JPH0583748A - Avシステムにおける映像ケーブル接続状態チエツク装置 - Google Patents

Avシステムにおける映像ケーブル接続状態チエツク装置

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JPH0583748A
JPH0583748A JP24144491A JP24144491A JPH0583748A JP H0583748 A JPH0583748 A JP H0583748A JP 24144491 A JP24144491 A JP 24144491A JP 24144491 A JP24144491 A JP 24144491A JP H0583748 A JPH0583748 A JP H0583748A
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video
cable
level
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JP24144491A
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Satoshi Oshikiri
聡 押切
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】映像ケーブルが外れたとき、出力側,入力側の
2つのAV機器のうちいずれの方で外れたのかをメッセ
ージする。 【構成】映像出力端子2に同期信号抜き取り部4を接続
するとともに機械的スイッチ2aを設ける。抜き取り信
号S3が所定値よりも低く機械的スイッチ2aが閉成状
態にあるときは接続状態が正常であるとし、抜き取り信
号S3が所定値より高く機械的スイッチ2aが閉成状態
にあるときは第2のAV機器Y側でケーブル外れがある
と判定し、機械的スイッチ2aが開成状態にあるときは
第1のAV機器X側でケーブル外れがあると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機と
ビデオテープレコーダとの接続や、テレビジョン受像機
とレーザディスクプレーヤとの接続や、テレビジョン受
像機どうしの接続など、映像信号出力側の第1のAV機
器と映像信号入力側の第2のAV機器とを映像ケーブル
(光ケーブルを含む)を介して接続するAVシステムに
おいて、AV機器と映像ケーブルとの接続状態をチェッ
クするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の映像ケーブル接続状態チ
ェック装置としては、映像信号出力側の第1のAV機器
の映像出力端子に映像ケーブルの接続状態で動作する機
械的スイッチを設け、この機械的スイッチが非動作状態
のときにケーブル外れ検出信号を出力し、LEDを点灯
させる等してユーザーにケーブルが外れていることを知
らせるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例の場合、映像信号入力側の第2のAV機器の
映像入力端子から映像ケーブルが外れていても、そのこ
とは全く検出できないものであった。
【0004】そのため、例えば、映像信号をVTRに予
約録画しようとしたときに、もし、映像信号入力側であ
るVTRに対して映像ケーブルが外れていても、ユーザ
ーはそのことには気付かず、録画に失敗するというよう
な問題が生じていた。
【0005】また、機械的スイッチの状態が悪いときに
は、映像ケーブルが正常に接続されているにもかかわら
ずケーブル外れと誤判定したり、映像ケーブルが外れて
いるにもかかわらず正常接続状態であると誤判定したり
するといった問題もあった。
【0006】さらに、機械的スイッチの状態が良い場合
でも、映像ケーブルが映像出力端子に差し込まれている
かどうかを検出しているにだけに過ぎず、見たところで
は確かに差し込まれていても、果たして正常な接続状態
であるのか、それとも、接触不良などの異常があるかの
区別はつかないものであった。
【0007】特に、映像ケーブルが光ケーブルである場
合、発光部と受光部との位置ずれが生じていたり、反射
効率の劣化が生じている場合には、映像信号を入力して
はいても、信号レベルが正規のレベルよりも小さいため
に初期の機能を正常に働かせることができないといった
問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、その第1の目的は、機械的スイッチ
のみに頼るのではなく、映像信号出力側の第1のAV機
器から実際に出力されている信号のレベルの変化をもっ
て接続状態の判定を行うことで判定の信頼性を向上する
