JPH0591102A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0591102A
JPH0591102A JP3273564A JP27356491A JPH0591102A JP H0591102 A JPH0591102 A JP H0591102A JP 3273564 A JP3273564 A JP 3273564A JP 27356491 A JP27356491 A JP 27356491A JP H0591102 A JPH0591102 A JP H0591102A
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JP
Japan
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signal
authentication
transmission
verification
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JP3273564A
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English (en)
Inventor
Shigeru Imura
滋 井村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 認証番号記憶装置10は携帯電話本体30か
らの呼出し信号を受信して起動すると、認証番号メモリ
13からの記憶認証信号に対応する応答信号を送信し、
認証番号記憶装置10と携帯電話本体30との間で無線
による送受信により互いの認証を行ってる。また、携帯
電話本体30は認証番号記憶装置10からの記憶認証信
号と入力認証信号とが一致したと検出したときに、認証
を終了するようにしている。 【効果】 非接触で互いの認証が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも2つの送受
信手段間の認証を行うことのできる通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信装置として例えばいわゆる携
帯電話においては、自己の所有する携帯電話に対する認
証用として、例えばいわゆる磁気カード或いは集積回路
が内蔵されたいわゆるICカード等を、当該携帯電話に
挿入等しなければ、当該携帯電話の使用ができないもの
が知られている。
【0003】すなわち、上記磁気カードやICカード等
には、上記携帯電話の所有者等を示す認証情報が記録或
いは記憶されており、上記磁気カード,ICカード等を
上記携帯電話の認証情報読取装置に挿入して、当該認証
情報が当該携帯電話に予め設定されている認証情報と一
致したときに、この磁気カード,ICカード等の使用者
が正当な所有者であるとして、当該携帯電話を使用でき
るようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気カ
ードやICカードは、上記携帯電話における認証用のみ
ならず、他の用途例えばいわゆるキャシュカード或いは
クレジットカード等として使用されるものと併用される
ことが考えられる。
【0005】このため、外出時等に常時持ち歩くことの
多い上記携帯電話に対して上記磁気カードやICカード
を挿着した状態で、例えば、盗難にあったり、或いは落
としたりした場合、上記他の用途としても用いることの
できる磁気カード,ICカード等が悪用されるようにな
る虞れがある。
【0006】すなわち、上記磁気カードは記録されてい
る情報の転写等の偽造が容易であり、また、上記ICカ
ードにおいても情報を読み出すことができるため、悪用
される虞れがある。
【0007】更に、上記携帯電話を使用する場合には、
上記磁気カード,ICカード等を、当該携帯電話に挿入
しなければならず、携帯電話の使用に際して煩わしさが
ある。
【0008】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、携帯電話等の通信装置にお
いて自己を容易に認証させることができると共に、当該
携帯電話への挿着等の煩わしさがない通信装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、上
述の目的を達成するために提案されたものであり、第1
の送受信手段と第2の送受信手段との間で認証を行う通
信装置であって、上記第1の送受信手段は、上記第2の
送受信手段との間で信号の送受信を行う信号送受信部
と、上記第2の送受信手段との間の認証のための認証番
号を記憶すると共に当該記憶された認証番号に対応する
