JPH06114039A - 採血デバイス - Google Patents

採血デバイス

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JPH06114039A
JPH06114039A JP4270010A JP27001092A JPH06114039A JP H06114039 A JPH06114039 A JP H06114039A JP 4270010 A JP4270010 A JP 4270010A JP 27001092 A JP27001092 A JP 27001092A JP H06114039 A JPH06114039 A JP H06114039A
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JP
Japan
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end cap
lancet body
lancet
needle tip
blood
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JP4270010A
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English (en)
Inventor
Iku Morita
郁 守田
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APURUSU KK
Original Assignee
APURUSU KK
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用が簡単で、採血時の感染などの衛生上の
問題が無く、更に、採血後の廃棄時における安全上の問
題も無い採血デバイスを提供する。 【構成】 デバイスは、針先部分を有するランセット本
体および針先部分が挿入される針先保護部分を有するラ
ンセット、ランセット本体を取り付けるプリッキングデ
バイスならびに採血に際してプリッキングデバイスに取
り付けることができ、また、針先部分が通過する開口部
を有するエンドキャップを有する。更に、ランセット本
体は係止手段を、エンドキャップは内部に係止手段と協
働する被係止手段を有する。採血後において、針先保護
部分をエンドキャップの開口部に嵌合できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採血用デバイス、特に
ランセット(lancet)とエンドキャップの協働を特徴と
するプリッキング(pricking)採血デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、糖尿病患者の数は、全世界的に増
加の傾向にあり、各国の政府や種々の機関は糖尿病の早
期発見に傾注している。早期発見には、血液中の血糖値
を測定する検査が必要となる。近年の電子技術の急速な
進歩により、(糖尿病を初めとする種々の病気の情報を
得るための)血液検査装置や試薬のコンパクト化、簡素
化、低価格化が進み、一般家庭においても血糖値を容易
に実施できるようになってきた。この場合、検査すべき
血液を採取する必要があるが、これを一人で行う場合、
耳たぶからの採血は非常に困難であり、一般的には指先
から血液を採取している。
【0003】指先から採血する場合、フィンガー−プリ
ッキングデバイスが、病院や一般家庭でも広く使用され
ている。このフィンガー−プリッキングデバイスを使用
する場合、(必ずしもそうである必要はなく、他の部分
でもよいが、通常は)指先に刺通する針先部分を有す
る、使い捨てのランセットを用いる必要があり、種々の
タイプのものがこれまでに提案されている。
【0004】このタイプのランセットが例えばバイエル
社(ドイツ国)、マイルス社(アメリカ合衆国)および
ライフスキャン社(アメリカ合衆国)から市販されてい
る。「図8」にフィンガー−プリッキングデバイスに使
用されているランセット1を、「図9]にフィンガー−
プリッキングデバイス11を、それぞれ模式的に示して
いる。このようなランセットを使用する方法を「図8」
および「図9」を参照して一般的に説明する。
【0005】「図8」に示すランセット1は、指先に刺
通する針先部分3が突出しているランセット本体5と突
出している針先部分を保護して周辺環境からシールドす
る針先保護部分7とから成る。ランセット本体5と針先
保護部分7は、プラスチックを用いて一体成型すること
により作られている。突出する針先部分3は、針先保護
部分内に挿入されてプラスチックによりシールドされた
状態となっている。
【0006】ランセット本体5と針先保護部分7は、使
用に際して、捩ることにより分離(ツイストオフ)で
き、分離したランセット本体5の端部9をフィンガー−
プリッキングデバイス11のランセット本体射出手段2
1のランセット本体保持部13に固定する。ランセット
本体射出手段21は例えばスプリング機構(図示せず)
に接続されており、スプリングは適当な手段により圧縮
状態でロックできるようになっている。ランセット本体
5をフィンガー−プリッキングデバイスに取り付けた
