JPH06110557A - マスフローコントローラ - Google Patents

マスフローコントローラ

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JPH06110557A
JPH06110557A JP28247092A JP28247092A JPH06110557A JP H06110557 A JPH06110557 A JP H06110557A JP 28247092 A JP28247092 A JP 28247092A JP 28247092 A JP28247092 A JP 28247092A JP H06110557 A JPH06110557 A JP H06110557A
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JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
main body
instrument
antenna
radio wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP28247092A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuzo Shimomura
光造 霜村
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Stec KK
Original Assignee
Stec KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Stec KK filed Critical Stec KK
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Publication of JPH06110557A publication Critical patent/JPH06110557A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置本体と計器部との間に信号ケーブルを引
き回したりする必要がない、信頼性の高いマスフローコ
ントローラを得ること。 【構成】 計器部40からの制御情報を変調した後、装
置本体20に送信する一方、装置本体20において検出
された結果を変調した後、計器部40に送信し、専用の
通信ケーブルを介することなく相互に通信可能なように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスや液体など流体の
流量を制御するマスフローコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体の製造に用いられる各種の
ガスを半導体製造装置に供給する場合、それらの供給流
路にマスフローコントローラ(以下、MFCと云う)を
それぞれ設け、これによってガス流量をそれぞれ調節し
ている。
【0003】図2は従来のMFCの構成を概略的に示す
ブロック図で、この図において、1はマスフローコント
ローラの本体装置を示し、この装置本体1内には、ガス
などの流体Fが例えば矢印方向に流れる流体流路2が形
成されている。3,4はそれぞれ流体Fの入口、出口
で、図外の配管にそれぞれ接続されている。5は流体流
路2に臨むようにして設けられる流量センサ部で、詳細
に図示してないが、例えば流体流路2に対して並列に接
続された測定流路に流量センサとして一対の感熱抵抗を
適宜の間隔をおいて巻設するなどして構成されている。
【0004】6は前記流量センサ部の下流側の流体流路
2に臨むようにして設けられる制御バルブで、詳細に図
示してないが、例えば流体流路2に形成されたオリフィ
スの開度をピエゾスタックなどのアクチュエータによっ
て駆動される弁体によって閉状態から開状態まで任意に
調節できるように構成されている。
【0005】7はバルブ制御部で、例えばワンチップマ
イコンなどよりなり、前記流量センサ部5、制御バルブ
6と共に装置本体1内に設けられ、例えば次のように構
成されている。すなわち、8は前記流量センサを構成部
材の一部にしてなるブリッジ回路で、流体流路2を流れ
る流体Fの瞬時流量Qに対応する電気的な流量検出信号
aを出力するように構成されている。9は比較(誤差検
出)部で、流量検出信号aと、装置本体1とは別体の計
器部15(後述する)から信号ケーブル10および入・
出力端子部11を開して与えられる流量設定信号bとを
比較し、その差信号ε(=b−a)を出力するように構
成されている。
【0006】12は例えばPID制御などを行う演算制
御部で、前記比較部9からの差信号εと、予め設定され
ているP,I,Dなどの制御定数を用いて、例えば以下
に示すような式によって、 V=ε・P+I∫ε・dt+Ddε/dt なる演算を行い、それによって得られる制御情報Vを出
力するように構成されている。すなわち、前記差信号ε
が、ε<0の場合は制御バルブ6を閉じる方向に駆動す
る信号Vが、また、ε>0の場合は制御バルブ6を開く
