の前後の部分30
c,30dの双方の先端部は、移載枠30の先端部前方
に設けた巻取ドラム33の巻取ワイヤ34に連結され、
巻取ドラム33は図6、図8に示した伏仰モータ35で
回動せしめられ、モータ35のワイヤ繰出し方向の回動
でワイヤ34を繰出し、移載枠30を後述するように傾
動させる。
【0016】移載枠30の前後の部分30c,30dの
内側にはガイドベアリング36,36を架設し、該ガイ
ドベアリング36,36に、移載枠30内に配設したス
ライド枠37の両側に設けたガイドロッド38,38を
摺動自在に係合する。スライド枠37は、移載枠30の
中間部に設けたスライドシリンダ39のロッド39a先
端部に連結され、シリンダ39の後端部は移載枠30の
上記した横部30aに枢着、支持されている。
【0017】以上の移載枠30は、台車20上に車体W
の搬送方向に対し直交する方向に移動可能に設けられ、
移載枠30の両側には、スライドレール23aのラック
ブラケット40に組付られたラック41を設け、ラック
41を台車20側に設けたピニオン42に噛合させ、ピ
ニオン42は図4、図10、図7で示した基台20側に
設けた移載枠移動モータ43によりチエン、スプロケッ
ト等の伝動機構44で駆動される。従って、モータ43
の駆動でピニオン42を駆動し、これに係合するラック
41を進退させ、ラック41を備える移載枠30を台車
に対して車体の搬送方向(車長方向)と直交する方向に
進退させるように構成されている。以上の移載枠30
は、基枠20に設けた直動ベアリング40a,40a、
移載枠30側のスライドレール23a,23aで係合、
支持され、車体の搬送方向(車長方向)と直交する方向
に進退するように構成されている。
【0018】上記した移載枠30内に設けたスライド枠
37にタイヤTを載置する載置ローラ45…を設け(図
4、図11参照)、尚図6中46は、移載枠30の水平
状態を保持するシリンダで、シリンダ46のロック解除
動で移載枠30の傾動が可能となるように構成されてい
る。
【0019】次にスペアタイヤTの自動搭載を系統的に
説明する。スペアタイヤTは図1のように搬送ハンガー
Hの搬送方向と直交する方向にタイヤを搬送する下位の
搬送路2で搬送、供給される。タイヤ把持位置Bにはタ
イヤ把持、載置装置3が待機しており、把持アーム5,
6は拡開し待機している。タイヤ把持、載置装置3は、
下位位置で図1の想像線、図4の実線で示す下位位置に
ある。タイヤの把持アーム5,6間への進入で図2、図
5で示すシリンダ7を駆動し、把持アーム5,6を縮閉
し、タイヤTを把持する。
【0020】次にシリンダ11を伸長動させ、タイヤ把
持、載置装置3を上昇させ、隣接する移載装置15の上
面レベルと把持、載置装置3とを同レベルにする。これ
を図4の想像線Cで示した。爾後、半転モータ14を駆
動し、把持載置装置3を180°移載装置15方向に回
転させ、把持アーム5,6を含むタイヤTを移載装置1
5上に臨ませ、把持アーム5,6の把持を解除し、移載
装置15上にタイヤTを移載する。これを図4の想像線
Dで示した。
【0021】タイヤTは、移載装置15上の同期台車2
0の移載枠30内に設けたスライド枠37上のローラ4
5…上に載置され、載置後把持アーム5,6は把持を解
除し、半転モータ14を逆駆動し、原位置に復帰させ、
シリンダ11で下降させ、次のタイヤを把持して待機す
る。車体Wは図3において矢印a方向に搬送されてお
り、車体Wを支持し、搬送するハンガーHが、タイヤ供
給エリアAに臨むとハンガーHのフックローラH3と台
車20に設けた同期係合部材24の係合部24cと係合
する。これを図3に示した。
【0022】車体Wは、後部のトランクリッドW1を開
いておいてトランクルームを開放しておく。一方、移載
されたタイヤTを載置した同期台車20は、シリンダ1
7を駆動させて移載位置まで上昇させておき、ハンガー
Hに移載装置15の台車20が係合し、同期搬送を開始
した位置で、台車20は車体Wの後部トランクルーム上
方位置に臨む。以上を図3で示し、タイヤTは移送装置