後、フィンガー−プリッキングデバイスにエンドキャッ
プ15を装着し、指先17をフィンガー−プリッキング
デバイスに装着したエンドキャップ15の先端のプラッ
トフォーム部分19に押し付ける。
【0007】この状態で、ロックされたスプリングの圧
縮状態を解除することにより、スプリングが回復してラ
ンセット本体5がエンドキャップ15の端部に向かって
(矢印の方向に)瞬時に移動し、エンドキャップ15に
押し付けた指先17を刺通するようになっている。針先
部分3が指先に刺通することにより、指先に傷口が形成
され、そこから出てくる血液を採取して種々の検査に使
用する。「図9」にはランセット本体5の針部分3が指
先17を刺通した瞬間の状態を模式的に示している。ラ
ンセット本体5が採血部位を刺通した後は、針部分3は
採血部位から若干逆戻りして、針先部分3が採血部位か
ら抜けた状態で静止するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなフィンガ
ー−プリッキングデバイスを使用してランセットにより
採血する場合、ランセット本体5は採血毎に交換されて
いるが、フィンガー−プリッキングデバイスのエンドキ
ャップ15は交換されない。このエンドキャップは、
「図9」に示すように、被採血者の皮膚に直接接触する
が、指先をエンドキャップから離す際に、被採血者の血
液の一部がエンドキャップの特にプラットフォーム部分
19に付着する可能性が非常に大きい。プラットフォー
ム部分19には、針が通過する孔があけられているが、
この孔の径が小さい場合、血液がプラットフォーム部分
に付着する可能性が更に大きくなる。
【0009】別の被採血者が同じフィンガー−プリッキ
ングデバイスを使用する場合に、エンドキャップのプラ
ットフォーム部分19を消毒せずに、ランセット本体だ
けを交換して使用すると、後の被採血者の刺通によりで
きた傷口が、前に採血した人の血液に触れる可能性が非
常に大きい。前の被採血者がエイズやB型肝炎ウィルス
等のキャリヤである場合には、後の被採血者がこれらの
病気に感染する確率が高くなるので、フィンガー−プリ
ッキングデバイスを使用する際には、細心の注意が必要
となる。また、採取した血液に前の被採血者の血液が混
入することがあり、正確な検査結果が得られないことも
有り得る。
【0010】上述のような感染を防止するために、フィ
ンガー−プリッキングデバイスのエンドキャップを採血
毎に交換することも考えられ、例えば、工場における製
造時に、ランセットをエンドキャップ内に予め組み込ん
でおき、採血毎にランセット本体が組み込まれたエンド
キャップを交換するようになっている採血デバイスが特
開平3−30757号公報に記載され、例えば、マイル
ス社(アメリカ合衆国)から市販されている。しかしな
がら、このようなデバイスは、構造が非常に複雑である
ため必然的に高価になり、使用者に余分な経済的負担を
強いることとなるので好ましくない。
【0011】更に、「図9」に示すようなフィンガー−
プリッキングデバイスを使用してする場合、採血後は、
エンドキャップ15を外してランセット本体5を露出さ
せ、ランセット本体保持部13の嵌合状態を解除してラ
ンセット本体15を手で取り外すことになる。この時、
ランセット本体5の針先部分3が露出しているので、ラ
ンセット本体を外そうとする人に針が刺さったり、傷口
に触れたりすることがある。この場合、ランセットの針
先には被採血者の血液が付着しているので、(例えば病
院における検査のように)被採血者とランセット本体を
取り外す人が異なる場合、先に説明した場合と同様に、
ウイルス感染などの問題点が生じる。
【0012】また、血液が付着したランセットをそのま
ま廃棄する場合は、廃棄の過程で針先が人に触れること
があり得、同様に問題となる。上述のような従来技術の
問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、使用
が簡単で、採血時の感染などの衛生上の問題が起こら
ず、更に、採血後の廃棄時における安全上の問題点をも
解決するランセットを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題は、突出した
針先部分を有するランセット本体および突出した針先部
分が挿入されて保護される針先保護部分を有するランセ
ット、ランセット本体を取り付けて採血部位に向かって
射出して針先部分を刺通するプリッキングデバイス、な
らびに採血に際してプリッキングデバイスに取り付けた
ランセット本体を収容するように、一方の端部において
プリッキングデバイスに取り付けることができ、また、
他方の端部においてランセット本体の射出に際してラン
セット本体の針先部分が通過する開口部を有するエンド
キャップを有して成る採血デバイスであって、ランセッ
ト本体は係止手段を更に有して成り、針先保護部分は突
起部分を更に有して成り、エンドキャップは内側に係止
手段と協働する被係止手段を更に有して成り、採血に際
して、ランセット本体をプリッキングデバイスに取り付
けた後にエンドキャップをプリッキングデバイスに装着
すると、ランセット本体の係止手段がエンドキャップの
被係止手段を乗り越えた状態でエンドキャップ内にラン
セット本体が収容され、採血後において、針先保護部分
