JPH0610713U - こたつの天板支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 こたつの掛布団及び天板の位置ずれ発生を防
ぐ。 【構成】第１の考案こたつ本体３にかけた掛布団４上に
載置する天板１の周囲に、掛布団４を介してこたつ本体
３の上部周囲に外嵌する周枠２を設け、天板１及び掛布
団４をこたつ本体３に対してずれないように固定する。
第２の考案こたつの上部周囲に掛布団を介して外嵌する
周枠の上面に、天板が納まる周壁を設け、周枠によって
掛布団及び天板をずれないように固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ホームこたつ上に載置する天板と掛布団を共に移動することのな いようにした天板支持装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般にホームこたつは、こたつ本体上に掛布団をかけ、この掛布団を介してこ たつ本体上に天板を載置し、こたつ本体の下部に足を入れて暖をとると共に、天 板上がテーブルとしての機能をすることになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、従来のホームこたつは、こたつ本体上に掛布団をかけると共に掛布 団の上に天板を単に載置しているだけであるため、こたつ本体に対して掛布団及 び天板を固定化することができず、使用中に掛布団及び天板に位置ずれが発生し 、極めて不体裁になるという問題がある。

【０００４】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解決するため、こたつ本体に対して 掛布団及び天板の位置ずれの発生を防止できるこたつの天板支持装置を提供する ことを課題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記のような課題を解決するため、第１の考案は、こたつ上に載置する天板の 周囲に掛布団を介してこたつの上部周囲に外嵌する周枠を設けた構成を採用した ものである。

【０００６】 同第２の考案は、こたつの上部周囲に掛布団を介して外嵌する周枠の上面に、 この周枠上に載置した天板が納まる周壁を設けた構成を採用したものである。

【０００７】

【作用】

第１の考案 こたつ本体上に掛布団をかけた後、掛布団上に載置した天板の周枠を掛布団を 介してこたつ本体の上部に外嵌すれば、天板はこたつ本体に対して平面的に固定 され、かつ掛布団もこたつ本体と周枠で挟まれ、掛布団及び天板の位置ずれ発生 はない。

【０００８】 第２の考案 こたつ本体の上部周囲に掛布団を介して周枠を外嵌すれば、掛布団は挟まれて 位置ずれの発生はなく、また、周枠上の周壁内に納めた天板も位置ずれの発生は ない。

【０００９】

【実施例】

以下この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

【００１０】 図１と図２に示す第１の実施例は、天板１と周枠２が一体型のタイプであり、 周枠２は、やぐらごたつの如きこたつ本体３の上部周囲に掛布団４を介して外嵌 するよう、水平の上壁５と下向きの側壁６からなる断面形状の部材を用いて正方 形の枠状に形成したものであり、正方形の天板１はこの周枠２上に重ねて固定さ れている。 上記天板１と周枠２は、図３に示すように、天板１の外周面に断面下向きＬ字 状の周枠２を一体成形したような構造を採用してもよい。

【００１１】 次に図４と図５に示す第２の実施例は、天板１と周枠２ａを別体にしたタイプ であり、周枠２ａは、こたつ本体３の上部周囲に掛布団４を介して外嵌するよう 、水平の上壁５と下向きの側壁６からなる断面形状の部材を用いて正方形の枠状 に形成し、上壁５の上面外周部に正方形の天板１が納まる平面的な大きさと高さ の周壁７を枠状に設けている。

【００１２】 上記各実施例において、周枠２、２ａは、合成樹脂や木材のプレート等を用い 、又は、合成樹脂の一体成形により、こたつ本体３の上部周囲に掛布団４を少し 圧縮して外嵌するような平面的な大きさに形成され、この周枠２、２ａと天板１ は正方形だけでなく、こたつ本体３の平面形状に合わせて長方形や円形に形成し てもよい。

【００１３】 この考案の天板支持装置は上記のような構成であり、こたつ本体３上に掛布団 ４をかけた後、掛布団４上からこたつ本体３の上部周囲に周枠２又は２ａを外嵌 すればよく、こたつ本体３と周枠２又は２ａで掛布団４が挟まれ、位置ずれの発 生がない。

【００１４】 また、周枠２と一体もしくは周枠２ａの周壁７内に納まる天板１は、周枠２又 は２ａを介してこたつ本体３に対し、平面的に固定化され、位置ずれの発生はな い。

【００１５】 なお、図４と図５に示す第２の実施例では、周枠２ａと天板１が別体になって いるので、天板１はその両面を利用できる。 また、夏期等において、掛布団４を省き、こたつ本体３をテーブルとして使用 する場合は、こたつ本体３上に直接周枠２又は２ａを載せて天板１を配置するよ うにすればよい。

【００１６】

【効果】

以上のように、この考案によると、こたつ本体上にかけた掛布団と掛布団上に 配置する天板をこたつ本体に対して固定化できるため、天板及び掛布団のずれ発 生を確実に防止でき、こたつ使用時の良好な体裁を維持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る天板支持装置の第１の実施例を
示す使用状態の縦断面図

【図２】同上の要部を示す縦断面図

【図３】同上の他の例を示す縦断面図

【図４】第２の実施例を示す分解斜視図

【図５】同上の使用状態を示す縦断面図

【符号の説明】

１ 天板 ２、２ａ 周枠 ３ こたつ本体 ４ 掛布団 ７ 周壁

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 こたつ上に載置する天板の周囲に掛布団
   を介してこたつの上部周囲に外嵌する周枠を設けたこた
   つの天板支持装置。
2. 【請求項２】 こたつの上部周囲に掛布団を介して外嵌
   する周枠の上面に、この周枠上に載置した天板が納まる
   周壁を設けたこたつの天板支持装置。