JPH06103365A - 欠点画像カラー表示方法とその装置 - Google Patents

欠点画像カラー表示方法とその装置

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JPH06103365A
JPH06103365A JP4255052A JP25505292A JPH06103365A JP H06103365 A JPH06103365 A JP H06103365A JP 4255052 A JP4255052 A JP 4255052A JP 25505292 A JP25505292 A JP 25505292A JP H06103365 A JPH06103365 A JP H06103365A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、欠点の検出精度が損なわれることな
く、検出された欠点を確実に静止画としてカラー表示が
できることを特徴としている。 【構成】レンズ21と、このレンズ21の結像位置に並設さ
れたCCDモノクロリニアイメージセンサからなる欠点
検出用の第1センサ22およびCCDカラーリニアイメー
ジセンサからなる欠点表示用の第2センサ23とを有した
センサカメラ3a〜3dを用いて、同一の照明下において移
動される印刷物1をその幅方向に撮像し、第1センサ22
からの第1出力信号を欠点検出手段7で処理して欠点の
有無を検出すると同時に、第2センサ23からの第2出力
信号を欠点画像カラー表示手段8により蓄積して面画像
カラーデータを形成し、欠点検出に基づき、この欠点に
対応する欠点カラーデータを含む面画像カラーデータ
を、モニターカラーテレビ16に静止画表示することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビヤ印刷物やオフ
セット印刷物のように検査面に例えばカラー印刷が施さ
れている被検材について検出された欠点を、モニターカ
ラーテレビの画面に静止画でカラー表示する欠点画像カ
ラー表示方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】検出された欠点の種類や形状等を知るた
めに、欠点をモニターテレビに静止画として表示するこ
とは、その欠点への早期対策を実現する上で有効であ
る。そのための表示方法として、本出願人は、欠点検出
装置の設置箇所より被検材の流れ方向下流に画像表示用
カメラを設置し、欠点検出装置の欠点検出信号によって
ライン速度を基準として検出信号をシフトし、当該欠点
箇所を前記表示用カメラで撮像して、それをモニターテ
レビに静止画として表示する方法を先に開発した。
【0003】詳しくは、移動される被検材を検査位置で
照明し、この照明下においてCCD(Charge Coupled D
evice )モノクロリニアイメージセンサを受光部とした
欠点検出用のセンサカメラで、移動中の被検材をその幅
方向全体にわたり撮像する。そして、前記カメラからの
映像信号をパターンマッチング処理して被検材の良否を
判定するとともに、この判定において欠点があるとされ
た時に、その欠点が被検材の幅方向のどの位置にあるの
かを測定する。次に、前記カメラが配置された検査位置
よりも被検材の移動方向下流側に定めた欠点監視位置
に、被検材の幅方向に移動自在に設けられた監視用カラ
ーテレビカメラを、前記欠点の位置情報に基づいて前記
欠点が通過する予定位置に予め移動させる。そして、こ
のテレビカメラにより前記欠点が前記予定位置を通過す
る際にこの欠点を含む領域を、ストロボ発光器の発光下
において撮像する。最後に、前記テレビカメラからの映
像信号をカラー静止画としてモニターテレビの画面に表
示する。
【0004】また、この他に本出願人は次の欠点画像表
示方法も先に開発した。この方法では、まず、移動され
る被検材を検査位置で照明し、この照明下においてCC
Dモノクロリニアイメージセンサを受光部とした検出用
のセンサカメラで、移動中の被検材をその幅方向全体に
わたり撮像する。次に、このカメラの出力信号を欠点検
出装置および欠点画像表示装置に夫々入力させて、欠点
検出装置でのパターンマッチング処理により欠点の有無
を検出すると同時に、欠点画像表示装置により前記出力
信号を蓄積して面画像データを形成する。そして、欠点
検出装置が欠点を検出したときに、この欠点の位置情報
に基づき前記欠点に対応する欠点データを含んで欠点画
像表示装置に形成された面画像データを、モニターテレ
ビに出力して、このテレビ画面上に静止画表示する。し
たがって、同じセンサカメラからの情報をもとに欠点が
検出された際に、その欠点を含む画像をモニターテレビ
に静止画表示できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の欠
点画像表示方法においては、欠点検出用センサカメラで
の欠点の撮像は、欠点が際立つよう位置および波長等が
配慮された照明下においてなされるが、監視用カラーテ
レビカメラの撮像は、前記照明とは別のストロボ発光の
下で行われる。そして、ストロボ発光においては欠点検
出のように欠点が際立つよう位置および波長等が配慮さ
れていないとともに、監視用カラーテレビカメラの分解
能(解像度)は欠点検出用センサカメラの分解能よりも
劣っている。そのため、監視用カラーテレビカメラの視
野に欠点を折角収めても、その欠点が鮮明に写らない場
合がある。
【0006】しかも、前記監視用カラーテレビカメラの
