JPH0610363Y2 - 写真印画紙マガジン - Google Patents

写真印画紙マガジン

Info

Publication number
JPH0610363Y2
JPH0610363Y2 JP1988050567U JP5056788U JPH0610363Y2 JP H0610363 Y2 JPH0610363 Y2 JP H0610363Y2 JP 1988050567 U JP1988050567 U JP 1988050567U JP 5056788 U JP5056788 U JP 5056788U JP H0610363 Y2 JPH0610363 Y2 JP H0610363Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magazine
photographic
paper
printing paper
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988050567U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01153544U (ja
Inventor
良夫 小澤
静雄 関野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1988050567U priority Critical patent/JPH0610363Y2/ja
Publication of JPH01153544U publication Critical patent/JPH01153544U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610363Y2 publication Critical patent/JPH0610363Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Unwinding Webs (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は写真焼付装置へ印画紙を供給するための写真印
画紙マガジンに関する。
〔従来技術〕
写真焼付装置へ印画紙を供給する場合に、ロール状に収
容した印画紙をその外周から引き出して供給するように
したものがある。
この場合、写真印画紙はマガジン内へ収容し、このマガ
ジンを写真焼付装置へ装填する。印画紙はロール状部分
の外周から順次引き出されて写真焼付装置へと供給され
る。
ところが写真焼付装置では異なる幅寸法の印画紙を使い
分ける必要があるため、複数のマガジン内へそれぞれ異
なる幅寸法の印画紙を収容し、これらを必要に応じて使
い分けるようにする必要がある。ここで使用印画紙の幅
寸法を変えるには使用済のマガジンを焼付装置から取り
外すことになるが、印画紙の先端部がマガジンから露出
していると、この露出部分がマガジン取り外し時にかぶ
り部分となるので、再使用が不可能となる。
このため印画紙のロール状部分とマガジンの印画紙取出
口との間に印画紙搬送ローラを設け、マガジンを焼付装
置から取り外す前にこのローラを手動で駆動して印画紙
先端部をマガジン内へと引き込む構成とするのが便利で
ある。
このために、再度マガジンを焼付装置へ装填した場合に
は、印画紙がマガジン内へ引き込まれているので、これ
を引き出すための機構が必要となる。この機構として、
ロール状の印画紙の外周を常に駆動ローラで押圧させて
おき、この駆動ローラの軸方向端部をマガジン外へ突出
させるようにしたものがある。これにより、駆動ローラ
を軸回転させると、ロール状の印画紙は回転力が付与さ
れ、その先端部を焼付装置へと送り出すことができる。
ところが、焼付処理時の印画紙搬送は焼付装置側の駆動
系で引っ張るようにしているため、駆動ローラの押圧力
が負荷となって印画紙搬送系に悪影響を与えることにな
る。
このため、前記駆動ローラを付勢力でロール状の印画紙
の外周から離反させておき、必要時に付勢力に抗して駆
動ローラを印画紙の外周へ当接させるようにした構造が
考えられている。この場合駆動ローラへ回転力を付与す
るための操作ツマミと駆動ローラを印画紙の外周へ当接
させるための操作ツマミを同一としている。すなわち、
ロール状印画紙の回転軸が軸支される両側面へ前記駆動
ローラと平行に回転ローラを掛け渡し、その一端をマガ
ジン外へ突出させ、操作ツマミを取り付ける。駆動ロー
ラと回転ローラとにはそれぞれ歯車が取り付けられてい
るが、通常はこの歯車は互いに軸方向へずれており、操
作ツマミを軸方向へ移動させると、歯車が噛み合うよう
になっている。歯車は傘歯車形状で対向されており、噛