15の上記移送枠30内に水平な状態で載置、支持され
る。移載装置15の同期台車20は、レール22からレ
ール50に車輪21…により車体Wと同期して移動し、
レール50の始端部50aから終端部50b付近まで移
動し、この間を移動する間にスペアタイヤTをトランク
ルーム内に投入し、搭載する。
【0023】以上の移載装置15の台車20による車体
搬送方向への同期移動とともに、台車20上の移載枠3
0は、モータ43の駆動によりピニオン42、ラック4
1を介して車体Wと直交する方向に移動する。従って、
移載枠30内に載置されたタイヤTはトランクルーム上
方に運ばれ、これを図1の想像線E、図9で示し、トラ
ンクルーム上方の搭載位置で保持される。
【0024】次に、シリンダ46による移載枠30のロ
ックを解除し、伏仰モータ35を駆動し、図6に示した
巻取ドラム33をワイヤ34の繰出し方向に回動させ
る。この結果、ワイヤ34は繰出され、移載枠30は後
端部のピン31をヒンジとして先端部が下降するように
傾動することとなる。従って、下位にあるトランクルー
ム内に移載枠30は先端部が下傾するようにして進入す
ることなる。以上を図3、図9で示した。
【0025】続いてスライドシリンダ39を伸長動さ
せ、これによりタイヤTを載置したスライド枠37を前
進動させ、トランクルーム内の底のタイヤ搭載部にタイ
ヤTを臨ませる。ところで、スライド枠37の先端部に
はタイヤ滑り防止用のストッパ37aを設けておき、こ
れを回動等してストッパ37aを解除し、タイヤTをト
ランクルーム内に投入し、搭載作業を終了する。尚図9
は異車種を含んで示し、WA,WB,WCの如く異車種
にタイヤの自動搭載が行える。図3、図9、図10にお
いて、これを想像線Fで示した。
【0026】爾後シリンダ39を後退動させ、スライド
枠37を後退させ、モータ35を逆回動させて移載枠3
0全体の傾斜を元の水平状態に復せしめ、モータ43を
逆回転させ、ラック41、ピニオン42機構で後退さ
せ、車体から移載枠30を離間させ、移載装置15を基
台16のシリンダ17で下降させてタイヤ把持装置3か
らのタイヤの移載を待つ。一方、モータ27を駆動し、
車輪21aを駆動し、レール50上にある台車20をレ
ール22上に復帰動させる。以上を反復する。
【0027】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
スペアタイヤ自動搭載装置は、搬送されてくるタイヤを
把持して半転させて移載装置に移載し、移載装置はタイ
ヤを受け取って車体搬送方向に同期して移動する台車上
に車体搬送方向と直交するように移動し、傾動する移載
枠、移載枠内に設けられ、タイヤを支持し、スライド移
動するスライド枠を設けてこれ等を車体方向に移動さ
せ、傾動させてトランクルームに臨ませ、スライドさせ
てタイヤをトランクルーム内に投入、搭載するようにし
たので、ロボット式搭載のように、ロボットアームの旋
回スペース等を必要とすることがなく、車体搬送方向へ
の短いスペース、車体搬送ラインの側部に小さなスペー
スを確保することで設置することができ、既存の車体組
立ラインに沿って既存の車体組立ラインに変更を加える
ことなく設置することができ、設置も容易に行え、設置
もスペースを最少に抑えて行え、省スペース上極めて有
利である。
【0028】又本発明は、タイヤ搬送コンベヤ、タイヤ
把持、半転、載置装置、同期台車、同期機構、移載枠の
傾動、移載枠内のスライド枠のスライド機構等で構成す
るので、ロボット機構に比し構造が簡素化でき、故障も
少なく、信頼性に富むタイヤ自動搭載装置を得ることが
できる。更に本発明は、スペアタイヤのトランクルーム
内への投入を、タイヤを傾斜させて行うので、投入時に
タイヤがトランクルーム内で飛び跳ねることがなく、タ
イヤ搭載を円滑、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスペアタイヤ自動搭載装置の全
体側面図
【図2】上記スペアタイヤ自動搭載装置の平面図
