JPH0585655U - 両方向クラッチ - Google Patents

両方向クラッチ

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JPH0585655U
JPH0585655U JP2735692U JP2735692U JPH0585655U JP H0585655 U JPH0585655 U JP H0585655U JP 2735692 U JP2735692 U JP 2735692U JP 2735692 U JP2735692 U JP 2735692U JP H0585655 U JPH0585655 U JP H0585655U
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pulley
coil spring
gear
rotating body
supply gear
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康弘 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安価で大きさが大きくならない両方向クラッチ
を提供すること。 【構成】駆動プーリ27の軸部27aには、所定の締付
力でコイルバネ28が巻装されている。そのコイルバネ
28の両端部28a,bは駆動プーリ27の外側に向け
て屈曲されている。そして、供給ギヤ34が駆動プーリ
27と同一軸上に回動可能にフレーム15に支持されて
いる。その供給ギヤ34には、図中下方に延び、且つそ
の軸と略平行に突起部34aが設けられており、突起部
34aは、コイルバネ28の締付力を緩和するように先
端部28a,bと係合する。供給ギヤ34が回転する
と、供給ギヤ34の突起部34aがコイルバネ28の先
端部28a又28bに係合する。そして、コイルバネ2
8の締付力によるコイルバネ28とプーリ27の軸部2
7aとの間の摩擦力によりプーリ27を回転させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、両方向クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の両方向クラッチを図面を参照して説明する。
【0003】 図7に示すように、フレーム101には軸102が立設されている。その軸1 02には、供給ギヤ103が回動可能に支持されており、その供給ギヤ103は 図示しないモータにより二方向に回転される。また、軸102には加圧部材10 4が回動可能に支持されている。その加圧部材104と供給ギヤ103との間に は、フェルト105が軸102を挿通して配置されている。加圧部材104の軸 部104aには圧縮バネ106が挿通されており、その圧縮バネ106の図中上 端には、プーリ107が軸部104aに挿通されて配置されている。
【0004】 ここで、加圧部材104の軸部104aには、図示しない溝部が形成されてお り、その溝部に嵌合可能な突出部107aがプーリ107の挿通孔に設けられて いる。軸部104aの溝部にプーリ107の突出部107aが嵌合することによ って、プーリ107は軸部104aに対して図中上下方向に移動可能であるが、 軸部104周りに回転できない。このため、プーリ107は加圧部材104と共 に回動する。
【0005】 そして、プーリ107は軸102に取り付けられた止め輪108によって図中 における上方への移動が規制されている。このとき、加圧部材104の上端は、 プーリ107の上面より下方に位置している。従って、圧縮バネ106により加 圧部材がフェルト105を介して供給ギヤ103を押圧している。
【0006】 前記モータにより供給ギヤ103が回転すると、供給ギヤ103とフェルト1 05と加圧部材104との間の摩擦力により、供給ギヤ103の回転が加圧部材 104に伝わり、プーリ107が回転する。
【0007】 モータの駆動中にプーリ107が停止されると、供給ギヤ103が回転する力 が前記摩擦力を超えて、フェルト105と加圧部材104とがすべり、モータの 駆動力がプーリ107に伝わらない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構成の両方向クラッチでは、供給ギヤ103の回転を 加圧部材104に伝えるための摩擦力を得るために、供給ギヤ103と加圧部材 104との間にフェルト105が配置されているので、このフェルト104のコ ストが高いために両方向クラッチのコストが高くなるといった問題があった。
