JPH06105804A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JPH06105804A
JPH06105804A JP4261734A JP26173492A JPH06105804A JP H06105804 A JPH06105804 A JP H06105804A JP 4261734 A JP4261734 A JP 4261734A JP 26173492 A JP26173492 A JP 26173492A JP H06105804 A JPH06105804 A JP H06105804A
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JP
Japan
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signal
color
circuit
electronic endoscope
converted
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Application number
JP4261734A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kikuchi
健一 菊地
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査の際に必要な所定の色には影響の少ない
色補正回路を提供することを目的とする。 【構成】 被写体からの光情報を電気信号に変換する固
体撮像素子16を備えた電子内視鏡1と、前記固体撮像
素子16の電気信号を映像信号処理する映像信号処理手
段とを有し、この映像信号処理手段は色差信号を生成す
るマトリクス回路61と、この被写体の色差信号が、色
差平面上で所定の領域に含まれるか否かに応じて、その
色差信号を特定色方向に色補正するテーブル62と、こ
の色補正された信号から3原色信号RGBに変換する逆
マトリクス回路63とからなる色補正回路60を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被写体の色差信号が前記
所定の領域に含まれるか否かに応じてその色差信号を特
定の色方向に色補正する色補正手段を備えた電子内視鏡
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療分野における診断と
か必要に応じて処置具を用いた治療処置等に広く用いら
れるようになった。
【0003】図9は従来の電子内視鏡装置を示す。この
電子内視鏡装置は電子内視鏡1を有し、この電子内視鏡
1は、細長で例えば可撓性の挿入部2を有し、この挿入
部2の後端に太径の操作部3が連設されている。上記操
作部3の後端付近からは側方に可撓性のユニバーサルケ
―ブル4が延設され、このケ―ブル4の先端部にコネク
タ5が設けられている。
【0004】上記電子内視鏡1は、上記コネクタ5を介
して、光源装置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプ
ロセッサ6に接続されるようになっている。さらに、上
記ビデオプロセッサ6には、カラーモニタ7が接続され
るようになっている。上記挿入部2の先端側には、硬性
の先端部9及びこの先端部9に隣接する後方側に湾曲可
能な湾曲部10が順次設けられている。
【0005】また、上記操作部3に設けられた湾曲操作
ノブ11を回動操作することによって、上記湾曲部10
を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようになって
いる。また、上記操作部3には、上記挿入部2内に設け
られた図示しない処置具チャンネルに連通する挿入口1
2が設けられている。図7は信号処理系の構成を示す。
【0006】図10に示すように、電子内視鏡1の挿入
部2内には、照明光を伝達するライトガイド14が挿通
されている。このライトガイド14の先端面は、挿入部
2の先端部9に配置され、この先端部9から照明光を出
射できるようになっている。また、上記ライトガイド1
4の入射端側は、ユニバーサルケーブル4内に挿通され
て上記コネクタ5に接続されている。
