JPH0599799A - 搬送装置における機械系負荷変動監視方法 - Google Patents
搬送装置における機械系負荷変動監視方法Info
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- JPH0599799A JPH0599799A JP25930791A JP25930791A JPH0599799A JP H0599799 A JPH0599799 A JP H0599799A JP 25930791 A JP25930791 A JP 25930791A JP 25930791 A JP25930791 A JP 25930791A JP H0599799 A JPH0599799 A JP H0599799A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送装置のとくに機械系における異常の発生
を早期に発見する。 【構成】 搬送装置の稼働開始後における機械系の負荷
変動を監視するに際し、搬送装置の落成後の検査の際の
無負荷試験時における電動機２の電力または電流値をシ
ーケンサ４に記憶させると共に、稼働開始後のテスト運
転の際の無負荷運転時における電動機２の電力または電
流値をシーケンサ４に読み込み、無負荷試験時における
電力または電流値と無負荷運転時における電力または電
流値との差がシーケンサ４にあらかじめ設定した差の制
限値を超えた状態の継続時間がシーケンサ４にあらかじ
め設定した時間の制限値を超えたときに機械系に異常が
あるとして警報を発する。
を早期に発見する。 【構成】 搬送装置の稼働開始後における機械系の負荷
変動を監視するに際し、搬送装置の落成後の検査の際の
無負荷試験時における電動機２の電力または電流値をシ
ーケンサ４に記憶させると共に、稼働開始後のテスト運
転の際の無負荷運転時における電動機２の電力または電
流値をシーケンサ４に読み込み、無負荷試験時における
電力または電流値と無負荷運転時における電力または電
流値との差がシーケンサ４にあらかじめ設定した差の制
限値を超えた状態の継続時間がシーケンサ４にあらかじ
め設定した時間の制限値を超えたときに機械系に異常が
あるとして警報を発する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の前後左右方向移
動ならびに上下方向移動さらには傾動方向移動等に用い
られる搬送装置において、稼働開始後における機械系の
負荷変動を監視して、機械系における異常の発生を早期
に発見するのに利用される搬送装置における機械系負荷
変動監視方法に関するものである。
動ならびに上下方向移動さらには傾動方向移動等に用い
られる搬送装置において、稼働開始後における機械系の
負荷変動を監視して、機械系における異常の発生を早期
に発見するのに利用される搬送装置における機械系負荷
変動監視方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】物品の移動に用いられる搬送装置と称さ
れるものには、チェーンブロック，ホイスト，テーブル
リフタなどの物上げユニットや、ジブクレーン，壁クレ
ーン，天井クレーン，橋形クレーンなどのクレーンや、
トラッククレーン，ホイールクレーンなどの移動式クレ
ーン等、各種のものがある。
れるものには、チェーンブロック，ホイスト，テーブル
リフタなどの物上げユニットや、ジブクレーン，壁クレ
ーン，天井クレーン，橋形クレーンなどのクレーンや、
トラッククレーン，ホイールクレーンなどの移動式クレ
ーン等、各種のものがある。
【０００３】例えば、天井クレーンにおいて、取鍋の移
動・操作に用いられるレードルクレーンには、天井に沿
って移動するけたと、前記けたに設置される主クラブお
よび補クラブと、前記主クラブに設けた主巻フック（レ
ードルフック）および前記補クラブに設けた補巻フック
を備えた構造としたものがある。
動・操作に用いられるレードルクレーンには、天井に沿
って移動するけたと、前記けたに設置される主クラブお
よび補クラブと、前記主クラブに設けた主巻フック（レ
ードルフック）および前記補クラブに設けた補巻フック
を備えた構造としたものがある。
【０００４】また、同じく天井クレーンにおいて、イン