ことであり、第2の目的は、映像ケーブルが外れている
場合に、第1のAV機器側で外れたのか第2のAV機器
側で外れたのかの区別ができるようにすることであり、
第3の目的は、外見的な接続状態の良否ではなく、接触
不良があるかどうかといった実質的な接続状態の良否の
判定を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のAV
システムにおける映像ケーブル接続状態チェック装置
は、映像信号出力側の第1のAV機器と映像信号入力側
の第2のAV機器とを映像ケーブルを介して接続するA
Vシステムにおいて、前記第1のAV機器の映像出力端
子に同期信号抜き取り部を接続し、この同期信号抜き取
り部による抜き取り信号のレベルが所定値よりも低いと
きは接続状態正常信号を出力し、前記抜き取り信号のレ
ベルが前記所定値よりも高いときはケーブル外れ検出信
号を出力するケーブル接続状態判定手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る第2のAVシステムに
おける映像ケーブル接続状態チェック装置は、映像信号
出力側の第1のAV機器と映像信号入力側の第2のAV
機器とを映像ケーブルを介して接続するAVシステムに
おいて、前記第1のAV機器の映像出力端子に同期信号
抜き取り部を接続するとともに、前記映像出力端子に映
像ケーブルの接続状態で動作する機械的スイッチを設
け、前記同期信号抜き取り部による抜き取り信号のレベ
ルが所定値よりも低くかつ前記機械的スイッチが動作状
態にあるときは接続状態正常信号を出力し、前記抜き取
り信号のレベルが前記所定値よりも高くかつ前記機械的
スイッチが動作状態にあるときは前記第2のAV機器側
において前記映像ケーブルが外れていることを示す入力
側外れ検出信号を出力し、前記機械的スイッチが非動作
状態にあるときは前記第1のAV機器側において前記映
像ケーブルが外れていることを示す出力側外れ検出信号
を出力するケーブル接続状態判定手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0011】さらに、本発明に係る第3のAVシステム
における映像ケーブル接続状態チェック装置は、映像信
号出力側の第1のAV機器と映像信号入力側の第2のA
V機器とを映像ケーブルを介して接続するAVシステム
において、前記第2のAV機器の映像入力端子に同期信
号抜き取り部を接続し、この同期信号抜き取り部による
抜き取り信号のレベルが所定値よりも高いときは接続状
態正常信号を出力し、前記抜き取り信号のレベルが前記
所定値よりも低いときは接続状態不良検出信号を出力す
るケーブル接続状態判定手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】第1の映像ケーブル接続状態チェック装置は、
映像ケーブルが第1のAV機器と第2のAV機器との間
にわたって正常に接続されている場合には、第1のAV
機器の映像出力端子から出力される映像信号が、その映
像出力端子側と第2のAV機器の映像入力端子側とに二
分されるため、その出力映像信号のレベルは低くなると
いうことを利用したものである。
【0013】出力映像信号のレベルそのものは輝度変化
に応じて変動するため、不確実な要素であるが、出力映
像信号に含まれる同期信号のレベルは安定している。そ
こで、この同期信号を抜き取ってケーブル接続状態の判
定の基準としたのである。
【0014】すなわち、抜き取り信号のレベルが所定値
よりも低いときは第1,第2の両AV機器に対する映像
ケーブルの接続状態が正常であると判定し、所定値より
も高いときは映像ケーブルが外れた状態にあると判定す
るのである。
【0015】この第1の映像ケーブル接続状態チェック
装置によれば、機械的スイッチの状態が悪くても、ま
た、機械的スイッチがなくても、映像ケーブルが正常に
接続されているか外れているかが正しく判定される。
【0016】また、第2の映像ケーブル接続状態チェッ
ク装置の場合は、映像出力端子に設ける機械的スイッチ
を併用することとし、抜き取り信号のレベルが所定値よ
りも高くかつ機械的スイッチが動作状態にあるときは第
2のAV機器側で映像ケーブルが外れていると判定する
一方、機械的スイッチが非動作状態であるときは第1の
AV機器側で映像ケーブルが外れていると判定するので
ある。
【0017】さらに、第3の映像ケーブル接続状態チェ
ック装置は、映像ケーブルが外見上良好に接続されてい
ても、接触不良や発光部と受光部との位置ずれがあるな
どの場合には、第2のAV機器の映像入力端子に入力さ
れる映像信号が劣化し、そのレベルが低くなるというこ
とを利用したものである。
【0018】ここでも、判定の基準として、輝度変化に