【0007】また、上記先端部9には、対物レンズ系1
5が設けられ、この対物レンズ系15の結像位置に、固
体撮像素子16が配設されている。この固体撮像素子1
6は、可視領域を含め紫外領域から赤外領域に至る広い
波長域で感度を有している。上記固体撮像素子16に
は、信号線26,27が接続され、これら信号線26,
27は、上記挿入部2及びユニバーサルケーブル4内に
挿通されて上記コネクタ5に接続されている。
【0008】一方、ビデオプロセッサ6内に設けられた
光源装置20は、紫外光から赤外光に至る広帯域の光を
発光するランプ21を備えている。このランプ21とし
ては、一般的なキセノンランプやストロボランプ等を用
いることができる。上記キセノンランプやストロボラン
プは、可視光のみならず紫外光及び赤外光を大量に発光
する。
【0009】このランプ21は、電源部22によって電
力が供給されるようになっている。上記ランプ21の前
方には、モータ23によって回転駆動される回転フィル
タ50が配設されている。この回転フィルタ50には通
常観察用の赤(R),緑(G),青(B)の各波長領域
の光を透過するフィルタが周方向に沿って配列されてい
る。
【0010】又、モータ23はモータドライバ25によ
って回転が制御されて駆動されるようになっている。上
記回転フィルタ50を透過し、R,G,Bの各波長領域
の光に時系列的に分離された光は、更にライトガイド1
4の入射端に入射され、このライトガイド14を介して
先端部9に導かれ、この先端部9から出射されて、観察
部位等を照明するようになっている。
【0011】この照明光による観察部位等の被検体(被
写体)からの戻り光は、対物レンズ系15によって、固
体撮像素子16上に結像され、光電変換されるようにな
っている。この固体撮像素子16には、上記信号線26
を介して、上記ビデオプロセッサ6内のドライバ31か
らの駆動パルスが印加され、この駆動パルスによって光
電変換された被検体の画像に対応した電気信号(映像信
号)のみ読出しが行われるようになっている。
【0012】この固体撮像素子16から読み出された電
気信号は、上記信号線27を介して、上記ビデオプロセ
ッサ6内または電子内視鏡1内に設けられたプリアンプ
32に入力されるようになっている。このプリアンプ3
2で増幅された映像信号は、プロセス回路33に入力さ
れ、γ補正及びホワイトバランス等の信号処理を施さ
れ、A/Dコンバータ34によって、デジタル信号に変
換されるようになっている。
【0013】このデジタルの映像信号は、セレクト回路
35によって、例えば赤(R),緑(G),青(B)の
各色に対応する3つのメモリ(1)36a,メモリ
(2)36b,メモリ(3)36cに選択的に記憶され
るようになっている。上記メモリ(1)36a,メモリ
(2)36b,メモリ(3)36cに記憶されたR,
G,B色信号は、同時に読み出され、色補正回路59に
入力する。
【0014】上記色補正回路59では、R,B色信号が
それぞれ係数器51、52に入力する。係数器51、5
2では入力信号の大きさを所定の大きさに変換する。こ
の変換は予め設定された値或いは外部より設定された値
によって行われる。
【0015】上記色補正回路59によって、色補正され
たR,G,B色信号は、D/Aコンバータ37によっ
て、アナログ信号に変換され、R,G,B色信号として
出力されると共に、エンコーダ38に入力され、このエ
ンコーダ38からNTSCコンポジット信号として出力
されるようになっている。
【0016】そして、上記R,G,B色信号または、N
TSCコンポジット信号が、カラーモニタ7に入力さ
れ、このカラーモニタ7によって、観察部位がカラ―表
示されるようになっている。
【0017】また、上記ビデオプロセッサ6内には、シ
ステム全体のタイミングを作るタイミングジェネレータ
42が設けられ、このタイミングジェネレータ42によ
って、モータドライバ25,ドライバ31,セレクト回
路35等の各回路間の同期が取られている。
【0018】
【発明が解決しようとする問題点】上述した色補正法に
おいては、単純にRあるいはB信号の大きさを変化させ
て色調整を行う。例えば、電子内視鏡の場合には、色を
ファイバースコープ風にするために全体的に黄色っぽく
する場合がある。この場合、上述した色補正法では、B
信号を減少させることによって実現できる。