記憶認証信号を出力する記憶認証信号出力部とを有し、
上記第2の送受信手段は、上記第1の送受信手段との間
で信号の送受信を行う信号送受信部と、起動操作に応じ
て上記第1の送受信手段を起動する呼出し信号を発生す
る呼出し信号発生部と、入力された認証番号に応じた入
力認証信号を出力する入力認証信号出力部と、上記第1
の送受信手段からの上記記憶認証信号と上記入力認証信
号出力部からの入力認証信号とを比較する比較部とを有
し、上記第1の送受信手段は上記第2の送受信手段から
の呼出し信号を受信して起動すると上記記憶認証信号出
力部から上記記憶認証信号を送信し、上記第2の送受信
手段は上記比較部で上記第1の送受信手段からの上記記
憶認証信号と上記入力認証信号出力部からの上記入力認
証信号とが一致したと検出したときに、認証を終了する
ようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、第1の送受信手段と第2の送
受信手段との間で無線による送受信により互いの認証を
行っているため、第1の送受信手段と第2の送受信手段
とを接続(或いはいずれか一方への挿着)を行う必要が
ない。すなわち、非接触で互いの認証が可能となってい
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について図面
を参照しながら説明する。本発明の通信装置は、図1に
示すように、第1の送受信手段としての認証番号記憶装
置10と第2の送受信手段としての例えば携帯電話本体
30との間で認証を行う通信装置(通信システム)であ
る。なお、図1の上記携帯電話本体30には、認証処理
を行う構成のみを示している。
【0012】上記認証番号記憶装置10は、上記携帯電
話本体30との間で信号の送受信を行う信号送受信部と
してのアンテナ20,送信アンプ15,送受信切換スイ
ッチ19,受信アンプ16,デモジュレータ(復調器)
17,デコーダ(復号器)18と、上記携帯電話本体3
0との間の認証のための認証番号を記憶すると共に当該
記憶された認証番号に対応する記憶認証信号を出力する
記憶認証信号出力部としての後述する認証番号メモリ1
3,タイミングジェネレータ14,周波数テーブルRO
M12,周波数シンセサイザ11とを有してなるもので
ある。
【0013】また、上記携帯電話本体30は、上記認証
番号記憶装置10との間で信号の送受信を行う信号送受
信部としてのアンテナ42,送受信切換スイッチ41,
受信アンプ38,送信アンプ37,モジュレータ(変調
器)36,エンコーダ(符号器)35と、起動操作に応
じて上記認証番号記憶装置10を起動する呼出し信号を
発生する呼出し信号発生部としての後述するタイミング
ジェネレータ33,パラメータメモリ34と、入力され
た認証番号に応じた入力認証信号を出力する入力認証信
号出力部としての上記タイミングジェネレータ33,周
波数テーブルROM32,上記パラメータメモリ34,
周波数シンセサイザ31と、上記認証番号記憶装置10
からの上記記憶認証信号と上記入力認証信号出力部から
の上記入力認証信号とを比較する比較部としての乗算器
43,比較器39,基準電圧発生回路40とを有してな
るものである。
【0014】すなわち、本発明実施例の通信装置におい
て、上記認証番号記憶装置10は上記携帯電話本体30
からの上記呼出し信号を受信して起動すると、上記記憶
認証信号出力部から上記記憶認証信号を送信し、上記携
帯電話本体30は上記比較部で上記認証番号記憶装置1
0からの上記記憶認証信号と上記入力認証信号出力部か
らの上記入力認証信号とが一致したと検出したときに、
認証を終了するようにしている。
【0015】なお、上記認証番号とは、上記携帯電話本
体30の使用者が予め例えば任意の数字の中から選んで
設定する暗唱番号であって、例えば4桁(或いはそれ以
上又は以下)の数字等からなるものである。
【0016】ここで、上記携帯電話本体30の上記パラ
メータメモリ34には、当該携帯電話本体30を使用す
る使用者により入力される一連の認証番号(例えば4桁
の暗唱番号)に対応する周波数パラメータのデータとタ
イミングパラメータのデータとが記憶されている。
【0017】上記周波数パラメータとは、例えば4桁の
上記認証番号の各番号に1対1に対応して設定される周
波数の組合せ(4つの異なる周波数の組合せ)を選択す
るための情報であり、したがって、この周波数パラメー
タを変更することにより、例えば同一の認証番号(例え
ば4桁の認証番号)であっても、当該4桁の認証番号の
各番号に対応する周波数をそれぞれ変更することができ
るようになっている。すなわち例えば、上記4桁の認証
番号が例えば(1,2,3,4)であったとすると、上