み合い時には前記付勢力に抗して駆動ローラが移動さ
れ、歯車同士はその最大半径部分で噛み合う構造となっ
ている。この状態で、操作ツマミを回転させることによ
り、歯車を介して駆動ローラへ回転力が付与され、この
駆動ローラの回転で印画紙を送り出すことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記歯車を噛み合わせるための操作ツマ
ミの移動は、印画紙の幅方向に対応しており、マガジン
を焼付装置へ装填した後にこの操作を行うため、マガジ
ンが印画紙幅方向へずれることがある。このずれは、焼
付処理時の搬送に蛇行を生じさせ、印画紙の正確な位置
決め等が出来なくなるという問題点がある。
本考案は上記事実を考慮し、マガジン装填後の印画紙の
引出し時に印画紙を適正に焼付装置本体へ送り出すこと
ができ、焼付処理時の印画紙搬送に蛇行を生じさせるこ
とがない写真印画紙マガジンを得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る写真印画紙マガジンは、長尺印画紙がロー
ル状に巻き取られて収容され焼付装置本体へ装填される
マガジン本体と、ロール状印画紙から引き出される印画
紙の搬送経路途中に配設されて印画紙を挟持して搬送す
るための一対のローラと、前記一対のローラを互いに離
反する方向へ付勢する付勢手段と、前記マガジン本体の
焼付装置本体への装填方向と同一の方向に操作される操
作部と、前記操作部が操作されたときに少なくとも一方
のローラを付勢手段の付勢力に抗して印画紙を挟持する
方向へ移動させる移動手段と、有している。
〔作用〕
マガジン本体の焼付装置本体への装填前では印画紙は遮
光が保たれている。ここで、マガジン本体を焼付装置本
体へ装填すると、マガジン本体と焼付装置本体とが連通
する。
この状態で、操作部を操作すると、移動手段により付勢
手段の付勢力に抗して案内ローラが移動し、ロール状印
画紙の外周から引き出された印画紙が一対のローラによ
って挟持され、ローラを回転させることにより、印画紙
は焼付装置本体へと案内させることができる。前記操作
部の操作は、マガジン本体の焼付装置本体への装填方向
と同一とされている。すなわち、操作方向が装填方向と
同一ではないと、オペレータの操作する力によって、マ
ガジン本体と焼付装置本体との装填精度に狂いが生じ、
マガジンが浮き上がったり、或いはマガジンが撓む等の
不具合が生じ、搬送不良(蛇行やジャミング)が生じ易
くなる。この点、本考案では操作部の操作方向を装填方
向と同一としたため、装填状態を確実にすることができ
ると共に印画紙幅方向に力が加わらず蛇行等が生じるこ
とがない。
また、印画紙は通常焼付装置本体へ至るとその後は、焼
付装置本体側の搬送系で引き出されることになるが、こ
の場合にローラは付勢手段の付勢力で互いに離反されて
いるので、印画紙を自由に引き出すことができる。
一方、印画紙をマガジン本体内へ巻き戻す際も、一対の
ローラを互いに離反させているため(操作部の非操
作)、巻戻し時の負荷が軽減され、印画紙面への傷つき
も防止することができる。
〔実施例〕
第1図〜第3図に示される如く本実施例に係るマガジン
はマガジン本体を構成する合成樹脂製下ケース10と上
ケース12とがヒンジ14を介して互いに回動可能とさ
れている。このため下ケース10、上ケース12はヒン
ジ14を中心にその開口部を互いに合致させることによ
り内部を遮光状態とすることができる。
これらの下ケース10、上ケース12の閉止状態で密着
される開口端面にはそれぞれ半円状の切欠16、18が
形成され、下ケース10、上ケース12の閉止状態で円
形状を形成するようになっている。
これらの切欠16、18には回転ダイヤル20、22が
それぞれ収容されるようになっている。これらの回転ダ
イヤル20、22は円板状部20A、22Aの外周に円
筒部20B、22Bが連続した構成であり、円板状部2
0A、22Aからは円筒部20B、22Bの反対側へ軸
筒20C、22Cが突出し、これらの軸筒20C、22
Cの外周が切欠16、18の内周とスライドすることに
より回転ダイヤル20、22が軸回りに回転できるよう
になっている。
軸筒20C、22Cの軸方向中間部にはリング突起20
D、22Dが突出し、切欠16、18に形成されたリン
グ溝へ入り込むようになっている。これによって切欠1
6、18と軸筒20C、22Cとの間から外光が下ケー
ス10、上ケース12内へ入らないような遮光構造とな
っている。
軸筒20C、22Cの内側にはロール状印画紙支持手段
の主要部を構成する円筒状スプール24、26の一端に
形成される小筒部24A、26Aが挿入固着されてい
る。これらのスプール24、26の間には支軸28が掛
