JPH0591399U - 外植体置床装置 - Google Patents

外植体置床装置

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JPH0591399U
JPH0591399U JP040548U JP4054892U JPH0591399U JP H0591399 U JPH0591399 U JP H0591399U JP 040548 U JP040548 U JP 040548U JP 4054892 U JP4054892 U JP 4054892U JP H0591399 U JPH0591399 U JP H0591399U
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JP
Japan
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medium
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explant
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leaf
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Pending
Application number
JP040548U
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English (en)
Inventor
直明 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 指先で閉鎖可能な小孔2を胴部に有する円筒
状本体部分1の一端にガラス細管3を接続し、他端に可
撓性チューブ8を介して吸気ポンプ9を接続した。ガラ
ス細管3の先端で葉片10を吸着し、置床操作を行う。 【効果】 葉片を傷つけたり培地に亀裂を生じさせたり
する恐れがなく、また培地への葉片押し込みも無理なく
行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固形培地を用いて植物の組織培養を行う場合の外植体置床操作を熟 練を要することなしに容易に行うことを可能にする、外植体置床装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
植物の組織培養を固形培地で行う場合、外植体としては一般に柔らかい葉組織 を用いることが多く、これを、つぶさないように鋭利な刃物で、通常5mm角程度 に切断する。得られた葉片を、適当な容器たとえば直径25mm程度、長さ100 mm程度の試験管状ガラス容器中に用意された固形培地(培養に必要な養分等の水 溶液を寒天等の固化剤で固化させたもの)の上に置いて軽く押圧する。置床と呼 ばれるこの操作は、従来ピンセットを用いて行うのが普通であった。
【0003】 置床の際は、柔らかい葉片を傷つけないこと、培地に密着はさせるが深すぎる 押し込みは避けなければならないこと、ピンセットの先端で培地に亀裂を生じさ せないこと、などが要求され、置床が適切に行われないとその後の生育および歩 留まりが著しく悪くなる。しかしながら、ピンセットを用いて行う従来の置床で は完全な置床ができるようになるまでかなりの経験を必要とし、また作業能率も 悪かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案の目的は、熟練者でなくても外植体や培地面を損傷するおそれな しに容易に置床操作を行うことを可能にする、ピンセットに替わる外植体置床装 置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による外植体置床装置は、指先で閉鎖可能な小孔を胴部に有する円筒状 の本体部分の一端にガラス細管を接続し、他端に可撓性チューブを介して吸気ポ ンプを接続してなるものである。 この置床装置において、ガラス細管はその先端(本体部分との接続部と反対側 の端部)の外径が、置床しようとする葉片よりもやや小さいものにする。ガラス 細管と本体部分との接続にはゴムパッキング等を使用した嵌合構造にして容易に 着脱可能なようにしておき、葉片寸法や培地容器の大きさに応じてガラス細管を 寸法の異なるものと交換可能にすることが望ましい。
【0006】 本体部分の小孔は、簡単な弁を付属させ、この弁を指先で操作することにより 間接的に開閉されるようにしてもよい。 可撓性チューブとしては、内部が10mmaq/cm2程度の負圧になっても潰れない 程度の剛性を有するものを用いる。
【0007】
【作用】
吸気ポンプを作動させると、可撓性チューブで接続された本体部分が負圧にな り、ガラス細管と小孔から周辺空気を吸引する。吸入された空気は可撓性チュー ブを経由して吸気ポンプに流れる。
【0008】 指先で小孔を閉鎖すると、ポンプによる吸引力はガラス細管側に集中されるの で、置床しようとする外植体葉片の表面にガラス細管先端を接触させ、そこに葉 片を吸着させることができる。葉片を吸着させた状態でガラス細管先端を培地上 に移動させ、葉片を培地面の所定の位置に軽く押し付ける。この後、本体部分小 孔を開いてそこからの気流流入を可能にすると、本体部分内部はほぼ常圧に戻り 、ガラス細管先端の葉片吸引力はほとんど無くなる。したがって、ガラス細管先 端を培地から引き離すと、培地の粘着力に捕らえられた葉片が培地表面に残り、 置床が行われる。必要ならば、吸引力を無くした状態のガラス細管先端で、補足 的な葉片押し込みを行う。
