JPH0586325A - 車両用コーテイング材 - Google Patents

車両用コーテイング材

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JPH0586325A
JPH0586325A JP24977791A JP24977791A JPH0586325A JP H0586325 A JPH0586325 A JP H0586325A JP 24977791 A JP24977791 A JP 24977791A JP 24977791 A JP24977791 A JP 24977791A JP H0586325 A JPH0586325 A JP H0586325A
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JP
Japan
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group
copolymer
carbon atoms
oxyalkylene polymer
reactive silicon
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Application number
JP24977791A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Kawamura
譲 河村
Kazuo Hagiwara
一男 萩原
Shintarou Yukimitsu
新太郎 幸光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】反応性珪素基を有するオキシアルキレン系重合
体(A) と反応性珪素基を有する共重合体(B) とを含有す
ることを特徴とする車両用コーティング材。共重合体
(B) は、分子鎖が実質的に、(1) アクリル酸及び/又は
メタクリル酸のアルキル(炭素数1〜8)エステル単量
体単位と(2) アクリル酸及び/又はメタクリル酸のアル
キル(炭素数10以上)エステル単量体単位とからな
る。 【効果】本発明の車両用コーティング材は、薄膜でしか
も低温、短時間の硬化条件でも、優れた耐チッピング
性、防振性及び耐塩水噴霧性を有し、優れた防錆性や防
振性を与えることができるので、自動車用アンダーボデ
ィコート材、ボディシーラーとして使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば防錆、制振を目
的としてコーティングされる自動車用アンダーボディコ
ート材、ボディシーラーのような車両用コーティング材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車の床裏や側面には、走行
中に跳ね上げる砂利等による損傷、発錆防止や振動や音
を低減する制振のためにアンダーボディコート材が、ま
た車体構造上防錆処理を施すことが難しい内外板の各合
せ目等には、雨水等からの水分や湿気の侵入による発錆
防止を目的としてボディシーラーがコーティングされて
おり、これらの用途に好適な素材として塩化ビニルゾル
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車軽量化の
要請から薄膜でしかも更に優れた発錆防止性、制振性の
要求があり、また他方では省資源、省エネルギーの観点
から自動車焼付け温度の低下又は焼付け工程省略の強い
要請がある。
【0004】塩化ビニルゾルは安価で、そこそこの物性
を有しているものの低温焼付け条件ではゲル化の進行が
遅く充分な発錆防止性や耐チッピング性(損傷防止性)
が得られないという欠点を有している。また、基本的に
制振性能はそれ程高いものではなく、薄膜化の要請に伴
い、更に低下してくる傾向にある。
【0005】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
低温焼付け条件でも強固に硬化し、コーティング膜厚が
薄くかつ発錆防止性、耐チッピング性及び制振性に優れ
た車両用コーティング材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用コーティ
ング材は、(A) 反応性珪素基を有するオキシアルキレン
系重合体、及び(B) 分子鎖が実質的に、(1) 炭素数1〜