【0009】 また、プーリ107の回転力を大きくしようとすると、摩擦力を大きくしなけ ればならず、大きな摩擦力を得るためには供給ギヤ103とフェルト105と加 圧部材104との接触面を大きくしなければならないので、両方向クラッチの大 きさが大きくなり、この両方向クラッチを用いた装置の設計自由度が小さくなる といった問題があった。
【0010】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は安価で 大きさが大きくならない両方向クラッチを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の両方向クラッチは、回動可能に支持され、 且つ駆動手段により二方向に回転される第一回転体と、前記第一回転体と同一軸 上に回動可能に支持された第二回転体と、前記第一回転体又は前記第二回転体の いずれか一方にその軸と略平行に設けられ、その回転体と共に回動する係合体と 、前記他方に所定の締付力で巻装され、且つ前記第一回転体の回動により係合体 に対して該締付力が緩和するように係合する両端部を有するコイルバネとを備え ている。
【0012】 また、前記両方向クラッチでは、前記第一回転体がギヤから成り、前記第二回 転体がプーリから成り、前記係合体はギヤのプーリと相対する面から突出形成さ れ、プーリに巻装された前記コイルバネの両端部と係合可能になっている。
【0013】
【作用】
上記構成を有する本考案の両方向クラッチでは、前記第一回転体又は前記第二 回転体のいずれか一方にその軸と略平行に設けられた係合体が、その回転体と共 に回動し、前記他方に所定の締付力で巻装されたコイルバネの両端部が、前記第 一回転体の回動により係合体に対して該締付力が緩和するように係合する。
【0014】
【実施例】
以下、本考案をテープコピー装置に使用した一実施例を図面を参照して説明す る。ここで、テープコピー装置とは、画像読み取り部により読み取られた画像を 印字媒体であるテープ上に再現するものである。
【0015】 本装置は、おもにコンパクトディスク等に添付される歌詞カード等に記載され た題名等をコピーしたテープを作成する等の行為に使用されるものである。そし てこの様に構成されたテープは例えばカセットテープのインデックスカード等に 貼られる。
【0016】 図1、図2に示すように本テープコピー装置の筐体11は、矩形状の印字部1 1aと、その印字部11aの下部より前側に突出した読み取り部11bとにより 、側面視略「L」字状に形成される。この筐体11の上面右側には、駆動スイッ チ13が取り付けられる。
【0017】 この印字部11a内部には、両端が前方に折れ曲がり上面視略「コ」字状に形 成されたフレーム15が取り付けられている。
【0018】 上記読み取り部11bには、左右方向に延びるガイドバー17がその両側にお いてフレーム15に支持され、そのガイドバー17に沿って読み取りセンサー1 9が左右方向に移動可能に支持されている。この読み取りセンサー19は下面に 64個の接触型イメージセンサ素子が前記ガイドバー17と直交する方向に並ん で取り付けられている。またこの読み取り部11b上面は透明アクリル板21で 覆われ、上記読み取りセンサー19が走行する経路すなわち読み取り位置を上方 より目視可能である。
【0019】 図3に示すように、この読み取りセンサー19は、前記フレーム15両側に回 転可能に取り付けられたプーリ23,25により前記ガイドバー17と平行に張 られタイミングベルト26に取り付けられている。該タイミングベルト26は、 フレーム15の略中央に取り付けられた駆動プーリ27より駆動を受ける。
【0020】 図5に示すように、上記駆動プーリ27の軸部27aには、所定の締付力でコ イルバネ28が巻装されている。そのコイルバネ28の両端部28a,bは駆動 プーリ27の外側に向けて屈曲されている。ここで、コイルバネ28は先端部2 8aから時計周り(図6参照)、且つ上方に向けて巻かれている。そして、供給 ギヤ34が駆動プーリ27と同一軸上に回動可能にフレーム15に支持されてい る。その供給ギヤ34には、図5中下方に延び、且つその軸と略平行に突起部3 4aが設けられ、突起部34aは供給ギヤ34と共に回転する。その突起部34 aは、駆動プーリ27の軸からコイルバネ28の先端までの距離より短い距離だ け供給ギヤ34の軸から離れた位置に配置されており、突起部34aは、コイル バネ28の締付力を緩和するように先端部28a,bと係合可能である。つまり 、突起部34aが図8中時計周りに回転した時は先端部28aと係合し、突起部 34aが図8中半時計周りに回転した時は先端部28bと係合する。
