JPH0593587A - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉

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JPH0593587A
JPH0593587A JP3256087A JP25608791A JPH0593587A JP H0593587 A JPH0593587 A JP H0593587A JP 3256087 A JP3256087 A JP 3256087A JP 25608791 A JP25608791 A JP 25608791A JP H0593587 A JPH0593587 A JP H0593587A
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JP
Japan
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rotating body
furnace
endless
rotary body
guide path
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JP3256087A
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Tetsuya Tokitsu
哲彌 時津
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SAAMOTETSUKUSU KK
Taikisha Ltd
Original Assignee
SAAMOTETSUKUSU KK
Taikisha Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/02Skids or tracks for heavy objects
    • F27D3/022Skids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B9/00Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
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    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱炉において、処理物搬送手段の耐熱性を
充分に確保しながら、処理物の傷発生を防止し、また、
必要搬送動力の低減と構造の簡略化を図る。 【構成】 冷却媒体Lを内部流動させる冷却室8を炉内
において処理物搬送方向に延設し、冷却室8に、その全
長にわたる溝状の凹部9を形成して、この凹部9内を回
動体案内路とし、炉内通過過程において処理物受け止め
側の端部を回動体案内路9から外部に突出させ、かつ、
他端側を回動体案内路9の内部に位置させる受け具10
の複数をチェーン状に連結して、駆動手段18により回
動する処理物搬送用の無端回動体3を構成し、回動体案
内路9の内部において無端回動体3にかかる処理物荷重
を受け止めた状態で無端回動体3の移動を回転により案
内するローラ13を設け、もって、前記搬送手段として
の耐熱コンベア装置2を構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄プロセスにおける
熱間圧延工程で用いる加熱炉、継目無鋼管製造プロセス
で用いる再加熱炉や焼入炉、また、銅合金用の加熱炉や
熱処理炉等、種々の加熱炉に関し、詳しくは、炉内の高
温雰囲気中において処理物を搬送手段により搬送する加
熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、炉内の高温雰囲気中において処理
物を搬送する加熱炉として、例えば、製鉄プロセスにお
ける熱間圧延工程で用いる加熱炉等では、図7に示すよ
うに、炉100の外部の装入側に設置したプッシャー1
10により鋼片等の処理物Wを炉内に順次押し込み、こ
の押し込みに伴う炉内処理物Wどうしの接当により、炉
内処理物W群を水冷滑軌パイプ120上で摺動させて抽
出側へ押し送り搬送する形式のものが知られている。
【0003】又、近年、図8に示す如く、図中矢印zで
示す上昇・前進・下降・後退の矩形動作を繰り返す移動
ビームを炉100の内部で処理物搬送方向に並設し、そ
して、移動ビームの上昇動作により固定ビーム上の処理
物Wを持ち上げ、前進動作により持ち上げ処理物Wを前