ゴットの運搬に用いられる鋼塊クレーンには、天井に沿
って移動するけたと、前記けたに設けたクラブと、前記
クラブに設けられて鋼塊を保持するトングと、前記クラ
ブに設けられた補巻フックを備えた構造としたものがあ
る。
ゴットの運搬に用いられる鋼塊クレーンには、天井に沿
って移動するけたと、前記けたに設けたクラブと、前記
クラブに設けられて鋼塊を保持するトングと、前記クラ
ブに設けられた補巻フックを備えた構造としたものがあ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような取鍋や鋼塊
や鋼材などの物品を運搬ないしは操作するのに用いる搬
送装置においては、運搬ないしは操作精度の維持・向
上、人手に多く頼らない搬送装置操作の合理化、搬送装
置における異常箇所の早期発見および早期補修などが求
められるという課題があった。
や鋼材などの物品を運搬ないしは操作するのに用いる搬
送装置においては、運搬ないしは操作精度の維持・向
上、人手に多く頼らない搬送装置操作の合理化、搬送装
置における異常箇所の早期発見および早期補修などが求
められるという課題があった。
【０００６】
【発明の目的】本発明は、上記した課題にかんがみてな
されたもので、搬送装置のとくに機械系において、異常
が発生した場合にこの異常を早期に発見することが可能
であるようにすることを目的としている。
されたもので、搬送装置のとくに機械系において、異常
が発生した場合にこの異常を早期に発見することが可能
であるようにすることを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係わ
る搬送装置における機械系負荷変動監視方法は、電動機
を駆動源とする搬送装置の稼働開始後における機械系の
負荷変動を監視するに際し、搬送装置の落成ないしは補
修後の検査の際の無負荷試験時における電動機の電力ま
たは電流値をシーケンサに記憶させると共に、稼働開始
後のテスト運転の際の無負荷運転時における電動機の電
力または電流値をシーケンサに読み込み、上記無負荷試
験時における電力または電流値と上記無負荷運転時にお
ける電力または電流値との差がシーケンサにあらかじめ
設定した差の制限値を超えたときに機械系に異常がある
と判断してシーケンサより警報を出力する構成としたこ
とを特徴としている。
る搬送装置における機械系負荷変動監視方法は、電動機
を駆動源とする搬送装置の稼働開始後における機械系の
負荷変動を監視するに際し、搬送装置の落成ないしは補
修後の検査の際の無負荷試験時における電動機の電力ま
たは電流値をシーケンサに記憶させると共に、稼働開始
後のテスト運転の際の無負荷運転時における電動機の電
力または電流値をシーケンサに読み込み、上記無負荷試
験時における電力または電流値と上記無負荷運転時にお
ける電力または電流値との差がシーケンサにあらかじめ
設定した差の制限値を超えたときに機械系に異常がある
と判断してシーケンサより警報を出力する構成としたこ
とを特徴としている。
【０００８】また、本発明の請求項２に係わる搬送装置
における機械系負荷変動監視方法は、電動機を駆動源と
する搬送装置の稼働開始後における機械系の負荷変動を
監視するに際し、搬送装置の落成ないしは補修後の検査
の際の無負荷試験時における電動機の電力または電流値
をシーケンサに記憶させると共に、稼働開始後のテスト
運転の際の無負荷運転時における電動機の電力または電
流値をシーケンサに読み込み、上記無負荷試験時におけ
る電力または電流値と上記無負荷運転時における電力ま
たは電流値との差がシーケンサにあらかじめ設定した差
の制限値を超えた状態の継続時間がシーケンサにあらか
じめ設定した時間の制限値を超えたときに機械系に異常
があると判断してシーケンサより警報を出力する構成と
したことを特徴としており、上記したような搬送装置に
おける機械系負荷変動監視方法に係わる発明の構成をも
って前述した従来の課題を解決するための手段としてい
る。
における機械系負荷変動監視方法は、電動機を駆動源と
する搬送装置の稼働開始後における機械系の負荷変動を
監視するに際し、搬送装置の落成ないしは補修後の検査
の際の無負荷試験時における電動機の電力または電流値
をシーケンサに記憶させると共に、稼働開始後のテスト