解像度が低いことにより、小さい欠点をテレビ画面上に
鮮明に表示することは実質的にできないので、カラーテ
レビカメラにズームアップ機能を持たせて、欠点を拡大
して撮像することにより、小さい欠点でも見ることを可
能にしている。
【0007】しかし、監視用カラーテレビカメラは欠点
位置に対応して移動させる時間が必要なため、被検材の
移動速度が早まるほど、検査位置と監視位置との間の距
離を長くしなければならないとともに、これら両位置の
間で被検材が伸び縮みの量が異なる。そのため、画角を
小さくする前記ズームアップ機能を持たせた場合には、
検出された欠点を監視用カラーテレビカメラの視野に収
めることが難しくなって、表示ミスを生じる恐れが考え
られる。
【0008】また、上記後者の欠点画像表示方法では、
欠点画像表示装置がCCDモノクロリニアイメージセン
サから出力される信号を処理するため、モノクロで欠点
が静止画表示される。したがって、欠点のカラー表示が
できず、欠点の状態を正確にモニタリングできないとい
う問題がある。
【0009】ところで、この表示上の問題はセンサカメ
ラの受光部をCCDカラーリニアイメージセンサとする
ことで解決できるが、欠点の検出精度が損なわれるとい
う問題を生じる。すなわち、従来のCCDカラーリニア
イメージセンサは、その感光画素列に色フィルタをオン
チップで形成してなり、その赤色(R)、緑色(G)、
青色(B)の原色系色フィルタは、一つの画素に対し、
感光画素列の列方向に並設されて夫々設けられ、これら
RGBの各色フィルタは一つの画素の1/3の領域を覆
っている構成である。そして、欠点検出装置での回路処
理を簡単にするためには、同一色の色フィルタを通った
光入射により発生した信号電荷を用いてパターマッチン
グ処理をすればよい。
【0010】したがって、例えば赤色の色フィルタで覆
われた画素部分の信号電荷を用いるとすれば、緑色およ
び青色の色フィルタに対応する部分の検出情報(信号電
荷)はキャンセルされる。そのため、1画素が担当する
被検査面の実際の分解能が、CCDモノクロイメージセ
ンサの1画素の分解能の1/3に低下され、それに応じ
て欠点検出装置での欠点検出の検出精度が低下されてし
まう。
【0011】本発明の目的は、欠点の検出精度が損なわ
れることなく、検出された欠点を確実に静止画としてカ
ラー表示できる欠点画像カラー表示方法とその装置を得
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の欠点画像カラー表示方法は、移動される
被検材を検査位置で照明し、レンズと、このレンズの結
像位置に並設されたCCDモノクロリニアイメージセン
サからなる欠点検出用の第1センサおよびCCDカラー
リニアイメージセンサからなる欠点表示用の第2センサ
とを有したセンサカメラを用いて、前記照明下において
前記被検材をその幅方向に撮像し、前記第1センサから
の第1出力信号を欠点検出手段に入力して、この欠点検
出手段に記憶された基準パターンと前記第1出力信号と
を比較して欠点の有無を検出するパターンマッチング処
理を行うと同時に、前記第2センサからの第2出力信号
を欠点画像カラー表示手段に入力して、この表示手段に
より前記第2出力信号を蓄積して面画像カラーデータを
形成し、前記欠点検出手段の欠点検出に基づき、検出さ
れた欠点に対応する欠点カラーデータを含んで前記欠点
画像カラー表示手段に形成された面画像カラーデータ
を、モニターカラーテレビに静止画表示することを特徴
とするものである。
【0013】また、同様の目的を達成するために、請求
項2の欠点画像カラー表示装置は、移動される被検材に
対して照明手段による照明が施される検査位置に前記被
検材と対向して設置され、レンズと、このレンズの結像
位置に並設されたCCDモノクロリニアイメージセンサ
からなる欠点検出用の第1センサおよびCCDカラーリ
ニアイメージセンサからなる欠点表示用の第2センサと
を有して、前記照明下において前記被検材をその幅方向
に撮像するセンサカメラと、良品に係る基準パターンが
記憶されているとともに、前記第1センサからの第1出
力信号が入力され、この第1出力信号と前記基準パター
ンとを比較して欠点の有無を検出するパターンマッチン
グ処理を行う欠点検出手段と、前記パターンマッチング
処理と同時に前記第2センサからの第2出力信号が入力
され、この第2出力信号を蓄積して面画像カラーデータ
を形成する欠点画像カラー表示手段と、この欠点画像カ
ラー表示手段で形成された面画像カラーデータが前記欠
点検出手段の欠点検出に基づいて入力され、検出された
欠点に対応する欠点カラーデータを含んで前記欠点画像
カラー表示手段に形成された面画像カラーデータを静止
画表示するモニターカラーテレビとを具備したものであ
る。
【0014】また、センサカメラの構成を簡単にすると
ともに、欠点のカラー表示の精度を向上するために、前
記第2センサが、赤色の原色系色フィルタで覆われた第
1感光画素列と、青色の原色系フィルタで覆われた第2
感光画素列と、緑色の原色系フィルタで覆われた第3感
光画素列とのうち、少なくとも前記第1,第2感光画素
列を備えて、これらを互いに隣接させ平行に配設して形
成されているとともに、この第2センサに隣接して前記
第1センサが並設され、かつ、この第1センサの感光画
素列の各画素のサイズと前記第2センサの各感光画素列
の各画素のサイズとが同じであって、これら各画素列の
各画素が前記各感光画素列の列方向と直交する方向に沿