8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単
量体単位及び/又はメタクリル酸アルキルエステル単量
体単位と (2) 炭素数10以上のアルキル基を有するアクリル酸ア
ルキルエステル単量体単位及び/又はメタクリル酸アル
キルエステル単量体単位 とからなる反応性珪素基を有する共重合体を含有するこ
とを特徴とする。
【0007】本発明において (A)成分として使用される
反応性珪素基を有するオキシアルキレン系重合体(以
下、オキシアルキレン系重合体という)は、特公昭45-3
6319号、同46-12154号、同49-32673号、特開昭 50-1565
99号、同51-73561号、同 54-6096号、同55-82123号、同
55-123620号、同 55-125121号、同 55-131022号、同 5
5-135135号、同 55-137129号の各公報等に提案されてい
る重合体である。オキシアルキレン系重合体の分子鎖
は、本質的に、一般式: −R1 −O−
【0008】(式中、R1 は2価の有機基であるが、そ
の大部分が炭素数3又は4の炭化水素基であるときが最
も好ましい)で示される繰返し単位を有するものが好ま
しい。R1 の具体例としては、−CH(CH3 )CH2
−、−CH(C2 5 )CH2−、−C(CH3 2
2 −、−CH2 CH2 CH2 CH2 −等が挙げられる
が、特に−CH(CH3 )CH2 −であるのが好まし
い。前記オキシアルキレン系重合体の分子鎖は1種だけ
の繰返し単位からなっていても良いし、2種以上の繰返
し単位からなっていても良い。
【0009】オキシアルキレン系重合体中には−R1
O−で示される繰返し単位が50%(重量%、以下同
様)以上、更には70%以上、特には80%以上含まれ
ていることが好ましい。本発明にいう反応性珪素基は良
く知られた官能基であり、その代表例としては、一般式
(I): −[Si(R2 2-b )(Xb )−O−]m −Si(R2 3-a )Xa ……(I)
【0010】(式中、Xは水酸基又は加水分解性基であ
り、2個以上存在するとき、それらは同じであっても良
く、異なっていても良い。R2 は炭素数1〜20の1価
の炭化水素基又は(R´3 )SiO−(R´は炭素数1
〜20の1価の炭化水素基であり、3個のR´は同じで
あっても良く、異なっていても良い)で示されるトリオ
ルガノシロキシ基であり、R2 が2個以上存在すると
き、それらは同じであっても良く、異なっていても良
い。aは0、1、2又は3、bは0、1又は2、但し1
≦a+mb、またm個の−[Si(R2 2-b )(Xb
−O−]−におけるbは同じである必要はない。mは0
又は1〜19である。)で表わされる基が示される。前
記のような反応性珪素基のうち、一般式(II) : −Si(R2 3-n )Xn ……(II) (式中、R2 は前記と同じ。nは1、2又は3であ
る。)で表わされる基であるのが経済性等の点から好ま
しい。
【0011】一般式(I)における加水分解性基の具体
例としては、例えば、ハロゲン原子、水素原子、アルコ
キシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ
基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケ
ニルオキシ基等が挙げられる。これらのうちでは加水分
解性がマイルドであるという点から、メトキシ基、エト
キシ基等のアルコキシ基が好ましい。
【0012】また、一般式(I)のR2 における炭素数
1〜20の1価の炭化水素基や(R´3 )SiO−のR
´の炭素数1〜20の1価の炭化水素基の具体例として
は、例えばメチル基、エチル基等のアルキル基、シクロ
ヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基等のアリ
−ル基、ベンジル基等のアラルキル基等が挙げられる。
これらのうちではメチル基が特に好ましい。
【0013】オキシアルキレン系重合体中の反応性珪素
基の個数は、充分な硬化性を得るという点から平均で1
個以上、更には1.1個以上、特に1.5個以上である
のが好ましい。また、反応性珪素基はオキシアルキレン
系重合体の分子鎖末端に存在するのが好ましい。
