JPH0610646Y2 - ラインフィルタ - Google Patents

ラインフィルタ

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JPH0610646Y2
JPH0610646Y2 JP1440890U JP1440890U JPH0610646Y2 JP H0610646 Y2 JPH0610646 Y2 JP H0610646Y2 JP 1440890 U JP1440890 U JP 1440890U JP 1440890 U JP1440890 U JP 1440890U JP H0610646 Y2 JPH0610646 Y2 JP H0610646Y2
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JP
Japan
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magnetic core
bobbin
base
winding
line filter
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Application number
JP1440890U
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JPH03106701U (ja
Inventor
由典 伊豆倉
Original Assignee
株式会社光輪技研
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Publication date
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は装置の商用電源入力端子側に接続され、雑音
の通過を阻止するラインフィルタの改良に関する。
「従来の技術」 従来のラインフィルタは第4図に示すように、絶縁円筒
状ボビン1の両端に鍔2,3が形成されると共に円筒の
外周面の中間に巻線領域を2分割するセパレータ4がリ
ング状に形成される。鍔2,3の外周縁にそれぞれ歯車
2a,3aが形成される。ボビン1は軸心に沿って、1
a,1bで示す半部に2分割され、図示していないがボ
ビンの半部1a及び1bの鍔2,3の切断面に互いに係
合する凸部及び凹部がそれぞれ形成され、両半部を対向
させて押し当てれば、上記凸部及び凹部が係合し、両半
部は一体に結合される。歯車2a,3aは巻線機に噛合
させ、ボビン1を周方向に回動させて巻線するのに利用
するものである。
磁芯5は例えばフェライト製で、日の字形に形成され
る。その日の字の中央辺5aの断面を円形にすることは
成形上困難であり、高価につくので、四角に形成され
る。この中央辺5aの周りにボビン1が装着される。磁
芯5は巻線機に取付けられるが、中央辺5aが四角のた
めボビン1を回転しにくいので、巻線機においてボビン
1を第7図の(イ),(ロ)及び(ハ)の方向から3点
支持して、中央辺5aとボビン1との接触を無くすよう
にして、鍔の歯車2a,3aの一方又は両方に巻線機の
歯車を噛合させ、ボビンを周方向に回転させて各巻線区
間に直径0.26〜0.8mmの単線を所定ターン数それぞ
れ巻線している。合計のインダクタンス2mH〜100mH
とされる。巻線終了後、且つ巻線がほどけないように、
巻線の外周面の一部に接着剤が塗布される。このように
してラインフィルタのコイル部が構成される。
コイル部、つまり巻線された磁芯5は第6図に示すベー
ス6に搭載され、接着剤で固定され、またボビン1もが
たつかないように接着剤でベース6に固定される。各巻
線の端末は端子ピン6a〜6dに半田付され、第10図
に示すラインフィルタの回路が構成される。各巻線区間
のインダクタンスは浮遊容量と並列共振回路を形成して
いる。ベース6は磁芯5の外形とほぼ等しい口の字形の
枠体で構成され、枠体の角部に端子ピン6a〜6dが植
立てられ、下方に突出している。
「考案が解決しようとする課題」 従来のラインフィルタでは巻線作業において磁芯の中央
辺5aとボビン1との接触を無くすため、ボビンを3点
支持しなければならず、このため作業性が悪いことと、
3点支持のため巻線機の構造が複雑で高価になる欠点が
あった。
この考案の目的は、これら従来の欠点を除去しようとす
るものである。
「課題を解決するための手段」 (1)磁芯と、その磁芯に装着されたボビンと、そのボビ
ンに巻回された巻線とによりコイル部が構成され、その
コイル部がベースに搭載されて成るラインフィルタにお
いて、この考案では、 上記磁芯は、口の字形又は日の字形に形成され、 上記ボビンは、絶縁円筒体で構成され、その一端に鍔を
備え、その鍔の外周縁に歯車が形成され、上記円筒体を
軸心に沿って2分割し、再び一体に結合することがで
き、 上記ベースは、複数の端子ピンを備えた絶縁性の日の字
形の枠体で構成され、その中央辺が円柱状とされ、中央
辺の外周面に、上記磁芯の一辺と嵌合する溝が長手方向
に形成され、 上記磁芯が上記ベースに搭載され、上記溝に上記磁芯の
一辺が嵌合され、上記ベースの中央辺の周りに上記ボビ
ンが回動自在に装着される。
「実施例」 この考案の実施例を第1図及び第2図を参照して説明す
る。同図には第4図乃至第9図と対応する部分に同じ符
号を付し、重複説明を省略する。この考案では、ボビン
1及び磁芯5はそれぞれ従来の第4図及び第5図に示し
たものと同様のものが用いられる。しかし、ベース6は
第2図に示すように、絶縁性の日の字形の枠体で構成さ
れ、その中央辺6eは円柱状とされ、その外周面に、磁
芯の中央辺5aと嵌合する溝6fが長手方向に形成され
る。溝6fの底面は、中央辺6eを除く枠体の上面と同
じ水平面上にあるようにされる。
磁芯5がベース6に搭載され、必要に応じ接着剤で互い