【0019】しかし、例えばメチレンブルー等で青色に
染色した場合、上記のようにB信号を減少したものでは
青色自体の彩度が小さくなり、染色された被写体が黒ず
んでしまい、検査がやりにくくなる場合がある。また、
粘膜の赤い色を薄くするために、R信号を減少させた場
合、出血等における血液の色の彩度まで小さくなり、血
液の見分け(新鮮血と古い血等)が困難になるという欠
点がある。
【0020】また、電子内視鏡の場合には、検査の際、
血液の色の再現性が重要となる。特に、色相方向につい
ては、細かい調整が必要となる。従来方式の場合は、R
およびB信号の2系統の信号を調整することによって可
能であるが、2系統の信号を調整するため調整が複雑に
なり、調整する目的の色(この場合は血液の色)以外の
色まで大きく変化してしまう。
【0021】また、色差平面上で各色の色の色相を変換
させる方法(Hue調整)もあるが、この場合は、ベー
スバンドで処理する場合は回路が複雑になる上に、特定
色のみ補正する場合はさらに回路が複雑になる。例え
ば、特開平1ー121034号には色相、彩度等を強調
するものが開示されているが、その回路構成が非常に複
雑になっている。
【0022】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、検査の際に必要な所定の色には影響の少ない色補正
回路を提供することを目的とする。
【0023】
【問題点を解決する手段及び作用】被写体からの光情報
を電気信号に変換する撮像手段を備えた電子内視鏡と、
前記撮像手段の電気信号を映像信号処理する映像信号処
理手段とを有する電子内視鏡装置において、前記映像信
号処理手段は、色差平面上で所定の領域を指定する領域
指定手段と、被写体の色差信号が前記所定の領域に含ま
れるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段の判別
結果に基づいて、色差信号を特定色方向に色補正する色
補正手段とを設けることによって、色補正される範囲を
制限し、検査等に必要となる色等には色補正が殆ど影響
しないようにしている。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1
は本発明の第1実施例の電子内視鏡装置の信号処理系の
ブロック構成を示し、図2は色補正回路の作用の説明を
示す。
【0025】図1に示す本発明の第1実施例の電子内視
鏡装置は図9に示す色補正回路59とは異なる構成の色
補正回路60を用いて構成され、この色補正回路60以
外の部分は、図9に示す従来例と同様であり、色補正回
路60以外の説明を省略する。
【0026】メモリ36a〜36cによって同時化され
たRGB信号は、色補正回路60内のマトリクス回路6
1によってR−Y信号、B−Y信号に変換される。R−
Y信号、B−Y信号は、変換テーブル62に入力する。
変換テーブル62では、R−Y信号、B−Y信号は例え
ば下式の通りに変換される。
【0027】 x=(B−Y)/p y=(R−Y)/q として (1)x・x+y・y>k・kの時 R−Y=R−Y B−Y=B−Y (2)x・x+y・y≦k・kの時 R−Y=q((k−r)b/q+rk・sin (arc tan(y
/x)))/k B−Y=p((k−r)a/p+rk・cos (arc tan(y
/x)))/k ここで、rは(x・x+y・y)の平方根であり、
(a,b)は変換ベクトル,p,qは零でない任意の定
数である。
【0028】p=1,q=1の場合、以上の変換をする
と、図2に示す色差平面上で、原点(白に対応)から半
径kより彩度の大きな部分の色は変換されず、原点から
半径k内部の部分の色は、原点(0,0)の変換ベクト
ル(a,b)にしたがって変換される。
【0029】この場合、変換半径kを所定のレベルに設
定することにより、彩度の低い部分のみ色変換が可能と
なるため、彩度の高い染色されたものや血液の色は変換
されず、彩度の低い粘膜色のみ変換することができる。
従って、検査の際に必要となる血液の色の色調を保持で
き、診断しにくくなることがない。又、簡単な構成で実
現できる。
【0030】本実施例では、原点(白色)を中心に変換
を行ったが、原点ではなくある所定の色座標を中心に行
っても良い。例えば、赤色付近を中心にして行うことに
よって、血液等の色補正も可能となる。