【0021】 図6に示すように、供給ギヤ34がX方向(図中反時計方向)に回転すると、 供給ギヤ34の突起部34aがコイルバネ28の先端部28bに係合する。ここ で、プーリ27が回転可能な状態であるときは、供給ギヤ34の回転力がコイル バネ28の締付力を超えないので、供給ギヤ34の回転に伴って突起部34aが 前記先端部28bを押圧してもコイルバネ28は緩むことがない。従って、コイ ルバネ28の締付力によるコイルバネ28とプーリ27の軸部27aとの間の摩 擦力によりプーリ27がX方向に回転される。また、プーリ27が回転不可能な 状態であるときは、供給ギヤ34の回転に伴って突起部34aが先端部28bを 押圧する押圧力がコイルバネ28の締付力を超えるので、コイルバネ28は緩ん でコイルバネ28とプーリ27の軸部27aとが滑り、プーリ27に供給ギヤ3 4の回転力が伝わらない。一方、供給ギヤ34がY方向(図中時計方向)に回転 すると、供給ギヤ34の突起部34aがコイルバネ28の先端部28aに係合す る。
【0022】 そして、上記突起部34aが先端部28bと係合する場合と同様の理由でプー リ27が回転可能な状態であるときは、コイルバネ28を介してプーリ27をY 方向に回転させ、プーリ27が回転不可能な状態であるときは、コイルバネ28 とプーリ27の軸部27aとが滑り、プーリ27に供給ギヤ34の回転力が伝わ らない。
【0023】 図3に示すように、前記フレーム15にはDCモータ29が取り付けられ、そ のDCモータ29は一方向(反時計方向)に回転するように配置されている。こ のDCモータ29の回転速度はある一定の範囲であるならば一定に制御される必 要はない。そのDCモータ29の回転軸には、モータギヤ29aが取り付けられ ている。前記駆動スイッチ13は電気スイッチ30に連動するとともに、リンク 31を介してクラッチギヤ取り付け板32を移動させる。クラッチギヤ取り付け 板32にはギヤG11乃至G14が回転可能に支持されている。
【0024】 前記DCモータ29の動力は、前記駆動スイッチ13が押下されている状態に あってはモータギヤ29a、ギヤG1乃至G11、G12を介して前記供給ギヤ 34に伝達され、さらに、供給ギヤ34の突起部34aが前記コイルバネ28の 先端部28bに係合するがコイルバネ28は緩むことがないので、コイルバネ2 8の締付力によるコイルバネ28とプーリ27の軸部27aとの間の摩擦力によ り駆動プーリ27に伝達される(図5参照)。この際前記読み取りセンサー19 は右側へ移動することになる。
【0025】 この時、読みとりセンサー19が右端まで移動するとプーリ27の回転が停止 される。その後さらに駆動スイッチ13が押下されると、供給ギヤ34の突起部 34aがコイルバネ28の締付力を緩和するように先端部28bと係合している ので、コイルバネ28が緩んでコイルバネ28とプーリ27の軸部27aとが滑 り、プーリ27に供給ギヤ34の回転力が伝わらなくなる。
【0026】 図4に示すように、前記駆動スイッチ13の押下が解除された状態にあっては 、クラッチギヤ取り付け板32に取り付けられたギヤG11乃至G14が移動す るため、前記DCモータ29の動力はモータギヤ29a、ギヤG1乃至G10, G13,G14を介して前記供給ギヤ34に伝達され、さらに、供給ギヤ34の 突起部34aが前記コイルバネ28の先端部28aに係合するがコイルバネ28 は緩むことがないので、コイルバネ28を介して駆動プーリ27に伝達され、前 記読み取りセンサー19は左側に移動する。
【0027】 ここで、前記駆動スイッチ13が押下された状態と比べ、ギヤ数並びにギヤ比 が異なるため、DCモータ29が同一方向且つ同一速度で回転したとしても、左 方向に前記押下時と比べて速いスピードで移動することになる。また、センサー 19が確実に左端まで戻るようにするため、必要量より多くDCモータ29を駆 動させる。そして、センサー19が左端まで移動すると、プーリ27の回転が停 止される。すると、供給ギヤ34の突起部34aがコイルバネ28の締付力を緩 和するように先端部28bと係合しているので、コイルバネが緩んでコイルバネ 28とプーリ27の軸部27aとが滑り、プーリ27に供給ギヤ34の回転力が 伝わらなくなる(図5参照)。
【0028】 前記筐体11の左側面には排出孔(図示せず)が形成され、その排出孔の右側 には後述するテープカートリッジ37から引き出されたテープ39を送るための 一対の送りローラ(以下上側送りローラ41,下側送りローラ43とも称す)が 設けられている。この上側送りローラ41は前記フレーム15の裏側に突出する 軸に取り付けられている。上側送りローラ41には、ギヤ41aが取り付けられ 、そのギヤ41aはギヤG7に連結される。従って前記両送りローラ41は前記 駆動スイッチ13の押下状態に関わらず、DCモータ29の駆動によりテープ3 9を前記排紙孔方向に搬送する。