の突起部分をエンドキャップの開口部に嵌合することに
より針先部分がエンドキャップの他方の端部から外部に
露出せず、また、係止手段および被係止手段が協働する
ことにより、ランセット本体がエンドキャップ内に収容
されてエンドキャップの一方の端部から脱落するのを防
止するようになっている採血デバイスにより解決される
ことが見出された。
【0014】即ち、本発明の採血デバイスは、ランセッ
ト、プリッキングデバイスおよびエンドキャップを有し
て成り、以下、これらをそれぞれ説明する。本発明の採
血デバイスのランセットは、ランセット本体および針先
保護部分を有して成る。ランセット本体には採血部位を
刺通する直径が0.5〜0.8mm程度の針が埋設され、針
先部分が採血のために応じて適当な長さ突出している。
通常、3.1〜3.3mm程度突出している。本発明のラン
セットにおいて、使用する針は、被採血者の採血部位に
刺通して採取すべき血液を出血する傷口を形成するもの
である。一般的に使用されているフィンガー−プリッキ
ングデバイスに取り付けるランセットに従来から用いら
れている針と同様のもので十分であり、例えば特開昭6
0−63040号公報に記載されているような尖頭部を
有する針であってよい。ランセット本体は、このような
針の少なくとも尖頭部分を突出させた状態で保持してい
る部材である。
【0015】また、ランセット本体は、プリッキングデ
バイスに取り付けるための取り付け手段を、好ましくは
針が突出している側の端部と反対側の端部またはその近
傍に、有する。一般的にプリッキングデバイスは、ラン
セット本体を取り付けてそれを射出する射出手段を有す
るので、この射出手段は、ランセット本体の取り付け手
段と協働するランセット本体保持部を有し、ランセット
本体を取り付けることができるようになっている。従来
技術において説明したように、市販のフィンガー−プリ
ッキングデバイスでは、ランセット本体を射出手段のラ
ンセット本体保持部にプレスフィットすることにより取
り付けることができるようになっているので、ランセッ
ト本体をプリッキングデバイスの射出手段のランセット
本体保持部に嵌め込むことができるようにさえなってい
れば、特別の手段を供給する必要はない。通常、ランセ
ット本体の端部(従って、そこに位置する取り付け手
段)とフィンガー−プリッキングデバイスのランセット
射出手段のランセット本体保持部との寸法的関係がプレ
スフィット可能であるようになっていれば十分である。
【0016】本発明のデバイスにおいて、ランセット本
体は、後述するエンドキャップの内側に有る被係止手段
と協働する係止手段を更に有して成るが、これについて
は後述する。本発明のデバイスにおいて、ランセットは
針先保護部分を有するが、これは、ランセット本体をプ
リッキングデバイスに装着するまでは、ランセット本体
から突出する針先部分を保護すると共に、好ましくは針
先部分を外界から遮断して針先部分が汚染されるのを防
止する機能を有する。
【0017】従って、針先保護部分は、ランセット本体
から突出する針先部分の少なくとも先端部分を、好まし
くは全体を、保護し、ランセットの使用前にあっては、
針先部分は針先保護部分内に位置する状態(例えば挿入
された状態、埋設された状態および貫入された状態など
が含まれる)となっている。針先部分の全体を保護して
遮断するという意味では、針先保護部分はランセット本
体と一体であるのが特に好ましく、適当なプラスチック
材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどを使用
することにより、ランセット本体および針先保護部分を
一体に成形することができる。この場合、針先保護部分
とランセット本体をツイストオフできるように成形する
のが好ましい。
【0018】針先保護部分は、その一部分として、エン
ドキャップの開口部に嵌合する突起部分を有する。この
突起部分は、エンドキャップの開口部にスナップフィッ
トする形状および寸法を有する凸部分であるのが特に好
ましい。本発明の採血デバイスにおいて、プリッキング
デバイスは、市販のいわゆるフィンガー−プリッキング
デバイスであれば十分である。このプリッキングデバイ
スは、ランセット本体を取り付けて採血部位に向けてラ
ンセット本体を射出できる構造のものである。即ち、プ
リッキングデバイスは、ランセット本体を取り付けるこ
とができるランセット本体保持部を有する射出手段、好
ましくはプレスフィットによりランセット本体、特にそ
の端部を嵌め込むことができるランセット本体保持部を
有する射出手段を有する。
【0019】射出手段は、一般的にはバネ手段と組み合
わされてランセット本体を取り付けた後にランセット本
体を射出するようになっている。射出前においては、バ
ネ手段は、圧縮された状態で固定(ロック)され、この
固定状態を解除することによりバネ手段が元の状態に戻
る作用と連動してランセット本体が採血部位に向けて移
動するようになっている。刺通後は、射出手段は少し戻
って採血部位から針先部分が抜けるようになっている。
ランセットを装着するタイプの市販されているフィンガ
ー−プリッキングデバイスは、別個に市販されている大
部分の種類のランセットをプレスフィットにより装着で
