JPH0591499A - 動き補償付き差分符号化装置 - Google Patents

動き補償付き差分符号化装置

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JPH0591499A
JPH0591499A JP3276163A JP27616391A JPH0591499A JP H0591499 A JPH0591499 A JP H0591499A JP 3276163 A JP3276163 A JP 3276163A JP 27616391 A JP27616391 A JP 27616391A JP H0591499 A JPH0591499 A JP H0591499A
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memory
frame
motion compensation
frame memory
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JP3276163A
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Hisayoshi Moriwaki
久芳 森脇
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレームメモリ23に書き込まれている前フ
レームのデータの所定期間分のデータを小容量メモリ2
5に蓄積し、動き補償回路26で現フレームのデータと
小容量メモリ25の読み出しデータとから動き補償演算
を行い、動き補償回路26の出力に応じて小容量メモリ
25のデータと現フレームのデータとの差分を演算して
符号化する。 【効果】 動き補償機能を有すると共に、構成を小型化
することができ、更にコストダウンも可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動き補償機能を有する
差分符号化装置に関し、特に、例えばいわゆるテレビ会
議或いはテレビ電話システム等に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】画像信号を圧縮符号化して出力する高能
率符号化装置として、例えば、いわゆるテレビ会議或い
はテレビ電話システムには、いわゆるCCITT(国際
電信電話諮問委員会)勧告における例えばH.261規
格のシステムが存在する。
【0003】このH.261規格において、CIFフォ
ーマット(中間信号フォーマット)は、360画素×2
88ライン×29.97Hz,ノンインターレース方式
によるY,CB ,CR となる。また、ビデオソース符号
化方式は、基本アルゴリズムが動き補償フレーム間予測
+直交変換(DCT)のハイブリット符号化となってい
る。ここで、上記動き補償は16×16ピクセルのマク
ロブロックに1個のベクトルを伝送し、探索範囲が±1
5画素×±15ラインで、色信号は動き補償無しとな
り、変換符号化はブロックサイズ8×8(画素)のDC
T(離散コサイン変換)、適用量子化は最大8種類のス
キャンより選択し、量子化器は最大32個、ループ内フ
ィルタは予測符号ブロック(8×8)に適用し121の
低域通過形となっている。また、ビデオマルチプレック
ス符号化では、データ構造が、フレーム,GOB,マク
ロブロック,ブロックの4層構成となっている。マクロ
ブロックのタイプは、インター/イントラ符号化モー
ド,動き補償(MC)の有無,DCT係数の有無,量子
化器の変化の有無,フィルタの有無により10タイプを
定義している。動きベクトル情報は、差分ベクトルを符
号化し、ベクトル値を折り返すことにより32符号で符
号化する。DCT係数の符号化は零係数のラン,非零係
数値に対する2次元符号化である。更に、伝送形式は、
ビットレートがp×64kビット/sec,p=1〜3
0となる。バッファリングは、1符号化フレームの最大
ビット数が、CIFで256kビット、QCIF((1
/4)CIF)で64kビットとなる。
【0004】図4に上記H.261規格における符号化
装置の構成を示す。この図4の符号化装置は、入力映像
信号(入力ビデオ信号)或いは後述する差分信号をDC
T(離散コサイン変換)し、当該DCT処理されたデー