【図3】上記スペアタイヤ自動搭載装置の正面図で、図
1の矢視3方向の図
【図4】上記図1の要部の拡大図で、タイヤ把持、載置
装置の側面図
【図5】上記図4要部の平面図
【図6】上記図2要部の拡大図で、タイヤ移載部の拡大
平面図
【図7】図6の7―7線断面図
【図8】上記図3の要部の拡大図で、図6の矢視7方向
の図
【図9】トランクルームへスペアタイヤを投入する状態
を示した移載装置要部の拡大図
【図10】上記図9の要部の拡大説明図
【図11】図1の要部の拡大図で、タイヤ移載装置の側
面図
【符号の説明】
H…車体搬送コンベヤのハンガー、 W…車体、 W1
…トランクルーム開閉用のトランクリッド、 T…スペ
アタイヤ、 3…タイヤ把持、移載装置、 5,6…タ
イヤ把持アーム、 15…タイヤ移載装置、 11…タ
イヤ把持、載置装置の昇降用シリンダ、 17…移載装
置の昇降用シリンダ、 20…同期台車、 30…タイ
ヤ投入装置をなす移載枠、 33…傾動機構をなすワイ
ヤ繰出しドラム、 35…傾動用モータ、 37…タイ
ヤをトランクルームに摺動させて移動させるスライド
枠、 39…摺動シリンダ、 40…ラック取付ブラケ
ット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体搬送用コンベヤの搬送ハンガーに支
    持されて、連続的に搬送される車体のトランクルーム内
    に、スペアタイヤを自動的に搭載する装置であって、 前記車体搬送コンベヤの所定位置に配設され、搬送され
    てくるタイヤを把持し、半回転させてスペアタイヤ取付
    姿勢に変換させて移載装置に載置するタイヤ把持、載置
    装置と、 前記タイヤ把持、載置装置と前記搬送コンベヤとの間に
    配設され、前記タイヤ把持、載置装置から受け取ったタ
    イヤを、車体のトランクルーム開口位置まで、搬送ハン
    ガーと同期させて車体搬送方向に移動する往復動自在の
    同期台車、及び該台車上に設けられ、前記車体のトラン
    クルームの開口位置まで、車幅方向に移動する往復動自
    在のタイヤ投入装置とからなる移載装置と、 前記投入装置に設けられ、該投入装置が前記トランクル
    ーム開口位置に達した際、タイヤを載置する載置部を傾
    動させる機構、及び載置部をトランクルーム内に摺動自
    在に移動させる手段と、 からなることを特徴とするスペアタイヤ自動搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記移載装置の同期台車は、昇降自在な
    基台上に設けられた請求項1のスペアタイヤ自動搭載装
    置。
  3. 【請求項3】 前記タイヤ把持、載置装置は、昇降自在
    である請求項1のスペアタイヤ自動搭載装置。
  4. 【請求項4】 前記タイヤ載置部は、投入装置に一端を
    ヒンジとして傾動自在に設けられ、且つ、タイヤ載置部
    のタイヤ載置部分はシリンダで前後動自在とした請求項
    1のスペアタイヤ自動搭載装置。
  5. 【請求項5】 前記タイヤ把持、載置装置は下位でタイ
    ヤを把持し、爾後該装置を上昇させ、一方、前記同期台
    車は下位にあって、タイヤ把持、載置装置の半回転動で
    タイヤを移載装置に受け渡すようにした請求項1のスペ
    アタイヤ自動搭載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2994156A1 (fr) * 2012-08-01 2014-02-07 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme et procede de placement d'une roue de secours dans un coffre de vehicule automobile.

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