JPH058479Y2 - - Google Patents

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JPH058479Y2
JPH058479Y2 JP7660186U JP7660186U JPH058479Y2 JP H058479 Y2 JPH058479 Y2 JP H058479Y2 JP 7660186 U JP7660186 U JP 7660186U JP 7660186 U JP7660186 U JP 7660186U JP H058479 Y2 JPH058479 Y2 JP H058479Y2
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JP
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hot air
sheet
heating chamber
nozzles
nozzle
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JP7660186U
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、薄鋼板などのシートを熱処理するシ
ートオーブンに関するものである。
(従来の技術) 従来の下吹き出し反転式シートオーブンは、第
3図に示すように、加熱室1内の上部に熱風循環
フアン2を配設すると共に下部中央にシートaの
搬送装置9を加熱室1の長さ方向に走行可能に設
け、熱風循環フアン2の熱風排出管路7,8の排
出開口端に加熱室1の両側内面に沿つた蓄圧室6
を連接し、該蓄圧室6を多数の整流孔を有する抵
抗板10を介して上下室に分割し、さらに、下部
蓄圧室に下向き開口したノズル3を設けてなるも
のである。
そして、熱風循環フアン2を作動させると、熱
風は排出管路7,8から蓄圧室6,6に分配、流
入して抵抗板10により蓄圧室6内の各部を等圧
にし、下部蓄圧室6aに抵抗板10を通して平面
方向に等量流入させて該下部蓄圧室6a内の静圧
を均一にしたのち、熱風はノズル3から下方に噴
出され、その儘、下降して加熱室1の底部で反転
して搬送装置9に立設状態で載置されたシートa
の下端より上昇し、該シートaを加熱後、フアン
2へと循環復帰するものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような熱風噴出手段によれ
ば、ノズル3からの熱風は全て加熱室1の底部に
流突、反転するため、シートaに対する熱風密度
はシートaの下端部中央イが最も大で両側端部に
向かうに従つて順次小さくなり、そのため、シー
トaの中央下端部が過熱される一方、シートaの
両側端部並びに上端に行くに従つて昇温速度に差
が生じて加熱昇温が不均一となり、又、前述した
ように熱風密度の違いのためにシートaが振られ
て妄動するという問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解消することを目
的としたシートオーブンを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のシートオ
ーブンは、実施例に対応する図面に示すように、
加熱室1内の上部に熱風循環フアン2を配設する
と共に該熱風循環フアン2の熱風吹き出しノズル
3,4,5を加熱室1の両側壁内面に沿つて下方
に向けて配設し、該ノズル3,4,5からの熱風
により加熱室1内の中央下部で搬送されるシート
aを加熱するようにしたシートオーブンにおい
て、前記ノズル3,4,5を加熱室1の側壁から
内側中央に向かつて、内側のノズル5が高位置と
なるように順次段状に配設してなることを特徴と
するものである。
(作用) 最外側端に配設した最下段のノズル3からの熱
風噴流は、加熱室1の内底面に流突、反転してシ
ートaの下端中央部側に流れる一方、中段に配設
したノズル4からの熱風噴流は、前記最下段のノ
ズル3からの噴流により遮られて加熱室1の底部
に達することなくシートaの両側端に向けて流れ
ることになる。さらに、内側の配設した最上段の
ノズル5からの噴流は、中段のノズル4からの噴
流に遮られて加熱室aの中央部側に湾曲するよう
に流れ、シートaの両側上部から中央部を加熱す
ることになり、従つて、これらのノズル3,4,
5によつてシートaに対する加熱熱風密度を均一
にすると共にシート各部の昇温速度を等しくし、
又、シートaの振れを無くして安定した搬送が可
能となるものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、1
はシートオーブン本体である加熱室で、その中央
上部内に熱風循環フアン2を配設してあり、該フ
アン2の吐出口に接続した左右熱風排出管路7,
8の下端開口部を加熱室1の両側壁内面に沿わせ
てある。
6,6はシート搬送装置9の搬送路上方におけ
る加熱室1の両側壁内面に、加熱室1の全長に亘
り配設した横長長方形状中空角管からなる蓄熱室
で、その上端面中空部を前記熱風排出管路7,8
の開口端に連結、連通してある。これらの蓄熱室
6,6は、その中空部全長に亘つて張設した全面
に多数の整流孔10aを有する抵抗板10により
上下室に分割されてあり、下部蓄熱室6aの下面
を内側に向かつて順次高位置となる段状の面に形
成してある。
3,4,5は下部蓄熱室6aに連通して段状の
面に夫々配設したノズルで、加熱室1の側壁に沿
つた最外側のノズル3は最下段に設けられ、中空
部のノズル4は中段に、最内端側のノズル3は上
段に夫々設けられてある。又、これらのノズル
3,4,5は下方に向かつて開口していると共
に、上段のノズル5は搬送装置9により搬送され
るシートaの両側端外方上部に位置し、下段のノ