運転の際の無負荷運転時における電動機の電力または電
流値をシーケンサに読み込み、上記無負荷試験時におけ
る電力または電流値と上記無負荷運転時における電力ま
たは電流値との差がシーケンサにあらかじめ設定した差
の制限値を超えた状態の継続時間がシーケンサにあらか
じめ設定した時間の制限値を超えたときに機械系に異常
があると判断してシーケンサより警報を出力する構成と
したことを特徴としており、上記したような搬送装置に
おける機械系負荷変動監視方法に係わる発明の構成をも
って前述した従来の課題を解決するための手段としてい
る。
【０００９】
【発明の作用】本発明に係わる搬送装置における機械系
負荷変動監視方法は、電動機を駆動源とする搬送装置の
稼働開始後における機械系の負荷変動を監視するに際
し、搬送装置の落成ないしは補修後の検査の際の無負荷
試験時における電動機の電力または電流値をシーケンサ
に記憶させると共に、稼働開始後のテスト運転の際の無
負荷運転時における電動機の電力または電流値をシーケ
ンサに読み込み、上記無負荷試験時における電力または
電流値と上記無負荷運転時における電力または電流値と
の差がシーケンサにあらかじめ設定した差の制限値を超
えたときに機械系に異常があると判断してシーケンサよ
り警報を出力する構成とし、あるいは上記無負荷試験時
における電力または電流値と上記無負荷運転時における
電力または電流値との差がシーケンサにあらかじめ設定
した差の制限値を超えた状態の継続時間がシーケンサに
あらかじめ設定した時間の制限値を超えた時に機械系に
異常があると判断してシーケンサより警報を出力する構
成としたから、搬送装置のとくに機械系において異常が
発生した場合にこの異常は早期に発見されることとな
り、これに対応して適宜補修を行うことによって、取鍋
や鋼塊や鋼材等の物品の運搬ないしは操作等の精度の維
持ないしは向上、人手に多くを頼らない搬送作業の合理
化等が実現されることとなる。
負荷変動監視方法は、電動機を駆動源とする搬送装置の
稼働開始後における機械系の負荷変動を監視するに際
し、搬送装置の落成ないしは補修後の検査の際の無負荷
試験時における電動機の電力または電流値をシーケンサ
に記憶させると共に、稼働開始後のテスト運転の際の無
負荷運転時における電動機の電力または電流値をシーケ
ンサに読み込み、上記無負荷試験時における電力または
電流値と上記無負荷運転時における電力または電流値と
の差がシーケンサにあらかじめ設定した差の制限値を超
えたときに機械系に異常があると判断してシーケンサよ
り警報を出力する構成とし、あるいは上記無負荷試験時
における電力または電流値と上記無負荷運転時における
電力または電流値との差がシーケンサにあらかじめ設定
した差の制限値を超えた状態の継続時間がシーケンサに
あらかじめ設定した時間の制限値を超えた時に機械系に
異常があると判断してシーケンサより警報を出力する構
成としたから、搬送装置のとくに機械系において異常が
発生した場合にこの異常は早期に発見されることとな
り、これに対応して適宜補修を行うことによって、取鍋
や鋼塊や鋼材等の物品の運搬ないしは操作等の精度の維
持ないしは向上、人手に多くを頼らない搬送作業の合理
化等が実現されることとなる。
【００１０】
【実施例】図１は本発明に係わる搬送装置における機械
系負荷変動監視方法の一実施例において採用される機械
系負荷変動監視制御系を示すものであって、１は取鍋や
鋼塊などの物品の左右前後方向移動や上下方向移動や傾
動ないしは転倒方向移動などを行う際の制御を行うため
の電動機制御盤、２は前記電動機制御盤１によって制御
される電動機、３は前記電動機２の電力または電流値
（本実施例においては電流値）を検出するための電流検
出器である。
系負荷変動監視方法の一実施例において採用される機械
系負荷変動監視制御系を示すものであって、１は取鍋や
鋼塊などの物品の左右前後方向移動や上下方向移動や傾
動ないしは転倒方向移動などを行う際の制御を行うため
の電動機制御盤、２は前記電動機制御盤１によって制御
される電動機、３は前記電動機２の電力または電流値
（本実施例においては電流値）を検出するための電流検
出器である。
【００１１】また、４はシーケンサであり、このシーケ
ンサ４は、搬送装置の稼働開始後のテスト運転の際の無