対して安定している同期信号を用いている。すなわち、
第2のAV機器の映像入力端子に同期信号抜き取り部を
接続し、それによる抜き取り信号のレベルが所定値より
も高いときは映像入力端子に対する映像ケーブルの実質
的接続状態が正常であると判定し、所定値よりも低いと
きは実質的接続状態に不良(接触不良とか発光部と受光
部との位置ずれ等)があると判定するのである。
【0019】したがって、この第3の映像ケーブル接続
状態チェック装置によれば、外見的な接続状態の良否だ
けではなく、上記の実質的接続状態の良否の判定もが可
能となるのである。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るAVシステムにおける映
像ケーブル接続状態チェック装置の実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0021】第1実施例 図1は本発明の第1実施例に係る映像ケーブル接続状態
チェック装置の要部を示すブロック回路図である。
【0022】図において、Xは映像信号出力側の第1の
AV機器、Yは映像信号入力側の第2のAV機器、Zは
第1のAV機器Xと第2のAV機器Yとを接続するため
の映像ケーブルである。
【0023】第1のAV機器Xは、次のような要素を含
んでいる。Q1は映像出力バッファ用トランジスタ、R
1はそのエミッタ抵抗、R2は出力抵抗、C1,C2は
結合コンデンサ、R3は接地抵抗である。2は映像出力
端子、2aは映像ケーブルZのピン端子12aを映像出
力端子2に差し込んで接続したときに閉成動作する機械
的スイッチ、4は映像出力端子2に結合コンデンサC2
を介して接続された同期信号抜き取り部、6は同期信号
抜き取り部4の次段に接続された波形整形部である。こ
の波形整形部6は、例えばワンショットマルチバイブレ
ータで構成されている。
【0024】同期信号抜き取り部4には、映像出力端子
2より出力されるべき映像信号の一部が結合コンデンサ
C2を介して映像信号S1として入力されてくるととも
に、図示しない同期分離回路によって映像信号より分離
された水平同期信号が抜き取りタイミング信号S2とし
て入力されてくる。そして、この同期信号抜き取り部4
は、映像信号S1に含まれている水平同期信号を抜き取
りタイミング信号S2に同期して抜き取り、その抜き取
り信号S3を波形整形部6に出力するようになってい
る。
【0025】8はマイクロコンピュータであり、このマ
イクロコンピュータ8は、映像出力レベル監視手段8a
とケーブル外れ部位判定手段8bとからなるケーブル接
続状態判定手段8A、および、メッセージ送出手段8B
を含んでいる。
【0026】10は第2のAV機器Yにおける映像入力
端子であり、これに映像ケーブルZのピン端子12bを
差し込んで接続するようになっている。映像入力端子1
0にはケーブル心線接地抵抗R4(75Ω)が接続され
ている。
【0027】次に、上記構成の映像ケーブル接続状態チ
ェック装置の動作を説明する。
【0028】 いま、映像ケーブルZのピン端子12
aが第1のAV機器Xの映像出力端子2に差し込み接続
され、これによって機械的スイッチ2aが閉成動作さ
れ、かつ、ピン端子12bが第2のAV機器Yの映像入
力端子10に差し込み接続されているとする。
【0029】映像出力バッファ用トランジスタQ1から
出力された映像信号は、同期信号抜き取り部4に分流さ
れるとともに、映像出力端子2から映像ケーブルZおよ
び映像入力端子10を介してケーブル心線接地抵抗R4
にも分流される。したがって、同期信号抜き取り部4に
流入する映像信号S1は、図2の前半部のように、その
レベルが小さくなっている。同期信号についても同様に
小さくなっている。
【0030】同期信号抜き取り部4は、抜き取りタイミ
ング信号S2の入力のタイミングで映像信号S1から同
期信号を抜き取ろうとするが、その同期信号のレベルが
小さいために、実際には同期信号の抜き取りは行われ
ず、同期信号抜き取り部4から波形整形部6に入力され
る抜き取り信号S3も、波形整形部6から出力される信
号S4もゼロレベルで安定した状態となる。
【0031】したがって、マイクロコンピュータ8のケ
ーブル接続状態判定手段8Aにおける映像出力レベル監
視手段8aがケーブル外れ部位判定手段8bに出力する
信号S5は“L”レベルとなる。また、機械的スイッチ
2aから入力されてくる信号S6は、機械的スイッチ2
aが閉成動作してグランドラインに接続されているた
め、同じく“L”レベルとなる。
【0032】ケーブル外れ部位判定手段8bは、2入力
信号S5,S6がともに“L”レベルであるときは、メ
ッセージ送出手段8Bに対する信号S7として、映像ケ
ーブルZが第1のAV機器Xにも第2のAV機器Yにも