記周波数パラメータを変更することにより、当該4桁の
認証番号(1,2,3,4)のそれぞれに対応する周波
数が(f1 ,f2 ,f3 ,f4 )となる場合や、或いは
(f1 ,f3 ,f2 ,f4 )等の他の組合せとなる場合
がある。ただし、上記各周波数はf1 ≠f3 ≠f2 ≠f
4 である。
【0018】なお、上記周波数パラメータは、例えば、
上記携帯電話本体30において図示を省略する手動のス
イッチ等により切り換えたり、或いは、任意の時間毎に
自動的に切り換えられるものとすることも可能である。
【0019】更に、上記タイミングパラメータとは、上
記例えば4桁の認証番号に対応し上記周波数パラメータ
に応じた各周波数の信号を、後述するように上記認証番
号記憶装置10から当該携帯電話本体30に送信させる
際の、各周波数の変更するタイミングを決定するもので
ある。すなわち、このタイミングパラメータを変更する
ことで、例えば、図2に示すように上記認証番号記憶装
置10から当該携帯電話本体30に送信させる際の各周
波数の変更するタイミングが一定となるようにさせた
り、例えば図3に示すように上記認証番号記憶装置10
から送信させる際の各周波数の変更するタイミングが不
定となるようにさせたりすることができるようになる。
【0020】また、上記周波数パラメータとタイミング
パラメータとが併用されることも可能であり、したがっ
て、例えば上記図2の例の場合は、例えば図4に示すよ
うに、一定のタイミングで周波数の異なるものとするこ
ともできる。
【0021】再び図1に戻って、上記携帯電話本体30
の入力端子52には当該携帯電話本体30の使用者の入
力による上記認証番号の入力信号が供給される。また、
入力端子53には、当該認証番号の入力の際の例えば最
初の番号(第1番目の番号)を入力した時点で発生され
る起動信号が供給される。なお、この起動操作として
は、例えば上記使用者が、手動により図示を省略した起
動スイッチをオンする操作によるものとすることも可能
である。
【0022】当該起動信号は、上記タイミングジェネレ
ータ33に供給される。当該タイミングジェネレータ3
3は、上述した認証番号に対応した周波数パラメータの
データとタイミングパラメータのデータとが記憶されて
いるパラメータメモリ34からの出力データを上記エン
コーダ35で符号化する際のタイミング情報を出力す
る。このエンコーダ35の出力は、更にモジュレータ3
6で変調されて上記呼出し信号とされる。この呼出し信
号は送信アンプ37で増幅された後、被切換端子bに切
り換えられた上記送受信切換スイッチ41を介し、上記
アンテナ42から送信される。
【0023】当該送信された呼出し信号(上記周波数パ
ラメータとタイミングパラメータが符号化及び変調され
た信号)は、上記認証番号記憶装置10のアンテナ20
で受信され、被切換端子bに切り換えられている上記送
受信切換スイッチ19を介し、上記受信アンプ16で増
幅された後、上記デモジュレータ17に送られる。当該
デモジュレータ17で復調された呼出し信号は、更に上
記デコーダ18により上記タイミングパラメータと周波
数パラメータに復号化される。当該タイミングパラメー
タは上記タイミングジェネレータ14に送られ、周波数
パラメータは上記周波数テーブルROM12に送られ
る。
【0024】上記タイミングジェネレータ14は、送信
すべき信号の数(例えば認証番号の桁数に対応する数)
だけデータを上記デコーダ18から受け取り、当該デー
タの入力された順にタイミングを設定し、上記認証番号
メモリ13及び、周波数テーブルROM12,送信アン
プ15へ制御信号を送る。
【0025】上記認証番号メモリ13からは、上記タイ
ミングジェネレータ14からの制御信号に基づいて上記
携帯電話本体30で入力した認証番号に応じた認証番号
のデータ(すなわち上記記憶認証信号)が読み出され
る。この記憶認証信号は、上記周波数テーブルROM1
2に送られる。すなわち、当該認証番号メモリ13から
は、先ず、上記携帯電話本体30で入力した認証番号の
最初の番号(1番目の数)に対応するデータが出力さ
れ、この最初の番号のデータと先に与えられていた上記
周波数パラメータの情報とが組み合わされて、上記周波
数テーブルROM12のアドレスが決定されるようにな
っている。
【0026】すなわち、当該認証番号記憶装置10の周
波数テーブルROM12と上記携帯電話本体30の周波
数テーブルROM32とは、同一内容のデータが記憶さ
れているもの(一対となるもの)であって、この周波数
テーブルROM12から読み出されたデータは、上記周
波数シンセサイザ11に送られる。したがって、当該周
波数テーブルROM12から読み出されるデータは、上