け渡され、この支軸28の軸方向中間部へ支持筒30が
軸支されている。この支持筒30には第5図に示される
如く、板ばね31の中央部がビス31Aで固着されてお
り、スプール24、26の外周へ挿入される印画紙Pの
ロール状部Rの内周を押圧するようになっている。
スプール24、26の外周には複数個のリング溝32が
形成されており、仕切板34、36を収容するようにな
っている。これらの仕切板34、36は半円形状であ
り、その軸心部には半円状切欠34A、36Aが形成さ
れてリング溝32への収容部となっている。
これらの仕切板34、36は互いに合致された状態で円
板形状を呈するようになっているが、対向面の一方から
突起38が、他方にはこの突起38を受け入れる溝40
が形成されている。溝40からはピン42が突出され、
突起38に形成される長孔44内へ収容されるようにな
っている。このため仕切板34、36は組み付けられた
状態で互いにピン42と長孔44の許容量だけ接離でき
るようになっており、これらの仕切板34、36の間に
掛け渡される引張コイルばね46の付勢力によって互い
に接近するようになっている。
したがってこれらの仕切板34、36は引張コイルばね
46の付勢力でリング溝32へ係合されているが、スプ
ール24、26へ取り付けられる印画紙Pの幅寸法が変
更されると、仕切板34、36を離間して異なるリング
溝32へ収容することにより、常に印画紙Pの幅方向両
端に対応してスプール24、26へ取り付けることがで
きるようになっている。このためリング溝32は異なる
幅寸法の印画紙Pに対応した位置に形成されている。
第3、5図に示される如く、円筒状スプール24の側面
にはボルト47でラチエツトホイル48が固着されてい
る。このラチエツトホイル48は円筒状スプール24、
26の印画紙巻取方向の回転を阻止する阻止手段の一部
を構成している。
第1図(A)に示される如く下ケース10の底板10A
は一部が印画紙Pのロール状部Rに沿った形状とされる
とともに、他の一部へ支持ブラケツト52がビス54に
より固着されている。この支持ブラケツト52からは適
宜間隔離間して互に平行に立設される側板56、58が
形成され、これらの側板56、58はその上部が上ケー
ス12内へと入り込むようになっている。
側板56、58の上端部付近には一対のローラの一方で
ある巻掛ローラ60が軸支されており、ロール状部Rか
ら引き出された印画紙Pが巻掛けて反転され、底板10
Aに形成された開口10B及び開口10Bの下面へ取り
付けられる遮光プレート62の開口62Aを通って引き
出されるようになっている。この巻掛ローラ60から開
口62Aとの間は印画紙引出部となっている。
巻掛ローラ60には一対のローラの他方である押圧ロー
ラ64が対応しており、印画紙Pの中間部を挟持できる
ようになっている。この押圧ローラ64は移動手段の一
部を構成する一対の移動板110の一方へ軸支されてい
る、移動板110は略三角形状で、その中央部に支軸1
12が軸支されている。支軸112の一端部は上ケース
12から突出して把手68が固着されている。また、こ
の支軸112と押圧ローラ64の回転軸64Aにはそれ
ぞれ歯車113A、113Bが取り付けられ、これらの
歯車113A、113Bが噛み合っている。これによ
り、支軸を把手68により回転させると歯車A、113
Bを介してこの回転力が押圧ローラ64へと伝達される
ようになっている。また、回転軸64Aと歯車113B
との間には、図示しないワンウエイクラツチにより連結
されており、押圧ローラ64が回転軸64Aよりも速く
回転した場合は(後述する焼付装置側搬送系への印画紙
到達時)、両者は相対回転されるようになっている。
移動板110の他方にはそれぞれ連結ピン114が固着
され、この連結ピン114はアーム116の一方に設け
られた長孔118にそれぞれ挿通されている。アーム1
16は前記移動板110とともに移動手段を構成してお
り、このアーム116の他方はシヤフト120を介して
上ケース12へ取り付けられたブラケツト122へそれ
ぞれ軸支されている。ここで、アーム116が第1図
(B)の実線状態から想像線状態となると、長孔118
に挿通されている連結ピン114が長孔118の一方か
ら他方へと案内移動され、これに応じて移動板110が
支軸112を中心に第1図(B)の時計方向へ回転され
て押圧ローラ64が巻掛ローラ60と当接されるように
なっている。従って、巻掛ローラ60に印画紙が巻き掛
けられている場合は、この巻掛ローラ60と押圧ローラ
64とにより印画紙を挟持することができる。
シヤフト120には付勢手段であるねじりコイルばね1
24が取り付けられ、このねじりコイルばね124の一