【0014】オキシアルキレン系重合体の数平均分子量
は、500〜30,000のものが好ましく、3,00
0〜20,000のものが更に好ましい。オキシアルキ
レン系重合体は単独で使用しても良く、2種以上併用し
ても良い。オキシアルキレン系重合体の製法としては、
例えば、一般式(III): H−[Si(R2 2-b )(Xb )−O−]m −Si(R2 3-a )Xa ……(III) (式中、X、R2 、a、b、mは前記と同じ)で表わさ
れるヒドロシラン化合物と一般式(IV): CH2 =C(R3 )−R4 −(O)c − ……(IV) (式中、R3 は水素原子又は炭素数1〜20の1価の有
機基、R4 は炭素数1〜20の2価の有機基、cは0又
は1である)で示されるオレフィン基を有するオキシア
ルキレン系重合体とを白金化合物等のVIII族遷移金属触
媒を触媒として付加反応させる方法等が挙げられる。前
記以外のオキシアルキレン系重合体を製造する方法とし
ては、
【0015】(i) 水酸基末端オキシアルキレン系重合体
にトリレンジイソシアネートのようなポリイソシアネー
ト化合物を反応させてイソシアネート基末端オキシアル
キレン系重合体とし、その後このイソシアネート基に一
般式(V): W−R4 −Si(R2 3-n )Xn ……(V) (式中、Wは水酸基、カルボキシル基、メルカプト基及
びアミノ基(1級又は2級)から選ばれた活性水素含有
基、n、R2 、R4 及びXは前記に同じ)で示されるシ
リコン化合物のW基を反応させる方法、
【0016】(ii)一般式(IV)で示されるオレフィン
基を有するオキシアルキレン系重合体のオレフィン基に
Wがメルカプト基である一般式(V)で示されるシリコ
ン化合物のメルカプト基を付加反応させる方法、及び(i
ii) 水酸基末端オキシアルキレン系重合体の水酸基に、
一般式(VI): OCN−R4 −Si(R2 3-n )Xn ……(VI) (式中、R2 、R4 、X及びnは前記に同じ)で示され
るシリコン化合物を反応させる方法等が具体的に挙げら
れるが、本発明ではこれら上述の方法に限定されるもの
ではない。
【0017】前記一般式(III)で示されるヒドロシ
ラン化合物と一般式(IV)で示されるオレフィン基を
有するオキシアルキレン系重合体とを反応させる方法に
おいて、それらを反応させた後、一部又は全部のX基を
更に加水分解性基又は水酸基に変換しても良い。例えば
X基がハロゲン原子、水素原子の場合は、アルコキシ
基、アシルオキシ基、アミノオキシ基、アルケニルオキ
シ基、水酸基等に変換して使用する方が好ましい。
【0018】一般式(IV)等において、R3 は水素原
子又は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価の有機基
であるが、水素原子又は炭化水素基が好ましく、特に水
素原子であるのが好ましい。R4 は炭素数1〜20の2
価の有機基であるが、−R5 -、-R5 OR5 −、−R5
CO−、−R5 NHCO−、−R5 CO−、(R5 は炭
素数1〜10の炭化水素基)であることが好ましく、特
にメチレン基であるのが好ましい。
【0019】一般式(IV)で示されるオレフィン基を
有するオキシアルキレン系重合体の具体的製造法として
は、特開昭 54-6097号公報において開示されている方
法、あるいはエチレンオキシド、プロピレンオキシド等
のエポキシ化合物を重合する際に、アリルグリシジルエ
ーテル等のオレフィン基含有エポキシ化合物を添加して
共重合することにより側鎖にオレフィン基を導入する方
法等を例示することができる。
【0020】本発明において (B)成分として用いる(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体(以下、共
重合体(B) ともいう)における単量体単位(1) の単量体
単位である炭素数1〜8のアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸アルキルエステル単位は、一般式(VII)
で表わされる。 −[CH2 −C(R7 )(COOR6 )−]− (VII)
【0021】式中、R6 は炭素数1〜8のアルキル基、
7 は水素原子又はメチル基を示す。また、単量体単位
(2) の単量体単位である炭素数10以上のアルキル基を
