JPH0584024A - シート屋根を持つハウス、シート巻き取り巻き戻し装置およびシート巻き取り巻き戻しガイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】シートの巻き取り幅を広くでき巻取軸の転動方
向が任意に選択できるシート巻き取り巻き戻し装置、シ
ート屋根の開閉が容易にできるハウスおよびシート巻き
取り巻き戻し装置に使用されるガイドを提供する。 【構成】本発明のハウスは、屋根枠部をもつハウス本体
と、屋根枠部の一方側に一端が固定され屋根を形成する
シートと、シートの他端を巻き取る巻取軸と、巻取軸上
のシートを介して巻取軸を回転自在に保持するガイド
と、ガイドを該屋根枠部の他方側に付勢する付勢部材
と、巻取軸を回転駆動する駆動装置とからなる。また、
ハウスに使用されるカイドは、シートの一端部が巻き取
られた巻取軸を挿通し巻き取られていないシート部分の
出入口となる開口部を有するＣ字形状の骨格部と、開口
部の両端を形成する開口端にそれぞれ設けられ該巻取軸
を回転自在に保持するローラとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、シートで形成された屋
根を持つハウス、シートを巻き取り巻き戻すシート巻き
取り巻き戻し装置およびシートが巻かれた巻取軸をガイ
ドするシート巻き取り巻き戻しガイドに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来シートの巻き取り巻き戻し装置とし
ては、シートを巻き取った巻取軸が架装すべき装置の枠
にそつて転動し、シートが枠に張られる転動タイプと、
巻取軸が枠の一定位置で回転するとともにシートが枠に
沿って延出する定位置回転タイプがある。転動タイプ
は、シートの一端を枠に固定し他端を巻取軸に巻き付け
たもので巻取軸を回転駆動することにより巻取軸が枠に
沿って転動しシートが巻取軸の転動の方向に延出または
巻き戻される。定位置回転タイプは、巻取軸が定位置に
回転自在に保持され巻き取られていないシートの他端の
付勢を強くしたり弱くすることによりシートを巻取軸か
ら延出させたり巻き戻して枠にシートを張ったり取り除
いたりするものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】定位置回転タイプは、
シートが枠に沿って滑るため枠との間に摩擦が生じシー
トを傷めることがある。一方、転動タイプは、シートと
枠との間には摩擦が生じないが巻取軸を枠に沿って移動
させつつ回転駆動しなければならず、移動させる方向が
限られているとかシートの巻き取り幅が狭いものしか使
用できないといった問題がある。

【０００４】本発明は、シートと枠との間に摩擦が生じ
ない転動タイプを改良し、シートの巻き取り幅を広くで
き巻取軸の転動方向が上下左右いずれにも可能なシート
巻き取り巻き戻し装置、屋根の開閉が容易にできるハウ
スおよびシート巻き取り巻き戻し装置に使用されるガイ
ドを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のシート屋根を持
つハウスは、屋根枠部をもつハウス本体と、該屋根枠部
の一方側に一端が固定され屋根を形成するシートと、該
シートの他端を巻き取る巻取軸と、該巻取軸上のシート
を介して該巻取軸を回転自在に保持するガイドと、該ガ
イドを該屋根枠部の他方側に付勢する付勢部材と、該巻
取軸を回転駆動する駆動装置とからなる。

【０００６】本発明のシート巻き取り巻き戻し装置は、
シート屋根を持つハウスの主要構成要素となるもので、
枠部の一方側に一端が固定され枠部に張られるシート
と、該シートの他端を巻き取る巻取軸と、該巻取軸上の
シートを介して該巻取軸を回転自在に保持するガイド
と、該ガイドを該枠部の他方側に付勢する付勢部材と、
該巻取軸を回転駆動し該巻取軸に対し該シートを巻き取
り巻き戻す駆動装置とからなる。

【０００７】また、本発明のシート巻き取り巻き戻しガ
イドは、シート巻き取り巻き戻し装置に使用できるもの
で、シートの一端部が巻き取られた巻取軸を挿通し巻き
取られていないシート部分の出入口となる開口部を有す
るＣ字形状の骨格部と、該開口部の両端を形成する開口
端にそれぞれ設けられ該巻取軸を回転自在に保持するロ
ーラとを有する。