きるようになっている。本発明のデバイスにおいても、
そのようなフィンガー−プリッキングデバイスを使用す
る。
【0020】本発明のデバイスにおいて、ランセットを
プリッキングデバイスの射出手段のランセット本体保持
部(いわゆるホルダー)に取り付けた後、ランセットか
ら針先保護部分を除去し、プリッキングデバイスに、エ
ンドキャップを係合させる。プリッキングデバイスへの
エンドキャップの係合は、いずれの適当な方法により行
ってもよく、例えば、ネジ留め、スナップフィット、プ
レスフィットなどにより係合できるようになっている。
エンドキャップをプリッキングデバイスに装着すること
により、採血前において、射出手段に取り付けられたラ
ンセット本体は、完全にエンドキャップ内に収容された
状態となる。
【0021】また、エンドキャップは、採血部位を刺通
する針先部分が通過する開口部を、プリッキングデバイ
スに係合する側と反対の側に有する。プリッキングデバ
イスにより射出されたランセット本体から突出する針先
部分だけがこの開口部を通過し、この開口部に対して採
血部位を位置させる。開口部は、いずれの適当な大きさ
および形状であってもよく、例えば直径3mm〜5mmの円
形であってよいが、これに限定されるものではない。開
口部は、エンドキャップの端部にあってもよい(即ち、
エンドキャップの端面が開口部を含む。)が、特に好ま
しい態様では、端部から少し、例えば端面の肉厚を考慮
して例えば2mm〜3mm程度内側に後退した位置に存在す
る面が開口部を有する。
【0022】本発明のデバイスにおいて、ランセット本
体は係止手段を有し、エンドキャップはこの係止手段と
協働する被係止手段を内側に有する。係止手段および被
係止手段の位置関係および形状は、採血の前に、ランセ
ット本体がプリッキングデバイスに取り付けられた後に
エンドキャップをプリッキングデバイスに装着した場
合、ランセット本体の係止手段は、エンドキャップの内
側に設けた被係止手段を乗り越えてランセット本体がエ
ンドキャップ内に位置するようになっており、この状態
で採血待機状態となる。また、採血後は、ランセット本
体の係止手段はエンドキャップの被係止手段を乗り越え
ることができないようになっている。従って、係止手段
および被係止手段により、一旦エンドキャップがプリッ
キングデバイスに装着された後は、ランセット本体は開
口部と反対の側、即ち、プリッキングデバイスに装着す
る側から脱落しないようになる。
【0023】このような機能を有する係止手段および被
係止手段の具体的な態様としては、エンドキャップの開
口部に向かって径が小さくなる、変形性(例えば可撓性
または弾性)を有していわゆる「呼び込み」と呼ばれる
テーパー部分を、エンドキャップの長さ方向に適当な幅
で周状にエンドキャップの内側に設けて被係止手段と
し、差し渡しの径(ランセット本体の仮想的な外接円筒
の径に相当、係止手段の最大外径に相当)がエンドキャ
ップのテーパー部分の最小内径(被係止手段の最小内径
に相当)より少し大きく、更に好ましくは開口部に向か
う側に「呼び込み」を有する(反対側は、実質的に「呼
び込み」を有さない)部分をランセット本体の外部の適
当な位置に設けて係止手段とすればよい。
【0024】「呼び込み」は、上述の好ましい態様のよ
うに、被係止手段および係止手段の双方が有しても、あ
るいはいずれか一方だけ(例えば上述のように、被係止
手段のみ)が有してもよい。逆に、係止手段が「呼び込
み」を有し、被係止手段は単にエンドキャップの内径が
小さくなっている部分(エンドキャップの内側表面から
内向きに突出する鍔状部分)であるだけでもよい。いず
れを選択するのかは、使用する材料の変形性(例えば可
撓性や弾性)やランセット本体の係止手段の最大外径と
エンドキャップの被係止手段の最小内径との差によって
決めるのが適当である。例えば径の差が小さい場合や可
撓性が大きい材料を使用する場合は、一般的に双方が
「呼び込み」を有する必要はない。
【0025】このようにすると、エンドキャップをプリ
ッキングデバイスに装着する場合は、たとえランセット
本体の係止手段の最大外径が被係止手段のテーパー部分
の最小内径より大きくとも、エンドキャップを装着する
場合の力(例えばキャップを押し込んでプリッキングデ
バイスに嵌め込む力)により、係止手段および被係止手
段の少なくとも一方が僅かに変形してランセット本体の
係止手段が被係止手段を乗り越えて通過することができ
る。それは、係止手段および/または被係止手段を構成
する材料が、変形可能な材料でできているからである。
しかしながら、採血後にランセット本体を開口部と反対
側の方向に引き出そうとしても、係止手段の実質的に呼
び込みが無い部分が被係止手段に当たるので、係止部分
は被係止部分を乗り越えてエンドキャップから抜け出る
ことができない。従って、プリッキングデバイスからエ
ンドキャップを外そうとする場合、ランセット本体がエ
ンドキャップ内に位置した状態のままでエンドキャップ
をプリッキングデバイスから外す(即ち、ランセット本
体がランセット本体射出手段のランセット本体保持部か
ら抜ける)ことができ、また、エンドキャップをプリッ
キングデバイスから外した状態では、ランセット本体
は、エンドキャップから脱落しないようになっている。