【0029】 また下側の送りローラ43はフレーム15に回動可能な支持部45に回転可能 に支持される。両送りローラ41,43の右側にはフレームの裏側に突出するよ うにサーマルヘッド47が設けられる。前記支持部45は、サーマルヘッド47 と対向する位置にプラテン49を支持しており、またそのサーマルヘッド47と プラテン49との間、並びに両送りローラ41,43間を閉じる方向に付勢され ているが、レバー(図示せず)を操作することにより、これら間を開くことがで きる。
【0030】 また前記下側送りローラ43にも一体にギヤが形成され、両送りローラ対41 ,43間を閉じた状態ではこのギヤは前記ギヤ41aに噛合する。
【0031】 前記駆動スイッチ13押下時におけるこの送りローラ41,43の周速度と、 前記読み取りセンサー19の移送スピードは一致するように各ギヤのギヤ比は設 定されている。
【0032】 図3に示すように、前記排出孔(図示せず)と両送りローラ41,43との間 には、カッター55がネジ(図示せず)によって取り付けられており、そのカッ ター55は、フレーム15に回動可能に支持されたカッターレバー57により作 動される。このカッターレバー57はバネ57aによって、図中時計方向に付勢 されている。そして、使用者がカッターレバー57を図3中反時計周りに回動す ると、前記送りローラ41,43により送られたテープ39がカッター55によ って切断される。次に、使用者がカッターレバー57から手を離すと、前記バネ 57aによってカッターレバー57は時計方向に付勢され、元の位置に移動され る。
【0033】 次に以上のように構成された本装置の作用を説明する。
【0034】 初期状態において、前記読み取りセンサー19は走行可能範囲の左端に置かれ ている。
【0035】 本装置をまず複写したい画像(例えば歌詞カードの題名の上)に置き、前記読 み取りセンサー19の走行位置をその画像上にに合わせる。この時前記読み取り センサー19の走行位置は前記透明アクリル板21を介して目視可能であり、容 易に位置合わせできる。
【0036】 その後に前記駆動スイッチ13を押下する。すると前記DCモータ29が所定 方向に回転するとともに、クラッチギヤ取り付け板32が移動して図3に示すよ うに前記モータギヤ29a、ギヤG1乃至G12、供給ギヤ34を介した動力伝 達路が形成される。そのため前記供給ギヤ34が回転して突起部34aが前記コ イルバネ28の先端部28bに係合し、コイルバネ28の締付力によるコイルバ ネ28とプーリ27の軸部27aとの間の摩擦力により駆動プーリ27に伝達さ れ、読み取りセンサー19が右側に移動を開始する。この移動と同時に読み取り センサー19において画像が読み取られるとともに、その画像はマイクロコンピ ュータ(図示せず)内で処理され、同時にサーマルヘッド47に出力される。こ のとき前記送りローラ41はモータギヤ29a,ギヤG1乃至G7,上側送りロ ーラ41と一体のギヤの動力伝達路を介して回転し、前記テープ39並びにイン クリボン77を搬送する。
【0037】 前記サーマルヘッド47とプラテン49の間を通ったテープ39は前記排出孔 を介して外部に送り出されていく。またインクリボン77は巻取軸61bに巻き 取られていく。このとき前記送りローラ41,43によるテープ39の搬送速度 と、読み取りセンサー19の移動速度は完全に一致するために、多少DCモータ 29の回転速度が変動しても、出力画像にさほど影響はない。
【0038】 使用者は、読み取りセンサー19が所望の画像範囲右端を通過したことを確認 した後に前記駆動スイッチ13の押下を解放する。前記DCモータ29はその後 も前記マイクロコンピュータの制御によりしばらく回転し続ける。この時、読み とりセンサー19が右端まで移動するとプーリ27の回転が停止されるから、供 給ギヤ34の突起部34aがコイルバネ28の締付力を緩和するように先端部2 8bを押圧するので、コイルバネ28が緩んでコイルバネ28とプーリ27の軸 部27aとが滑り、プーリ27に供給ギヤ34の回転力が伝わらなくなる。
