JPH0610483A - 畳間の空隙補修材 - Google Patents

畳間の空隙補修材

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JPH0610483A
JPH0610483A JP19326992A JP19326992A JPH0610483A JP H0610483 A JPH0610483 A JP H0610483A JP 19326992 A JP19326992 A JP 19326992A JP 19326992 A JP19326992 A JP 19326992A JP H0610483 A JPH0610483 A JP H0610483A
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JP
Japan
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mat
tatami
tatami mat
repair material
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP19326992A
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English (en)
Inventor
Sadao Fukada
定雄 深田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 畳の側端部に簡単に取り付けできて畳間の空
隙を補修解消する。 【構成】 包帯等のような布生地の織物体で、畳の側端
面の巾より少し小さい巾とした補修材本体とし、その上
部11は縦糸と横糸を緻密に編んだ状態とし、その他の
部位は間隙をあけて粗く編んだ状態とする。緻密な上部
11と粗目の下部13の片面側に接着剤2を塗布し、そ
の接着剤面に剥離紙3を剥離可能に接着してテープ状に
巻く。その中央部12は針が差し込み易いよう無接着剤
面とする。補修材を必要長さだけ切り取り、剥離紙3を
剥がして畳表を外した畳床4の必要な側端面に上端を揃
えてその上下の接着剤2面部で貼着する。畳間に生じた
空隙に応じて補修材を複数重ねて貼着使用し、畳表5を
縫着仕上げする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敷いた畳の間に生じる
空隙を解消するため、畳に付着する補修材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】長年の使用によって、図10のように、
畳の間に空隙が生じ、或いは新設時でも寸法誤差によっ
て空隙が生じる場合があり、この場合、従来では、図1
1のように、畳表を外した畳床の側端面に藁を束ねて縛
り付け、畳表を装着して空隙部を埋めていたのである。
しかしながら、藁の取り付けに手間がかかると共に、嵩
張りしている藁の押圧縮みを考慮する必要があることか
ら適正に空隙を埋めることが難しいものであった。また
実際には、畳表を装着する際に、畳表にしわを生じない
ように畳表を水平方向及び垂直方向に引っ張るため、藁
によるヘリ部の補修部が引っ張られて下がると共に丸く
なることから、ヘリ角部が窪んた状態となって敷いた場
合に段差ができる問題点があったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、熟練
を要することなく畳の側端部に取り付けできると共に、
畳表の取り付けにも容易に変形して型崩れすることなく
ヘリ角を保持でき、簡単に空隙を補修解消できるものを
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、畳の
畳表を外した畳床の側端面に貼着するものであり、畳の
側端面の巾より小さい巾であって、上部を他の部位より
厚肉とし、或いは上部の密度を他の部位より緻密にする
ことで押圧した場合に上部を他の部位より厚くできる補
修材本体を形成し、該本体の少なくとも片面上部に接着
剤を接着した構成としている。なお、縦糸と横糸を編ん
だ厚布生地の補修材本体とし、上部の織りを緻密にする
と共に、他の部位の織りを粗目としてもよい。また、補
修材本体を発泡プラスチックシートで形成してもよい。
【0005】
【作用】畳表を外した畳床の側端面に、その上端を揃え
て補修材を合わせることにより上部の接着剤部で補修材
が貼着されるのであり、空隙の巾に応じてさらにその上
から補修材を貼着することを繰り返して補修材を備え
て、畳表を装着すればよい。補修材によって畳の側端上
部が厚くなるがその下は薄肉或いは貫通孔等の透設のた
め畳表装着の仮止め針の挿通に支障はなく、機械縫いの
場合でも機械針が円滑に動くのである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の図示実施例について説明す
る。図1に示す本例のテープ状の補修材は、包帯やガー
ゼ等のような布生地の織物体であって、畳の側端面の巾
より少し小さい巾としている。その上部11は、図2の
ように、縦糸と横糸を緻密に編んだ状態とし、その他の
部位は間隙をあけて粗く編んだ状態としている。
【0007】また、その緻密な上部11と粗目の下部1
3の片面側に接着剤2を塗布し、その接着剤面に剥離紙
3を剥離可能に接着してテープ状に巻いている。したが
って、その中央部12は無接着剤面となっている。
【0008】次に本例の使用を説明すると、まず、補修
材を必要長さだけ切り取り、剥離紙3を剥がして畳表を
外した畳床4の必要な側端面に上端を揃えてその上下の
接着剤2面部で貼着する。畳間に生じた空隙が大きけれ
ば、図3のように、補修材を複数重ねて貼着すればよ
く、該空隙が斜めの場合、外側の補修材を徐々に長くす
ればよい。なお、本例の補修材テープの厚みは約2mmで
あり、例えば6mmの空隙を埋めるために圧縮を考慮して
4枚重ねているのである。
【0009】補修材の貼着後は畳表5を縫着すればよ
く、この状態では縫着による畳表5の圧接によって、図
4のように、緻密な上部11がその下の粗目の部位より
圧縮が少なくなって側方に突出するのである。このた
め、この畳を敷くことによって空隙が埋められるのであ
る。
【0010】このように本例によると、補修材の貼着数
を加減して空隙を適正に埋めることができ、塗布してあ
る接着剤で補修材を簡単に畳床4に止着できるのであ
る。また、緻密な上部11のため圧縮によって硬くなる
ことからヘリ角部の型崩れを防止でき、畳表5で被着し
てもその堅固さを保持できるのである。この点、従来の
藁では踏まれると下がって藁部が窪むことがあり、大き
な空隙では段差が生じて危険であった。
【0011】さらに、現在ではコストや害虫及び軽量化
等の問題のために発泡プラスチック材を芯床41として
いるものが多く、畳表5の縫着の際、い草の線を直すた