負荷運転時において前記電流検出器３より送り込まれた
電流値を読み込むと共に、搬送装置の落成ないしは補修
後の検査の際の無負荷試験時における電動機２の電流値
（初期設定値）を記憶して、前記無負荷運転時における
電流値と無負荷試験時における電流値との差を出力する
第１制御部４ａと、前記第１制御部４ａより出力された
電流値の差とシーケンサ４にあらかじめ設定した差の制
限値とを比較する第２制御部４ｂと、前記電流値の差が
シーケンサ４にあらかじめ設定した差の制限値を超えた
状態の継続時間とシーケンサ４にあらかじめ設定した時
間の制限値とを比較する第３制御部４ｃをそなえてい
る。
ンサ４は、搬送装置の稼働開始後のテスト運転の際の無
負荷運転時において前記電流検出器３より送り込まれた
電流値を読み込むと共に、搬送装置の落成ないしは補修
後の検査の際の無負荷試験時における電動機２の電流値
（初期設定値）を記憶して、前記無負荷運転時における
電流値と無負荷試験時における電流値との差を出力する
第１制御部４ａと、前記第１制御部４ａより出力された
電流値の差とシーケンサ４にあらかじめ設定した差の制
限値とを比較する第２制御部４ｂと、前記電流値の差が
シーケンサ４にあらかじめ設定した差の制限値を超えた
状態の継続時間とシーケンサ４にあらかじめ設定した時
間の制限値とを比較する第３制御部４ｃをそなえてい
る。
【００１２】このような構成をもつ図１に示した機械系
負荷変動監視制御系において、搬送装置の落成ないしは
補修後の検査の際の無負荷試験時における電動機２の電
流値をシーケンサ４に初期設定値として記憶させる。
負荷変動監視制御系において、搬送装置の落成ないしは
補修後の検査の際の無負荷試験時における電動機２の電
流値をシーケンサ４に初期設定値として記憶させる。
【００１３】他方、搬送装置の稼働開始後のテスト運転
（例えば、月に１〜２回）の際の無負荷運転時における
電動機２の電流値を電流検出器３により測定してシーケ
ンサ４の第１制御部４ａに読み込む。
（例えば、月に１〜２回）の際の無負荷運転時における
電動機２の電流値を電流検出器３により測定してシーケ
ンサ４の第１制御部４ａに読み込む。
【００１４】この第１制御部４ａでは、搬送装置の落成
ないしは補修後の検査の際の無負荷試験時における電動
機２の電流値（初期設定値）と、搬送装置の稼働開始後
のテスト運転の際の無負荷運転時における電動機２の電
流値との差を出力する。
ないしは補修後の検査の際の無負荷試験時における電動
機２の電流値（初期設定値）と、搬送装置の稼働開始後
のテスト運転の際の無負荷運転時における電動機２の電
流値との差を出力する。
【００１５】次いで、第２制御部４ｂにおいては、第１
制御部４ａより出力された両電流値の差がシーケンサ４
にあらかじめ設定した差の制限値を超えたか否かを比較
する。
制御部４ａより出力された両電流値の差がシーケンサ４
にあらかじめ設定した差の制限値を超えたか否かを比較
する。
【００１６】そして、第３制御部４ｃを設けない請求項
１に対応する実施例とした場合には、前記第１制御部４
ａに入力された両電流値の差があらかじめ設定した差の
制限値を超えたときに第２制御部４ｂより警報出力を発
生させる。
１に対応する実施例とした場合には、前記第１制御部４
ａに入力された両電流値の差があらかじめ設定した差の
制限値を超えたときに第２制御部４ｂより警報出力を発
生させる。
【００１７】また、図１に示したように、第３制御部４
ｃを設けた本発明の請求項２に対応する実施例の場合に
は、前記第１制御部４ａに入力された両電流値の差がシ
ーケンサ４にあらかじめ設定した差の制限値を超えた状
態が第２制御部４ｂにより判断されてこの状態の継続時
間がシーケンサ４にあらかじめ設定した時間の制限値を
超えたか否かを第３制御部４ｃにおいて判断し、上記継
続時間があらかじめ設定した時間の制限値を超えたとき
に第３制御部４ｃより警報出力Ｓを発生させる。これを
逆に言えば、上記継続時間があらかじめ設定した時間の
制限値を超えない短時間の場合には、第１制御部４ａに
入力した両方の電流値の差があらかじめ設定した差の制
限値を超えたときでも、これが短時間であることから警
報を発しないものとしている。
ｃを設けた本発明の請求項２に対応する実施例の場合に
は、前記第１制御部４ａに入力された両電流値の差がシ