有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単位は、一
般式(VIII)で表わされる。 −[CH2 −C(R7 )(COOR8 )−]− (VIII) 式中、R7 は前記したのと同じであり、R8 は炭素数1
0以上のアルキル基を示す。
【0022】前記一般式(VII)中のR6 としては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、t-ブチル
基、2-エチルヘキシル基等の炭素数1〜8、好ましくは
1〜4、更に好ましくは1〜2のアルキル基が挙げられ
る。なお、R6 のアルキル基は単一種の基でもよく、2
種以上混合した基であってもよい。
【0023】前記一般式(VIII)中のR8 として
は、例えば、ラウリル基、トリデシル基、セチル基、ス
テアリル基、炭素数22のアルキル基、ベヘニル基等の
炭素数10以上、通常は10〜30、好ましくは10〜
20のアルキル基が挙げられる。共重合体(B) には、こ
のような長鎖アルキル基を有する単量体単位を含有する
ため、オキシアルキレン系重合体(A)との相溶性がある
ものと推定される。なお、R8 のアルキル基は、R6
場合と同様に、単一種の基でもよく、例えば炭素数12
と13との混合物のように2種以上混合した基であって
もよい。
【0024】共重合体(B) の分子鎖は実質的に(1) 及び
(2) の単量体単位からなるが、ここでいう実質的に(1)
及び(2)の単量体単位からなるとは、共重合体(B) 中に
存在する(1) 及び(2) の単量体単位の割合が50%を超
えることを意味し、好ましくは70%以上である。(1)
及び(2) の単量体単位の割合が50%未満になるとオキ
シアルキレン系重合体(A) と共重合体(B) との相溶性が
低下し、白濁する傾向を生じると共に接着特性も低下し
がちになる。
【0025】また、(1) の単量体単位と(2) の単量体単
位との割合は95/5〜40/60が好ましく、90/
10〜60/40が更に好ましい。前記割合が95/5
より大きくなると相溶性が低下し、40/60より小さ
くなるとコスト的に不利となりがちになる。
【0026】共重合体(B) には、(1) 及び(2) の単量体
単位の他に、これらと共重合性を有する単量体に由来す
る単量体単位が含有されていてもよいが、このような単
量体単位の具体例としては、例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸等の−COOH基、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N-メチロールアクリルアミド、N-メチロール
メタクリルアミド等のアミド基、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基、ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメ
タクリレート、アミノエチルビニルエーテル等のアミノ
基等を含む単量体、その他アクリロニトリル、イミノー
ルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、ア
ルキルビニルエーテル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、エチレン等に由来する単量体単位等が
挙げられる。共重合体(B) は、数平均分子量で500〜
100,000のもの、更には1,000〜3,000
のものが取扱いの容易さ等の点から好ましい。
【0027】共重合体(B) 中の反応性珪素基の量は、共
重合体(B)中に平均0.1〜5.0個、望ましくは0.
5〜2.5個、特には0.5〜1.5個存在するのが好
ましい。
【0028】本発明に用いる共重合体(B) は、ビニル重
合、例えばラジカル反応によるビニル重合により、一般
式(VII)及び(VIII)で表わされる単位を与え
る単量体を含む単量体を通常の溶液重合法や塊状重合法
等により重合させることによって得られる。反応は、通
常前記単量体及びラジカル開始剤や連鎖移動剤、溶剤等
を加えて50〜150℃で反応させることにより行われ
る。
【0029】前記ラジカル開始剤の具体例としては、例
えばアゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキ
