JPH0587047A - 冷凍サイクルの圧縮容量制御装置 - Google Patents

冷凍サイクルの圧縮容量制御装置

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JPH0587047A
JPH0587047A JP3251229A JP25122991A JPH0587047A JP H0587047 A JPH0587047 A JP H0587047A JP 3251229 A JP3251229 A JP 3251229A JP 25122991 A JP25122991 A JP 25122991A JP H0587047 A JPH0587047 A JP H0587047A
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JP
Japan
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differential pressure
cylinder
pressure
compressor
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP3251229A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T G K KK
TGK Co Ltd
Original Assignee
T G K KK
TGK Co Ltd
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Publication date
Application filed by T G K KK, TGK Co Ltd filed Critical T G K KK
Priority to JP3251229A priority Critical patent/JPH0587047A/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁駆動の定圧弁を用いる必要がなくて、簡単
な構造で低コストで容量制御を行うことができる冷凍サ
イクルの圧縮容量制御装置を提供する。 【構成】回転軸3に対して斜めに角度可変に気密室2内
に設けられて回転軸3の回転運動によって駆動されて揺
動運動をする揺動体6と、その揺動体6の揺動運動によ
って駆動されることによってシリンダ8内で往復運動を
してシリンダ8内の冷媒を圧縮するピストン9と、気密
室2内の圧力とシリンダ8に吸入される冷媒の圧力との
差圧を所定の差圧に保つように電磁駆動される電磁駆動
差圧調整弁100と、電磁駆動差圧調整弁100を駆動
する電磁力を変化させて差圧を制御する差圧制御手段6
3とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用空調装置
(以下「カーエアコン」という)などの冷凍サイクル中
で冷媒を圧縮するために用いられる冷凍サイクルの圧縮
容量制御装置に関する。
【0002】カーエアコンの圧縮機はエンジンにベルト
で直結されているので、回転数制御を行うことができな
い。そこで、エンジンの回転数に制約されることなく適
切な冷房能力を得るために、冷媒の容量(吐出量)を変
えることができる可変容量圧縮機が用いられている。
【0003】そのような可変容量圧縮機としては、エン
ジンによって回転駆動される軸に取り付けた揺動板に圧
縮用ピストンを連結して、揺動板の角度を変えることに
よってピストンのストロークを変え、それによって冷媒
の容量を変えるようにしている。
【0004】
【従来の技術】そのような冷凍サイクルの圧縮容量制御
装置において揺動板の角度を変えるために、従来は、圧
縮機に吸入される冷媒の圧力を所定圧力に制御するよう
に、電磁力によって駆動される電磁定圧弁を設け、圧縮
機に吸入される冷媒の圧力を変えることによって揺動板
の角度を変えて冷媒の容量を制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような電
磁駆動の定圧弁は、ほぼ不変な物理量である大気圧を基
準としてそれと比較する必要があるため、ベローズやダ
イアフラムなどを用いて気密でしかも動作のなめらかな
構成にする必要があり、コストの高いものになる欠点が
あった。
【0006】そこでこの発明は、電磁駆動の定圧弁を用
いる必要がなくて、簡単な構造で低コストで容量制御を
行うことができる冷凍サイクルの圧縮容量制御装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の冷凍サイクルの圧縮容量制御装置は、回転
軸に対して斜めに角度可変に気密室内に設けられ、上記
回転軸の回転運動によって駆動されて揺動運動をする揺
動体と、蒸発器から送り出される冷媒を吸入する吸入口
と凝縮器へ冷媒を送り出す排出口とが設けられたシリン
ダと、上記揺動体の揺動運動によって駆動されることに
よって上記シリンダ内で往復運動をして上記シリンダ内
の冷媒を圧縮するピストンと、上記気密室内の圧力と上
記シリンダに吸入される冷媒の圧力との差圧を所定の差
圧に保つために上記気密室と上記シリンダの吸入口との
間を連通及び閉塞するように電磁駆動される電磁駆動差
圧調整弁と、上記電磁駆動差圧調整弁を駆動する電磁力