端はブラケツト122へ、また他方の端部はねじ126
を介してアーム116へ取り付けられている。これによ
り、アーム116はシヤフト120を中心に第1図
(B)反時計方向へ回転するように付勢されている。
アーム116には上ケース12の上面に対向して凹部1
28が設けられ、操作部を構成するシヤフト130の先
端部と当接されている。このシヤフト130が第1図
(B)矢印A方向へ軸移動することにより、アーム11
6は第1図(B)の実線状態から想像線状態へねじりコ
イルばね124の付勢力に抗して時計方向へ移動される
ようになっている。
シヤフト130は支持筒132に設けられた円孔134
へ挿通され、他方の端部は上ケース12の上面へ突出さ
れている。また、シヤフト130における支持筒132
の下端側には、止め輪136が取り付けられ、軸方向移
動が制限されている。すなわち、ねじりコイルばね12
4の付勢力で、アーム116がシヤフト130を押し上
げる場合、止め輪136が支持筒132へ当接した時点
で、その押し上げ力は阻止されることになる構成である
(第1図(B)の実線状態)。
シヤフト130には上ケース12から突出された側にシ
ヤフト130とともに操作部を構成する操作ツマミ13
8がビス140を介して固着されている。操作ツマミ1
38の裏側、すなわち支持筒132と対向する側には大
径及び小径のリブ142、144が立設され、リング状
の溝146が形成されている。この溝146に支持筒1
32が挿入され操作ツマミ138の取り付けを確実にす
ると共に遮光性を向上させている。上ケース12には凹
部12Aが設けられ、操作ツマミ138を押圧すること
により、この凹部12Aへ入りこみこれと同時にシヤフ
ト130は軸方向移動(第1図(B)矢印A方向移動)
されて、アーム116を第1図(B)の想像線状態とす
るととができる。この軸方向移動は、マガジンを焼付装
置103(第1図(A)参照)へ装填する方向と同一と
されている。
側板56、58には第4図に示される取付バー70の両
端部が固着されている。この取付バー70は中間部に複
数個の取付孔72が形成されており、この取付孔72を
通過するビス74を一対のガイドブラケツト76、78
へ締付けることによりこれらのガイドブラケツト76、
78を支持できるようになっている。これらのガイドブ
ラケツト76、78は第4図に示される如く薄肉板材が
コ字状に屈曲された状態であり、印画紙Pの両側部に対
応して印画紙Pの蛇行を防ぐようになっている。このた
めガイドブラケツト76、78は常に印画紙Pの両側部
に対応できるようにビス74の取付孔72への取付位置
を変更するようになっている。取付孔72はあらかじめ
設定された複数の印画紙Pの幅寸法に対応してガイドブ
ラケツト76、78を取り付けることができるように所
定位置に形成されている。
側板56、58には回転軸82が貫通支持されており、
長手方向中間部に回転アーム84の一端が固着されてい
る。この回転アーム84の先端部が巻掛ローラ60と開
口62Aとの間に直線的に配置される印画紙Pへ常に軽
い付勢力で押圧されるように回転アーム84は側板56
との間にねじりコイルばね90(第3図)が介在されて
いる。したがって印画紙Pが巻掛ローラ60と開口62
Aとの間に介在されている場合には回転アーム84が第
1図(A)の想像線状態となり、この部分に印画紙Pが
介在されていない場合には第1図(A)の実線状態とな
る。
回転アーム84の軸方向一端には連結アーム92の一端
が固着されている。この連結アーム92の先端部には爪
94が形成されロール状印画紙を支持する円筒状スプー
ル24のラチエツトホイル48と対応している。
このため連結アーム92は引出部に印画紙Pがある場合
には、この印画紙Pにより第1図(A)の想像線状態ま
で押し出され、回転軸82を反時計方向に回転して爪9
4をラチエツトホイル48から離間するが、印画紙Pの
先端部が所定量だけ下ケース10内へ引き込まれるとね
じりコイルばね90の付勢力で第1図(A)時計方向に
回転し、爪94をラチエツトホイル48と噛み合わせて
ロール状部Rの巻取方向回転(第1図(A)時計方向回
転)を阻止するようになっている。
なお回転アーム84が対応する印画紙引出部にはその移
動軌跡の両側に第4図に示されるようなガイドプレート
96、97が配置されており、ガイドプレート97には
回転アーム84の一部を通過させるための開口96Aが
形成されている。またガイドプレート97には通過する
印画紙の片側に対応してローラ98が軸支されており、
印画紙が存在しない場合には回転アーム84の先端部が
このローラ98の小径部98Aへと接近するようになっ
ている。
連結アーム92には第1図(A)に示される如く解除ブ
ロツク99が片側に対応して配置され、この解除ブロツ