【０００８】本発明のシート屋根を持つハウスを構成す
る屋根枠部をもつハウス本体としては、通常ビニールハ
ウスとして知られている温室、簡易倉庫等に使用される
シートハウス、テント等を指す。ハウス本体を構成する
屋根枠部とはハウス本体の屋根を形ち作る枠に相当する
もので、鉄骨、パイプ及び木材等で形成される通常不動
の部分である。

【０００９】シートは、ビニールフイルム、帆布、不織
布等のシート状のもので屋根枠部に張架される部材であ
る。このシートは通常長方形状でその対向する一辺側が
屋根枠部に固定され他辺側が巻取軸に巻き取られる。巻
取軸は、シートの一端を巻き取るとともに張架されたシ
ートに張力を与える役割を持つ。この巻取軸は回転駆動
に伴う捩じり力に耐えるとともに折れ曲がらない剛性を
必要とする。また、シートを巻き取るため断面円形で外
径が一定のもが好ましい。

【００１０】巻取軸を回転自在に保持するガイドは、巻
取軸に巻き取られているシートを介して巻取軸を回転自
在に保持するもので、シートの一端部が巻き取られた巻
取軸を挿通し、巻き取られていないシート部分の出入口
となる開口部を有するＣ字形状の骨格部を有することが
必要となる。巻取軸の回転により骨格部と巻き取られた
シートとの間で発生する相対摺動によるシートの損傷を
避けるために、開口部の両端を形成する開口端にロー
ラ、ボールを回転自在に配置し、シートとの間で相対摺
動が生じないようにするのが好ましい。なお、ガイドは
巻取軸の軸方向に間隔を隔てて複数個配置することがで
きる。また、複数個のガイドの相対位置が巻取軸の駆動
により移動するのを防止するために、個々のガイドを竿
等に固定することも好ましい。

【００１１】付勢部材はガイドをシートの一端が固定さ
れた位置から遠ざかる方向にガイドを付勢するものであ
る。この付勢部材としては重力を利用する重し、一定の
トルクを発生するトルクモータ、コイルバネ等を使用で
きる。駆動装置は巻取軸を回転駆動するもので、作業者
が人力で操作する巻取軸に固定されたハンドル、モータ
等を使用する回転駆動装置を用いることができる。な
お、駆動装置の巻き取り時の回転駆動トルクは付勢部材
の付勢力より強いものであることが必要である。これに
より巻取軸を巻き取り駆動することによりシートは巻取
軸に巻き取られるとともに、巻取軸はシートの固定され
た枠部の方向に駆動される。また、駆動装置は駆動装置
が回転駆動されていない時は巻取軸が回転しないように
回転を抑えるものであることが好ましい。

【００１２】本発明のシート巻き取り巻き戻し装置は、
本発明のシート屋根を持つハウスで説明したものと同じ
構成を持つ。しかし、本発明のシート巻き取り巻き戻し
装置は、シート屋根を持つハウス以外の他の装置にも使
用できる。また、本発明のガイドは本発明のシートの巻
き取り巻き戻し装置のみに使用されるものである。

【００１３】

【作用】本発明のシート屋根を持つハウスは、屋根を形
成する屋根枠部の相対向する一方側にシートの一端が固
定され、シートの他端は巻取軸に巻き取られている。そ
して巻取軸には駆動装置が連結されている。一方、巻取
軸はその巻き取られたシートの上からシートを介してガ
イドにより回転保持されている。そしてこのガイドは付
勢部材により屋根枠部の他方側に付勢されている。この
付勢部材の付勢力により巻き取られていない部分のシー
トは一方側の屋根枠部の部分と巻取軸との間で引っ張ら
れた状態にある。

【００１４】この状態で駆動装置によりシートを巻き取
る方向に駆動すると、巻取軸はガイドに保持された状態
で回転する。この回転によりシートが巻き取られる。一
方、シートの一端は固定されているためシートが手繰り
寄せられること無く、巻取軸自体が回転しつつ屋根枠部
の一端側に引き寄せられる。なお、付勢部材の付勢力は
回転駆動力より弱いため巻取軸の移動を止めること無く
一定付勢力でガイドおよび巻取軸を屋根枠部の他端側に
付勢続ける。このため、未だ巻き取られていないシート
の部分は常に一方側の屋根枠部の部分と巻取軸との間で
引っ張られた状態にある。