ーケンサ４にあらかじめ設定した差の制限値を超えた状
態が第２制御部４ｂにより判断されてこの状態の継続時
間がシーケンサ４にあらかじめ設定した時間の制限値を
超えたか否かを第３制御部４ｃにおいて判断し、上記継
続時間があらかじめ設定した時間の制限値を超えたとき
に第３制御部４ｃより警報出力Ｓを発生させる。これを
逆に言えば、上記継続時間があらかじめ設定した時間の
制限値を超えない短時間の場合には、第１制御部４ａに
入力した両方の電流値の差があらかじめ設定した差の制
限値を超えたときでも、これが短時間であることから警
報を発しないものとしている。
【００１８】このような構成とすることによって、搬送
装置のとくに機械系における異常が早期に発見されるよ
うになる。
装置のとくに機械系における異常が早期に発見されるよ
うになる。
【００１９】
【考案の効果】この発明に係わる搬送装置における機械
系負荷変動監視方法では、電動機を駆動源とする搬送装
置の稼働開始後における機械系の負荷変動を監視するに
際し、搬送装置の落成ないしは補修後の検査の際の無負
荷試験時における電動機の電力または電流値をシーケン
サに記憶させると共に、稼働開始後のテスト運転の際の
無負荷運転時における電動機の電力または電流値をシー
ケンサに読み込み、上記無負荷試験時における電力また
は電流値と上記無負荷運転時における電力または電流値
との差がシーケンサにあらかじめ設定した差の制限値を
超えたときに機械系に異常があると判断してシーケンサ
より警報を出力する構成とし、あるいは上記無負荷試験
時における電力または電流値と上記無負荷運転時におけ
る電力または電流値との差がシーケンサにあらかじめ設
定した差の制限値を超えた状態の継続時間がシーケンサ
にあらかじめ設定した時間の制限値を超えたときに機械
系に異常があると判断してシーケンサより警報を出力す
る構成としたから、搬送装置のとくに機械系において異
常が発生した場合にこの異常を早期に発見することがで
きるようになり、この機械系の異常に対して適宜補修を
行うことによって、搬送装置による搬送精度が高いもの
に維持されることとなり、人手に多くを頼らない搬送作
業の合理化が実現されやすいことになるという著しく優
れた効果がもたらされる。
系負荷変動監視方法では、電動機を駆動源とする搬送装
置の稼働開始後における機械系の負荷変動を監視するに
際し、搬送装置の落成ないしは補修後の検査の際の無負
荷試験時における電動機の電力または電流値をシーケン
サに記憶させると共に、稼働開始後のテスト運転の際の
無負荷運転時における電動機の電力または電流値をシー
ケンサに読み込み、上記無負荷試験時における電力また
は電流値と上記無負荷運転時における電力または電流値
との差がシーケンサにあらかじめ設定した差の制限値を
超えたときに機械系に異常があると判断してシーケンサ
より警報を出力する構成とし、あるいは上記無負荷試験
時における電力または電流値と上記無負荷運転時におけ
る電力または電流値との差がシーケンサにあらかじめ設
定した差の制限値を超えた状態の継続時間がシーケンサ
にあらかじめ設定した時間の制限値を超えたときに機械
系に異常があると判断してシーケンサより警報を出力す
る構成としたから、搬送装置のとくに機械系において異
常が発生した場合にこの異常を早期に発見することがで
きるようになり、この機械系の異常に対して適宜補修を
行うことによって、搬送装置による搬送精度が高いもの
に維持されることとなり、人手に多くを頼らない搬送作
業の合理化が実現されやすいことになるという著しく優
れた効果がもたらされる。
【図１】本発明に係わる搬送装置における機械系負荷変
動監視方法の一実施例において採用される機械系負荷変
動監視制御系の基本構成を示す説明図である。
動監視方法の一実施例において採用される機械系負荷変
動監視制御系の基本構成を示す説明図である。
１ 電動機制御盤 ２ 電動機 ３ 電流検出器 ４ シーケンサ ４ａ シーケンサの第１制御部 ４ｂ シーケンサの第２制御部 ４ｃ シーケンサの第３制御部 Ｓ 警報出力
Claims (2)
- 【請求項１】 電動機を駆動源とする搬送装置の稼働開
始後における機械系の負荷変動を監視するに際し、搬送
装置の落成ないしは補修後の検査の際の無負荷試験時に