に固定される。ベースの溝6fには磁芯の中央辺5aが
嵌合され、ベースの中央辺6eの周りにボビン1が回動
自在に装着される。
このようにして、ボビン1,磁芯5と組合されたベース
6を巻線機に取り付け、ボビン1の歯車2a,3aの一
方又は両方を巻線機の歯車に噛合させ、ボビン1を周方
向に回転させて巻線が施される。ベースの中央辺6eの
外周面は円形であるから、ボビン1はその周りをスムー
ズに回転し、従来のようにボビンを磁芯の中央辺5aに
接触しないように3点支持する必要はなくなる。巻線終
了後、巻線の端末は、巻線がほどけないように直ちに端
子ピン6a〜6dにからげて半田付される。
これ迄の説明では日の字形の磁芯を用いるものとした
が、この考案はその場合に限らず、第3図に示す口の字
形の磁芯を用いることもできる。
「考案の効果」 この考案によれば、ベースの中央辺6eは円柱状とさ
れ、その溝6fに磁芯の中央辺6eを嵌合させ、その外
周面にボビン1が装着される。従ってボビン1はこの状
態で中央辺6eの周りを自由に回動することができる。
従って従来のようにボビン1を3点支持する必要が無く
なり、作業性が向上すると共に、巻線機の機構もそれだ
け簡単で安価なものでよい。
この考案によれば、ボビン1、磁芯5及ベース6を一体
に組合せた状態で巻線し、巻線終了後直ちに巻線の端末
をベースの端子ピン6a〜6dに半田付することがで
き、従来のように巻線がほぐれないように予め接着剤で
固定する工程が不要となる。
また、この考案では磁芯の中央辺5aとボビン1の内周
面との間にベースの中央辺6eが介在され、これら各部
品の間の遊びは比較的小さいので、従来の巻線したボビ
ン1をベース6に接着する工程も不要となり、上記と合
せて作業時間の大幅な短縮が図られる。
【図面の簡単な説明】 第1図A及びBはそれぞれこの考案の実施例を示す斜視
図及び縦断面図、第2図A及びBはそれぞれ第1図のベ
ース6の斜視図及び縦断面図、第3図は口の字形磁芯の
斜視図、第4図は2分割したボビンの斜視図、第5図は
日の字形磁芯の斜視図、第6図は従来のベース6の斜視
図、第7図は従来の磁芯のボビンを装着した状態での縦
断面図、第8図は従来のラインフィルタの平面図、第9
図は第8図のA−A断面図、第10図はラインフィルタ
の回路図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁芯と、その磁芯に装着されたボビンと、
    そのボビンに巻回された巻線とによりコイル部が構成さ
    れ、そのコイル部がベースに搭載されて成るラインフィ
    ルタにおいて、 上記磁芯は、口の字形又は日の字形に形成され、 上記ボビンは、絶縁円筒体で構成され、その一端に鍔を
    備え、その鍔の外周縁に歯車が形成され、上記円筒体を
    軸芯に沿って2分割し、再び一体に結合することがで
    き、 上記ベースは、複数の端子ピンを備えた絶縁性の日の字
    形の枠体で構成され、その中央辺が円柱状とされ、中央
    辺の外周面に、上記磁芯の一辺と嵌合する溝が長手方向
    に形成され、 上記磁芯が上記ベースに搭載され、上記溝に上記磁芯の
    一辺が嵌合され、上記ベースの中央辺の周りに上記ボビ
    ンが回動自在に装着されていることを特徴とする、 ラインフィルタ。
JP1440890U 1990-02-16 1990-02-16 ラインフィルタ Expired - Lifetime JPH0610646Y2 (ja)

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JP1440890U JPH0610646Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ラインフィルタ

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JP1440890U JPH0610646Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ラインフィルタ

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Publication Number Publication Date
JPH03106701U JPH03106701U (ja) 1991-11-05
JPH0610646Y2 true JPH0610646Y2 (ja) 1994-03-16

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JP1440890U Expired - Lifetime JPH0610646Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ラインフィルタ

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JP4757763B2 (ja) * 2006-09-29 2011-08-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 入力装置
JP5192582B1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-08 Necトーキン株式会社 チョークコイル
JP5455276B1 (ja) * 2013-04-17 2014-03-26 Necトーキン株式会社 チョークコイル

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JPH03106701U (ja) 1991-11-05

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