JPH0593216A - 溶滓流の流れの変更方法ならびにその装置 - Google Patents

溶滓流の流れの変更方法ならびにその装置

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JPH0593216A
JPH0593216A JP7836192A JP7836192A JPH0593216A JP H0593216 A JPH0593216 A JP H0593216A JP 7836192 A JP7836192 A JP 7836192A JP 7836192 A JP7836192 A JP 7836192A JP H0593216 A JPH0593216 A JP H0593216A
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JP
Japan
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slag
flow
gutter
molten slag
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP7836192A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yasukawa
明生 安川
Koichi Shinohara
幸一 篠原
Fumio Shibaoka
富美男 柴岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0593216A publication Critical patent/JPH0593216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 高炉溶滓流の分流を任意の割合で繰り返し行
なう分流または切替える方法ならびにその装置の提供。 [構成] 溶滓樋2の一部に排出レベルを高くした分岐
部と、この分岐部に近接した下流位置に両壁面より突出
した堰5、この堰5の上流側に昇降するストッパ4を設
け、このストッパ4により溶滓レベルを上昇させ分流す
る。また、ストッパ4をガイドチャンネルに沿って上下
させる昇降機構とその昇降部を旋回して樋上から退避さ
せる旋回機構とを具えた装置により高炉溶滓流の流れを
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶滓流の流れの変更方法
ならびにその装置に係る。以下において、高炉溶滓樋の
流れ変更とは溶滓流の流れを変更するものであれば、分
流、分岐、切替等に限られるものではなくすべてが含ま
れる。
【0002】
【従来の技術】一般に、高炉溶滓を樋上でその流れの変
更を行なうときには、ON−OFF式、つまり一方に全
量を他方には何も流さない方式が行なわれていた。この
ときに使用される方法としては、例えば特開昭56−3
2353号公報に示すように分岐樋始端部の何れか一方
あるいは両方に設けた流路切替用の堰に、ストッパと併
設する方法や、実公昭57−15249号公報に示すよ
うな溶滓樋にストッパ上下方向に移動するものを使用す
る方法が知られている。
【0003】また、流量調整方式としては、実開昭55
−26001号公報に示すように、不定形耐火材中に開
孔部を設け、定量切出する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来例
に示されたスラグのON−OFF式の切替方法や定量切
出し型の流量調整方法では必要な量だけ繰り返し流量調
整することは困難であること、また、不定形耐火物中に
開孔部を設ける方法では定量切出しができないという問
題があった。
【0005】本発明では上記問題点を解決し、溶滓を必
要流量比に対し繰り返し切替を可能とする技術を提案す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は高炉
溶滓樋途中において溶滓の流れを変更するに際し、溶滓
樋より樋底を高くした溶滓流切替樋配置部分の下流に、
溶滓を堰止めるストッパを旋回下降させて溶滓を堰き止
め、上記切替樋の樋底と溶滓表面とのレベル差を調整し
切替樋側へ溢流させることを特徴とし、また、高炉溶滓
樋途中において溶滓の流れを変更するに際し、溶滓樋よ
り樋底を高くした溶滓流切替樋配置部分の下流に、樋幅
方向の一部分に設けた堰と、この堰の直前に設けた溶滓
流路幅以上樋幅以下のストッパによって、切替樋底と溶
滓表面とのレベル差をストッパに備えた昇降装置の作動
により調整し溶滓流の流れを変更することを特徴とし、
また、高炉溶滓樋途中において、溶滓流の流れを変更す
るストッパ昇降装置において、この昇降装置のガイドチ
ャンネルに沿って上下する昇降機構と、この昇降機構の
昇降部を旋回して溶滓樋上から退避させる旋回機構とか
ら成るストッパ昇降装置とを具えたものからなることを
特徴とする。
【0007】以下、本発明の手段たる構成について更に
詳しく説明すると次の通りである。 溶滓切替樋(新しく分岐させる溶滓樋)側の方を通
常樋より高さを高くして、溶滓レベルを上昇させ溶滓を
切替えるようにする。切替部での溶滓表面レベルを上昇
させる手段として、切替部後端の樋幅方向一部分にスト