へ送り、下降動作により持ち上げ処理物Wを先の固定ビ
ームよりも搬送方向下手側の固定ビーム上に載置し、そ
れに続く処理物不載置状態での後退動作により次順位の
処理物Wの持ち上げ前送りに備えるといった形態で、各
移動ビームを繰り返し矩形動作させることにより、炉内
に並ぶ処理物Wを抽出側へ搬送する形式(いわゆるウォ
ーキングビーム形式)が開発され、製鉄プロセスにおけ
る熱間圧延工程で用いる加熱炉を始めとして、継目無鋼
管製造プロセスや銅合金処理工程等で用いる各種の加熱
炉において実用化されている。
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来形
式のうち、前者のプッシャー形式では、高温雰囲気中と
いう悪条件下(鋼片の熱間圧延では1300℃といった
高温に及ぶ)での炉内搬送において処理物Wに水冷滑軌
パイプ120との摺接による擦り傷が多く発生し、品質
低下や歩留りの低下を招いていた。
【0004】また、製鉄プロセス等では数100トンに
も達する炉内処理物W群と水冷滑軌パイプ120との大
きなすべり摩擦に抗して処理物Wを順次炉内に押し込む
ために、プッシャー110に極めて大きな押し力が要求
され、このため、搬送動力が嵩んでランニングコストが
高く付くとともに、この大きな押し力が搬送処理物の擦
り傷を大きく且つ深いものに助長する原因ともなってい
た。
【0005】しかも、炉長の長尺化により炉内処理物W
群の全長がある長さにまで達すると、その長尺化に伴う
プッシャー押し力の強大化に対し、処理物押し込み時に
炉内処理物群W中の処理物Wが立ち上がったり、重なり
合ったりして搬送が不能となるといったことが生じ、こ
のため、炉の大型化に限界があった。
【0006】ちなみに、プッシャー形式を用いた鋼片の
加熱処理では一般に、 鋼片厚さ×(200〜250)>炉内鋼片群の押し送り
可能長 とされており、したがって、鋼片厚さが100mmの場
合、プッシャー110による押し送り搬送形式では炉長
が25m以上の大容量の加熱炉を実現できないのが実情
である。
【0007】一方、前記の従来形式のうち、後者のウォ
ーキングビーム形式では、プッシャー形式に比べ搬送処
理物Wにおける擦り傷等の傷の発生は軽減されるもの
の、複雑な矩形動作(矢印z)をさせる移動ビームを多
数設けるため、また、1000℃以上にも及ぶことのあ
る炉内高温雰囲気に対し、固定ビーム、及び、動作部で
ある多数の移動ビームの夫々にビーム冷却手段を設ける
必要があるため、全体構造が極めて複雑となり、このた
め、設備コストが極めて高く付き、また、構造の複雑さ
から保守経費も高く付く問題があった。
【0008】また、処理物Wを持ち上げ、それに続き、
持ち上げ処理物Wを前送りする移動ビームの必要駆動力
が大きく、このため、全体としては、やはり搬送動力が
嵩みランニングコストが高く付くものであった。
【0009】本発明の目的は、合理的な搬送構成によ
り、炉内搬送手段において炉内高温雰囲気に対する高い
耐熱性を確保しながら、従来のプッシャー形式やウォー
キングビーム形式における上記の如き各問題の効果的な
解消を図る点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による加熱炉の第
1の特徴構成は、炉内の高温雰囲気中において処理物を
搬送手段により搬送する構成において、冷却媒体を内部
流動させる冷却室を炉内において処理物搬送方向に延設
し、前記冷却室に、その全長にわたる溝状の凹部を形成
して、この凹部内を回動体案内路とし、炉内通過過程に
おいて処理物受け止め側の端部を前記回動体案内路から
外部に突出させ、かつ、他端側を前記回動体案内路の内
部に位置させる受け具の複数をチェーン状に連結して、
駆動手段により回動する処理物搬送用の無端回動体を構
成し、前記回動体案内路の内部において前記無端回動体
にかかる処理物荷重を受け止めた状態で前記無端回動体
の移動を回転により案内するローラを設け、前記冷却
室、前記回動体案内路、前記無端回動体、前記駆動手
段、及び、前記ローラにより前記搬送手段としての耐熱
コンベア装置を構成してあることにあり、その作用・効
果は次の通りである。
【0011】
【作用】つまり、上記の第1特徴構成においては、炉内
において処理物を受け具に受け止め支持させた状態で、
受け具の連結体である無端回動体を駆動手段により回動
させることで、処理物をコンベア形式で炉内搬送する。
【0012】そして、無端回動体にかかる処理物荷重
(換言すれば、無端回動体の構成具である受け具にかか
る処理物荷重)をローラに受け止めさせた状態で、その