め、何度も仮止め針を抜き差しすることからその都度芯
床41に大きな数個の穴があいて損傷する部分が多くな
るのである。畳の修繕回数が増えればそれだけ損傷も多
くなって芯床41の寿命が短くなり、畳表5を縫着保持
できないことも生じると共に、畳の4ケ所のヘリを釘で
止める部分も損傷して釘止めができないこともあった。
特に、畳表が薄い安価なものでは、い草が弱いため、機
械縫いの場合、い草が切れて損傷した芯床41が露呈す
ることから見苦しくなって商品価値を劣化していたので
ある。この点、本例は、発泡プラスチック材の芯床41
を使用していても、その端面に補修材の中央部12が圧
接していることからい草の仮止め針やヘリ止め釘を保持
できるため、機械縫いの場合でも芯床41や畳表5の損
傷が少なくなり、畳表5をしっかりと縫着保持できるの
である。しかも、接着剤2で止着している補修材の中央
部12は無接着剤面となっているため仮止め針やヘリ止
め釘の差し込みや機械針での縫着に支障がないのであ
る。
【0012】本例は前記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、補修材の材質は
問わず、プラスチック、ゴム、不織布等でもよい。図5
は、発泡スチレンの補修材本体であり、その中央部に広
い貫通孔6を透設し、上下部に接着剤2を塗布したもの
でもよい。
【0013】また、図6のように、上部を緻密とした織
布生地7を接着ビニールテープ71に接着すると共に、
その裏面の上下部に接着テープ72を接着し、該接着テ
ープ72に接着剤2を塗布すればロール状に巻き易い補
修材となる。この場合、接着剤2面に剥離紙は不要であ
る。
【0014】さらに、針が通過できない材質の場合は図
7のように、中央部に貫通孔8を透設してもよい。ま
た、図8のように、厚肉の上部91と他の部位92を別
に形成して接着テープ93に接着してもよく、図9のよ
うに、厚肉の上部91だけを接着テープ93に接着した
ものでもよい。なお、補修材はロール状に巻いたものの
他、長尺物としてもよい。さらに、厚みを異にする補修
材を数種類用意すれば空隙を良好に解消できるのであ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によると、補修材の貼着数を加減
して空隙を適正に埋めることができ、特に多く生じる斜
めの空隙にも適正に補修でき、塗布してある接着剤で補
修材を簡単に畳床に止着できて扱い易いと共に、補修材
上部によってヘリ角部の型崩れを防止できるのである。
また、畳床に損傷し易い発泡プラスチック材の芯床を使
用していても、その端面に補修材の無接着剤面である中
央部が圧接していることからい草の仮止め針やヘリ止め
釘を保持でき、ヘリ角を良好な状態として畳表を縫着保
持でき、良好な外観に保つことができるのである。
【0016】また、請求項2では、厚布生地の補修材本
体としたためロール状に巻いて収容することが容易で取
り扱い易く、ロール状とすれば任意に切断できてはぎれ
が生ぜず歩留まりがよくなる。さらに、請求項3では、
補修材本体を発泡プラスチックシートとしたためその成
形が容易となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その拡大縦断面図である。
【図3】その畳床に貼着した平面図である。
【図4】畳床に貼着し畳表を装着した状態の要部拡大縦
断面図である。
【図5】別例の背面図である。
【図6】さらに別例の拡大縦断面図である。
【図7】さらに別例の拡大縦断面図である。
【図8】さらに別例の拡大縦断面図である。
【図9】さらに別例の拡大縦断面図である。
【図10】畳間の空隙を示した平面図である。
【図11】従来の藁で補修した状態の要部拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
11 上部 12 中央部 13 下部 2 接着剤 3 剥離紙 4 畳床 41 芯床 5 畳表 6,8 貫通孔 7 織布生地 71,72 接着ビニールテープ 91 厚肉の上部 92 他の部位 93 接着テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳の畳表を外した畳床の側端面に貼着す
    るものであり、畳の側端面の巾より小さい巾であって、
    上部を他の部位より厚肉とし、或いは上部の密度を他の
    部位より緻密にすることで押圧した場合に上部を他の部
    位より厚くできる補修材本体を形成し、該本体の少なく
    とも片面上部に接着剤を接着して成る畳間の空隙補修
    材。
  2. 【請求項2】 縦糸と横糸を編んだ厚布生地の補修材本
    体とし、上部の織りを緻密にすると共に、他の部位の織
    りを粗目とした請求項1の空隙補修材。
  3. 【請求項3】 補修材本体を発泡プラスチックシートで
    形成した請求項1の空隙補修材。
JP19326992A 1992-06-27 1992-06-27 畳間の空隙補修材 Pending JPH0610483A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19326992A JPH0610483A (ja) 1992-06-27 1992-06-27 畳間の空隙補修材

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JPH0610483A true JPH0610483A (ja) 1994-01-18

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ID=16305133

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JP19326992A Pending JPH0610483A (ja) 1992-06-27 1992-06-27 畳間の空隙補修材

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JP (1) JPH0610483A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9997971B2 (en) 2012-12-18 2018-06-12 Spal Automotive S.R.L. Electrical machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9997971B2 (en) 2012-12-18 2018-06-12 Spal Automotive S.R.L. Electrical machine

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