【0039】 このときクラッチギヤ取り付け板32が移動するため、図4に示すように、前 記モータギヤ,ギヤG1乃至G10,G13,G14,供給ギヤ34の動力伝達 路が遮断されるとともに、モータギヤ10,ギヤG1乃至G13,G14,G1 5,供給ギヤ34の動力伝達路が形成される。そのため読み取りセンサー19は 左側に移動するとともに、前記テープ39は更に送られる。このテープ39にお ける印字終端位置が前記カッター55による切断位置を通過した後に前記DCモ ータ29は停止する。このとき読み取りセンサー19は左端位置に到達するよう に、前記各ギヤのギヤ比が設定されている。
【0040】 さらに、読み取りセンサー19が確実に左端まで戻るようにするため、DCモ ータ29は必要量より多く駆動される。そして、読み取りセンサー19が左端ま で移動すると、プーリ27の回転が停止される。すると、供給ギヤ34の突起部 34aがコイルバネ28の締付力を緩和するように先端部28bと係合している ので、コイルバネ28が緩んでコイルバネ28とプーリ27の軸部27aとが滑 り、プーリ27に供給ギヤ34の回転力が伝わらなくなる。
【0041】 このようにして画像が形成されたテープ39は、カッター55の固定刃55a と可動刃55bとの間に配置されている。そして、使用者がカッタレバー57を 図3中反時計周りに回動すると、カッターレバー57がカッター55を押圧して 、テープ39が切断される。そして、使用者がカッターレバー57から手を離す と、前記バネ57aによってカッターレバー57は図3中時計方向に付勢され、 元の位置に移動される。
【0042】 上述した構成の両方向クラッチでは、コイルバネ28と突起部34aとにより 供給ギヤ34の回転がプーリ27に伝わるので、構成が単純で、両方向クラッチ の大きさが大きくならず、安価に形成される。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案の両方向クラッチによれば、前記 第一回転体又は前記第二回転体のいずれか一方にその軸と略平行に設けられた係 合体が、その回転体と共に回動し、前記他方に所定の締付力で巻装されたコイル バネの両端部が、前記第一回転体の回動により係合体に対して該締付力が緩和す るように係合して、第一回転体の回転が第二回転体に伝わるので、両方向クラッ チの大きさが大きくらず、安価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本テープコピー装置の内部構成を透視して示す
側面図である。
【図2】本テープコピー装置の内部構成を透視して示す
上面図である。
【図3】駆動スイッチを押下した状態の本テープコピー
装置の内部構成を透視して示す正面図である。
【図4】駆動スイッチを押下していない状態の本テープ
コピー装置の内部構成を透視して示す正面図である。
【図5】バネクラッチの取付状態を示す断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】従来技術の両方向クラッチを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
27 駆動プーリ 27a 軸部 28 コイルバネ 28a コイルバネの端部 28b コイルバネの端部 34 供給ギヤ 34a 突起部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に支持され、且つ駆動手段によ
    り二方向に回転される第一回転体と、 前記第一回転体と同一軸上に回動可能に支持された第二
    回転体と、 前記第一回転体又は前記第二回転体のいずれか一方にそ
    の軸と略平行に設けられ、その回転体と共に回動する係
    合体と、 前記他方に所定の締付力で巻装され、且つ前記第一回転
    体の回動により係合体に対して該締付力が緩和するよう
    に係合する両端部を有するコイルバネとを備えたことを
    特徴とする両方向クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記第一回転体がギヤから成り、前記第
    二回転体がプーリから成り、前記係合体はギヤのプーリ
    と相対する面から突出形成され、プーリに巻装された前
    記コイルバネの両端部と係合可能になっていることを特
    徴とする請求項1記載の両方向クラッチ。
JP2735692U 1992-04-24 1992-04-24 両方向クラッチ Pending JPH0585655U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58500296A (ja) * 1981-03-18 1983-02-24 ジエネラル・クラツチ・コ−ポレ−シヨン 両方向クラツチ

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