を変化させて上記差圧を制御する差圧制御手段とを設け
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】気温センサから出力される検出信号に応答して
電磁駆動差圧調整弁の電磁力が変化し、それによって、
揺動体が収容された気密室内の圧力とシリンダに吸入さ
れる冷媒の圧力との差圧が制御される。すると、それに
よってピストンのストロークが変化するので、冷媒を吸
入するシリンダの容量(吐出量)が変化して冷房能力が
変化する。
【0009】したがって、単に圧縮機の気密室内の圧力
とシリンダ内に吸入される冷媒の圧力との差圧を、例え
ば0〜2Kg/cm2 G程度の範囲で可変することによっ
て、蒸発器の出口空気温度(即ち、カーエアコンの吹き
出し空気温度)を設定値に制御することができる。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は自
動車の冷房装置などに用いられる冷凍サイクルを示して
おり、圧縮機51で高圧に圧縮された冷媒は凝縮器52
で熱を放出して液化され、液状状態になった冷媒(冷媒
液)は受液器53に一時的に貯留される。そして、受液
器53から出た冷媒液は膨張弁54で断熱膨張して蒸発
器55に入り、そこで熱を吸収して気化され、圧縮機5
1へ戻される。
【0011】圧縮機51は、揺動板の回転によりシリン
ダ内でピストンを往復運動させて冷媒の圧縮を行い、揺
動板の角度を変えることにより容量を変化させることが
できる可変容量タイプの圧縮機である。
【0012】そして、この圧縮機51には、揺動板を収
容したクランク室(気密室)内の圧力Pcとシリンダに
吸入される冷媒の圧力Psとの差圧ΔPを所定の差圧に
するための差圧調整弁100が取り付けられている。こ
の差圧調整弁100は電磁駆動タイプであり、駆動コイ
ルへの通電電流値を変えることにより、差圧ΔPを任意
に変えることができる。101は、電磁コイルに対する
通電電流を増減するための駆動回路である。
【0013】61は、蒸発器55で冷やされた外気の流
れの出口の温度、即ち、カーエアコンの吹き出し口の気
温を検出するための気温センサであり、その検出信号は
増幅器62で増幅された後、比較器63で設定値と比較
される。この設定値は、車室内に設けられた温度調整ス
イッチによって任意に変えることができる。
【0014】そして、比較器63からの出力信号が駆動
回路101に送られて、比較器63における比較結果に
もとづいて差圧調整弁100の電磁コイルへの通電電流
が制御される。即ち、検出気温が設定気温より高いとき
には通電電流が大きくされて、差圧ΔPが大きくされ、
検出気温が設定気温より低いときには通電電流が小さく
されて、差圧ΔPが小さくされる。
【0015】図1は、圧縮機51と差圧調整弁100を
示している。圧縮機ハウジング1内には、気密に形成さ
れたクランク室2内に延在し、回転可能に支持された主
軸3が設けられており、その主軸3にはロータ4が取り
付けられている。
【0016】このロータ4にはヒンジ機構5を介して斜
板6が取り付けられ、斜板6の中心部には主軸3が貫通
している。この斜板6の貫通内面は主軸3に当接し、主
軸3に摺動可能となっている。そして、斜板6はヒンジ
機構5により主軸3に対する傾斜角が変化できるように
なっている。
【0017】斜板6には、ベアリング20を介して揺動
板7が配置されており、この揺動板7には、球連接によ
ってピストンロッド21が連結されている。ピストンロ
ッド21は、シリンダ8内に配設されたピストン9に連
結されている。なお、揺動板7の周辺には複数のピスト
ン9が取り付けられている。
【0018】クランク室2内には、主軸3と平行に固定
されたガイド枠23が配置されており、このガイド枠2
3は揺動板7の一端部により挟持され、これによって揺
動板7の一端部がガイド枠23に対して主軸方向に摺動
可能となっている。
【0019】ハウジング1には、吸入室10および吐出
室11が設けられており、それぞれの室とシリンダ8と
の間は弁板15によって隔てられている。そしてその弁
板15には、吸入弁(図示せず)を備えた吸入口10b
と吐出弁11cを備えた吐出口11bとがそれぞれ穿設
されている。また、吸入室10と吐出室11に対してそ
れぞれ吸入ポート10aと吐出ポート11aとが形成さ
れている。
【0020】ヒンジ機構5は、ロータ4の端部(耳部)
に設けられた長孔24と、斜板6の一端面に形成された
突起部26に取り付けられたピン25とにより構成され
ているが、ロータ4の端部(耳部)にピン25を設け、
斜板6の一端面に形成された突起部26に長孔24を設
ける構成でもよい。
【0021】ピン25は、長孔24内で滑動可能に配置
されている。なお、突起部26は互いに平行に一対設け
られており、ピン25はこの一対の突起部26間に取り
付けられている。
【0022】そして、揺動板7が揺動すると、揺動板7
に連結されているピストンロッド21を介してピストン
9が往復運動する。その結果、吸入ポート10aから吸
入された冷媒ガスは吸入室10から吸入口10bを通っ
て、吸入弁をシリンダ8側へ押すようにしてシリンダ8
内へ入って圧縮され、吐出弁11cを吐出室11側に押
すようにして吐出口11bから吐出室11に吐出され
る。そして、この高圧圧縮ガスは吐出ポート11aから
凝縮器52に送られる。
【0023】差圧調整弁100は、クランク室2と吸入