って並んで設けられていて、前記第1センサと第2セン
サとが一体化されたセンサ集合体をなす構成にするとよ
い。
【0015】
【作用】本発明の構成において、センサカメラのCCD
モノクロリニアイメージセンサは、照明手段による照明
が施された検査位置での照明下において、被検材をその
幅方向に撮像して欠点検出用の検出情報を得る。この検
出情報は、前記センサの感光画素列の各画素に光電変換
・蓄積された信号電荷の全体であり、その読み出しによ
って第1出力信号として欠点検出手段に入力される。
【0016】同時にセンサカメラのCCDカラーリニア
イメージセンサは、前記照明手段による照明下におい
て、被検材をその幅方向に撮像して欠点表示用の検出情
報を得る。この検出情報は、前記カラーリニアイメージ
センサの感光画素列の各画素に光電変換・蓄積された信
号電荷であり、その読み出しによって第2出力信号とし
て欠点画像カラー表示手段に入力される。
【0017】前記照明手段は欠点が際立つように被検材
に対する位置および波長等が配慮されたものであって、
この一つの照明手段による検査位置での照明下におい
て、前記のように同一センサカメラ内の結像位置に並設
された第1,第2センサで被検材を同時に撮像するか
ら、欠点検出と欠点表示のため照明条件を同じにでき
る。
【0018】第1出力信号が入力される欠点検出手段
は、これに入力された第1出力信号を基準パターンと比
較して、欠点があるかどうかを検出する。この検出に用
いられる第1出力信号はCCDモノクロリニアイメージ
センサからなる第1センサの感光画素列の各画素に光電
変換・蓄積された信号電荷の全体であるから、カラー信
号と異なり解像度が低下することがない。
【0019】第2出力信号が入力される欠点画像カラー
表示手段は、第2出力信号を蓄積して面画像カラーデー
タを形成するとともに、前記欠点検出手段が欠点を検出
した際に、この欠点に対応する欠点カラーデータを含ん
で形成された面画像カラーデータをモニターカラーテレ
ビに入力させる。このカラーテレビは入力された面画像
カラーデータを静止画として画面にカラー表示する。ま
た、カラー信号である第2センサの第2出力信号による
欠点の解像度は低下するが、この信号は欠点検出には影
響することがなく、欠点画像としてカラー表示されるも
のであるため、欠点の状態を容易にモニタリングするこ
とが可能である。
【0020】また、請求項3の構成においては、CCD
モノクロリニアイメージセンサからなる欠点検出用の第
1センサと、CCDカラーリニアイメージセンサからな
る欠点表示用の第2センサとの分解能を同じとできるの
で、欠点のカラー表示の精度を向上できる。その上、同
一センサカメラ内の結像位置に並設された第1センサと
第2センサとが一体化されてセンサ集合体をなすから、
センサカメラの構成部品を少なくできる。
【0021】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る欠点
画像カラー表示装置のシステム構成を示すブロック図で
ある。図1中1は例えばグラビア印刷を施された連続し
た長い印刷物(被検材)であり、これは図1が描かれた
紙面を表裏方向に移動される。この印刷物1の移動ライ
ンに対して任意に定められる検査位置にはカメラユニッ
ト2が設けられている。このユニット2は、例えば4台
のセンサカメラ3a〜3dを備え、これらは印刷物1の
印刷面(検査面)と対向して配置されている。
【0022】図1において符号4は、移動される印刷物
1の縁部または印刷物1を移動させる機構の回転部分な
どに検出部を転接して設けられたパルスジェネレータで
あり、これは印刷物1の位置情報を検出するために用い
られている。
【0023】前記検査位置には、印刷面と対向する第1
照明装置5と、印刷物1の裏面に対向する第2照明装置
6とが夫々配置されている。これら照明装置5,6は、
印刷物1の材質などによっていずれか一方または双方が
同時に使用されて、センサカメラ3a〜3dの視野を照
明し、かつ、その照明において欠点を強調するために必
要な波長を持つ光を特定方向から印刷物1に対して照射
する。
【0024】各センサカメラ3a〜3bは同一の構成で
あり、これらによって印刷物1の幅方向全体にわたり印
刷面が撮像(走査)される。センサカメラ3a〜3bは
図4〜図6に示されるように形成されている。
【0025】すなわち、センサカメラ3a〜3bは、レ
ンズ21(なお、図面上は一つの凸レンズで代表して示
したが、実際には複数のレンズを組合わせてなる。)
と、第1,第2センサ22,23とを有している。第
1,第2センサ22,23はレンズ21の結像位置に並
設されている。なお、図4および図6中fは焦点距離で
あるとともに、図4および図5中24は焦点距離fが3
5mmのレンズ21の結像領域であり、この領域24内
の縦横36mmの領域25は写真撮影に供される結像領
域を示しているとともに、この領域内の36mm×24
mmで示される領域26は35mm写真フィルムに対す
る有効結像領域を示している。
【0026】第1センサ22は、CCDモノクロイメー
ジセンサからなる欠点検出用のものであって、前記有効
結像領域26内において例えばレンズ21の光軸21a
を通って印刷物1の幅方向に延びて配置されている。こ
の第1センサ22が有する感光画素列27の構成は図7
に示されている。感光画素列27は、これに入射された
光のエネルギーを光電変換作用により電気信号に変換
し、得られた信号電荷を一時的に蓄積する機能を持つも
のであって、その直列に並べられた各画素27aの大き