ク99から突出するピン100が下ケース10へ軸支さ
れている。この解除ブロツク99は図示しないねじりコ
イルばねの付勢力で第1図(A)反時計方向に回転力を
受けており、連結アーム92を第1図(A)反時計方向
に強制的に回転させて爪94をラチエツトホイル48か
ら離間させる解除手段としての役目を有している。また
この解除ブロツク99は第1図(A)に示される如く解
除突起101が対応している。この解除突起101は上
ケース12の一部へ取付られており、上ケース12がヒ
ンジ14を中心に第1図(A)時計方向に回転されて下
ケース10と離間されたマガジン開放状態では解除ブロ
ツク99と離れて解除ブロツク99のねじりコイルばね
付勢力で反時計方向へ回転可能とするが、上ケース12
が下ケース10に合致された第1図(A)の図示状態で
は解除ブロツク99をピン100回りに時計方向へ回転
させて連結アーム92と対応しない位置まで移動させる
ようになっている。
なお底板10Aにはガイドブラケツト102が取りつけ
られて開口62Aと焼付装置103の印画紙ガイド10
3Aとの間で印画紙Pを案内するとともに底板10Aと
の間に遮光プレート62をスライド可能に保持してい
る。
この遮光プレート62は下ケース10との間に圧縮コイ
ルばね106が介在されることにより開口10Bを遮光
状態としているが、焼付装置103へ下ケース10、上
ケース12が搭載されると、この焼付装置103から突
出したブロツク108の先端部が傾斜部62Bに対応し
て圧縮コイルばね106の付勢力に抗して移動されるこ
とにより開口62Aが開口10Bと対応して印画紙Pの
移動を可能とする構成である。
次に本実施例の作用を説明する。
このマガジンを焼付装置から取り外した状態で印画紙P
を装填するためには、上ケース12を下ケース10に対
して相対回転させて開放状態とする。したがって解除突
起101が解除ブロツク99から離れ、解除ブロツク9
9は図示しないねじりコイルばねの付勢力で第1図
(A)反時計方向に回転し、連結アーム92を回転軸8
2回りに第1図(A)反時計方向に回転させるので爪9
4はラチエツトホイル48から離間し、ロール状部Rが
回転可能となる。
ロール状部Rを取り外した後に新規なロール状部Rを円
筒状スプール24、26および支持筒30の外周へと取
付け、回転ダイヤル20、22を切欠16へと嵌め込
む。ここで上ケース12を下ケース10へ密着閉止する
と回転ダイヤル20、22は切欠16とも当接して下ケ
ース10、上ケース12内が遮光状態となる。この下ケ
ース10、上ケース12の閉止状態の前に、ロール状部
Rから引き出した印画紙Pを巻掛ローラ60へ巻掛けて
反転し、先端部付近をガイドプレート96、97及びガ
イドブラケツト76、78を通して遮光プレート62へ
と当接させる。したがって回転アーム84はこの印画紙
引出部の剛性で第1図(A)反時計方向に回転した状態
が維持される。このため上ケース12が下ケース10へ
閉止されて解除突起101が解除ブロツク99を第1図
(A)の実線状態まで回転させた状態であっても連結ア
ーム92は第1図(A)の想像線状態を維持し、爪94
がラチエツトホイル48と噛み合うことはない。
ここで下ケース10、上ケース12を焼付装置103へ
と装填する。このため焼付装置から突出したブロツク1
08は遮光板62を圧縮コイルばね106の付勢力に抗
して移動させ、開口10Bを開放する。ここで作業員は
印画紙の先端部を焼付装置103へ送り込む作業を行う
ことになるが、このままの状態では巻掛ローラ60と押
圧ローラ64とは離反されているため、把手68を回転
させても印画紙へ搬送力は伝達されない。以下に印画紙
の焼付装置103への送り込み手順を詳細に説明する。
まず、上記の如くマガジンの焼付装置への装填が終了す
ると、作業員は上ケース12の上面に設置された操作ツ
マミ138を押圧する。この押圧力はシヤフト130へ
伝わり、シヤフト130は第1図(B)矢印A方向へ軸
移動する。軸移動されたシヤフト130の先端部はアー
ム116の凹部128へ当接されているので、このシヤ
フト130の移動によりアーム116がねじりコイルば
ね124の付勢力に抗してシヤフト120を中心に第1
図(B)の時計方向へ回転する。これに応じて長孔11
8に挿通されている連結ピン114が長孔118の一方
から他方へと案内移動され、移動板110が支軸112
を中心に第1図(B)の時計方向へ回転される。これに
より押圧ローラ64は巻掛ローラ60と当接する方向へ
移動され、この巻掛ローラ60と押圧ローラ64とによ
り巻掛ローラ60に巻掛られた印画紙を挟持することが
できる。この状態で把手68を回転させると、支軸11