記周波数シンセサイザ11の周波数定数となっている。
この周波数シンセサイザ11の出力は、上記送信アンプ
15に送られる。当該送信アンプ15に送られた信号
は、上記タイミングジェネレータ14によって振幅とタ
イミングが制御され、被切換端子aが選択された切換ス
イッチ19を介して上記アンテナ20から送信(上記認
証番号の最初の番号の記憶認証信号に対応する応答信号
の送信)される。なお、上記切換スイッチ19も上記タ
イミングジェネレータ14によって制御される。
【0027】また、上記タイミングジェネレータ14に
よって設定された送信時間が経過すると、当該タイミン
グジェネレータ14が同様に送信をオフするように制御
し、上記認証番号の最初の番号の記憶認証信号に対応す
る応答信号の送信が終了する。
【0028】上述したような上記周波数テーブルROM
12のアドレス決定から、アンテナ20からの送信まで
の処理が、上記認証番号の桁数分だけ行われる。これに
より、当該認証番号記憶装置10からの上記記憶認証信
号に対応する応答信号の上記携帯電話本体30への送信
が終了するようになる。
【0029】上記認証番号記憶装置10からの応答信号
は、上記携帯電話本体30のアンテナ42及び被切換端
子aが選択された送受信切換スイッチ41を介し更に受
信アンプ38を介して乗算器43に供給される。なお、
上記送受信切換スイッチ41は上記タイミングジェネレ
ータ33によって制御される。
【0030】ところで、上記入力端子52に供給されて
た入力認証信号は、上述したように認証に使用する周波
数を決定するマトリクスとなる周波数パラメータが記憶
されている周波数テーブルROM32に供給されるよう
になっており、当該周波数テーブルROM32からのデ
ータは、周波数シンセサイザ31を介して一定の周波数
となるような定数とされて上記乗算器43に送られるよ
うになっている。
【0031】したがって、当該乗算器43では、上記認
証番号記憶装置10から送られてきた上記記憶認証信号
に対応する応答信号と、上記周波数シンセサイザ31か
らの信号(すなわち入力認証信号)との乗算が行われる
ようになる。当該乗算器43の出力信号は、前記比較器
39に送られる。
【0032】当該比較器39では、先ず、上記乗算器4
3の出力信号をバンドパスフィルタを介した後直流検波
する処理が行われる。また、当該比較器39には、上記
基準電圧発生回路40からの基準電圧値も供給されてい
る。当該基準電圧値は、上記認証番号記憶装置10から
の上記応答信号すなわち記憶認証信号と上記入力認証信
号とが一致しているか否かを判定するためのスレショル
ドの電圧値である。
【0033】ところで、上記乗算器43で乗算する際
に、例えば、上記認証番号記憶装置10からの上記記憶
認証信号と上記入力認証信号とが一致していない(タイ
ミングも含む一致)と、当該乗算器43の出力信号が上
記直流検波された直流電圧値は、上記基準電圧値よりも
低い電圧値となる。
【0034】言い換えると、上記比較器39での比較処
理において、上記乗算器43の出力信号に応じた直流電
圧値が上記基準電圧値よりも高くかつ上記タイミングジ
ェネレータ33によって決定された時間内にそれが維持
されていれば、上記一致しているとの比較結果が得られ
るようになる。逆に、上記直流電圧値が上記基準電圧値
よりも低い場合、或いは、上記直流電圧値が上記基準電
圧値よりも高くても上記タイミングジェネレータ33に
よって決定された時間内にそれが維持されていない場合
には、不一致であるとの比較結果が得られることにな
る。この比較結果は端子51を介して、図示を省略する
当該携帯電話本体30のメインコンピュータ等に送られ
る。上述のようにして、一連の認証番号の全ての番号に
対して上述したような確認動作を繰り返し行い、全ての
結果か一致したならば、認証に成功したとする。
【0035】このようなことから、本実施例において、
当該携帯電話本体30は、上記比較部で上記認証番号記
憶装置10からの上記記憶認証信号と上記入力認証信号
出力部からの上記入力認証信号とが一致したと検出した
ときに、認証結果が正しいものであるとして認証を終了
する。逆に、上記比較器39で、不一致と検出したとき
には、当該携帯電話本体30では、認証結果が正しくな
いと判断する。例えば、最初の認証番号の受信タイミン
グを経過した後も不一致である場合は、当該携帯電話本
体30は、近くに認証番号記憶装置10が存在しないと
判断し、それに対応した処理(例えば携帯電話本体30
での通話等ができないようにする)がなされる。
【0036】図5には、上述した図1の認証番号記憶装
置10における処理動作のフローチャートを示す。
【0037】すなわち、この図5のフローチャートにお