室10とを連通する通路27の途中に設けられている。
即ち、クランク室2と吸入室10との間に位置する弁座
103に対向するボール弁104は、電磁コイル105
の鉄芯106に直結されていて、電磁力によって弁座1
03方向に付勢されている。
【0024】したがって、電磁コイル105への通電電
流値を変化させなければ、クランク室2内の圧力Pcと
吸入室10内の圧力Psとの差圧ΔPが一定に保持さ
れ、電磁コイル105への通電電流値を変えれば、それ
に応じて差圧ΔPが変わる。
【0025】そして、差圧ΔPが変われば、それによっ
てピストン9の背面に加わる力が変わり、斜板6に加わ
るモーメントのつり合いが変わって、斜板6の傾斜角が
変化する。斜板6の傾斜角の変化はピストン9のストロ
ークの変化であり、シリンダ8に取り込まれる流体の容
量が変わって、圧縮機51の圧縮能力、即ち冷凍サイク
ルの冷房能力が変わる。
【0026】このように構成された実施例装置によれ
ば、蒸発器55で冷やされた空気の温度が気温センサ6
1で検出され、その検出温度と設定値(設定温度)との
差にもとづいて差圧調整弁100の電気コイル105へ
の通電電流値が制御され、それによって圧縮機51の容
量、即ち冷房能力が制御される。
【0027】このようにして、蒸発器55の出口空気温
度、即ち、カーエアコンの吹き出し気温を設定温度に保
つことができ、設定温度を変えることによって、吹き出
し気温を所望の温度にすることができる。ただし、差圧
調整弁100の動作を制御させるための検出装置は、蒸
発器55で冷やされた空気の温度を検出する気温センサ
61に限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】本発明の冷凍サイクルの圧縮容量制御装
置によれば、容量可変圧縮機の容量を、電流駆動の差圧
調整弁によって制御することができるので、従来の定圧
弁による制御に比べて構造が簡単で、シンプルかつ低コ
ストで構成することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の圧縮機と差圧調整弁の断面図である。
【図2】実施例の冷凍サイクルの略示図である。
【符号の説明】
2 クランク室 3 主軸 6 斜板 8 シリンダ 9 ピストン 51 圧縮機 52 凝縮器 55 蒸発器 61 気温センサ 63 比較器 100 差圧調整弁 105 電磁コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に対して斜めに角度可変に気密室内
    に設けられ、上記回転軸の回転運動によって駆動されて
    揺動運動をする揺動体と、 蒸発器から送り出される冷媒を吸入する吸入口と凝縮器
    へ冷媒を送り出す排出口とが設けられたシリンダと、 上記揺動体の揺動運動によって駆動されることによって
    上記シリンダ内で往復運動をして上記シリンダ内の冷媒
    を圧縮するピストンと、 上記気密室内の圧力と上記シリンダに吸入される冷媒の
    圧力との差圧を所定の差圧に保つために上記気密室と上
    記シリンダの吸入口との間を連通及び閉塞するように電
    磁駆動される電磁駆動差圧調整弁と、 上記電磁駆動差圧調整弁を駆動する電磁力を変化させて
    上記差圧を制御する差圧制御手段とを設けたことを特徴
    とする冷凍サイクルの圧縮容量制御装置。
JP3251229A 1991-09-30 1991-09-30 冷凍サイクルの圧縮容量制御装置 Pending JPH0587047A (ja)

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JP3251229A JPH0587047A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 冷凍サイクルの圧縮容量制御装置

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JP3251229A JPH0587047A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 冷凍サイクルの圧縮容量制御装置

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JPH0587047A true JPH0587047A (ja) 1993-04-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6192700B1 (en) 1998-10-12 2001-02-27 Delphi Technologies, Inc. Air conditioning system for a motor vehicle
EP1098091A2 (en) 1999-11-05 2001-05-09 TGK Co., Ltd. Flow rate control for a compressor in a refrigeration cycle
CN113029579A (zh) * 2021-02-04 2021-06-25 昆明理工大学 一种磁力驱动悬浮振荡传热模拟试验装置

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