さは例えば縦横各14μmである。
【0027】第2センサ23は、CCDカラーイメージ
センサからなる欠点表示用のものであって、前記有効結
像領域26内において例えばレンズ21の光軸21aか
ら少しずれて第1センサ22と平行に配置されている。
この第2センサ23が有する感光画素列28には色フィ
ルタがオンチップで形成されており、その構成は図8に
示されている。すなわち、感光画素列28の各画素28
aには、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の原色系
色フィルタが、感光画素列28の列方向に並設されて夫
々設けられ、これらRGBの各色フィルタは一つの画素
28aの1/3の領域を覆っている。第2センサ23の
各画素28aは、例えば縦14μm、横21μmの大き
さであり、したがってRGBの各色フィルタは夫々縦1
4μm、横7μmの大きさをなしている。
【0028】そのため、第2センサ23は第1センサ2
2よりも1/3長く形成されていて、図5に示されるよ
うに一端部が結像領域25より食み出る配置となるが、
この第2センサ23の感光画素列28に蓄積された信号
電荷のうち前記第1センサ22の感光画素列27の長さ
L(図5参照)に対応する位置の画素群を有効画素とし
て、ここから読み出される信号電荷のみが、出力信号と
して使用されるようになっている。
【0029】各テレビカメラ3a〜3dの画素読出し機
能により電圧の信号として第1センサ22から読出され
る第1出力信号は、図1に示す欠点検出手段7に入力さ
れる。これと同時に、各テレビカメラ3a〜3dの画素
読出し機能により電圧の信号として第2センサ23から
読出される第2出力信号は図1に示す欠点画像カラー表
示手段8に入力される。
【0030】欠点検出手段7は、例えば輪郭抽出回路、
第1欠点認識部、第1欠点判定回路、第2欠点認識部、
第2欠点判定回路を備えて形成され、入力された信号を
処理してパターンマッチングにより欠点があるかどうか
を検出するものである。
【0031】すなわち、良品と判断された印刷物につい
てのセンサカメラ3a〜3dからの第1出力信号を欠点
検出手段7へ入力することにより、輪郭抽出回路で良品
についての輪郭パターンを抽出し、この輪郭パターンを
第1、第2の欠点認識部に入力する。第1欠点認識部で
はそのメモリに前記入力をマスタ輪郭パターン(第1基
準パターン)として格納し、第2欠点認識部では、これ
に入力された前記輪郭パターンにそのばらつきを吸収す
るための許容値を付す拡大処理を施して得たマスタ拡大
パターン(第2基準パターン)をメモリ格納する。
【0032】このような基準パターンの格納後に、被検
材としての印刷物1についてのセンサカメラ3a〜3d
からの第1出力信号が、両欠点認識部に供給される。す
ると、第1欠点認識部では、そのメモリに格納されたマ
スタ輪郭パターンと、印刷物1の輪郭パターンを拡大処
理して得た検査パターンとを比較照合する。このパター
ンマッチング処理により、印刷物1の検査パターンに、
印刷の一部が欠落していたり、掠れていたりするいわゆ
る欠け性の欠点がある場合には、拡大処理された被検材
の検査パターンに対してマスタ輪郭パターンの一部が食
出すので、この食出し部分を欠け性の欠点情報として認
識する。この欠点情報は第1欠点判定回路に入力され
て、欠点であるのかどうかの判定が下される。
【0033】また、第2欠点認識部では、これに入力さ
れた第1出力信号を拡大処理することなく、そのまま前
記メモリに格納されたマスタ拡大パターンと比較照合す
る。このパターンマッチング処理により、印刷物1の検
査パターンに、飛び散ったイングや汚れ等の欠点が所定
の印刷箇所以外の場所に付着してできたいわゆる飛び性
の欠点がある場合には、マスタ拡大パターンに対して印
刷物1の検査パターンの一部が食出すので、この食出し
部分を飛び性の欠点情報として認識する。この欠点情報
は第2欠点判定回路に入力されて、欠点であるかどうか
の判定が下される。
【0034】このような欠点検出手段7への第1出力信
号の入力と並行して、センサカメラ3a〜3dからの第
2出力信号が供給される欠点画像カラー表示手段8の構
成は図2に示されている。図2中11は例えばアナログ
信号を切り替えるスイッチで、このスイッチ11を介し
て各センサカメラ3a〜3dからの第2出力信号は、A
/D変換器12a〜12dに夫々別々に入力され、さら
にA/D変換器12a〜12dから出される多値のデジ
タル出力は、各センサカメラ3a〜3dに対応して夫々
設けられた画像メモリ13a〜13dに夫々別々に入力
される。各画像メモリ13a〜13dの出力端は夫々バ
スライン14を介して表示メモリバッファ15に接続さ
れ、このバッファ15の出力端にはモニターカラーテレ
ビ16が接続されている。
【0035】スイッチ11は、センサカメラ3a〜3d
からの第2出力信号(カラー信号)を、通常は夫々に対
応する画像メモリ13a〜13dにA/D変換器12a
〜12dを介して入力させるが、あるカメラが欠点を撮
像した時には、他の画像メモリにA/D変換器を介して
前記欠点を含む第2出力信号が入力されるように切り替
え動作されるものである。
【0036】その切り替えは、欠点検出手段7からの欠
点検出信号および前記パルスジェネレータ4からのPG
信号(位置情報)等が入力されるタイミングコントロー
ラ17により実施される。この場合、欠点検出信号の入
力から所定のディレー(遅延)をかけて前記切り替えが
行われる。そして、本実施例においては、例えば前記他