ッパを設けるか若しくはストッパに堰を併設する。 堰の形状はストッパ効果を高めるたる矩形とする。 ストッパの幅は、堰によって絞られた流路幅以上樋
幅以下とする。 切替部樋底と溶滓表面のレベル差は、ストッパに昇
降機構とこの昇降機構の昇降部を旋回して溶滓樋上から
退避させる旋回機構とを具えたストッパ昇降装置を操作
させ、その動作により調整し溶滓流の流れの変更を達成
させることができる。
【0008】
【作用】以上説明したように、本発明によれば溶滓切替
部分の溶滓が流れている樋側の下流にストッパ若しくは
ストッパと堰とを設けることにより溶滓表面レベルを切
替する樋底レベルとのレベル差を任意の距離に常時コン
トロ−ルできるようにしたため、溶滓切替を実施したい
ときはストッパを具えた昇降装置の下降により、切替を
停止したいときはストッパの昇降装置の上昇により繰り
返し操作が可能である。
【0009】さらに本発明のストッパの効果について説
明すると、切換る時のみ、ストッパを下降させ、溶滓レ
ベルを上昇させて切換え側に流すようにするため、 ストッパは切換の間のみ溶滓と接触するのみで損耗
が少なく、また、補修等の時間を十分にかけることがで
きる。 ストッパ後方に堰を有するため、貯留される形とな
る溶滓の重量によりストッパが押圧され、シ−ル効果が
発揮される。 切換え時のみ使用するため、元に復元する時はその
切離しが容易である。 ストッパの下降で溶滓レベルが上昇、十分に貯えた
状態下で、他路への溶滓供給を行なうことができるた
め、ストッパ上昇時の付着、凝固滓の発生が低減でき
る。 ストッパ上昇で、元の通路に流れ出すことになる
が、一度に多量の溶滓が流れることになり、堰面等の洗
浄効果が期待でき、保守の軽減が図れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一つの実施例を図面により説
明する。
【0011】図1は溶滓樋の樋幅に相当する幅を持った
ストッパを利用して下流側を閉鎖し、レベル調整を行な
って切替樋側に溶滓を溢流させる状態を示す概略平面図
であり、図2は本発明の一つの実施例の概略平面図であ
り、図3は図2の斜視図であり、図4は溶滓流の流れを
変更する装置の側面図である。符号1は溶滓、2は滓
樋、3は切替樋、4はストッパ、5は堰、6は支柱、7
は旋回ビ−ム、8はガイドチャンネル、9は昇降モ−
タ、10は旋回モ−タ、11はチェン、12、13、1
4、15はスプロケット、16は昇降台、17、18は
ガイドロ−ル、19は基台、20は固着剤、21は防熱
板、22はボルト、23はコッタを示す。
【0012】まず、図1、図2ならびに図3に示すよう
に高炉から出滓し大樋内で分離された溶滓1は通常は滓
樋2または切替樋3を通り水砕設備、徐冷ピット、滓鍋
等の異なった設備へ送られる。
【0013】本発明では切替時に新しく溶滓流切替部分
の溶滓が流れている樋側の下流に樋幅方向の一部分に堰
5とその直前にストッパ4を設けるようにしたため、常
に切替部での溶滓レベルを切替樋3の底レベルと任意の
レベル差にコントロ−ルすることが可能になり、任意の
流量比での溶滓流の切替がいつでもできるようになっ
た。切替樋3側へ流したいときはストッパ4を下降さ
せ、滓樋2側へ流したいときはストッパ4を上昇させれ
ばよい。ストッパ4の昇降装置は図3に示すが、支柱6
に備えられた旋回ビ−ム7によって、ガイドチャンネル
8の上下方向にストッパ4が昇降モ−タ9の駆動にて移
動する方式のものが好適である。
【0014】図3に示す溶滓流の流れを変更するストッ
パの昇降装置について説明する。
【0015】すなわち、図2中、支柱6に支持された旋
回ビ−ム7の基端にはスプロケット12を有し、支柱6
側に設けた旋回モ−タ10のスプロケット13がチェン
11を介して接続され、旋回可能とされる。また、旋回
ビ−ム7の先端側には、ガイドチャンネル8を有してお
り、このガイドチャンネルには、スプロケット14、1
5及び昇降モ−タ9間を接続するチェンが配設されてお
り、このチェンと昇降台16が接続されて図中上下方向
に移動可能となっている。ここで、昇降台16には上下
動、すなわち、昇降する際の案内としてガイドロ−ル1
7、18が取付けられている。この昇降台にはストッパ
4の固着剤20が取付けられており、幅方向調整ボルト
22によって、図中左右方向への微調整が可能である。
また、21は防熱板であり、溶滓からの輻射熱をここで
遮断するようになっており、上記固着剤20とストッパ
4はコッタ23等により固着されている。
【0016】以上のように構成したため、使用時には旋
回させて溶滓樋上まで達しめ、次いで、下降させること
により当該部分で溶滓の流出を停止させ、溶滓レベルを
コントロ−ルすることができる。未使用時は逆操作を行
なうことにより待機位置まで戻し、次回使用に備えれば
良く、待機位置でストッパ4の補修、手入れ等を行なえ
ば良い。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明は高
炉溶滓樋途中において、溶滓流の流れを変更する際に、
スラグ流切替部分の溶滓が流れている樋側の下流に樋幅
方向の一部分にストッパと堰とを設け、切替部樋底と滓
表面とのレベル差をストッパを具えた流れ変更装置の動