タを量子化した後、上記量子化されたデータを可変長符
号化することで入力ビデオ信号の圧縮符号化を実現して
いる。すなわち、図4の符号化装置は、いわゆるフレー
ム間予測符号化(インターフレーム予測符号化)/フレ
ーム内予測符号化(イントラフレーム予測符号化)の判
断を行い、この判断に応じて、入力ビデオ信号をDCT
する(イントラ符号化モード)か或いは差分信号をDC
Tする(インター符号化モード)ようになされている。
【0005】先ず、上記イントラ符号化モードの場合に
ついて述べる。すなわち、この図4において、入力端子
70には、上記H.261規格のブロックフォーマット
のビデオ信号(ディジタルビデオ信号)が供給される。
このビデオ信号は、後述するCPU(中央処理装置)8
0からの切換信号(インター/イントラ符号化モードの
イントラ符号化モードに応じた切換信号)により被切換
端子aが選択されたセレクタ82を介して離散コサイン
変換(DCT)回路83に供給される。上記DCT回路
83からは、上記入力ビデオ信号が離散コサイン変換処
理されて得られた周波数成分が出力される。このDCT
回路83の出力は量子化器84に送られる。
【0006】当該量子化器84は、上記CPU80によ
り量子化ステップが制御され、上記DCT回路83から
の周波数成分を量子化する。上記量子化器84の出力
(変換係数の量子化出力インデックスq)は、端子74
を介していわゆるランレングス符号化を適応的に併用す
るハフマン符号化等の可変長符号化(VLC)処理を行
う可変長符号化回路91に送られる。
【0007】当該可変長符号化回路91で可変長符号化
されたデータは、出力端子77を介してシリアルで通信
回線側に出力される。
【0008】また、上記インター符号化モードの場合に
は、上記量子化器84の出力は、動き補償付きの予測符
号化処理部に送られる。すなわちこの予測符号化処理部
は、逆量子化器85以降の各構成要素により構成される
ものであって、当該予測符号化処理部に送られた上記量
子化器84の出力は、先ず、逆量子化器85によって上
記量子化器84の量子化処理とは逆の処理(逆量子化処
理)が施された後、上記DCT回路83での離散コサイ
ン変換とは逆の処理である逆離散コサイン変換処理を行
うIDCT回路86を介し、更に加算器87を介して動
き補償用可変遅延機能を有する画像メモリ(フレームメ
モリ)88に蓄えられる。なお、上記イントラ符号化モ
ードの時も上記フレームメモリ88までの処理は行われ
ている。
【0009】ここで、上記入力端子70には、現フレー
ムの入力ビデオ信号が供給されて減算器81に送られ
る。このとき、当該減算器81には、ノイズ除去用のル
ープフィルタ89を介した上記フレームメモリ88の出
力(上記現フレームに対する前フレームのデータ)が送
られる。したがって、当該減算器81の出力は、上記現
フレームと前フレームとの差分データとなる。上記減算
器81の出力が上記インター符号化モードに応じて被切
換端子bの選ばれたセレクタ82を介して上記DCT回
路83,量子化器84,逆量子化器85,IDCT回路
86の経路を通って上記加算器87に供給される。
【0010】この時の加算器87には、上記フレームメ
モリ88に蓄えられていた前フレームのデータが、上記
ループフィルタ89を介し、更にCPU(中央処理装
置)80からの切換信号(インター符号化モードに応じ
た切換信号)により被切換端子bが選ばれたセレクタ9
0を介して供給される。すなわち、上記加算器87はイ
ンター/イントラ符号化モードに応じて働き、この加算
器87の出力は、上記減算器81から得られた前フレー
ムと現フレームとの差分データに、前フレームのデータ
が加算されたデータ(すなわち現フレームのデータ)と
なる。この加算器87からの上記現フレームのデータが
再び上記フレームメモリ88に蓄えられる。
【0011】上述したように、インター符号化モードと
するか或いはイントラ符号化モードとするかは、上記C
PU80によって制御される。具体的には当該CPU8
0では、上記差分データと現フレームの入力ビデオデー
タとのエネルギを比較し、例えば現フレームの入力ビデ
オデータのエネルギの方が大きくなるときは、上記イン
ター符号化モードの処理を行うようにセレクタ82,9
0をコントロールし、逆の場合はイントラ符号化モード