正しく接続されていることを示す「接続状態正常信号」
を出力する。この場合、メッセージ送出手段8Bは、図
示しないメッセージ部に対する信号S8としては何も出
力しない。
【0033】 次に、第1のAV機器Xの映像出力端
子2から映像ケーブルZのピン端子12aが外れたとす
る。すると、機械的スイッチ2aが開成動作し、機械的
スイッチ2aからマイクロコンピュータ8のケーブル外
れ部位判定手段8bに入力される信号S6が図2の中央
部に示すように“L”レベルから“H”レベルに切り換
わる。
【0034】この場合、ケーブル外れ部位判定手段8b
は、メッセージ送出手段8Bに対する信号S7として、
映像ケーブルZが第1のAV機器X側で外れたことを示
す「出力側外れ検出信号」を出力する。
【0035】そして、メッセージ送出手段8Bは、図示
しないメッセージ部に対する信号S8として、『第1の
AV機器に映像ケーブルが接続されていない』旨を表す
メッセージM1を出力する。そのメッセージM1として
は、該当するLEDを点灯させてもよいし、オン・スク
リーン・ディスプレイ回路を制御してディスプレイ画面
上に文字表示してもよい。
【0036】なお、映像ケーブルZが外れたことから、
同期信号抜き取り部4に入力される映像信号S1のレベ
ル、したがって、同期信号のレベルが図2の中央部に示
すように大きくなり、抜き取りタイミング信号S2に同
期して映像信号S1から同期信号が抜き取られ、波形整
形部6からの出力信号S4が“H”レベルとなり、映像
出力レベル監視手段8aからケーブル外れ部位判定手段
8bへの信号S5も“H”レベルとなる。しかし、この
ことは、直接には関係しない。ただし、このことを利用
してもよい。
【0037】 次に、映像ケーブルZが第1のAV機
器X側ではなく、第2のAV機器Yの映像入力端子10
からピン端子12bが外れたとする。この場合、機械的
スイッチ2aは閉成動作状態を保っており、ケーブル外
れ部位判定手段8bへの入力信号S6は“L”レベルの
ままである。一方、映像入力端子10よりピン端子12
bが外れたことから、ケーブル心線接地抵抗R4が第1
のAV機器Xの映像出力端子2から切り離される。
【0038】その結果、映像出力バッファ用トランジス
タQ1から出力された映像信号のすべてが同期信号抜き
取り部4に流入することとなり、映像信号S1のレベル
が図2の後半部に示すように大きくなる(2倍にな
る)。映像信号S1のレベル、したがって、同期信号の
レベルが大きくなることから、同期信号抜き取り部4
は、抜き取りタイミング信号S2に同期して映像信号S
1から同期信号を抜き取ることとなり、同期信号抜き取
り部4から波形整形部6への信号S3は抜き取りタイミ
ング信号S2に同期したパルス信号となる。
【0039】波形整形部6は、ワンショットマルチバイ
ブレータとして構成されているので、このパルス信号が
続く限り“H”レベルの信号S4を出力する。水平同期
信号のパルス間隔は63.556μsecであるが、波
形整形部6の保持時間はこれよりも長く設定されている
からである。
【0040】映像出力レベル監視手段8aから出力され
る信号S5は、“H”レベルとなり、かつ、パルス信号
が続く限り“H”レベルを維持する。
【0041】このようにして、ケーブル外れ部位判定手
段8bに対する一方の入力信号S5は“H”レベルにな
り、他方の信号S6は“L”レベルのままであるので、
ケーブル外れ部位判定手段8bは、メッセージ送出手段
8Bに対する信号S7として、映像ケーブルZが第2の
AV機器Y側で外れたことを示す「入力側外れ検出信
号」を出力する。
【0042】そして、メッセージ送出手段8Bは、図示
しないメッセージ部に対する信号S8として、『第2の
AV機器に映像ケーブルが接続されていない』旨を表す
メッセージM2を出力し、該当するLEDを点灯させた
り、ディスプレイ画面上に文字表示したりする。
【0043】以上のように、映像ケーブルZが外れたと
きは、第1のAV機器Xと第2のAV機器Yとのうちど
ちら側で外れたのかが明確にメッセージされるため、す
ぐに接続することができる。
【0044】したがって、例えば、VTRで予約録画す
るときの録画ミスを未然に回避できる。なお、録画ボタ
ンまたは予約ボタンを押したときに、この回路が働き、
接続状態に不良があるときはメッセージするようにする
ことが好ましい。
【0045】ところで、この第1実施例は本発明に係る
第2の映像ケーブル接続状態チェック装置に相当してい
るが、この第1実施例から機械的スイッチ2aを省略し
たものが、本発明に係る第1の映像ケーブル接続状態チ
ェック装置に相当することになる。
【0046】第2実施例 図3は本発明の第2実施例に係る映像ケーブル接続状態
