JPH06102145A - シフトフィーリング評価方法 - Google Patents

シフトフィーリング評価方法

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JPH06102145A
JPH06102145A JP4248164A JP24816492A JPH06102145A JP H06102145 A JPH06102145 A JP H06102145A JP 4248164 A JP4248164 A JP 4248164A JP 24816492 A JP24816492 A JP 24816492A JP H06102145 A JPH06102145 A JP H06102145A
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JP
Japan
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shift
torque
shift feeling
shaft
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4248164A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Oda
嘉彦 小田
Hideo Hibi
英雄 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH06102145A publication Critical patent/JPH06102145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機の軸トルクの変動量からシフトフィー
リングを推定することにより、コントロールレバーに取
り付けるセンサを廃止して、検査時の作業性を大幅に向
上する。 【構成】 手動変速機12の入力軸14に入力側モータ
18を取り付け、出力軸20に出力側モータ22を取り
付ける。手動変速機12の出力軸20にトルクセンサ5
0を設ける。変速時に出力側モータ22を駆動状態にす
ると共に、入力側モータ18を非駆動状態にする。トル
クセンサ50の検出信号を演算手段52に出力する。演
算手段52は、入力されたシフトレバー24の操作時の
トルクからシフト操作力を算出し、この算出結果からシ
フトフィーリングを評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動変速機をコントロ
ールレバーを介して変速操作する際のシフト操作力によ
り、シフトフィーリングを定量的に評価するシフトフィ
ーリング評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載される手動変速機
は、ステアリングコラム部分に設けたチェンジレバーと
かフロアから立設するシフトレバー等のコントロールレ
バーを、セレクト操作およびシフト操作して変速される
ようになっている。特に、シフト操作は、変速ギア列に
組み込まれた同期装置の摩擦力を介してギアを互いに噛
合させる操作であるため、このときの操作力が大きくな
って、手動変速機のシフトフィーリングが決定される。
【0003】そこで、かかる手動変速機にあっては、開
発時に良好なシフトフィーリングが得られるように、前
記同期装置を構成する各部品の仕様を設定し、かつ、生
産ラインの最終工程ではシフトフィーリングのチェック
が行われるようになっている。ところが、前記シフトフ
ィーリングのチェックを作業者の官能テストに頼った場
合は固体差が生ずる恐れがある。このため、特開昭63
−249036号公報(G01M17)に開示されるよ
うに、シフトフィーリングを統一的かつ定量的に評価で
きるようにした評価装置が本出願人によって提案されて
いる。
【0004】即ち、前記シフトフィーリング評価装置
は、手動変速機の入力軸を回転駆動する駆動手段を設け
ると共に、シフトレバーに荷重センサおよびストローク
センサを取り付け、更に、変速機の入力軸側に回転セン
サおよび出力軸側にトルクセンサを取り付けて概略構成
される。そして、前記駆動手段を駆動した状態で変速し
たときにシフトレバーに作用する荷重を、ストローク,
回転速度および出力トルクと共に演算手段によって算出
することにより、シフトフィーリングが定量的に判断さ
れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のシフトフィーリング評価方法にあっては、上述し
たようにシフトレバーに荷重センサおよびストロークセ
ンサを取り付けて、シフトレバーを操作する時の荷重お
よびストロークを直接に検出するものである。このた
め、検査のたびに荷重センサおよびストロークセンサを
シフトレバーに取り付ける作業、およびこれら各センサ
で検出された信号を演算手段に出力するための配線作業
を行う必要がある。更には、回転速度を検出するための
回転センサおよび出力トルクを検出するためのトルクセ
ンサを取り付ける必要があり、作業性が著しく悪化され
てしまうという課題があった。
【0006】ところで、本願発明者は幾度かの実験を重
ねるうちに、コントロールレバーの操作力と変速機の軸
トルクとに相関性があることを見い出すに至った。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、変速機の軸トルクの変動量からシフトフィーリング
を推定することにより、コントロールレバーに取り付け
る各センサを廃止して、検査時の作業性を大幅に向上す
るようにしたシフトフィーリング評価方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、手動変速機の入力軸に回転力を入力する
第1駆動手段と、手動変速機の出力軸に回転力を入力す
る第2駆動手段とを備え、第2駆動手段を駆動状態、第