2と押圧ローラ64の回転軸とが歯車113A、113
Bによって連結されているので、印画紙へ搬送力を付与
することができる。
搬送力が付与された印画紙はその先端部が開口10Bを
通して焼付装置へと送り込まれ、焼付装置側の搬送系へ
と至り、その後はこの焼付装置側の搬送系によって移動
されることになる。
このように、本実施例ではマガジン内の印画紙へ搬送力
を付与するための操作方向をマガジンの焼付装置への装
填方向と同一としたので、マガジンの焼付装置への装填
を確実とすることができる。また、回転軸64Aと歯車
113Bとの間にワンウエイクラツチを介在させたの
で、焼付装置側の搬送系への到達直後の衝撃を歯車11
3Bと回転軸64Aとの相対回転で把手68へ伝達させ
ないので、作業員の操作に危険はない。
焼付装置103は印画紙Pを引き込んで所定量の焼付作
業を行うが印画紙引出部には大きな抵抗を生じさせる部
分がないので引出し動作は円滑で蛇行等を生じることは
ない。また別の印画紙を収容したマガジンを搭載する必
要が生じた場合には焼付装置103へセツトされている
マガジンを取り外すことになる。この場合、このマガジ
ンを焼付装置103から取り外す前に回転ダイアル2
0、22を逆転させて印画紙Pをこのマガジン内へと引
き込む。
この印画紙Pの先端部が回転アーム84の先端部付近を
通過すると、回転アーム84はねじりコイルばね90の
付勢力で第1図(A)に実線で示される如く印画紙Pの
移動軌跡内へ大きく入り込み、連結アーム92は爪94
をラチエツトホイル48と係合させるので、ロール状部
Rはその巻取が阻止される。このため作業員は印画紙P
が所定量だけマガジン内へ収容された状態を検知でき、
回転ダイヤル20、22への回転力付与を停止させる。
ここで作業員はこのマガジンを焼付装置から取り外す
と、遮光プレート62はブロツク108と離れるので引
張コイルばね106の付勢力で自動的に開口10Bを閉
止する。
その後、作業員は異なる幅寸法の印画紙Pが収容れたマ
ガジンを前記と同様の操作によって焼付装置へと供給す
ればよい。
このため取り外されたマガジンは再使用時に再び同様の
手順によって焼付装置へとセツトすることができ、取り
外し時には印画紙Pが全てマガジン内へ収容されてお
り、印画紙Pがかぶりを生ずることはなく、印画紙Pを
無駄なく使用することができる。また、印画紙Pの中間
部は巻掛ローラ60と押圧ローラ64との間にあるの
で、再使用時に把手68の回転によって印画紙Pの先端
を容易に焼付装置へと送り出せる。
〔考案の効果〕
以上説明した如く本考案に係る写真印画紙マガジンは、
マガジン装填後の印画紙の引出し時に印画紙を適正に焼
付装置本体へ送り出すことができ、焼付処理時の印画紙
搬送に蛇行を生じさせることがないという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案が適用されたマガジンを示す断面
図、第1図(B)は第1図(A)の操作部付近の拡大
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は印画紙
収納状態のマガジンを上ケージを取りはずした状態を示
す平面図、第4図は印画紙の案内部を示す分解斜視図、
第5図は印画紙のロール状部を支持するスプール部分を
示す分解斜視図である。 P……印画紙、 R……ロール状部、 10……下ケース、 12……上ケース、 48……ラチエツトホイル、 84……回転アーム、 92……連結アーム、 94……爪、 99……解除ブロツク。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−111134(JP,A) 実開 平1−108538(JP,U) 実開 昭64−36838(JP,U) 実開 平1−100141(JP,U) 実開 昭57−60142(JP,U) 特公 昭60−10296(JP,B2) 実公 平2−3540(JP,Y2) 実公 平2−6443(JP,Y2) 実公 昭51−5311(JP,Y2) 実公 平2−19803(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺印画紙がロール状に巻き取られて収容
    され焼付装置本体へ装填されるマガジン本体と、 ロール状印画紙から引き出される印画紙の搬送経路途中
    に配設されて印画紙を挟持して搬送するための一対のロ
    ーラと、 前記一対のローラを互いに離反する方向へ付勢する付勢
    手段と、 前記マガジン本体の焼付装置本体への装填方向と同一の
    方向に操作される操作部と、 前記操作部の操作時に少なくとも一方のローラを付勢手
    段の付勢力に抗して印画紙を挟持する方向へ移動させる
