JPH0593532U - スパイラル型膜モジュ−ル - Google Patents

スパイラル型膜モジュ−ル

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JPH0593532U
JPH0593532U JP4063192U JP4063192U JPH0593532U JP H0593532 U JPH0593532 U JP H0593532U JP 4063192 U JP4063192 U JP 4063192U JP 4063192 U JP4063192 U JP 4063192U JP H0593532 U JPH0593532 U JP H0593532U
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JP
Japan
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membrane
membrane element
envelope
side channel
supply side
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Pending
Application number
JP4063192U
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English (en)
Inventor
勝視 石井
敏行 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】膜エレメントの膜充填密度を充分に保持して、
供給側流路抵抗を充分に低くできるスパイラル型膜モジ
ュ−ルを提供する。 【構成】内側に透過流体流路を有する封筒状膜の開口を
透過流体集合管に連通し、該封筒状膜を供給側流路材と
共に集合管の回りに巻回して成る膜エレメントを耐圧ケ
−ス内に収容し、膜エレメントの供給側流路に長手方向
に向け被処理流体を流動させる膜分離モジュ−ルにおい
て、上記の供給側流路材に、両面に長手方向の突条を有
するプラスチックフィルムを用いた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスパイラル型膜モジュ−ルに関し、例えば、ガスの濃縮、分離に有用 なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスの濃縮・分離に使用する膜モジュ−ルには各種の形式のものが存在 するが、スパイラル型膜モジュ−ルにおいては、比較的構造が簡単であり、膜充 填密度も比較的高密度にできる等の利点がある。
【0003】 図3の(イ)はスパイラル型膜モジュ−ルに使用されている膜エレメントを示 し、内部に透過ガス流路材22’を設けた封筒状膜a’の開口を透過ガス集合管 23’に連通し、この封筒状膜a’を供給側流路材3’と共に集ガス管23’の 周りに巻き付けてある。
【0004】 図3の(ロ)はスパイラル型膜モジュ−ル一例を示し、上記膜エレメント2’ を耐圧ケ−ス1’内に収納し、膜エレメント2’と耐圧ケ−ス1’との間にパッ キング4’を装着し、膜エレメント2’の集ガス管一端をキャップ5’により閉 塞し、被処理ガス供給入口61’を有する端板6’をケ−ス一端に取着し、非透 過ガス出口71’を有する端板7’をケ−ス他端に取着し、膜エレメント2’の 集ガス管他端を該端板7’から透過ガス導出管8’によって引き出してある。
【0005】 図3の(ロ)に示すスパイラル型膜モジュ−ルによってガスの濃縮・分離処理 を行うには、被処理ガス供給入口61’からの被処理ガスを膜エレメント2’の 膜巻回体の一端端面よりその膜巻回体内の供給側流路に長手方向に向けて流入さ せ、その流入ガスが同膜巻回体内の供給側流路での膜面に接触する間に、そのガ ス中の特定のガス成分を膜に選択的に透過させ、この特定成分の透過・分離され た後の非透過ガスをケ−ス他端の出口71’から流出させていく。
【0006】 他方、各膜エレメントの膜を透過した特定のガス成分、即ち濾過ガスが封筒状 膜内の透過ガス流路を経て集ガス管23’に達し、透過ガス導出管8’より外部 に取り出されていく。
【0007】 上記において、膜エレメントの膜巻回体内の供給側流路を流れる被処理ガス流 量を大きくするほど、透過ガス流量を多量にできる。 而して、上記の供給側流路材3’に、図3の(イ)に示すように、波付けプラ スチックシ−トを使用して、膜エレメントの膜巻回体内の供給側流路断面積を大 きくし、その供給側流路の抵抗を小さくすることが提案されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、波付けプラスチックシ−トにおいては、その波形を保持させる のに、シ−ト自体の厚みを相当に厚くする必要がある。従って、供給側流路材自 体の厚みが膜自体の厚みに較べてかなり大きくなり、膜自体の2枚に対し供給側 流路材が1枚の割で使用されるスパイラル型膜モジュ−ルにおいて、このように 供給側流路材自体の厚みが膜自体の厚みに較べて著しく大きくなると、膜エレメ ントの同一外径下、膜の充填密度が低下し、供給側流路断面積の増大による透過 ガス流量の増大を図っても、膜面積の減少のために透過ガス流量がかえって低下 してしまう。
【0009】 本考案の目的は、膜エレメントの膜充填密度を充分に保持して、供給側流路抵 抗を充分に低くできるスパイラル型膜モジュ−ルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のスパイラル型膜モジュ−ルは、内側に透過流体流路を有する封筒状膜 の開口を透過流体集合管に連通し、該封筒状膜を供給側流路材と共に集合管の回 りに巻回して成る膜エレメントを耐圧ケ−ス内に収容し、膜エレメントの供給側 流路に長手方向に向け被処理流体を流動させる膜分離モジュ−ルにおいて、上記 の供給側流路材に、両面に長手方向の突条を有するプラスチックフィルムを用い たことを特徴とする構成である。