【0031】また、本変換テーブル62は大容量のRO
MあるいはRAMによって容易に実現できる。又、p,
qの値を適当に定めることによって、変換領域を変える
ことができる。
【0032】変換テーブル62から出力されるR−Y信
号およびB−Y信号はG信号とともに逆マトリクス回路
64に入力し、RGB信号に逆変換され、色変換回路6
0の出力となる。
【0033】ここで、変換式は上式の限りではなく、あ
る範囲を指定し、範囲内の特定色の変換が最大となるよ
うにし、領域の境界において、連続になるようにすれば
良い。また、変換ベクトルの設定を任意に設定できるよ
うにしたり、外部より指定できるようにすると、操作者
に適した色補正が容易にできる。
【0034】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例は図1において、色補正回路60の内部
構成が異なるのみであり、そのブロック構成図を図3に
示す。他の部分は第1実施例と同じであり、図示を省略
する。
【0035】第1実施例と同様にRGB信号は、マトリ
クス回路61によってR−Y信号およびB−Y信号に変
換される。このR−Y信号およびB−Y信号は変換係数
発生器64に入力する。変換係数発生器64では下式に
したがってR−Y用変換係数RkおよびB−Y用変換係
数Bkを発生する。
【0036】 x=(B−Y)/p y=(R−Y)/q として (1)x・x+y・y>k・kの時 Rk=1 Bk=1 (2)x・x+y・y≦k・kの時 Rk=q((k−r)b/q+rk・sin (arc tan(y/
x)))/(k(R−Y)) Bk=p((k−r)a/p+rk・cos (arc tan(y/
x)))/(k(B−Y) ここで、rは(x・x+y・y)の平方根であり、
(a,b)は変換ベクトル、p,qは零でない任意の定
数である。
【0037】以上で求められた係数Rk,Bkはそれぞれ
R−Y乗算器65およびB−Y乗算器66によってR−
Y信号およびB−Y信号に乗算され、R−Y信号および
B−Y信号はそれぞれ変換させる。この乗算器65,6
6から出力されるR−Y信号およびB−Y信号は第1実
施例の出力と等価な信号となり、逆マトリクス回路63
に入力され、RGB信号に変換され、色補正回路60の
出力となる。
【0038】本第2実施例においては乗算器65、66
を用いて信号変換を行っているため、変換係数発生器6
4の出力データのビット数は原信号のビット数ほど大き
くなくても良い。
【0039】したがって、本第2実施例の変換係数発生
器64をROMあるいはRAMを用いて実現する際は、
第1実施例の変換テーブル62に比べて小容量のものを
用いることができる。本実施例も、色差平面上の原点を
中心にするのではなく任意の点を中心に行っても良い。
【0040】図4は本発明の第3実施例の色補正回路6
0を示す。第1実施例と同様にRGB信号はマトリクス
回路61によりR−Y信号、B−Y信号に変換される。
このR−Y信号、B−Y信号は彩度判別回路68に入力
する。
【0041】彩度判別回路68では例えば下式によって
彩度の大きさCCを、R−Y信号及びB−Y信号それぞ
れの平方和CC・CC CC・CC=(R−Y)・(R−Y)+(B−Y)・(B−Y) (1) の平方根として計算する。
【0042】この彩度判別回路68から出力さっるCC
信号を次段の減算回路69により所定の値VRより減算
する。次に、リミッタ70により減算回路69の出力信
号の負の値を零に制限し、制御信号FCとする。この制
御信号FCは、彩度CCが減算する所定値VR以上の場
合は零となり、彩度CCがVRよりも小さくなると徐々
に大きくなり、彩度CCが零の時、最大値VRとなる。
【0043】この制御信号FCを係数器71,72によ
り所定の大きさに変換し、それぞれ加算器73,74に
よってR−Y信号、B−Y信号に加算される。加算器7
3,74から出力されるR−Y信号、B−Y信号は、制
御信号FCの特性から、色差平面上において原点から所
定値以上離れている色は変換されず、原点に近づくにつ
れて変換量は大きくなり、原点が最大の変換量となる
(図5参照)。
【0044】加算器73,74によって変換されたR−
Y信号、B−Y信号は第1実施例と同様に逆マトリクス
回路63によってRGB信号に変換され、色補正回路6