いて、ステップS1では、上記携帯電話本体30からの
起動信号が受信されたか否かの判断がなされ、起動信号
が受信されない場合(No)はこのステップS1での判
断を繰り返し、起動信号が受信された場合(Yes)
は、ステップS2に進む。
【0038】ステップS2では、上記携帯電話本体30
からのパラメータ(周波数パラメータ,タイミングパラ
メータ)のデコードが行われる(上記デコーダ18での
デコード)。
【0039】ステップS3では上記タイミングジェネレ
ータ14でタイミングパラメータが設定され、ステップ
S4では上記タイミングジェネレータ14からの制御信
号に基づいて上記周波数パラメータを周波数テーブルR
OM12に設定する。ステップS5では同じく上記タイ
ミングジェネレータ14からの制御信号に基づいて上記
認証番号メモリ13からデータが読み出され、ステップ
S6で上記周波数テーブルROM12に設定される。
【0040】ステップS7では当該周波数テーブルRO
M12からの出力に基づきシンセサイザ11から設定周
波数の信号が出力され、ステップS8では送信アンプ1
5で上記タイミングジェネレータ14からの制御信号に
基づいて送信のタイミング調整がなされる。
【0041】ステップS9では全ての認証番号の上述し
た処理が終了したか否かの判断がなされ、終了していな
い場合(No)はステップS5に戻り、終了した場合
(Yes)は当該認証番号記憶装置10での一連の処理
を終了する。
【0042】図6には、上述した図1の携帯電話本体3
0における処理動作のフローチャートを示す。
【0043】すなわち、この図6のフローチャートにお
いて、ステップS21では上記タイミングパラメータの
エンコードがなされ、ステップS22では上記周波数パ
ラメータのエンコードがなされる。ステップS23では
起動信号が出力され、ステップS24ではタイミング調
整がなされる。
【0044】ステップS25では上記入力された認証番
号に基づいた入力認証信号を周波数テーブルROM32
に送り、この周波数テーブルROM32の出力を上記周
波数シンセサイザ31に送ることにより、ステップS2
6で周波数ジンセサイザ31による受信周波数の設定が
行われる。
【0045】ステップS27では乗算器43及び比較器
39による信号強度の測定がなされ、ステップS28で
は比較器39で上記受信信号強度(直流電圧値)基準電
圧発生回路40からの基準電圧値との比較の判断が行わ
れる。ここで、基準電圧値の方が大きい場合(No)は
ステップS31に進み認証不可であるとして処理を終了
し、基準電圧の方が小さい場合(Yes)はステップS
30へ進み認証OKとして処理を終了する。
【0046】上述したように、本実施例の通信装置によ
れば、上記認証番号記憶装置10は上記携帯電話本体3
0からの上記呼出し信号を受信して起動すると、上記記
憶認証信号出力部からの上記記憶認証信号を送信(応答
信号の送信)し、上記認証番号記憶装置10と上記携帯
電話本体30との間で無線による送受信により互いの認
証を行ってるため、上記認証番号記憶装置10と上記携
帯電話本体30とを接続(或いはいずれか一方への挿
着)を行う必要がない。すなわち、非接触で互いの認証
が可能となっている。
【0047】また、上記携帯電話本体30は上記比較部
で上記認証番号記憶装置10からの上記記憶認証信号と
上記入力認証信号出力部からの上記入力認証信号とが一
致したと検出したときに、認証を終了するようにしてい
る。更に、本実施例では、上記無線通信可能な範囲を、
例えば2m程度の非常に近距離としている。このため、
この無線通信可能な有効範囲外では、携帯電話本体30
が、自動的に閉鎖するため当該携帯電話本体30を盗ん
でも使用することができないようになる。なお、使用す
る周波数の電波の強度の有効範囲が上記2m程度であれ
ば、電波法上特に問題ない。また、周波数テーブルを唯
一1対だけ存在するように選択するならば、他の携帯電
話本体と認証番号記憶装置との組合せができないので盗
用が不可能となる。
【0048】更に、本実施例の通信装置での認証用の通
信は、一種のスペクトラム拡散通信であるため、この通
信時間を短くすることによって、通信周波数の測定が困
難となり、このことから通信周波数を測定して悪用する
ことができず、本実施例装置の安全性は高いと言える。
なお、上記通信時間は認証番号の1つの番号(1桁)の
通信毎に例えば数msec程度となるため、例えば4桁
の認証番号の通信には約20msec前後で終了する。
すなわち、この約20msec前後の間に4回変更され
る周波数を測定して解析するのは不可能に近く、使用す
る周波数も必要ならば毎回変更することができるため、
安全性が高い。また、一種のスペクトラム拡散通信であ