サイド等、連鎖移動剤の具体例としては、例えばn-ドデ
シルメルカプタン、t-ドデシルメルカプタン等が挙げら
れ、溶剤としては、例えばエーテル類、炭化水素類、酢
酸エステル類のような非反応性の溶剤を使用するのが好
ましい。
【0030】共重合体(B) に反応性珪素基を導入する方
法には種々の方法がある。例えば、(i) 重合性不飽和結
合と反応性珪素基を有する化合物、[例えばCH2 =C
HSi(OCH3 3 ]を、一般式(VII)及び(V
III)で表わされる単位を与える単量体と共に共重合
させる方法、
【0031】(ii)重合性不飽和結合及び反応性官能基
(以下、Y基という)を有する化合物[例えばアクリル
酸]を一般式(VII)及び(VIII)で表わされる
単位を与える単量体と共に共重合させ、その後生成した
共重合体を反応性珪素基及びY基と反応し得る官能基を
有する化合物[例えばイソシアネート基と−Si(OC
3 3 基を有する化合物]と反応させる方法、等が挙
げられる。前記の重合性不飽和結合及び反応性官能基を
有する化合物としては、次の一般式(IX)で表わされ
る化合物が示される。 R9 −[Si(R2 2-b )(Xb )−O−]m −Si(R2 3-a )Xa ……(IX) 式中、R9 は重合性不飽和結合を有する有機残基であ
り、R2 、X、a、b及びmは前記と同じである。一般
式(IX)で表わされる化合物のうち好ましいものとし
ては、次の一般式(X)で表わされる化合物が挙げられ
る。 CH2 =C(R7 )QSi(CH3 3-n n ……(X)
【0032】式中、R7 、X及びnは前記と同じであ
り、Qは−COOR10−(R10は−CH2 −、−CH2
CH2 −等の炭素数1〜6の2価のアルキレン基)、−
CH26 5 CH2 CH2 −、−CH2 OCOC6
4 COO(CH2 3 −等の2価の有機基又は直接結合
を示す。前記の一般式(IX)又は(X)で示される化
合物の具体例としては、例えば、CH2 =CHSi(C
3 )(OCH3 2 、CH2 =CHSi(CH3 )C
2 、CH2 =CHSi(OCH3 3 、CH2 =CH
SiCl3 、CH2 =CHCOO(CH2 2 Si(C
3 )(OCH3 2 、CH2 =CHCOO(CH2
2 Si(OCH3 3 、CH2 =CHCOO(CH2
2 Si(CH3 )Cl2 、CH2 =CHCOO(C
2 2 SiCl3 、CH2 =C(CH3 )COO(C
2 2 Si(CH3 )(OCH3 2 、CH2 =C
(CH3 )COO(CH2 2 Si(OCH3 3 、C
2 =C(CH3 )COO(CH2 3 Si(CH3
(OCH3 2 、CH2 =C(CH3 )COO(C
2 3 Si(OCH3 3 、CH2 =C(CH3 )C
OO(CH2 2 Si(CH3 )Cl2 、CH2 =C
(CH3 )COO(CH2 2 SiCl3 、CH2 =C
HCH2 OC(O)−Ph−COO(CH2 3 Si
(CH3 )(OCH3 2
【0033】CH2 =CHCH2 OC(O)−Ph−C
OO(CH2 3 Si(OCH3 3、CH2 =CHC
2 OC(O)−Ph−COO(CH2 3 Si(CH
3 )Cl2 、CH2 =CHCH2 OC(O)−Ph−C
OO(CH2 3 SiCl3 が挙げられる。但し、Phはフェニル基を示す。本発明
の車両用コーティング材には、必要に応じて硬化触媒、
可塑剤、充填剤、その他の添加剤等を加えて使用しても
良い。
【0034】この硬化触媒の具体例としては、特に限定
はないが、通常使用されるシラノール縮合用触媒が用い
られる。このような硬化触媒の具体例としては、例え
ば、有機錫化合物、有機チタネート化合物、有機アルミ
ニウム化合物、有機ジルコニウム化合物、アミン化合
物、酸性燐酸エステル、酸性燐酸エステルとアミン化合
物との反応物、飽和又は不飽和の多価カルボン酸又はそ
の酸無水物、カルボン酸化合物とアミン化合物との塩等
の反応物、オクチル酸鉛等が挙げられる。
【0035】前記有機錫化合物の具体例としては、例え
ば、ジブチル錫ジアセテ−ト、ジブチル錫ジラウレ−
ト、ジブチル錫マレエ−ト、ジオクチル錫マレエ−ト、
ジブチル錫フタレ−ト、オクチル酸錫、ナフテン酸錫等
の錫カルボン酸塩類、ジブチル錫ジアセチルアセトナ−
ト等のキレート化合物、ジブチル錫メトキシド、ジブチ