1駆動手段を非駆動状態として、コントロールレバーを
シフトする際の操作力によりシフトフィーリングを判断
するシフトフィーリング評価方法において、前記出力軸
または前記入力軸にトルク検出手段を設け、このトルク
検出手段で検出された軸トルクから推定して、前記シフ
ト操作力を算出することによりシフトフィーリングを評
価する。
【0009】
【作用】以上のように本発明のシフトフィーリング評価
方法にあっては、手動変速機の出力軸または入力軸の軸
トルクからシフト操作力を算出してシフトフィーリング
を評価するようにしたので、出力軸または入力軸に単に
トルク検出手段を設けることにより検査を遂行すること
ができ、検査のための作業性を大幅に向上することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図3は本発明にかかるシフト
フィーリング評価方法の一実施例を示し、図1は本実施
例の方法を実行するための装置10の全体概略構成図、
図2は同期装置の断面図、図3はシフトレバーの操作力
変動と軸トルクの変動との相関性を示す特性図である。
【0011】即ち、本実施例のシフトフィーリング評価
方法に用いられるシフトフィーリング評価装置10は、
図1に示したように手動変速機12の入力軸14にクラ
ッチ16を介して取り付けられる第1駆動手段としての
入力側モータ18と、出力軸20に取り付けられる第2
駆動手段としての出力側モータ22と、を備えて概略構
成される。そして、出力側モータ18を駆動することに
より回転駆動力がクラッチ16を介して手動変速機12
に入力され、この入力された回転はギアの噛合状態で出
力側モータ22に出力される。このとき、出力側モータ
22は非駆動状態となって所定の回転負荷を出力軸20
に与えるようになっている。一方、変速時には出力側モ
ータ22が駆動されて回転力を出力軸20に入力し、こ
の状態で入力側モータ22は非駆動状態となる。
【0012】前記手動変速機12にはコントロールレバ
ーとしてのシフトレバー24が設けられ、このシフトレ
バー24のセレクト操作およびシフト操作により図2に
示した同期装置26を介して手動変速機12の変速が行
われる。即ち、前記同期装置26は、シャフト28に取
り付けられたハブ30の外周にスリーブ32がスプライ
ン嵌合され、このスリーブ32は前記シフトレバー24
のシフト操作に伴って軸方向移動する図外のシフトフォ
ークを介して同方向に移動する。ハブ30とスリーブ3
2との間には周方向に適宜間隔をもってキー34が配置
され、前記スリーブ32の移動に伴ってこのキー34が
移動して同期リング36を押圧する。この押圧によって
同期リング36は変速ギア38から一体に延設されるコ
ーン面40に圧接され、このときの初期摩擦力により変
速ギア38とシャフト28との間の回転同期がある程度
行われる。そして、前記回転同期がある程度行われた時
点で、スリーブ32のスプラインチャンファ32aは同
期リング36のスプラインチャンファ36aに相対し
て、スリーブ32が同期リング36を直接押圧して前記
コーン面40に大きな摩擦力を発生させ、同期が完了さ
れた時点でスリーブ32は更に移動して変速ギア38と
一体のクラッチギア42に噛合し、変速ギアの切換えが
完了される。
【0013】従って、前記手動変速機12の変速時に
は、同期作用を行うためにキー34を介して前記同期リ
ング36を押圧するときの荷重、およびスリーブ32の
スプラインチャンファ32aと同期リング36のスプラ
インチャンファ36aとが相対した状態で、この同期リ
ング36を押圧するときの荷重がシフトレバー24に作
用し、主にこれら荷重がシフト操作力として必要とな
る。
【0014】ここで、本実施例にあっては前記手動変速
機12の出力軸18にトルクセンサ50を設け、このト
ルクセンサ50で検出された軸トルクの検出信号を演算
手段52に出力するようになっている。前記トルクセン
サ50で検出されるトルクは、変速時に前記同期装置3
0に発生される摩擦力により変動が発生し、例えば、図
3の特性Aとして現れる。尚、同図は3速から2速への
シフトダウン時のトルク変動を示す。
【0015】ところで、前記特性Aに示した変速時のト
ルク変動Pは、同図中特性Bに示したシフト操作力の変
動Qと同期して発生され、かつ、そのトルク変動量Vは
シフト操作力の変動量Wに略比例して変化されるように
なっている。これは次の数1に示すシフト操作力Fと出
力軸トルク(同期トルク)Tとの関係式から、PとQの
相関性が導き出される。
【0016】
【数1】 ここで、lはシフトレバー比、ηは効率、μはコーン面
の摩擦係数、αはコーン面の角度、Dはコーン面の直径
である。
【0017】従って、本実施例では前記トルクセンサ5
0で検出されたトルク信号を前記演算手段52に入力し
た際、この演算手段52では前記数1に示した関係式を
用いてシフト操作力Fを算出し、この算出結果からシフ
トフィーリングを判断(評価)するようになっている。
【0018】従って、本実施例のシフトフィーリング評
価方法にあっては、手動変速機12の出力軸18の軸ト
ルクからシフトレバー22の操作力を推定して、シフト
フィーリングを評価することができるため、このシフト
フィーリングを各作業者の官能テストに頼ること無く、
統一して定量的に評価することができる。従って、シフ
トフィーリングを決定する各要素、即ち、前記数1に示
した各要素であるシフトレバー比l(例えば5)、効率
η(略0.9)、コーン面の摩擦係数μ(略0.1)、
コーン面の角度α(例えば7°)、コーン面の直径D等
を効率的に開発および設計を行うことができる。
【0019】また、本実施例では前記シフトフィーリン
グを評価するに軸トルクから判断できるため、手動変速
機12の出力軸18にトルクセンサ50を取り付けるこ
とにより検査を遂行することができ、従来のようにシフ
トレバー22に荷重センサとかストロークセンサ等を余