方向に駆動する信号Vがバルブ駆動部13(後述する)
に向けて出力されるのである。
【0007】13はバルブ駆動部で、前記演算制御部1
2からの制御情報Vに基づいてバルブ駆動信号Wを制御
バルブ6に加えて、これを駆動するように構成されてい
る。14は電源ケーブルで、計器部15からの電力を前
記装置本体1に供給するものであり、入・出力端子部1
1に接続されている。
【0008】15は計器部で、内部には信号処理のため
の回路やメモリなどが設けられる一方、その表面には、
電源オンオフスイッチ16、流量設定信号bをセットす
るためのダイヤル17などと共に、流量検出信号を初め
とする装置本体1において得られた各種の検出信号の値
を表示する表示部18が形成されている。
【0009】従って、上述のように構成されたMFCに
よれば、流量センサ部5からの流量検出信号aと流量設
定信号bとを比較部9において比較し、この比較部9か
ら出力される差信号εを処理して得られる制御情報Vに
基づいて制御バルブ6の開度制御を行うことができ、こ
れによって、流体Fの流量を調整することができると共
に、そのときの流体流量を知ることができる。
【0010】そして、このように構成したものにおいて
は、例えば複数のMFCの計器部15を中央制御部など
に集中して配置することにより、各MFCに対する流量
の設定や監視などを一括して行なえると云った利点があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のマスフローコントローラにおいては、装置本体1と
計器部15との間を信号ケーブル10で接続しており、
その配線構造が複雑となると云った欠点がある。また、
信号ケーブル10を引き回す必要があるところから、実
装が大変面倒であり、それだけコストアップにつながる
と云う問題点もある。
【0012】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、装置本体と計器部と
の間に信号ケーブルを引き回したりする必要がない、信
頼性の高いマスフローコントローラを得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るマスフローコントローラは、計器部か
らの制御情報を変調した後、前記装置本体に送信する一
方、装置本体において検出された結果を変調した後、計
器部に送信し、専用の通信ケーブルを介することなく相
互に通信可能なように構成されている。
【0014】前記通信手法としては、前記情報の伝送媒
体として、電波、電磁誘導、光、超音波のいずれかを用
いることができる。また、情報を搬送波にのせ、この搬
送波を電源ケーブルにのせたり、流体が流れる配管が金
属製の場合、前記搬送波を金属配管にのせるようにして
もよい。なお、情報を搬送波にのせる場合、電源配線の
一方を金属配管と共用するようにしてもよい。
【0015】
【作用】前記構成のマスフローコントローラにおいて
は、専用の通信ケーブルを介することなく相互に通信可
能なように構成されているので、従来のこの種のマスフ
ローコントローラのように、通信ケーブルを引き回した
りする必要がなく、実装が容易になると共に、信頼性の
高いマスフローコントローラを安価に得ることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0017】図1は本発明に係るMFCの構成を概略的
に示すブロック図で、この図において、20は装置本
体、40は計器部である。そして、この実施例において
は、複数の装置本体20に共通の一つの計器部40が設
けられているものとする。
【0018】前記装置本体20は、前記図2に示した装
置本体1と実質的に変わるところがなく、流量センサ部
5、制御バルブ6およびワンチップマイコンなどよりな
るバルブ制御部7を備えているが、バルブ制御部7はA
D変換機能並びにDA変換機能を備えている。
【0019】そして、前記装置本体20には、次のよう
な部材が設けられている。すなわち、21はアドレスコ
ード、22はエンコーダ、23は水晶発振子24を備え
た無線周波数発信回路、25は変調回路である。また、
26は受信回路、27は復調回路、28はアドレスセレ
クタ、29はデコーダ、30はアンテナである。
【0020】一方、前記計器部40は、前記図2に示し
た計器本体15に備わっている基本的な機能の他に、次
のような部材を備えている。すなわち、41は受信回
路、42は復調回路、43はアドレスセレクタ、44は
デコーダ、45はDA変換回路である。46はアドレス
コード、47はエンコーダ、48は水晶発振子49を備
えた無線周波数発信回路、50は変調回路、51はアン
テナである。
【0021】上記構成のマスフローコントローラにおい
て、装置本体20における流体流量を設定するには、ダ
イヤルなどの入力設定器によって、流量設定値を入力す
る。この場合、1台の計器部40によって複数の装置本
体20を制御するのであるから、前記流量設定値がどの
装置本体20に対するものであるのかを特定するため、
流量設定値信号にアドレスコードを付すのである。この