ル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物等が挙げ
られる。
【0036】前記有機チタネート化合物の具体例として
は、例えば、テトラブチルチタネート、テトライソプロ
ピルチタネート、テトラプロピルチタネート、トリエタ
ノールアミンチタネート等のチタン酸エステルやチタン
テトラアセチルアセトナート等のキレート化合物等が挙
げられる。
【0037】前記有機アルミニウム化合物の具体例とし
ては、例えば、アルミニウムトリスアセチルアセトナ−
ト、アルミニウムトリスエチルアセトアセテ−ト、ジイ
ソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテ−ト等の
有機アルミニウム化合物等が挙げられる。
【0038】前記有機ジルコニウム化合物の具体例とし
ては、例えば、ジルコニウムテトライソプロポキサイ
ド、ジルコニウムテトラブトキサイド等の有機ジルコニ
ウム化合物、ジルコニウムテトラアセチルアセトナ−ト
等のキレート化合物等が挙げられる。
【0039】前記アミン化合物の具体例としては、例え
ば、ブチルアミン、モノエタノ−ルアミン、トリエチレ
ントリアミン、グアニジン、2-エチル−4-メチルイミダ
ゾ−ル、1,8-ジアザビシクロ(5,4,0 )ウンデセン-7
(DBU)等が挙げられる。また、前記酸性燐酸エステ
ルとは、 −O−P(=O)(OH)− の部分を含む燐酸エステルのことであり、例えば、 (RO)d −P(=O)−(OH)3-d (式中、dは1又は2、Rは有機残基を示す)で示され
るような有機酸性燐酸エステル等の酸性燐酸エステルが
挙げられる。前記有機酸性燐酸エステルの具体的例とし
ては、例えば、(CH3 O)2 P(O)OH、(CH3
O)P(O)(OH)2 、(C2 5 O)2 P(O)O
H、(C2 5 O)P(O)(OH)2 、[(CH3
2 CHO]2 P(O)OH、(CH3 2 CHOP
(O)(OH)2 、(C4 9 O)2 P(O)OH、
(C4 9 O)P(O)(OH)2 、(C8 17O)2
P(O)OH、(C8 17O)P(O)(OH)2
(C1021O)2 P(O)OH、(C1021O)P
(O)(OH)2 、(C1327O)2 P(O)OH、
(C1327O)P(O)(OH)2
【0040】(HOC8 16O)2 P(O)OH、(H
OC8 16O)P(O)(OH)2 、(HOC6
12O)2 P(O)OH、(HOC6 12O)P(O)
(OH)2 、[(CH2 OH)(CHOH)O]2
(O)OH、[(CH2 OH)(CHOH)O]−P
(O)−(OH)2 、[(CH2 OH)(CHOH)C
2 4 O]2 P(O)OH、[(CH2 OH)(CHO
H)C2 4O]P(O)(OH)2 、等が挙げられ
る。これらの硬化触媒は、反応性珪素基を有するオキシ
アルキレン系重合体(A) と共重合体(B) との合計量10
0重量部に対して0〜20重量部程度使用する。
【0041】前記可塑剤の具体例としては、ジブチルフ
タレート、ジヘプチルフタレート、ジ(2-エチルヘキシ
ル)フタレート、ブチルベンジルフタレート、ブチルフ
タリルブチルグリコレート等のフタル酸エステル類;ジ
オクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の非芳香
族2塩基酸エステル類;トリクレジルホスフェート、ト
リブチルホスフェート等の燐酸エステル等が挙げられ、
比較的高分子量タイプの可塑剤としては、例えば2塩基
酸と2価アルコールとのポリエステル類等のポリエステ
ル系可塑剤;ポリプロピレングリコールやその誘導体等
のポリエーテル類;ポリ−α−メチルスチレン、ポリス
チレン等のポリスチレン類等が挙げられる。これらは、
単独若しくは混合して使用できる。これらの可塑剤は、
反応性珪素基を有するオキシアルキレン系重合体(A) と
共重合体(B) との合計量100重量部に対して20〜2
00重量部程度使用する。
【0042】前記充填剤の具体例としては、例えば、炭
酸カルシウム、タルク、ケイソウ土、マイカ、カオリ
ン、炭酸マグネシウム、ひる石、酸化チタン、グラファ
イト、アルミナ、シリカ、ガラスバルーン、シラスバル
ーン、シリカバルーン、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、酸化珪素等の無機充填剤;粉末ゴム、再生ゴム、