ローラの回転により回動体案内路の内部での無端回動体
の移動を案内させることにより、無端回動体を回動させ
て処理物を搬送するに要する必要駆動力を軽減するとと
もに、処理物搬送を安定化、及び、円滑化する。
【0013】また、炉内において冷却室を処理物搬送方
向に延設して、その冷却室に形成した溝状凹部の内部を
回動体案内路とすることで、冷却媒体が内部流動する冷
却室により回動体案内路が囲まれる形態とし、これによ
って、炉内高温雰囲気から回動体案内路への熱移動を遮
断して、回動体案内路における無端回動体、及び、ロー
ラを炉内高温雰囲気から熱保護する。
【0014】
【発明の効果】すなわち、本発明の第1特徴構成によれ
ば、炉内において処理物を無端回動体で受け止め支持し
た状態で、その無端回動体の回動により処理物を炉内搬
送するから、処理物を水冷滑軌パイプ上で摺動させて炉
内搬送する従来のプッシャー形式に比べ、また、処理物
を移動ビームと固定ビームとに交互に受け渡して炉内搬
送する従来のウォーキングビーム形式に比べても、搬送
処理物における擦り傷等の傷発生を効果的に防止でき、
品質及び歩留りを大きく向上できる。
【0015】そして、このようにコンベア形式で処理物
を炉内搬送する形態としながらも、回動体案内路を冷却
室により囲むという構成でコンベア形式の炉内搬送手段
を炉内高温雰囲気から効果的に熱保護することにより、
その炉内搬送手段に充分に高い耐熱性、ひいては、耐久
性を確保できる。
【0016】また、ローラ案内構成の採用により無端回
動体の回動に要する必要駆動力を効果的に軽減したこと
で、炉内処理物群と水冷滑軌パイプとのすべり摩擦に抗
する大きな押し力がプッシャーに要求されるプッシャー
形式、及び、処理物の持ち上げ前送りに大きな駆動力が
要求される移動ビームを多数装備するウォーキングビー
ム形式のいずれに比しても、必要搬送動力を大きく軽減
できてランニングコストを安価にし得る。
【0017】その上、複雑な矩形動作をさせる移動ビー
ムを多数装備し、かつ、多数の移動ビーム及び固定ビー
ムの夫々に冷却手段を設ける必要があるウォーキングビ
ーム形式に比べ、コンベア形式の採用により、また、冷
却手段である冷却室を固定として処理物搬送方向に延設
するだけの簡素な構造にできることにより、全体構造を
簡略にでき、これによって、設備コスト及び保守経費を
大巾に低減し得るに至り、しかも、プッシャー形式での
問題である搬送処理物の立ち上がりや重なり合いといっ
たこともないから、炉長の長尺化を伴う加熱炉の大容量
化をも容易に実現できる。
【0018】〔本発明の第2特徴構成〕本発明による加
熱炉の第2の特徴構成は、前記受け具に、前記回動体案
内路における受け具突出開口部を覆う覆い部材を付設し
てあることにある。
【0019】つまり、この第2特徴構成を採用すれば、
回動体案内路の内部への受け具突出開口部からの炉内高
温雰囲気侵入、及び、炉内塵埃侵入を上記覆い部材によ
り防止でき、これによって、コンベア装置の熱保護、及
び、搬送の安定化・円滑化をより一層効果的に達成でき
る。
【0020】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0021】図1及び図2は製鉄プロセスにおける熱間
圧延工程で処理物としての鋼片Wを加熱処理する加熱炉
1を示し、鋼片Wを所定間隔で炉1の装入口1aから抽
出口1bへ向けて炉内搬送するコンベア装置2を装備し
てある。
【0022】コンベア装置2は、炉内部分と炉下方の炉
外部分とにわたって回動する無端回動体3を炉巾方向に
おいて複数列備え、これら無端回動体3に跨がらせて鋼
片Wを載置した状態で無端回動体3を駆動回動すること
により鋼片Wを搬送する構成としてある。
【0023】4は、炉1の装入側において矢印xで示す
矩形動作により装入ラインテーブル6Aから鋼片Wを受
け取って、その鋼片Wを無端回動体3上に順次載置する
装入機であり、また、5は、炉1の抽出側において矢印
yで示す矩形動作により無端回動体3上の鋼片Wを受け
取って、その鋼片Wを圧延ラインテーブル6Bに移す抽
出機である。
【0024】7は抽出位置にまで搬送された鋼片Wの先
端縁を検出する光電管であり、この光電管7が鋼片Wの
先端縁を検出すると、無端回動体3の回動を停止させ、
次いで、圧延ラインテーブル6B側からの抽出指令に基
づき抽出機5の抽出動作を開始させ、そして、抽出機5
による鋼片抽出の完了後、無端回動体3の回動を再開さ
せて光電管7が次順位の鋼片Wの先端縁を検出するまで
無端回動体3を回動させるようにしてある。
【0025】炉内には各無端回動体3における炉内水平