【0026】この場合、係止手段は、周状の被係止手段
の少なくとも一部分に当たるようになっていればよい。
即ち、被係止手段がエンドキャップの内側で全周に存在
する場合、係止手段は、被係止手段の全周において当接
するように周状である必要は必ずしもなく、例えばラン
セット本体の射出方向に垂直な面で考えた場合、被係止
手段の対向する2箇所(例えば180°毎)、4箇所
(例えば90°毎)、6箇所(例えば60°毎)でのみ
係止手段が当たるようになっていれば十分である。ま
た、上述の態様の逆の態様も可能である。即ち、ランセ
ット本体の係止手段が全周にわたって存在し、エンドキ
ャップの被係止手段が部分的に存在してもよい。
【0027】上述のように係止手段および被係止手段が
機能するために、本発明においてランセットおよびエン
ドキャップは、ポリエチエレンやポリプロピレンのよう
なプラスチック材料から製造する、特にそれぞれを一体
成形により製造するのが好ましい。このような材料は、
成形の容易性という観点からも好ましいものである。ま
た、係止手段の最大外径(「図2」のD1に相当)とそ
れよりやや小さい被係止手段の最小内径(「図3」のD
2に相当)との差(D1−D2)は、通常、0.3〜0.4m
m程度であるのが好ましい。
【0028】更に、エンドキャップの開口部には、針先
保護部分の突起部分を嵌め込むことができるようになっ
ている。即ち、開口部と突起部分は形状および寸法的に
相補的関係にある。上述のように、採血後は、ランセッ
ト本体は、プリッキングデバイスから抜けた場合、エン
ドキャップから脱落しないが、エンドキャップ内で移動
できるので、針先部分は、開口部から突出する可能性が
ある。従って、開口部から針先部分が露出しないよう
に、本発明では開口部を突起部分により完全に閉じるこ
とができるようになっている。これにより、採血後にあ
っては、ランセット本体はエンドキャップから脱落せ
ず、しかも、針先部分は開口部から露出することが無く
なり、ランセット本体の少なくとも針先部分はエンドキ
ャップ内に完全に位置する状態となり、従って、従来の
ランセットと比較して、エンドキャップと共にランセッ
ト本体を安全に廃棄できる。別の要旨において、本発明
は、上述のデバイスに加えて、これに使用するランセッ
トおよびエンドキャップをも提供する。
【0029】次に、本発明のデバイスを図面を参照して
説明する。本発明のランセット101を「図1」におい
て側面図にて、また、「図2」において平面図にて模式
的に示す。本発明のランセット101は、ランセット本
体102および針先保護部分103から成る。図示した
態様では、ランセット本体102および針先保護部分1
03は、例えばプラスチック材料の成形により、一体に
成形され、両者はツイストオフ可能状態104で接続さ
れている。ランセット本体102は、その端部から突出
した針先部分105を有して成り、ツイストオフして針
先保護部分103を除去すると、ランセット本体102
から針先部分105が突出した状態で露出する。ランセ
ット本体102は、プリッキングデバイスのランセット
本体保持部(「図9」の番号13に相当。図示せず。)
に、ランセット本体を取り付けることができるように、
取り付け手段106を有する。取り付け手段106は、
プリッキングデバイスのランセット本体保持部(13)
にプレスフィットできる寸法および形状になっている。
【0030】更に、ランセット本体102は、係止手段
107を有して成る。係止手段107は、いわゆる「呼
び込み」と言われる、テーパー部分108および非テー
パー部分109を有して成る。テーパー部分108は、
針先部分105に向かって径が小さくなっている。非テ
ーパー部分109は、実際には、係止手段107がエン
ドキャップから脱落しないように被係止手段に当接する
程度のテーパーを有してもよい。即ち、エンドキャップ
の端部から手で引っ張るとランセット本体が容易に抜け
出る程度の「呼び込み」を形成するテーパーでない限り
テーパーを有してよい。このような状態を本明細書で
は、実質的に「呼び込み」を有さないという。係止手段
107は、図示した態様では90°毎に4箇所設けられ
ているが、ランセット本体102の全周にわたって設け
てもよい(従って、円錐台の斜面状となる)。特に好ま
しい態様では、ランセット本体の周方向に適当間隔で離
れた複数箇所、例えば図示するようにランセット本体の
長手方向に垂直な断面で針を中心として90°毎に4箇
所、あるいは60°毎に6箇所程度設ける。
【0031】この係止手段107は、エンドキャップを
プリッキングデバイスに装着する時には、係止手段の呼
び込み部分108が機能して、好ましくは後述するエン
ドキャップに設けた被係止手段の呼び込み部分と協働す
ることにより、エンドキャップに設けた被係止手段を容
易に乗り越えて採血部位の方向に向かって進むことがで
き、採血待機状態となり得る。しかしながら、採血後に
ランセット本体が後退しようとする場合、「呼び込み」
を有さない非テーパー部分109がエンドキャップの被
係止手段に当たるので、ランセット本体は、エンドキャ
ップから容易に脱落しない。従って、エンドキャップを
プリッキングデバイスから外すことにより、ランセット
本体がプリッキングデバイスのランセット本体保持部か
らエンドキャップに保持されたまま自動的に抜けて外れ