の処理を行うようにセレクタ82,90をコントロール
する。
【0012】また、上記量子化器84は、当該符号化装
置内部の伝送レートと通信回線の伝送レートとの差を調
節するために上記出力端子77の後段に通常接続される
バッファメモリ(図示は省略)のオーバーフロウ等を防
止するため、量子化ステップが制御される。すなわち、
上記CPU80には、上記バッファメモリから当該バッ
ファメモリの蓄積量を示す蓄積量データが供給され、当
該CPU80はこの蓄積量データに基づいて上記量子化
器84の量子化ステップを制御するようになっている。
【0013】なお、図4において、端子71からはイン
ター/イントラ符号化モードの識別フラグpが後段の構
成に対して出力され、端子72からは信号を伝送するか
否かの伝送/非伝送識別フラグtが出力され、端子73
からは上記量子化器84での量子化ステップの制御情報
である量子化特性指定データqzが出力され、端子75
からは動き補償用可変遅延機能を有する上記フレームメ
モリ88からの動きベクトルデータvが出力され、端子
76からは上記ループフィルタ89でのフィルタ処理の
オン/オフを示すデータfが出力される。
【0014】また、上述した符号化装置における各処理
は、8×8ピクセルのブロック又はこの8×8ピクセル
のブロック4つからなるマクロブロック(すなわち16
×16ピクセル単位)で行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記H.2
61規格においては、動き補償を行う場合と、動き補償
を行わない場合との両方に対応するように符号化装置
(差分符号化装置)が構成されている。
【0016】ここで、上記動き補償を行う場合、当該
H.261規格が適用される上述した符号化装置に用い
られるフレームメモリへの1データブロック(例えば1
マクロブロック)の処理におけるアクセスは、次の4つ
のアクセスが必要となる。すなわち、新しい画像のフレ
ームのデータの書き込み(現フレームのデータの書き込
み)と、動き補償のための古い画像のフレームのデータ
の読み出し(前フレームのデータの読み出し)と、差分
計算(DPCMにおける差分計算)のための古い画像の
フレームのデータの読み出しと、オプションで設定され
る表示用のデータの読み出しとの4つのアクセスが必要
となる。
【0017】このように、上記フレームメモリへのアク
セス回数が多くなると、通常のフレームメモリではアク
セスの能力的に対応できなくなる。したがって、上記従
来の動き補償を行う符号化装置においては、通常、上記
フレームメモリとして2面(2つ)以上のフレームメモ
リを設け、これにより、1つ(1面)当たりのフレーム
メモリへのアクセススピードの負担を軽減するようにな
されている。すなわち、従来の符号化装置では、一方の
面に復号中の画像データを書き込み、他方の面からデー
タの読み出しを行うことで、アクセススピードの負担軽
減を図っている。
【0018】上述した図4の従来例の装置の場合には、
例えば、上記フレームメモリ88は1面が2Mビット程
度のRAMが必要であり、このフレームメモリを上述の
ように2面(合計4Mビット)用いて、一方の1面では
復号中の画像データの書き込みを行い、他方の面ではD
CPMや、動き補償(MC)用のデータの読み出しを行
うようにしている。
【0019】しかし、上述のように2面のフレームメモ
リとしても、やはり高速アクセスが必要であり、したが
って、高価なフレームメモリが必要となっている。逆に
安価なフレームメモリを用いた場合には、高速で動作さ
せることが難しいため複数面を有するフレームメモリが
必要となり、回路規模の増大を招くようになる。更に、
当該フレームメモリ等をLSI(大規模集積回路)化す
ることを考えると、コントロールすべきフレームメモリ
の数が増えるため、ピン数も増加するようになり、この
ようにピン数が増加するとLSI構成(設計等)に悪影
響を与えるようになる。
【0020】なお、動き補償機能を付加しない場合の符
号化装置(差分符号化装置)は、フレームメモリに対し
て上述したような4回ものアクセスは不要となり、した
がって、2面以上のフレームメモリは必要ない。しか
し、この差分符号化装置を上記H.261規格に対応さ