作により調整することを特徴とし、また、流れ変更装置
はガイドチャンネルに沿って上下させる昇降機構とこの
昇降機構の昇降部を旋回して溶滓樋上から退避させる旋
回機構とからなることを特徴とする。
【0018】本発明において、滓樋切替部の溶滓が流れ
ている樋側の下流に樋幅方向の一部分にストッパと堰を
設け、このストッパの上下ならびに旋回操作を組み合わ
せることによって、溶滓表面レベルを任意にコントロ−
ルできるようにしたため、任意の割合での溶滓流の流れ
の変更が繰り返し可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶滓樋の樋幅に相当する幅を持ったストッパを
利用して下流側を閉鎖し、レベル調整を行なって切替樋
側に溶滓を溢流させる状態を示す概略平面図である。
【図2】本発明の一つの実施例の概略平面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】溶滓流の流れを変更する装置の側面図である。
【符号の説明】
1 溶滓 2 滓樋 3 切替樋 4 ストッパ 5 堰 6 支柱 7 旋回ビ−ム 8 ガイドチャンネル 9 昇降モ−タ 10 旋回モ−タ 11 チェン 12 スプロケット 13 スプロケット 14 スプロケット 15 スプロケット 16 昇降台 17 ガイドロ−ル 18 ガイドロ−ル 19 基台 20 固着剤 21 防熱板 22 ボルト 23 コッタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉溶滓樋途中において溶滓の流れを変
    更するに際し、溶滓樋より樋底を高くした溶滓流切替樋
    配置部分の下流に、溶滓を堰止めるストッパを旋回下降
    させて溶滓を堰き止め、上記切替樋の樋底と溶滓表面と
    のレベル差を調整し切替樋側へ溢流させることを特徴と
    する溶滓流の流れの変更方法。
  2. 【請求項2】 高炉溶滓樋途中において溶滓の流れを変
    更するに際し、溶滓樋より樋底を高くした溶滓流切替樋
    配置部分の下流に、樋幅方向の一部分に設けた堰と、こ
    の堰の直前に設けた溶滓流路幅以上樋幅以下のストッパ
    によって、切替樋底と溶滓表面とのレベル差をストッパ
    に備えた昇降装置の作動により調整し溶滓流の流れを変
    更することを特徴とする溶滓流の流れの変更方法。
  3. 【請求項3】 高炉溶滓樋途中において、溶滓流の流れ
    を変更するストッパ昇降装置において、この昇降装置の
    ガイドチャンネルに沿って上下する昇降機構と、この昇
    降機構の昇降部を旋回して溶滓樋上から退避させる旋回
    機構とから成るストッパ昇降装置とを具えたものからな
    ることを特徴とする溶滓流の流れの変更装置。
JP7836192A 1991-06-28 1992-02-28 溶滓流の流れの変更方法ならびにその装置 Pending JPH0593216A (ja)

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JP7836192A JPH0593216A (ja) 1991-06-28 1992-02-28 溶滓流の流れの変更方法ならびにその装置

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JP18565691 1991-06-28
JP3-185656 1991-06-28
JP7836192A JPH0593216A (ja) 1991-06-28 1992-02-28 溶滓流の流れの変更方法ならびにその装置

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JPH0593216A true JPH0593216A (ja) 1993-04-16

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ID=26419452

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JP7836192A Pending JPH0593216A (ja) 1991-06-28 1992-02-28 溶滓流の流れの変更方法ならびにその装置

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JP (1) JPH0593216A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100815805B1 (ko) * 2001-11-19 2008-03-20 주식회사 포스코 고로 대탕도의 유선폰드 용융물 배출장치
KR100829955B1 (ko) * 2006-11-14 2008-05-19 주식회사 포스코 용융물 분리가 가능한 탕도
CN111410431A (zh) * 2020-04-24 2020-07-14 北京中冶设备研究设计总院有限公司 一种镍铁熔渣直接制备高酸度系数矿物棉的方法

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