0の出力となる。
【0045】本第3実施例についても第1実施例と同様
に、彩度の低い部分のみ色変換が可能となるため、彩度
の高い染色された被写体や血液の色は変換されず、彩度
の低い粘膜色のみ変換することができる。また、第3実
施例においても、係数器71,72の設定を任意に設定
できるようにしたり、外部より指定できるようにする
と、操作者に適した色補正が容易にできる。
【0046】本第3実施例において、彩度CCを求める
式を第(1)式としたが、色差平面上、原点からの距離
によって変化する演算式であれば、第(1)式に限らな
い。例えば、 CC=|R−Y|+|B−Y| とすれば、加算回路のみで容易に実現できるため、第3
実施例全体の回路も容易にアナログ回路のみでも実現で
きる。
【0047】図6は本発明の第4実施例における色補正
回路60のブロック構成を示す。色補正回路60以外の
部分は従来例と同様である。本実施例は、血液等の補正
を目的とする。色補正回路60に入力するRGB信号
は、マトリクス回路61によってR−Y信号、B−Y信
号に変換される。
【0048】R−Y信号は正部抽出回路84および加算
器85に入力する。正部抽出回路84では、入力R−Y
信号の正の成分のみ取り出され、他の部分はすべて零に
設定される。次に、正部抽出回路84出力信号は係数器
86および反転回路87に入力する。係数器86では、
R−Yの正の成分を所定の大きさに変換し、加算器88
によって、B−Y信号に加算される。また、反転回路8
7で、正部抽出回路84の出力信号を反転し、領域判別
回路89に入力する。
【0049】一方、B−Y信号は、負部抽出回路91に
入力し、負の成分のみ取り出され、他の部分はすべて零
に設定される。負部抽出回路91の出力は領域判別回路
89に入力する。
【0050】領域判別回路89では反転回路87から入
力する信号Rmおよび負部抽出回路91から入力する信
号Bmによって、被写体色の色差平面上の領域判別を行
う。例えば、Rm<Bmの領域(図7で符号Aで示
す)、Rm≧Bmの領域(図7で符号Bで示す)との判
別を行う。この判別結果によって、スイッチ92を切り
換える。切り換えは、被写体色が図7でAの領域にある
場合は接点b、図7でBの領域にある場合は接点aにな
るように行う。
【0051】スイッチ92の出力信号は係数器93によ
って所定の大きさに変換され、加算器85によってR−
Y信号に加算される。加算器85,88によって変換さ
れたR−Y信号、B−Y信号は第1実施例と同様に逆マ
トリクス回路63によってRGB信号に変換され、色補
正回路60の出力となる。
【0052】次に本実施例の動作について説明する。ま
ず、係数器86によって補正されるB−Y信号について
考える。係数器86に入力する信号はR−Y信号の正の
成分のため色差平面の上半面の色に関して影響し、R−
Y信号成分の大きなものほど補正量が大きくなる。ここ
で、例えば、係数器86によってマイナスの係数をつけ
た場合、加算器88による補正を図示すると図8(a)
のようになる。
【0053】次に係数器93によって補正されるR−Y
信号について考える。係数器93に入力する信号は図7
でAの領域においてはB−Y信号の負の成分、図7でB
の領域においてはR−Y信号の正の部分を反転した信号
である。したがって、図7でAの領域ではB−Y信号成
分の大きなものほど補正量が大きく、図7でBの領域で
はR−Y信号成分の大きなものほど補正量が大きくな
る。
【0054】このスイッチ92の出力信号を係数器93
により、そのまま出力した場合、加算器85による補正
を図示すると図8(b)のようになる。実際は、以上の
図8(a)と図8(b)の補正を合成したものとなり、
図8(c)に示すような補正となる。
【0055】以上の補正により、色補正設定器94によ
って係数器86と係数器93での変換量を同時に制御す
ることによって、赤系統の色は、色相調整(Hue調
整)と等価な動きをし、他の色系統には影響しない。ま
た、領域の境界における負連続性も生じない。
【0056】また、第3実施例においても、係数器7
1,72の設定を任意に設定できるようにしたり、外部
より指定できるようにすると、操作者に適した色補正が
容易にできる。
【0057】また、R−Yの正部抽出の代わりに負部抽
出としたり、B−Yの負部抽出の代わりに正部抽出とし