ようにしてアドレスコードが付された流量設定値信号は
変調回路50において変調された後、アンテナ51を介
して電波発信される。
【0022】前記発信された電波は、装置本体20のア
ンテナ30を介して受信回路26に入力する。その後、
この電波は、復調回路27で復調された後、デコーダ2
9でデコードされた後、バルブ制御部7に取り込まれ、
DA変換される。このDA変換された信号は、流量設定
信号b(図2参照)となる。
【0023】一方、装置本体20において検出される流
体流量を始めとする各種の情報は、次のようにして計器
部40側に送信される。例えばバルブ制御部7において
得られた流量検出信号a(図2参照)は、エンコーダ2
2においてアドレスコードを付されて変調回路25に送
られて変調された後、アンテナ30を介して電波発信さ
れる。
【0024】前記発信された電波は、計器部40のアン
テナ51を介して受信回路41に入力する。その後、こ
の電波は、復調回路42で復調された後、デコーダ44
でデコードされた後、DA変換回路45によってDA変
換され、メータなどの計器18に検出流量値として表示
される。なお、計器部40においては、前記検出流量値
をメモリに記憶させるようにしてもよい。
【0025】上述の実施例では、計器部40から装置本
体20への制御情報および装置本体20から計器部40
への検出情報をディジタル信号に変換し、これを変調し
た後、電波を用いて送信するようにしていたが、本発明
は、これに限られるものではなく、種々に変形して実施
することができる。
【0026】例えば一つの装置本体20と一つの計器部
40とが対応するようにしてあってもよい。また、n個
の装置本体20とn個の計器部40とを互いに対応させ
てあってもよい。
【0027】そして、前記制御情報や検出情報をアナロ
グ信号で送信するようにしてもよい。また、前記情報を
搬送する伝送媒体として、電波の他に、電磁誘導や光を
採用してもよい。装置本体20が設けられる範囲が限定
されているような場合、電磁誘導や光を伝送媒体とする
と好都合である。
【0028】また、伝送媒体として、超音波を用いた
り、さらには、前記情報を搬送波として電源ケーブルに
乗せたり、ガスや液体などの流体が流れる配管が金属製
の場合、前記搬送波にのせるようにしてもよい。なお、
情報を搬送波にのせる場合、電源配線の一方を金属配管
と共用するようにしてもよい。
【0029】そして、情報の変調方式としては、位相変
調(PM)、周波数変調(FM)、振幅変調(AM)、
パルス位置変調(PPM)、パルス幅変調(PDM)の
いずれを採用してもよい。
【0030】また、制御情報を計器部40から装置本体
20に、検出情報を装置本体20から計器部40にそれ
ぞれ円滑かつ確実に送・受信するために、次のA〜Dの
ような機能をもたせるようにしてもよい。
【0031】A.送信するための情報や受信した情報を
記憶するメモリ機能を装置本体20および計器部40に
もたせるようにする。これは、例えば1つの装置本体2
0と1つの計器部40とでマスフローコントローラを構
成する場合は、装置本体20側からの送信周波数と計器
部40からの送信周波数を変えるだけで、同時に送・受
信することができるが、装置本体20と計器部40の双
方が複数あるような場合は、多くの周波数が必要となる
ところから、このような手法は採用できない。
【0032】そこで、上記のように、装置本体20と計
器部40の双方が複数あるような場合、単一の伝送路を
使用するときには、時分割で送信、受信を交互に行う必
要がある。さらに、このような場合、装置本体20、計
器部40の双方においてポーリングを行う必要がある。
【0033】B.受信した情報に誤りがないか否かをチ
ェックする機能を装置本体20および計器部40にもた
せるようにする。これは、伝送路にノイズなど通信途中
で誤りの原因になるものが多く存在するためであり、こ
のため、パリティビットやチェックサムなどの手段を用
いて誤り検出を行うのである。
【0034】C.受信した情報に誤りがあった場合、こ
れを訂正する機能を装置本体20および計器部40にも
たせるようにする。上記、Bに示した機能によって誤り
が発見された場合、相手に対して再送要求を出し、誤り
を訂正するのである。
【0035】D.通信制御機能 a.伝送路の空き/使用中を検出する機能 送信を行おうとするとき、伝送路をモニターし、通信中
であるか否かを判断し、使用中でなければ送信を開始、
使用中であれば空くのを待って送信を開始する。
【0036】b.衝突を検出する機能 送信しながら伝送路をモニターし、送信データとモニタ
ー結果とを比較することにより衝突を検出する。
【0037】c.衝突から復帰する機能 衝突を検出した場合、直ちにジャミングを送出し、衝突
発生を他のMFCに知らせ、予め決められた手法によっ
て一定の時間経過後、伝送路の空きを確認した後、送信
を行うのである。
【0038】d.全ての相手に一斉通信する機能 送信側から不特定多数向けのアドレスコードを付けて送
出し、受信側はそれを取り込むようにしてもよい。
【0039】このように、本発明においては種々の実施
態様が考えられるが、送受される情報の種類としては、