の画像メモリとして隣接する画像メモリを使用する構成
である。
【0037】したがって、画像メモリ13aが対応する
センサカメラ3aに対しての他の画像メモリは画像メモ
リ13bであり、画像メモリ13bが対応するセンサカ
メラ3bに対しての他の画像メモリは画像メモリ13c
であり、画像メモリ13cが対応するセンサカメラ3c
に対しての他の画像メモリは画像メモリ13dであり、
画像メモリ13daが対応するセンサカメラ3dに対し
ての他の画像メモリは画像メモリ13aである。なお、
前記他の画像メモリには前記各センサカメラ3a〜3d
に夫々対応する画像メモリの他に専用メモリを用意して
もよい。
【0038】画像メモリ13a〜13dには、表示用バ
ッファメモリ15の記憶容量の半分に相当する記憶容量
を持つものが使用される。この場合、表示用バッファメ
モリ15の記憶容量がその面画像カラーデータを写すモ
ニターカラーテレビ16の走査線本数と同じ512KB
(キロバイト)であるので、夫々の画像メモリ13a〜
13dの記憶容量は256KBである。しかも、本実施
例において各画像メモリ13a〜13dは夫々独立した
ものではなく、1MB(メガバイト)の容量を持つ1チ
ップのメモリを4つに割付けして、その各割付け部分を
画像メモリ13a〜13dとして用いている。したがっ
て、本実施例では1チップの画像メモリでありながら欠
点を含む最大2画面分の面画像カラーデータを記録でき
るものである。
【0039】画像メモリ13a〜13dは、センサカメ
ラ3a〜3dから出力されA/D変換された第2出力信
号を、欠点が検出されない限りスクロールしながら記憶
し、欠点が検出されると前記ディレー後に第2出力信号
の書き込みを停止するようになっている。また、各画像
メモリ13a〜13dに蓄積された欠点に対応する欠点
カラーデータを含む面画像カラーデータは、書き込み停
止の瞬間にバススライン14を通して表示用バッファメ
モリ15に転送されるようになっている。
【0040】表示用バッファメモリ15は、二つの画像
メモリから次々に転送された半画面分に相当する二つの
面画像カラーデータを合成して、一つの画面に相当する
合成画像カラーデータを形成する処理を行う。そして、
この合成画像カラーデータは、リセット指令が与えられ
ない限り表示用バッファメモリ15に保持されるととも
に、前記画像メモリ13a〜13dのいずれかからの面
画像カラーデータの転送により、前の合成画像カラーデ
ータがキャンセルされるようになっている。また、表示
用バッファメモリ15には必要によりウインドウ指令を
かけることができ、この指令により合成画像カラーデー
タの欠点が含まれる中央部(図3の点線で囲む範囲)を
切り出すことができるようになっており、そのウインド
ウ指定は初期設定の際などに予め与えられるものであ
る。
【0041】この表示用バッファメモリ15の出力が入
力されるモニターカラーテレビ16は、その画面上に前
記合成画像カラーデータを静止画として表示するもので
あり、勿論、オペレータルームに設置されて、欠点の検
出と同時になされるアラームの報知に基づいてオペレー
タによる監視を受けるものである。
【0042】前記構成において、複数台のセンサカメラ
3a〜3dは、検査位置における照明装置5,6の少な
くとも一方の照明下において、被検材としての印刷物1
の印刷面をその幅方向全体にわたって撮像する。この撮
像による各センサカメラ3a〜3からの第1出力信号は
欠点検出手段7に入力されて、パターンマッチング処理
による前記欠点検出に供される。同時に、各センサカメ
ラ3a〜3からの第2出力信号が欠点画像カラー表示手
段8に入力されるので、第2出力信号が各カメラ3a〜
3dに対応して夫々設けられた画像メモリ13a〜13
dにA/D変換された後に夫々入力されて、面画像カラ
ーデータが形成される。そして、欠点が検出されると、
この欠点に対応する欠点カラーデータを含んだ面画像カ
ラーデータがカラーテレビカメラ16に静止画にしてカ
ラー表示される。
【0043】ところで、前記欠点検出において、欠点検
出手段7に入力される欠点検出用の検出情報は、センサ
カメラ3a〜3dの第1センサ22からの第1出力信号
であるが、このセンサ22はCCDモノクロリニアイメ
ージセンサで形成されているから、その第1出力信号
は、図7に示す感光画素列27の各画素27aに光電変
換・蓄積された信号電荷の全体である。すなわち、図6
に示す1画素27a分に対応する被検査面の検出視野A
からの入射光量に比例する信号電荷を100 %第1出力信
号として出力でき、キャンセルされる分がない。
【0044】そのため、欠点をカラーで静止画表示でき
るにも拘らず、第1出力信号をパターンマッチング処理
する欠点検出手段7での欠点の検出精度が低下すること
がなくなり、確実に欠点の検出ができる。
【0045】そして、前記のようにな欠点検出と以下詳
しく説明する欠点画像のカラー表示とにおいて、同一の
照明装置5,6とセンサカメラ3a〜3dを使用するか
ら、欠点を強調して監視するための照明光学系に整合性
を有し、不一致を生じることがない。そのため、欠点画
像カラー表示において、欠点が不鮮明となってカラーテ
レビカメラ16の画面に表示されることがない。さら
に、欠点検出と欠点表示において照明手段5,6を共用
したことにより欠点の検査位置と監視位置とが同じとな
るので、印刷物1が移動方向に延びても、その影響を受
けることがない。
【0046】したがって、これらの理由により欠点の表