チェック装置の要部を示すブロック回路図である。この
図3では、映像信号出力側の第1のAV機器Xは簡略に
図示してあるが、第1実施例と同様に構成されていると
考えてもよいし、別の構成であると考えてもよい。
【0047】図において、20は映像ケーブルZのピン
端子12bを差し込み接続する映像入力端子、R5はケ
ーブル心線接地抵抗、C3,C4は結合コンデンサ、R
6はサージ入力対応抵抗、22は同期信号抜き取り部、
24はマイクロコンピュータ、24Aは抜き取り信号判
定手段、24Bはメッセージ送出手段、26は映像入力
切換用ICである。抜き取り信号判定手段24Aがケー
ブル接続状態判定手段を構成している。
【0048】次に、この映像ケーブル接続状態チェック
装置の動作を説明する。
【0049】映像ケーブルZが第1のAV機器Xにも第
2のAV機器Yにも正しく接続されているとする。第2
のAV機器Y側でいうと、映像ケーブルZのピン端子1
2bが接触不良なく映像入力端子20に差し込み接続さ
れているということである。
【0050】第1のAV機器Xの映像出力端子2から出
力され映像ケーブルZを介して映像入力端子20に入力
されてきた映像信号は、結合コンデンサC3とサージ入
力対応抵抗R6を通り映像入力切換用IC26に入力さ
れる信号S16と、結合コンデンサC4を介して同期信
号抜き取り部22に入力される信号S11とに分流され
る。
【0051】映像ケーブルZが正しく接続されているた
め、映像信号S11のレベルは図4の前半部に示すよう
に正規の比較的高いレベルとなる。図示しない同期分離
回路から入力されてくる抜き取りタイミング信号S12
に同期して、映像信号S11の同期信号が抜き取られ、
抜き取り信号判定手段24aに対してパルス信号S13
として入力される。
【0052】この場合、抜き取り信号判定手段24a
は、映像入力端子20に対するピン端子12bの接続状
態が接触不良のない正常な状態であると判定し、メッセ
ージ送出手段24bへの信号S14としては「接続状態
正常信号」を出力する。その結果、メッセージ送出手段
24bはメッセージ部にメッセージを出力しない。
【0053】次に、映像入力端子20に対するピン端子
12bの接続状態が接触不良となったとする。すると、
映像入力端子20に入力されてくる映像信号のレベルが
図4の後半部に示すように正規レベルよりも小さくな
る。同期信号についても同様に小さくなっている。
【0054】そのため、同期信号抜き取り部22におい
て映像信号S11から同期信号の抜き取りが行われず、
信号S13がゼロレベルに安定した状態に切り換わる。
すると、抜き取り信号判定手段24aはメッセージ送出
手段24bへの信号S14として「接続状態不良検出信
号」を出力する。その結果、メッセージ送出手段24b
は、図示しないメッセージ部に対して『入力映像信号が
正規のレベルでない』旨のメッセージM3の出力を行
う。すなわち、該当するLEDを点灯したり、オン・ス
クリーン・ディスプレイを駆動してディスプレイ画面に
文字表示する。
【0055】なお、映像ケーブルZが光ケーブルである
ときは、反射効率の劣化や発光部と受光部との位置ずれ
などにより信号レベルが小さくなり、上記と同様のメッ
セージを行う。なお、光ケーブルの場合は、光電変換回
路を用いるものとする。信号レベルの検出については、
ビームスプリッタを用いて光量検出で行うことも考えら
れる。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る第1の映像ケーブル接続状
態チェック装置によれば、正常接続状態では出力映像信
号のレベルが低くなるということと、輝度変化によって
も同期信号のレベルは安定しているということを利用
し、出力映像信号から同期信号を抜き取った抜き取り信
号のレベルが所定値よりも高いときは映像ケーブルが外
れていると判定するようにしたので、機械的スイッチの
状態が悪くても、また、機械的スイッチがなくても、映
像ケーブルが正常に接続されているか外れているかを正
しく判定でき、その接続状態判定の信頼性を向上するこ
とができる。
【0057】また、本発明に係る第2の映像ケーブル接
続状態チェック装置によれば、映像出力端子に設ける機
械的スイッチを併用し、抜き取り信号のレベルが所定値
よりも高くかつ機械的スイッチが動作状態にあるときは
第2のAV機器側で映像ケーブルが外れていると判定す
る一方、機械的スイッチが非動作状態であるときは第1
のAV機器側で映像ケーブルが外れていると判定するよ
うにしたので、映像ケーブルが外れている場合に、その
外れたのが第1のAV機器側なのか第2のAV機器なの
かを明確に区別することができる。
【0058】さらに、本発明に係る第3の映像ケーブル
接続状態チェック装置によれば、映像ケーブルの外見的