熱硬化性あるいは熱可塑性樹脂の微粉末、ポリエチレン
等の中空体等の有機充填剤が挙げられる。これらの充填
剤は、反応性珪素基を有するオキシアルキレン系重合体
(A) と共重合体(B) との合計量100重量部に対して3
〜300重量部程度使用する。
【0043】前記その他の添加剤としては、例えば、水
添ヒマシ油、有機ベントナイト、ステアリン酸カルシウ
ム等のタレ防止剤、着色剤、老化防止剤、接着付与剤、
溶剤等が挙げられる。
【0044】このようにして得られた本発明のコーティ
ング材は、特に車両用の防錆、防振を目的としたアンダ
ーボディコート材やボディシーラーとして有用であり、
近年の自動車業界の要請に適合している。
【0045】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明の車両用コーテ
ィング材組成物を具体的に説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。 合成例1 反応性珪素基を有するオキシアルキレン系重合体(A) の
合成
【0046】アリルエーテル基を全末端の97%に導入
した数平均分子量8,000のポリオキシプロピレン8
00g を撹拌機付き耐圧反応容器に入れ、メチルジメト
キシシラン19g を加えた。次いで、塩化白金酸触媒溶
液(H2 PtCl6 ・6H2Oの8.9g をイソプロピ
ルアルコール18ml及びテトラヒドロフラン160mlに
溶解させた溶液)0.34mlを加えた後、80℃で6時
間反応させた。
【0047】反応溶液中の残存水素化珪素基の量をIR
スペクトル分析法により定量したところ、殆ど残存して
いなかった。また、NMR法により珪素原子含有基の定
量をしたところ、分子末端に(CH3 O)2 (CH3
SiCH2 CH2 CH2 O−基を1分子当り約1.7個
有するポリオキシプロピレンが得られていた。 合成例2 共重合体(B) の合成
【0048】110℃に加熱したキシレン20g 中にア
クリル酸ブチル5.7g 、メタクリル酸メチル65.1
g 、メタクリル酸ステアリル13.3g 、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン5.6g、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン8.0g 、アゾビス
イソブチロニトリル5.0g 及びキシレン22g を溶解
した溶液を6時間かけて滴下した後、更に2時間重合反
応を行い、固形分濃度70%で、GPC(ポリスチレン
換算)による数平均分子量(Mn)が2,100の共重
合体(B) を得た。 実施例1〜3
【0049】合成例1で得られた反応性珪素基を有する
オキシアルキレン系重合体(A) と合成例2で得られた共
重合体(B) とを固形分比(重量比)60/40でブレン
ドしエバポレータを用い、減圧下、110℃加熱の条件
でブレンド脱揮を行い、固形分濃度99%以上の透明で
粘稠な液体を得た。
【0050】上記ブレンド脱揮ポリマー100g に対し
て重質炭酸カルシウム100g 、膠質炭酸カルシウム5
0g 、ガラスバルーン(平均粒径70μm )5g 、ジイ
ソノニルフタレート100g 、無水シリカ5g 、ヒンダ
ードフェノール系老化防止剤2g 、酸化カルシウム10
g 、アルミニウムキレート系硬化触媒2g 、アミノシラ
ン化合物1g 及びシリコーン系反応性希釈剤(信越シリ
コーン(株)、AFP−1)をプラネタリーミキサーで
充分混練し、実施例1〜3に用いる試料を得た。 比較例1〜3
【0051】塩化ビニル樹脂100g に対して、重質炭
酸カルシウム100g 、膠質炭酸カルシウム50g 、ガ
ラスバルーン(平均粒径70μm )5g 、ジイソノニル
フタレート100g 、鉛系脱塩酸防止剤3g 、及びウレ
タンプレポリマー5g をプラネタリーミキサーで充分混
練し、比較例1〜3に用いる試料を得た。
【0052】これらの試料をカチオン電着鋼板上に表−
1に示すような膜厚、硬化条件を変えて塗布、硬化させ
て次に示す試験方法によって耐チッピング性、耐塩水噴
霧性、防振性を調べた。それらの結果を表−1に示す。
コーティング塗膜の試験方法は、次の通りである。
【0053】耐チッピング性:ナットM−4の3種のナ
ットを高さ2m で試験片角度45°の条件で塗膜にナッ