せるためには、動き補償を行わない場合と動き補償を行
う場合の両方に対応できなければならないため、通常
は、上述したような2面のフレームメモリが配設されて
いる。このため、回路規模が大きくなっている。
【0021】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、動き補償機能を有すると共
に、構成を小型化することができ、更にコストダウンも
可能な差分符号化装置すなわち動き補償付き差分符号化
装置を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の動き補償付き差
分符号化装置は、上述の目的を達成するために提案され
たものであり、画像のフレームのデータを記憶するフレ
ームメモリと、上記フレームメモリに書き込まれている
前フレームのデータを読み出すと共に、当該フレームメ
モリに現フレームのデータを順次書き込む制御を行うメ
モリコントロール手段と、上記フレームメモリから読み
出した前フレームのデータの所定期間分のデータを蓄積
する補助メモリと、上記現フレームのデータと上記補助
メモリの読み出しデータとが供給されて上記所定期間で
の画像の動きに関連するデータを演算する演算手段とを
有し、上記演算手段の出力に応じて上記補助メモリのデ
ータを読み出して、上記現フレームのデータとの差分を
演算して符号化するようにしたものである。
【0023】
【作用】本発明によれば、フレームメモリの機能の一部
を、フレームメモリに比べて充分小さい補助メモリに担
当させるようにすることで、フレームメモリに小型のも
のを用いることができるようにしていると共に、装置構
成が大型化しないようにしている。
【0024】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0025】本発明実施例の動き補償付き差分符号化装
置は、図1に示すように、画像の1フレーム分のデータ
を記憶するフレームメモリ23と、上記フレームメモリ
23から読み出した前フレームのデータの所定期間分の
データ(例えばH.261規格の前述したビットマルチ
プレックス符号化のデータ構造のGOB1つ分に相当す
るデータ)を蓄積する補助メモリとしての小容量メモリ
25と、上記フレームメモリ23に書き込まれている前
フレームのデータを読み出し当該フレームメモリ23に
現フレームのデータを順次書き込む制御を行うと共に上
記小容量メモリ25の書き込みと読み出しを制御するメ
モリコントロール回路としてのコントローラ27と、上
記現フレームのデータと上記小容量メモリ25の読み出
しデータとが供給されて上記所定期間での画像の動きに
関連するデータを演算する演算手段としての動き補償
(MC)回路26とを有し、上記動き補償回路26の出
力に応じて上記小容量メモリ25のデータを読み出し
て、上記現フレームのデータとの差分を演算するように
したものである。
【0026】ここで、上記小容量メモリ25のメモリ容
量としては、上記コントローラ27の構成の複雑度にも
依よるが、例えば最も簡単に構成する場合には256k
ビット×2の容量とする。すなわち、本実施例の当該小
容量メモリ25は、上記H.261規格のビデオマルチ
プレックス符号化のデータ構造の1GOB分のデータを
バッファするメモリとして用いている。なお、当該小容
量メモリ25は、クロック等を変更することで他のメモ
リの用い方とすることも可能である。
【0027】また、本実施例では、上記フレームメモリ
23として、1MビットのデュアルポートRAMが2個
で、1マクロブロックの処理時間TBに3マクロブロッ
ク分のデータのクロック転送可能(クロックCKは14
MHz〜15MHzで、1マクロブロック処理時間TB
中に約1200クロック程度ある場合)なタイミングで
動作するものを用いている。また、このフレームメモリ
23のマッピングは、1つのローアドレスに1マクロブ
ロックのデータというものとしている。
【0028】なお、図1の構成は、例えば前記H.26
1規格によって画像信号を圧縮符号化して出力する前記
図4に示したような高能率符号化装置に適用されるもの
であって、図1には当該高能率符号化装置の要部の構成
のみを示し、また、図4の構成と同様の構成要素には同
一の指示符号を付してその詳細な説明については省略し
ている。