るため、他の無線系に与える影響も少ない。
【0049】また更に、本実施例装置によれば、時間
(タイミング)や、手動のスイッチにより、或いは、携
帯電話本体30側から、同一認証番号でも周波数の組合
せを変更できるので、信号の測定ができたとしても、そ
の時点で別の組合せとなっている可能性が高く安全であ
る。その他、送信される周波数の変更のタイミングも一
定時間だけでなく、認証番号記憶装置10と携帯電話本
体30の両者で同一のパラメータにより1つの認証動作
内でも変化させることが可能である。
【0050】ところで、上記認証番号記憶装置10は、
使用者が常に身につけているか或いは身につけている物
に入る程度の小型化されたものであり、携帯電話本体3
0とは別にして持ち歩くようにする。
【0051】更に、本発明装置においては、安全性を高
めるために、認証番号の桁数に加えて更に数種類を周波
数の組合せることも可能で、それらのどこかに真の認証
番号を含ませるようにすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】上述のように、本発明の通信装置におい
ては、第1の送受信手段は、信号送受信部と、認証番号
を記憶すると共にこの認証番号に対応する記憶認証信号
を出力する記憶認証信号出力部とを有し、第2の送受信
手段は、信号送受信部と、呼出し信号を発生する呼出し
信号発生部と、入力された認証番号に応じた入力認証信
号を出力する入力認証信号出力部と、記憶認証信号と入
力認証信号とを比較する比較部とを有し、第1の送受信
手段は呼出し信号を受信して起動すると記憶認証信号を
送信し、第2の送受信手段は記憶認証信号と入力認証信
号とが一致したと検出したときに、認証を終了するよう
にしたことにより、携帯電話等の通信装置において自己
を容易に認証させることができると共に、当該携帯電話
への挿着等の煩わしさがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の通信装置(通信システム)の概略構成
を示すブロック回路図である。
【図2】実施例の一定の送信タイミングを説明するため
の図である。
【図3】実施例の不定の送信タイミングを説明するめた
の図である。
【図4】実施例の送信周波数の変更を説明するめたの図
である。
【図5】認証番号記憶装置での処理のフローチャートで
ある。
【図6】携帯電話本体での処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10・・・・・・認証番号記憶装置 11,31・・・周波数シンセサイザ 12,32・・・周波数テーブルROM 13・・・・・・認証番号メモリ 14,33・・・タイミングジェネレータ 15,37・・・送信アンプ 16,38・・・受信アンプ 17・・・・・・デモジュレータ 18・・・・・・デコーダ 19,41・・・送受信切換スイッチ 20,42・・・アンテナ 30・・・・・・携帯電話本体 34・・・・・・パラメータメモリ 35・・・・・・エンコーダ 36・・・・・・モジュレータ 39・・・・・・比較器 40・・・・・・基準電圧発生回路 43・・・・・・乗算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の送受信手段と第2の送受信手段と
    の間で認証を行う通信装置であって、 上記第1の送受信手段は、上記第2の送受信手段との間
    で信号の送受信を行う信号送受信部と、上記第2の送受
    信手段との間の認証のための認証番号を記憶すると共に
    当該記憶された認証番号に対応する記憶認証信号を出力
    する記憶認証信号出力部とを有し、 上記第2の送受信手段は、上記第1の送受信手段との間
    で信号の送受信を行う信号送受信部と、起動操作に応じ
    て上記第1の送受信手段を起動する呼出し信号を発生す
    る呼出し信号発生部と、入力された認証番号に応じた入
    力認証信号を出力する入力認証信号出力部と、上記第1
    の送受信手段からの上記記憶認証信号と上記入力認証信
    号出力部からの入力認証信号とを比較する比較部とを有
    し、 上記第1の送受信手段は上記第2の送受信手段からの呼
    出し信号を受信して起動すると上記記憶認証信号出力部
    から上記記憶認証信号を送信し、上記第2の送受信手段
    は上記比較部で上記第1の送受信手段からの上記記憶認
    証信号と上記入力認証信号出力部からの上記入力認証信
    号とが一致したと検出したときに、認証を終了すること
    を特徴とする通信装置。
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