おける電動機の電力または電流値をシーケンサに記憶さ
せると共に、稼働開始後のテスト運転の際の無負荷運転
時における電動機の電力または電流値をシーケンサに読
み込み、上記無負荷試験時における電力または電流値と
上記無負荷運転時における電力または電流値との差がシ
ーケンサにあらかじめ設定した差の制限値を超えたとき
に機械系に異常があると判断してシーケンサより警報を
出力することを特徴とする搬送装置における機械系負荷
変動監視方法。 - 【請求項２】 電動機を駆動源とする搬送装置の稼働開
始後における機械系の負荷変動を監視するに際し、搬送
装置の落成ないしは補修後の検査の際の無負荷試験時に
おける電動機の電力または電流値をシーケンサに記憶さ
せると共に、稼働開始後のテスト運転の際の無負荷運転
時における電動機の電力または電流値をシーケンサに読
み込み、上記無負荷試験時における電力または電流値と
上記無負荷運転時における電力または電流値との差がシ
ーケンサにあらかじめ設定した差の制限値を超えた状態
の継続時間がシーケンサにあらかじめ設定した時間の制
限値を超えたときに機械系に異常があると判断してシー
ケンサより警報を出力することを特徴とする搬送装置に
おける機械系負荷変動監視方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25930791A JPH0599799A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 搬送装置における機械系負荷変動監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25930791A JPH0599799A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 搬送装置における機械系負荷変動監視方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599799A true JPH0599799A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17332260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25930791A Pending JPH0599799A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 搬送装置における機械系負荷変動監視方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0599799A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11326146A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-26 | Nippon Steel Corp | ベルトコンベアの設備診断方法及び診断装置 |
| CN112098837A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-12-18 | 北京北排水环境发展有限公司小红门再生水厂 | 一种无轴螺旋输送机故障报警方法及装置 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP25930791A patent/JPH0599799A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11326146A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-26 | Nippon Steel Corp | ベルトコンベアの設備診断方法及び診断装置 |
| CN112098837A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-12-18 | 北京北排水环境发展有限公司小红门再生水厂 | 一种无轴螺旋输送机故障报警方法及装置 |
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