【0029】また、図2には、動き補償演算を行う図1
の構成及び後述する動き補償演算を行わない図3の構成
のタイミングチャートを示す。図2のDEV1 は上記図
1の構成のタイミングを示し、図2のDEV3 は図3の
構成のタイミングを示している。
【0030】上記図1において、端子10には前記図4
の構成の逆量子化器85の出力が供給され、端子12か
らの出力は前記図4の減算器81に送られるようになっ
ている。上記端子10からのデータ(逆量子化器85か
らの差分データ)は、前記IDCT回路86を介し、更
にインター/イントラ符号化モードに応じて動作するよ
うになされる前記加算器87を介して、本実施例のフレ
ームメモリ23に供給される。すなわち、図1の構成
(図2のDEV1 のタイミングチャート)において、I
DCT回路86から上記フレームメモリ23へのデータ
の書き込み(図2のDEV1 に示すIDCT回路86か
らの書き込みWIDCT)はページモードで行い、当該フレ
ームメモリ23の未だ書き換えられていない部分からシ
リアルポートを介して差分計算用のデータ及び動き補償
演算用のデータ並びに前記オプションで設定される表示
用のデータを読み出す。このフレームメモリ23から読
み出されたデータは、マルチプレクサ24を介すること
により、上記差分計算用のデータ及び動き補償演算用の
データは上記小容量メモリ25に転送され、上記表示用
のデータは端子11に転送される(図2のDEV1 に示
す小容量メモリ25への転送FLM及び表示用データ読み
出しRI )。
【0031】ここで、上記小容量メモリ25としては上
述したように256kビットの容量のメモリ2面(図2
のDEV1 に示すA,B)を用い、1面づつ上記GOB
演算相当分のデータを蓄え、当該GOB毎に各面の読み
出しと書き込みとを切り換えるようにしている。本実施
例の上記図2のDEV1 には、上記小容量メモリ25の
一方の面Aが動き補償回路26とアクセスし、小容量メ
モリ25の他方の面Bに次の上記GOBデータが入力し
ている場合を示している。また、上記1GOBのデータ
の動き補償演算には、1GOB+27マクロブロックの
データが必要なため、本実施例の上記フレームメモリ2
3から小容量メモリ25へは、1マクロブロックの処理
時間TB中に2マクロブロックのデータが転送されるよ
うになされている。
【0032】すなわち、本実施例においては、図2のD
EV1 に示すように、上記フレームメモリ23において
上記IDCT回路86からのデータの書き込みを上記ペ
ージモードで行っているが、このフレームメモリ23へ
のデータの書き込み(書き込みWIDCT)は、上記ページ
モードでも、例えば30HzCIFの場合略1マクロブ
ロック処理時間TB分必要となる(ページモードで1ア
クセスが平均200nsとして)。また、図2のDEV
1 の小容量メモリ25への転送FLM及び表示用データ読
み出しRI に示すように、上記フレームメモリ23から
の上記差分計算用データとしては、上記フレームメモリ
23の未だ書き換えられていないマクロブロックのデー
タを読み出し(例えば図2のDEV1 の時間t−1のn
+m番目のマクロブロックBn+m 及びn+p番目のマク
ロブロックBn+p )、上記フレームメモリ23からの上
記表示用のデータは新しい面のマクロブロック(例えば
図2のDEV1 の時間tのn−k番目のマクロブロック
n-k )から順次読み出して上記小容量メモリ25に転
送するようにしている。
【0033】また、上記小容量メモリ25において、上
記フレームメモリ23から連続的に供給された差分計算
用及び動き補償演算用の2つのマクロブロックのデータ
は、例えば上記面Bに書き込まれる(図2のDEV1
示す小容量メモリ25の他方の面Bへの書き込み
FM)。更に上記小容量メモリ25の一方の面Aから
は、先にフレームメモリ23から書き込まれている上記
動き補償演算用の2マクロブロック相当のデータ(図2
のDEV1 の時間t−2のn+m番目及びn+p番目の
マクロブロックBn+m 及びBn+p )を読み出す(図2の
DEV1 に示す小容量メモリ25の一方の面Aからの動
き補償演算用データの読み出しRMC)。ただし、動き補
償演算の場合、Y(輝度)のデータのみでよいため、1
マクロブロックが256バイトとなる。