るようになる。本発明のランセットの針先保護部分10
3は凸部分110を有して成るが、これは、エンドキャ
ップの開口部に嵌合する突起部分である。図示した態様
では、突起部分は開口部にスナップフィットできるよう
に、その先端近傍の断面が少し大きくなっている(11
1)。一旦、凸部分が開口部に嵌合したら、容易に外れ
ないのが好ましく、そのため、スナップフィットによる
結合が特に好ましいが、プレスフィットにより結合する
態様も可能である。
【0032】本発明のエンドキャップ121を「図3」
において長手方向断面図にて模式的に示す。エンドキャ
ップ121は、その内部に被係止手段122および開口
部123を有して成る。被係止手段122は、ランセッ
ト本体102を取り付けた状態のプリッキングデバイス
にエンドキャップを装着することにより、ランセット本
体の係止手段107がエンドキャップの被係止手段12
2を乗り越えてランセット本体102がエンドキャップ
内に位置するような位置に配置され、またそのような形
状になっている。即ち、被係止手段122は、ランセッ
ト本体102のテーパー部分108と当たる側に、ラン
セット本体と同様に「呼び込み」としてのテーパー部分
124を有するのが好ましく、エンドキャップを装着し
た状態にあっては、被係止手段122は係止手段107
の非テーパー部分109に少なくとも隣接するか、それ
から離れて非テーパー部分109の側に位置する状態と
なる。
【0033】このように、ランセット本体およびエンド
キャップの双方にテーパー部分(108および124)
を設けることにより、プリッキングデバイスにエンドキ
ャップを装着すると、ランセット本体102の係止手段
107は容易に被係止手段122を乗り越えて開口部1
23に向かって進むことができる。エンドキャップの被
係止部分テーパー部分124の角度(即ち、テーパー部
分の斜面の傾き)は、ランセット本体の係止部分のテー
パー部分108の角度に応じて、また、エンドキャップ
およびランセット本体、特に被係止手段および係止手段
を構成する材料、係止手段の最大外径と被係止手段の最
小内径との差に応じて、エンドキャップをプリッキング
デバイスに装着するときには、ランセット本体の係止手
段がエンドキャップの被係止手段を乗り越えるが、採血
後には容易に乗り越えることができないように、適当に
変えることができる。一般的には、係止手段のテーパー
部分の角度は、20〜35°程度、被係止手段のテーパ
ー部分の角度は、45〜50°程度であり、例えば係止
手段のテーパー部分108の角度が30°であり、被係
止手段のテーパー部分124の角度が45°である。
【0034】係止手段107の非テーパー部分109が
当接する被係止手段の側(125)は、テーパー部分を
設けない態様の方がランセット本体の脱落を確保する観
点からは好ましいが、エンドキャップを一体に成形する
という製造上の観点からは、ある程度の角度(例えば4
5〜50°程度)を有するテーパー部分を設けるのが好
ましいこともある。このような非テーパー部分の特徴
は、ランセット本体の非テーパー部分109についても
同様である。
【0035】テーパー部分を設ける態様としては、係止
手段が被係止手段を乗り越えることができるように、双
方の手段の一方の側においてテーパー部分を設ける態
様、いずれかの一方の手段の一方の側にテーパー部分を
設ける態様がある。逆に、採血後ランセット本体がエン
ドキャップの中から抜け出さないことを確保するために
係止手段が被係止手段を乗り越えることができないよう
に、双方の手段の他方の側において非テーパー部分を設
ける態様、いずれかの一方の手段の他方の側に非テーパ
ー部分を設ける態様が考えられる。上述のように径の
差、手段に使用する材料、テーパーの角度等に応じて目
的を達成するようにいずれかの態様を適当に選択する。
エンドキャップ121は、開口部123と反対側の端部
分に、プリッキングデバイスへの取り付け手段126を
有して成る。「図3」に示した態様では、取り付け手段
126は、プリッキングデバイスに相補的なプレスフィ
ット部分を有して成るが、別の態様、例えばネジ留め、
スナップフィットによりプリッキングデバイスにエンド
キャップを取り付けることできる態様であってもよい。
【0036】エンドキャップは、取り付け手段126と
反対側の端部分に開口部123を有する。この開口部1
23は、ランセット本体の射出時には針先部分が通過す
るが、採血後にあっては、ランセットの針先保護部分の
凸部分110が嵌合して開口部を閉じるような寸法およ
び形状を有する。これは、採血後に、ランセット本体を
プリッキングデバイスのランセット本体保持部から解放
した場合、開口部から針先部分が露出することがあり、
これが誤って他の人に触れると、感染する場合がある。
しかしながら、採血後、開口部を突起部分により閉じる
と、針先部分は開口部からとび出すことがなくなる。開
口部123を含む面127はエンドキャップの端部に位
置してよいが、必ずしもそうである必要はなく、「図
3」に示すように、開口部123を含む面127は、エ
ンドキャップの端部から少し、例えば2〜3mm程度後退
した部分に位置し、エンドキャップの端部には周状の土
手部分128を形成してよい。