【0009】 ポンプの吸気能力が大きすぎると、ガラス細管先端に吸着された葉片が傷つく ことがあるので、葉片吸着状態における本体部分内部の圧力が約−10mmaq/cm2 以下にはならないように、吸引能力を選定または調整する。
【0010】
【実施例】
図示した実施例において、合成樹脂製の本体部分1は外径約25mm、長さ約8 5mmの円筒状のものであって、その胴部中間部分には直径5mmの小孔2が穿設さ れている。ガラス細管3は、置床しようとする葉片の辺の長さよりも小さい外径 (約3mm)のものであるが、本体部分1との接続部分だけやや大径にしてあり、 ここでゴムパッキング4を介して本体部分1の下端に嵌着されていて、容易に着 脱可能である。長さは、先端が培地容器5内の培地6の表面に届くように選定さ れている。
【0011】 本体部分1の上端は、小径の開口部にした上で、可撓性チューブ接続パイプ7 を取り付けてある。可撓性チューブ接続パイプ7に一端を嵌着された可撓性チュ ーブ8の他端は、小型の(排気量200〜300ml/min程度の)吸気ポンプ9に 接続されている。
【0012】 この装置を用いて置床を行う場合は、吸気ポンプ9を作動させ、本体部分1を 手で持ち、指先で小孔2を閉鎖した状態で、置床しようとする外植体葉片の表面 にガラス細管3先端を接触させる。ガラス細管3先端に葉片10が吸着されたな らば、そのままガラス細管3先端を培地容器5の培地6上に移動させ(図示した 状態)、葉片10を培地面の所定の位置に軽く押し付ける。この後、本体部分1 の小孔2を開いてそこからの気流流入を可能にし、本体部分1の内部を常圧に戻 す。次いでガラス細管3先端を培地6から引き離すと、培地6の粘着力に捕らえ られた葉片10が培地6の表面に残り、置床状態になる。必要ならば、吸引力を 無くした状態のガラス細管3の先端で、補足的な葉片押し込みを行う。 ガラス細管3は、置床対象となる葉片の寸法や培地容器の大きさに応じて、適 宜別の寸法のものに交換する。
【0013】
【考案の効果】
葉片をガラス細管先端に吸着させて培地表面に運び置床を行う本考案の装置は 、葉片を傷つけたり培地に亀裂を生じさせたりする恐れがなく、また培地への葉 片押し込みも無理なく行うことができるから、これを用いることにより、従来の ピンセットによる置床操作のようには熟練を要することなく確実に置床を行うこ とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例を示す一部破断側面図である。
【符号の説明】
1:本体部分 2:小孔 3:ガラス細管 4:ゴムパッキ
ング 5:培地容器 6:培地 8:可撓性チューブ 9:吸気ポンプ 10:葉片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指先で閉鎖可能な小孔を胴部に有する円
    筒状本体部分の一端にガラス細管を接続し、他端に可撓
    性チューブを介して吸気ポンプを接続してなる外植体置
    床装置。
JP040548U 1992-05-22 1992-05-22 外植体置床装置 Pending JPH0591399U (ja)

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JP040548U JPH0591399U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 外植体置床装置

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JP040548U JPH0591399U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 外植体置床装置

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JPH0591399U true JPH0591399U (ja) 1993-12-14

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726849B2 (ja) * 1973-08-23 1982-06-07 Volvo Ab
JPS60186378A (ja) * 1984-03-02 1985-09-21 株式会社日立製作所 真空ピンセツト
JPH0416134A (ja) * 1990-05-07 1992-01-21 Norin Suisansyo Yasai Chiyagiyou Shikenjo 不定胚の置床方法及びその装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726849B2 (ja) * 1973-08-23 1982-06-07 Volvo Ab
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JPH0416134A (ja) * 1990-05-07 1992-01-21 Norin Suisansyo Yasai Chiyagiyou Shikenjo 不定胚の置床方法及びその装置

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