【0034】当該小容量メモリ25から読み出された動
き補償演算用のY(輝度)のデータは、動き補償回路2
6に送られる。当該動き補償回路26での動き補償演算
の結果は、上記コントローラ27に送られる。当該コン
トローラ27は、この動き補償回路26での動き補償演
算の結果に応じて、上記小容量メモリ25から動き量シ
フトしたデータを読み出すようにアドレス制御を行う。
当該小容量メモリ25から読み出された上記動き量シフ
トされたYとCの1マクロブロック分のデータは、上記
ループフィルタ89に送られる。このループフィルタ8
9の出力データは、前記セレクタ90を介して上記加算
器87に供給される。
【0035】したがって、この加算器87で上記IDC
T回路86の出力と上記動き量シフトされたデータとの
加算が行われることで、前記図4の減算器81に送られ
る差分計算用データが得られる。上記小容量メモリ25
から読み出された差分計算用データ(図2のDEV1
示す小容量メモリ25の一方の面Aからの差分計算用デ
ータの読み出しRDC)は、端子12を介して、上記減算
器81に送られる。
【0036】なお、図3には、本発明実施例の動き補償
付き差分符号化装置において動き補償の機能を除いた場
合のブロック回路図を示す。
【0037】この図3において、IDCT回路86で逆
離散コサイン変換されたデータは、上記インター/イン
トラ符号化モードに応じて、加算器87が働き復号デー
タがフレームメモリ23に書き込まれる(図2のDEV
3 に示すIDCT回路86からの書き込みWIDCT)。ま
た、差分計算データとして、当該フレームメモリ23の
未だ書き換えられていない部分からデータが読み出され
(図2のDEV3 に示す差分計算用データの読み出しR
DC)、ループフィルタ89に送られる。このループフィ
ルタ89を介したデータは、端子12から出力され前述
した図4の減算器81等に送られる。
【0038】また、この図3の構成においては、フレー
ムメモリ23からの差分計算用データ及び、図示を省略
した表示用データの読み出し(図2のDEV3 に示す表
示用データの読み出しRI )は、上述のようにシリアル
ポートから1クロックで1データの読み出しが可能であ
るため、時間的余裕は大きく、したがって、図1に示し
たような小容量のメモリは必要ない。
【0039】上述したように、本実施例の動き補償付き
差分符号化装置によれば、図1で述べたように、画像の
1フレーム分のデータを記憶するフレームメモリ23
と、フレームメモリ23から読み出した前フレームのデ
ータの所定期間分のデータを蓄積する小容量メモリ25
と、上記フレームメモリ23の書き込み/読み出し及び
上記小容量メモリ25の書き込みと読み出しを制御する
コントローラ27と、上記現フレームのデータと上記小
容量メモリ25の読み出しデータとから上記所定期間で
の画像の動きに関連するデータを演算する動き補償回路
26とを有し、上記動き補償回路26の出力に応じて上
記小容量メモリ25のデータを読み出して、上記現フレ
ームのデータとの差分を演算するようにしたことによ
り、従来のフレームメモリよりも小さいフレームメモリ
23と当該フレームメモリ23よりも充分小さい小容量
メモリ25とで、従来のフレームメモリに代わる機能を
持たせることができるようになり、したがって、装置構
成を小型化することが可能となった。また、フレームメ
モリ23と小容量メモリ25とは機能が別となるため、
LSI化した場合、1つのLSIにピンが集中すること
なく構成でき、ピン数が増えたとしても従来のように2
面のフレームメモリを用いるよりもピン数は少ない。
【0040】また、図3のように動き補償機能を付加し
ない構成とした場合には、フレームメモリのみで小容量
メモリも不要となるため、より構成の小型化が実現でき
ると共に、安価で、かつLSI化した場合のピン数も更
に少なくすることができ、メモリコントロール手段の負
担も軽くなる。
【0041】更に、LSI化する場合、動き補償機能を
付ける構成と付けない構成でフレームメモリは同じもの
となるため、同一のLSI上に実現することができ構成
の小型化が図れる。
【0042】以上述べた本実施例では、30HzCI
F,クロックCKが14MHz〜15MHzの場合を例
に挙げているが、その他、上述したように動き補償演算