示ミスを防止できるとともに、カラー表示によって欠点
の状態を正確にモニタリングできる。なお、このモニタ
リングに基づいて欠点との対応関係にあるグラビヤ印刷
機についての印刷の早期調整を適正にすることができ
る。
【0047】次に、欠点画像カラー表示の詳細を図3を
参照して説明する。なお、図3においては説明の都合上
符号3aのセンサカメラと、これに対応した画像メモリ
13aと、それに隣接した他の画像メモリ13bと、バ
スライン14、表示用バッファメモリ15、およびモニ
ターテレビ16のみが代表して示され、この範囲で説明
する。
【0048】センサカメラ3aからの第2出力信号の入
力により画像メモリ13aは、前記カメラ3aからのデ
ジタル化された第2出力信号をスクロール記憶する。こ
の記憶は表示用バッファメモリ15の記憶容量の半分に
相当する。そして、前記カメラ3aが欠点を撮像すると
ともに欠点検出手段7が欠点を検出した際に、タイミン
グコントローラ17によりスイッチ11が切り替えられ
るから、一定時間のディレーの後前記スクロール動作が
停止される。そうすると、この書き込み停止の時点で、
画像メモリ13aに蓄積された面画像カラーデータには
検出された欠点の半分E1に相当する欠点カラーデータ
が含まれる。
【0049】この書き込み停止の直後に、画像メモリ1
3aに蓄積された欠点E1を含む面画像カラーデータ
が、時系列的に再配置させながらバスライン14を介し
て表示用バッファメモリに転送される。この転送中にお
いて前記欠点を検出したセンサカメラ3aから引続き出
力される第2出力信号は、前記スイッチ11の切り替え
により隣接した他の画像メモリ13bに対して入力され
スクロール記憶される。
【0050】そして、表示用バッファメモリ15の記憶
容量の半分に相当する記憶が画像メモリ13bに対して
なされると、その時点でスイッチ11が元通りに切り替
わるとともに、画像メモリ13bに蓄積された面画像カ
ラーデータが、時系列的に再配置されながら前記バッフ
ァメモリ15にバスライン14を介して転送される。こ
の画像メモリ13bから転送された面画像カラーデータ
は、検出された欠点の残り半分E2に相当する欠点カラ
ーデータを含んでいる。
【0051】そうすると、表示用バッファメモリ15
は、先に画像メモリ13aから転送された面画像カラー
データとその後に画像メモリ13bから転送された面画
像カラーデータとを合成(再配置)する。この合成画像
においては、欠点の半分E1,E2があわさって検出さ
れた本来の欠点Eの形状を形成するから、この欠点位置
は合成画像の略中央位置に必ず配置されるものである。
【0052】そして、表示用バッファメモリ15は、前
記合成画像をモニターカラーテレビ16に静止画として
表示させる。それにより、前記欠点Eの画像をモニター
カラーテレビ16の画面の垂直方向1/2の位置の高さ
位置に表示できる。
【0053】このようにして検出された欠点Eのモニタ
ーカラーテレビ16画面での表示位置を安定させること
ができるので、オペレータにおいてはモニター画面上の
欠点Eを探す必要がなくなり、したがって、モニターカ
ラーテレビ16画面上での欠点の視認性を向上できる。
【0054】このカラー表示において、図8に示される
ような感光画素列28を有したカラーの第2センサ23
を用いているので、そのRGB3枚の色フィルタの大き
さ(幅7μm)に基づき、第2センサ23の各画素28
aの分解能[(3×7)μm/1画素である。]は、第
1センサ22の各画素27aの分解能[14μm/1画
素]の約67%に低下する。
【0055】しかし、この第2センサ23からの第2出
力信号は高い正確さが要求される欠点検出に使用される
ものではなく、検出された欠点をカラー表示するために
用いられる。そして、オペレータによるモニターカラー
テレビ16での欠点画像の視認においては、前記分解能
の低下にも拘らず実用上は問題がないものであり、その
カラー表示により検出された欠点の状態を容易にモニタ
リングできる。なお、この実施例の第1,第2センサ2
2,23の構成においては、検出された欠点と表示され
る欠点位置とに前記分解能の差に相当する約30%の位
置ずれを生じるが、このようなずれについても、オペレ
ータによるモニターカラーテレビ16での欠点のカラー
画像の視認を著しく損なうことにはならず、実用上は問
題がないものである。
【0056】また、前記構成の欠点検出画像カラー表示
システムにおいては、既述のようにセンサカメラ3a〜
3dからの第2出力信号を画像メモリ13a〜13dお
よび表示メモリバッファ15等で処理して、モニターカ
ラーテレビ16の画面上に欠点をカラー表示するから、
センサカメラ3a〜3dの他に従来必要であった監視用
カラーテレビカメラおよびその移動機構を不要にできる
とともに、照明手段5,6を半減できる。
【0057】そのため、欠点検出画像カラー表示システ
ム全体の構成を簡単にできるとともに、欠点検出画像カ
ラー表示システムの機械的構成部分は検査位置に設けら
れるだけで、それ以外の場所には設ける必要がないか
ら、それに応じてスペースファクターを向上でき、した
がって検査ラインへのシステム設置上に有利である。
【0058】そして、欠点表示のためにカメラを印刷物
の幅方向に移動させる必要がないから、欠点が互いに近
い距離にある場合等、その検出が連続した場合にもカメ
ラの移動が間に合わないことに起因する欠点のモニター
画面への表示ミスの発生を防止できるとともに、検査ラ
イン速度の高速化にも容易に対応できる。