分に取り付ける必要がなくなることから、検査のための
作業性を大幅に向上することができると共に、装置10
自体の構成を簡略化することができる。
【0020】尚、本実施例にあってはトルクセンサ50
を手動変速機12の出力軸18に設けて、出力側の軸ト
ルクを検出するようにしたものを開示したが、トルクセ
ンサを入力軸14に設けて、入力側の軸トルクからシフ
ト操作力を算出することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるシ
フトフィーリングの評価方法にあっては、手動変速機の
出力軸または入力軸の軸トルクからシフト操作力を算出
してシフトフィーリングを評価するようにしたので、シ
フトフィーリングの評価を統一して定量的に行うことが
できると共に、出力軸または入力軸に単にトルク検出手
段を設けることにより検査を遂行することができるた
め、検査のための作業性を向上して、検査能率を大幅に
向上できる。また、シフトフィーリングを評価するため
の装置の構成を簡略化して検査コストを低減できるとい
う各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の評価方法を実行するための装置の一実
施例を示す全体概略構成図である。
【図2】本発明の評価方法が適用される手動変速機の同
期装置の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の評価方法においてシフトレバーの操作
力変動と軸トルクの変動と相関性を示す特性図である。
【符号の説明】
10 シフトフィーリング評価装置 12 手動変速機 14 入力軸 18 入力側モータ(第1駆動手段) 20 出力軸 22 出力側モータ(第2駆動手段) 24 シフトレバー(コントロールレバー) 26 同期装置 50 トルクセンサ(トルク検出手段) 52 演算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動変速機の入力軸に回転力を入力する
    第1駆動手段と、手動変速機の出力軸に回転力を入力す
    る第2駆動手段とを備え、第2駆動手段を駆動状態、第
    1駆動手段を非駆動状態として、コントロールレバーを
    シフトする際の操作力によりシフトフィーリングを判断
    するシフトフィーリング評価方法において、 前記出力軸または前記入力軸にトルク検出手段を設け、
    このトルク検出手段で検出された軸トルクから推定し
    て、前記シフト操作力を算出するようにしたことを特徴
    とするシフトフィーリング評価方法。
JP4248164A 1992-09-17 1992-09-17 シフトフィーリング評価方法 Pending JPH06102145A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4248164A JPH06102145A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 シフトフィーリング評価方法

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JP4248164A JPH06102145A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 シフトフィーリング評価方法

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JPH06102145A true JPH06102145A (ja) 1994-04-15

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ID=17174173

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JP4248164A Pending JPH06102145A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 シフトフィーリング評価方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293087A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Isuzu Motors Ltd シフト操作評価装置
ES2261039A1 (es) * 2003-11-10 2006-11-01 Giat Industries Banco de ensayo de medicion de esfuerzos para una caja de cambio de velocidades.
CN104634581A (zh) * 2013-11-07 2015-05-20 北汽福田汽车股份有限公司 车辆操纵机构传动效率测量装置及其测量设备和测量方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293087A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Isuzu Motors Ltd シフト操作評価装置
ES2261039A1 (es) * 2003-11-10 2006-11-01 Giat Industries Banco de ensayo de medicion de esfuerzos para una caja de cambio de velocidades.
CN104634581A (zh) * 2013-11-07 2015-05-20 北汽福田汽车股份有限公司 车辆操纵机构传动效率测量装置及其测量设备和测量方法

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