にはYのみでよいから、Y/Cを別として使うようにす
ると、128kビット×2+64kビット×1の小容量
メモリを用いることも可能となる。
【0043】また、30HzCIFを15HzCIF以
下にすること或いは、QCIFにするクロックCKを上
げる等のように1マクロブロック処理時間TB中のクロ
ック数を増やせば、小容量メモリの個数を減らすことが
できる。
【0044】更に、LSI化することを考えれば、小容
量メモリのメモリコントロール手段(コントローラ2
7)を動き補償回路26側にもっていけば、LSIのピ
ン数も分散することができるようになり(メモリ用のピ
ン数は一般に多い)、動き補償有りの構成から動き補償
無しへの構成変更も、動き補償回路のLSIと小容量メ
モリを省くことで実現でき、したがって、フレームメモ
リ1面の動き補償無しの構成が簡単に実現できる。
【0045】
【発明の効果】上述のように、本発明の動き補償付き差
分符号化装置においては、画像のフレームのデータを記
憶するフレームメモリと、フレームメモリに書き込まれ
ている前フレームのデータの読み出しと共に現フレーム
のデータを順次書き込む制御を行うメモリコントロール
手段と、前フレームのデータの所定期間分のデータを蓄
積する補助メモリと、現フレームのデータと上記補助メ
モリの読み出しデータとから画像の動きに関連するデー
タを演算する演算手段とを有し、演算手段の出力に応じ
て上記補助メモリのデータと現フレームのデータとの差
分を演算して符号化するようにしたことにより、動き補
償機能を有すると共に、構成を小型化することができ、
更にコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の動き補償付き差分符号化装置の概略構
成を示すブロック回路図である。
【図2】本実施例の装置の各部の動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】本実施例の動き補償無し差分符号化装置の概略
構成を示すブロック回路図である。
【図4】H.261規格に対応する高能率符号化装置の
構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
23・・・・・・フレームメモリ 24・・・・・・マルチプレクサ 25・・・・・・小容量メモリ 26・・・・・・動き補償回路 27・・・・・・コントローラ 86・・・・・・IDCT回路 87・・・・・・加算器 89・・・・・・ループフィルタ 90・・・・・・セレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像のフレームのデータを記憶するフレ
    ームメモリと、 上記フレームメモリに書き込まれている前フレームのデ
    ータを読み出すと共に、当該フレームメモリに現フレー
    ムのデータを順次書き込む制御を行うメモリコントロー
    ル手段と、 上記フレームメモリから読み出した前フレームのデータ
    の所定期間分のデータを蓄積する補助メモリと、 上記現フレームのデータと上記補助メモリの読み出しデ
    ータとが供給されて上記所定期間での画像の動きに関連
    するデータを演算する演算手段とを有し、 上記演算手段の出力に応じて上記補助メモリのデータを
    読み出して、上記現フレームのデータとの差分を演算し
    て符号化することを特徴とする動き補償付き差分符号化
    装置。
JP3276163A 1991-09-30 1991-09-30 動き補償付き差分符号化装置 Withdrawn JPH0591499A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007136095A1 (ja) * 2006-05-24 2007-11-29 Panasonic Corporation 動画像復号装置及び動画像復号方法
WO2008136178A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Panasonic Corporation 動き検出装置、動き検出方法、及び動き検出プログラム

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