【0011】
【作用】
供給側流路材の突条の高さを高くすることにより膜エレメント内の供給側流路 間隙の厚みを厚くでき、その供給側流路の抵抗を低くできる。 また、プラスチックフィルムの厚みを、膜エレメントへの巻き込みに機械強度 上、支障を来さない限度内で著しく薄くでき、その薄くした厚さ分だけ膜を多く 充填できるから、膜の充填密度をよく保持できる。
【0012】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図1の(イ)は本考案の実施例を示す断面説明図であり、耐圧ケ−ス1内にス パイラル型膜エレメント2を収容し、該膜エレメントには図1(ロ)に示すよう に、2枚の膜21,21の三方を封止して封筒状とすると共に膜間に透過ガス流 路材22を納め、この封筒状膜aの開口を透過ガス集合管23に連通し、両面に 長手方向の突条31を有するプラスチックフィルム3を供給側流路材として、封 筒状膜aと共に透過ガス集合管23の回りに巻回したものを使用してある。4は 膜エレメント2とケ−ス1との間に装着したパッキング、5は透過ガス集合管2 3の一端に冠着したキャップである。
【0013】 上記供給側流路材のプラスチックフィルム3には、図2に示すように両面に突 条31を互い違いに設けたプラスチックフィルムを使用することもできる。 上記実施例においては、2葉式の膜エレメントを使用しているが、一本の透過 ガス集合管に対し、単葉式或は3葉以上の複数枚の封筒状膜を用いた複葉式の膜 エレメントを使用することもできる。 本考案のスパイラル型膜分離モジュ−ルはガスの分離、以外に液体の分離にも 使用可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案のスパイラル型膜モジュ−ルは上述した通りの構成であり、膜エレメン トの供給側流路材に、両面に突条を有するプラスチックフィルムを使用しており 、突条の高さを高くすることによって封筒状膜巻回体の巻層間供給側流路間隙を 厚くでき、供給側流路の抵抗を小さくできる。
【0015】 また、プスチックフィルムのフィルム厚さを、機械的強度上、膜エレメントへ の巻き込みに支障を来さない限度内で薄くでき、膜エレメントの外径の同一下、 その薄くした厚み分だけ、膜の充填量を多くできるから、膜の充填率を高くでき る。従って、供給側圧力損失の軽減、膜面積の増大により透過ガス流量の大なる スパイラル型膜モジュ−ルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)は本考案の実施例を示す説明図、
図1の(ロ)は同実施例における膜エレメントを示す斜
視説明図である。
【図2】本考案において使用する供給側流路材の別例を
示す端面図である。
【図3】図3の(イ)は従来のスパイラル型膜エレメン
トを示す説明図、図3の(ロ)は従来のスパイラル型膜
モジュ−ルを示す説明図である。
【符号説明】
1 ケ−ス 2 膜エレメント a 封筒状膜 23 透過流体集合管 3 プラスチックフィルム 31 突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に透過流体流路を有する封筒状膜の開
    口を透過流体集合管に連通し、該封筒状膜を供給側流路
    材と共に集合管の回りに巻回して成る膜エレメントを耐
    圧ケ−ス内に収容し、膜エレメントの供給側流路に長手
    方向に向け被処理流体を流動させる膜分離モジュ−ルに
    おいて、上記の供給側流路材に、両面に長手方向の突条
    を有するプラスチックフィルムを用いたことを特徴とす
    るスパイラル型膜モジュ−ル。
JP4063192U 1992-05-21 1992-05-21 スパイラル型膜モジュ−ル Pending JPH0593532U (ja)

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JP4063192U JPH0593532U (ja) 1992-05-21 1992-05-21 スパイラル型膜モジュ−ル

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JP4063192U JPH0593532U (ja) 1992-05-21 1992-05-21 スパイラル型膜モジュ−ル

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JPH0593532U true JPH0593532U (ja) 1993-12-21

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JP4063192U Pending JPH0593532U (ja) 1992-05-21 1992-05-21 スパイラル型膜モジュ−ル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015107820A1 (ja) * 2014-01-20 2015-07-23 富士フイルム株式会社 酸性ガス分離用スパイラル型モジュールおよび製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418921A (ja) * 1990-05-15 1992-01-23 Toray Ind Inc 液体分離素子

Patent Citations (1)

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