たり、領域判別の境界を異ならせたりすることによっ
て、他の色の補正、他の補正の動きも可能となる。
【0058】以上の実施例では、逆マトリクス回路63
においてG,R−Y,B−Y信号よりRGB信号を作っ
ているが、マトリクス回路61でY(輝度),R−Y,
B−Y信号に変換し、逆マトリクス回路63ではY,R
−Y,B−Y信号からRGB信号を合成しても良い。
【0059】また、以上の実施例は、面順次方式として
RGB原色信号を原信号として処理する方式として説明
したが、面順次方式に限らず、固体撮像素子前面にカラ
ーフィルタアレイを装着した同時式の場合にも適用でき
る。その場合、信号処理がRGB信号で行われる場合
は、上記実施例の通りに処理することができるが、信号
処理がY,R−Y,B−Yで処理される場合は、以上実
施例におけるマトリクス回路61は不要となる。
【0060】また、本補正は、色差信号レベルですべて
補正を行うため、以上の実施例を組み合わせて補正を行
うこともできる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所定
の色に影響なく、特定の色付近の色を補正することが可
能であり、検査の際に必要な所定の色には影響の少ない
色補正回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電子内視鏡装置の信号処
理系の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例における色補正回路の作用の説明
図。
【図3】本発明の第2実施例における色補正回路の構成
を示すブロック図。
【図4】本発明の第3実施例における色補正回路の構成
を示すブロック図。
【図5】第3実施例における色補正回路による色補正の
作用の説明図。
【図6】本発明の第4実施例における色補正回路の構成
を示すブロック図。
【図7】領域判別回路によって判別される領域を示す説
明図。
【図8】第4実施例における色補正回路による色補正の
作用の説明図。
【図9】従来例の電子内視鏡装置の全体図。
【図10】従来例の電子内視鏡装置の信号処理系の構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡 2…挿入部 3…操作部 4…ユニバーサルケーブル 5…コネクタ 6…ビデオプロセッサ 7…カラーモニタ 9…先端部 14…ライトガイド 16…固体撮像素子 21…ランプ 36a,36b,36c…メモリ 37…D/Aコンバータ 38…エンコーダ 50…回転フィルタ 60…色補正回路 61…マトリクス回路 62…テーブル 63…逆マトリクス回路 64…変換係数発生器 65、66…乗算器
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】この彩度判別回路68から出力さるCC
信号を次段の減算回路69により所定の値VRより減算
する。次に、リミッタ70により減算回路69の出力信
号の負の値を零に制限し、制御信号FCとする。この制
御信号FCは、彩度CCが減算する所定値VR以上の場
合は零となり、彩度CCがVRよりも小さくなると徐々
に大きくなり、彩度CCが零の時、最大値VRとなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光情報を電気信号に変換す
    る撮像手段を備えた電子内視鏡と、前記撮像手段の電気
    信号を映像信号処理する映像信号処理手段とを有する電
    子内視鏡装置において、 前記映像信号処理手段は、色差平面上で所定の領域を指
    定する領域指定手段と、 被写体の色差信号が前記所定の領域に含まれるか否かを
    判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、色差信号を特定色
    方向に色補正する色補正手段と、を有することを特徴と
    する電子内視鏡装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020073098A (ja) * 2020-02-06 2020-05-14 富士フイルム株式会社 医用画像処理装置

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