【0059】図9および図10は本発明の第2実施例を
示している。この実施例はセンサカメラ3a〜3dに分
光器31を用いて第2センサ23の位置を変えた点以外
の構成は、図示されない部分を含めて前記第1実施例と
同じであるので、以下前記第1実施例と相違する部分に
ついてのみ説明する。
【0060】分光器31にはハーフミラーが使用され、
これはレンズ21と第1センサ22との間においてレン
ズ21の光軸に対して45゜の角度をもって配置されて
いる。なお、ハーフミラーに代えてプリズムを分光器3
1として用いてもよい。そして、この第2センサ23は
分光器31の斜めの分光面31aに対向して設けられて
いる。したがって、図10に示されるように第1センサ
22と第2センサ23とは並設されているとともに、こ
の実施例において第2センサ23はレンズ21の結像領
域24から外れて配置されるが、第2センサ23が前記
分光器31を介してレンズ21の結像位置に配置されて
いることは勿論である。
【0061】このような構成のセンサカメラ3a〜3d
を用いる第2実施例においても、前記第1実施例と同様
な作用により、本発明の所期の目的を達成できる。しか
も、この実施例によれば、レンズ21の光軸21aが印
刷物1と交わる部分に欠点検出と欠点表示との位置を一
致させることができるので、検出された欠点のモニター
カラーテレビ16上でのカラー表示の性能を向上させる
ことができる。
【0062】図11および図12は本発明の第3実施例
を示している。この実施例は、センサカメラ3a〜3d
の第1,第2センサ22,23を一体化してセンサ集合
体45とした点以外の構成は、図示されない部分を含め
て前記第1実施例と同じであるので、以下前記第1実施
例と相違する部分についてのみ説明する。
【0063】CCDカラーリニアイメージセンサからな
る第2センサ23は、赤色の原色系色フィルタで覆われ
た第1感光画素列41と、青色の原色系フィルタで覆わ
れた第2感光画素列42と、緑色の原色系フィルタで覆
われた第3感光画素列43とを互いに隣接させ平行に配
設して形成されている。
【0064】CCDモノクロリニアイメージセンサから
なる第1センサ22の感光画素列27は第2センサ23
に隣接して並設されている。これら両センサ22,23
の各感光画素列27,41〜43の各画素27a,41
a〜43aのサイズはいずれも同じであって、例えば縦
横各14μmである。したがって、図12に示されるよ
うに隣接する各感光画素列の各画素はその列方向と直交
する方向に沿って並んで設けられている。このようにし
て第1センサ22と第2センサ23とは一体化されたセ
ンサ集合体45をなしている。
【0065】このセンサ集合体45は、図11(A)に
示されるようにレンズ21の結像位置に配置され、しか
も図11(B)に示されるようにレンズ21の有効結像
領域26内においてレンズ21の光軸21aを通って印
刷物1の幅方向に延びて配置されている。
【0066】したがって、このようなセンサ集合体45
を内蔵する3a〜3bによって印刷物1の印刷面をその
幅方向全体にわたり走査するから、前記第1実施例と同
様な作用により、本発明の所期の目的を達成できる。し
かも、この実施例によれば、レンズ21の光軸21aが
印刷物1と交わる部分に欠点検出と欠点表示の位置を略
一致させることができることと相俟って、第2センサ2
3の分解能が第1センサ22の分解能と一致するので、
モニターカラーテレビ16上での検出された欠点のカラ
ー表示の精度を向上させることができる。さらに、第
1,第2センサ22,23が一体化されているので、セ
ンサカメラ3a〜3dの夫々を構成する部品数を少なく
できる。
【0067】なお、この第3実施例において、第2セン
サ23は前記第1,第2感光画素列41,42を互いに
隣接させ平行に配設して形成してもよい。このようにし
て実施する場合には、これら画素列41,42から読出
された第2出力信号をもとに緑色成分に係る出力信号を
作り出した後に、これらの信号を欠点画像カラー表示手
段で処理して面画像カラーデータを形成して実施すれば
よい。
【0068】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1,2に記載
の発明によれば、欠点検出と欠点表示のための照明手段
を共用して、欠点の検出とそれに伴い検出された欠点の
カラー画像表示を行うから、照明に整合性を有すること
は勿論のこと、欠点検出用にCCDモノクロリニアイメ
ージセンサを使用するとともに、欠点表示用にCCDカ
ラーイメージセンサを使用したから、欠点を検出し、そ
れをカラーで画像表示するにあたり、欠点の検出精度が
損なわれることなく、検出された欠点を確実に静止画と
してカラー表示できる欠点画像カラー表示方法とその装
置を提供できる。
【0069】また、請求項3の発明によれば、カラー表
示される欠点を、この欠点の検出精度と同精度で表示で
きるとともに、センサカメラの構成を簡単にできる欠点
画像カラー表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する欠点検出画像カラー表示
システムの第1実施例に係る構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施例に係る欠点画像カラー表示手段の
回路構成を示すブロック図。
【図3】同第1実施例に係る欠点画像カラー表示手段に
より欠点画像をモニターカラーテレビに表示する手法を
説明する図。
【図4】同第1実施例に係るセンサカメラの要部と印刷