【００１５】逆に駆動装置によりシートを巻き戻す方向
に駆動すると、シートが巻き戻され、シートに懸かって
いた張力が減少する。このため付勢部材の付勢力が強く
なり、巻取軸は付勢部材の付勢力により付勢方向に移動
する。巻取軸が移動することによりシートが引っ張られ
るため結局屋根枠部に張られている部分のシートは常に
引っ張られた状態にある。このようにシートは巻き取ら
れる時も、巻き戻される時も常に引っ張られた状態にあ
り、弛むことはない。また、シートは屋根枠部に対して
当接するが互いに摺動する関係にはない。このためシー
トと屋根枠部との間で摺動に起因する損傷はない。

【００１６】

【実施例】

〔第１実施例〕本発明のシート屋根を持つハウスの第１
実施例を図１から図３に示す。このハウスは温室とした
もので、型鋼やパイプからそれぞれ構成された山形の屋
根枠部２と側壁枠部３および梁材４等でハウス本体１が
形成されている。

【００１７】屋根を形成するシート５は、２枚の幅約４
ｍ、長さ２５ｍ程度の塩化ビニールフィルムからなる。
これらシートは、屋根枠部２の下方側に当たる側壁部の
上部に金具６で固定されたパイプ７に、相対向する長辺
の一方が固定され、長辺の他方側のシート部分は巻取軸
８に巻き取られている。巻取軸８はシート５の長辺より
わずかに長いパイプで構成されており、その一端に図示
しない歯車が同軸的に結合され、この歯車にエンドレス
のチエーンが架装され、このチエーンを介して歯車がモ
ータＭで回転駆動される構成になっている。なお、本発
明の駆動装置はこの実施例では歯車とチェーンおよびモ
ータとで構成されている。

【００１８】巻取軸８を回転自在に保持するガイド９
は、図２、図３に示すように、所定間隔で対向する一対
の正方形の枠条の一角が欠落した略Ｃ字形状の鋼板製の
側板９ａと側板９ａ間の間隔を維持する４組のボルトお
よびナツト１０と、両側板９ａ間に架設された３本の軸
棒９ｂと、これら軸棒９ｂに回転自在に保持されたロー
ラ１０ａ、１０ｂ、１０ｃとからなる。

【００１９】なお、側板９ａとボルトおよびナットは本
発明のガイドの骨格部に該当し、欠落部分はこの骨格部
の開口を形成する。また、側板９ａは数字の７の形状を
もつ部材と文字くの形状を持つ部材の２つの部分から構
成され、図３の右下のボルトおよびナット１０を外すと
図３の破線で示すように開口が開くようになっている。
このガイド９は巻取軸１０の軸方向にほぼ５ｍ間隔に５
個配置されている。

【００２０】各ガイド９は、図２に示すように屋根枠部
２の頂部にスプリング１６で保持された軸受け部１５に
案内されるワイヤ１４の一端に側板９ａの開口が図３上
で左下に向かうように固定されている。また、ワイヤ１
４の他端には重し１３が固定されている。ワイヤ１４、
軸受け部１５および重し１３は本発明の付勢部材を構成
する。

【００２１】図１に示されているように、屋根枠部２の
頂部には頂部の延びる方向に小屋根１７が設けられてお
り、巻取軸８はこの小屋根１７の下に収まるようになっ
ている。また、ハウス本体１の側壁枠部３には、別のシ
ート５ａが取りつけられている。このシート５ａは巻取
軸８ａに架装され、重し１３ａで下方に付勢されてい
る。