な接続状態の良否だけでなく、接触不良とか発光部と受
光部との位置ずれ等の有無などの実質的接続状態の良否
の判定をも可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るAVシステムにおけ
る映像ケーブル接続状態チェック装置の要部を示すブロ
ック回路図である。
【図2】第1実施例の動作説明に供する波形図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るAVシステムにおけ
る映像ケーブル接続状態チェック装置の要部を示すブロ
ック回路図である。
【図4】第2実施例の動作説明に供する波形図である。
【符号の説明】
X 第1のAV機器 Y 第2のAV機器 Z 映像ケーブル 2 映像出力端子 2a 機械的スイッチ 4 同期信号抜き取り部 6 波形整形部 8 マイクロコンピュータ 8A ケーブル接続状態判定手段 8a 映像出力レベル監視手段 8b ケーブル外れ部位判定手段 8B メッセージ送出手段 10 映像入力端子 20 映像入力端子 22 同期信号抜き取り部 24 マイクロコンピュータ 24A 抜き取り信号判定手段 24B メッセージ送出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号出力側の第1のAV機器と映像
    信号入力側の第2のAV機器とを映像ケーブルを介して
    接続するAVシステムにおいて、 前記第1のAV機器の映像出力端子に同期信号抜き取り
    部を接続し、 この同期信号抜き取り部による抜き取り信号のレベルが
    所定値よりも低いときは接続状態正常信号を出力し、前
    記抜き取り信号のレベルが前記所定値よりも高いときは
    ケーブル外れ検出信号を出力するケーブル接続状態判定
    手段を設けたことを特徴とするAVシステムにおける映
    像ケーブル接続状態チェック装置。
  2. 【請求項2】 映像信号出力側の第1のAV機器と映像
    信号入力側の第2のAV機器とを映像ケーブルを介して
    接続するAVシステムにおいて、 前記第1のAV機器の映像出力端子に同期信号抜き取り
    部を接続するとともに、 前記映像出力端子に映像ケーブルの接続状態で動作する
    機械的スイッチを設け、 前記同期信号抜き取り部による抜き取り信号のレベルが
    所定値よりも低くかつ前記機械的スイッチが動作状態に
    あるときは接続状態正常信号を出力し、前記抜き取り信
    号のレベルが前記所定値よりも高くかつ前記機械的スイ
    ッチが動作状態にあるときは前記第2のAV機器側にお
    いて前記映像ケーブルが外れていることを示す入力側外
    れ検出信号を出力し、前記機械的スイッチが非動作状態
    にあるときは前記第1のAV機器側において前記映像ケ
    ーブルが外れていることを示す出力側外れ検出信号を出
    力するケーブル接続状態判定手段を設けたことを特徴と
    するAVシステムにおける映像ケーブル接続状態チェッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 映像信号出力側の第1のAV機器と映像
    信号入力側の第2のAV機器とを映像ケーブルを介して
    接続するAVシステムにおいて、 前記第2のAV機器の映像入力端子に同期信号抜き取り
    部を接続し、 この同期信号抜き取り部による抜き取り信号のレベルが
    所定値よりも高いときは接続状態正常信号を出力し、前
    記抜き取り信号のレベルが前記所定値よりも低いときは
    接続状態不良検出信号を出力するケーブル接続状態判定
    手段を設けたことを特徴とするAVシステムにおける映
    像ケーブル接続状態チェック装置。
JP24144491A 1991-09-20 1991-09-20 Avシステムにおける映像ケーブル接続状態チエツク装置 Pending JPH0583748A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0946067A2 (en) * 1998-03-24 1999-09-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Interconnecting circuit
JP2007535235A (ja) * 2004-02-18 2007-11-29 シリコン イメージ,インコーポレイテッド 格納されたケーブルデータ又は他の情報を外部装置又はユーザに明示するための回路をもつケーブル

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