【0037】このように土手部分128を形成すること
により、次のような利点がある:プリッキングデバイス
を用いて採血する場合、採血部位に刺通後、採血部位に
血液の液滴が生成するが、その一部分が開口部を含む面
127に付着することがある。従って、面127がエン
ドキャップの端部に位置して露出している場合、採血後
の操作において、例えば看護婦が、誤って面127に付
着した血液に触れることが有り得る。しかしながら、本
発明のように面127がエンドキャップの端面から後退
して位置する場合、付着した血液に接触する確率が大き
く減少するという利点がある。更に、上述のように開口
部に針先保護部分の凸部分を嵌合する前には、針先部分
がとび出ることがあるが、土手部分が存在することによ
り針の先端がエンドキャップの端面から出ないようにで
きるので、血液の付着した針に誤って触れる可能性が大
きく減少するという利点もある。
【0038】更に、土手部分128に対して採血部位を
押し付ける程度を適当に調節することにより、採血部位
の圧迫の程度を強くして採血部位の充血の程度を大きく
したり、その逆を行うことも可能である。また、圧迫の
程度を変えることにより、エンドキャップの端面からエ
ンドキャップの内部に押し込まれる採血部位の深さが変
わり、それにより刺通深さを変えることができ、異なる
量を採血することも可能となる。次に、本発明のランセ
ットの使用方法の一例を「図4〜7」を参照して説明す
る。
【0039】採血に際して、ランセット101は、例え
ば「図4」において斜視図に示すような状態で供給され
る。このランセットをそのままの状態でランセット本体
取り付け手段106を協働するプリッキングデバイスの
ランセット本体保持部(「図9」の13に相当)に押し
込んで取り付ける。次に、ランセットを取り付けた状態
で針先保護部分103をツイストオフして取り外して、
針先部分105を突出させる。次に、「図5」に示すよ
うに、エンドキャップ121をプリッキングデバイス1
31(エンドキャップに相補的な部分のみを図示。13
3はランセット本体保持部)に、例えば図示するように
ネジ留め(132)により取り付けることにより、
(「図5」にエンドキャップを断面図で、ランセット本
体を側面図で示すように)ランセット本体の係止手段1
07がエンドキャップの被係止手段122を乗り越えた
状態となり、これで採血待機状態となる(「図5」の左
側のランセット本体)。図示した態様では、係止手段1
07と被係止手段122が隣接しているが、係止手段1
07が被係止手段122の右側に位置すればよく、両者
は離れていてもよい。
【0040】次に、土手部分128に採血部位129を
位置させた後にロックを解除してランセット本体を射出
する。ランセット本体102が射出されて採血部位12
9を刺通した瞬間の状態を右側のランセット本体102
により示している。この状態から、ランセット本体は直
ちに若干後退して採血部位から針が抜けた状態となる。
次に、エンドキャップ121をプリッキングデバイス1
31から取り外す。この場合、ネジ留め部分132を緩
めた後、エンドキャップ121とプリッキングデバイス
131を引き離すように力を加えると、係止手段107
の非テーパー部分109と被係止手段122の非テーパ
ー部分125が当接して、ランセット本体は「図5」の
左に示すような状態となり、係止手段および被係止手段
の少なくとも一方(図示の場合は双方)に呼び込みが実
質的に存在しないので、ランセット本体102の係止手
段107は、エンドキャップの被係止手段122を乗り
越えることができない。それにも拘わらず、エンドキャ
ップ121とプリッキングデバイス131を引き離そう
とすると、プレスフィットで結合しているランセット本
体保持部133からランセット本体102が自動的に抜
ける。
【0041】「図5」と同様に示した「図6」から明ら
かなように、開口部123がエンドキャップの端部から
後退した面に含まれるので、土手部分128の高さを適
当に変えることにより、ランセット本体の針先部分10
5はエンドキャップの端部から突出することはなく、針
先部分に誤って触れる可能性が大きく減少させることが
できる。また、係止手段107と被係止手段122が当
接するので、ランセット本体102がエンドキャップ1
21から脱落することもない。更に、本発明の採血デバ
イスにおいては、「図7」にランセット本体102以外
を断面図で示すように、針先保護部分103の突起部分
110をエンドキャップの開口部123に、例えば図示
するようにプレスフィットで嵌め込んで栓をする。この
栓をする操作は、エンドキャップ121をプリッキング
デバイス131から外す前に実施するのが特に好まし
い。即ち、採血後直ちに栓をすることにより、ランセッ
ト本体の針先部分が採血後に一度も開口部からのぞくこ
とがないようにするのがより安全である。「図6」の態
様では、針先部分に触れる可能性が幾らか残存していた
が、「図7」のようにすることにより、針先部分に触れ
る可能性が全くなくなり、エンドキャップ内にランセッ
ト本体を収容した状態で安全に廃棄できる。また、「図
7」から明らかなように、エンドキャップの端部に付着
した血液に接触する可能性を最大限に減らすために、突
起部分110を開口部123に嵌合させた時に、エンド