搬送部分に沿って炉1の全長にわたる複数列の冷却室8
を設けてあり、これら冷却室8内には、図3に示すよう
に冷却水Lを通流するようにしてある。
【0026】また、各冷却室8に、その全長にわたる溝
状の凹部9を形成し、この凹部9内を無端回動体3の炉
内部分に対する回動体案内路としてある。
【0027】前記の無端回動体3の具体構造について
は、図1ないし図5に示すように、鋼片受け止め側の端
部を上記の回動体案内路9から突出させ、かつ、他端側
を回動体案内路9の内部に位置させる耐熱鋼製の受け部
10a、及び、全体を回動体案内路9の内部に位置させ
る台車部10bを設け、これら受け部10aと台車部1
0bとを、それらの連結部を嵌合させた状態でピン11
により連結して、鋼片受け具10を構成してある。
【0028】そして、回動体案内路9の延設方向で隣接
する上記鋼片受け具10の台車部10bどうしを、それ
らの連結部を嵌合させた状態で軸12により屈折自在に
枢支連結することで、多数の鋼片受け具10をチェーン
状に連結して鋼片搬送用の無端回動体3を構成してあ
る。
【0029】また、上記軸12の両端部には、鋼片受け
具10にかかる鋼片荷重を受け止めた状態で回動体案内
路9内を転動して無端回動体3における炉内水平搬送部
分の移動を案内するローラ13を軸受14を介し取り付
けてある。
【0030】つまり、鋼片Wの持ち上げを伴わない水平
搬送形態とするとともに、上記の如く無端回動体3にお
ける炉内水平搬送部分の移動をローラ13による案内す
ることで、無端回動体3の回動に要する駆動力を小さな
ものとして鋼片搬送動力の低減を図るとともに、搬送の
安定化・円滑化を図り、また、冷却水Lを内部流動させ
る冷却室8に形成した溝状凹部の内部を回動体案内路9
として、その回動体案内路9の周部が冷却室8により囲
まれる形態とすることで、炉内高温雰囲気から回動体案
内路9の内部への熱移動を遮断して、炉内通過過程にあ
る無端回動体3及びローラ13を炉内高温雰囲気から熱
保護するようにしてある。
【0031】冷却室8は断面形状において、回動体案内
路9における受け具突出開口部の開口巾を回動体案内路
9の奥部におけるローラ内装部分の巾よりも小さくする
上向き開口のC字状形状に形成してあり、これにより、
無端回動体3及びローラ13に対する熱保護機能を高め
てある。
【0032】また、鋼片受け具10の受け部10aに
は、冷却室8の上部を囲う状態で回動体案内路9の受け
具突出開口部を覆う傘状の覆い部材15を付設してあ
り、更に、回動体案内路9の延設方向で隣接する覆い部
材15どうしの間は、それら覆い部材15の相対する端
部15a,15bどうしの重なり合いにより隙間を閉塞
する構造としてあり、これにより、回動体案内路9の内
部への受け具突出開口部からの炉内高温雰囲気侵入、及
び、炉内塵埃侵入を防止して、無端回動体3及びローラ
13に対する熱保護機能、及び、搬送の安定化・円滑化
をより一層効果的に達成するようにしてある。
【0033】図中16は冷却室8の外側に貼設した断熱
材、17は覆い部材15の外側に貼設した断熱材であ
る。
【0034】18はローラ13に咬合した状態で駆動回
転して無端回動体3を回動させる駆動スプロケットであ
り、この駆動スプロケット18は鋼片抽出側に配置し
て、鋼片荷重がかかる無端回動体3を引っ張りにより回
動させる形態としてある。
【0035】19はローラ13に咬合した状態で遊転す
る鋼片装入側の遊転スプロケット、20及び21は同様
にローラ13に咬合した状態で遊転する下部側遊転スプ
ロケットである。
【0036】なお、鋼片Wの逆送やオシレート動作が必
要な場合には、上記の抽出側スプロケット18を駆動回
転させ、かつ、装入側スプロケット19を遊転させる通
常搬送運転と、装入側スプロケット19を逆向きに駆動
回転させ、かつ、抽出側スプロケット18を遊転させる
逆送搬送運転とにコンベア運転を切り換えることのでき
る駆動構成とする。
【0037】図中22は炉下方の炉外部分の無端回動体
3に対する案内トラフである。
【0038】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0039】図6に示すように、前述の実施例において
ローラ13に相当する部材23を回動体案内路9内に嵌
合固定する構造として、前述実施例において軸12に相
当する部材24を無端回動体3案内用のローラ、すなわ
ち、無端回動体3にかかる処理物荷重(換言すれば、無
端回動体3の構成部材である処理物受け具10にかかる
処理物荷重)を受け止めた状態で無端回動体3(処理物
受け具10)の移動を回動体案内路9の内部で回転によ
