JPH059261U - ペツトの箱形トイレ用排便シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭内で飼育する犬や猫の箱形トイレに排便
シートを容易に、且つ動かないように装着すると共に、
***物を、手を汚さず、且つ周囲にこぼしたりすること
なく、容易に始末できるようにする。 【構成】 外側が不透水性のフィルム５で、内側に吸水
材層６を有する袋状で、袋の口２′をゴム紐４で伸縮可
能に絞り、袋の口を伸ばしてペットの箱形トイレ１の周
囲壁１″の上縁で外に折返して装着することにより上記
箱形トイレ１の内面に沿うようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は屋内で飼う犬、猫などのペットの箱形トイレ用排便シートに関する 。

【０００２】

【従来の技術】

実公昭６３−５４６７号公報に、ペット用トイレのすのこ皿部分の外周部にク リップを設け、そのクリップで排便シートを挟持することにより、排便シートの 安定性を良くすることが開示されているが、排便シートそのものに、シートの安 定性を良くするための工夫がなされているものは現存しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の排便シートは、トイレの受皿にただ単に載置するだけなので次のような 欠点が挙げられる。 極めて安定性が悪く、シート上でペットが動いたりすると、すぐにずれてしま う。 一度に複数枚重ねて使用することが出来ない（ペットの動きによってシートが ずれると下に敷いてある新しいシートも汚れてしまうので）。このため、ペット の***の都度新しいシートを載置しなければならないので、手数がかゝる。 ペットの***によって汚れたシートを取り替える際、糞や尿、シートの汚れた 部分に直接手が触れることや、糞がシートの外にこぼれ、床、じゅうたん、トイ レの内部などを汚すこともあり、大変不衛生である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の排便シートは、上記課題を解決するために開発されたのであって、外 側が不透水性のフィルムで、内側に吸水材層を有する袋状で、袋の口をゴム紐で 伸縮可能に絞り、袋の口を伸ばしてペットの箱形トイレの周囲壁の上縁で外に折 返して装着することにより上記箱形トイレの内面に沿うようになっていることを 特徴とする。

【０００５】

【実施例】

図示の実施例において、１はペットの箱形トイレを示し、この箱形トイレ１は 四角で、四隅のコーナに丸味を有する。２は本考案による可撓な袋状の排便シー トで、展開状態では図３に示すように箱形トイレ１の底１′より一回り大きい四 角形で、その四辺に沿ってヒートシールなどで紐を通すための筒部３を形成し、 この筒部３に筒部の全長よりも短いゴム紐４を通してその両端部を連結すること で袋の口２′を伸縮可能に絞ってある。

【０００６】 上記排便シート２は外側が不透水性のフィルム５、例えばビニールフィルム、 ポリエチレンフィルムからなり、内側に吸水材層６を有する。吸水材層６は例え ば吸水性ポリマー２を混合した綿状のパルプで、図３に示すように前記不透水性 のフィルム５より少し小さい相似形であって、上記フィルム５と、これと同大の 不織布７との間に吸水材層６を挟み、吸水材層６の回りで不透水性のフィルム５ と不織布７とを接着してある。

【０００７】 使用するには箱形トイレ１のなかで、ゴム紐４により絞られた袋の口２′を拡 げ、トイレの周囲壁１″の上縁で外に折返して被せる。排便シート２の大きさは 前述したように箱形トイレ１の底１′よりも一回り大であるため、上記のように して排便シート２を箱形トイレ１に装着すると、シート２はトイレ１の内面にほ ゞ沿う。排便シート２は複数枚を上下に重ねて一緒に箱形トイレ１に装着して置 くとよい。

【０００８】 こうして排便シート２を箱形トイレ１に装着し、犬や猫が***したら、複数枚 のシートを上下に重ねて一緒に装着してある場合は、上の一枚のシートを箱形ト イレから外し、中に入っている糞、尿ごとトイレ１から外に取出し、始末する。

【０００９】 不織布７は、吸水材層６が綿状のパルプであるため、これを不透水性のフィル ム５上に挟んで保持するのに使用したが、吸水材層６が紙などで、不透水性フィ ルム５上に両面粘着テープや接着剤などで接着したり、縫着するなどして固定で きるときは省略してもよい。更に、不透水性のフィルム５上に両面粘着テープの 片面を接着して取付け、箱形トイレ１に前述のように装着後、他の片面の剥離紙 を剥し、新聞紙などの適宜な紙を接着して不透水性のフィルム５上に取付けても よい。

【００１０】 又、箱形トイレ１の周囲壁１″の上縁部外面には排便シート２の袋の口をトイ レの周囲壁の上縁で外に折返したときに袋の口を掛ける突起８を数箇所設けて置 くと、排便シートを箱形トイレに装着する操作が行ない易い。更に、排便シート ２の袋の口２′の上記突起８の近傍につまみ片９を設けて置くことにより、箱形 トイレ１に複数枚のシート２を上下に重ねて一緒に装着した場合、***の都度、 上のシートを順番に一枚宛、箱形トイレとの装着を外して外に取出す操作が行な い易い。

【００１１】 又、図示の実施例では箱形トイレ１は外皿１０と、底に多数の孔を有し、上記 外皿１０の内部に嵌め合わせ、底が外皿１０の底から上に離れるすのこ皿１１の 二枚で構成してあるが、単一の皿でもよい。そして、箱形トイレの形態も四隅の コーナに丸味がある四角形であることに限定されず、円形、楕円形、小判形、四 角以外の多角形であってもよい。

【００１２】

【考案の効果】

以上のように本考案の排便シートは外側は不透水性のフィルムからなり、且つ 、ゴム紐で絞られた袋状になっているため袋の口を伸ばして拡げ、箱形トイレの 周囲壁の上縁から外に折り返すことで箱形シートに容易に装着することが出来る 。 このため、 ペットがトイレ内のシートの上で、足をずらすように動かしても、袋の口はゴ ム紐で縮まろうとしてトイレの周囲壁の回りを締め付けているので極めて安定性 が良くなり、シートがずれ動くことがなくなる。 シートがずれ動くことがなくなり、更に、外側は不透水性のフィルムになって いるので、下に敷いてあるシートが汚れることもなく、上下に重ねて複数枚装着 することが可能である。このため、***の都度、新しいシートを載置する手間が 省けると共に、トイレ内も全く汚れない。 汚れたシートを始末する際は、トイレの周囲壁からシートの袋の口を外すと、 ゴム紐の縮む力によって袋の口を再び縮小して絞られるので、糞や尿を外に漏ら すことなく、簡単にトイレの外に取り出すことが出来る。そして、その場合、手 は糞や尿、汚れたシートに直接触れることがないので、大変衛生的である。 以上で明らかなように、本考案により、着脱が容易で、極めて安定性が良く、 更に大変衛生的に***物を始末できるペットのトイレ用排便シートを提供するこ とが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の排便シートの使用状態を示す一部を破
断した斜視図である。

【図２】同上の一部の断面図である。

【図３】排便シートの展開図である。

【符号の説明】

１ 箱形トイレ ２ 排便シート ２′ 袋の口 ４ ゴム紐 ５ 不透水性フィルム ６ 吸水材層

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 不透水性のフィルムで、内側に吸水材層
   を有する袋状で、袋の口をゴム紐で伸縮可能に絞り、袋
   の口を伸ばしてペットの箱形トイレの周囲壁の上縁で外
   に折返して装着することにより上記箱形トイレの内面に
   沿うようになっていることを特徴とするペットの箱形ト
   イレ用排便シート。