物との関係を示す図。
【図5】同第1実施例に係るセンサカメラにおけるレン
ズの結像領域に対する第1,第2センサの配置を示す
図。
【図6】同第1実施例に係るセンサカメラの要部と印刷
物との関係を図4中矢印Z方向から見て示す図。
【図7】同第1実施例に係る第1センサの感光画素列の
構成を示す図。
【図8】同第1実施例に係る第2センサの感光画素列の
構成を示す図。
【図9】本発明の第2実施例に係るセンサカメラの要部
と印刷物との関係を示す図。
【図10】同第2実施例に係るセンサカメラにおけるレ
ンズの結像領域に対する第1,第2センサの配置を示す
図。
【図11】(A)は本発明の第2実施例に係るセンサカ
メラの要部と印刷物との関係を示す図。(B)は同第2
実施例に係るセンサカメラにおけるレンズの結像領域に
対する第1,第2センサの配置を示す図。
【図12】本発明の第3実施例に係るセンサ集合体の感
光画素列の構成を示す図。
【符号の説明】
1…印刷物(被検材)、3a〜3d…センサカメラ、
5,6…照明手段、7…欠点検出手段、8…欠点画像カ
ラー表示手段、11…スイッチ、12a〜12d…A/
D変換器、13a〜13d…画像メモリ、14…バスラ
イン、15…表示メモリバッファ、16…モニターテレ
ビ、17…タイミングコントローラ、21…レンズ、2
2…第1センサ、23…第2センサ、27,28,4
1,42,43…感光画素列、27a,28a,41
a,42a,43a…画素。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動される被検材を検査位置で照明し、 レンズと、このレンズの結像位置に並設されたCCDモ
    ノクロリニアイメージセンサからなる欠点検出用の第1
    センサおよびCCDカラーリニアイメージセンサからな
    る欠点表示用の第2センサとを有したセンサカメラを用
    いて、前記照明下において前記被検材をその幅方向に撮
    像し、 前記第1センサからの第1出力信号を欠点検出手段に入
    力して、この欠点検出手段に記憶された基準パターンと
    前記第1出力信号とを比較して欠点の有無を検出するパ
    ターンマッチング処理を行うと同時に、 前記第2センサからの第2出力信号を欠点画像カラー表
    示手段に入力して、この表示手段により前記第2出力信
    号を蓄積して面画像カラーデータを形成し、 前記欠点検出手段の欠点検出に基づき、検出された欠点
    に対応する欠点カラーデータを含んで前記欠点画像カラ
    ー表示手段に形成された面画像カラーデータを、モニタ
    ーカラーテレビに静止画表示することを特徴とする欠点
    画像カラー表示方法。
  2. 【請求項2】 移動される被検材に対して照明手段によ
    る照明が施される検査位置に前記被検材と対向して設置
    され、レンズと、このレンズの結像位置に並設されたC
    CDモノクロリニアイメージセンサからなる欠点検出用
    の第1センサおよびCCDカラーリニアイメージセンサ
    からなる欠点表示用の第2センサとを有して、前記照明
    下において前記被検材をその幅方向に撮像するセンサカ
    メラと、 良品に係る基準パターンが記憶されているとともに、前
    記第1センサからの第1出力信号が入力され、この第1
    出力信号と前記基準パターンとを比較して欠点の有無を
    検出するパターンマッチング処理を行う欠点検出手段
    と、 前記パターンマッチング処理と同時に前記第2センサか
    らの第2出力信号が入力され、この第2出力信号を蓄積
    して面画像カラーデータを形成する欠点画像カラー表示
    手段と、 この欠点画像カラー表示手段で形成された面画像カラー
    データが前記欠点検出手段の欠点検出に基づいて入力さ
    れ、検出された欠点に対応する欠点カラーデータを含ん
    で前記欠点画像カラー表示手段に形成された面画像カラ
    ーデータを静止画表示するモニターカラーテレビとを具
    備したことを特徴とする欠点画像カラー表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の欠点画像カラー表示装置
    において、前記第2センサが、赤色の原色系色フィルタ
    で覆われた第1感光画素列と、青色の原色系フィルタで
    覆われた第2感光画素列と、緑色の原色系フィルタで覆
    われた第3感光画素列とのうち、少なくとも前記第1,
    第2感光画素列を備えて、これらを互いに隣接させ平行
    に配設して形成されているとともに、この第2センサに
    隣接して前記第1センサが並設され、かつ、この第1セ
    ンサの感光画素列の各画素のサイズと前記第2センサの
    各感光画素列の各画素のサイズとが同じであって、これ
    ら各画素列の各画素が前記各感光画素列の列方向と直交
    する方向に沿って並んで設けられていて、前記第1セン
    サと第2センサとが一体化されたセンサ集合体をなして
    いることを特徴とする欠点画像カラー表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111175302A (zh) * 2018-11-13 2020-05-19 晶彩科技股份有限公司 复合检测条件的光学影像自动撷取方法

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