トを落下させ、下の素地がでるまでのナットの落下重量
を表示した。
【0054】耐塩水噴霧性:カチオン電着鋼板上に所定
の膜厚に塗布した試料に、試料の中央に金属に達するま
でクロスカットを入れ、塩水噴霧試験槽内で200時間
保持した後、カット面をセロファンテープで剥離したと
きの最大剥離幅を表示した。防振性:JASO7006
自動車用アンダーボディコーティング材の防振性試験方
法に基づき、測定温度25℃で二次共振点の共振周波数
(f0)と3dB低下部の周波数(f2 、f1 )から、
式: d=(f2 − f1 )/f0 に基づき防振係数(d)を求めて、表示した。 表−1 実 施 例 比 較 例 1 2 3 1 2 3 硬化条件 140℃、30分 ○ ○ − ○ ○ − 120℃、20分 − − ○ − − ○ 塗布膜厚 1.5mm ○ − − ○ − − 0.5mm − ○ ○ − ○ ○ 耐チッピング性(kg) 103 79 73 69 40 8 防振性 0.045 0.010 0.012 0.007 0.004 0.004 耐塩水噴霧性(mm) 1以下 1以下 1.2 1以下 1.7 3.5
【0055】表−1から分かるように、本発明の車両用
コーティング材は硬化条件が低温で短時間の条件でも、
また塗布膜厚が薄い場合でも、優れた耐チッピング性、
防振性及び耐塩水噴霧性を有する。
【0056】
【発明の効果】本発明の車両用コーティング材は、地球
環境問題から派生する自動車の軽量化や省資源、省エネ
ルギーに対応する焼付け温度の低温、短時間化に伴う自
動車業界の要請に適合しており、薄膜でしかも低温、短
時間の硬化条件でも優れた防錆性や防振性を与える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 反応性珪素基を有するオキシアルキ
    レン系重合体、及び(B) 分子鎖が実質的に、 (1) 炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アル
    キルエステル単量体単位及び/又はメタクリル酸アルキ
    ルエステル単量体単位と (2) 炭素数10以上のアルキル基を有するアクリル酸ア
    ルキルエステル単量体単位及び/又はメタクリル酸アル
    キルエステル単量体単位とからなる反応性珪素基を有す
    る共重合体 を含有することを特徴とする車両用コーティング材。
JP24977791A 1991-07-30 1991-09-27 車両用コーテイング材 Pending JPH0586325A (ja)

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ES92113008T ES2137168T3 (es) 1991-07-30 1992-07-30 Utilizacion de una composicion de recubrimiento curable como capa de imprimacion para vehiculos.
DE1992630050 DE69230050T2 (de) 1991-07-30 1992-07-30 Verwendung einer härtbaren Beschichtungszusammensetzung als Unterbodenbeschichtung in Fahrzeugen
EP19920113008 EP0525769B1 (en) 1991-07-30 1992-07-30 The use of a curable coating composition as an undercoat for vehicles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004204239A (ja) * 2004-02-12 2004-07-22 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
WO2012033030A1 (ja) 2010-09-09 2012-03-15 株式会社カネカ 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物

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