流量設定信号、バルブ強制開閉信号、流量出力信号、装
置本体20の動作状態を表す各種の信号、バルブ開度、
装置本体20における各部の温度、各部の電圧などがあ
る。また、ディジタルコントロールMFCにおいては制
御データなども送受される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置本体と計器部との間において、必要な情報を、専用
の通信ケーブルを介することなく相互に通信できるの
で、従来のマスフローコントローラのように、通信ケー
ブルを引き回したりする必要がなく、実装が容易にな
る。従って、信頼性の高いマスフローコントローラを安
価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマスフローコントローラの一例を
示すブロック図である。
【図2】従来のマスフローコントローラの一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
5…流量センサ部、6…制御バルブ、7…バルブ制御
部、17…設定手段、18…表示部、20…装置本体、
40…計器部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流れる流路に対して流量センサ部
    と、この流量センサ部の下流側または上流側に設けられ
    る制御バルブと、前記流量センサ部からの流量測定信号
    と流量設定信号とを比較し、この比較結果に基づいて前
    記制御バルブの開度を制御するバルブ制御部とを備えた
    装置本体と、前記流量設定信号の設定手段を備えると共
    に、前記流量測定信号が入力され測定結果を表示する表
    示部を備えた計器部とからなるガス制御システムにおい
    て、前記計器部からの制御情報を変調した後、前記装置
    本体に送信する一方、装置本体において検出された結果
    を変調した後、計器部に送信し、専用の通信ケーブルを
    介することなく相互に通信可能なように構成したことを
    特徴とするマスフローコントローラ。
JP28247092A 1992-09-28 1992-09-28 マスフローコントローラ Pending JPH06110557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28247092A JPH06110557A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 マスフローコントローラ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28247092A JPH06110557A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 マスフローコントローラ

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Publication Number Publication Date
JPH06110557A true JPH06110557A (ja) 1994-04-22

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ID=17652851

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28247092A Pending JPH06110557A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 マスフローコントローラ

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JP (1) JPH06110557A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9737533B2 (en) 2009-05-12 2017-08-22 Janssen Pharmaceuticals. Inc. 1,2,4-triazolo [4,3-A] pyridine derivatives and their use for the treatment of prevention of neurological and psychiatric disorders

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9737533B2 (en) 2009-05-12 2017-08-22 Janssen Pharmaceuticals. Inc. 1,2,4-triazolo [4,3-A] pyridine derivatives and their use for the treatment of prevention of neurological and psychiatric disorders

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