【００２２】本第１実施例のシート屋根を持つハウスは
上記した構成を持つ。このハウスのシート５は、屋根枠
部２の相対向する一方側のパイプ７にシート５の一端が
固定され、シート５の他端は巻取軸８に巻き取られてい
る。そして巻取軸８はその巻き取られたシート５の上か
らシート５を介してガイド９により回転保持されてい
る。そしてこのガイド９は重し１３により屋根枠部２の
頂部側に付勢されている。この重し１３の付勢力により
巻き取られていない部分のシート５は一方側の屋根枠部
２のパイプ７と巻取軸８との間で引っ張られた状態にあ
る。このため屋根枠部２に張られたシート５の部分は弛
むこと無く真っ直ぐに張られた状態になる。なお、図１
は屋根枠部２全体がシート５によって被覆されている状
態、すなわちシート５が最も巻き戻された状態を図示し
ている。

【００２３】この状態でモータＭにより巻取軸８を駆動
してシート５を巻き取る方向に駆動すると、巻取軸８は
ガイド９に保持された状態で回転する。この回転により
シート５が巻き取られる。一方、シート５の一端は固定
されているためシート５が弛むこと無く、すなわち、シ
ート５が真っ直ぐに張られた状態でシート５が巻き取ら
れる。巻取軸８自体は回転しつつ屋根枠部２の一端側の
パイプ７側に引き寄せられる。なお、重し１３の付勢力
は回転駆動力より弱いため巻取軸８の移動を止めること
無く一定付勢力でガイド９および巻取軸８を屋根枠部２
の頂部側に付勢し続ける。このため、未だ巻き取られて
いないシート５の部分は常に一方側の屋根枠部２のパイ
プ７と巻取軸８との間で引っ張られた状態にある。

【００２４】逆にシート５を巻き戻す方向に巻取軸８を
駆動すると、シート５が巻き戻され、シートに懸かって
いた張力が減少する。このため重し１３の付勢力が強く
なり、巻取軸８は重し１３の付勢力により屋根枠部２の
頂部方向に移動する。巻取軸８が移動することによりシ
ート５が引っ張られるため結局屋根枠部２に張られてい
る部分のシート５は常に引っ張られた状態にある。この
ようにシート５は巻き取られる時も、巻き戻される時も
常に引っ張られた状態にあり、弛むことはない。また、
シート５は巻取軸８の転動により屋根枠部２に当接する
が互いに摺動する関係にはない。このためシート５と屋
根枠部２との間で摺動に起因する損傷はない。

【００２５】上記したように本実施例のシート屋根をも
つハウスは、モータＭの駆動で自由にシート５の巻き取
り巻き戻しができる。しかも巻き取り巻き戻し時にもシ
ート５は常に引っ張られた状態に有り緩むことはない。
また、シート５と屋根枠部２とは互いに摺動しないた
め、巻き取り巻き戻しによりシート５が屋根枠部２によ
り傷つく事はない。

【００２６】〔第２実施例〕本発明のシート屋根を持つ
ハウスの第２実施例を図４から図６に示す。このハウス
は第１実施例のハウスのガイド９に代えてガイド１９を
使用し、このガイド１９に合わせて屋根枠部を少し変え
たもので、ハウスの大部分は第１実施例のハウスと同じ
である。図４から図６中で第１実施例と同じ部分につい
ては図１から図３と同じ符号で示す。

【００２７】このハウスでは、図６に示すように、ガイ
ド１９として補助ローラ３０ａ、３０ｂをもつものを使
用している。これら補助ローラ３０ａ、３０ｂは、ガイ
ド１９が屋根枠部２１と相対移動するときの抵抗を低減
したり、張られているシート５の押さえベルト２０との
間の摩擦抵抗を低減するものである。ガイド１９はその
側板１９ａとして上下にそれぞれ突出する凸部２２をも
つ。この凸部２２は補助ローラ３０ａ、３０ｂの軸受け
となるとともに屋根枠部２１、押さえベルト２０と当接
する被案内部となる。補助ローラ３０ａ、３０ｂは屋根
枠部２１、押さえベルト２０上を回転する。そして屋根
枠部２１、押さえベルト２０は、側板１９の被案内部２
２によって両側を規制されているため、ガイド１９は屋
根枠部２１および押さえベルト２０にそって移動するこ
とになり、ガイド１９の図６における紙面と垂直方向の
動きが規制される。