    移動手段と、 を有する写真印画紙マガジン。
JP1988050567U 1988-04-15 1988-04-15 写真印画紙マガジン Expired - Lifetime JPH0610363Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988050567U JPH0610363Y2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 写真印画紙マガジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988050567U JPH0610363Y2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 写真印画紙マガジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01153544U JPH01153544U (ja) 1989-10-23
JPH0610363Y2 true JPH0610363Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=31276607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988050567U Expired - Lifetime JPH0610363Y2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 写真印画紙マガジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610363Y2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515311U (ja) * 1974-06-27 1976-01-16
JPS5874236U (ja) * 1981-11-12 1983-05-19 大日本スクリ−ン製造株式会社 感材マガジン
JPS6010296A (ja) * 1983-06-29 1985-01-19 日本電気株式会社 画像処理装置
JPS6016143U (ja) * 1983-07-12 1985-02-02 富士写真フイルム株式会社 感光材料収納マガジン
JPS6033348U (ja) * 1983-08-10 1985-03-07 大日本スクリ−ン製造株式会社 ロ−ル感材用マガジン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01153544U (ja) 1989-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100235576B1 (ko) 인화지 메거진
US4575018A (en) Apparatus for handling photographic film
JPH0610363Y2 (ja) 写真印画紙マガジン
JPH0216908B2 (ja)
US3627227A (en) Lighttight film magazine
JPH035735B2 (ja)
JPH0546021Y2 (ja)
US2428333A (en) Photographic printer
US5897070A (en) Automatic film unloading apparatus and intermediate film takeup cartridge of automatic film developing apparatus
US5072254A (en) Photographic printer assembly
JPH0610362Y2 (ja) 感光材料マガジン
JPS63287847A (ja) 写真印画紙マガジン
JP3155606B2 (ja) 着色剤担持フィルム供給装置
JP3298378B2 (ja) フィルム自動取り出し装置
JPS5946787B2 (ja) 写真植字機における感光物用マガジン
JP2726146B2 (ja) プリント処理方法
JP2726145B2 (ja) フィルムカセット
JPS61102634A (ja) 写真ペ−パ−給送装置
JPH0712990Y2 (ja) 写真処理機中のプリンターにおけるロールペーパー巻戻し装置
JPH0453299B2 (ja)
JPS6237226Y2 (ja)
JPH0438352Y2 (ja)
JPH0753966Y2 (ja) マガジン
JPH01202751A (ja) 感光材料マガジン
JPH01285548A (ja) 印画紙自動巻取装置