キャップの端の面が針先保護部分により全部覆われるよ
うになっているのが特に好ましい。即ち、針先保護部分
の断面がエンドキャップの端部の断面に少なくとも等し
い大きさである。
【0042】
【発明の効果】
(1)従来のランセットを用いてフィンガープリッキン
グデバイスを使用する場合と同様に、ランセットを装着
した後にエンドキャップを取り付けて採血し、採血後に
開口部に栓を嵌めることにより、ランセット本体がエン
ドキャップ内部に収容された状態を保持することがで
き、ランセットの針先部分との接触する可能性が無くな
るので、ランセットを安全に廃棄できる。 (2)エンドキャップの構造が非常に簡単であるため、
エンドキャップの製造が非常に容易であり、エンドキャ
ップの製造コストが安くなる。従って、ランセット本体
と共にエンドキャップを廃棄しても経済的な問題はな
い。 (3)従来から使用されているフィンガープリッキング
デバイスと共に本発明のランセットおよびエンドキャッ
プを使用できる。
【0043】(4)ランセットの針先保護部分の一部分
が突起部分の機能も兼備するので、栓のための追加の要
素が必要とならない。 具体例を参照しつつ、本発明を説明したが、本発明は上
述の態様に限定されるものではなく、当業者であれば本
発明の概念の範囲内において種々の変更や修正が可能で
あり、これらも本発明の範囲に含まれることが理解され
よう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 「図1」は、本発明のランセットの模式側面
図である。
【図2】 「図2」は、本発明のランセットの模式平面
図である。
【図3】 「図3」は、本発明のエンドキャップの模式
側面図である。
【図4】 「図4」は、本発明のランセットの模式斜視
図である。
【図5】 「図5」は、本発明の採血デバイスの使用方
法を示す模式図である。
【図6】 「図6」は、本発明の採血デバイスの使用方
法を示す模式的である。
【図7】 「図7」は、本発明のランセットの廃棄状態
を示す模式断面図である。
【図8】 「図8」は、従来のランセットの模式側面図
である。
【図9】 「図9」は、従来のランセットの使用方法を
示す模式的である。
【符号の説明】
1…ランセット、3…針先部分、5…ランセット本体、
7…針先保護部分、9…端部、11…フィンガー−プリ
ッキングデバイス、13…ランセット本体保持部、15
…エンドキャップ、17…指先、19…プラットフォー
ム部分、21…ランセット本体射出手段、101…ラン
セット、102…ランセット本体、103…針先保護部
分、104…ツイストオフ部分、105…針先保護部
分、106…取り付け手段、107…係止手段、108
…テーパー部分、109…非テーパー部分、110…突
起部分、111…拡大部分、112…端部、121…エ
ンドキャップ、122…被係止手段、123…開口部、
124…テーパー部分、125…非テーパー部分、12
6…取り付け手段、127…面、128…土手部分、1
29…採血部位、131…プリッキングデバイス、13
2…ネジ部分、133…ランセット本体保持部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突出した針先部分を有するランセット本
    体および突出した針先部分が挿入されて保護される針先
    保護部分を有するランセット、 ランセット本体を取り付けて採血部位に向かって射出し
    て針先部分を刺通するプリッキングデバイス、ならびに
    採血に際してプリッキングデバイスに取り付けたランセ
    ット本体を収容するように、一方の端部においてプリッ
    キングデバイスに取り付けることができ、また、他方の
    端部においてランセット本体の射出に際してランセット
    本体の針先部分が通過する開口部を有するエンドキャッ
    プを有して成る採血デバイスであって、 ランセット本体は係止手段を更に有して成り、針先保護
    部分は突起部分を更に有して成り、エンドキャップは内
    側に係止手段と協働する被係止手段を更に有して成り、 採血に際して、ランセット本体をプリッキングデバイス
    に取り付けた後にエンドキャップをプリッキングデバイ
    スに装着すると、ランセット本体の係止手段がエンドキ
    ャップの被係止手段を乗り越えた状態でエンドキャップ
    内にランセット本体が収容され、 採血後において、針先保護部分の突起部分をエンドキャ
    ップの開口部に嵌合することにより針先部分がエンドキ
    ャップの他方の端部から外部に露出せず、また、係止手
    段および被係止手段が協働することにより、ランセット
    本体がエンドキャップ内に収容されてエンドキャップの
    一方の端部から脱落するのを防止するようになっている
    採血デバイス。
  2. 【請求項2】 係止手段を有するランセット本体および
    突起部分を有する針先保護部分を有して成る請求項1に
    記載のデバイスに使用するランセット。
  3. 【請求項3】 被係止手段および開口部を有する請求項
    1に記載のデバイスに使用するエンドキャップ。
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