【００２８】なお、屋根枠部２１には、補助ローラ３０
ａとの相対移動を容易にするためその梁材４ｂの補助ロ
ーラ３０ａが当接回転する部分に断面山形状の案内板４
ａが設けられている。また、押さえベルト２０は、シー
ト５が捲り揚がるのを防止するためのもので、押さえベ
ルト２０は一定張力が作用した状態でその両端が屋根枠
部２１の頂部および下部に固定されている。

【００２９】本第２実施例のハウスでは、シート５の巻
き取り、巻き戻しに伴って生じるガイド１９の移動が補
助ローラ３０ａ、３０ｂによって容易となる。また、ガ
イド１９は側板１９ａの被案内部２２によって屋根枠部
２１および押さえベルト２０にそって移動する。このた
めシート５の巻き取り、巻き戻しに伴って起こるガイド
１９の蛇行が無くなる。さらに、このハウスではシート
５が押さえベルト２０によってその両側縁部が押さえら
れているため、シート５が風等で捲くり揚がる恐れが少
ない。

【００３０】本第２実施例のシート屋根をもつハウスで
は、押さえベルト２０を巻取軸８の両端部にあるガイド
１９のみに設けた。しかし押さえベルトは巻取軸８の中
央部にあるガイドに設けることもできる。また、巻取軸
８に架装されている全てのガイドを例えば通し軸（図示
せず）で一体的に固定し、巻き取り、巻き戻しに伴って
発生するガイドの蛇行を阻止することも好ましい。

【００３１】〔第３実施例〕本発明のシート屋根を持つ
ハウスの第３実施例を図７および図６に示す。このハウ
スは第１実施例のハウスのシート５の巻き取り、巻き戻
し方向を逆にしたものである。シート５としては、全屋
根枠部２１を覆う幅広のものとし、幅方向の中央を屋根
枠部２１の頂部に固定したハイプ４０にパッカー２０ａ
で押さえて固定した。そして両側端部より巻取軸８で巻
き取り、これら巻取軸８にガイド９を取りつけ、重し１
３によって斜め下方向に巻取軸８を付勢している。

【００３２】本第３実施例からも理解できるように巻取
軸８の付勢方向は使用目的に応じて任意に選択すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例の全体断面図である。

【図２】第１実施例の拡大要部斜視図である。

【図３】第１実施例の使用状態を示すガイドの拡大正面
図である。

【図４】第２実施例の全体斜視図である。

【図５】第２実施例の拡大要部斜視図である。

【図６】第２実施例の使用状態を示すガイドの拡大正面
図である。

【図７】第３実施例の全体断面図である。

【図８】第３実施例の拡大要部断面図である。

【符号の説明】

１…ハウス本体、２、２１…屋根枠部、３…側壁枠部、
４…梁材、５…シート、８…巻取軸、９、９ａ…ガイ
ド、１３…重し、１４…ワイヤ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 屋根枠部をもつハウス本体と、該屋根枠
   部の一方側に一端が固定され屋根を形成するシートと、
   該シートの他端を巻き取る巻取軸と、該巻取軸上のシー
   トを介して該巻取軸を回転自在に保持するガイドと、該
   ガイドを該屋根枠部の他方側に付勢する付勢部材と、該
   巻取軸を回転駆動する駆動装置とからなるシート屋根を
   持つハウス。
2. 【請求項２】 枠部の一方側に一端が固定され該枠部に
   張られるシートと、該シートの他端を巻き取る巻取軸
   と、該巻取軸上のシートを介して該巻取軸を回転自在に
   保持するガイドと、該ガイドを該枠部の他方側に付勢す
   る付勢部材と、該巻取軸を回転駆動し該巻取軸に対し該
   シートを巻き取り巻き戻す駆動装置とからなるシート巻
   き取り巻き戻し装置。
3. 【請求項３】 シートの一端部が巻き取られた巻取軸を
   挿通し巻き取られていないシート部分の出入口となる開
   口部を有するＣ字形状の骨格部と、該開口部の両端を形
   成する開口端にそれぞれ設けられ該巻取軸を回転自在に
   保持するローラとを有するシート巻き取り巻き戻しガイ
   ド。