ズル3はシートaの両側端中央外方に位置してあ
る。
搬送装置9は第1図に示すように、加熱室1の
中央下部内を通過して加熱室1の外底面を循環す
る無端状チエーン9aにシートaを受止する斜板
9bを一定間隔毎に配設してなるものである。
このように構成した実施例のシートオーブンの
作用を述べると、熱風循環フアン2の駆動により
熱風排出管路7,8を通して蓄熱室6,6に圧入
した熱風は、抵抗板10により整流されて多数の
整流孔10aから下部蓄熱室6aに全体に亘つて
均一な流入量で流入し、下部蓄熱室6a内の静圧
を均一にすると共に該下部蓄熱室6aからノズル
3,4,5を通して下方に噴出する。
この時、最外側に配設した下段のノズル3から
の熱風噴流は、加熱室1の内側壁に沿つて流下
し、内底面に流突したのち内側に反転して搬送装
置9により搬送されてくるシートaの下端より上
方に向かつて流れ、中央に配設した中段のノズル
4からの熱風噴流は、下段のノズル3からの噴流
に遮られて内側方に湾曲し、シートaの両側端下
半部から中央部に向かつて流れる。さらに、最内
側に配設した上段のノズル5からの熱風噴流は、
中段のノズル4からの噴流に遮られて内側に曲が
り、シートaの両側端上半部から中央部に向かつ
て流れることになる。
従つて、これらのノズル3,4,5からの熱風
の流れによつてシートaの各部に対する加熱熱風
密度が均一となり、シートaの各部の昇温速度が
等しくなると共に熱風の流れによつてシートaが
揺動したり振れたりするのがなくなるものであ
る。
こうして、搬送装置9の各斜板9bに受止され
た状態で加熱室9内に連続的に供給されるシート
aは、ノズル3,4,5から噴出する熱風によつ
て順次、加熱処理されるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案のシートオーブンによれ
ば、加熱室1内の上部に熱風循環フアン2を配設
すると共に該熱風循環フアン2の熱風吹き出しノ
ズル3,4,5を加熱室1の両側壁内面に沿つて
下方に向けて配設し、該ノズル3,4,5からの
熱風により加熱室1内の中央下部で搬送されるシ
ートaを加熱するようにしたシートオーブンにい
て、前記ノズル3,4,5を加熱室1の側壁から
内側中央に向かつて、内側のノズル5が高位置と
なるように順次段状に配設しているので、最外側
端に配設した最下段のノズル3からの熱風噴流
は、加熱室1の内底面に流突、反転してシートa
の下端中央部側に流れる一方、中段に配設したノ
ズル4からの熱風噴流は、前記最下段のノズル3
からの噴流により遮られて加熱室1の底部に達す
ることなくシートaの両側端に向けて流れ、さら
に、内側に配設した最上段のノズル5からの噴流
は、中段のノズル4からの噴流に遮られて加熱室
aの中央部側に湾曲するように流れてシートaの
両側上部から中央部を加熱することになり、従つ
て、これらのノズル3,4,5によつてシートa
の各部の加熱熱風密度を均一にすると共にシート
各部の昇温速度を等しくして過熱個所をなくする
ことができ、シート各部の温度差をなくして良好
な熱処理が可能となるものである。
又、シートaに対する加熱熱風密度が前述した
ように各部に亘つて均一となるので、シートaの
振れが妄動がなくなつて安定した搬送が可能とな
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
シートオーブンの縦断側面図、第2図は第1図
−線における縦断正面図、第3図は従来のシー
トオーブンの縦断正面図である。 1……加熱室、2……熱風循環フアン、3,
4,5……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱室1内の上部に熱風循環フアン2を配設す
    ると共に該熱風循環フアン2の熱風吹き出しノズ
    ル3,4,5を加熱室1の両側壁内面に沿つて下
    方に向けて配設し、該ノズル3,4,5からの熱
    風により加熱室1内の中央下部で搬送されるシー
    トaを加熱するようにしたシートオーブンにおい
    て、前記ノズル3,4,5を加熱室1の側壁から
    内側中央に向かつて、内側のノズル5が高位置と
    なるように順次段状に配設してなることを特徴と
    するシートオーブン。
JP7660186U 1986-05-21 1986-05-21 Expired - Lifetime JPH058479Y2 (ja)

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JP7660186U JPH058479Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

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JP7660186U JPH058479Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

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JPS62186963U JPS62186963U (ja) 1987-11-27
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JP5247087B2 (ja) * 2007-08-20 2013-07-24 住友化学株式会社 オーブン、及び高分子フィルムの製造方法

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JPS62186963U (ja) 1987-11-27

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