り案内するローラとする構成を採用することも考えられ
る。
【0040】冷却室8において内部流動させる冷却媒体
は水に限定されるものではなく、種々の液体、気体、な
いし、気液混相流体を適用できる。
【0041】冷却室8は炉長手方向や横断面視において
複数の分割室に区画された分割構成としてもよく、ま
た、冷却室8に対する冷却媒体供給・排出構成も種々の
構造を採用できる。
【0042】処理物受け具10の具体的形状・構造、及
び、処理物受け具10どうしの連結構造は夫々、種々の
構成変更が可能である。
【0043】本発明は、鋼片を加熱処理対象とする加熱
炉に限定されるものではなく、鋼片以外のものを加熱処
理対象とする各種加熱炉に適用できる。
【0044】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図
【図2】横断面図
【図3】冷却室及び無端回動体の拡大横断面図
【図4】無端回動体の拡大側面図
【図5】無端回動体の拡大平面図
【図6】別実施例を示す冷却室及び無端回動体の拡大横
断面図
【図7】従来例を示す縦断面図
【図8】他の従来例を示す縦断面図
【符号の説明】
2 コンベア装置 3 無端回動体 8 冷却室 9 回動体案内路(凹部) 10 受け具 13 ローラ 15 覆い部材 18 駆動手段 L 冷却媒体 W 処理物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内の高温雰囲気中において処理物
    (W)を搬送手段により搬送する加熱炉であって、 冷却媒体(L)を内部流動させる冷却室(8)を炉内に
    おいて処理物搬送方向に延設し、前記冷却室(8)に、
    その全長にわたる溝状の凹部(9)を形成して、この凹
    部(9)内を回動体案内路とし、炉内通過過程において
    処理物受け止め側の端部を前記回動体案内路(9)から
    外部に突出させ、かつ、他端側を前記回動体案内路
    (9)の内部に位置させる受け具(10)の複数をチェ
    ーン状に連結して、駆動手段(18)により回動する処
    理物搬送用の無端回動体(3)を構成し、前記回動体案
    内路(9)の内部において前記無端回動体(3)にかか
    る処理物荷重を受け止めた状態で前記無端回動体(3)
    の移動を回転により案内するローラ(13)を設け、前
    記冷却室(8)、前記回動体案内路(9)、前記無端回
    動体(3)、前記駆動手段(18)、及び、前記ローラ
    (13)により前記搬送手段としての耐熱コンベア装置
    (2)を構成してある加熱炉。
  2. 【請求項2】 前記受け具(10)に、前記回動体案内
    路(9)における受け具突出開口部を覆う覆い部材(1
    5)を付設してある請求項1記載の加熱炉。
JP3256087A 1991-10-03 1991-10-03 加熱炉 Pending JPH0593587A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256087A JPH0593587A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 加熱炉
US07/842,008 US5211557A (en) 1991-10-03 1992-02-25 Heating furnace
CA002062527A CA2062527A1 (en) 1991-10-03 1992-03-09 Heating furnace

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256087A JPH0593587A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 加熱炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0593587A true JPH0593587A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17287717

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JP3256087A Pending JPH0593587A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 加熱炉

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